「留学はしたいけれど、留年はしたくない」
その壁を越えるための制度が認定留学です。
日本の大学に在籍したまま海外の大学で学び、取得した単位を卒業単位に認めてもらう仕組みで、条件がそろえば留学しても4年で卒業できます。
この記事では、仕組み・他制度との違い・メリット・デメリット・費用・実際に制度がある大学を、図でまとめて解説します。
この記事を書いた人
留学カウンセラー りょう
大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!
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在籍したまま留学でき、取得した単位を卒業単位に振り替えられる認定留学が最も合っています。留学先を協定校に縛られず選べるので、学びたい分野から大学を決められるのが強みです。まずは制度の仕組みと、在籍大学の承認条件を確認しましょう。
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交換留学タイプ
費用を抑えて1年で戻ってくる
留学先の授業料が免除または軽減される交換留学が第一候補です。ただし派遣枠が限られ、学内選考の競争率は高め。選考に届かなかったときの受け皿として、認定留学も並行して調べておくと安心です。
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休学留学タイプ
自由度を最優先にする
大学の承認や選考を経ずに、行き先も内容も自分で決められる休学留学が合っています。ただし在籍期間に算入されず、単位も原則認定されないため、卒業は1年後ろにずれます。学費の扱いは大学ごとに差が大きい点に注意してください。
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語学留学・ワーホリタイプ
まずは英語力と海外経験から
語学学校での学びや現地就労が中心なら、認定留学の対象からは外れるのが一般的です。休学して語学留学やワーキングホリデーに行くルートが現実的で、英語力を上げてから改めて認定留学を狙う二段構えも取れます。
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認定留学とは?制度の仕組みと単位の扱い
認定留学とは、日本の大学に在籍したまま海外の大学で学び、修得した単位を卒業単位として認定してもらう制度です。
休学とは違い、留学期間が在籍期間にカウントされます。
休学して留学する場合
大学3年在籍›休学して留学在籍期間に入らない›5年目で卒業就活も1年ずれる
認定留学の場合
大学3年在籍›在籍のまま留学単位を持ち帰る›4年で卒業同期と同じ就活
留学する期間の長さは同じです。違いは、その1年が在籍期間に入るかどうかだけ。ここが認定留学のいちばんの価値です。
認定留学の基本情報
期間・学籍・費用・単位の扱いを一枚にまとめました。
細かい条件は大学ごとに違いますが、大枠は共通しています。
留学期間
半年(1学期)〜1年が中心
大学によってはクォーター単位や2年まで認めることもあります
留学先
協定校に限らず自分で選べる。ただし学位授与権のある大学の正規課程が条件
学費
在籍大学と留学先の双方に納入するのが一般的
減額制度や留学奨励金を設ける大学もあります
単位の扱い
帰国後に申請し、審査を経て卒業単位に認定。上限は30単位とする大学が多い
上限・対象科目は大学ごとに異なるため要確認
認定留学が成立する3つの条件
海外の大学に行けば自動的に認定留学になるわけではありません。
ひとつでも欠けると、私費留学や休学留学の扱いになります。
1
出発前に在籍大学の承認を得ていること
留学先から入学許可を得たうえで、学部・研究科に申請して承認を受ける流れが一般的です。事後の申請は原則として認められません。
2
留学先が学位授与権のある大学の正規課程であること
語学学校や専門学校、大学附属のエクステンション(公開講座)は対象外とする大学がほとんどです。大学の名前がついていても、正規課程でなければ認められません。
3
履修内容が在籍大学の専攻と関連していること
専攻と大きく異なる科目ばかりを履修すると、認定留学として承認されない、あるいは単位認定の段階で落ちることがあります。履修計画は出発前に相談しておくのが安全です。
単位はどこまで認められる?
