「ホストファミリーと合わなかったら、どうすればいいんだろう」
留学の準備を進めている人から、いちばん多く届く不安のひとつです。
食事、シャワー、家事、会話。ひとつずつは小さなことでも、毎日続くと家の中に逃げ場がなくなります。
この記事では、実際に起きたトラブル事例8つと、出発前に申し込み段階でできる対策、そして万一のときに滞在先の変更を依頼する手順までを順番に整理します。
この記事を書いた人
ホストファミリーが不安な人に
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※評価はGoogle口コミ(2026年9月時点)を参考にした編集部の総合評価です。費用・サービス内容は同時点で公式サイトに掲載されている情報にもとづきます。最新情報は公式サイトをご確認ください。
目次
留学のホストファミリートラブルは多い?

結論から言うと、珍しい話ではありません。
留学中の相談で滞在先はいちばん多いテーマのひとつで、3軒目まで移った経験者の記録も公開されています。
ただし、多くは相性ではなく、お互いの「当たり前」がずれているだけです。
起きやすい時期も、解決までの道筋もはっきりしています。
トラブルが表に出るのは2〜4週目から
不満が出るタイミングには、はっきりした山があります。
到着〜1週目
お互いに遠慮している
嫌いな食べ物も口にし、手伝いも進んで引き受けてしまう時期。
2〜4週目
ズレが表に出てくる
食事量・シャワー・洗濯など、生活のリズムの違いが積み上がる。
1か月以降
我慢が限界になる
部屋にこもる、外食が増える、学校を休みがちになるなどの形で出る。
受け入れ歴の長いホストファミリーも、最初の1か月はお互いに気をつかう“ハネムーン期間”で、そこを過ぎると本音が出ると話しています。
留学のホストファミリーは家族ではない
受け入れの動機は家庭によって違います。
「家族のように迎えてくれる」とは限らないと知っておくと、期待とのギャップが小さくなります。
収入目的の家庭が悪いわけではありません。
問題になるのは、こちらが「第二の家族」を期待したまま入居してしまったときです。
2026年7月13日更新 2026年9月2日
ホストファミリートラブルは伝えれば直る
食事の量、シャワーの時間、洗濯の頻度は、黙っていれば「不満なし」と受け取られます。
食事が合わないと伝えて、メニューを変えてもらえた例もあります。
つまり、起きるかどうかより起きたときに動けるかどうかが分かれ目です。出発前に手順まで知っておくほど、現地に着いてからの選択肢が増えます。
留学カウンセラー
りょう
留学のホストファミリートラブル事例8選

実際に留学経験者が語っているトラブルを、起きやすい順に8つ並べました。
出発前に知っておくだけで、現地での受け取り方が変わります。
食事が合わない・足りないトラブル
もっとも多く、そしてもっとも解決しやすいのが食事です。
実際にあった例
カナダ・バンクーバーに滞在した留学生は、昼食が毎日サンドイッチと果物、夕食も脂っこいものが続いたと振り返っています。別の家庭では「冷蔵庫にあるもので自分で作って」と言われ、会話もないまま2週間を過ごしたという声もありました。一方で、食事が合わず体調を崩しかけたケースでは、改善を依頼してメニューを変えてもらえた例も報告されています。
契約上の食事回数(何食付きか)を先に確認し、「量」ではなく「食べられるもの」を具体的に伝えるのが近道です。
シャワーや洗濯のルールが厳しい
水道光熱費を家庭が負担しているため、日本の感覚より制限が強くなりがちです。
実際にあった例
ニュージーランドに高校留学した学生は、入浴は1人10分までという決まりがあり、それを超えると注意されたと話しています。洗濯は週に1回だけ、洗剤やタオルは自分で用意する家庭も珍しくありません。
ルール自体は珍しいものではないので、破って注意される前に初日に確認しておくのが安全です。
家事の手伝いが多すぎるトラブル
欧米では、子どもも家事を分担するのが一般的です。
ただし勉強時間が削られるほどの負担は、行きすぎにあたります。
実際にあった例
留学前のオリエンテーションで「進んで手伝いを」と教わった高校生が、そのとおりに動いた結果、家事のほとんどを任されて勉強時間も自由時間もなくなってしまった事例が報告されています。事情を説明したところ、手伝いの量を減らしてもらえたそうです。短期留学でベビーシッターを任されていた学生の話もあります。
普通の範囲
・自分が使った食器を洗う
・食卓の準備と片づけを手伝う
普通の範囲
・自分の部屋を片づける
・自分の洗濯物をたたむ
行きすぎ
・家族全員分の食事作り
・家中の掃除を任される
行きすぎ
・小さな子どもの世話を任される
・平日に1日2時間以上かかる
