「デザイン留学」で検索すると、イギリス、アメリカ、イタリア、北欧……と国名ばかりが出てきます。
そこで手が止まったまま半年経っている、という方が本当に多いです。
そこで、候補に挙がる7カ国を費用で並べ直しました。
学費だけ見比べても決まらないので、生活費と、パンフレットに載らない画材代や作品の輸送費まで足した金額で比べます。
順番は、相談の場で実際に聞かれる順です。
この記事を書いた人
目次
デザイン留学が可能な分野【グラフィック・空間・UXなど】
デザイン留学とは、海外の学校でデザインの専門教育を受けることです。
語学学校に通いながら1〜2週間の短期コースを取る形から、美大で学位を取り切る形まで幅があり、どれを選ぶかで必要な英語力も費用も、帰国後に残るものも変わります。
日本の美大受験のようなデッサン試験は、基本的にありません。
出願で見られるのはポートフォリオと志望理由です。そのため、未経験の社会人でも出願可能です。
まず代表的な7つの種類を紹介して、そのあとに3つのルートを比べます。気になる分野から読んでみてください。
グラフィックデザイン

ロゴ・広告・ポスター・パッケージ・雑誌のレイアウトなど、「見て伝わる形」をつくる分野です。イギリスとアメリカは学校も業界も層が厚く、オーストラリアでも専攻する人が多い分野です。
ソフトの操作より、なぜその配色・その文字にしたのかを説明できるかが評価されます。未経験でも語学+専門コースから入りやすく、作品がそのままポートフォリオになるのも魅力です。
UXデザイン・デザイン思考

アプリやWebサービスを「使いやすい体験」として設計するのがUXデザイン、その土台になる「課題を見つける→試作する→ユーザーに試してもらう」という進め方がデザイン思考です。
留学カウンセラー
りょう
プロダクトデザイン・工業デザイン

家具・家電・日用品など、量産される「モノ」を設計する分野です。工業デザインは素材や構造、CADでの設計まで踏み込むのが特徴です。
北欧(家具・照明)、イタリアのミラノ(家具・インテリア用品)、オーストラリアに独自の強みがあります。試作のための工房や3Dプリンターを使えるかどうかで学べる量が変わるので、設備は必ず確認してください。
インテリアデザイン・空間デザイン

住宅・店舗・ホテルの内装から、展示会やショーウインドウまで「空間」を扱う分野です。建築寄りのカリキュラムが多く、図面と模型、3Dでの空間表現を一通り学びます。
ヨーロッパは街並みや美術館そのものが教材になるので、北欧・イタリア・フランスを選ぶ人が多い分野です。日本の建築・内装業界に戻るなら、帰国後に資格が必要になるケースもあるので、出発前に確認しておくと安心です。
テキスタイルデザイン

布の柄や素材、織り・染め・プリントを考える分野です。ファッションとインテリアの両方につながるので、どちらに進むか迷っている方にも向いています。
ロンドンのセントラル・セント・マーチンズにはテキスタイルデザインの学士課程があり、デンマークのデンマーク王立アカデミーにもファッション・服飾・テキスタイルの課程があります。北欧はプリント柄のデザインでも知られる地域です。
ジュエリーデザイン

指輪やアクセサリーのデザインから、彫金・ワックス原型・CADまで、手を動かしてつくる工程を学ぶ分野です。
イタリアのフィレンツェは金工・宝飾の職人文化が根づいた街で、短期の彫金コースも見つけやすいです。作品が小さいぶん、輸送費を抑えやすいのもこの分野ならではです。
フラワーデザイン・ガーデンデザイン

花を使った装飾やブーケをつくるフラワーデザインと、庭や外構を設計するガーデンデザインは、ほかの分野より短期コースが中心です。
イギリスはガーデンデザインの本場で、フラワーデザインはロンドンやパリの専門スクールで数週間〜数か月学ぶ形が一般的です。短期なら学生ビザが不要な期間で組めることも多いので、まず下見として行く方にも向いています。
分野が決まっていない状態で国から選ぶと、ほぼ決まりません。
まず「7つのうちどれか」を1つに絞ってください。
留学カウンセラー
りょう
短期?大学?デザイン留学に行く方法4つ
– 2択でわかる –
デザイン留学タイプ診断
2問だけ。あなたが最初に読むべき国が決まります

