海外の大学で学びたいけれど、仕事や家庭の事情で長期の渡航は難しい。
そんな理由で諦めかけている方に、いま選ばれ始めているのがオンラインという選択肢です。
海外のオンライン大学
こんな疑問はありませんか?
本当に日本にいながら海外大学の学位が取れるの?
オンラインで取った学位は、就職や進学で通用する?
学費はいくらかかる?無料で学べる大学もある?
怪しい学校に入ってしまわないか心配
この記事で、ひとつずつ答えていきます。
じつは海外には、オンラインだけで学位まで取れる大学(オンライン大学)があり、日本にいながら授業を受けられます。正規課程に在籍して卒業要件を満たせば、現地の学生と同じ学位を取ることも可能です。
まず押さえたい3つのポイント
この記事では、海外のオンライン大学の特徴と種類を整理したうえで、入学までの流れ、費用と無料で学ぶ方法、魅力とデメリット、学位の評価と怪しい学校の見分け方、学位が取れる大学4校と大学院のルートまでを、2026年の最新料金で解説します。
この記事を書いた人
目次
海外のオンライン大学とは?特徴と2つの種類
海外のオンライン大学とは、キャンパスに通わず、オンラインで授業を受けて学位を取れる海外の大学のことです。オンライン授業だけの大学もあれば、通学課程とオンライン課程の両方を持つ大学もあります。

出願して在籍し、必要な単位を取って卒業すれば、現地の学生と同じ学士号・修士号が授与されます。渡航しないこと以外は、現地の大学で学ぶ正規の課程と変わりません。
※期間・費用は一般的な目安です(2026年10月時点)。大学・専攻・履修ペース・為替により変動します。
オンライン大学は2種類ある
海外のオンライン大学には、成り立ちの違う2種類があります。どちらでも学位は取れますが、学校の雰囲気やサポートの手厚さが変わります。
なお、一部の授業や試験だけ通学が必要な「ハイブリッド型」の課程もあります。出願前にデメリットと対策↓もあわせて確認してください。
2026年7月29日更新 2026年8月17日
現地の大学に通う選択肢も比べたい方は、アメリカ留学のプランもあわせて確認してみてください。
海外のオンライン大学に入学する流れ

オンライン大学でも、入学の手続きは現地の大学に出願するときとほとんど同じです。
書類の取り寄せや英語スコアの取得には数か月かかります。入学したい時期の1年前から動き始めると、余裕をもって出願できます。
全体の流れは、次の5ステップです。
特に時間がかかりやすい2つのこと
英語スコアが基準に届くまでの期間と、成績証明書の英文化です。どちらも数か月かかることがあるので、志望校が決まりきる前から手をつけておくと安心です。
※出願時期・必要書類は大学とプログラムにより異なります。必ず公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
出願にそろえる書類
大学によって差はありますが、正規課程では次の書類を求められるのが一般的です。取り寄せに数週間かかるものもあるため、早めに手をつけておきましょう。
必要な英語力の目安
正規課程に出願するときは、オンラインでも英語スコアの提出を求められるのが通例です。
基準は大学と専攻で変わりますが、目安は次のとおりです。日本でなじみのある英検・TOEICでの目安もあわせて並べました。
※英検・TOEICの値は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)をもとにした大まかな換算の目安です。大学・専攻・入学年度により基準は異なります。
公式各試験の日程・申込方法はこちら
出願用にはIELTSかTOEFLを準備しましょう
海外の大学の多くは、IELTSかTOEFL iBTのスコアを出願の条件にしています。英検で受け付けてもらえる大学もあるため、志望校の募集要項で使える試験を先に確認しておくと確実です。
あわせて知っておきたいこと
留学カウンセラー
りょう
2026年7月30日更新 2026年8月5日
海外のオンライン大学の費用の目安
海外のオンライン大学の費用は、大学によって大きく変わります。
ここでは予算の考え方と、学費を安く抑える方法、無料で学ぶ方法を見ていきます。
年間の予算からできることを逆算すると、次のようになります。
※1ドル=150円、1ポンド=200円前後で換算した目安です。
学費だけを見て予算を組むと、あとから次の費用が上乗せされます。合計で10万円を超えることも珍しくないので、最初から予算に入れておきましょう。
※金額は目安です。受験回数・大学・為替によって変わります。
学費が安い海外大学の見分け方
