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オーストリア留学の費用はいくら?ウィーンの生活費・学費・資金証明まで解説

更新日:2026.10.08

オーストリア留学の費用はいくら?ウィーンの生活費・学費・資金証明まで解説

「オーストリア留学って、結局いくらかかるの?」「大学の学費が安いと聞くけれど、生活費まで入れると?」

先に結論をお伝えすると、オーストリア留学の費用は語学留学1か月で約45〜70万円、公立大学なら1年で約235〜350万円が目安です。

この記事では、目的・期間別の総額と内訳、大学・音楽留学の費用、滞在許可の資金証明、都市別の生活費、費用を抑える方法までを、2026年10月時点の数字で整理します。

こんな悩みがあるなら、この記事が役に立ちます

総額がいくらになるのか分からず、予算を立てられない
大学の学費は安いと聞くけれど、生活費込みでいくらか知りたい
長期留学の「資金証明」でいくら用意すればいいのか不安
英語圏の留学と比べて、高いのか安いのかを知りたい

– 30秒でわかるオーストリア留学の費用 –

45〜70万円

語学留学1か月の
総額(航空券込み)

約27万円

公立大学の学費
(1年・日本国籍)

154万円〜

長期滞在で示す
資金証明(1年分)

※1ユーロ=約178円(2026年10月初旬の水準)で換算した目安です。資金証明は24歳未満の基準額で、24歳以上は約280万円です。

この記事を書いた人

留学カウンセラー りょう 大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!

目次

  1. 1. オーストリア留学の費用は総額いくら?目的・期間別の目安
  2. 2. オーストリア留学の費用の内訳|学費・住まい・生活費
  3. 3. オーストリアの大学留学にかかる費用|公立・私立・大学院
  4. 4. オーストリアの音楽留学にかかる費用|ウィーンの3ルート
  5. 5. オーストリア留学のビザ・滞在許可にかかる費用
  6. 6. オーストリア留学の都市別費用|ウィーン・グラーツなど4都市
  7. 7. オーストリア留学の隠れコストと費用を抑える方法
  8. 8. オーストリア留学の費用を英語圏・ドイツと比較
  9. 9. まとめ|オーストリア留学の費用は目的と期間で決まる

オーストリア留学の費用は総額いくら?目的・期間別の目安

オーストリア留学の費用は、何を目的に、どれだけの期間行くかで桁が変わります。まずは目的別の総額をひと目で確認してください。

オーストリア留学の費用の目安

目的別|オーストリア留学の費用の目安

短期留学

1〜2週間

約25〜52万円

航空券込みの総額

語学留学

1〜6か月

約45〜70万円

1か月/6か月は約190〜280万円

学費が安い

大学・大学院(公立)

2〜4年

約235〜350万円

1年/学費は年約27万円

音楽留学

1週間〜数年

約50〜85万円

4週間/1年は約235〜570万円

ワーキングホリデー

最長12か月

100万円〜

渡航前の準備資金

※航空券・授業料・滞在費・食費・保険を含む目安です。1ユーロ=約178円(2026年10月初旬)で換算しています。学校・都市・滞在方法・為替により変動します。

目的別に見る費用と向いている人

同じオーストリア留学でも、目的によってお金のかかり方はまったく違います。

5つの目的ごとに、費用の中身と向いている人、注意点を整理しました。

短期留学(1〜2週間)

休暇を使って、現地の空気を体験するスタイルです。

総額の半分前後を航空券が占めるため、期間が短いほど割高になります。

短期留学の総額の目安

約25〜52万円

期間:1〜2週間

主な費用

往復航空券約15〜25万円
授業料(1週間あたり)約4〜6万円
短期滞在の寮・ゲストハウス(1週間あたり)約1.5〜3万円

こんな人に向いている

社会人が長期休暇を使って行きたい
長期留学の前に、都市や学校を下見しておきたい

注意点:夏のハイシーズンは航空券も宿も高くなります。音楽祭の時期に合わせるなら、早めに予約しましょう。

詳しくは語学留学の期間別の総額↓で解説しています。

語学留学(1〜6か月)