未経験から、あるいは仕事を辞めてから行く人は多いです。
ただ、どのルートを選ぶかで必要な英語力もポートフォリオの有無もまるで変わります。
※総額の内訳と期間ごとの金額は、次の章「デザイン留学の費用」で詳しく紹介します。
短期コース(1〜4週間)|まず分野を試したい人向け
美大や専門学校が夏休みなどに開く、数日〜4週間のコースです。分野が自分に合うかを確かめる「下見」として使う人が多く、長期留学を決める前の一歩にぴったりです。
語学留学+専門コース(3か月〜1年)
社会人の方にまずすすめているのは、「語学+専門コース」です。
英語ゼロで出発しても、半年後には専門の授業に入れる設計になっています。
語学+専門ルートの進み方(1年の例)
出発時
英語ゼロでも可
1〜6か月目
語学学校で専門英語まで
7〜12か月目
専門コースで作品を積む
語学の修了レベルが専門コースの入学条件を満たすと、そのまま進学できる学校が多い
大学・大学院(学位取得)
海外の美大や大学のデザイン学部で、学士・修士を取るルートです。費用と準備期間はいちばんかかりますが、帰国後も「海外の学位」として通用し、卒業後に現地で働ける制度を使えるのも学位ならではです。
交換留学(在籍大学の協定校)
日本の大学に在籍したまま、協定を結んでいる海外の大学で半年〜1年学ぶ方法です。協定校の授業料は免除され、日本の大学に学費を払う形が多いので、学費の面では最も負担が軽くなります。
文系の学部にいながら、協定校ではデザイン系の学部で学んでいる人もいます。まずは自分の大学の協定校一覧を見てみてください。
デザイン留学の費用

デザイン留学の見積もりは、学費と滞在費だけ見ていると必ず足りなくなります。
制作にかかるお金が別で積み上がるからです。
留学の種類×期間の費用
留学の種類と期間で、総額は大きく変わります。まずは自分が考えている組み合わせの金額を見てみてください。
就労が認められる国なら、生活費の一部は現地で稼げます。
初期費用
出発前にまとめて払うお金です。デザイン留学では、ポートフォリオの制作費と画材・道具の購入もここに入ります。
生活費
生活費は国と住み方で大きく変わります。家賃が総額を左右するので、都市選びとシェアハウスかどうかで調整してください。
制作関連費
語学留学の見積もりには出てこない、デザイン留学ならではの出費です。課題が進むほど少しずつ積み上がります。
デザイン留学におすすめの7カ国|北欧が人気?安い国は?
人気の北欧から、イギリス・アメリカ・オーストラリア・カナダ・フランス・イタリアまで、候補に挙がりやすい7つの国・地域を並べました。
国名をタップすれば、その国の詳しい紹介まで飛べます。
※2026年8月時点
北欧(デンマーク・フィンランド)|モダンデザインの本場
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北欧デザインに惹かれて相談に来る方は毎年います。北欧で学ぶ魅力は、大きく次の3つです。
北欧で学ぶ魅力
看板はアールト大学の芸術・デザイン・建築スクール。
英語で学位まで取れるプログラムが揃っています。
フィンランドは英語圏ではありませんが、授業は英語で完結します。
※学費のみの目安(1ポンド215円・1米ドル159円・1ユーロ186円・1豪ドル110円で換算)。短期コースは例として挙げた学校の公表額、語学留学+専門コースは語学6か月+専門6か月の学費の目安です。
ノルウェーは2026年8月に制度が変わった
・2023年から非EU/EEA学生に学費の全額負担が必要になり、留学生が大きく減った
・2026年8月1日から、各大学が学費を自分で決められるように(引き下げも可能)
・例:オスロ・メトロポリタン大学のプロダクトデザインは、年41.8万クローネ(約669万円)→9.5万クローネ(約152万円)
・据え置く大学もあるので、志望校の最新の学費は公式発表で確認を
※1クローネ16円(2026年8月時点)で換算
スウェーデンとデンマークは、非EU/EEA学生の有料制が続いています。
北欧が向いている人
・プロダクトや家具の分野を志望している
・学位を取り切るつもりがある
・出願まで1年以上かけられる
先に知っておきたい点
・短期コースの選択肢が少ない
・生活費が世界最高水準
・卒業後に現地就職する難度は高い
イギリス(ロンドン)|デザイン教育の本丸

