「オーストリア留学って、実際いくらかかるの?」「ドイツ語が話せないと無理なのでは?」
情報が少ない国だけに、調べ始めた途端に手が止まってしまう方は多いはずです。
オーストリアは音楽・芸術の本場でありながら、公立大学の学費が年30万円以下という、ヨーロッパでも珍しい条件を備えた国です。
この記事では、オーストリア留学の費用・ビザ・都市・語学学校・音楽コースまでを、金額と条件の目安つきで整理します。
こんな悩みがあるなら、この記事が役に立ちます
– 30秒でわかるオーストリア留学 –
約28万円
公立大学の学費
(1年・日本国籍も同額)
最長6か月
無査証で滞在できる
期間(就労なし)
35〜50万円
語学留学1か月の
総額の目安
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。為替・制度改定により変動します。
この記事を書いた人
※2026年9月時点の各社公式サイトの掲載内容にもとづきます。取り扱い国は変更されることがあるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
目次
– 30秒診断 –
あなたに合うオーストリア留学タイプ
2つの質問に答えるだけ。
目的に合う留学スタイルが分かります
Q1 / 2
オーストリアで、いちばん叶えたいことは?
オーストリア留学とは?魅力と注意点4つ

オーストリア留学とは、ドイツ語圏の中央ヨーロッパで語学・音楽・大学進学などを学ぶ留学のことです。
英語圏の定番国と違い、学費の安さと文化環境の濃さが同時に手に入るのが最大の特徴です。
※金額は1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。為替・制度改定により変動します。
ここからは、オーストリア留学が選ばれる3つの理由と、逆に見落とされがちな注意点を順番に見ていきます。ドイツ留学と迷っている方は、4つ目の比較から読むと違いがつかめます。
音楽と芸術を本場で学べる
ウィーンは、モーツァルトやベートーヴェンが活動した街です。
世界最高峰の演奏が日常の価格帯で聴けるのは、この国ならではの環境です。
※チケット価格・開催時期は年度により変わります。訪問前に各施設の公式案内をご確認ください。
ドイツ語と英語を同時に学べる
オーストリアは非英語圏でありながら、英語能力指数の国際ランキングで常に上位に入る国です。
ドイツ語と英語の両方のコースを持つ語学学校を選べば、1回の渡航で2言語に触れられます。
ドイツ語コース
レベル:ゼロから上級まで開講
向く人:ドイツ語圏で進学・就職したい
効果:生活そのものが練習の場になる
英語コース
レベル:学校により中級以上が中心
向く人:ドイツ語が不安で保険をかけたい
効果:授業外の会話は現地語になりやすい
※開講言語とレベル区分は学校ごとに異なります。英語コースの有無は必ず各校の最新案内で確認してください。
ただし、生活の主役はあくまでドイツ語です。役所や賃貸の手続きは現地語が前提になるため、英語だけで押し切るつもりだと長期滞在で苦労します。
場面別・どちらの言語が主役になるか
下に行くほど英語だけでは押し切れなくなります。長期になるほどドイツ語の比重が上がる、と考えてください。
※体感の目安であり、相手や地域によって変わります。
治安と暮らしやすさが高い
ウィーンは、世界の都市を対象にした住みやすさ調査で毎年のように最上位に入ります。初めての海外長期滞在でも不安が少ないのは、留学先として大きな判断材料です。
上位
常連
世界の住みやすい
都市ランキング
8か国
陸路で行ける
隣接国の数
約270日
無査証で滞在
できる最長日数
※ランキングは調査機関・年度により結果が異なります。無査証滞在はシェンゲンの90日と二国間取極の最長6か月の合計で、就労を伴わない目的が前提です(在オーストリア日本国大使館・2026年4月時点)。
とはいえ、駅や観光地でのスリは一定数あります。
夜の裏通りを一人で歩かない、貴重品は体の前に持つといった基本の対策は必要です。
ドイツ留学との違いを比較
同じドイツ語圏でも、学費とビザの条件は意外と違います。
迷ったときは、次の3点で比べると判断しやすくなります。
※2026年9月時点の目安。ドイツは州により授業料の扱いが異なります。出願前に各大学の公式案内で確認してください。
学費の総額だけで見ればドイツに分があります。短期から手続きなしで始められる点はオーストリアが有利なので、期間と目的で選び分けるのが現実的です。
