「40代で留学したいけれど、仕事やお金はどうすればいいのか」
社会人になってから海外留学を考えると、20代のころとは違う悩みが出てきます。
40代でも留学はできます。
ただし20代と同じルートは使えません。20代で多いワーホリは、年齢の条件で申し込めないためです。
※本記事の金額はすべて日本円換算の目安です(2026年10月時点の為替水準)。国・都市・学校・時期により変動します。
この記事を書いた人
目次
40代の社会人が海外留学するメリット
社会人になってから行く海外留学には、20代の学生にはないメリットがあります。
主なメリットは次の4つです。

メリット1|職歴を土台にキャリアを広げられる
40代は、これまでの職歴の上に留学の経験を積み上げられます。20代のようにゼロから評価されるのではなく、職歴と英語を組み合わせた経歴として見てもらえます。
20代の留学
40代の留学
40代は、職歴の上に留学を積み上げられるのが20代との違いです。
大学院やMBAの出願でも、長い職歴は評価の対象になります。詳しくは大学院・MBA留学↓で紹介しています。
メリット2|目的がはっきりしていて成果が出やすい
40代は、仕事のどんな場面で英語が必要かを具体的に知っています。困りごとから学び方を選べるので、留学の成果につながりやすくなります。
20代に多い「話せるようになりたい」という目標より具体的なぶん、同じ期間でも持ち帰れるものが多くなります。
メリット3|仕事や家庭が落ち着き、時間を取りやすい
子どもの手が離れた、大きなプロジェクトが終わったなど、40代はまとまった時間を取りやすい時期です。行ける期間に合わせて、仕事の調整のしかたを選べます。
休職して行く場合は、雇用保険の教育訓練休暇給付金↓を受け取れることがあります。
メリット4|自分の資金で納得のいく計画を立てられる
40代は自分の資金で留学できるため、国・期間・滞在方法を自分の判断で決められます。
仕事でお金を管理してきた経験も、計画づくりに生きます。
40代の資金計画の立て方
STEP 1
今の貯蓄を確認する
STEP 2
留学に使う上限を決める
STEP 3
帰国後の生活費を別に取る
残りの範囲で、国・期間・滞在方法を選ぶ
帰国後の生活費まで先に確保しておくと、現地でお金の心配をせずに学べます。
必要な金額は40代の留学にかかる総額↓で紹介しています。
40代からの留学で使えるビザ|ワーホリは対象外

40代で留学できるかどうかは、どのビザを使うかで決まります。
年齢で使えなくなる制度と、何歳でも使える制度があるためです。
40代でも学生ビザなら留学できる
40代が使えないのはワーホリだけです。語学学校や大学院に通う留学は、40代でも申し込めます。
20代と40代の留学ルートの違い
20代はワーホリ、40代は学生ビザで渡航するのが一般的です。違いを図にしました。
20代のルート
40代のルート
海外で学ぶ・働くという目的は同じです。違うのは、使うビザの種類です。
ルート別|40代が使える制度の早見表
40代が取り得る主なルートを、可否と年齢の上限で並べました。
※ビザの区分・滞在可能期間・就労の可否は国と年度で変わります。渡航前に外務省および各国大使館の公式情報で必ず確認してください。ビザなしで通える期間は国別の短期留学の上限↓、年齢制限の詳細はワーキングホリデーの年齢制限まとめで解説しています。
なぜ40代はワーホリが使えないのか
ワーホリの年齢は、日本と相手国が結んだ協定で決められています。40代が対象外になる理由は次の3つです。
制度の目的が「青少年の交流」だから
休暇を過ごしながら就労も認める二国間の取り決めで、労働力の受け入れ制度ではありません。だから対象年齢が区切られています。
協定で年齢が明記されている
日本国籍は原則18〜30歳で、31歳の誕生日の前日までが申請期限です。個別の事情で例外が認められる仕組みはありません。
上限が高い制度も40代には届かない
カナダには認定団体を通す形で35歳までを対象とする枠があります。それでも上限は35歳です。
英語圏6カ国の条件を並べると、40代が使える国は1つもありません。
40代はワーホリの代わりに学生ビザで行くと考えてください。学校に通う点は同じで、働けるかどうかは国のルールで決まります。
2026年8月12日更新 2026年8月12日
40代の学生ビザで問われる「留学の目的」
年齢だけを理由に学生ビザが下りないことはありません。
ただし審査では「なぜ今、この学校で学ぶのか」を確認されます。退職や長いブランクがある40代は、この点を詳しく聞かれやすくなります。
注意:オーストラリアは「本当に学ぶ目的か」を審査します
2024年3月から、学生ビザの申請者が本当に学ぶために渡航するのかを確かめる「Genuine Student要件」が導入されました。大学の確認書類にも1年を超える職歴の空白や家族の同行を問う項目があり、これまでの経歴とつながらないコース選びや大きなキャリアチェンジは、拒否の理由に挙げられることがあります。
国ごとに、審査で特に見られる点は違います。
40代は職歴が長いため、「なぜ今このコースなのか」を経歴と結びつけて説明できるよう準備しておきましょう。
40代の申請で準備しておきたいのは、次の4つです。どの国でも、書類と面談で一貫した説明ができると審査が進みやすくなります。
ビザ申請の前に整理しておきたいこと
※審査の基準と必要書類は国ごとに異なります(2026年10月時点)。申請前に各国移民局の公式情報をご確認ください。
留学カウンセラー
りょう
40代におすすめの留学方法・プラン5つ
40代が現実的に選べる留学は5つです。

