「ヨーロッパに留学したいけれど、国が多すぎて選べない」
相談でいちばん多いのがこの悩みです。英語圏のように「まずカナダかオーストラリア」という定番ルートがないので、最初の一歩でつまずきやすいんです。
この記事では、英語で学べるか・費用・働けるか・生活のしやすさの4つの軸でヨーロッパの人気10ヵ国をランキング形式に比較しました。
2択に答えるだけの診断も用意しました。まずはそこから、候補を2〜3ヵ国まで絞ってみてください。
この記事を書いた人
目次
– 2択でわかる –
ヨーロッパ留学 国診断テスト
2択に答えるだけ。あなたに合うヨーロッパの国が30秒でわかります
ヨーロッパ留学が選ばれる3つの理由

ヨーロッパ留学の魅力は「街並みが美しいから」だけではありません。
制度面で英語圏にはない強みが3つあります。
理由1|週末に「隣の国」へ行ける
シェンゲン協定加盟国の間は出入国審査なしで移動できます。
格安航空や鉄道を使えば、留学中に10ヵ国以上を旅する人も珍しくありません。
※格安航空・バスの最安クラスの目安です。時期と予約時期によって大きく変動します。イギリスとアイルランドはシェンゲン協定の対象外のため、入国審査があります。
理由2|大学の学費が安い国がある
ドイツの公立大学のように、留学生でも授業料がほぼかからない国があります。学位を目指す人にとって、英語圏との差は年100万円以上になります。
※学部課程の授業料の目安。ドイツは学期ごとの登録料のみの州が多く、バーデン=ヴュルテンベルク州は非EU圏の学生に1学期1,500ユーロがかかります。
2026年7月24日更新 2026年8月5日
理由3|日本人が少なく、英語から逃げられない
カナダ・オーストラリアに比べて日本人留学生が少なく、クラスメイトはヨーロッパや南米出身者が中心です。
日本語に頼れない環境を、意識しなくてもつくれます。
ただし日本人が少ない環境は、最初の数週間がきついのも事実です。
language exchangeや学校のアクティビティを早めに使うと立ち上がりが楽になります。
一方で、国ごとにビザの条件や就労の可否が大きく違うのがヨーロッパの難しさです。
次のランキングでは、その違いを含めて比較しています。
留学カウンセラー
りょう
ヨーロッパ留学おすすめの国ランキング10選
「英語で学べるか」「費用」「働けるか」「生活のしやすさ」の4軸で総合評価をつけ、日本人が選びやすい順に並べました。
国名をタップすると、その国の詳しい紹介に移動します。
ヨーロッパ10ヵ国 総合比較表
国名をタップすると、その国の詳しい紹介にジャンプします
※費用は語学留学1年(学費・滞在費・渡航費・保険を含む)の目安です。都市・学校・滞在方法・為替により変動します。
1位|イギリス|英語の本場で、学びの選択肢がいちばん広い

語学学校・大学・大学院・専門コースまで、あらゆる選択肢がそろう国です。
最長2年間働けるYMS(ワーキングホリデー相当)があるのも大きな強みです。

イギリスの費用まとめ
注意点は、ビザ申請料に加えて医療保険料(IHS)が必要なこと。2年のYMSビザで申請料£340+IHS£1,552、合計£1,892(約38万円)が渡航前にかかります。
※2026年4月時点のGOV.UK公表額。為替と料金改定で変動するため、申請前に公式サイトで最新額をご確認ください。
2026年7月30日更新 2026年8月12日
2位|アイルランド|学生ビザでも働ける、英語圏の穴場

英語圏でありながら、語学留学の学生ビザでも週20時間まで働けるのが最大の特徴です。
イギリスより費用を抑えやすく、滞在費の一部を現地収入でまかなえます。

アイルランドの費用まとめ
2026年7月9日更新 2026年8月5日
ワーキングホリデーの枠もあります。
日本国籍の発給枠は年間800名で、受付は例年1月と7月の年2回・期間限定です。
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3位|マルタ|英語が公用語で、費用は西欧より安い

地中海に浮かぶ島国で、英語が公用語のひとつ。
イギリスより2〜3割安い費用で英語を学べるのが人気の理由です。

マルタの費用まとめ
島が小さいぶん求人や進学先の選択肢は限られます。「まず英語を伸ばす場所」と割り切って使うと満足度が高い国です。
2026年7月6日更新 2026年7月17日
4位|ドイツ|公立大学の授業料がほぼ無料