2026年7月28日更新 2026年9月2日
オーストリア留学のデメリット
良い面だけで決めると、渡航後に想定外が増えます。
事前に知っておきたい注意点は4つです。
日本語の情報が圧倒的に少ない
体験談やブログの数が英語圏と桁違いに少なく、学校選びの比較材料が集まりにくいのが実情です。公式サイトを自分で読み込む前提で動く必要があります。
留学中に自由に働けない
語学留学や学生としての滞在では、就労に制限や許可が絡みます。生活費を現地収入でまかなう計画は立てにくいと考えてください。
帰国後に英語力として示しにくい
ドイツ語は伸びても、転職市場で評価されやすいのは依然として英語です。英語のスコアを上げる目的なら、英語圏のほうが近道になります。
ウィーンの住まい探しが競争になる
学生寮もシェアも人気が高く、学期の開始直前に動くと選択肢がほぼ残りません。渡航3〜4か月前からの確保が前提です。
※就労の可否は滞在資格ごとに条件が異なります。個別の判断は在日オーストリア大使館の案内をご確認ください。
ここまでを踏まえると、向き・不向きははっきり分かれます。
向いている人
・音楽や芸術を本場の空気ごと学びたい
・学費を抑えて学位を取りたい
・半年以内で手続きを増やさず行きたい
・ドイツ語圏で働く将来も考えている
向いていない人
・英語のスコアを最優先で上げたい
・現地で稼ぎながら滞在したい
・日本語で相談できる体制が必須
・語学学校だけで1年以上いたい
2026年7月27日更新 2026年9月4日
留学カウンセラー
りょう
オーストリア留学でできる5つの種類とは

オーストリア留学は、大きく5つのスタイルに分かれます。選ぶスタイルで費用は10倍近く変わるため、最初にここを決めてしまうのが近道です。
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。学校・都市・滞在方法・時期により変動します。
この5つを期間の帯にすると、手続きの重さが変わる境目が見えてきます。
スタイル別・滞在期間の帯(横軸は0〜12か月)
帯の背景がオレンジに変わる6か月から先は、ビザや滞在許可の手続きが必要な領域です。左半分に収まるスタイルなら、事前申請なしで始められます。
※期間は一般的な目安です。学校のコース設定や個別の滞在資格により異なります。
ここからは5つのスタイルを順番に掘り下げます。費用の詳しい内訳は次の見出しでまとめているので、まずは自分に近い型を1つ選んでください。
語学留学でドイツ語を学ぶ
最も選ばれているのが、語学学校でドイツ語を学ぶスタイルです。
6か月未満ならビザの手続きが要らないので、思い立ってから渡航までが短く済みます。
※コース構成・レベル区分は学校ごとに異なります。金額は2026年9月時点の目安です。
滞在期間ごとに、どのレベルまで届くかの目安も押さえておきましょう。
通う期間と、到達するドイツ語レベルの目安
大学の学位課程で求められるのはB2以上が目安です。点線の枠は、無査証で通える6か月の外側にあると考えてください。
※到達レベルは学習時間・予習量・個人差により大きく変わります。目安としてご覧ください。
2026年7月13日更新 2026年9月2日
公立大学への正規留学
オーストリアの公立大学は、日本国籍の学生でも授業料が1学期あたり約13万円です。
学部の授業はドイツ語中心ですが、英語で学べる修士課程は年々増えています。
※要件は大学・専攻により異なります。最新の条件は各大学および在日オーストリア大使館の案内でご確認ください。
語学留学から進学まで、どの順でつながるかを1本の線にすると迷いにくくなります。
ドイツ語をゼロから始めて進学する場合
すでに語学要件を満たしている場合
ゴールは同じ「大学1年次」です。違いは、その手前にドイツ語の期間を挟むかどうかだけになります。
※所要期間は個人差があります。語学学校だけで長期の滞在資格は取りにくい点にご注意ください(詳しくは第5章)。
2026年7月30日更新 2026年9月4日
ワーキングホリデーで働く
日本とオーストリアのワーキングホリデーは2016年に始まりました。
年間の発給枠は200人と少なく、早めに動いた人から埋まっていきます。
年齢の条件
18〜30歳
申請時点の年齢で判定
年間の発給枠
200人
協定国の中でも少なめ
滞在できる期間
最長12か月
原則として生涯1回のみ
渡航前の準備資金
100万円〜
仕事探しの2〜3か月分を含む
