「留学してみたいけれど、うちの家計では無理だと思う」
実際、1年間の高校留学には200万円から600万円ほどかかるのが一般的で、簡単に出せる金額ではありません。
ただ、留学費用の大部分を国や自治体、企業が負担してくれる制度は確かに存在します。
授業料も滞在費も渡航費も主催者もちで、自己負担がパスポート代だけというプログラムさえあります。
この記事では、高校生が無料に近い費用で留学する7つの方法を、実際の制度名・支給額・締切とともに解説します。
夏休みの短期留学プログラムから1年間の交換留学まで、期間別に整理しました。
あわせて、どの制度にも共通する「自己負担として残る費用」と、選考を通過するための準備も整理しました。
この記事を書いた人
目次
高校生が無料で留学する方法は本当にあるのか

まず押さえておきたいのは、「無料留学」と呼ばれるものにも段階があるということです。
1円もかからないものから、費用の8割が補助されるものまで、同じ「無料留学」という言葉でまとめられています。
ここを分けて理解しておくと、制度選びで迷わなくなります。
結論|授業料と滞在費が免除される制度は複数ある
結論から言えば、高校生が費用のほとんどをかけずに留学することは可能です。
ただし、その多くは選考を通過した人だけが使える枠です。
この記事の結論
完全に0円で1年間の留学をするのは簡単ではありません。ただし短期プログラムなら自己負担ほぼゼロ、1年留学でも数十万円台まで下げることは、制度を組み合わせれば十分に現実的です。
分かれ目になるのは家庭の経済状況よりも、締切に間に合うかどうかと応募書類の中身です。
「無料」で免除される費用と、自己負担で残る費用はいくら?
高校留学は、1年間で200万〜600万円ほどかかるのが一般的です。
その内訳を、無料の制度を使うと何が消えて、何が手元の負担として残るのかで並べたのが次の表です。
最低限これだけは必要
どの制度を使っても、パスポートの取得費と海外留学保険はほぼ確実に自己負担になります。渡航費まで負担してくれる制度は限られるため、次の金額は必ず用意するものと考えてください。
1〜3週間の短期プログラム
最低 3万〜10万円
パスポート代・短期の保険・現地での小遣い
半年〜1年の長期留学
最低 30万円前後
航空券が支給対象外ならさらに増えます
※金額は2026年8月時点の一般的な目安です。渡航先・時期・為替・保険の補償内容によって変動します。
そして、この自己負担すら小さくできる制度もあります。
企業が協賛する短期の派遣プログラムは航空券や滞在費まで主催者が負担するため、実際に必要なのはパスポート代くらいです。自治体の助成や国の奨学金も、支給されたお金を渡航費や保険に充てられます。
「無料留学=完全に0円」ではなく、「どこまで肩代わりしてもらえるかを選ぶこと」だと捉えると、制度選びがぐっとしやすくなります。
ここまでをひとことで
「無料」の中身は制度ごとに違います。授業料と滞在費が消えるだけでも留学費用の大半はなくなるので、まずは残る実費30万〜80万円をどう用意するかで考えると計画が立てやすくなります。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
高校生が無料で留学する7つの方法を比較【2026年版】
高校生が費用を抑えて留学する方法は、大きく7つに分かれます。
同じ「無料」でも、どこまでが免除されて、何が自己負担として残るのかは制度ごとにまったく違います。
どれが自分に向いているかは、期間と目的で変わります。
まずは2つの質問に答えてみてください。
当てはまる選択肢をタップしていくと、あなたが最初に調べるべき方法と自己負担の目安が表示されます。
ここからは7つの方法を、自己負担の目安・期間・募集時期・選考の通りやすさで並べて比べていきます。
気になる方法をタップすると、実際のプログラム例つきの解説に移動できます。
※自己負担の目安は、渡航費・海外旅行保険・パスポート取得費・現地でのお小遣いなどを含めた概算です。国・期間・為替・支給額により大きく変動します。
※番外編の「実質0円留学」は、高校卒業後(18歳以上)から利用できる方法です。
1. 高校の交換留学制度|授業料が無料になる仕組み