認定の可否と上限を決めるのは、留学先ではなく在籍している日本の大学です。
上限は30単位までとする大学が多く、超えた分は卒業単位に入りません。
※上限・対象科目・申請期限は大学により異なります。
専攻と関連する科目か学部が審査
▼
授業時間・内容が基準を満たすかシラバスで確認
▼
認定の上限(30単位が多い)に収まるか学則で規定
すべて満たす卒業単位に認定
1つでも欠ける履修のみで終わる
判断するのは留学先ではなく在籍している日本の大学です。帰国後の申請制なので、期限にも注意してください。
※上限・対象科目・申請期限は大学・学部により異なります。
交換留学・休学留学との3つの違い
大学生が使える長期留学は「交換留学」「認定留学」「休学留学」の3つです。
まず一覧と位置づけで全体像をつかみましょう。
費用が安い ← → 高い
交換留学
留学先の学費が免除
休学留学
在籍分の学費が軽い
認定留学
学費が二重にかかる
卒業の遅れ なし ← → 1年遅れる
交換留学
4年で卒業
認定留学
4年で卒業
休学留学
5年目が必要
留学先の自由度 狭い ← → 広い
交換留学
協定校のみ
認定留学
条件つきで自由
休学留学
完全に自由
認定留学は費用でだけ不利で、あとの2軸では有利という位置づけです。費用を下げる手立てがあれば、第一候補になります。
※金額は英語圏の大学へ1年間留学した場合の目安です。国・学校・時期・為替により変動します。
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「留学に興味はあるけれど、そもそも留学って何を指すの?」「自分に関係あるのかな、意味あるのかな」そんなふうに、はじめの一歩の手前で立ち止まっ…
2026年7月13日更新 2026年8月4日
交換留学との違いは「自由度と費用」
交換留学は留学先の授業料が免除・軽減されますが、行き先は協定校に限られ、学内選考の競争もあります。
認定留学はその逆です。
交換留学が向く人
・費用をできるだけ抑えたい
・GPAと語学スコアに自信がある
・協定校の中に行きたい大学がある
認定留学が向く人
・学びたい分野から大学を選びたい
・協定校に希望の大学がない
・学内選考の枠に頼らず確実に行きたい
関連記事交換留学の費用は実際いくら?英語力の条件・選考もわかりやすく解説
大学に在学しながら海外の大学で学んでみたいけれど、費用も高そうだし選考も難しそう…とためらっていませんか。交換留学は、在籍している大学に籍を…
2026年7月14日更新 2026年8月4日
休学留学との違いは「卒業時期」と「単位」
休学留学は承認も選考も不要で自由度は最大ですが、在籍期間に算入されず、単位も原則認定されません。
取得単位が卒業単位になる
休学中の学修は認定対象外が一般的
できない
語学学校・ワーホリを選べる
認定留学では対象外になる選択肢
できる
在籍大学の学費を抑えられる
国立は免除、私立は休学費がかかることが多い
大学による
語学学校への留学は認定留学にならない
多くの大学が対象を「学位授与権のある大学の正規課程」に限定しているため、次のケースは承認されません。
語学学校:私立の語学学校は、大学の名前を冠していても対象外とされるのが一般的です
大学附属の語学コース・エクステンション:キャンパス内で開講されていても、正規課程と区別される場合は認められません
専門学校・職業訓練コース:学位を出せない機関は対象外です
インターンシップのみのプログラム:単位を伴う授業がないため認められないことがあります
ただし大学附属の語学コースから始める形を認める大学もあります。
扱いは大学ごとに分かれるので、必ず募集要項で確認してください。
相談を受けていて多いのが「語学学校のつもりだったのに、認定留学の対象外だと後から分かった」というケースです。行き先を決める前に、その学校が学位を出せる機関かどうかを先に確認しておくと、計画がぶれません。
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2026年7月13日更新 2026年8月25日
認定留学のメリット|4年卒業と留学先の自由度
認定留学の価値は、留学と大学生活を両立できることにあります。
5つのメリットを図で見ていきます。
14年で卒業できる在籍期間に算入される
2留学先を選べる協定校に縛られない
3単位が残る正規授業が卒業単位に
4支援が続く奨学金・就職支援も
5就活で説明しやすい大学公認で、成績という裏づけが残る
要約すると、留学と大学生活のどちらも諦めずに済むのが認定留学です。
メリット1|留年せず、同期と同じタイミングで卒業できる
留学期間が在籍期間に算入されるため、単位が足りていれば4年で卒業できます。
休学留学と時間の使い方を比べてみてください。
1年
2年
3年
4年
認定留学
日本で履修留学帰国・就活