セントラル・セント・マーチンズ、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション。
いずれもUAL(ロンドン芸術大学)の傘下で、ロンドンに集まっています。
大学院まで視野に入れるなら、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートも候補に入ります。
伝統と新しい表現が混ざり合う環境で、現代アート・ファッション・デザインに強いのがロンドンです。ファッションショー運営会社でインターンをしながらパリ出張を経験した大学院生もいますし、16歳で「トビタテ!留学JAPAN」に採用されてイギリスへデザイン留学する高校生もいます。
学費と生活費を足すと、ロンドンの美大は1年で1,000万円前後。
ここで諦める人も多いのですが、ロンドン以外の都市を選ぶ手も、1〜2週間の短期コースで先に相性を確かめる手もあります。
アメリカ(LA・NY)|映像・広告・グラフィックを仕事につなげやすい

ニューヨークのパーソンズ美術大学、スクール・オブ・ビジュアル・アーツ、西海岸のカリフォルニア芸術大学(CalArts)。
名前を聞いたことのある学校は、だいたいこの国にあります。
映像・広告・グラフィックなど、学んだことを仕事につなげやすいのがアメリカの強みです。ロサンゼルスのファッション留学では、現役デザイナーの講義を受けながら、ブランドの立ち上げを基礎から学ぶ内容のプログラムもあります。
7カ国で費用は最も重くなります。
奨学金が取れるかどうかで総額が数百万円動くので、志望校の制度は出願を決める前に調べておいてください。
オーストラリア(メルボルン)|グラフィック・広告デザインの専攻に

名前が挙がるのはメルボルンのRMIT大学です。
メルボルンを中心に、海外大学でグラフィックデザインや広告デザインを専攻する人が多い国です。課題として銀行の広告やロゴを制作した人もいて、実際の仕事に近い課題で作品を増やせます。
ただ、この国の本当の強みはTAFE(公立の職業教育機関)にあります。
学位より短く、そして安く学べる。
英語ゼロで出発して半年後に専門コースへ移る、という組み方がしやすい国です。
未経験の社会人には、まずここから見てもらっています。
カナダ|映像・3D・ゲームに強い

学校が集まっているのはバンクーバーとトロント。
エミリー・カー大学のほか、VanArtsやバンクーバー・フィルム・スクールのような現場直結の私立校が目立ちます。
注意したいのは卒業後の就労です。
2024年11月以降、卒業後就労ビザ(PGWP)は私立カレッジの修了者は原則対象外となります。大学学士・修士は可能です。
VanArtsのような私立校を選ぶなら、卒業後は帰国する前提で計画してください。
フランス(パリ)|美術・ファッション・建築まで学べる

美術・ファッション・建築・デザインを幅広く学べる「芸術の都」がパリです。服飾やラグジュアリー分野の名門校が集まり、美術館や展示そのものが教材になります。
そのぶん厳しさも本物です。パリの服飾学校の体験談では「デザイン画100枚は当たり前、授業はフランス語、寝ないで課題」という声もありました。フランス語の要件が絡むコースが多いので、準備期間は長めに見てください。
イタリア(フィレンツェ・ミラノ)|ルネサンス芸術とファッションの中心地

フィレンツェはルネサンス芸術、ミラノはファッションとデザインの中心地です。ミラノはファッションとプロダクトの層が厚く、世界的な家具の見本市が開かれる街でもあります。
英語で学べるコースは私立校が中心で、学費は英語圏並みになります。国立校を選べば学費は抑えられますが、イタリア語での受講が前提になるコースが多くなります。
7カ国を並べても決まらないなら、夢カナ留学に相談してください
分野と予算を伝えれば、候補は2〜3カ国まで絞れます
夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランドの英語圏6カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。表の数字だけでは見えない学校ごとの分野の強さや就労条件まで含めて、あなたに合う国を一緒に絞り込みます。
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デザイン留学で使える奨学金・教育ローン