在籍している高校が海外の学校と協定を結び、生徒を相互に受け入れ合う制度です。
現地校の授業料が免除され、ホームステイ先も無償で受け入れてもらえるケースが多いため、留学費用のうち大きな2つがまるごと消えます。
実際に多いのは、学校独自の姉妹校交換と、AFS日本協会・YFU日本国際交流財団・日本国際交流振興会(JFIE)といった派遣団体の年間交換留学プログラムを学校が窓口として案内するパターンです。
留学先で取得した単位を日本の高校の卒業単位に算入できる場合があり、うまくいけば3年間で卒業できます。
注意したいのは、留学先を自分で選べないことが多い点です。
提携校のある国・地域に限られ、都市部を希望しても郊外の学校に配属されることは珍しくありません。
また、現地で取った単位を卒業単位に認めるかどうかは在籍校の判断なので、応募前に必ず担任や進路指導の先生に確認しておきましょう。
2026年7月28日更新 2026年8月5日
2. 国の給付型奨学金(トビタテ!留学JAPAN)

文部科学省が民間企業からの寄付をもとに実施している、返済不要の官民協働プログラムです。
高校生等を対象とした「新・日本代表プログラム」では、奨学金と留学準備金がまとめて支給されるため、行き先や期間によっては自己負担がほとんど残りません。
2026年度(第11期)は約700名の派遣が予定され、支給内容は次のとおりでした。
語学試験のスコア提出が応募の必須要件になっていない点も、高校生にとって挑戦しやすい理由のひとつです。
応募は個人ではなく在籍する高校を通じて行うのがポイントです。
校内締切は機構への申請期限よりさらに早く設定されるため、「募集を知ったときには校内締切が過ぎていた」という取りこぼしが起きやすくなります。
興味があるなら、募集要項が出る前の段階で先生に一声かけておくのが確実です。
※募集要項は例年10月ごろに公開されます。次期の日程は公式サイトで確認してください。
3. 都道府県・市区町村が行う留学助成制度

自治体が地域のグローバル人材を育てる目的で設けている制度です。
全国から応募が殺到する国の奨学金と違い、対象が「その地域に住む・通う高校生」に限られるぶん競争相手が少ないのが最大の魅力といえます。
内容は自治体によってかなり違い、費用を給付するタイプと、派遣プログラムそのものを用意するタイプに分かれます。代表的な例を見てみましょう。
注意点は、住んでいる自治体に制度がなければ使えないという一点に尽きます。
まずは「(お住まいの都道府県名) 高校生 留学 奨学金」で検索し、県と市の両方のサイトを確認してみてください。
県立高校の場合は、教育委員会が学校経由で案内していることもあります。
自分の地域に制度があるかどうかは、次の3ステップで調べられます。
都道府県名+「高校生 留学 奨学金」で検索する
県の国際課、教育委員会、県が出資する国際交流協会のいずれかが担当していることがほとんどです。
市区町村のサイトも同じ言葉で調べる
姉妹都市への派遣事業を市が独自に持っていることがあります。県より小さな枠なので、倍率はさらに下がります。
学校の進路指導室・国際交流担当に聞く
学校宛に届いた案内が生徒まで届いていないことは珍しくありません。「留学の助成の案内は来ていますか」と直接尋ねるのが確実です。
留学カウンセラー
りょう
4. 企業・財団が行う返済不要の奨学金

民間の企業や公益財団が、社会貢献活動の一環として提供している給付型の奨学金です。
リクルートスカラシップのようにスポーツ・芸術など特定分野で突出した実績を持つ高校生を支援するものから、留学の分野を問わないものまで幅があります。
金額が大きい制度もある一方で、高校生を対象にした枠は大学生向けに比べて数が限られるのが実情です。次の2点を意識して探すと効率が上がります。
「留学奨学金の検索サイト」からまとめて探す
トビタテ!留学JAPANが運営する留学奨学金検索や、奨学金情報サイトを使えば、対象学年・支給形態・分野で絞り込めます。1件ずつ企業サイトを見て回るより早く見つかります。
自分の「実績」と重なる分野から逆算する
部活動・研究・地域活動など、これまで打ち込んできたテーマに沿った奨学金は、応募者が絞られるうえに志望理由も書きやすくなります。
デメリットとして、「その財団が指定する留学プログラムへの参加」が条件になっている制度が多いことは知っておきましょう。行きたい国や学びたい内容が決まっている人ほど、支給条件と自分の計画が噛み合うかを先に確かめる必要があります。
5. 夏休みに参加できる無料の短期留学プログラム

