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留学でおすすめしない国はどこ?後悔しやすい条件と目的別の避け方

更新日:2026.07.27

留学でおすすめしない国はどこ?後悔しやすい条件と目的別の避け方

「留学したいけれど、選んではいけない国はあるのかな」

安くない費用と時間を使うからこそ、国選びで失敗はしたくないですよね。

検索すると「おすすめしない国TOP3」といった記事が並び、アメリカ・イギリス・フィリピンの名前が挙がります。ただ根拠を読むと、書き手ひとりの体験にもとづくものが少なくありません。

この記事では国名を並べるのではなく、「あなたに合わない国」を見極める判断軸をお伝えします。7条件のチェック、目的別の早見表、2択診断まで用意しました。

この記事を書いた人

留学カウンセラー りょう大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!

目次

  1. 1. 留学に絶対おすすめしない国はない
  2. 2. おすすめしない国と言われる5ヵ国の実情
  3. 3. 留学で避けるべき国の7つの条件
  4. 4. 目的別|留学におすすめしない国
  5. 5. 国選びで後悔した5つの失敗パターン
  6. 6. 後悔しない留学先の選び方3ステップ
  7. 7. 留学の国選びによくある質問
  8. 8. まとめ|自分に合わない国を見極める

留学に絶対おすすめしない国はない

先にお伝えすると、誰にとっても絶対におすすめしない国は、ほとんど存在しません。あるのは「合わない国」ではなく「目的に合っていない組み合わせ」です。

たとえばフィリピンは「ネイティブの英語が学べない」と言われます。しかし基礎を固めたい初心者には、マンツーマン中心で費用も安い有力な選択肢です。同じ国でも、目的が変われば評価は逆転します。

ネットの「おすすめしない国ランキング」が当てにならない理由

よくある根拠と、その限界を整理しました。

書き手ひとりの体験談

数日の滞在や個人的な体験が、その国全体の評価として書かれているケースがあります。相性は人によって大きく変わります。

気候・食事など好みの問題

「天気が悪い」「食事が合わない」は、留学の成果そのものを左右する要素ではありません。人によっては気にならない部分です。

古い情報のまま更新されていない

費用・為替・ビザの要件は数年で変わります。古い情報のまま「高い」「取りにくい」と書かれた記事も残っています。

国単位で語りすぎている

同じ国でも、都市によって治安・物価・日本人の多さはまったく違います。国単位の評価はあてになりません。

後悔の本当の原因は「目的と国のミスマッチ」

後悔した人の声を見ると、多くは「国が悪かった」という話ではありません。期待しすぎた、目的が曖昧だった、生活スタイルが合わなかった——渡航前の見立てとのズレが原因です。

そこで次の章から、よく名前が挙がる国を一つずつ見ていきます。

留学カウンセラー
りょう

相談を受けていて多いのが「◯◯はやめたほうがいいって書いてありました」という質問です。でも詳しく聞くと、その理由がその人にはまったく当てはまらないことがよくあります。まずは他人の評価ではなく、自分が何を優先したいかから整理していきましょう。

おすすめしない国と言われる5ヵ国の実情

「おすすめしない」と名前が挙がりやすい5つの国・エリアです。どんな人に向かず、どんな人には向くのかをセットで見ていきましょう。

よく名前が挙がる5ヵ国・エリア 比較表

国名をタップすると、その国の詳しい解説にジャンプします

国・エリア
総合おすすめ度
1年費用
生活費/月
4.1
★★★★★★★★★★
400〜700
15〜25万
4.0
★★★★★★★★★★
400〜700
15〜25万
4.2
★★★★★★★★★★
100〜200
6〜11万
4.4
★★★★★★★★★★
300〜500
13〜22万
3.8
★★★★★★★★★★
150〜350
8〜16万

※費用は学費・滞在費・渡航費・生活費などを含む1年間の目安です。都市・学校・滞在方法・為替により大きく変動します。総合おすすめ度は費用対効果・環境・サポート体制などを踏まえた編集部の目安です。