自分の食器を洗う、食卓を運ぶ程度は家族の一員として普通の範囲。
それを超えたら線引きの相談をしてよいと考えてください。
2026年7月16日更新 2026年9月2日
ホストファミリーと会話がない
「英語を話す機会が欲しかったのに、誰とも話さない」という不満です。
実際にあった例
バンクーバーで1フロアが留学生専用になっていた家庭に入った人は、気をつかわずに過ごせた反面、ホストと顔を合わせるのは週に1回ほどで、英語の上達にはつながらなかったと語っています。当初3か月の予定を1か月で切り上げ、ルームシェアへ移りました。
まず1週間
話す時間を決める
夕食後の10分だけ、と自分から時間を区切って声をかける。
変わらなければ
目的とセットで相談
「英語を使う機会が欲しい」と学校の担当者に伝える。
それでもなら
滞在の形を変える
交流の多い家庭への変更か、寮・シェアハウスを検討する。
ただし「会話がない」だけでは変更が認められないこともあります。
英語を使う機会が欲しいという目的とセットで、学校やエージェントに相談してください。
門限やWi-Fiのハウスルール問題
家庭ごとに決まりがあり、書面で渡されないこともあります。
実際にあった例
来客を禁止している家庭で、友人を招いたことをきっかけに関係が悪化したケースがあります。また、日本の家族と時差の関係で深夜に通話していたところ、家全体に声が響いて騒音トラブルになった例も指摘されています。
門限・来客・通話・シャワーの時間帯は、口頭でよいので初日に聞いておくと後から揉めません。
部屋の設備・衛生面のトラブル
写真と実物が違う、清潔さの基準が合わない、というパターンです。
実際にあった例
アメリカで複数のホームステイを経験した留学生は、部屋にアリが大量発生したこと、食事に髪が入っていたことを挙げています。メルボルンでは滞在先に空き巣が入り、留学生の荷物からアクセサリーが盗まれた例も。このときは保険で帰国後に補償されました。
頼めば直ること
・虫が出る、電球が切れている
・鍵や網戸が壊れている
・暖房や湯量が足りない
家庭の基準そのもの
・家全体の掃除の頻度
・キッチンや浴室の使い方
・においやペットの扱い
衛生面は「直せるもの」と「家庭の基準そのもの」に分かれます。
後者なら相談の対象ですが、判断は手配元の規定によります。
同居の日本人とつい日本語になる
同じ家に日本人の留学生がいると、家の中では自然と日本語になります。
実際にあった例
ホストに話しかける前に日本語で会話が成立してしまうため、家にいる間は英語を使う時間がほぼゼロになります。同居の留学生とばかり話し、ホストとは週に1回しか顔を合わせないまま、英語の上達につながらなかったという声もありました。留学生を5人受け入れている家庭もあり、同居人の顔ぶれで英語環境は大きく変わります。イギリスの家庭で台湾・韓国・ハンガリーの留学生と同居し、交流が楽しかったという例とは対照的です。
入居してから同居人は選べません。
申し込み時に「同時期に日本人を受け入れる予定があるか」を確認しておくのが、唯一の防ぎ方です。
差別的な言動や追加請求のトラブル
数は多くありませんが、ここに当てはまるなら我慢の対象ではありません。
実際にあった例
カナダで3軒を渡り歩いた留学生は、1軒目が夫婦げんかの絶えない家庭で、2週間で学校のカウンセラーに相談して転居。2軒目では入居2週間後に突然の退去を求められ、あとから部屋をカップルに貸したほうが収入が増えるためだったと分かりました。3軒目では学校に相談したことがホストに伝わって激怒され、身に覚えのない話を並べられた末に警察を呼ばれる事態にまでなっています。
このレベルの相談では、やり取りをメールに残す、録音するといった記録が自分を守ります。
学校とエージェントの両方に同時に連絡してください。
※上記の事例は、公開されている留学経験者の体験談・留学関連機関の事例紹介をもとに要約したものです。
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留学のホストファミリートラブルの原因3つ
事例を並べると、原因はほぼ3つに集約されます。
どれも「相手が悪い」で終わらせると解決しません。
トラブルの原因になりやすい3点
自分のケースがどれに当たるかで、次にやることが変わります。
1|ホストファミリー側の受け入れ目的の違い
「一緒に出かけてくれる」と期待した人ほど、放置されたと感じます。
部屋を複数貸している家庭では、干渉が少ないのが標準です。
留学生が期待しがちなこと
・毎日いろいろな話をしてくれる
・週末は一緒に出かけてくれる
・英語を教えてくれる
家庭が引き受けたつもりの役割
・部屋と契約どおりの食事を用意する
・家のルールを守って暮らしてもらう
・困ったときに相談に乗る