※年間発給枠・年齢条件は外務省の2026年4月時点の公表値です。滞在期間や必要書類は在日オーストリア大使館の最新案内で必ず確認してください。
仕事の選択肢は、ドイツ語ができるかどうかで大きく変わります。日本食レストランやケータリングなど、英語だけで採用される職場から探すのが現実的な入口です。
ドイツ語が話せると届く仕事
・カフェやレストランのホール
・ホテルのフロント業務
・小売店の接客・販売
ドイツ語ゼロでも入りやすい仕事
・日本食レストラン
・厨房・キッチンハンド
・ケータリング、清掃などの裏方
※職種の傾向を示した目安です。採用条件は各雇用主により異なります。
2026年8月14日更新 2026年8月14日
1〜4週間の短期留学
社会人や大学生が休暇を使って行くなら、1〜4週間の短期コースが現実的です。
夏はサマーコースが増え、音楽祭の時期と重ねる人もいます。
※航空券・滞在費・生活費を含んだ目安です。渡航時期と滞在方法で上下します(2026年9月時点)。
2026年7月23日更新 2026年9月15日
オーストリア留学の費用は総額いくら?

語学留学の総額は、1か月で35〜50万円、1年で330〜480万円が目安です。物価が安い国ではないぶん、住まいと食事の選び方で差がつきます。
ここでは期間別の総額、内訳、大学進学の場合、そして見落としやすい追加費用の4つに分けて整理します。
期間別の総額シミュレーション
授業料・滞在費・食費・航空券・保険をすべて含んだ金額です。
下限はシェアハウスで自炊、上限はホームステイ中心の生活を想定しています。
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。為替・学校・都市・滞在方法により変動します。
長くなるほど1か月あたりの単価は下がります。
これは航空券と保険の初期費用がならされるためで、3か月を超えると割安感が出てくるのが特徴です。
※到達レベル・選べる進路はあくまで目安です(2026年9月時点/1ユーロ=約183円換算)。
2026年8月27日更新 2026年9月4日
費用の内訳と学費の相場
総額の半分近くを占めるのが滞在費です。
授業料そのものは英語圏の主要都市と比べて突出して高くはありません。
語学学校の授業料
月 13〜19万円
週20〜25時間のコース
ホームステイ
月 15〜22万円
個室・食事つきの場合
シェアハウス・学生寮
月 8〜14万円
光熱費込みが一般的
食費・日用品
月 6〜9万円
自炊中心の場合
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。都市・学校・時期により変動します。
この4つを1か月ぶんの棒にまとめると、どこを削れば効くかが見えてきます。
1か月 約35万円(シェア+自炊)の内訳
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。滞在先をホームステイにすると滞在費が7万円前後上がります。
ホームステイをシェアに変えるだけで、月7万円前後の差が出ます。
最初の1か月だけホームステイにして、そのあと現地で部屋を探す組み合わせも有効です。
2026年7月27日更新 2026年9月9日
大学留学と正規留学の費用
ここがオーストリアの最大の強みです。公立大学なら学費は年30万円を切ります。
生活費を含めても、英語圏の大学留学の3分の1以下に収まることが珍しくありません。
※公立大学の学費は非EU圏の学生に適用される1学期あたりの授業料と学生組合費をもとにした目安です。学部・専攻により異なります(2026年9月時点/1ユーロ=約183円換算)。
学費だけを1年で比べると(横棒=年間の学費)
同じ学士号でも、入口を公立にするかどうかで1年あたり100万円以上の差が生まれます。学費に限れば、日本の私立大学より安く収まる計算です。
※横棒は最大300万円を基準にした相対比較です。日本の私立大学の金額は学部により大きく異なります(2026年9月時点の目安)。
2026年7月29日更新 2026年9月4日
見落としやすい隠れコスト
パンフレットの金額に含まれない費用が、初年度で50万円前後かかります。
予算を組むときは、この分を最初から別枠で確保しておいてください。
※学費・家賃・食費は含みません。6か月未満の滞在では滞在許可の費用は不要です。現地の学生健康保険は月78.84ユーロ(約1.4万円・2026年)で、年に換算すると約17万円です(2026年9月時点/1ユーロ=約183円換算)。
オーストリアの費用を見て、迷いが出てきませんか?