どの国が自分に合わないかは、2択の診断でも確認できます。

気になる国の解説にジャンプできるので、先に試してみてください。

– 2択でわかる –

後悔しやすい国 診断

2択に答えるだけ。あなたが避けたほうがいい国がわかります

アメリカ|費用と医療費がネック

アメリカが「おすすめしない」と言われる最大の理由は費用です。学費・生活費とも英語圏でトップクラスに高く、医療費も保険が不十分だと高額な請求になります

一方で治安は都市や地区で差が大きく、大学都市や郊外は落ち着いた環境も多くあります。国全体ではなく、都市単位で調べましょう。

アメリカの国旗アメリカ

1年の費用目安

約400〜700万円

生活費(月)

15〜25万円

向かない人

・費用をできるだけ抑えたい

・持病があり通院の可能性がある

・受け身の姿勢で学びたい

向いている人

・大学進学や専門分野を極めたい

・自分から発言・行動できる

・学校の選択肢の多さを重視する

イギリス|英語の違い・天候・物価

イギリスが挙げられる理由は「英語に慣れるのに時間がかかる」「物価が高い」「天候がすぐれない」の3つです。日本で触れてきたのは主にアメリカ英語のため、渡航直後は戸惑う人もいます。

裏を返せば両方の英語に耳が慣れるということ。日本人留学生も比較的少なく、日本語に頼りにくい環境を求める人に向きます。地方都市なら生活費も抑えられます。

イギリスの国旗イギリス

1年の費用目安

約400〜700万円

生活費(月)

15〜25万円

向かない人

・アメリカ英語だけを身につけたい

・日照時間や気候を重視する

・短期で費用対効果を求める

向いている人

・日本人が少ない環境で学びたい

・歴史や文化に強い関心がある

・ヨーロッパ各国を旅行したい

フィリピン|ネイティブ英語ではない

フィリピンは「ネイティブの英語が学べない」「日本人・アジア人が多い」「衛生面に不安がある」といった理由で挙げられます。英語は第二言語に近く、講師の質にばらつきがある点も指摘されます。

一方でマンツーマン中心で話す量を確保しやすいのは他国にない利点です。数ヶ月鍛えてから欧米圏へ移る「二段階留学」を選ぶ人もいます。日本人比率は学校と時期で変わるため、申込前に確認しましょう。

フィリピンの国旗フィリピン

1年の費用目安

約100〜200万円

生活費(月)

6〜11万円

向かない人

・ネイティブ環境にこだわりたい

・衛生面や設備の快適さを重視

・多国籍な友人関係を求める

向いている人

・英語初心者で基礎から固めたい

・短期間で話す量を増やしたい

・費用を抑えて第一歩を踏み出したい

オーストラリア|訛りと日本人の多さ

オーストラリアは「訛りがある」「日本人が多い」「働けるぶん英語を使わずに過ごせる」といった点が指摘されます。ワーホリ渡航者が多く、意識しないと日本語中心の生活になりやすいのは事実です。

ただし働きながら滞在できる制度は費用面で大きな武器です。同じ予算でも滞在期間を伸ばせます。紫外線の強さと、ビザ要件が見直される場合がある点は確認しておきましょう。

オーストラリアの国旗オーストラリア

1年の費用目安

約300〜500万円

生活費(月)

13〜22万円

向かない人

・日本人が少ない環境が絶対条件

・訛りのない発音を最優先したい

・日差しや暑さが極端に苦手

向いている人

・働きながら長く滞在したい

・治安と気候の安心感を重視する

・初めての海外生活で不安がある

マルタ・アジア圏|格安留学の落とし穴

マルタ、マレーシア、フィジーなどは費用を抑えられる留学先です。注意したいのは「安さ」だけで選んだときのミスマッチです。

学校の選択肢が少ない、サポートが手薄、進学・就労につながる制度がない——この3点は事前確認が必須です。短期の語学留学なら十分候補になりますが、キャリアに直結させたいなら慎重に。

マルタの国旗マルタ・アジア圏

1年の費用目安

約150〜350万円

生活費(月)

