「留学できる大学に進みたいけれど、どこが本当に留学しやすいの?」——高校生や保護者の方から、私たち夢カナ留学に一番多く寄せられるご相談のひとつです。この記事では、留学しやすい大学の選び方から、国公立・私立の具体的な大学、費用を抑えるコツまで、志望校選びにそのまま使える形でご紹介します。
目次
留学しやすい大学とは?「偏差値・知名度」より制度で選ぼう

留学しやすい大学かどうかは、偏差値や知名度ではなく「留学制度そのものの充実度」で見るのがポイントです。ここでは、志望校をチェックするときに見てほしい4つの基準を一緒に確認していきましょう。
協定校(提携校)の数
協定校が多いほど、留学先の選択肢が広がり、費用を抑えやすい交換留学のチャンスも増えます。数百校規模の協定校をもつ大学なら、行きたい国・分野に合わせて選びやすくなります。
留学必修・交換留学制度の有無
「全員留学」や交換留学が制度として整っている大学は、入学した時点で留学がカリキュラムに組み込まれているため、迷わず一歩を踏み出せます。休学せず4年で卒業できるかもあわせて確認しておきたいですね。
語学系学部の強さ・海外拠点の有無
国際系・外国語系の学部は、留学を前提にカリキュラムが設計されていることが多く、サポートも手厚めです。海外に独自の拠点をもつ大学なら、現地での安心感もぐっと高まります。
奨学金・留学支援体制と派遣実績
返済不要の奨学金や渡航費補助があるか、そして毎年どれくらいの学生が実際に留学しているか(派遣実績)は、制度が「使える」ものかを見分ける大切な材料です。
留学しやすい大学の偏差値別早見表
まずは全体像から。留学に強い大学を、入試偏差値の目安ごとに整理しました。気になる大学名をタップすると、その大学の留学制度の詳しい解説にジャンプできます。
※偏差値は入試難易度の目安(河合塾・パスナビ、代表的な国際系/語学系学部)。学部・入試方式により幅があり、数値そのものは「留学のしやすさ」を示すものではありません。大学名をタップすると各校の詳しい留学制度へ移動できます。
留学しやすい国公立大学7選
「留学はしたいけれど費用が心配」という方にこそ知ってほしいのが国公立大学です。私立より学費を抑えられる分、その差を留学費用に回せるのが大きな魅力。ここでは留学に強い国公立を大学ごとにご紹介します。
| 大学名 | 区分 | 偏差値 | 留学制度の特徴 | 都道府県 | 学費目安 (年/授業料) |
こんな人向け |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 国際教養大学 | 公立 | 65.0前後 | 全授業が英語・1年間の留学が必修 | 秋田県 | 約54〜70万円 | 留学を大学生活の軸にしたい |
| 東京外国語大学 | 国立 | 57.5〜62.5 | 語学系・世界中に協定校 | 東京都 | 約54万円 | 語学と地域研究を深めたい |
| 神戸市外国語大学 | 公立 | 55.0〜60.0 | 少人数教育・交換留学制度 | 兵庫県 | 約54〜70万円 | 費用を抑え本格的に語学 |
| 東京大学 | 国立 | 67.5(教養学部) | 派遣実績トップ級・多彩な制度 | 東京都 | 約54万円 | 研究レベルと留学を両立 |
| 千葉大学 | 国立 | 57.5〜60.0 | ENGINEで全員が一度は留学 | 千葉県 | 約54万円 | はじめての留学でも安心 |
| 大阪大学 | 国立 | 57.5〜62.5 | 交換留学・英語プログラム充実 | 大阪府 | 約54万円 | 幅広い分野で海外経験 |
| 筑波大学 | 国立 | 62.5 | 英語学位・海外派遣が充実 | 茨城県 | 約54万円 | 英語で専門を学びたい |
※偏差値は河合塾・パスナビ等の目安(代表的な国際系/語学系学部)。学費は国立の標準授業料(年535,800円=約54万円)を基準に記載。公立の約54〜70万円は自治体・学部・県外者加算などにより幅があります。派遣数・協定校数の数値は各校の公表時点が異なるため、取得時点は各大学の詳細表に併記しています。
国際教養大学(AIU)