同じ学位でも、大学によって総額は数倍変わります。
パンフレットの「年間〇〇万円」だけを見ても正しく比較できないため、次の5つの観点で比べ直しましょう。
2026年7月13日更新 2026年8月4日
海外大学の授業を無料で受ける方法
「まず費用をかけずに試したい」という場合、次の3つの方法があります。
いきなり学位課程に飛び込むより、ここから入るほうが失敗が少ないケースも多いです。
1. 大学が公開しているオンライン講座を聴講する
海外の大学は、Coursera(コーセラ)やedX(エデックス)、FutureLearnといった学習サイトを通じて、実際の講義に近い内容を公開しています。多くは聴講だけなら無料で、英語の講義についていけるかを確かめる場として最適です。
2. 授業料が無料の大学を使う
授業料そのものを無料としている非営利のオンライン大学もあります。ただし完全な0円ではなく、出願料や科目ごとの評価料が別途必要になるのが一般的です。
3. 奨学金・学費免除を申請する
留学生向けの奨学金や、経済状況に応じた減免制度を持つ大学があります。募集時期が決まっているものが多いため、出願スケジュールと合わせて早めに調べておきましょう。
2026年8月6日更新 2026年8月7日
ただし無料で受けられるのは、多くの場合「聴講まで」です。
修了証の発行や、成績評価・単位認定が絡む部分は有料になるのが通例で、無料の講座を何本受けても学位にはつながりません。
費用が心配で、踏み出せていませんか?
「実質0円」で行けるプランも存在します
夢カナ留学は、Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位の留学エージェントです。海外のオンライン大学で学ぶか、現地に行くか、費用の総額から逆算して現実的なプランを一緒に組み立てます。
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海外のオンライン大学の魅力
海外のオンライン大学の魅力は、費用の安さだけではありません。

ご相談の場でも特によく話題にのぼる5つの魅力を、ひとつずつ紹介します。まずは全体像を確認してください。
魅力1. 日本にいながら、海外大学の学位を目指せる
海外のオンライン大学の正規課程は、出願して在籍し、必要な単位を取って卒業すれば、現地の学生と同じ学士号・修士号が授与されます。
仕事や家庭、健康上の理由で長く日本を離れられない方でも、「海外大学で学位を取る」という目標をあきらめる必要はありません。渡航できるかどうかではなく、学び続けられるかどうかで道が開けます。
日本にいながら学位を取るまで
日本で受講
渡航なし
単位を積む
1〜6年
学位を取得
現地と同じ
こんな人に:海外の大学で学びたい気持ちはあるのに、事情があって渡航できない方
魅力2. 世界中のクラスメートと英語で学べる
講義も課題もディスカッションも、すべて英語で進みます。クラスメートは世界各国から集まり、年齢や職業もさまざまです。
英会話スクールとの大きな違いは、英語が「目的」ではなく、専門分野を学ぶための「手段」になる点です。経営やITなどを英語で学ぶうちに、仕事でそのまま使える専門的な英語が自然と身についていきます。
こんな人に:英語を使って専門性を高めたい方、海外の多様な考え方に触れたい方
魅力3. 留学にかかる費用を大きく抑えられる
現地の大学に通う場合、学費と同じくらい、あるいはそれ以上にかかるのが渡航費と生活費です。オンラインならこれらがかからず、費用のほとんどが学費だけになります。ビザの申請や住まい探しといった手間も必要ありません。
アメリカの大学に現地で1年間通う場合と、オンライン課程に1年在籍する場合を、モデルケースで比べてみます。
※モデルケースの目安です。学費は大学・専攻・履修単位数で大きく異なり、居住地や為替によっても変動します。
差額の大半は学費ではなく、渡航費と生活費です。ただし、オンライン課程の学費そのものが通学課程より安いとは限りません。1単位あたりの料金が同じか、かえって高い大学もあるため、節約できるのは主に渡航費と生活費だと考えておきましょう。
魅力4. 仕事や今の生活を続けたまま学べる
録画配信が中心のコースなら、授業を受ける時間帯を自分で決められます。朝の出勤前や夜の時間、週末にまとめて学ぶなど、生活に合わせた学び方ができます。
会社を辞めずに修士号を目指す、日本の大学に通いながら海外大学の科目を受ける、子育てと両立しながら学位を取る。こうした「今の生活を止めない学び方」ができるのは、オンラインならではの魅力です。