ここまで費用を見てきて、「やっぱり高い」と感じた方も多いと思います。実際にご相談でも、費用の次に多いのが「お金をどう用意するか」という質問です。
ここでは、デザイン留学で使える代表的な奨学金と、国の教育ローンを紹介します。給付(返さなくてよい)か貸与(返す)かで性質がまったく違うので、そこを分けて見てください。
トビタテ!留学JAPAN(新・日本代表プログラム)
文部科学省が官民協働で行っている、返済不要の給付型奨学金です。2026年10月1日に、高校生等(第12期・600名)と大学生等(第19期・250名)の募集要項が公表されました。
トビタテの主な支援内容(2027年度派遣)
月額奨学金
派遣先によって月12万円または16万円。家計基準を超える場合は月6万円
留学準備金
15万円(アジア)または25万円(その他)に、円安・物価高への加算6万円または10万円
授業料(大学生等)
海外の大学等の授業料として30万円。高校生等は月額奨学金に含まれる
芸術系で応募できるコース
高校生等は「スポーツ・芸術探究コース」(120名)、大学生等は芸術も含む「ダイバーシティコース」など
※大学生等の申請期間は2026年12月上旬(予定)〜2027年2月25日17時、高校生等の第1回は2026年12月上旬(予定)〜2027年1月21日。留学期間は大学生等が28日〜1年、高校生等が14日〜1年です。
日本の高校・大学などに在籍している人が対象なので、社会人は応募できません。学生のうちにデザイン留学を考えているなら、まず最初に検討してほしい制度です。
公式サイト:トビタテ!留学JAPAN
JASSO(日本学生支援機構)の海外留学支援制度
在籍している大学の協定校プログラムに参加する「協定派遣」では、派遣先の地域によって月8〜12万円が給付されます。
期間は8日以上1年以内で、経済的な理由で自費参加が難しく、成績が優秀なことなどが条件です。
海外の大学で学位を取る人向けには、学部・大学院の「学位取得型」もあり、2027年度分の募集要項が公表されています。金額や条件は年度ごとに変わるので、最新の要項で確認してください。
公式サイト:JASSO 海外留学支援制度
国の教育ローン(日本政策金融公庫)
社会人の方が使いやすいのが、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」です。通常は350万円までですが、修業年限3か月以上の海外の学校に留学する場合は450万円まで借りられます。
対象にはデザイン学校や海外の大学・語学学校も含まれ、返済期間は最長18年です。
金利は年4.05%(固定・保証料別、2026年7月1日時点)なので、申し込む時点の金利を公庫の公式サイトで確認してください。
公式サイト:日本政策金融公庫 国の教育ローン
学校独自の奨学金
フィンランドのアールト大学のように、合格者の上位に授業料免除の枠を用意している学校もあります。アメリカの私立美大は、奨学金が取れるかどうかで総額が数百万円動きます。
留学カウンセラー
りょう
デザイン留学の学校の選び方

国が決まっても、学校の候補はまだ数十校残ります。
知名度だけで選ぶと、入学してから「思っていた授業と違う」になりがちです。基本的な学校選びのステップは下記の通りです。
STEP 1
分野を
1つに決める
STEP 2
期間と予算で
国を2〜3に
STEP 3
主専攻がない
学校を外す
STEP 4
就労条件で
順位をつける
STEP3で半分以下に落ちるので、最初から全校を調べる必要はない
次の5点を、上から順に見ていってください。
①志望分野が「主専攻」としてあるか
まず見るのは募集の単位です。選択科目として少し扱うだけの学校は、設備も講師も薄くなります。募集ページのコース名で、だいたい判別できます。
募集ページのコース名で見分ける
コース名に分野が入っている
「BA Graphic Design」のように、学位名と分野がセットで募集されている
「Design」全体で募集している
2年目から分野を選ぶ形式。志望分野の定員と講師数を個別に確認する
短期コースにしか分野名がない
通年の専攻がなく、体験の域を出ない
②修了時に何が手元へ残るか
同じ「デザインを学んだ」でも、残る証明で扱いが変わります。卒業後に現地で働けるかどうかも、ここで決まります。
修了時に手元へ残るものの違い
学位(学士・修士)
1〜4年。卒業後就労ビザの対象になりやすく、帰国後も学歴として通る
ディプロマ
6か月〜2年。実技中心で作品が積める。就労ビザは国と学校の種類で条件が変わる
修了証(サーティフィケート)
数週間〜数か月。卒業後就労ビザの対象外が基本で、下見として使う
③卒業生の進路が公開されているか
キャリアページや年次レポートに、どこまで書いてあるか。ここは学校の自信がそのまま出ます。
公開されている情報の深さで判断する
就職先の企業名まで出ている
卒業制作展の記録や修了生インタビューも合わせて確認できる
割合や職種だけが載っている
「◯%が業界に就職」の数字のみ。母数と調査時期を問い合わせる
記載が見当たらない
実績を出しにくい事情があると考えて、他校と並べて比較する
④設備を実際に使えるか
工房や機材があることと、自分が使えることは別の話です。見学や問い合わせで、次の4点を聞いてください。
開放時間
授業のない時間や週末に入れるか。課題の追い込みで効いてくる
予約の取りやすさ
学生数に対する台数。締切前に埋まる学校は多い
追加料金
材料費・大判出力・3Dプリントが実費か、学費に含まれるか
貸出機材
カメラ・PC・ソフトを借りられるなら、初期購入を減らせる
⑤在学中・卒業後の就労条件
コースの種類によって就労できる時間が変わります。生活費の計画に直結するので、学校を決める前に確認してください。
出願前に確認する3点
在学中に働ける時間
オーストラリアは2週48時間、ニュージーランドは週25時間が上限
卒業後に働けるか
カナダは学校の種類で対象が分かれる。私立カレッジは原則対象外
語学学校の期間中はどうか
専門コースに入るまで就労できない国もあり、貯金の減り方が変わる
この5つ、学校のサイトを読むだけでは分からないものが混ざっています。在校生や卒業生の話を持っているエージェントに直接聞いたほうが早いです。
おすすめの
\無料留学エージェント/
※評価は各社のGoogle口コミ評価(2026年7月時点)を参考にしています。費用・サービス内容は変動するため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
デザイン留学の出発までの準備