期間と費用の幅が大きいので、まず全体像から見てください。
5種類を期間と費用で比べる
横棒の長さが期間の目安です。右端が留学費用の目安になります。
1〜4週間
3か月〜1年
6か月〜2年
6か月〜2年
1〜2年
※学費・滞在費・渡航費を含む留学費用の目安です。ビザや帰国後の生活費などは含みません(その他の費用↓)。学校・都市・滞在方法・為替により変動します。
1. 短期リフレッシュ留学|辞めずに行ける
有給や長期休暇で行ける1〜4週間の形です。
初めての留学として選ばれることが多い形です。
期間 1〜4週間 / 留学費用 25〜60万円 / 向く人 仕事を続けたい人
1〜4週間で英語力が大きく伸びるわけではありません。
目的は「海外生活が自分に合うかを確かめること」に置くと満足度が上がります。
短期なら学生ビザなしで通える国が多い一方、上限の期間は国ごとに違います。
アメリカだけは、短くても語学学校にしっかり通うならビザが必要です。
※2026年10月時点の目安です。電子渡航認証(eTA・ETA・NZeTA・ESTA)は事前申請と手数料が必要です。条件は変わるため、各国大使館・移民局の公式情報でご確認ください。
2026年8月4日更新 2026年8月5日
2. 語学留学|3か月〜1年で英語を学び直す
学生ビザで3か月から1年ほど通う形です。
年齢の上限がなく、社会人向けのビジネス英語コースなど、同年代が集まりやすいコースも選べます。
期間 3か月〜1年 / 留学費用 70〜470万円 / 向く人 英語を学び直したい人
通う学校によって、教室の雰囲気は大きく変わります。
年齢層・クラス分け・国籍比率の3つを事前に確認すると、教室で浮く不安はかなり減らせます。
2026年7月13日更新 2026年8月5日
3. 大学院・MBA留学|職歴が評価される
40代の職歴が出願で評価される、数少ない形です。
そのぶん費用は最も高く、準備にも時間がかかります。
期間 1〜2年 / 留学費用 500〜1,500万円 / 向く人 職種を移したい人
条件・準備期間・費用の順に見ていきます。