留学しやすい学部
国際教養学部(全学生が留学対象)
留学プラン
交換留学(EAP修了後に派遣)。1年間の留学が卒業要件
秋田県にある公立大学で、在学中の1年間の海外留学が卒業要件になっているのが最大の特徴です。授業はほぼすべて英語で行われ、少人数教育のなかで実践的な英語力と教養を同時に鍛えられます。学費は公立水準に抑えられるため、「留学を大学生活の軸にしたい」人にとって費用対効果の高い選択肢といえます。
東京外国語大学

留学しやすい学部
言語文化学部・国際社会学部
留学プラン
交換(派遣)留学(4年卒業可)/ショートビジット/休学留学
27を超える言語と世界各地域の研究に強みを持つ、日本を代表する外国語大学です。73カ国・地域245機関という国内屈指の協定校ネットワークを持ち、交換(派遣)留学なら休学せず4年間で卒業することも可能です。専攻した言語圏へ深く飛び込みたい人に向いています。
神戸市外国語大学

留学しやすい学部
外国語学部全体(認定留学は人数制限なし)
留学プラン
交換留学/認定留学/スペイン語圏派遣/短期派遣/大学院留学
英語・ロシア語・中国語・イスパニア語・国際関係を学べる、少人数教育が魅力の公立外国語大学です。交換留学では留学先の授業料が免除されるうえ、認定留学は人数制限なしで挑戦でき、費用を抑えて本格的に語学を磨けます。最高250万円の独自奨学金など、経済的なサポートも手厚い大学です。
東京大学

留学しやすい学部
全学対象の全学交換留学(USTEP)で学部を問わず応募可
留学プラン
全学交換留学(USTEP)/部局間交換/短期・サマー
学部を問わず応募できる全学交換留学(USTEP)を中心に、世界約90の協定校へ派遣実績を持つ国内トップクラスの研究大学です。Go Global奨学基金など返済不要の支援も充実しており、研究レベルの高さと海外経験を両立させたい人に向いています。北京をはじめ複数の海外拠点も持っています。
千葉大学

留学しやすい学部
2020年度以降入学の全学生が「全員留学」必修→全学部で留学しやすい
留学プラン
グローバル人材育成「ENGINE」(短期/中期語学/長期交換/認定/オンライン)
2020年度以降に入学した全学生が一度は海外を経験する「ENGINE」という全員留学の仕組みを持つ、国立では珍しい大学です。短期の語学研修から長期の交換留学まで段階的なプログラムがそろい、44カ国・地域の協定校へ学生を送り出しています。はじめての留学でも安心して一歩を踏み出せる環境が整っています。
大阪大学

留学しやすい学部
外国語学部(全学交換留学は学部を問わず利用可)
留学プラン
全学交換留学/部局間交換留学
旧・大阪外国語大学を統合した国内最大規模の外国語学部を持ち、約60もの言語を学べるのが大きな強みです。全学交換留学は学部を問わず利用でき、大学間・部局間あわせて800件以上の協定を背景に、幅広い分野で海外経験を積めます。サンフランシスコやバンコクなど4つの海外拠点も研究・留学を支えています。
筑波大学