語学学校でドイツ語を学ぶ、いちばん選ばれているスタイルです。6か月までなら事前のビザ申請がいらず、3か月を超えると1か月あたりの単価が下がり始めます。

語学留学1か月の総額の目安

約45〜70万円

期間:1〜6か月(3か月 約105〜155万円/6か月 約190〜280万円)

主な費用

授業料(4週間)約14〜22万円
滞在費(シェア・寮、1か月)約7〜11万円
食費・日用品(1か月)約5〜7万円

こんな人に向いている

ドイツ語をゼロから学びたい
大学進学の前に、まず基礎を固めておきたい

注意点:語学学校だけで6か月を超えて滞在することは原則できません。90日を超える場合は、現地で延長の手続きが必要です。

詳しくは語学留学1か月の費用の内訳↓で解説しています。

大学・大学院(公立)

オーストリア留学で最も費用対効果が高いスタイルです。学費は年約27万円で、費用の大半は住まいと食費が占めます。

公立大学1年の総額の目安

約235〜350万円

期間:学士3〜4年/修士2年

主な費用

学費(授業料+学生自治会費)約27万円
住まい(シェア・寮、1年)約84〜132万円
食費・日用品(1年)約60〜84万円

こんな人に向いている

学位をできるだけ費用を抑えて取りたい
卒業後にドイツ語圏で働くことも考えている

注意点:滞在許可の申請時に、1年分の生活費(24歳未満 約154万円/24歳以上 約280万円)を残高で示す必要があります。学部の授業はドイツ語中心で、B2〜C1相当の証明が求められます。

詳しくは大学留学にかかる費用↓で解説しています。

音楽留学

ウィーンならではのスタイルです。受験なしで始められる短期コースから音大まで入口が幅広く、ルートによって総額は10倍近く変わります。

語学+音楽レッスン4週間の目安

約50〜85万円

期間:1週間〜数年(1年通う場合 約235〜570万円)

主な費用

個人レッスン(4〜8回)約5〜15万円
国公立の音楽大学の学費(1年)約27万円
私立音楽院の学費(1年)約150〜250万円

こんな人に向いている

受験をせずに、本場の講師のレッスンを受けたい
将来の音大受験を見据えて、現地で力を試したい

注意点:練習室の有無や利用料は学校ごとに違います。国公立の音大は募集が年1回のため、受験準備の期間の費用も見込んでおきましょう。

詳しくは音楽留学にかかる費用↓で解説しています。

ワーキングホリデー(最長12か月)

18〜30歳なら、働きながら最長12か月滞在できます。ただし仕事が見つかるまでの生活費は自己資金でまかなう前提です。

渡航前に用意したい資金の目安

100万円〜

期間:最長12か月(18〜30歳)

主な費用

往復航空券約15〜25万円
仕事が見つかるまでの生活費(2〜3か月)約30〜70万円
入居時の初期費用約15〜30万円

こんな人に向いている

現地で働きながら、暮らすように滞在したい
ある程度のドイツ語力があり、仕事の幅を広げられる

注意点:年間の発給枠は200人と少なめです。英語だけで採用される仕事は限られるため、渡航前にドイツ語の基礎を固めておくと安心です。

詳しくはワーキングホリデーの費用↓で解説しています。

語学留学の期間別の総額

語学留学の総額を期間別にまとめました。航空券は期間にかかわらず1往復分なので、長くなるほど1か月あたりの単価は下がります。

期間
総額の目安
1か月あたり
1週間
25〜40万円
−
2週間
33〜52万円
−
1か月
45〜70万円
45〜70万円
3か月
105〜155万円
35〜52万円
6か月
190〜280万円
32〜47万円

※航空券・授業料(週20レッスン前後)・シェアや寮の滞在費・食費・保険・交通・雑費を含む目安です(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。

表が6か月で止まっているのは、語学学校だけで6か月を超えて滞在することは原則できないためです。1年いたい場合の選択肢はビザ・滞在許可にかかる費用↓で整理しています。