※1科目あたり週10時間前後を目安にした一例です。科目や大学によって必要な時間は変わります。
こんな人に:キャリアを中断したくない社会人、在学中の大学生、子育て中の方
魅力5. 少しずつ始めて、進路を広げられる
多くのオンライン大学では、科目ごとに履修や支払いができます。いきなり4年分を決める必要はなく、まず数科目から始めて、続けられそうかを確かめられます。
取った単位は、条件を満たせば他大学へ移せることもあります。オンラインで単位を積んでから現地の大学へ編入する、学士を取ったあと大学院へ進むなど、次の進路につなげやすいのも魅力です。
少しずつ進路を広げる流れ(例)
数科目を試す
合うか確認
学位課程へ
単位を積む
次の進路へ
編入・大学院
こんな人に:いきなり大きな決断をするのが不安な方、将来は現地留学も考えている方
留学カウンセラー
りょう
海外のオンライン大学のデメリットと対策
デメリットも先に知っておきましょう。どれもコース選びの段階で対策できるものばかりです。まずは早見表で全体をつかんでください。
デメリット1. 議論やプレゼンの手応えが薄くなりやすい
オンラインならではの弱点として、まず挙がるのがコミュニケーションの手応えです。
デメリット2. 時差で受講時間が夜遅くや未明になる
大学の国によっては、授業の時間が日本の夜中にあたることがあります。現地の午前10時に始まるライブ授業が、日本時間で何時になるかを並べてみます。
※各国のサマータイムの有無により1時間前後ずれます。授業時間はコースにより異なります。
デメリット3. モチベーションが続きにくい
通学がないぶん、自分で学習を続ける力が試されます。
デメリット4. 一部の授業や試験で通学が必要な課程がある
「オンライン」とうたう課程でも、日本だけで完結するとは限りません。
2026年8月6日更新 2026年8月7日
向いている人・現地に行くべき人
海外のオンライン大学で手に入るのは学位と英語での学習経験、手に入りにくいのは現地での生活体験と人脈です。そのため、向いている人と、現地留学を選んだほうがよい人ははっきり分かれます。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
海外のオンライン大学の学位は評価される?
「海外のオンライン大学で取った学位は、ちゃんと通用するのか」。ここがいちばん気になるところだと思います。
通用するかどうかは、大学が正式な認証評価を受けているかどうかで分かれます。順番に見ていきます。
分かれ目はオンラインかどうかではなく、その大学が認証評価を受けているかです。
※扱いは受け入れる側の個別判断によります。制度で一律に決まっているものではありません。
まず確認すべきは認証評価
海外では、その大学が教育機関として基準を満たしているかを第三者機関が審査する仕組みがあります。これを受けていない学校の学位は、進学でも就職でも評価されにくくなります。
出願前に、次の3点を確認しておけば安心です。
出願前に確認する3つのこと
学位工場(ディプロマミル)に注意
海外のオンライン大学を探していると、「数か月で学位が取れる」「書類審査だけで卒業できる」とうたう団体に出会うことがあります。
注意:ディプロマミル(学位工場)とは
正規の認証を受けずに、学位を販売する団体のことです。ここで取った学位を履歴書に書くと、経歴詐称を疑われるおそれすらあります。
次のような特徴が1つでも当てはまれば、出願を急がず立ち止まってください。
怪しいと感じたら、国の公開しているリストで確認するのが確実です。
この記事で紹介する4校は、いずれも各国で正規に認められた大学です。
採用担当者はどう見るか
履歴書に書くのは大学名と学位名で、通学形態まで細かく問われないことも多いです。
一方で、面接で「なぜオンラインを選んだのか」を聞かれる場面は想定しておいたほうがいいでしょう。
ここは弱点ではなく、むしろアピールの材料になります。面接では次の3点を伝えられるようにしておきましょう。
面接で伝えたい3つのこと
2026年7月23日更新 2026年8月5日
日本の大学院を受験できるか
海外大学で授与された学士号は、日本の大学院の出願資格として認められる場合が多いとされています。ただし判断するのは各大学院であり、認証評価の有無や修業年限などを個別に審査するのが通例です。
進学を視野に入れているなら、出願する前に志望する大学院の入試課へ照会しておくのが確実です。「この大学のこの学位で出願資格を満たすか」を先に確認しておけば、数年分の努力が無駄になるリスクを避けられます。
その海外大学、本当に評価される学位を授与していますか?
