「留学したいけれど、選んではいけない国はあるのかな」
安くない費用と時間を使うからこそ、国選びで失敗はしたくないですよね。
検索すると「おすすめしない国TOP3」といった記事が並び、アメリカ・イギリス・フィリピンの名前が挙がります。ただ根拠を読むと、書き手ひとりの体験にもとづくものが少なくありません。
この記事では国名を並べるのではなく、「あなたに合わない国」を見極める判断軸をお伝えします。7条件のチェック、目的別の早見表、2択診断まで用意しました。
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目次
留学に絶対おすすめしない国はない
先にお伝えすると、誰にとっても絶対におすすめしない国は、ほとんど存在しません。あるのは「合わない国」ではなく「目的に合っていない組み合わせ」です。
たとえばフィリピンは「ネイティブの英語が学べない」と言われます。しかし基礎を固めたい初心者には、マンツーマン中心で費用も安い有力な選択肢です。同じ国でも、目的が変われば評価は逆転します。
ネットの「おすすめしない国ランキング」が当てにならない理由
よくある根拠と、その限界を整理しました。
後悔の本当の原因は「目的と国のミスマッチ」
後悔した人の声を見ると、多くは「国が悪かった」という話ではありません。期待しすぎた、目的が曖昧だった、生活スタイルが合わなかった——渡航前の見立てとのズレが原因です。
そこで次の章から、よく名前が挙がる国を一つずつ見ていきます。
留学カウンセラー
りょう
おすすめしない国と言われる5ヵ国の実情
「おすすめしない」と名前が挙がりやすい5つの国・エリアです。どんな人に向かず、どんな人には向くのかをセットで見ていきましょう。
よく名前が挙がる5ヵ国・エリア 比較表
国名をタップすると、その国の詳しい解説にジャンプします
※費用は学費・滞在費・渡航費・生活費などを含む1年間の目安です。都市・学校・滞在方法・為替により大きく変動します。総合おすすめ度は費用対効果・環境・サポート体制などを踏まえた編集部の目安です。
どの国が自分に合わないかは、2択の診断でも確認できます。
気になる国の解説にジャンプできるので、先に試してみてください。
– 2択でわかる –
後悔しやすい国 診断
2択に答えるだけ。あなたが避けたほうがいい国がわかります
アメリカ|費用と医療費がネック

アメリカが「おすすめしない」と言われる最大の理由は費用です。学費・生活費とも英語圏でトップクラスに高く、医療費も保険が不十分だと高額な請求になります。
一方で治安は都市や地区で差が大きく、大学都市や郊外は落ち着いた環境も多くあります。国全体ではなく、都市単位で調べましょう。
向かない人
・費用をできるだけ抑えたい
・持病があり通院の可能性がある
・受け身の姿勢で学びたい
向いている人
・大学進学や専門分野を極めたい
・自分から発言・行動できる
・学校の選択肢の多さを重視する
イギリス|英語の違い・天候・物価

イギリスが挙げられる理由は「英語に慣れるのに時間がかかる」「物価が高い」「天候がすぐれない」の3つです。日本で触れてきたのは主にアメリカ英語のため、渡航直後は戸惑う人もいます。
裏を返せば両方の英語に耳が慣れるということ。日本人留学生も比較的少なく、日本語に頼りにくい環境を求める人に向きます。地方都市なら生活費も抑えられます。
向かない人
・アメリカ英語だけを身につけたい
・日照時間や気候を重視する
・短期で費用対効果を求める
向いている人
・日本人が少ない環境で学びたい
・歴史や文化に強い関心がある
・ヨーロッパ各国を旅行したい
フィリピン|ネイティブ英語ではない

フィリピンは「ネイティブの英語が学べない」「日本人・アジア人が多い」「衛生面に不安がある」といった理由で挙げられます。英語は第二言語に近く、講師の質にばらつきがある点も指摘されます。
一方でマンツーマン中心で話す量を確保しやすいのは他国にない利点です。数ヶ月鍛えてから欧米圏へ移る「二段階留学」を選ぶ人もいます。日本人比率は学校と時期で変わるため、申込前に確認しましょう。
向かない人
・ネイティブ環境にこだわりたい
・衛生面や設備の快適さを重視
・多国籍な友人関係を求める
向いている人
・英語初心者で基礎から固めたい
・短期間で話す量を増やしたい
・費用を抑えて第一歩を踏み出したい
オーストラリア|訛りと日本人の多さ

オーストラリアは「訛りがある」「日本人が多い」「働けるぶん英語を使わずに過ごせる」といった点が指摘されます。ワーホリ渡航者が多く、意識しないと日本語中心の生活になりやすいのは事実です。
ただし働きながら滞在できる制度は費用面で大きな武器です。同じ予算でも滞在期間を伸ばせます。紫外線の強さと、ビザ要件が見直される場合がある点は確認しておきましょう。
向かない人
・日本人が少ない環境が絶対条件
・訛りのない発音を最優先したい
・日差しや暑さが極端に苦手
向いている人
・働きながら長く滞在したい
・治安と気候の安心感を重視する
・初めての海外生活で不安がある
マルタ・アジア圏|格安留学の落とし穴