英語圏と比べてから決めても遅くありません
夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランド・マルタ・フィリピンの8カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。「同じ予算で英語圏ならどこまでできるのか」から一緒に整理できます。
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オーストリアと英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
オーストリア留学で人気のウィーン音楽留学

オーストリアの音楽留学には、受験をしなくても入れる入口が用意されています。
まずは3つのルートの違いを押さえてください。
入口1
語学+レッスン
試験なし・2週間から
入口2
私立音楽院
実技審査あり・学費は高め
入口3
国公立の音楽大学
難関・学費は年約28万円
※各ルートの条件は学校により異なります。出願前に公式の募集要項を確認してください。
それぞれのルートを順番に見ていきます。費用の比較は、この見出しの最後にまとめました。
語学プラス音楽レッスンの留学
ウィーンの一部の語学学校では、ドイツ語の授業に週1〜2回の個人レッスンを組み合わせられます。
入学試験がないため、大人になってから再開した人でも参加できます。
※開講内容・対応楽器は学校ごとに異なります。最新の条件は各校の公式案内をご確認ください。
1週間の過ごし方をイメージすると、体力面の想像もつきやすくなります。
語学+音楽レッスン型の1週間(例)
平日の午前
語学学校でドイツ語の授業(週20時間前後)
平日の午後
個人レッスン週1〜2回。ない日は練習と予習
平日の夜
立ち見席で演奏会。数百円台から通える
週末
美術館めぐりや、近隣国への小旅行
語学とレッスンが半日ずつなので、練習時間を確保できるかが満足度を左右します。練習室の有無は必ず事前に確認してください。
※一例です。時間割・レッスン回数はコースにより異なります。
ウィーン国立音楽大学の受験
ウィーン国立音楽・演劇大学は、世界でも屈指の難関です。
合格すれば学費は公立大学と同じ年約28万円で学べます。
※試験科目・語学要件・学費は専攻と年度により変わります。必ず大学の公式募集要項でご確認ください(2026年9月時点/1ユーロ=約183円換算)。
受験までの動き方は、次の3ステップで考えると整理できます。
専攻と募集要項を確認する
専攻ごとに課題曲と出願期限が違います。募集は年1回が基本なので、逃すと1年待つことになります。
実技試験に備える
課題曲の演奏に加え、聴音や楽典が課される専攻もあります。現地の講師に事前レッスンを受けてから臨む人が多いルートです。
ドイツ語力を証明する
授業を受けるためのドイツ語力が求められます。入学後の一定期間内に規定のレベルを満たす条件が付くこともあります。
※試験科目・語学要件は専攻と年度により変わります。必ず大学の公式募集要項で確認してください。
私立音楽院とサマーコース
国公立の音大が難しくても、道は1つではありません。
私立の音楽院と、夏のマスタークラスという2つの選択肢があります。
私立音楽院
学費:年 150〜250万円が目安
入学:実技審査はあるが門戸は広め
向く人:継続してレッスンを受けたい
夏のマスタークラス
費用:1〜3週間で 25〜45万円
入学:録音審査のみの講座もある
向く人:短期で著名講師に習いたい
※渡航費・滞在費を含む目安です。講座と学校により大きく変わります(2026年9月時点/1ユーロ=約183円換算)。
2026年8月1日更新 2026年9月4日
音楽留学にかかる費用の目安