予算別にできることの目安

用意できる金額から逆に考えると、選べる留学スタイルが絞れます。

用意できる予算
できることの目安
〜70万円
1か月の語学留学、または夏のマスタークラス。まず現地を体験する
105〜155万円
3か月の語学留学。生活のドイツ語が回り始めるA2前後が目標
190〜280万円
6か月の語学留学。ビザなしで行ける期間をフルに使う
235〜350万円
公立大学・国公立音大に1年通う(資金証明の残高も必要)
360万円〜
私立大学・私立音楽院も選択肢に入る

※到達レベル・選べる進路は目安です(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。

留学費用の全体像や、ほかの国との相場の違いを先に知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

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オーストリア留学の費用の内訳|学費・住まい・生活費

総額の中身を分解すると、航空券・授業料・住まいの3つで全体の8割前後を占めます。どこを削れば効くのかを、費目ごとに見ていきます。

オーストリア留学の費用の内訳

語学留学1か月の費用の内訳

ウィーンの語学学校に1か月通い、シェアハウスか寮に住んで自炊する場合の内訳です。

費用の内訳(ウィーン・語学留学1か月の目安)

渡航費(往復航空券)

約15〜25万円

授業料(語学学校4週間)

約14〜22万円

滞在費(シェア・寮)

約7〜11万円

食費・日用品(自炊中心)

約5〜7万円

海外留学保険

約1〜2万円

交通・通信・雑費

約3万円

合計の目安

約45〜70万円

※各校の公開料金と一般的な相場をもとに算出(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。授業料は週20レッスン前後の一般コースを想定。航空券は時期と経由便の有無で大きく変わります。

いちばん動かしにくいのは航空券です。1か月の短期ほど割合が大きくなるので、期間を延ばすほど「1か月あたり」は割安になります。

住まい別の滞在費

滞在費は住まいの選び方で決まります。ホームステイは食事が付くぶん高く見えますが、食費と合わせて比べると差は小さくなります。

ホームステイ

月 12〜18万円

個室・朝夕食つきの場合

シェアハウス・学生寮

月 7〜11万円

光熱費込みが一般的

1人暮らし(アパート)

月 11〜16万円

長期向け・敷金が必要

短期滞在の寮・ゲストハウス

週 1.5〜3万円

1〜2週間の短期向け

※ウィーンの目安です(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。エリア・築年数・時期により変動します。

最初の1か月だけホームステイにして、現地で部屋を探す組み合わせなら、住まい探しの失敗も避けられます。

食費と物価の目安

スーパーの食料品は日本と大きく変わりませんが、外食は高くつきます。自炊の割合が、そのまま食費の差になります。

自炊と外食で、食費はどれだけ開くか(横棒=月の食費)

自炊が中心5〜7万円
外食が多い10〜15万円
1年続けたときの差約60〜95万円

※濃い色が下限、薄い色が上限までの幅です。外食は夕食1回3,000〜5,000円ほどの店を想定しています(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。

ウィーンの交通費と定期券

ウィーンの地下鉄・トラム・バスは1枚の乗車券で乗り継げます。運賃は2026年1月に値上げされた一方、26歳未満は年間定期が約5.3万円で買えるようになりました。

1回乗車券

約570円

アプリ購入なら約530円

月券

約1.3万円

アプリ購入なら約1.2万円

年間定期

約8.3万円

一括払いの場合

26歳未満の年間定期

約5.3万円

学生でなくても購入できる

※2026年1月1日の運賃改定後の価格(1回券3.20ユーロ、月券75ユーロ、年間定期467ユーロ、26歳未満の年間定期300ユーロ)を1ユーロ=約178円で換算。48時間券・72時間券は販売を終了しています。最新の運賃はウィーン交通局の公式情報をご確認ください。

月券と比べると、26歳未満は4か月、26歳以上は7か月を超えて滞在するなら年間定期のほうが安く済みます。短期なら月券で十分です。

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オーストリアの大学留学にかかる費用|公立・私立・大学院

ここがオーストリアの最大の強みです。公立大学は日本国籍でも学費が年約27万円で、1年の総額は約235〜350万円に収まります。

オーストリアの大学留学にかかる費用

公立・私立・大学院の年間費用

学費の差がそのまま総額の差になります。生活費は公立も私立もほぼ同じです。

区分
学費(年)
生活費込みの年間総額
公立大学
約27万円
235〜350万円
大学院(公立)
約27万円
235〜350万円
私立大学
150〜300万円
360〜620万円