学校が決まったら、次は出願と出発の準備です。
ここで遅れると、狙っていた入学時期を1年ずらすことになります。
ポートフォリオの準備
ポートフォリオは、点数より「過程」を見られます。
作品審査がある学校が見ているのは、完成品の見栄えより考えた筋道です。
未経験でも出せるのは、そのためです。
出発までの12か月でやること
学位や大学院を狙う場合の逆算です。
短期コースだけなら、3〜4か月前から動けば間に合います。
出発までの全体スケジュール
分野を1つに絞り、志望校を3〜5校に
ここが決まらないと、英語の目標スコアも決まりません
英語のスコアを取り、作品の制作を始める
同時進行がきつい時期。先に英語を終わらせるのが安全
出願と作品提出
奨学金の締切も重なるため、出願先ごとに一覧化しておく
学費の納入とビザ申請
合格通知を受けてから動く。審査期間は国ごとに差がある
住居・保険・航空券
画材は日本から持つ分と現地調達分に仕分ける
留学カウンセラー
りょう
デザイン留学は意味ない?後悔しない方法
デザイン留学を検索すると「意味ない」がくっついてきます。
ただ、実際に後悔した人の話を聞くと、理由は3つしかありません。
裏を返せば、この3つを先に潰しておけば防げます。
帰国時に見せたい作品を出発前に決める
いちばん多い後悔は、渡航が決まった時点で満足してしまい、現地で何を作るかが決まっていないパターンです。出発前に「帰国時に見せたい作品」を3つ書き出し、日本で数点つくっておくだけで、現地での時間の使い方が変わります。
講評で発言できるよう英語の説明を準備
海外の授業の中心は講評です。英語で意図を説明できないまま終わると、得られるものが半減してしまいます。作品の説明を英語で3行つくって覚え、毎回1回は必ず発言すると決めておくのがおすすめです。
学期ごとにポートフォリオを更新
授業を受けただけで、応募に使える形にまとめていないと、帰国後に見せられる作品が手元に残りません。分野を1つに絞って課題を積み、学期ごとにポートフォリオへ入れ直すことを習慣にしてください。
3つとも、才能ではなく段取りの話です。
出発前の3か月をどう使ったかで、帰国後の景色が変わります。
デザイン留学後のキャリア|帰国後の仕事と働き方
「留学したあと、本当に仕事につながるの?」というのは、30代でデザイン留学を考える方からいちばん多く聞く不安です。
結論から言うと、仕事につながるかどうかは留学中にどんな作品と経験を手元に残せたかで決まります。ここでは、帰国後・現地での代表的な3つの進路を紹介します。
ファッションを仕事にする