休学留学
日本で履修休学して留学3年後半へ戻る
追加の
1年
5年目が必要
留学する期間の長さは同じです。違いは在籍期間に算入されるかどうかで、休学すると卒業も就職も1年後ろにずれます。
メリット2|留学先を協定校に縛られず自分で選べる
条件さえ満たせば、学びたい分野や行きたい都市から留学先を決められます。
交換留学
協定校のみ
協定校
認定留学
条件を満たす大学
学位授与権のある大学の正規課程なら世界中から
認定留学だから選べる例
・専攻分野の研究が強い、協定外の大学
・インターンや現地企業とのつながりが多い都市の大学
・学期の開始時期が自分の履修計画に合う大学
選択肢が広い一方で、学校選びと出願はすべて自分の責任になります。ここが自由と引き換えの負担です。
メリット3|海外大学の正規授業を、卒業単位にできる
語学の授業ではなく、現地の学生と同じ講義・課題・試験に取り組み、その成果が単位として残ります。
留学先で履修専攻に関連する科目›成績・シラバス取得帰国前に手配›帰国後に申請期限あり›卒業単位に認定教員が審査
審査で落ちやすいのはここ
専攻と関連しない科目、授業時間が足りない科目、シラバスが用意できない科目は、認定されないことがあります。
履修登録の前に科目案を在籍大学へ見せておくと、認定される見込みを渡航前に確認できます。
メリット4|在籍が続くので、大学の支援を受け続けられる
在学生のままなので、奨学金やキャリア支援が途切れません。
休学との差は意外と大きいところです。
在籍が続くこと自体が、目に見えにくい「支援の継続」になっています。
メリット5|大学公認なので、就活で説明しやすい
履修科目と成績が記録に残るため、面接で語る内容に裏づけがあります。
語学中心の留学の場合
語学学校で
学んだ›英語力が
伸びた›成果を示す
材料が少ない
認定留学の場合
専攻に関わる
科目を履修›課題・試験を
英語で突破›成績と単位で
裏づけできる
評価されるのは英語力そのものより、英語で何を達成したかです。認定留学はその証拠が残ります。
認定留学のデメリット|費用と手続きの負担
つまずくのは費用・英語力・単位・手続き・時間の5点です。
知っていれば対処できるものばかりです。
1 費用学費が二重にかかる
2 英語力スコアの提出が必須
3 単位想定より減ることがある
4 手続き出願・ビザは自分で
5 時間1年〜1年半前から準備
どれも事前に知っていれば対処できるものです。順に見ていきます。
デメリット1|学費が二重にかかることが多い
在籍大学の学費を納めつつ、留学先の授業料も自己負担するのが一般的です。
交換留学との差はここに集中します。
交換留学 合計 約250万円
認定留学 合計 約450万円
在籍大学の学費
留学先の授業料
滞在費・生活費
渡航費・保険ほか
差を生んでいるのは留学先の授業料(約180万円)のほぼ一点です。ここを国選びと期間で調整できるかが鍵になります。
※私立大学に在籍し、英語圏の大学へ1年間留学した場合の目安です。国・学校・時期・為替により変動します。
関連記事大学生の留学費用ガイド|短期〜正規留学の目安をわかりやすく解説
「大学生のうちに留学してみたいけれど、いったいいくらかかるの?」留学を考えたとき、最初にぶつかるのが費用の壁ではないでしょうか。短期の語学留…
2026年7月18日更新 2026年8月5日
デメリット2|出願に一定以上の英語力が必要
正規授業を履修するため、語学スコアの提出が必須です。「今の英語力のまま行く」ことはできません。
語学学校
認定対象外
スコア不要
認定留学
一般的な基準
TOEFL iBT 70〜80 / IELTS 6.0前後
難関校
上位大学
TOEFL iBT 90〜 / IELTS 6.5〜7.0
スコアづくりには半年〜1年かかるのが普通です。留学の可否より先に、ここから逆算してください。
※基準は大学・学部により異なります。学部やセクション別に個別の基準を設けている大学もあるため、必ず出願先の要項で確認してください。
デメリット3|単位が想定より減ることがある
認定には上限があり、専攻と関連しない科目は対象外になります。取った単位がそのまま残るとは限りません。
留学先で修得
30単位
申請できる分
専攻に関連
22単位対象外 8
実際に認定
審査後
18単位不認定 4
30単位取っても、卒業単位に残るのは18単位というケースがあり得ます。この差を見込んで履修計画を立てる必要があります。
※数値はイメージです。認定の上限・審査基準は大学によって異なります。
デメリット4|出願・ビザ手続きを自分で進める必要がある
大学が留学先とのやり取りを代行してくれるわけではありません。分担を並べると違いがはっきりします。
学業と並行して進めるため、留学エージェントを使う学生が多いのはこの負担が理由です。
デメリット5|承認までに時間がかかり、逆算が必要