右側だけを引き受けている家庭は、放置しているつもりがありません。
先に期待値を下げておくほど、失望は小さくなります。
2|留学生と家庭の生活習慣のずれ
毎日の入浴、深夜の洗濯、部屋での通話。
日本では普通でも、水道代や騒音の感覚が違えば不満の種になります。
ずれ自体は避けられません。
問題は、ずれたまま黙って耐える時間が長くなることです。
ホストファミリー側も、日本人留学生の曖昧な「Yes」に困ることがあると言われます。
できないことは言葉にして返すほうが親切です。
3|契約内容とハウスルールの確認不足
食事は何食付きか、洗濯は誰がするか。
手配時の書面を読まずに入居すると、揉めたときに根拠がありません。
この4点だけでも渡航前に手元に残しておくと、いざというときの話が早く進みます。
留学のホストファミリートラブル対策

やることは、渡航前と渡航後で変わります。
防げるかどうかは、申し込みの段階でほぼ決まります。
申込時に伝えておくべき条件
希望を出さなければ、条件なしとして手配されます。
「贅沢な希望かも」と思う内容ほど、伝えておく価値があります。手配前なら、ほとんどコストをかけずに調整できます。
到着初日に確認するハウスルール
初日に聞くのは、ただの確認です。破ってから聞くと、注意される形になります。
聞いた内容はスマホにメモしておきます。あとで食い違ったときの確認材料になります。
ホームステイ以外の滞在先も検討する
合う・合わないがはっきり分かれるので、最初から別の形を選ぶ手もあります。
ホームステイ
向く人:生活ごと英語に浸りたい、初めての海外
注意:家庭は選べず、当たり外れがある
寮・シェアハウス
向く人:自分のペースを保ちたい、自炊できる
注意:英語を使う機会は自分でつくる必要がある
最初の1か月だけホームステイにして、そのあと移る形にしておくのも現実的な選択です。
留学中にすぐ試せる対処法5つ
現地で実際に困ったときは、変更に進む前に試す方法が5つあります。上から順にやれば、ほとんどは3つ目までで動きます。
1|1週間分の事実を記録する
日付と起きたことだけをメモします。「夕食が出なかった日が5日中3日」のように数えられる形にしておくと、相談の場で強い材料になります。
2|メッセージで直接伝える
「あなたは〜してくれない」ではなく「私は〜で困っている」と言い換えます。
相手を責めない形なら、たいていの家庭は応じてくれます。
伝え方の型
事実
夕食が出ない日が週に3日ある
自分への影響
外食が増えて、お金と時間が足りない
お願い
遅くなる日は取り分けておいてほしい
主語を「私」にしたまま、この3つを並べるだけで通ります。責める言葉を足さないことがいちばんのコツです。
「I don't like ○○」は強く響くので、食べ物の話では避けたほうが無難です。
3|学校の担当者に相談する
語学学校や高校には、ホームステイ担当者や留学生課があります。
滞在先の手配や苦情の処理はこの窓口の仕事で、相談は無料、最短でその日から動いてくれます。
0円
相談の費用
最短その日
動き出すまで
担当部署
滞在先の管理が仕事
4|エージェントに間に入ってもらう
渡航後もメールや電話で対応してくれるエージェントなら、状況を伝えるだけで動いてくれます。
相談したその場で別の滞在先を紹介してもらえた例もあります。
5|記録を残して変更申請に進む
1〜4で変わらなければ、変更の申請に進みます。
申請から転居までは1〜2週間が目安で、手順は次のセクションでまとめています。
やってはいけないNG対応
動き方を間違えると、残りの滞在期間が一気に気まずくなります。
言いにくいことほど、学校やエージェントという第三者を通したほうが、結果的に早く静かに片づきます。
保護者が知っておきたい留学中の関わり方
高校生や中学生の留学では、日々の連絡で不満を聞く保護者がまず動くことになります。
ここで感情のまま判断すると、子どもの選択肢が狭まります。
やるとよいこと
・話を最後まで聞き、日付と出来事をメモにしておく
・本人から学校の担当者に相談するよう促す
・動かないときに、手配元へ保護者から連絡する
避けたいこと
・聞いたその日に「すぐ変えてもらいなさい」と伝える
・毎日の連絡で不満だけを聞き出そうとする
・本人に確認せずに帰国の手配を進める
現地のスタッフは、中立の立場で双方から聞き取りをしたうえで対応を判断します。
言葉や文化の行き違いが原因だったケースも少なくありません。
2026年7月28日更新 2026年8月5日
留学カウンセラー
りょう
留学のホストファミリー変更を頼む手順

変更は、正規の手続きとして用意されています。
申請書類が決まっている学校もあるほど、珍しい話ではありません。
変更依頼の流れ4ステップ
相談してから新しい家に移るまで、おおむね1〜2週間を見ておきます。