アパレル企業のデザイナーや企画職、雑貨・プロダクトのデザイン、そして自分のブランドの立ち上げまで、ファッション系は進路の幅が広い分野です。
採用の場で見られるのは、学校名よりポートフォリオと現場経験です。
イギリスの大学院在学中にファッションショー運営会社でインターンをし、パリ出張まで経験した人のように、在学中に業界の現場へ入っておくと、帰国後に話せる中身が変わります。
外資系企業や英語環境の企業デザイナー

外資系の広告代理店やデザイン会社、IT企業のUI/UXデザイナーなど、英語で仕事をする職場も帰国後の選択肢です。
留学カウンセラー
りょう
アメリカでの就職やビザ取得を目指す

学生ビザ(F-1)で卒業した人は、OPTという制度で原則12か月、現地で働けます。STEM指定を受けた課程(Web・インタラクション系の一部)なら、さらに最長24か月延長できます。
その先の就労ビザ(H-1B)は抽選です。2025年9月の大統領布告で、新規のH-1B申請に10万ドルの手数料が導入されましたが、米国内で学生ビザから切り替える場合は対象外とUSCIS(米国移民局)が案内しています。制度の変更が多い分野なので、出願前と卒業前の2回は最新情報を確認してください。
デザイン留学の体験談

実際にデザイン留学をしている先輩たちに、授業や課題の様子、留学して感じたことを話してもらいました。英語力や専攻に不安がある方ほど、参考になると思います。
Aさん(オーストラリアの大学・デザイン専攻)
オーストラリアの大学でデザインを専攻しています。特に興味があるのは広告やグラフィックの分野で、授業では企業の広告やロゴの制作など、実際の仕事に近い課題に取り組んでいます。
正直、長い英語の文章を書くのは得意じゃありません。でも、作品で評価される専攻だからこそ、海外の大学でもやっていけていると感じています。言葉に自信がなくても、作品が”共通言語”になってくれるんです。
課題は決して楽ではなくて、最初は本当に大変でした。でも慣れてしまえば誰でもできると思います。自分にできたのだから、海外の大学に憧れながら迷っている人にも、きっとできるはずです。
ただ、学費はやっぱりネックでした。これから目指す人は、費用の見通しを早めに立てておくと安心だと思います。
Cさん(韓国の大学・デザイン系学部)
日本の大学では文系の学部に在籍していて、留学先の韓国の大学ではデザイン系の学部で学んでいます。もともとデザインを専攻したいと思っていたので、日本ではできなかったことを、留学先で叶えられたのがうれしいです。
毎日の中心は制作課題で、締め切り前には夜通し作業することも珍しくありません。それでも、初めてのプレゼンを前にした今は「楽しみ」という気持ちのほうが大きいです。大変さより、充実感のほうが上回っています。
「文系だけどデザインを学んでみたい」「留学先をどう選べばいいかわからない」と悩んでいる人は、まず自分の大学の協定校にデザイン系の学部があるかを調べてみてください。私もそこが第一歩でした。
デザイン留学でよくある質問
カウンセリングで実際に多い順に並べています。
Q. 絵が描けないのですが、デザイン留学できますか?
Q. 貯金が150万円しかありません。行けますか?
Q. 30歳を過ぎていますが、遅いでしょうか?
Q. 英語がTOEIC500点台です。どこから始めれば?
Q. 1〜2週間でも意味はありますか?
Q. イタリアやフランスは候補から外すべきですか?
まとめ|デザイン留学の決め方
デザイン留学の行き先は、考える順番を変えるだけで一気に絞れます。
国名から探すと7カ国が横並びのまま動けませんが、学びたい分野が決まれば候補は半分になり、使える期間と予算を出せば2〜3カ国まで残ります。
最後にその中から、費用と卒業後の働き方で選んでください。
分野を1つに決める
6分野のどれか。ここが決まらないと出願先も選べません。
使える期間と予算を出す
短期・語学+専門・学位のどのルートかが自動的に決まります。
残った国から選ぶ
ここまで来ると、7カ国のうち2〜3カ国に絞れているはずです。
この記事のまとめ
本記事は2026年8月時点の情報です。学費・生活費・ビザ条件・為替は変動するため、出願前に各校および各国政府の公式情報をご確認ください。
分野と期間は決まっても、国で止まっていませんか?
2〜3カ国まで絞れていれば、あとは30分で決まります
夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランドの英語圏6カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。志望分野と予算をもとに、学校とコースの組み合わせまで一緒に決めます。
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