多くの州で、留学生でも公立大学の授業料がかかりません。学位を取りたい人にとって費用対効果は欧州最強クラスです。

ドイツの費用まとめ
学費が安いぶん入学要件は厳格です。語学留学だけなら有料なので、「大学・大学院に進む前提」で検討するのが向いています。
2026年7月28日更新 2026年8月5日
5位|オランダ|英語で学位が取れる非英語圏の代表格

非英語圏でありながら、英語で学べる学位プログラムの数が群を抜いています。国民の英語運用力が高く、生活面でも英語で困りません。

オランダの費用まとめ
語学学校の数は英語圏ほど多くありません。「英語で専門を学ぶ」目的なら有力な候補です。
2026年6月15日更新 2026年7月9日
6位|スペイン|世界5億人が話す言語を、安く学べる

西欧の中では物価が抑えめで、スペイン語を学ぶ環境が整っています。マドリードやバルセロナ以外の都市を選べばさらに費用は下がります。

スペインの費用まとめ
英語力を伸ばす目的には向きません。「第二外国語を武器にしたい」人向けの選択肢です。
2026年7月15日更新 2026年8月12日
7位|フランス|料理・芸術など「専門を学ぶ」留学に強い

料理・製菓・ファッション・アートなど、専門分野の学校が充実しています。語学だけでなく、技術を持ち帰りたい人に向いた国です。

フランスの費用まとめ
フランス語の準備なしで飛び込むと苦戦します。渡航前にA2〜B1程度を目標に学習しておくと安心です。
2026年7月15日更新 2026年7月17日
8位|イタリア|デザイン・食・歴史を現地で学べる

デザインや食文化を学ぶ留学先として根強い人気があります。
地方都市なら生活費も抑えやすい国です。

イタリアの費用まとめ
英語で完結する環境は限られます。イタリア語の基礎を並行して学ぶ前提で計画を立てましょう。
2026年6月15日更新 2026年8月12日
9位|フィンランド|教育・ITを英語で学べる北欧の国

英語で学べる学位プログラムが多く、教育やIT分野に関心がある人に向いています。
英語が広く通じるため生活のハードルも低めです。

フィンランドの費用まとめ
冬の日照時間の短さは想像以上です。
長期滞在するなら気候への相性も確認しておきましょう。
2026年6月11日更新 2026年7月9日
10位|デンマーク|北欧の暮らしとデザインを体験する
英語が通じやすく、デザインや福祉を学ぶ環境が整っています。フォルケホイスコーレのような独自の学びの場があるのも特徴です。

デンマークの費用まとめ
語学力より「暮らしと価値観を体験する」ことが目的の人に向いた国です。
2026年6月11日更新 2026年8月12日
目的別|あなたに合うヨーロッパの国の選び方
同じ「ヨーロッパ留学」でも、目的が変われば正解の国は変わります。まずは自分の目的を1つに絞りましょう。
予算から逆算したい人は、次の早見表が目安になります。
※為替・都市・滞在方法により変動します。働ける制度を使う場合は、現地収入で総額を下げられます。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
ヨーロッパ留学の費用|1年の目安と学費以外にかかるお金
ヨーロッパ留学の費用は「学費」だけを見ていると必ずズレます。総額は次の4つに分かれます。
学費(1年)
80〜250万円前後
語学学校の場合。大学は国により大きく変動
滞在費(1年)
130〜280万円
家賃・食費・交通費の合計
往復航空券
12〜25万円
時期と経由便の有無で大きく変動
ビザ・保険
20〜50万円
申請料と留学保険。国により差が大きい
とくに見落とされやすいのが、次の「学費以外の出費」です。合計で数十万円になることも珍しくありません。
2026年7月13日更新 2026年8月4日
次に、1年の総額が安い順に上位5ヵ国を並べました。
※2026年8月時点の目安です。学校・都市・滞在方法・為替により変動します。
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ヨーロッパ留学の費用を抑える5つの方法