大学院留学の基本条件
年齢の上限はなく、見られるのは職歴と目的です。
2026年7月27日更新 2026年8月5日
MBA留学とは|職歴が出願材料になる
MBAは経営学修士のことで、実務経験のある社会人が対象の課程です。
40代の職歴が最も直接的に評価されます。
実務経験のある社会人
職歴3〜5年以上を求める学校が多く、40代の多くは要件を満たす
経営全般を横断的に
戦略・財務・マーケティング・組織を通しで学ぶ
1〜2年/700〜1,500万円
ヨーロッパは1年制、アメリカは2年制が主流。生活費は別
GMATやGREを課す学校も
英語スコアとは別の試験で、準備期間が延びる
40代の出願では、英語のスコアに加えて職歴の一貫性・人を動かした経験・修了後の計画が重視されます。
※学費・出願条件・GMATの要否は学校によって大きく異なります。出願前に各校の公式募集要項をご確認ください。
MBA・研究系・実務系の違い
同じ大学院でも、目的によって選ぶ課程が変わります。修了後にどう使うかを基準に選んでください。
出願までのスケジュール
よくある失敗は、英語スコアの取得を後回しにすることです。次の順番で進めてください。
40代が使える奨学金・使えない奨学金
公的な奨学金の多くには年齢の上限があり、40代では使えないものがあります。
40代は出願先の大学が出す奨学金を狙うのが現実的です。
合格と同時に選考されることが多く、出願段階での確認が要ります。会社員のまま休暇を取って行くなら、教育訓練休暇給付金↓も海外大学院の修士号取得に使える場合があります。
※JASSOの年齢条件は過去の募集要項にもとづく目安です。2027年度の募集要項が公表されているため、応募前に最新の要項をご確認ください。
40代で学位を取って回収できるか
学費の額だけを見ると、回収は簡単ではありません。
回収しやすい人と、慎重に考えたい人の違いをまとめました。
回収しやすい人
・今の専門の延長で学位を足す
・帰国後の業界が決まっている
・1年制で費用と空白を抑える
慎重に考えたい人
・未経験分野へ完全に転向する
・学費を借入だけでまかなう
・帰国後の受け皿が未定
大切なのは、学位を職歴と結びつけて説明できるかどうかです。
職歴の長い40代は、ここを説明できれば転職で有利に働きます。
4. 就労つきプログラム|働きながら学ぶ
学びながら就労できる制度を使う形です。
ワーホリが使えない40代が、現地で働く経験を得るための選択肢です。
期間 6か月〜2年 / 留学費用 200〜500万円 / 向く人 海外就労を試す人
国選びには注意が必要です。語学留学中に働けるかどうかは、国によって大きく異なります。
※2026年10月時点の目安です。就労時間・対象コースの条件は改定されます。申請前に各国の移民局・大使館の公式情報で必ず確認してください。
5. 資格・専門スキル留学|専門資格を取る
現地の専門コースでスキルや資格を取る形です。
大学院より期間が短く、費用も抑えやすいのが利点です。
期間 6か月〜2年 / 留学費用 200〜600万円 / 向く人 専門を増やす人
注意したいのは、取った資格が日本で通用するとは限らない点です。
帰国後に何に使うのかを先に決めてから選んでください。ビザ審査で問われる留学の目的↑の説明にも、そのまま使えます。
どのルートが自分に合うか、まだ決めきれていませんか?
40代の条件で、現実的な進め方を一緒に整理できます
夢カナ留学は、英語圏6カ国に特化した留学エージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。語学留学と大学院、どちらが目的に近いのかという段階からご相談いただけます。
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ルートの整理だけの相談もOKです
40代の留学費用|総額と内訳
英語圏で1年間語学留学をする場合を例に、費用の内訳と総額を計算します。

すべて日本円換算の目安です。
40代の留学にかかる総額
1年の語学留学に用意したい総額は、約350〜700万円です。
学校や生活の「留学費用」に、ビザや帰国後の生活費などの「その他の費用」を足した額です。
留学費用(1年)
250〜470万円
その他の費用
100〜230万円
40代が用意したい総額
約350〜700万円
1年の語学留学+帰国後3〜6か月の生活費を含む
総額の内訳|留学費用とその他の費用
総額は、学費・滞在費などの「留学費用」と、ビザ・保険・帰国後の生活費などの「その他の費用」に分かれます。
① 留学費用(1年)|カナダ・オーストラリア基準
※ニュージーランドはこれより安め(230万円〜)、イギリス・アメリカは高め(約350〜700万円)です。国ごとの目安は6カ国の総合比較表↓をご覧ください。
留学費用のほかに、次の費用もかかります。学費と滞在費だけで予算を組むと足りなくなるので注意してください。
※ビザ申請料は2026年10月時点の各国公表額をもとに日本円で換算した目安です。住民税と社会保険は、出国のタイミングや転出届の有無で変わります。
2026年7月13日更新 2026年8月4日
休職なら使える教育訓練休暇給付金
会社を辞めずに無給の休暇を取って留学する場合、雇用保険から給付金を受け取れることがあります。
語学留学も対象です。
次の3つをすべて満たせば対象になります。勤続の長い40代ほど満たしやすい条件です。
3つ目の会社の規定がないと使えないため、退職を決める前に人事へ確認してください。
※出典:厚生労働省「教育訓練休暇給付金」(2026年10月時点)。給付日額・給付日数は雇用保険の加入期間や賃金で決まるため、手続きはハローワークでご確認ください。
期間別の費用一覧
期間を短くすると費用は下がりますが、英語の到達度も変わります。
※留学費用は、その他の費用を含まない額です。到達イメージは目安で、渡航時の英語力・学習量・生活環境によって変わります。
予算別にできること
用意できる金額が決まっている方は、こちらから見てください。
留学カウンセラー
りょう
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費用の確認だけの相談もOKです
40代の留学におすすめの国6選