8〜16万円

向かない人

・現地就職や進学につなげたい

・学校の選択肢を比較して選びたい

・手厚いサポートを求めている

向いている人

・数週間〜数ヶ月の短期留学

・まず海外生活を体験してみたい

・予算の上限が明確に決まっている

5つとも「誰にとってもダメ」ではなく、優先順位が違えば評価は入れ替わります。判断軸を一人で組み立てるのが難しいときは、カウンセラーと整理するのが近道です。

留学で避けるべき国の7つの条件

評価が人によって割れるのは、次の7条件のうち「どれを重く見るか」が違うからです。自分にとって致命的な項目が2つ以上ある国は、候補から外すか対策を検討しましょう。

1

治安に不安がある

世界平和度指数などが参考になります(2024年版で日本17位、カナダ11位、オーストラリア19位、フィリピン104位)。ただし国の順位より、滞在する都市・地区の治安を調べるほうが重要です。

2

英語が第二言語・訛りが強い

発音を重視するなら、その国の英語がどんなものかは要確認です。ただし多様な英語に触れたい人にはプラスに働きます。

3

日本人比率が高すぎる

英語漬けを求めているのに周りが日本人ばかりでは効果が下がります。これは国より「学校」と「時期」で決まる要素。申込時に国籍比率を確認しましょう。

4

物価・学費が予算を大幅に超える

予算を超える国を選ぶと、現地で節約に追われて学びに集中できません。円安の影響も大きいため、予算の上限を先に決めて逆算するのが安全です。

5

ビザ・就労の制限が厳しい

滞在できる期間と就労の可否は国によって大きく異なります。働きながら滞在費をまかなう予定なら最優先で確認しましょう。

6

医療費・保険の負担が重い

体調を崩したときの負担は国によって桁が違います。持病がある人や長期滞在の人ほど、医療体制と保険のカバー範囲を確認しておきましょう。

7

現地サポート体制がない

トラブル時に頼れる窓口があるかは安心感を大きく左右します。日本人スタッフの有無、緊急時の連絡体制、ホームステイ変更の可否を確認しておきましょう。

何を優先するかは留学の目的で変わります。次は目的別に整理しました。

留学カウンセラー
りょう

7つ全部を完璧に満たす国はありません。僕がおすすめしているのは、この中から「これだけは絶対に譲れない」を2つだけ選ぶこと。優先順位が2つに絞れると、候補の国は驚くほど早く決まりますよ。

目的別|留学におすすめしない国

目的が決まっていれば、避けるべき国はかなり絞り込めます。自分の目的の行を見てください。

– GOAL CHECK –

目的別|避けたい国・候補になる国

あなたの目的に近いものを探してください

1英語力を本気で伸ばす
避けるフィリピン(長期でネイティブ環境を求める場合)第二言語のため発音・語彙の幅に限界がある
候補カナダ/イギリス/アイルランド/ニュージーランド
2費用を抑える
避けるアメリカ・イギリス学費・生活費・医療費のすべてが高水準
候補フィリピン/マレーシア/マルタ/フィジー
3働きながら滞在する
避けるアメリカ学生の就労に制限が大きく、滞在費をまかないにくい
候補オーストラリア/カナダ/ニュージーランド/アイルランド
4大学・大学院に進学する
避ける格安留学系の国進学ルートや単位認定の仕組みが整っていないことがある
候補アメリカ/イギリス/カナダ/オーストラリア
5帰国後のキャリアに活かす
避ける短期の観光型プログラム全般成果を客観的に示しにくく、選考でアピールしづらい
候補カナダ(就労体験を組み込める)/オーストラリア/アメリカ
6初めての海外で不安が大きい
避ける治安・衛生に不安がある国/日本語サポートのない小規模校トラブル時に頼れる窓口がなく、対処に時間がかかる
候補カナダ/オーストラリア/ニュージーランド

