「40代で留学なんて、さすがに遅いのでは」
そう思って検索した方が、この記事にたどり着いていると思います。
結論からいえば、40代の留学は今でも実現できます。
ただし20代と同じルートは使えません。ここを知らないまま進めると、途中で行き詰まります。
※本記事の金額はすべて日本円換算の目安です(2026年8月時点の為替水準)。国・都市・学校・時期により変動します。
この記事を書いた人
目次
40代の留学は遅い?結論とビザの答え

40代の留学で最初に確認すべきは、気持ちではなくビザです。
使える制度と使えない制度がはっきり分かれます。
結論|40代でも留学はできる
できないのはワーホリだけで、留学そのものは制限されていません。
40代の入口は「ワーホリ」から「学生ビザ」へ
20代と40代で変わるのは、入口だけです。経路の違いを図にしました。
20代までの入口
40代の入口
ゴールは同じ「海外で学ぶ・働く」です。違いは、その入口がワーホリか学生ビザかだけです。
ルート別|40代が使える制度の早見表
40代が取り得る主なルートを、可否と年齢の上限で並べました。
※ビザの区分・滞在可能期間・就労の可否は国と年度で変わります。渡航前に外務省および各国大使館の公式情報で必ず確認してください。年齢制限の詳細はワーキングホリデーの年齢制限まとめで解説しています。
なぜ40代はワーホリが使えないのか
「英語力が足りないから」でも「体力の問題」でもありません。
制度の成り立ちで決まっています。
制度の目的が「青少年の交流」だから
休暇を過ごしながら就労も認める二国間の取り決めで、労働力の受け入れ制度ではありません。だから対象年齢が区切られています。
協定で年齢が明記されている
日本国籍は原則18〜30歳で、31歳の誕生日の前日までが申請期限です。個別の事情で例外が認められる仕組みはありません。
上限が高い制度も40代には届かない
カナダには認定団体を通す形で35歳までを対象とする枠があります。それでも上限は35歳です。
つまり、40代がワーホリを使えないのは能力の問題ではありません。入口が学生ビザに切り替わるだけと考えてください。
留学カウンセラー
りょう
2026年8月12日更新 2026年8月12日
40代からの留学5つの種類

40代が現実的に選べる留学は5つです。
期間と費用の幅が大きいので、まず全体像から見てください。
5種類を期間と費用で比べる
横棒の長さが期間の目安です。右端が総額の目安になります。
1〜4週間
3か月〜1年
6か月〜2年
6か月〜2年
1〜2年
※渡航費・滞在費を含む総額の目安です。学校・都市・滞在方法・為替により変動します。
1. 短期リフレッシュ留学|辞めずに行ける
有給や長期休暇で行ける1〜4週間の形です。
40代が最初の1回として選ぶことがいちばん多いルートです。
期間 1〜4週間 / 総額 25〜60万円 / 向く人 仕事を続けたい人
英語力が劇的に伸びる期間ではありません。
目的は「海外生活が自分に合うかを確かめること」に置くと満足度が上がります。
2026年8月4日更新 2026年8月5日
2. 語学留学|40代が選ぶ王道ルート
学生ビザで3か月から1年ほど通う形です。
年齢の上限がなく、40代以上のクラスを持つ学校もあります。
期間 3か月〜1年 / 総額 70〜470万円 / 向く人 英語を作り直す人
学校選びで差がつきます。
年齢層・クラス分け・国籍比率の3つを事前に確認すると、教室で浮く不安はかなり減らせます。
2026年7月13日更新 2026年8月5日
3. 大学院・MBA留学|職歴が評価される
40代の職歴が「不利」ではなく「材料」になる、数少ないルートです。
費用と準備期間は最も重くなります。
期間 1〜2年 / 総額 500〜1,500万円 / 向く人 職種を移したい人
詳しい条件とスケジュールは40代の大学院留学の章でまとめています。
4. 就労つきプログラム|働く経験を取る
学びながら就労できる制度を使う形です。
ワーホリが使えない40代にとって、現地就労に最も近づける選択肢です。
期間 6か月〜2年 / 総額 200〜500万円 / 向く人 海外就労を試す人
ここが40代最大の分かれ目です。国によって、語学留学中に働けるかどうかがまったく違います。
※2026年8月時点の目安です。就労時間・対象コースの条件は改定されます。申請前に各国の移民局・大使館の公式情報で必ず確認してください。
5. 資格・専門スキル留学|武器を足す
現地の専門コースでスキルや資格を取る形です。
大学院より期間が短く、費用も抑えやすいのが利点です。
期間 6か月〜2年 / 総額 200〜600万円 / 向く人 専門を増やす人
注意したいのは、取った資格が日本で通用するとは限らない点です。
帰国後に何に使うのかを先に決めてから選んでください。
40代の大学院留学|条件と費用