留学先の審査・学内の承認・ビザ発給は並行できず、直列でつながります。
語学スコア
半年〜1年
留学先の審査
2〜3か月
学内の承認
1〜2か月
ビザ発給
1〜2か月
直列でつながるため、合計すると1年〜1年半前から動き出す必要があります。ここが間に合わず、1学期ずらす人がとても多いポイントです。
※所要期間は国・大学・時期によって変動します。
認定留学が向いている人・注意したい人
ここまでを踏まえると、認定留学が力を発揮する人の像ははっきりします。
向いている人
・4年で卒業して就活したい
・学びたい分野が決まっている
・交換留学の選考に落ちた/枠がない
・語学スコアを作る時間がある
注意したい点
・学費が二重になる負担
・語学学校中心なら対象外
・手続きの自己管理が必須
・準備は1年以上前から
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認定留学ができる大学と制度の探し方
認定留学は特別な大学だけの制度ではありません。
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在籍したまま留学し、単位を認定してもらう制度
▼ 大学によってこう呼ばれる ▼
認定留学
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一般留学
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学外留学 ほか
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認定留学の制度を設けている大学の例
各大学が公開している情報をもとに、制度の呼び方と特徴を並べました。
明治大学
認定留学
自分で留学先を選んで学部の承認を受ける制度。学位授与課程の正規課程が対象で、付属の語学学校やインターンシップは対象外。学費は明治大学と留学先の双方に納入
法政大学
認定海外留学
留学期間中の学籍は「留学」となり、1年または半期が修業年限に含まれる。取得単位は帰国後の学部審議を経て認定
上智大学
一般留学
学位授与権のある大学を自由に選べる私費留学型。学費は双方に納入するが「海外留学奨励費」に申請可能。クォーター単位の留学もできる
関西大学
認定留学
交換派遣とあわせて教務ガイドで案内。単位認定を希望する場合は帰国後すみやかに申請が必要で、シラバスや授業資料の準備を留学前に確認する
京都産業大学
認定留学
(自己開拓型留学)
留学先を自ら探す制度で、交流協定校に限らず選べる(学位授与権のある大学に限る)。修得単位が認定され4年での卒業も可能。外国留学支援金の対象
日本女子大学
認定大学留学
志望する大学を事前に申請して承認を受ける形式。単位・履修の特別措置・修業年限は協定大学と同じ扱いで、認定は30単位まで。SAF提携大学への留学も対象
フェリス女学院大学
認定留学
大学サイトで認定留学の対象校情報を公開。ハワイ大学マノア校など、留学生の受け入れ実績が豊富な大学が候補に挙がっている
愛知大学
認定留学
給付制の奨励金制度に加え、認定留学では留学期間の本学授業料の減額制度を用意。二重の学費負担を軽くできる例
※各大学の公開情報をもとにした一例です(2026年8月時点)。制度名・条件・単位の上限は変更されることがあります。出願前に必ず在籍大学の最新の募集要項でご確認ください。
関連記事留学しやすい大学はどこ?国公立・私立を制度と費用で徹底比較
留学しやすい大学はどこ?国公立・私立を制度と費用で徹底比較「留学できる大学に進みたいけれど、どこが本当に留学しやすいの?」——高校生や保護者…
2026年7月23日更新 2026年8月5日
自分の大学に制度があるか調べる3ステップ
サイト内検索で出てこなくても、次の順番で確認すればほぼ確実に分かります。
1
大学サイトの「国際交流」「留学」ページを見る
「認定留学」「認定海外留学」「一般留学」「自己開拓型留学」「派遣留学」など、複数の語で探します。交換留学の説明ページに、並列の制度として書かれていることも多いです。
2
学生便覧・学則で「留学」の条項を確認する
学則には、留学の扱いと他大学等での修得単位の認定について定めがあります。認定の上限単位数が明記されていることも多く、いちばん確実な一次情報です。
3
国際交流センター・学部事務室に直接聞く
運用は学部単位で違うことがあります。「この大学のこの学部に留学したいが、認定の対象になるか」と具体的に聞くのが最短です。募集要項の配布時期も同時に確認しておきましょう。
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認定留学にかかる費用の目安と内訳
費用は「日本の大学の学費」+「留学先の費用」の合算です。