3つのルートを費用で並べると、入口の選び方で総額が10倍近く違うことが分かります。
※学費に生活費・渡航費・保険を含めた目安です。楽器・レッスン回数・滞在方法により変動します(2026年9月時点)。
1年通うなら、どのルートが安いか(横棒=年間の総額)
濃い色が下限、薄い色が上限までの幅です。最難関の国公立が、いちばん安いという逆転が起きています。
※横棒は400万円を基準にした相対比較です。生活費・渡航費・保険を含みます(2026年9月時点の目安)。
意外に思われますが、国公立の音大が最も安いという逆転が起きます。
学費が抑えられるぶん、受験準備に投資する価値がある国だと言えます。
オーストリア留学のビザと渡航準備の流れ

オーストリアの手続きは、6か月を境に難易度が一気に変わります。
期間と「働くかどうか」を掛け合わせて、自分がどのマスに入るかを確認してください。
6か月以内 × 働かない
事前の申請は不要
90日を超えるときだけ、現地で延長を申請します。いちばん軽いルートです。
6か月以内 × 働きたい
ワーキングホリデー
18〜30歳が条件で、年間の枠は200人。日本で窓口申請が必要です。
6か月超 × 大学などで学ぶ
学生の滞在許可
日本にいるうちに申請します。入学許可・住居・資金・保険の証明が要ります。
6か月超 × 語学学校だけ
原則むずかしい
半年で区切るか、進学準備課程やワーキングホリデーへの切り替えを検討します。
※ティール枠は手続きが不要な区分、オレンジ枠は申請が必要または条件が厳しい区分です。個別の可否は在日オーストリア大使館の案内でご確認ください。
以下では、無査証滞在のルール、2026年に始まったEES、滞在許可の申請先、語学留学の注意点、ワーキングホリデー、そして手続きの順番を1つずつ整理します。
無査証で滞在できる90日と6か月
日本とオーストリアには二国間の査証免除取極があり、シェンゲン協定の90日に上乗せできます。
合計で約270日まで無査証で滞在できる計算です。
入国から
最初の90日
シェンゲン協定の枠。
他の加盟国へも旅行できる
90日が来る前に
州警察本部へ延長申請
原則として義務。
忘れると滞在超過になる
その後
最長6か月
オーストリア国内のみ。
他の加盟国へは行けない
※在オーストリア日本国大使館の案内(2026年4月時点)にもとづく整理です。運用は変更されることがあります。
動ける範囲は、90日を境に狭くなる
1〜90日目
オーストリア国内+他のシェンゲン加盟国へ移動できる
91日目〜最長6か月(延長後)
オーストリア国内のみ。他の加盟国に入ると不法滞在になる
色がついた部分が「入れる範囲」です。90日を超えると、帰りの経由便すら選べなくなります。
※在オーストリア日本国大使館の案内(2026年4月時点)にもとづく整理です。
90日を超えて滞在するときの3つの注意
※2024年10月に無査証滞在の規定が厳格化されています。渡航前に在日オーストリア大使館の最新案内をご確認ください。
EES導入で変わった入国の手続き
2026年4月10日、シェンゲン領域でEES(出入国システム)の全面運用が始まりました。
短期滞在者は、入国時に自分で登録する必要があります。
※在オーストリア日本国大使館の発表(2026年4月17日)にもとづきます。運用の詳細はオーストリア内務省の案内をご確認ください。
学生の滞在許可は日本で申請する
ここを間違えると渡航後に詰みます。
滞在許可の初回申請は、原則として日本にいるうちに行います。
在京オーストリア大使館で事前に申請する
最も確実な方法です。許可が下りてから渡航できるため、滞在日数を気にしながら結果を待つ必要がありません。
Dビザを取ってから現地で申請する
先に長期用のDビザを取得し、入国後に滞在許可を申請する流れです。審査を待つあいだの滞在資格が確保されます。