※公立大学の学費は、非EU圏の学生に適用される1学期726.72ユーロの授業料と、学生自治会費(ÖH)1学期25.20ユーロの合計をもとにした目安です。私立大学の学費は大学・専攻により大きく異なります(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。

公立大学1年の費用の内訳

公立大学の場合、学費は総額の1割にも届きません。費用の本丸は住まいと食費です。

費用の内訳(ウィーンの公立大学・1年の目安)

学費(授業料+学生自治会費)

約27万円

住まい(シェア・寮×12か月)

約84〜132万円

食費・日用品(×12か月)

約60〜84万円

学生健康保険(×12か月)

約17万円

交通(年間定期)

約5〜8万円

通信・教材・雑費(×12か月)

約24〜48万円

往復航空券

約15〜25万円

滞在許可の申請・書類の翻訳

約4〜8万円

合計の目安

約235〜350万円

※学生健康保険は2026年の月額78.84ユーロ、年間定期は26歳未満300ユーロ〜一般467ユーロで計算。入居時のデポジットは含みません(隠れコスト↓で解説)。2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算。

学費だけを日本の大学と比べると、オーストリアの公立大学のほうが安く収まります。

学費だけを1年で比べると(横棒=年間の学費)

オーストリアの公立大学約27万円
日本の国立大学(参考)約54万円
日本の私立大学(参考)100〜150万円
オーストリアの私立大学150〜300万円

同じ学士号でも、入口を公立にするかどうかで1年あたり100万円以上の差が生まれます。

※横棒は300万円を基準にした相対比較です。日本の国立大学は標準額の授業料、私立大学は学部により大きく異なります(2026年10月時点の目安)。

ドイツ語ゼロから進学するときの追加費用

学部の授業の多くはドイツ語で、出願にはB2〜C1相当の証明が必要です。ドイツ語ゼロから始める場合は、大学の4年間に加えて語学の期間ぶんの費用を見込んでください。

ドイツ語ゼロから進学する場合

語学の期間約190〜350万円›B2以上の証明試験に合格›大学1年次年 約235〜350万円

すでに語学要件を満たしている場合

出願書類の準備翻訳・認証の費用›大学1年次年 約235〜350万円

語学の期間を日本で進めるか、現地で進めるかで総額は大きく変わります。基礎だけでも日本で固めてから渡航すると、現地での滞在期間を短くできます。

※語学の期間は半年〜1年を想定した目安です。半年を超えて現地で学ぶ場合は、語学学校ではなく大学の進学準備課程などに在籍する必要があります。

正規留学の仕組みや、語学留学との違いを基礎から知りたい方はこちらもどうぞ。

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2026年7月30日更新 2026年9月4日

オーストリアの音楽留学にかかる費用|ウィーンの3ルート

オーストリアの音楽留学には、受験をしなくても入れる入口があります。どのルートを選ぶかで、総額は10倍近く変わります。

ウィーンの街並み

ルート別の費用比較

4つの選択肢を、期間と総額で並べました。

ルート
期間・入学条件
総額の目安
語学+音楽レッスン
4週間・試験なし
50〜85万円
夏のマスタークラス
1〜3週間・録音審査など
30〜70万円
国公立の音楽大学
1年・実技試験
235〜350万円
私立音楽院
1年・実技審査
360〜570万円

※航空券・学費・滞在費・食費・保険を含む目安です。楽器・講師・レッスン回数・滞在方法により変動します(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。

意外に思われますが、1年通うなら最難関の国公立音大がいちばん安いという逆転が起きます。学費が公立大学と同じ年約27万円だからです。

1年通うなら、どのルートが安いか(横棒=年間の総額)

国公立の音楽大学235〜350万円
私立音楽院360〜570万円

濃い色が下限、薄い色が上限までの幅です。学費が抑えられるぶん、受験準備に投資する価値がある国だと言えます。

語学+音楽レッスンの費用

ウィーンの一部の語学学校では、ドイツ語の授業に週1〜2回の個人レッスンを組み合わせられます。語学留学1か月の費用に、レッスン代が上乗せされる形です。

費用の内訳(語学+音楽レッスン・4週間の目安)