企業や財団の協賛金で運営され、参加費そのものがかからないプログラムです。期間は1〜3週間程度と短いものの、渡航費や滞在費まで主催者が負担するため、自己負担がほぼゼロになるのがこの方法の強みです。
代表例が、1987年から続くAIG高校生外交官プログラムです。
このほかにも、国際機関や自治体が主催する短期の派遣・スタディツアーが毎年公募されています。共通する注意点は、募集期間が短く、締切が冬に集中しがちなこと。AIG高校生外交官の2026年度募集も年明け早々に締め切られています。学校長の推薦書が必要な場合は、書いてもらう時間も逆算しておきましょう。
※次年度の募集開始は例年秋以降に公式サイトで告知されます。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
6. 交換留学団体が独自に持つ奨学金枠

AFS日本協会や日本国際生活体験協会(EIL)など、高校生の年間留学を運営している団体が、自団体のプログラム参加者向けに設けている奨学金です。
参加費の一部を減額するものから、全額に近い額を支援するものまであります。
年間の交換留学は、参加費が100万円台後半から200万円を超えることも珍しくありません。そこにこの枠が使えるかどうかで、同じ1年間の留学でも負担が数十万円単位で変わります。
この方法のデメリットは明快で、その団体のプログラムに参加することが前提になる点です。
留学先の国や学校の選択肢は団体の提携先に縛られます。「奨学金がもらえるから」で決めるのではなく、プログラムの中身が自分の目的に合っているかを先に確かめてください。
7. オンライン留学・国内の海外研修で費用を抑える方法
渡航そのものをしない選択肢です。
厳密には「無料」ではありませんが、渡航費・滞在費・保険がまるごと不要になるため、総額では他の方法を下回ることもあります。
選考のハードルがほぼないのが最大の利点で、交換留学や奨学金の選考に落ちてしまった人の受け皿にもなります。
オンライン留学
費用:授業料のみ。数万円〜
向く人:部活や受験で長期間家を空けられない人
国内の国際交流
費用:無料〜数千円の催しも多数
向く人:まず英語で話す経験を積みたい人
一方で、現地の生活や文化を体で覚える経験は得られませんし、授業以外の時間は日本語で過ごすため、英語に浸る量は実際の留学とくらべて大きく減ります。
奨学金に再挑戦するまでの準備期間として使う、という位置づけが現実的でしょう。
2026年7月29日更新 2026年8月5日
番外編|夢カナ留学の「実質0円留学」で卒業後に行く

