「返済しなくていい留学の奨学金がある」と聞いてトビタテ!留学JAPANを調べ始めたものの、公式サイトの「新・日本代表プログラム」「拠点形成支援事業」「探究コース」という言葉の並びで自分に関係あるのか分からず止まってしまう——そこでつまずく人がとても多い制度です。
結論はシンプルです。まずは全体像を3つだけ押さえてください。
この記事では制度の中身・金額・条件・倍率・対象外だったときのルートを、公式の募集要項と選考結果をもとに図でまとめました。まずは下の診断で、自分がどこに当てはまるかを確認してください。
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2問に答えるだけ。応募できる区分と、次に読むべき場所が分かります
お使いの環境では診断が表示されない場合があります。下のリンクから、当てはまるものをご覧ください。
この記事を書いた人
目次
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※評価は各社のGoogle口コミ評価(2026年9月時点)を参考にしています。費用・サービス内容は変動するため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
トビタテ!留学JAPANとは?制度の仕組みをわかりやすく解説

一言でいうと、自分で計画した海外での学びを、国と民間企業が返済不要のお金と研修で後押しする制度です。押さえるべき性格は次の3つです。
計画は
自分でつくる
国・機関・調べることを設計する
お金は
返済不要
国+企業の寄付で支援される
研修〜報告
までセット
奨学金ではなく「プログラム」
いちばん大きな違いは、学校が用意した留学に申し込む形ではないという点です。
そして採用後にやることも決まっています。「奨学金をもらって終わり」ではなく、下の流れをひととおり走るのがトビタテです。
応募から帰国後までの流れ
STEP 1
留学計画を
自分でつくる
STEP 2
在籍校を通じて
応募
STEP 3
書面審査と
面接
STEP 4
事前研修
(参加必須)
STEP 5
留学+現地で
日本の発信
STEP 6
帰国後に
報告・発信
採用者は「日本代表」として送り出されます。制度名に「日本代表プログラム」と付いているのはこのためです。
公式サイトで戸惑いやすいのは、似た言葉がいくつも並んでいる点です。用語の関係を先に整理しておきます。
つまり読むべきなのは「新・日本代表プログラム」の、自分に当てはまる区分の募集要項です。その骨格をカードでまとめました。
※2026年度(高校生等 第11期/大学生等 第18期)募集要項をもとにした内容です。年度によって変更される場合があります。
官民協働=国と企業がお金を出し合う仕組み
トビタテの支援金は、国の予算だけでなく賛同する民間企業・個人の寄付でまかなわれています。企業にとっては、将来グローバルに働く人材への投資という位置づけです。お金の流れは下図のとおりです。
国(文科省)
+
民間企業・個人
予算と寄付
トビタテ
(JASSOが運営)
選考・研修
高校生・大学生
返済不要で受け取る
109社・団体
支援企業・団体数(2026年6月時点)
44.7億円
集まった支援総額
企業が求めているのは優等生ではなく、自分で問いを立てて海外に飛び込む若者です。だからトビタテは成績や語学スコアを応募要件にしていません。
「新・日本代表プログラム」とは?第2ステージをかんたんに
ここは制度の歴史の話なので、迷ったら「いま応募するのは新・日本代表プログラム」とだけ覚えれば十分です。もう少し詳しく知りたい人向けに、経緯を順に説明します。
トビタテは2013年度にスタートしました。この最初の10年間(2013〜2022年度)が第1ステージで、約9,500人が派遣留学生として採択されています。
当初の10年が終わったあと、2023年度から2027年度までの5年間を第2ステージとして再スタートしました。この第2ステージで実施されている中身が新・日本代表プログラムです。つまり2つの言葉は「期間の呼び方」と「中身の名前」の違いで、別々の制度ではありません。
2013〜2022年度
第1ステージ
約9,500人が採択(終了)
2023〜2027年度
第2ステージ
=新・日本代表プログラム
いま応募できるのはこちら
では何が「新」なのか。高校生等・大学生等それぞれにコースが設けられ、語学の習得そのものではなく「自分の問いを現地で探究すること」が計画の軸に置かれた点が大きな違いです。応募時にコースを1つ選ぶ形式になったのもこの第2ステージからです。
再スタートの背景には、コロナ禍で大きく落ち込んだ留学者数を回復させるという狙いがあります。政府は2033年までに日本人学生・生徒の海外留学者数を50万人にする目標を掲げており、トビタテはその中核を担う制度とされています。
約9,500人
第1ステージ
10年間の採択者
2027年度まで
第2ステージの
実施期間
50万人
2033年までの
留学者数の政府目標
国として留学者を増やしたい時期にあるため、今後も一定の規模で続くと見込まれます。
一般的な奨学金と何が違う?