留学しやすい学部
国際総合学類(交換留学・CiCは全学対象)
留学プラン
協定校交換留学/CiC(Campus-in-Campus)/AIMS(東南アジア)
協定校交換に加え、授業料を相互に徴収せずキャンパスを行き来できるCiC(Campus-in-Campus)や、東南アジアと学び合うAIMSなど、ユニークな国際プログラムを持つ大学です。67カ国・地域と協定を結び、2024年にはマレーシア分校も開校しました。英語で専門を学びながら海外に出たい人に向いています。
留学しやすい私立大学7選
私立大学は、留学制度に力を入れている学校がとても多いのが特長です。意外な大学が上位に入ることも多く、「自分でも狙える」と感じられるはず。代表的な大学を見ていきましょう。
| 大学名 | 学部・プログラム例 | 偏差値 | 留学制度の特徴 | 都道府県 | 学費目安 (年/授業料) |
こんな人向け |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 立命館大学 | 国際関係学部 ほか | 57.5〜67.5 | 協定校 約500校で国内トップ級 | 京都府 | 約120〜150万円 | 選択肢の広さを重視 |
| 関西外国語大学 | 外国語学部 ほか | 40.0〜52.5 | 派遣実績が豊富・手厚いサポート | 大阪府 | 約120〜140万円 | 留学のために大学を選ぶ |
| 早稲田大学 | 国際教養学部(SILS) | 70.0前後 | 原則1年の留学が組み込まれる | 東京都 | 約160万円前後 | 英語でリベラルアーツ |
| 国際基督教大学(ICU) | 教養学部 | 65.0〜67.5 | リベラルアーツ・柔軟な留学制度 | 東京都 | 約170万円前後 | 幅広く学び留学もしたい |
| 上智大学 | 国際教養学部 ほか | 57.5〜62.5 | 語学教育の伝統・海外ネットワーク | 東京都 | 約120〜150万円 | 国際系の定番で選ぶ |
| 立命館アジア太平洋大学(APU) | アジア太平洋学部 ほか | 50.0〜52.5 | 学生の約半数が留学生 | 大分県 | 約130〜150万円 | 日本で多国籍環境に浸る |
| 神田外語大学 / 名古屋外国語大学 | 外国語学部 | 40.0〜57.5 | 実践的な語学教育・留学制度 | 千葉県/愛知県 | 約120〜135万円 | 偏差値より留学しやすさ |
※偏差値は河合塾・パスナビ等の目安(代表的な学部)。学費は各校公表の年間授業料の目安(学部により変動)。派遣数・協定校数は各校の公表時点が異なるため、取得時点は各大学の詳細表に併記しています。
立命館大学

留学しやすい学部
国際関係学部・GLA(全学募集の留学プログラムで学部横断参加も可)
留学プラン
交換/認定/語学研修/ジョイントディグリー/デュアルディグリー(ANU)/GGP
協定校が世界60カ国・地域400校を超え、留学先の選択肢の広さは国内トップ級です。交換・認定・語学研修に加え、豪州ANUとのデュアル・ディグリーなど高度なプログラムも用意され、給付型奨学金で「全員留学」を後押ししています。制度の豊富さで選びたい人におすすめです。
関西外国語大学

留学しやすい学部
外国語学部・英語国際学部(全学的に留学前提)
留学プラン
交換留学/ダブルディグリー/語学留学など約30種(4年卒業可)
語学教育と国際交流に特化し、派遣・受け入れとも国内最大規模を誇る大学です。世界55カ国・地域428大学と協定を結び、留学で取得した単位が卒業単位として認められるため4年間での卒業も可能です。定員枠のない返済不要の給付型奨学金があり、「留学のために大学を選ぶ」人に応えてくれます。
早稲田大学(国際教養学部・SILS)

留学しやすい学部
SILS(留学必修のため最も留学が前提の学部)
留学プラン
派遣留学(交換)/ダブルディグリー/短期(海外ゼミ等)/私費・休学留学
国際教養学部(SILS)は原則1年間の海外留学がカリキュラムに組み込まれ、ほぼ全ての講義を英語で行うリベラルアーツ学部です。大学全体では800校を超える協定校を持ち、コロンビア大やオックスフォード大など世界の名門への道も開かれています。英語漬けの環境でじっくり学びたい人に向いています。
国際基督教大学(ICU)

留学しやすい学部
教養学部(全学生対象。ELAで英語を固め3年次秋から留学)
留学プラン
交換留学/海外留学プログラム(CIEE/IES)/ACUCA/私費留学
1学部制の教養学部で全学生がリベラルアーツを学び、1・2年次の英語プログラム(ELA)で力を固めてから3年次秋に留学する設計が特徴です。交換留学中はICUの授業料納入で留学先授業料が原則免除、最大40単位まで認定され4年卒業も可能です。日英バイリンガル環境でじっくり学びたい人に向いています。
上智大学