大学院は、40代の職歴がプラスに働くルートです。
条件・準備期間・費用の順に見ていきます。
大学院留学の基本条件
年齢の上限はなく、見られるのは職歴と目的です。
2026年7月27日更新 2026年8月5日
MBA留学とは|職歴が出願材料になる
MBAは経営学修士のことで、実務経験のある社会人が対象の課程です。
40代の職歴が最も直接的に評価されます。
実務経験のある社会人
職歴3〜5年以上を求める学校が多く、40代は要件を満たしやすい側にいます。
経営全般を横断的に
戦略・財務・マーケティング・組織を通しで学び、意思決定の型を身につけます。
1〜2年/総額 700〜1,500万円
ヨーロッパは1年制、アメリカは2年制が主流。生活費は別に必要です。
GMATやGREを課す学校もある
英語スコアに加えて別の試験が必要になると、準備期間はさらに延びます。
40代の出願で見られるのは、英語力よりも職歴の一貫性・人を動かした経験・修了後の計画の3点です。
※学費・出願条件・GMATの要否は学校によって大きく異なります。出願前に各校の公式募集要項をご確認ください。
MBA・研究系・実務系の違い
同じ大学院でも、目的によって選ぶ課程が変わります。使い道から逆算してください。
出願までのスケジュール
いちばん多い失敗が、英語スコアの取得を後回しにすることです。順番は決まっています。
英語スコアを取る
1回で基準に届かないことが多く、複数回の受験を前提に計画します。
出願書類をそろえる
成績証明の英訳・推薦状・エッセイを準備します。40代は職歴の書き方が評価を左右します。
出願・合否
複数校への出願が一般的です。条件付き合格では英語コースの受講が加わることもあります。
学生ビザ申請・渡航
ゴール合格通知を受けてから申請します。退職のタイミングはここに合わせて決めます。
40代が使える奨学金・使えない奨学金
誤解が多いところです。代表的な公的奨学金には年齢の上限があります。
40代は出願先の大学が出す奨学金を狙うのが現実的です。合格と同時に選考されることが多く、出願段階での確認が要ります。
※JASSOの年齢条件は2026年度募集時点のものです。募集要項は毎年更新されるため、応募前に最新の要項をご確認ください。
40代で学位を取って回収できるか
学費だけで判断すると回収は簡単ではありません。判断材料を整理します。
回収しやすい人
・今の専門の延長で学位を足す
・帰国後の業界が決まっている
・1年制で費用と空白を抑える
慎重に考えたい人
・未経験分野へ完全に転向する
・学費を借入だけでまかなう
・帰国後の受け皿が未定
学位そのものより「職歴×学位」で語れるかが分かれ目です。
40代は土台があるぶん、掛け算にできれば強い武器になります。
どのルートが自分に合うか、まだ決めきれていませんか?
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40代の留学費用|総額と内訳

英語圏の語学留学1年を基準に、内訳から総額まで積み上げます。
すべて日本円換算の目安です。
1年の内訳と合計額
4つの費目を積み上げると、合計は次のようになります。
語学留学1年の積み上げ
ただしこれは留学費用だけの合計です。40代にはこの先に別の費用が乗ります。
2026年7月13日更新 2026年8月4日
40代だけにかかる隠れコスト
学費と滞在費だけで予算を組むと足りません。40代特有の費用を金額で出します。
40代の留学にかかる総額
2つを足したものが、実際に用意すべき金額です。
留学費用(1年)
250〜470万円
隠れコスト
100〜200万円
40代が用意したい総額
約350〜670万円
1年の語学留学+帰国後3〜6か月の生活費を含む
これに加えて、働いていれば得られたはずの収入も止まります。その額の考え方は仕事の章で扱います。
期間別の費用一覧
短くすれば費用は下がりますが、到達点も変わります。
※到達イメージは目安です。渡航時の英語力・学習量・生活環境によって変わります。
2026年7月24日更新 2026年8月5日
予算からできることを逆算する
用意できる金額が決まっている方は、こちらから見てください。
留学カウンセラー
りょう
総額を見て、足が止まっていませんか?
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40代におすすめの留学先6カ国
40代の国選びは、費用に加えて「同年代がいるか」「働けるか」で見ると外しません。
6カ国の総合比較表
国名をタップすると、その国の紹介にジャンプします。
※40代適性は、費用・就労の可否・学校の年齢層・生活のしやすさをもとにした編集部の目安です。費用は語学留学1年の日本円換算の総額目安です。
費用が安い順ランキング
予算から絞るなら、この順で検討すると早いです。
ニュージーランド230万円〜
カナダ・アイルランド250万円〜
オーストラリア280万円〜
イギリス350万円〜
アメリカ400万円〜2026年7月24日更新 2026年8月5日
カナダ|40代のバランスが最も良い