マルタ、マレーシア、フィジーなどは費用を抑えられる留学先です。注意したいのは「安さ」だけで選んだときのミスマッチです。
学校の選択肢が少ない、サポートが手薄、進学・就労につながる制度がない——この3点は事前確認が必須です。短期の語学留学なら十分候補になりますが、キャリアに直結させたいなら慎重に。
向かない人
・現地就職や進学につなげたい
・学校の選択肢を比較して選びたい
・手厚いサポートを求めている
向いている人
・数週間〜数ヶ月の短期留学
・まず海外生活を体験してみたい
・予算の上限が明確に決まっている
5つとも「誰にとってもダメ」ではなく、優先順位が違えば評価は入れ替わります。判断軸を一人で組み立てるのが難しいときは、カウンセラーと整理するのが近道です。

留学で避けるべき国の7つの条件
評価が人によって割れるのは、次の7条件のうち「どれを重く見るか」が違うからです。自分にとって致命的な項目が2つ以上ある国は、候補から外すか対策を検討しましょう。
治安に不安がある
世界平和度指数などが参考になります(2024年版で日本17位、カナダ11位、オーストラリア19位、フィリピン104位)。ただし国の順位より、滞在する都市・地区の治安を調べるほうが重要です。
英語が第二言語・訛りが強い
発音を重視するなら、その国の英語がどんなものかは要確認です。ただし多様な英語に触れたい人にはプラスに働きます。
日本人比率が高すぎる
英語漬けを求めているのに周りが日本人ばかりでは効果が下がります。これは国より「学校」と「時期」で決まる要素。申込時に国籍比率を確認しましょう。
物価・学費が予算を大幅に超える
予算を超える国を選ぶと、現地で節約に追われて学びに集中できません。円安の影響も大きいため、予算の上限を先に決めて逆算するのが安全です。
ビザ・就労の制限が厳しい
滞在できる期間と就労の可否は国によって大きく異なります。働きながら滞在費をまかなう予定なら最優先で確認しましょう。
医療費・保険の負担が重い
体調を崩したときの負担は国によって桁が違います。持病がある人や長期滞在の人ほど、医療体制と保険のカバー範囲を確認しておきましょう。
現地サポート体制がない
トラブル時に頼れる窓口があるかは安心感を大きく左右します。日本人スタッフの有無、緊急時の連絡体制、ホームステイ変更の可否を確認しておきましょう。
何を優先するかは留学の目的で変わります。次は目的別に整理しました。
留学カウンセラー
りょう
目的別|留学におすすめしない国
目的が決まっていれば、避けるべき国はかなり絞り込めます。自分の目的の行を見てください。
– GOAL CHECK –
目的別|避けたい国・候補になる国
あなたの目的に近いものを探してください
※国名は一般的な傾向にもとづく目安です。同じ国でも都市・学校・時期・ビザの種類によって条件は変わります。最新の受け入れ要件は必ず個別に確認してください。
「目的が複数あって決めきれない」という方も多いはずです。複数の目的の両立は、プランの組み方次第で解決できることがほとんどです。

国選びで後悔した5つの失敗パターン
後悔の理由には共通するパターンがあります。国そのものより、選び方の段階でつまずいているケースがほとんどです。
留学カウンセラー
りょう
後悔しない留学先の選び方3ステップ
候補が絞りきれないときの決め方です。この順で考えると感覚ではなく条件で選べます。
目的と優先順位を言語化する
「英語を話せるように」で止めず、もう一段掘り下げます。仕事で使うのか、進学か、海外生活そのものか。そのうえで7条件から譲れないものを2つ選びましょう。
予算の上限と期間を先に決める
国を決めてから費用を調べるのではなく、出せる上限を先に決めます。「この予算で何ヶ月滞在したいか」まで決めれば、現実的な国は自然に絞られます。
最終判断は「国」ではなく都市・学校でする
国が同じでも、都市によって生活費も治安も変わります。国を2〜3ヶ国に絞ったら、次は都市と学校を比較しましょう。
相談前に、次の項目だけ整理しておくと話が早く進みます。
留学の国選びによくある質問
最後に、国選びでよく寄せられる質問にお答えします。
まとめ|自分に合わない国を見極める
ネット上のランキングを鵜呑みにすると、本当は自分に合っていた国を候補から外してしまうことになりかねません。
この記事のまとめ
大切なのは、他人が「おすすめしない」と言う国を避けることではなく、自分に合わない国を自分で判断できることです。とはいえ一人で進めるのは簡単ではありません。