語学留学1か月の費用

約45〜70万円

個人レッスン(4〜8回)

約5〜15万円

合計の目安

約50〜85万円

※レッスンは1回50〜60分を想定。練習室の利用料が別にかかる学校もあります。楽器と講師によって料金が変わるため、申込前に見積もりを取ってください(2026年10月時点)。

国公立音大と私立音楽院の費用

ウィーン国立音楽・演劇大学をはじめとする国公立の音大は、合格すれば学費が公立大学と同じ年約27万円です。募集は年1回が基本なので、受験準備の期間の費用も計画に入れておきましょう。

国公立の音楽大学

学費:年 約27万円

入学:実技試験。難関

別途:受験前の現地レッスン代

私立音楽院

学費:年 150〜250万円が目安

入学:実技審査はあるが門戸は広め

別途:生活費は国公立と同じ水準

※学費・試験科目は学校と専攻により異なります。必ず各校の公式募集要項をご確認ください(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。

オーストリア留学のビザ・滞在許可にかかる費用

ビザまわりの費用は、6か月を境に一気に変わります。期間と「働くかどうか」で、自分がどのマスに入るかを確認してください。

6か月以内 × 働かない

申請費用はほぼゼロ

事前のビザ申請は不要。日本の海外留学保険に入れば足ります。

最長12か月 × 働きたい

ワーキングホリデー

18〜30歳が対象。渡航前の準備資金100万円〜が目安です。

6か月超 × 大学などで学ぶ

学生の滞在許可

申請手数料に加え、1年分の生活費を残高で示す資金証明が必要です。

6か月超 × 語学学校だけ

原則むずかしい

半年で区切るか、進学準備課程やワーキングホリデーを検討します。

※ティール枠は申請が不要な区分、オレンジ枠は申請が必要または条件が厳しい区分です。個別の可否は在日オーストリア大使館の案内でご確認ください。

6か月までの語学留学は申請費用がかからない

日本国籍なら、就労しない滞在は最長6か月まで事前のビザ申請なしで滞在できます。90日を超える場合は、現地で滞在延長の手続きが必要です。

注意:90日を超えたら、ほかのシェンゲン協定加盟国へは行けません

延長後の滞在はオーストリア国内に限られます。経由便での帰国も含め、ほかの加盟国に入ると滞在超過とみなされるおそれがあります。帰国便は直行便か、シェンゲン圏外の経由便で予約しておくと、航空券の買い直しを避けられます。

長期は資金証明で1年分の生活費が必要

6か月を超えて大学などで学ぶ場合は、日本にいるうちに学生の滞在許可を申請します。このとき12か月分の生活費を前もって示す必要があり、ここが長期留学で最も大きなお金のハードルです。

24歳未満

約154万円

月 約12.9万円×12か月

24歳以上

約280万円

月 約23.3万円×12か月

※2026年の基準額(24歳未満 月722.58ユーロ、24歳以上 月1,308.39ユーロ)を1ユーロ=約178円で換算。家賃が月386.43ユーロ(約6.9万円)を超える場合は、超えた分も上乗せして示します。

資金証明は「余分に払うお金」ではなく、留学中に使う生活費を残高で見せるものです。ただし申請の時点で一括で用意しておく必要があるため、分割で貯めながら行く計画は立てにくくなります。

申請手数料・保険・書類の費用

資金証明とは別に、実際に出ていく費用もあります。初年度にかかる主なものは次のとおりです。

滞在許可の申請手数料:約3.9万円(2026年は218ユーロ)。不許可でも返金されません。
学生健康保険:月約1.4万円(2026年は月78.84ユーロ)、年に換算すると約17万円です。
書類の認証と翻訳:卒業証明書などのアポスティーユとドイツ語の認証翻訳で、数万円かかるのが一般的です。
更新時:滞在許可は最長12か月ごとの更新で、更新のたびに手数料と資金証明が必要です。

※ウィーン美術アカデミー・オーストリア政府の公開情報(2026年)をもとにした目安です。手数料は改定されることがあるため、申請前に居住予定地の担当部署で必ず確認してください。