番外編として、高校を卒業してから使える「実質0円留学」も紹介します。
この記事を運営している夢カナ留学が提案している留学の形です。
仕組みはシンプルで、ワーキングホリデー制度を使って現地で働きながら滞在し、稼いだお金を滞在費や学費にあてていきます。
奨学金のように選考を通る必要がないため、成績や英語のスコアに関係なく、誰にでも開かれているのがほかの7つとの大きな違いです。
ただし、現地で働けるかどうかで結果が変わります。
そこで夢カナ留学では、渡航前の英語学習に力を入れています。
35カ国・60名の講師陣が在籍し、専門チームが一人ひとりの英語力に合わせて学習カリキュラムを設計。
現地に着いてすぐ働けるよう、面接や仕事で使う実践的な英語を渡航前に固めていきます。
カウンセラーは全員が留学やワーホリの経験者で、相談は無料です。
高校生のうちに卒業後の計画を立てておくと、在学中の英語学習にも目的ができます。在学中の無料制度と、卒業後の実質0円留学。両方を並べて考えられるのが、高1・高2のいちばんの強みです。
無料の留学プログラム・奨学金の支援額と募集時期【早見表】
ここまで紹介した制度を、支援額と締切だけで並べ直しました。
狙う制度を決めるときは、金額より先に締切から逆算するのが失敗しないコツです。
※2026年8月時点で公表されている情報をもとにした概要です。支給額・締切は年度ごとに変更されます。
ここまでをひとことで
自己負担がもっとも小さいのは無料の短期派遣プログラム、1年間しっかり学ぶなら交換留学+奨学金の組み合わせが現実的です。そして見落とされがちですが、倍率がいちばん低いのは自分の自治体の制度。まずは住んでいる地域の助成を調べるところから始めてみてください。
※本記事は2026年8月時点の情報です。支給額・募集人数・締切は年度ごとに変更されるため、応募前に必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
2026年7月24日更新 2026年8月5日
自分はどの方法に応募できる?向き・不向きをチェック
7つの方法を見て、「この中に自分が使えるものはあるのか」と気になった方も多いはずです。
無料留学の枠は数が限られているぶん選考がありますが、「成績優秀で英語がペラペラな人だけ」というイメージは実態と違います。評価されるポイントは制度によってまったく異なるからです。
無料留学のチャンスをつかみやすい高校生の特徴
これまでの採用実績を見ていくと、次のような条件を持つ人はどこかの制度に引っかかりやすい傾向があります。ひとつでも当てはまれば、狙える枠があると考えてください。
条件が合いにくいケースと、その場合の代替ルート
反対に、次のような状況では選択肢が狭まります。ただし完全に道が閉じるわけではないので、代わりのルートとセットで確認しておきましょう。
留学カウンセラー
りょう
2026年8月3日更新 2026年8月5日
学年別に見る無料留学の応募スケジュール
無料留学でいちばん多い失敗は、選考に落ちることではありません。制度の存在を知ったときには締切が終わっていたというケースです。留学したい時期から逆算して、いつ動くべきかを確認しておきましょう。
高1のうちにやっておきたい準備
高1は、制度の情報を集めて土台をつくる時期です。急いで応募する必要はありませんが、この1年の過ごし方がそのまま応募書類の材料になります。
高2が最も応募しやすい理由と動き方
無料留学のチャンスが最も多いのが高2です。「派遣時に高2または高3」を条件とする制度が多く、かつ大学受験までにまだ時間の余裕があるからです。
動き方としては、高1の冬から高2の春にかけてが応募のヤマ場になります。トビタテ!留学JAPANの第11期は第一日程が1月、第二日程が4月に締め切られました。AIG高校生外交官も年明け早々が締切です。つまり、高2の夏に留学したいなら、高1の冬にはもう書類を書いていなければなりません。
この時期のゴール
応募したい制度を2つ以上決め、担任と留学計画を共有できている
よくあるつまずき
校内締切が公式の締切より早く、書類が間に合わなくなる
夏休み・冬休みの短期留学プログラムはいつ募集される?
1〜3週間で完結する短期の無料プログラムは、長期派遣とは募集の時期が違います。参加する半年以上前に締め切られるのが一般的なので、休みに入ってから探しても間に合いません。
つまり、この夏に何かしたいと考えている高校生が今から応募できる無料プログラムは、多くありません。今できるのは来年の夏に向けて情報を集めておくことです。募集の告知は各団体の公式サイトで秋以降に始まります。
高3・既卒でも間に合う選択肢
高3になると長期派遣の枠はほぼ埋まりますが、道がなくなるわけではありません。次の3つが現実的な選択肢です。
留学カウンセラー
りょう
2026年7月23日更新 2026年8月5日
無料留学の選考に通るために準備すること
選考は「英語力の試験」と「書類・面接」の2本立てになっているのが一般的です。そして合否を分けるのは、多くの場合あとのほうです。何が見られているのかを具体的に見ていきましょう。
求められる英語力の目安
制度によって基準はまちまちです。スコアが必須ではない制度もあるため、「英語が苦手だから無理」と決める前に要件を確認してください。
※基準は年度・プログラムによって異なります。必ず各制度の募集要項をご確認ください。
志望理由書で評価されるポイント
審査員が見ているのは英語力ではなく、「なぜその国で、その活動をする必要があるのか」という一貫性です。同じ内容でも、書き方ひとつで印象は大きく変わります。