無査証で入国してから申請するのは危険
申請した時点で定住の意思があるとみなされ、二国間の査証免除が原則として適用されなくなります。審査を待つあいだに90日を超えてしまう例が多く、許可も保証されません。
※在オーストリア日本国大使館は、確実な方法としてAとBの2つを案内しています(2026年4月時点)。
申請には、入学許可証・賃貸契約書・健康保険の証明・資金証明などが要ります。
資金は12か月分を前払いで示す必要があり、住居費が月386.43ユーロを超える分は上乗せで証明します。
※金額・要件は2026年時点の公表値にもとづく目安です。手数料は2026年1月に改定されているため、申請前に居住予定地の担当部署で必ず確認してください。
語学留学で長期滞在するときの壁
意外と知られていませんが、語学学校に通うだけでは学生の滞在許可の対象になりません。
長期を考えている人ほど先に知っておくべき条件です。
対象になる学び方
・大学や専門大学の正規課程
・40単位以上で、語学だけを目的としない課程
・進学のための準備課程や補完試験の準備
対象になりにくい学び方
・民間の語学学校のドイツ語コースのみ
・語学の習得だけを目的とした課程
・単位数の要件を満たさない短いコース
※学生の滞在許可の要件にもとづく整理です。個別の可否は在日オーストリア大使館および進学先にご確認ください。
行き止まりに見えますが、抜け道は3つあります。
「語学学校で1年」が難しいときの3つの進路
どの道を選ぶかで、学校選びの条件そのものが変わります。進学準備課程を置いている学校かどうかは、申込前に確認しておきましょう。
※個別の可否は在日オーストリア大使館および進学先の案内でご確認ください。
ワーキングホリデービザの要件
ワーキングホリデーは在日オーストリア大使館への窓口申請が基本で、オンラインだけでは完結しません。
ビザD「WHP」なら最長12か月滞在できます。
※発給枠と年齢は外務省の公表値(2026年4月1日現在)、滞在期間は日本ワーキングホリデー協会の案内にもとづきます。必要書類は在日オーストリア大使館の公式案内で必ず確認してください。
就労許可を取らずに働けるのがこのビザの利点です。ただし仕事の選択肢はドイツ語力で大きく変わるため、渡航前に基礎だけでも固めておくと安心です。
2026年7月8日更新 2026年9月10日
渡航前後にやる手続きの順番
短期か長期かで動き出す時期が変わります。
長期なら1年前からが安全圏です。
目的と期間を決め、学校や大学の候補を絞ります。大学進学ならこの時点で語学要件の対策を始めます。
出願書類を準備します。アポスティーユと認証翻訳が必要な書類は、ここで手配を始めます。
入学手続きと住まいの確保を進め、長期なら滞在許可を日本で申請します。ウィーンの学生寮は締切が早いので、この時期を逃さないようにします。
航空券と保険を確定させます。冬の渡航なら防寒具、変換プラグはCタイプを用意します。
住民登録を済ませ、その証明書を持って銀行口座を開きます。次に現地SIMと交通定期、長期なら学生保険への加入という順番です。
※学期の開始時期や学校の締切により前後します。長期留学を想定した目安です。
渡航後の手続きは順番を飛ばせません。
前の書類が次の手続きの入場券になるためです。
渡航直後にこなす順番(前の結果が次の条件になる)
先頭の住民登録が遅れると、後ろの3つがすべて止まります。入居したらまず役所へ向かってください。
※必要書類は自治体・金融機関により異なります。渡航前に最新の案内をご確認ください。
現地の口座開設には、住民登録の証明書とパスポート、入学を示す書類が必要になるのが一般的です。
順番を飛ばすと戻って取り直しになるため、この並びのまま進めてください。
留学カウンセラー
りょう
条件の複雑さで止まっていませんか?