基準額や手数料は毎年改定されます。申請前に、公式サイトで最新の金額を確認しておきましょう。

公式サイトで最新の金額を確認する

語学学校だけで1年いたいときの選択肢

民間の語学学校のドイツ語コースだけでは、学生の滞在許可の対象になりにくいのが実情です。1年近く滞在したい場合は、次の3つから選ぶことになります。

進み方
手続き
費用の目安
半年で区切る
事前申請なし
約190〜280万円
大学の進学準備課程に入る
滞在許可+資金証明
年 約210〜330万円
ワーキングホリデー
ビザ申請(18〜30歳)
渡航前 100万円〜

※進学準備課程の費用は、受講料と1年分の生活費を合わせた目安です。課程の有無と受講料は大学ごとに異なります(2026年10月時点)。

ワーキングホリデーの費用

ワーキングホリデーは、18〜30歳なら最長12か月、働きながら滞在できる制度です。年間の発給枠は200人と少なく、仕事が見つかるまでの2〜3か月分の生活費を含めて、渡航前に100万円以上を用意しておくのが目安です。

仕事の選択肢はドイツ語力で大きく変わります。ビザの申請方法や現地での仕事事情は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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2026年8月14日更新 2026年8月14日

留学カウンセラー
りょう

長期留学の相談で多いのが、「学費は安いのに、資金証明で詰まる」というケースです。24歳以上だと約280万円を申請時に見せる必要があるので、学費の安さだけで判断せず、残高をいつまでに用意できるかから逆算してみてください。

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オーストリア留学の都市別費用|ウィーン・グラーツなど4都市

学校の数が最も多いのはウィーンですが、家賃は都市によって2〜3割変わります。学びたい内容と予算の両方から選びましょう。

オーストリアの留学都市の街並み

4都市の家賃と費用面の特徴

シェアハウスや寮に住む場合の家賃と、費用面で押さえたい特徴をまとめました。

都市
家賃(シェア・月)
費用面の特徴
ウィーン
7〜11万円
学校の選択肢が最多。家賃は国内で最も高い
ザルツブルク
6〜10万円
観光地価格で外食が高め。音楽祭の時期は宿が高騰
グラーツ
5〜8万円
学生の街で学食も安い。生活費を抑えたい人向き
インスブルック
6〜10万円
観光需要で住まいの確保が難しい。冬は暖房費に注意

※1ユーロ=約178円で換算した2026年10月時点の目安です。エリア・築年数・光熱費の有無により変動します。

家賃の幅を横に並べると、グラーツだけ帯の位置が左にずれているのが分かります。

4都市の家賃レンジ(シェア・月額/横軸は0〜14万円)

ウィーン7〜11万円
ザルツブルク6〜10万円
グラーツ5〜8万円
インスブルック6〜10万円
07万円14万円

1年住むと、ウィーンとグラーツの家賃の差は約24〜36万円になります。学校の選択肢と引き換えに、どこまで家賃を下げたいかで決めてください。

ウィーンと地方都市の月の生活費

学費を除いた1か月の生活費を、ウィーンとグラーツで比べました。長期で住む場合は、ここに学生健康保険の月約1.4万円が加わります。

費目
ウィーン
グラーツ
家賃(シェア)
7〜11万円
5〜8万円
食費・日用品
5〜7万円
4.5〜6.5万円
交通費
0.5〜1.3万円
0.5〜1万円
通信・雑費・娯楽
2〜4万円
2〜3.5万円
月の合計
約15〜23万円
約12〜19万円

※1ユーロ=約178円で換算した2026年10月時点の目安です。エリア・生活スタイル・為替により変動します。

半年単位で国や都市を比べたい方は、国別の半年留学の費用もあわせて確認してみてください。

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2026年7月24日更新 2026年9月2日

オーストリア留学の隠れコストと費用を抑える方法

学校のパンフレットに載る授業料や寮費のほかにも、出ていくお金があります。ここでは見落としやすい費用と、総額を下げる方法、使える奨学金をまとめます。

オーストリア留学の費用を抑えるイメージ

見落としやすい隠れコスト

長期留学の初年度には、授業料や家賃とは別に約44〜70万円がかかります。予算を組むときは、この分を最初から別枠で確保しておいてください。

1

学生健康保険(年)