治安・費用・学校数のバランスが良く、40代の相談で最も多く選ばれる国です。
2026年7月15日更新 2026年8月4日
ニュージーランド|費用を最も抑えられる

英語圏では費用を抑えやすく、生活のペースがゆるやかです。人混みが苦手な方に向いています。
2026年7月23日更新 2026年8月12日
オーストラリア|働きながら学べる

語学コースでも就労が認められており、40代でも収入を得ながら学べます。
※就労時間の上限やコースの条件は改定されることがあります。申請前に内務省の公式情報を確認してください。
2026年7月29日更新 2026年8月5日
アイルランド|語学留学でも働ける

日本人比率が低く、英語漬けの環境をつくりやすい国です。就労条件でも40代に有利です。
イギリス|1年で修士を取れる

修士課程が1年制のため、40代のキャリア空白を最小限に抑えられます。費用は高めです。
2026年7月30日更新 2026年8月12日
アメリカ|専門分野を極めたい人へ

分野の層が厚く、専門を突き詰めたい40代に向いています。
費用は6カ国で最も高くなります。
2026年7月15日更新 2026年8月12日
40代の留学と仕事|3つの選択肢
40代の留学で本当に難しいのは、ビザではなく仕事の扱いです。
退職・休職・リモートの比較
取り得る形は3つで、リスクの大きさが違います。
海外での就労にあたるかはビザの区分で判断が分かれます。リモート勤務は渡航先の規定と就業規則を事前に確認してください。
収入が止まる分をいくらと見るか
退職して行く場合、費用に加えて「入るはずだった収入」も失われます。
※額面をもとにした単純計算です。実際は手取り・賞与・退職金の扱いで変わります。
この額を見て休職に切り替える方も多くいます。先に会社の制度を確認するほうが、選択肢は広がります。
退職して行く場合の段取り
順番を間違えると、税金と保険で無駄な出費が出ます。
帰国後のキャリア|3つの出口
「40代の留学は転職に不利」と言われますが、正確には出口の設計次第です。
元の専門に英語を足して戻る
最も現実的です。職種は変えず、担当領域を海外案件や外資に広げます。
学位や資格で職種を移す
時間と費用はかかりますが、経歴として説明しやすくなります。
現地就職・移住を目指す
就労ビザが前提のため、職種と国の選び方が結果を左右します。
面接で問われるのは留学したことではなく、空白期間に何を決めて何を得たかです。ここを言葉にできる人は40代でも評価されます。
独身・既婚別|40代の留学の進め方
同じ40代でも、家族構成で判断の軸が変わります。
まず自分の立場を確認してください。
立場別の強みと詰まりやすい点
有利な点と難しい点は、立場ごとにはっきり分かれます。
独身の40代が決めておく5つ
身軽に動ける立場だからこそ、決めずに出ると帰国後に困ります。
※税・社会保険の扱いは個人の状況で異なります。手続き前に居住地の自治体窓口でご確認ください。
家族がいる場合の合意の作り方
「行きたい」から入ると反対されます。順番を変えるだけで通りやすくなります。
目的と帰国後の姿を先に伝える
留学の話ではなく、帰ってきてからどう働くかの話として切り出します。
使う金額の上限を数字で示す
総額と、手をつけない貯金額をセットで出すと不安が減ります。
短期で1度試してから長期を決める
1か月の実績があると、長期の話は格段に通りやすくなります。
留学カウンセラー
りょう
今の状況で本当に行けるのか、不安なままですか?
年齢も家族構成も、そのまま話してもらって大丈夫です
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40代の留学によくある質問
相談でよく聞かれる質問を、渡航前と帰国後に分けてまとめました。
渡航前の質問
年齢と英語力、お金についての質問が中心です。
仕事と帰国後の質問
キャリアへの影響を心配する声が多い部分です。
まとめ|40代の留学を決める順番
最後に要点と、今日から動ける手順を整理します。
この記事のまとめ
40代の留学は、勢いだけでは進みません。ただし目的と予算さえ決まれば、選べる道はきちんと残っています。
40代の今から動くべきか、決めきれていませんか?
迷っている段階のまま相談してもらって大丈夫です
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本記事は2026年8月時点の情報です。ビザの条件・費用・制度は変更されることがあります。渡航前に外務省および各国大使館・各学校の公式情報を必ずご確認ください。

