英語圏8カ国なら手続きも丸ごとサポートできます
夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランド・マルタ・フィリピンの8カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。「書類や期限を自分で管理しきれるか不安」という段階から、夢カナ留学が一緒に整理します。
・ あなた専用のオーダーメイドプランを無料で作成
・ 「実質0円」で行ける留学・ワーホリプランを提案
・ 渡航後3.1週間以内に98.4%が希望職業に内定(※夢カナEnglish中級以上受講・所定条件を満たした場合)
・ 帰国後のキャリア・転職サポートまで一貫して対応
オーストリアと英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
ウィーンなどオーストリア留学の都市4選

学校の数が最も多いのはウィーンですが、家賃は都市によって2〜3割変わります。
学びたい内容と予算の両方から選びましょう。
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。エリア・築年数・光熱費の有無により変動します。
家賃の幅を横に並べると、グラーツだけ帯の位置が左にずれているのが分かります。
4都市の家賃レンジ(シェア・月額/横軸は0〜14万円)
1年住むと、ウィーンとグラーツの差は24〜48万円になります。学校の選択肢と引き換えに、どこまで家賃を下げたいかで決めてください。
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。エリア・築年数・光熱費の有無により変動します。
ここからは4都市それぞれの特徴を見ていきます。最後に、学校を選ぶときのチェック項目をまとめました。
ウィーンの留学環境

人口約200万人の首都で、語学学校・大学・音楽院が集中しています。
国連機関も置かれる国際都市で、選択肢の多さは他都市と比べものになりません。
※所要時間は列車の種別により異なります。運賃・ダイヤは各鉄道会社の公式情報をご確認ください。
ウィーンから電車で行ける主要都市(片道の所要時間)
週末に出かけられる範囲に、3つの首都が入っています。ただし90日を超えて延長した後は国外へ出られない点に注意してください。
※所要時間は列車の種別により異なります。運賃・ダイヤは各鉄道会社の公式情報をご確認ください。
ザルツブルクの留学環境

モーツァルトの生地として知られる、人口約16万人の古都です。夏の音楽祭の期間は、街全体が演奏会場のような雰囲気になります。
※開講状況は年度により変わります。出願前に各校の公式案内をご確認ください。
グラーツの留学環境

人口約30万人の第2都市で、複数の大学が集まる学生の街です。生活費を抑えたいならグラーツが有力な候補になります。
※家賃はエリア・築年数・光熱費の有無で変わります(2026年9月時点/1ユーロ=約183円換算)。
インスブルックの留学環境

アルプスに囲まれたチロル州の中心都市です。街から山へのアクセスが近く、ウィンタースポーツをしながら学びたい人に向いています。
※学費は非EU圏の学生に適用される条件です。詳細は各大学の公式案内でご確認ください。
4都市を「目的別」に1枚にすると、迷ったときの決め手になります。
※記事内で紹介した特徴をもとにした整理です。学校の開講状況は必ず各校の公式案内でご確認ください。
語学学校を選ぶ4つの基準
情報が少ない国だからこそ、確認する項目を決めてから比べると迷いません。
次の4点は必ずチェックしてください。
開講言語とレベルの幅
ドイツ語のみか、英語コースもあるか。自分のレベルのクラスが毎月開講されているかも確認します。初級クラスは開講月が限られる学校もあります。
滞在先を手配してくれるか
学校が寮やホームステイを持っていると、住まい探しの負担が一気に減ります。手配料の有無と、最短の滞在期間もあわせて確認しましょう。
授業料以外に何がかかるか
入学金、教材費、滞在手配料は別料金のことがほとんどです。見積もりは「授業料だけ」ではなく総額で比べてください。
生徒の国籍バランス
同じ母語の生徒が多いクラスでは、休み時間が日本語や英語になりがちです。国籍比率を公開している学校なら、申込前に問い合わせてみましょう。
※料金体系・手配内容は学校ごとに異なります。契約前に必ず書面で条件を確認してください。