約17万円

大学に登録したあと、現地の学生健康保険に加入します。滞在許可の受け取りに必要な条件です。

2

滞在許可の申請と書類

約4〜8万円

申請手数料に加え、卒業証明などのアポスティーユと認証翻訳の費用がかかります。不許可でも返金されません。

3

入居時の初期費用

約15〜30万円

敷金にあたるデポジットと前家賃が中心です。退去時に問題がなければデポジットは返金されます。

4

渡航直後の生活立ち上げ

約8〜15万円

現地のSIM、寝具や日用品、冬物の防寒具です。冬に渡航する場合はここが膨らみます。

初年度の隠れコスト合計

約44〜70万円

※1と2は「大学留学1年の費用の内訳」にも含めています。6か月以内の語学留学では1と2はかからず、日本の海外留学保険で代替します(2026年10月時点/1ユーロ=約178円換算)。

費用を抑える6つの方法

オーストリア留学で効くのは、学費と家賃という大きな固定費を下げることです。効果の大きい順に並べました。

1

公立大学・国公立音大を目指す

私立との学費の差は年100万円以上。長期なら、入口を公立にするだけで総額が大きく変わります。

2

グラーツなど地方都市を選ぶ

ウィーンと比べて家賃だけで年約24〜36万円下がります。学びたい内容が地方都市でも叶うか確認してみましょう。

3

学生寮やシェアに早めに申し込む

留学生向けの寮は学期開始前に埋まります。渡航の3〜4か月前に動くと、割高な短期物件に頼らずに済みます。

4

自炊と学食を中心にする

外食中心と比べて、食費は1年で約60〜95万円違います。大学の学食を使えるなら、さらに抑えられます。

5

航空券は時期と経由地で選ぶ

年末年始や夏休みを外すだけで数万円下がることがあります。90日を超えて滞在するなら、帰国便の経由地にも注意してください。

6

送金とカードの手数料を見直す

学費や家賃の送金は、銀行の窓口より手数料の安い送金サービスのほうが有利なことが多いです。数百万円を動かす長期留学ほど差が出ます。

オーストリア留学で使える奨学金

学費が安いオーストリアでは、奨学金は生活費を補う役割が中心です。主な選択肢は次の3つです。

オーストリア政府奨学金

オーストリア政府が日本人の大学生・大学院生などに支給する給付型の奨学金です。

月額:1,050ユーロ(約19万円)を9か月(2022年度の募集要項)

注意:募集人数は数名程度。音楽専攻は対象外とされている年度があります

JASSO 海外留学支援制度(協定派遣)

在籍大学の協定校へ交換留学する場合などが対象です。在籍大学を通して申し込みます。

月額:行き先の地域区分で決まります

条件:成績や家計の基準があり、大学ごとに募集枠があります

大学・財団の奨学金(grants.at)

オーストリアの奨学金・助成金は、OeAD(オーストリア国際化機関)のデータベース「grants.at」でまとめて検索できます。大学独自の成績優秀者向け給付もあります。

※金額・条件は年度ごとに変わります。オーストリア政府奨学金の金額は2022年度の募集要項にもとづく参考値です。必ず最新の募集要項をご確認ください。

募集は留学開始の半年〜1年以上前に締め切られるものが多くあります。気になる制度は、早めに公式サイトで確認しておきましょう。

公式サイトで最新の募集情報を確認する

grants.at(OeAD 奨学金データベース)国籍・専攻で使える奨学金を検索する › JASSO 海外留学支援制度(協定派遣)支給月額・対象・申請方法を確認する ›

支給額・募集要件は年度ごとに変更されます。応募前に各公式サイトと在籍大学の募集要項をご確認ください。

ほかの国と費用を比べながら、予算に合う留学先を探したい方はこちらもどうぞ。

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2026年7月24日更新 2026年9月4日

オーストリア留学の費用を英語圏・ドイツと比較

オーストリアは「大学は安いが、語学留学は安くない」国です。目的によっては、同じ予算で英語圏のほうが長く滞在できることもあります。

英語圏との費用比較(語学留学1か月)