「返済不要の留学奨学金」は他にもあります。トビタテならではの特徴と、逆に苦手なところを該当/非該当で並べました。
大学の交換留学と違い、トビタテは留学計画を自分でゼロから設計するのが前提です。この自由度の高さが魅力であり、計画づくりが選考の中心になる理由でもあります。
留学カウンセラー
りょう

トビタテの対象は誰?高校生等・大学生等の2区分

大きく2区分。さらに都道府県が主体の「拠点形成支援事業」という枠もあります。まず2区分の違いです。
高校生等対象
対象:高校・高専1〜3年・専修学校高等課程など
期間:14日以上1年以内
枠:4つの探究コース
支援:奨学金+留学準備金
大学生等対象
対象:大学・短大・専門学校・高専4年以上
期間:28日以上1年以内
枠:3つのコース
支援:上記+授業料30万円
2026年8月5日更新 2026年8月5日
高校生等対象|4つの探究コースから選ぶ
高校・高専(1〜3年)・専修学校高等課程などの生徒が対象です。2026年度(第11期)は次の4コースから1つを選ぶ形式でした。
コースによって枠の大きさが違います。第11期の採用予定人数(全体700人)の内訳です。
長期を狙うほど枠は一気に狭くなります
※STEAM探究コースの採用予定人数は募集要項でご確認ください。人数はいずれも第11期の予定人数です。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
大学生等対象|3つのコースと新大学1年生枠
大学・短大・専修学校専門課程・高専(4年以上)などの学生が対象。3コースから1つを選びます(併願不可)。
見落とされがちなのが新大学1年生の枠です。第18期の採用277人のうち7人が新大学1年生でした。
7人
新大学1年生の採用(第18期)
別日程
在学生とスケジュールが違う
進学先の大学に早めに確認しておくことが前提になります。
2026年7月18日更新 2026年8月5日
拠点形成支援事業|都道府県が主体の枠
採択された都道府県が地域の高校生を送り出す枠で、全国枠とは別に地域独自の募集が行われます。第11期の実施地域は次の8府県です。
2026年度(第11期)の実施地域
該当地域なら応募のチャンスが増えます。全国枠との併願可否は地域ごとに異なるため、各地域協議会のサイトで確認してください。
見落とされがちな「地域応援枠」
留学経験者が身近にいない地域をなくすための優先採用枠です。第11期は次の条件で運用されました。
条件
同じ都道府県から
第一日程で15人以上の応募
結果
その県の
上位5人を優先採用
留学者が少ない県ほど相対的に有利になる可能性があります。ただし拠点形成支援事業に採択された都道府県にはこの枠は設定されません。
ここまでを踏まえ、応募資格でつまずきやすい7点を整理します。
トビタテはいくらもらえる?支援内容と返済の有無
支援はすべて返済不要の給付型。まず金額の目安です。
奨学金/地域区分①
16万円/月
北米・欧州・中近東・シンガポール
奨学金/地域区分②
12万円/月
アジア・大洋州・中南米・アフリカ等
家計基準を超える場合
6万円/月
地域を問わず一律
留学準備金
21万/35万円
アジア地域/その他の地域
ここで混乱しやすいのが、奨学金と準備金では地域の区切り方が違う点です。
※欧州の一部の国は奨学金では区分②(12万円)が適用されるなど例外があります。行き先が決まっている人は募集要項の月額表で確認してください。
高校生等の奨学金は「カレンダー上の月数」ではなく、日数から計算した「支給対象月数」で決まります。
留学日数
31
切り上げ=
支給月数
14〜31日 › 1回分
32〜62日 › 2回分
※大学生等はひと月の留学日数が15日未満の月は支給されません。
支援の内訳は区分によって違います。ここも表で押さえておくと迷いません。
留学準備金には往復の渡航費・研修参加の交通費・ビザ取得費・予防接種費などが含まれ、複数国に行く計画でも支給は1回・定額です。大学生等の授業料30万円は、交換留学で相手校への授業料が発生しない場合は支給されません。
短期留学は「留学が終わってから」振り込まれる
資金計画で最も見落とされるのが入金タイミングです。高校生等の場合、期間によって扱いが変わります。