出願前に、夢カナと一緒に確認しましょう
認証評価の確認や、日本での学位の扱いは、個人で調べきるのが難しい部分です。夢カナ留学はGoogle口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位の留学エージェント。志望校が条件を満たしているか、進路の目的に合っているかを一緒に整理します。
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学位が取れる海外のオンライン大学4選
ここからは、日本にいながら学位を目指せる代表的な海外のオンライン大学を4校紹介します。
まずは全体像を比較表で確認してください。大学名をタップすると、その大学の詳しい紹介に移動します。怪しい学校の見分け方は学位の評価のセクション↑で解説しています。
※各大学が公開している2026/27年度の料金をもとに、1ドル=150円・1ポンド=200円前後で換算した目安です(2026年10月時点)。専攻・履修単位数・居住国・為替により変動し、改定されることもあります。出願前に必ず各大学の公式サイトで最新の金額をご確認ください。
University of the People|授業料無料
アメリカに拠点を置く非営利のオンライン大学です。キャンパスを持たず、すべての課程がオンラインで完結します。
最大の特徴は授業料が無料であること。ただし完全な0円ではなく、出願料と科目ごとの評価料がかかります。
ロンドン大学|通信課程の名門
イギリスの複数のカレッジからなる連合大学で、通信・オンラインでの学位提供に長い歴史があります。
学位を授与するのはロンドン大学であり、学位記に大学名が記載されます。
現地のロンドンで学ぶ場合の費用も知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
2026年7月30日更新 2026年8月12日
アリゾナ州立大学|専攻数が豊富
アメリカの州立大学で、オンライン課程の規模と専攻数の多さで知られています。
多くの科目を対面課程と同じ教員が担当し、修了時に授与されるのも同じ学位です。
アメリカの大学に現地で通う場合の費用は、次の記事で詳しく解説しています。
2026年7月15日更新 2026年8月12日
オープン大学|自分のペースで
イギリスの通信制大学で、社会人が働きながら学位を取る仕組みを長年つくってきた大学です。
科目(モジュール)単位で履修を積み上げ、必要数に達すると学位が授与されます。
費用を抑えて海外大学をめざす方法としては、アメリカのコミュニティカレッジから編入するルートもあります。
2026年7月29日更新 2026年8月12日
海外のオンライン大学院3つのルート
大学院は、学部よりオンライン化が進んでいる領域です。
社会人が働きながら学ぶ前提で設計されたコースが多く、選択肢も年々増えています。目的別に3つのルートを比べてみましょう。
※費用は目安です。大学・専攻・入学年度・為替により変動します。
選び方はシンプルです。目的に合わせて、次のように選びましょう。
単科で取った単位を、あとから修士課程に組み入れられる大学もあります。出願前にこの点を確認しておけば、回り道をせずに済みます。
大学院の出願では、推薦状や職務経歴を求められることがあります。準備の進め方は入学する流れ↑で解説しています。
留学カウンセラー
りょう
2026年7月27日更新 2026年8月5日
まとめ|海外のオンライン大学
海外のオンライン大学は、渡航しないことで生活費とビザの壁を取り払い、学位という成果に集中して取りにいける手段です。
一方で、現地での生活体験や人脈は手に入りません。目的がどちらにあるかで、選ぶべき道は変わります。
この記事のまとめ
最後に一つだけ。オンラインか現地かは、二択で決めなくても構いません。
オンラインで単位を積んでから編入する、まず単科で試してから修士に進む、といった組み合わせのほうが、結果的に費用も時間も抑えられるケースは多くあります。自分の条件に合う組み合わせを、一度カウンセラーと一緒に整理してみてください。
オンラインか、現地か。まだ決めきれていませんか?
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4.8
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※本記事は2026年10月時点の情報です。学費・出願条件・開講プログラムは変更されることがあるため、出願前に必ず各大学の公式サイトで最新情報をご確認ください。