金額はすべて目安で、国・学校・時期・為替で変動します。
日本の大学在籍分の学費
+
留学先でかかるお金授業料・生活費・渡航費
+
隠れコスト試験料・書類・保険
1年間の総額の目安約300万〜700万円
3つのうち調整しやすいのは真ん中です。国・都市・期間を変えるだけで総額は大きく動きます。
※国・学校・時期・為替により変動します。
1年間の費用の内訳
1年間の認定留学を想定した主な費目です。留学先の授業料の幅が総額を左右します。
在籍大学の学費(1年)
約54万〜130万円
国立は標準額、私立は学部で差。減額制度がある大学も
留学先の授業料(1年)
約100万〜400万円
米英の私立は高く、豪・NZ・アジア圏は抑えめ
滞在費・生活費(1年)
約120万〜250万円
月10〜21万円程度。寮かシェアかで変動
渡航費・ビザ・保険
約30万〜60万円
往復航空券、ビザ申請料、留学保険の合計
合計するとおよそ300万〜700万円。半年なら180万〜380万円あたりが目安です。
関連記事【2026年最新】1年間の留学費用はいくら?初期費用・学費・生活費まで丸わかり
「留学したいけど、結局いくらかかるの?」というのは、私たち夢カナ留学のカウンセリングでも一番多くいただくご質問です。留学にかかる費用は、国・…
2026年7月13日更新 2026年8月4日
国別の総額の目安
行き先を変えるだけで総額は大きく動きます。節約の変数としては最も効果的です。
アメリカ
都市部の私立
約450〜700万円
イギリス
1年制が中心
約400〜600万円
カナダ・豪
州立・公立中心
約330〜480万円
アジア圏
台湾・韓国など
約200〜300万円
同じ1年でも、行き先を変えるだけで300万円以上の差が出ます。国選びは、節約の手段としては最も効果が大きい変数です。
※在籍大学の学費を含んだ総額の目安です。学校・都市・滞在方法・為替により変動します。
関連記事留学費用が安い国ランキング10選|語学留学の総額と選び方を徹底比較【2026年最新】
留学したいけれど、費用はできるだけ抑えたい——そんな人に向けて、語学留学の費用が安い国を、安い順に10選でご紹介します。各国の費用や特徴、向…
2026年7月24日更新 2026年8月5日
見落としやすい隠れコスト
学費と生活費だけで見積もると、渡航前後に想定外の出費が重なります。
英語試験の受験料(1回 約3万〜4.5万円):TOEFL iBTやIELTSは基準点に届くまで複数回受けるのが普通です。3回受ければ10万円前後になります
書類の発行・翻訳費用(約1万〜5万円):英文の成績証明書、在学証明書、財政証明の発行や翻訳にかかります
ビザ関連費用(約3万〜10万円):申請料のほか、国によっては学生登録料や健康診断・保険加入が必須になります
海外留学保険(1年 約15万〜30万円):大学指定の保険への加入が必須なことも多く、任意加入より割高になる場合があります
教科書・教材費(1学期 約3万〜8万円):海外大学の教科書は高額です。中古やレンタルを使うと抑えられます
合計すると25万〜60万円ほどが別途必要になる計算です。
予算帯でできることの目安
「いくら用意できるか」から逆算したい人向けの早見表です。
〜200万円
アジア圏(台湾・韓国・マレーシアなど)の大学へ半年〜1年。学費が抑えめで、生活費も日本と同等かそれ以下
250〜350万円
オーストラリア・ニュージーランド・カナダの大学へ半年。都市を郊外にすれば1年も視野に入る
400〜550万円
アメリカの州立大学やイギリスの大学へ1年。奨学金を組み合わせれば都市部も選択肢に
600万円〜
アメリカ都市部の私立大学へ1年。学費・生活費ともに高いが、選べる大学の幅は最も広い
費用を抑える4つの方法
使える制度を組み合わせれば、負担はかなり下げられます。
大学の減額・奨励制度
認定留学中の在籍分の授業料を減額したり、留学奨励金を給付する大学があります。まず自分の大学の制度を確認
公的な給付型奨学金
JASSOの海外留学支援制度や、トビタテ!留学JAPANなど。応募時期が早いので、留学の1年前には要項を押さえる
国と都市の選び方
同じ英語圏でも、都市部か郊外かで生活費は年50万円以上変わることがあります。学費より生活費のほうが調整しやすい
期間を半年にする
1学期のみの認定留学を認める大学も多く、総額はおおむね半分に。単位の上限に届く範囲なら効率は落ちません
関連記事【国別】半年留学の費用は総額いくら?英語力の伸びを社会人・学生別に解説
「半年の留学って、実際いくらかかるの?」「英語力はどこまで伸びるの?」。留学を考えはじめると、まず気になるのが費用と成果ですよね。この記事で…
2026年7月24日更新 2026年8月5日
認定留学の条件と準備スケジュール
いちばん多い失敗は、準備が遅れて希望の学期に間に合わないことです。
希望の渡航まで12か月以上ある?