伝わりにくい書き方
「英語力を伸ばしたいから」
「視野を広げたいから」
「海外の文化に興味があるから」
→ 誰でも書ける内容で、渡航先を選んだ理由が説明できていません
評価されやすい書き方
今取り組んでいる活動や課題
その解決に現地の何が必要か
帰国後にどう地域や学校へ還元するか
→ 過去・現地・帰国後が1本の線でつながっています
面接でよく聞かれる質問と答え方
面接では、書類に書いた内容の深掘りが中心になります。次の質問には、具体的なエピソードで答えられるようにしておきましょう。
なぜ日本ではなく、その国でなければならないのですか
現地でしか会えない人、見られない現場を挙げて答えます。「日本でもできる」と思われた時点で説得力が落ちます。
現地で困ったとき、どう対処しますか
危機管理の意識を見る質問です。相談できる相手や、事前に調べておくことを具体的に答えます。
帰国後、この経験をどう活かしますか
公的な支援を受ける以上、社会への還元が重視されます。学校での報告会、地域での発信など、実行できる形で答えましょう。
学校の成績・出席日数はどこまで見られるのか
制度によって扱いは分かれます。成績を要件にしないものがある一方で、出席状況をかなり細かく見る制度も存在します。
たとえばEILサポーター奨学金の2026年派遣生募集では、中学1年から応募時までの各学年で欠席8日以内、遅刻・早退8回以内という条件が設けられていました。中学時代の記録までさかのぼる制度があるのは、意外と知られていません。今からできるのは、これ以上増やさないことです。
応募前に必ず確認したい3つのチェックポイント
制度を見つけたら、応募書類を書き始める前にこの3点を確かめてください。ここを見落とすと、採用されてから計画の変更を迫られることがあります。
ほかの奨学金と併用できるか
併給を制限している制度があります。たとえばトビタテ!留学JAPANは、国費高校生留学促進事業の留学支援金との併給ができません。「2つ受けて全額まかなう」計画は成立しないことがあると考えておきましょう。
学校の協力が必要かどうか
在籍校を通じた申請や学校長の推薦書が要る制度では、先生の作業時間も逆算しなければなりません。締切の1か月前には声をかけておきたいところです。
お金が振り込まれるタイミング
支給が渡航後になる制度では、航空券やプログラム費をいったん立て替える必要があります。手元の資金がいつ必要かを家族と共有しておきましょう。
ここまでをひとことで
選考で差がつくのは英語力より計画の一貫性です。「今やっていること → 現地で必要なこと → 帰国後の還元」が1本につながっていれば、英語のスコアが高くなくても採用されます。
2026年7月16日更新 2026年8月4日
無料で留学するときの注意点とプランB
最後に、無料留学を目指すうえで知っておきたい落とし穴と、選考に通らなかった場合の進み方をまとめます。ここを先に押さえておくと、結果がどうであれ前に進めます。
無料留学でよくある3つの落とし穴
相談を受けていて実際に多いのが、次の3つです。どれも事前に知っていれば避けられます。
「無料」の範囲を確認しないまま応募してしまう
採用後に、航空券と保険で50万円必要だと判明するケースです。募集要項の「自己負担となる費用」の項目を必ず読んでください。
1つの制度に絞ってしまい、落ちたら終わりになる
無料枠は倍率が高く、不採用は珍しくありません。時期の違う制度を2〜3つ並行して準備するのが基本です。
単位や卒業時期の確認を後回しにする
現地で取った単位を認めるかは在籍校の判断です。確認を怠ると、卒業が1年延びることもあります。
留学先や時期を自分で選べないケースがある
費用を負担してもらう以上、条件がつくのは自然なことです。特に交換留学や派遣プログラムでは、国は選べても都市や学校は選べないのが一般的です。「ニューヨークに行きたい」と思っていても、配属先は郊外の小さな町になるかもしれません。
ただ、経験者の話を聞くと、地方の学校に行った人ほど「日本人が自分ひとりで、英語漬けになれた」と話すことが多いのも事実です。行き先を選べないことは、必ずしもデメリットとは限りません。
選考に落ちたときに費用を抑えて留学する方法
無料枠に届かなかった場合でも、予算に合わせた留学の形は必ずあります。金額別にできることを整理しました。
※国・学校・時期・為替により変動します。渡航費や保険を含めた総額の目安です。

高校生の無料留学に関するよくある質問
相談の場でよく聞かれる質問をまとめました。応募を検討している段階で気になる点は、ここでおおむね解消できるはずです。
2026年7月15日更新 2026年8月4日
まとめ|今日からできること
高校生が無料に近い費用で留学する方法は、確かに存在します。ただし、その多くは締切が早く、学校の協力が必要で、応募書類の準備に数か月かかります。だからこそ、思い立った今日が最も早く動ける日です。
この記事のまとめ
まずやることは3つです。ひとつ、住んでいる自治体の制度を調べる。ふたつ、学校の先生に「留学の案内は来ていますか」と聞く。みっつ、自己負担分としていくらまで出せるかを家族と話す。この3つが終われば、狙うべき制度はほぼ絞り込めます。
※本記事は2026年8月時点で公開されている情報をもとに作成しています。各制度の支給額・募集人数・応募条件・締切は年度ごとに変更されるため、応募の際は必ず公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。