同じ国・同じ期間でも、選び方次第で総額は100万円単位で変わります。
効果の大きい順に紹介します。
1|働ける制度がある国を選ぶ(効果は最大)
現地収入があると、生活費の相当部分をまかなえます。
ヨーロッパで日本人が働ける代表的なルートは次の2つです。
アイルランド
制度:学生ビザ(25週以上の語学コース)
就労:週20時間(休暇期間は週40時間)
定員:ワーホリは年800名
イギリス
制度:YMSビザ(最長2年)
就労:時間制限なし(フルタイム可)
定員:年6,000名(先着順)
どちらも条件と定員があります。渡航時期から逆算すると、1年前には動き出しておきたいところです。
2026年6月24日更新 2026年7月17日
2|首都以外の都市を選ぶ
ヨーロッパは首都と地方の家賃差が大きく、ここが総額をいちばん左右します。
学校の質は都市の規模と比例しません。
ただし求人数は都市の規模に比例します。働く予定があるなら、家賃と求人のバランスで判断しましょう。
3|学費の安い国で学位を取る
学位取得が目的なら、国の選択がそのまま数百万円の差になります。
ここは「英語で学べるか」とセットで判断しましょう。
「北欧は学費無料」と紹介されることがありますが、EU圏外からの留学生には授業料がかかるのが原則です。
制度を調べるときは必ず「日本国籍の場合」で確認してください。
2026年7月27日更新 2026年8月5日
4|オフシーズン(9〜2月)に渡航する
夏はヨーロッパ留学のハイシーズンで、航空券も学費も滞在費も上がります。
時期をずらすだけで数万円〜十数万円の差が出ます。
年末年始とイースター前後は再び高くなります。前後1〜2週ずらすだけでも変わります。
5|奨学金と自炊で固定費を下げる
最後は地道ですが確実な方法です。
とくにヨーロッパは外食費が高く、自炊の有無で月2〜4万円は変わります。
日本の食材は現地では割高です。
現地の食材で作れるレパートリーを、渡航前に増やしておくと効きます。
ヨーロッパ留学で後悔しないための5つの注意点
相談を受けていて「知らずに決めてしまった」と後悔されやすいのが、次の5点です。
国を決める前に目を通しておいてください。
2026年7月27日更新 2026年8月5日
注意点1|非英語圏では、英語力は思ったより伸びない
授業が英語でも、一歩外に出れば現地語という国は多くあります。
英語力が伸びるかどうかは「授業」ではなく「生活」の言語で決まります。
英語力を上げることが最優先なら、イギリス・アイルランド・マルタの3ヵ国から選ぶのが確実です。
2026年7月13日更新 2026年8月5日
注意点2|「留学=バイトできる」ではない
学生ビザで働ける国は限られます。
生活費を現地収入で補う前提なら、国選びの段階で就労可否を確認しなければなりません。
※就労条件はビザの種類とコース期間によって変わります。申請前に各国の公式情報でご確認ください。
2026年7月8日更新 2026年7月24日
注意点3|シェンゲン圏は「180日で90日まで」
ヨーロッパ留学で見落とされやすいのが「シェンゲン圏」です。
加盟国どうしの出入国審査を廃止した30ヵ国の共通エリアで、圏内をいくら移動しても「1つの国にいる」のと同じ扱いになります。
▼ ここをまたぐときは入国審査あり ▼
90日を超えて滞在するなら、学生ビザや滞在許可の取得が必要です。
「観光ビザで語学学校に通う」ができるのは短期だけと考えておきましょう。
注意点4|住居探しは想像以上に大変
ダブリンやアムステルダムをはじめ、ヨーロッパの主要都市は住宅不足が深刻です。
渡航後に決める前提だと、ホテル代が想定外の出費になります。
家賃の安さだけで郊外を選ぶと、交通費と通学時間で結局損をします。学校から30分圏内を基準に探すのがおすすめです。
注意点5|欧州の入国ルールが変わりつつある
2025年から2026年にかけて、ヨーロッパの入国手続きが大きく変わります。
数年前の体験談は、この点でもう古くなっています。
10月
EESの段階的な導入がスタート
パスポートのスタンプに代わり、顔写真と指紋を登録する方式へ移行が始まりました
4月10日
EESが全面運用に
事前申請は不要ですが、入国審査に時間がかかるため空港では余裕を持ちましょう
後半(予定)
ETIASの運用開始予定
渡航前のオンライン申請が必須に。承認がないと搭乗を断られる可能性があります
※ETIASの開始時期はEU側の発表により変更される可能性があります。渡航前に最新情報をご確認ください。
留学カウンセラー
りょう
ヨーロッパ留学のよくある質問
相談でよく聞かれる質問をまとめました。
まとめ|迷ったらイギリスとアイルランドから比べる
ヨーロッパ留学は国の数が多いぶん、比較が長引くほど決められなくなります。
まずは「英語で学べる国」に絞るのが最短ルートです。
この記事のまとめ
候補が2〜3ヵ国に絞れたら、あとは自分の予算と時期で判断するだけです。
第三者に条件を整理してもらうと、驚くほど早く決まります。
結局どの国にするか、まだ決めきれていませんか?
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※本記事は2026年8月時点の情報です。ビザの条件・申請料・定員・各国の学費、およびEES/ETIASの運用開始時期は変更される場合があります。申請前に必ずGOV.UK・各国大使館・EU公式サイトなどの一次情報をご確認ください。






