航空券・授業料・滞在費・保険を含めた1か月の総額で並べました。オーストリアは航空券と授業料が高めに出ます。

国別の費用目安(語学留学1か月)

オーストリアの国旗オーストリア
約45〜70万円
アメリカの国旗アメリカ
約40〜60万円
オーストラリアの国旗オーストラリア
約40〜55万円
カナダの国旗カナダ
約35〜50万円
フィリピンの国旗フィリピン
約20〜28万円

※渡航費・学費・滞在費・保険を含む目安。各校の公開料金と一般的な相場をもとに算出(2026年10月時点)。

語学留学だけで比べると、オーストリアは英語圏の主要国と同じか、やや高い水準です。ドイツ語やオーストリアの音楽を学ぶこと自体が目的ならオーストリア、英語力やキャリアが目的なら英語圏、と目的で選び分けるのが現実的です。

ドイツとの費用比較

同じドイツ語圏でも、学費とビザまわりの費用は意外と違います。

比べる軸
オーストリア
ドイツ
公立大学の学費
年 約27万円
(全国で同じ条件)
多くの州で授業料なし
(州・大学により非EU学生に課金あり)
ビザなしの語学留学
最長6か月
(90日超は現地で延長)
90日まで
(超える場合は滞在許可)
長期の資金証明
残高証明
(年齢で金額が変わる)
閉鎖口座への入金が一般的

※2026年10月時点の目安。ドイツはバーデン=ヴュルテンベルク州が非EU学生に1学期1,500ユーロを課すなど、州・大学により扱いが異なります。出願前に各大学の公式案内でご確認ください。

学費だけを見ればドイツに分があり、短期の語学留学を手続きなしで長めに取れる点はオーストリアが有利です。ドイツ側の費用はこちらで詳しく解説しています。

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2026年7月28日更新 2026年9月2日

留学カウンセラー
りょう

「音楽が好きだからオーストリア」という相談はよくありますが、費用を並べると、語学留学なら英語圏と大差ないことに驚かれる方が多いです。帰国後に何を見せたいかが英語力やキャリアなら、英語圏と並べてから決めても遅くありません。

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まとめ|オーストリア留学の費用は目的と期間で決まる

オーストリア留学は、短期は手続きの軽さ、長期は学費の安さが強みです。最後に要点を整理しておきます。

この記事のまとめ

・語学留学の総額は1か月約45〜70万円、3か月約105〜155万円、6か月約190〜280万円が目安
・公立大学の学費は日本国籍でも年約27万円。生活費込みで1年約235〜350万円
・長期は資金証明として1年分の生活費(24歳未満 約154万円/24歳以上 約280万円)を申請時に示す
・音楽留学は4週間約50〜85万円から。1年通うなら国公立音大が最も安い
・長期の初年度は隠れコストが約44〜70万円。別枠で確保しておく
・語学留学の費用は英語圏の主要国と同水準。目的で国を選び分ける

決める順番は「目的 → 期間 → 都市 → 学校」です。ここが固まれば、必要な金額もほぼ決まります。

迷ったら、この順番で予算を決める

目的語学・音楽・学位 › 期間6か月の内か外か › 都市家賃で選ぶ › 学校総額で見積もる

順番を飛ばして学校から選ぶと、あとで期間やビザの条件と予算が噛み合わなくなります。目的を1行で書けるところから始めてください。

オーストリアにするか迷っている方は、留学先の国選びから考え直せるこちらの記事も参考にしてください。

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帰国後に英語力やキャリアを示したいなら、英語圏と並べて比べてから決めるほうが後悔しません。同じ予算でできることは、国によって大きく変わります。

本記事は2026年10月時点の情報です。費用は1ユーロ=約178円で換算した目安であり、為替・制度改定・学校の料金変更により変動します。公立大学の学費はウィーン大学、学生健康保険はオーストリア政府ポータル、滞在許可の資金証明と手数料はウィーン美術アカデミーおよびウィーン市、交通運賃はウィーン交通局の公表値を参照しています。ビザ・滞在許可の要件は、必ず在日オーストリア大使館および各大学の公式案内でご確認ください。

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