2026年8月27日更新 2026年9月8日
オーストリア留学のウィーン生活費事情

ウィーンで暮らす場合の生活費は、家賃を含めて月15〜25万円が目安です。
日本の都市部と大きくは変わりませんが、費目のバランスが違います。
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。エリア・生活スタイル・為替により変動します。
ここからは、食費・交通・治安と気候の3つに分けて、費用を左右するポイントを整理します。
食費と物価の目安
スーパーの食料品は日本と大きく変わりませんが、外食は高くつきます。自炊の割合が、そのまま食費の差になります。
自炊が中心
月の食費:6〜9万円
コツ:大学の学食や量り売りを活用する
補足:水道水がそのまま飲める
外食が多い
月の食費:12〜18万円
相場:夕食1回で3,500〜5,500円ほど
補足:チップの習慣がある
※1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。店・都市・為替により変動します。
自炊と外食で、食費はどれだけ開くか(横棒=月の食費)
※濃い色が下限、薄い色が上限までの幅です。1ユーロ=約183円で換算した2026年9月時点の目安です。
2026年7月24日更新 2026年9月2日
交通費と定期券の使い方
ウィーンの地下鉄・トラム・バスは1枚の乗車券で乗り継げます。運賃は2026年1月に改定され、単券は値上がりした一方で26歳未満は年間定期が約5.5万円と割安になりました。
1回乗車券
約590円
アプリ購入なら約550円
31日券
約1.4万円
1〜2か月の滞在向き
年間定期
約8.5万円
1年滞在なら断然お得
26歳未満の年間定期
約5.5万円
月あたり約4,600円
※2026年1月1日の運賃改定後の価格を1ユーロ=約183円で換算した目安です。26歳未満向けの年間定期は2026年2月から従来の学期定期を置き換えました。48時間券・72時間券は販売を終了しています。最新の運賃は交通局の公式情報をご確認ください。
何か月から年間定期が得になるか
26歳未満
4か月〜
5.5万円 ÷ 1.4万円 ≒ 4
26歳以上
7か月〜
8.5万円 ÷ 1.4万円 ≒ 7
この月数を超えて滞在するなら、最初から年間定期を買ったほうが安く済みます。短期なら31日券で十分です。
※31日券と年間定期の価格から計算した目安です。最新の運賃は交通局の公式情報をご確認ください。
治安と気候への備え
治安は良好ですが、冬の寒さと日照時間の短さは想像以上です。装備を整えておくと生活の質が変わります。
※気温は都市と年により幅があります。アルプス地域は西部・南部ほど冬が厳しくなります。
治安面では、駅や観光地でのスリに注意が必要です。貴重品は体の前で持つという基本を守るだけで、トラブルの多くは避けられます。
2026年7月24日更新 2026年9月4日
まとめ|オーストリア留学を成功させる
オーストリア留学は、短期は手続きの軽さ、長期は学費の安さという2つの強みを持っています。
最後に要点を整理しておきます。
この記事のまとめ
2026年8月26日更新 2026年9月4日
決める順番は「目的 → 期間 → 都市 → 学校」です。ここが固まれば、あとは書類と住まいを期限どおりに進めるだけになります。
迷ったら、この順番で決める
順番を飛ばして学校から選ぶと、あとで期間やビザの条件と噛み合わなくなります。目的を1行で書けるところから始めてください。
一方で、帰国後に英語力やキャリアを示したいなら、英語圏と並べて比べてから決めるほうが後悔しません。
同じ予算でできることは、国によって大きく変わります。
オーストリアに決めきれていませんか?
英語圏と比べてから決めても遅くありません
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オーストリアと英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
本記事は2026年9月時点の情報です。費用は1ユーロ=約183円で換算した目安であり、為替・制度改定・学校の料金変更により変動します。無査証滞在とEESについては在オーストリア日本国大使館、ワーキングホリデーの発給枠は外務省、学費は各大学の公表値を参照しています。ビザ・滞在許可の要件は、必ず在日オーストリア大使館および各大学の公式案内でご確認ください。



