1|相談先を決める
学校のホームステイ担当か、手配した留学エージェント。手配元に連絡するのが基本です。
学校経由で手配したなら学校、エージェント経由ならエージェントが窓口です。
どちらにも話しておくと、片方が動かなかったときに詰みません。
2|理由を事実ベースで整理する
日付・回数・具体的な出来事を並べます。
「合わない」だけでは理由として扱われないことがあるためです。
担当者が動くかどうかは、理由が具体的かどうかで決まります。
用意した記録は、そのまま申請書の材料になります。
先に知っておくこと
ホストファミリーの義務は、原則として「部屋」と「契約どおりの食事」の提供までです。毎日違う料理、外出への同行、勉強机やテレビの用意などは善意の範囲で、これらがないことだけを理由にした変更は認められないことがあります。一方、契約と実態が違う(3食付きなのに夕食が出ない等)場合は、明確な理由として扱われます。
手配会社の規約に「明確な理由があれば変更を申請できる」と明記されている例もあります。
鍵になるのは“明確な理由”を用意できるかどうかです。
3|変更を申請する
専用の申請書がある学校もあります。
次の受け入れ先が決まるまで、数日〜数週間かかります。
STEP 1
申請を出す
記録を添えて担当者に提出します
STEP 2
受け入れ先を探す
空き状況次第で数日〜数週間かかります
STEP 3
転居先が決まる
担当者からホストへ退去予定が伝わります
STEP 4
退去・転居
滞在費の精算と鍵の返却をして移ります
このとき「ホストファミリーには理由を伝えないでほしい」と念を押しておきます。
担当者から内容が漏れることは通常ありませんが、家庭側が探りを入れてくる可能性はあります。
4|退去日と気まずさに備える
退去の2週間前までに申し出るルールを設けている学校・手配会社が多くあります。
申し出が遅れると、その分の滞在費を請求されることがあります。
申し出の期限の数え方
申し出た日
担当者に変更を伝える
2週間
›退去できる日
ここより前に出ると費用が発生することも
逆算すると、移りたい日の2週間前には相談を終えておく必要があります。空き待ちが入ればさらに前倒しです。
やっておくこと
・借りた鍵・交通カードを返す
・滞在費の精算内容を確認する
・短くていいのでお礼を伝える
・忘れ物がないか部屋を確認する
やらなくていいこと
・気まずさを埋めようと無理に話す
・変更した理由を本人に説明する
・高価なお礼の品を用意する
・SNSでのつながりを続ける
承認されると、担当者からホストファミリーへ退去予定が伝わります。
移るまでの数日は学校や図書館で過ごし、荷物は早めにまとめておくと楽です。
ホストファミリーに直接言わない理由
変更したい気持ちを本人にぶつけるのは、いちばん避けたい動き方です。
実際に、学校へ相談したことがホストに伝わって関係が決定的に壊れた例も報告されています。
伝達のコントロールは担当者に任せましょう。
変更にかかる期間と追加費用の目安
金額は学校・エージェント・国によって変わります。
まずは考え方だけ押さえてください。
※学校・エージェント・国・契約内容により扱いが異なります。手配元の規定で必ず確認してください。
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やり取りを記録に残す
連絡はメールで行い、文面を残します。事実と異なる主張をされたときの備えになります。
実際に、退去を申し出た留学生が身に覚えのない話を並べられたケースもあります。記録は、自分を守るためのものです。
留学カウンセラー
りょう
トラブル時に頼れる留学エージェントの条件

滞在先のトラブルで差が出るのは、渡航してからのサポートがあるかどうかです。
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2026年8月27日更新 2026年9月8日
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留学のホストファミリーのよくある質問
相談を受けるなかで、特に多いものをまとめました。
判断に迷うときは、「自分が悪いのでは」と考える前に手配元へ連絡するのが正解です。
まとめ|留学のホストファミリートラブル
ホストファミリーとのトラブルは、動く順番さえ分かっていれば大半は解決できます。
この記事のまとめ
出発前にやることは2つ。滞在先の条件を伝えておくことと、困ったときの連絡先を決めておくことです。
この2つがあるだけで、現地での選択肢が大きく変わります。
※本記事は2026年9月時点の情報です。滞在先の変更規定・費用・サポート内容は、学校や手配元により異なります。