40代の国選びでは、費用に加えて「同年代の学生がいるか」「現地で働けるか」も確認しましょう。
6カ国の総合比較表
国名をタップすると、その国の紹介に移動します。
※40代適性は、費用・就労の可否・学校の年齢層・生活のしやすさをもとにした編集部の目安です。1年費用は語学留学1年の留学費用(日本円換算)の目安で、ビザや帰国後の生活費などの「その他の費用」は含みません。
費用が安い順ランキング
予算から国を選ぶ場合は、この順番を参考にしてください。
ニュージーランド230万円〜
カナダ・アイルランド250万円〜
オーストラリア280万円〜
イギリス350万円〜
アメリカ400万円〜2026年7月24日更新 2026年8月5日
カナダ|治安と費用のバランスが良い
治安・費用・学校数のバランスが良く、40代の相談でも候補に挙がりやすい国です。

2026年9月3日更新 2026年9月17日
ニュージーランド|費用を最も抑えられる
英語圏では費用を抑えやすく、生活のペースがゆるやかです。人混みが苦手な方に向いています。

2026年9月3日更新 2026年9月17日
オーストラリア|働きながら学べる
語学コースでも就労が認められており、40代でも収入を得ながら学べます。ただしビザ審査は厳しめで、申請料も6カ国で最も高くなっています。

※就労時間の上限やコースの条件は改定されることがあります。申請前に内務省の公式情報を確認してください。
2026年9月3日更新 2026年9月17日
アイルランド|語学留学でも働ける
日本人比率が低く、英語漬けの環境をつくりやすい国です。語学留学でも働けるのは、40代にとって利点です。

2026年9月3日更新 2026年9月17日
イギリス|1年で修士を取れる
修士課程が1年で終わるため、仕事を離れる期間を短くできます。費用は高めです。

2026年9月3日更新 2026年9月17日
アメリカ|専門分野を深く学びたい人向け
大学・大学院の数が多く、専門分野を深く学びたい40代に向いています。費用は6カ国で最も高くなります。

2026年9月3日更新 2026年9月17日
40代で留学した人の体験談
実際に40代で留学した人の声を紹介します。
仕事の扱いも行き先も、人によってさまざまです。
Aさん40代前半・会社員
カナダ3か月休職「教室で浮くかと思ったら、社会人クラスは同年代が多くて安心しました」
休職制度を使って3か月だけ行きました。授業はビジネス英語中心で、仕事の話題なら自分から話せたのが自信になりました。
Bさん40代後半・会社員
オーストラリア1年退職「働きながら学べたので、貯金の減り方が想定よりゆるやかでした」
退職して1年間、語学学校に通いながら週に数日働きました。帰国後の生活費を先に分けておいたので、焦らずに過ごせました。
Cさん40代前半・管理職
イギリス1年退職「これまでの職歴を、そのまま出願の強みにできました」
1年制の修士課程に進みました。年齢より職歴と目的を見てもらえる出願だったので、40代でも不利だと感じませんでした。
※体験談は個人の感想です。費用や英語の伸びは、国・期間・学習量によって異なります。
まとめ|40代で留学を決める前に
この記事の要点をまとめます。
この記事のまとめ
40代の留学は、準備に時間がかかります。それでも目的と予算を決めれば、選べる方法は十分にあります。
40代の今から動くべきか、決めきれていませんか?
迷っている段階のまま相談してもらって大丈夫です
夢カナ留学は、英語圏6カ国に特化した留学エージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。40代の職歴・予算・家族の状況・帰国後の希望をふまえて、現実的なプランをご提案します。
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本記事は2026年10月時点の情報です。ビザの条件・費用・制度は変更されることがあります。渡航前に外務省および各国大使館・各学校の公式情報を必ずご確認ください。



