遅れそうでも諦める必要はありません。半年ずらして万全にするほうが、結果的に満足度は高くなります。
求められる条件の目安
大学によって基準は違いますが、おおむね次の4点が問われます。
在学年次と修得単位:出発時点で1年以上在学し、一定の単位を修得していることを条件とする大学が多いです
成績(GPA):留学先の出願基準としてGPA2.5〜3.0前後を求められることが一般的です
語学スコア:TOEFL iBT 70〜80点、IELTS 6.0前後が目安。大学・学部によってはこれより高い基準が設定されます
留学計画の妥当性:履修予定科目が専攻とどうつながるかを、申請書で説明できることが求められます
渡航までの逆算スケジュール
3年生の秋から留学する場合を想定した流れです。
118か月前制度の確認・語学学習の開始
212か月前留学先を3〜5校に絞る・スコア取得
38〜9か月前留学先へ出願・奨学金へ応募
44〜6か月前入学許可を取得・学内の認定申請
52〜3か月前ビザ申請・保険加入・住居と航空券
最も時間がかかるのは語学スコアの取得です。ここだけは前倒しで始めてください。
英語力が足りないときの選択肢
取れる道は3つです。出発時期を半年〜1年ずらす、大学の語学コースから始める、英語基準が緩やかな国に候補を広げる。語学コース期間が認定対象になるかは大学次第なので、事前確認が欠かせません。
出発を半年〜1年ずらす
半年〜1年
卒業年次との兼ね合いを先に確認する
大学の語学コースから始める
現地で数か月
認定対象になるかは大学次第
基準が緩やかな国に広げる
すぐ検討可
学びたい分野があるかを優先して選ぶ
足りないこと自体は問題ではなく、間に合わせる計画がないことが問題です。
私も出発の1年前はスコアが全然足りませんでした。焦って出願先を下げるより、半年スコアに集中してから行き先を決めたほうが、結果的に満足度は高くなります。逆算さえできていれば、まだ間に合うことのほうが多いです。
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認定留学のよくある質問
相談の場でよく聞かれる質問をまとめました。
A4年で卒業できれば、同期と同じスケジュールで就活に臨めます。正式な留学として成績と単位が残るため、説明もしやすい材料になります。帰国時期が就活と重なる場合は、留学中からオンラインで動いておくと安心です。
A在籍期間には算入されますが、単位が足りなければ4年卒業は難しくなります。履修登録の前に候補科目を在籍大学に見せ、認定の見込みを確認しておくのが確実です。
A原則として認められません。ただし「大学の語学コースから始め、その後に学部科目を履修する」形を認める大学もあります。扱いは大学ごとに異なるため、在籍大学に確認してください。
A規定によりますが、渡航後の変更は手続きが煩雑です。学費の扱いと単位認定の可否が変わるため、判断は出発前に済ませておきましょう。
A出願からビザまで自分で進める必要があるため、利用する学生は多いです。学業や語学学習と並行することを考え、負担を減らせるかで判断するとよいでしょう。相談だけなら無料のところがほとんどです。
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2026年7月15日更新 2026年8月4日
まとめ|認定留学は4年で卒業したい人向けの制度
費用面では交換留学に劣りますが、留学先を選べる自由度と在籍が切れない安心感は他にありません。
この記事のまとめ
・認定留学は、在籍したまま海外の大学で学び、取得単位を卒業単位に認定してもらう制度
・留学期間が在籍期間に算入されるため、条件を満たせば4年での卒業が可能
・留学先は協定校に縛られないが、学位授与権のある大学の正規課程であることが条件
・学費は在籍大学と留学先の双方に必要。減額制度や奨学金で負担は下げられる
・単位認定の上限は30単位とする大学が多く、履修計画を先に相談しておくのが安全
・準備は渡航の1年〜1年半前から。語学スコアの取得がボトルネックになりやすい
まずは在籍大学に制度があるかを確認するところから始めてください。
※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。各大学の制度・条件・費用は変更されることがあるため、最新情報は在籍大学および各校の公式サイトでご確認ください。