※国名は一般的な傾向にもとづく目安です。同じ国でも都市・学校・時期・ビザの種類によって条件は変わります。最新の受け入れ要件は必ず個別に確認してください。

「目的が複数あって決めきれない」という方も多いはずです。複数の目的の両立は、プランの組み方次第で解決できることがほとんどです。

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国選びで後悔した5つの失敗パターン

後悔の理由には共通するパターンがあります。国そのものより、選び方の段階でつまずいているケースがほとんどです。

1. 人気ランキングだけで決めた

「人気1位だから安心」と選んだものの、目的と噛み合わなかったパターン。ランキングは平均的な評価で、あなたの条件は反映されていません。

2. 費用の安さだけで決めた

総額を抑えられても、環境が目的に合わなければ意味がありません。判断材料が金額だけになっていないかが分かれ目です。

3.「日本人が少ない」と思い込んでいた

行ってみたらクラスの半分が日本人だった、という声はよく聞きます。国籍比率は学校と時期で変わるため、学校に直接確認しましょう。

4. 目的が曖昧なまま渡航した

最も多い後悔です。「なんとなく英語を話せるように」で渡航すると、現地で何を優先すべきか判断できず時間が過ぎていきます。

5. 国は合っていたのに都市選びを外した

大都市と地方都市では家賃も治安も日本人の多さも違います。都市選びを軽く済ませ、生活コストが想定を超えるケースは少なくありません。

留学カウンセラー
りょう

僕自身、最初の留学は「とりあえずアメリカへ」で決めてしまい、最初の数ヶ月をムダにした経験があります。同じ費用でも、目的をはっきりさせてから行くのとでは成果がまったく違いました。5つのどれかに心当たりがあるなら、渡航前に一度立ち止まってみてください。

後悔しない留学先の選び方3ステップ

候補が絞りきれないときの決め方です。この順で考えると感覚ではなく条件で選べます

1

目的と優先順位を言語化する

「英語を話せるように」で止めず、もう一段掘り下げます。仕事で使うのか、進学か、海外生活そのものか。そのうえで7条件から譲れないものを2つ選びましょう。

2

予算の上限と期間を先に決める

国を決めてから費用を調べるのではなく、出せる上限を先に決めます。「この予算で何ヶ月滞在したいか」まで決めれば、現実的な国は自然に絞られます。

3

最終判断は「国」ではなく都市・学校でする

国が同じでも、都市によって生活費も治安も変わります。国を2〜3ヶ国に絞ったら、次は都市と学校を比較しましょう。

相談前に、次の項目だけ整理しておくと話が早く進みます。

留学の目的:英語力・進学・キャリア・海外生活体験のうち、どれが中心か
予算の上限:自己資金・家族の援助・現地収入を含めて、いくらまで出せるか
希望する期間:いつから、どのくらいの長さで行きたいか
現在の英語力:目安のスコアや、話すことへの抵抗感の度合い
譲れない条件:治安・日本人比率・就労可否など、7条件から選んだ2つ

留学の国選びによくある質問

最後に、国選びでよく寄せられる質問にお答えします。

Q

結局、いちばんおすすめしない国はどこですか?

A

全員に共通して「やめたほうがいい」と言える国はありません。あえて挙げるなら、外務省が渡航に注意を呼びかけている地域です。一般的な留学先は目的との相性で判断しましょう。

Q

治安が心配です。何を見て判断すればいいですか?

A

外務省の海外安全ホームページで渡航先の情報を確認するのが基本です。そのうえで滞在する都市や学校周辺の環境、夜間の移動手段まで調べておくと安心です。

Q

費用が安い国はやめたほうがいいですか?

A

安いこと自体は問題ありません。避けたいのは「安いから」だけで選ぶことです。目的が達成できるなら、浮いた予算で期間を延ばすこともできます。

Q

国が決まっていない段階でも相談していいですか?

A

むしろ決まっていない段階のほうが相談する価値があります。目的と予算だけ持って相談すれば、思ってもみなかった国が候補に挙がることも多いです。夢カナ留学では無料で相談できます。

Q

一度決めた国を、あとから変えることはできますか?

A

手続き前なら変更できることが多いですが、学校への申込後やビザ申請後はキャンセル料が発生する場合があります。迷いがある段階で早めに相談しておくのが安全です。

まとめ|自分に合わない国を見極める

ネット上のランキングを鵜呑みにすると、本当は自分に合っていた国を候補から外してしまうことになりかねません。

この記事のまとめ

誰にとっても「絶対におすすめしない国」はほとんどない。あるのは目的とのミスマッチ
アメリカ・イギリス・フィリピン・オーストラリアは、いずれも向く人と向かない人がはっきり分かれる
治安・訛り・日本人比率・費用・ビザ・医療・サポートの7条件で判断する
後悔の原因は国そのものより、目的の曖昧さと都市選びの詰めの甘さにある
最終判断は国ではなく、都市と学校まで比較してから下す

大切なのは、他人が「おすすめしない」と言う国を避けることではなく、自分に合わない国を自分で判断できることです。とはいえ一人で進めるのは簡単ではありません。

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