短期を考えている場合は、数十万円を先に用意しておく必要があります。参考として、高校生等の支給総額の目安が下の表です。
※第11期・高校生等対象の募集要項の支給総額表より、家計基準内の場合の抜粋。これに留学準備金21万円または35万円が加わります。家計基準を超える場合は月額6万円で総額は大きく下がります。
2026年7月28日更新 2026年8月5日
トビタテでもカバーされない自己負担
手厚く見えますが、費用のすべてが賄われるわけではありません。残る出費と金額の目安です。
※金額はいずれも目安です。国・都市・時期・為替・受入れ機関により大きく変動します。
合計すると数十万円規模の自己負担が残るケースは珍しくありません。「無料で行ける制度」ではなく「大部分が軽くなる制度」と捉えておくと安全です。
2026年7月13日更新 2026年8月4日
トビタテの応募条件とスケジュール|いつ・どう申し込む

最もつまずくのがタイミングと経路です。動き出しは留学したい年の前年秋。全体の流れを図で確認してください。
前年10月:募集要項の公開
コース区分と採用予定人数が判明。志望コースの検討を開始。
留学の約1年前冬:学内締切 → 学校がJASSOへ申請
第18期のJASSO申請期限は2026年2月27日。学内締切はその1か月ほど前が一般的。
3月:書面審査 → 面接審査
第11期の高校生等(第一日程)は東京・仙台・名古屋・大阪・岡山・福岡・沖縄・札幌で対面実施。
4〜6月:結果通知 → 事前研修
第11期の通知は第一日程4月下旬・第二日程5月下旬。事前研修は6月に東京・大阪で実施。
研修前は留学を開始できない留学 → 帰国 → 事後研修
ゴール現地では日本の魅力を伝える「アンバサダー活動」、帰国後は「エヴァンジェリスト活動」が計画に必要。
高校生等の帰国期限
終了後10日以内
大学生等の帰国期限
終了後1か月以内
※2026年度(第11期・第18期)の実施例です。年度により変わるため、最新日程は公式の募集要項でご確認ください。
応募前に確認しておきたい落とし穴
知らずに計画を立てると後から立て直しが必要になる点です。まず「留学期間の数え方」が要注意です。
留学期間にカウントされるのはどこから?
日本出発
対象外
現地到着
対象外
移動日
対象外
機関で活動
ここが起点
留学開始日は受入先機関で活動を始める日。活動がない移動日は日数に入りません。
留学カウンセラー
りょう
2026年7月30日更新 2026年8月5日
トビタテの倍率は?採用される留学計画の共通点
2026年度の選考結果です。まず実際の数字から確認しましょう。
注目すべきは応募者の増加です。高校生等は前年度から約4割増えました。
高校生等対象の応募者数
大学生等も前年度から約2割増え、第2ステージ開始以降で最多。競争は年々厳しくなっていると考えたほうが現実的です。
※拠点形成支援事業での採用365名を加えると、高校生等の採用総数は第2ステージ最多の1,083名です。高校生等の倍率は応募者数と採用者数からの単純計算です。
採用される留学計画に共通する5つの要素
選考は「熱意・独自性・好奇心」で見られます。通る計画に共通するのは次の5点です。
問いが自分の経験から出ている
ニュースで見た課題をそのまま持ってくると他の応募者と似通う
その国・その機関でなければならない理由がある
「英語を学びたいからアメリカ」では弱い。受入れ機関の具体性が分かれ目
現地での行動が具体的に描けている
誰に会い、何を調べ、どう検証するかまで落とし込む
帰国後にやることまで書かれている
学びをどこに還元するかが示されると計画に筋が通る
すでに日本で動き出している
小さくても自分で動いた実績が熱意の証明になる
向いている人・注意したい点
応募を決める前に、自分の状況と照らし合わせてみてください。
向いている人
・やりたいテーマがある
・行き先を自分で決めたい
・英語圏以外にも興味がある
・1年前から準備を動かせる
注意したい点
・締切が留学の約1年前
・在籍校が申請していないと不可
・計画書と面接の負担が大きい
・落ちたときの代替案が必要
留学カウンセラー
りょう
2026年7月30日更新 2026年8月5日
【大学生向け】トビタテの倍率は正直、高い。実質0円で行ける留学でプランを作ってみませんか?