留学しやすい学部
国際教養学部・外国語学部・総合グローバル学部
留学プラン
交換留学(英語集中/SAIMS/LAP)/一般留学/短期研修/3+2プログラム
外国語学部・総合グローバル学部・国際教養学部(FLA)を擁する、多言語教育の伝統校です。交換留学協定は世界63カ国345校にのぼり、英語集中コースやASEAN・中南米向けの特色あるプログラムもそろいます。交換留学の合格率は公式でも8〜9割と高く、国際系の定番として選ばれています。
立命館アジア太平洋大学(APU)

留学しやすい学部
全学部(学生・教員の約半数が外国籍、日英二言語教育)
留学プラン
海外交換留学/国内交換(立命館大・AIU)/言語イマージョン/SEND等
学生・教員の約半数が外国籍という、日本にいながら多国籍な環境に浸れる大学です。日英二言語教育に加えアジア太平洋の6言語を学べ、東洋経済「本当に強い大学」の国際力ランキングでは1位に選ばれています。海外だけでなく立命館大学やAIUへの国内交換留学も選べるのが特徴です。
神田外語大学

留学しやすい学部
外国語学部(認定留学、最大60単位振替)/GLA学部は留学必修
留学プラン
認定留学(交換/推薦/私費)/ダブルディグリー/短期研修/GLAのSUNY留学
実践的な語学教育に定評のある外国語大学で、最大60単位を振り替えられる認定留学制度を持ちます。グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部では海外経験が必修で、渡航費や現地授業料を大学が負担する手厚さも魅力です。少人数と自律学習支援(SALC)で語学力を伸ばしたい人に向いています。
名古屋外国語大学

留学しやすい学部
全学的に充実(TESS各種・UCR特別留学の対象)
留学プラン
TESS(留学費用全額支援I〜IV)/UCR特別留学/認定・中期・短期・語学研修
留学費用を大学が全額支援するTESS制度が全国的にもユニークな、中部圏唯一の外国語大学です。世界36カ国・地域198大学と協定を結び、カリフォルニア大リバーサイド校(UCR)での特別留学など特色あるプログラムを持ちます。費用を抑えて長期留学に挑戦したい人に応えてくれる大学です。
「国内留学」という選択肢|日本にいながら英語環境
海外に出るのはハードルが高い…という方に知ってほしいのが「国内留学」という選び方です。
たとえばテンプル大学ジャパンキャンパスは、日本にありながらキャンパス内が英語で、まるでアメリカの大学のような環境です。渡航費や治安の不安を抑えつつ、英語漬けの学生生活を送れるのが魅力。将来的な海外留学の足がかりとしてもおすすめです。
気になる大学は見つかりましたか?でも、自分に本当に合う留学先はまだ迷いますよね。

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よくある質問(FAQ)
大学の留学について、高校生や保護者の方からよくいただく質問をまとめました。
Q. 国公立大学は留学が必須ですか?
大学によります。千葉大学のように全員留学を掲げる大学もあれば、任意の交換留学が中心の大学もあります。志望校の制度を必ず確認しましょう。
Q. 留学に行きやすい大学はどこですか?
協定校が多く、交換留学や必修留学の制度が整った大学です。国際教養大学・立命館大学・早稲田大学(SILS)などが代表例です。
Q. 留学生が多い国公立大学は?
東京大学・京都大学・千葉大学などが、日本人学生の海外派遣・受け入れともに多い傾向です。
Q. 偏差値が高くなくても留学できますか?
できます。留学のしやすさは偏差値ではなく制度で決まります。外語系や国際系の中堅大学にも狙い目は多いです。
Q. 1ヶ月の短期留学でも意味はありますか?
十分あります。語学力アップはもちろん、価値観が広がり、その後の長期留学や就職活動にも活きてきます。
まとめ:制度で選べば留学しやすい大学は見つかる
留学しやすい大学は、偏差値や知名度ではなく「留学制度の充実度」で選ぶのが正解です。国公立なら費用を抑えやすく、私立なら制度の豊富さが魅力。国内留学という選択肢もあります。まずは志望校の制度をチェックしながら、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。
「この大学で留学しやすい?」「費用はどのくらい?」など、少しでも気になることがあれば、夢カナ留学の無料相談でお気軽にご相談ください。大学選びと留学準備を、私たちが一緒に考えます。
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