2026年度は、高校生等・大学生等をあわせて約3,000名が採用に届きませんでした。それでも、奨学金なしで渡航している人は毎年たくさんいます。夢カナ留学は、留学・ワーホリ専門のエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。トビタテに挑戦しながら、通らなかったときの第2案を並行して用意しておくこともできます。
併願先を1つ持っておくだけで、結果を待つ時間の不安はかなり軽くなります。
トビタテのメリット・デメリットと対象外だったときの選択肢
判断材料として、良い点と制約を並べて整理します。
対象外・不採用でも、留学を諦める必要はない
社会人だった、学校が未申請だった、応募したが通らなかった。どのケースでも現実的なルートは3つあります。
2026年8月6日更新 2026年8月7日
1. 他の給付型奨学金を探す
返済不要の留学奨学金はトビタテだけではありません。トビタテほど自由度は高くないものの、応募先を分散させれば採用の確率は上がります。
JASSO
海外留学支援制度
大学独自
派遣奨学金
民間財団
助成金
ただし併給に制限がある場合が多く、トビタテでも他団体の奨学金は平均月額が本制度の月額を超えないことが条件です。
2026年8月12日更新 2026年8月13日
2. 自費で留学する
費用は自己負担ですが、時期も期間も自分で決められます。前年から動く必要がなく、思い立ってから数か月で出発できるのが最大の利点です。短期の語学留学なら、トビタテの自己負担額とそれほど変わらない予算で実現できるケースもあります。
2026年7月24日更新 2026年8月5日
3. ワーキングホリデーを組み合わせる
現地で働けるため自己負担を大きく抑えられ、大学卒業後でも使えます。前半を語学学校、後半を就労にあてる形が一般的です。年齢条件は国によって違うので、下の早見表で確認してください。
※対象年齢・申請条件は国により異なり、変更されることがあります。最新の条件は各国大使館の公式情報でご確認ください(2026年8月時点)。
2026年7月8日更新 2026年7月24日
迷ったら、無料の留学エージェントに相談するのが早い
目的・予算・出発時期の3つが決まればルートは絞り込めます。手数料無料のエージェントなら相談だけでも費用はかかりません。
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※評価は各社のGoogle口コミ評価(2026年7月時点)を参考にしています。費用・サービス内容は変動するため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
2026年7月15日更新 2026年8月4日
トビタテ!留学JAPANに関するよくある質問
相談の場でよく寄せられる質問です。細かい要件は年度で変わるため、最終確認は公式の募集要項で行ってください。
まとめ|トビタテは「志」で選ばれる留学制度
成績や語学力ではなく留学計画そのもので評価される制度です。要点を最後にまとめます。
この記事のまとめ
最初にやることは、どのルートでも同じです。「どこで、何を、いつまでにやりたいのか」を言葉にすること。それが決まれば、使える制度も必要な予算も自然に絞り込めます。
トビタテに挑戦するか、別のルートで行くか。迷ったままにしていませんか?
目的・予算・出発時期を伝えるだけで、あなたに合う留学の形が見えてきます
4.8
Google評価
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口コミ件数
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・ 奨学金が使えなかった場合の代替プランもまとめて提案
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夢カナ留学の無料相談ページへ移動します。相談だけで終わっても大丈夫です。
本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。募集要項・支援金額・スケジュールは年度により変更されるため、応募にあたっては必ずトビタテ!留学JAPAN公式サイトの最新の募集要項をご確認ください。
















