「海外でアートを学んでみたい」そう思ったとき、選べる形はひとつではありません。
1週間だけ工房に通う人もいれば、美術大学で修士号を取る人もいます。
どれが向いているかは、どの国で、何を学びたいかでほぼ決まります。
工芸の技法を習いたい人と、デザインで就職したい人とでは、行くべき国がそもそも違います。
この記事では、人気8カ国それぞれで学べる分野・代表的な学校・費用、コースの4つの型とビザの線引き、期間別の総額、いま応募できる奨学金をまとめました。
学びたい技法が、日本では習える場所が少ない
費用の幅が広すぎて、予算の当たりがつかない
イタリアかイギリスか、国の絞り込みで止まっている
美大や仕事を続けながら、行ける方法を探している
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この記事を書いた人
留学カウンセラー りょう
大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!
アート留学の特徴と魅力4つ|海外で学ぶと何が変わる?
アート留学は、海外の学校や工房で美術・デザインを学ぶ留学です。
ここからは、その特徴と魅力を順番にお話しします。
国や費用を比べる前に「そもそも海外で学ぶと何が変わるのか」を知っておくと、目的がぐっと決めやすくなりますよ。
先に全体を並べると、次の4つです。気になるものからタップして読んでも大丈夫です。
– 海外で学ぶと何が変わる? –
アート留学の特徴と魅力
① 本物の作品と街そのものが教材になる
最初にお伝えしたいのは、学校の外にいる時間まで学びになることです。
ヨーロッパには常設展を無料や低料金で見られる美術館が多く、教科書で見た作品を、授業の帰りに何度でも見に行けます。
教科書で見た作品を、季節や自分の成長に合わせて何度も見直せる
街の建物・看板・ショーウィンドウまで、目に入るものが変わる
短期でも長期でも、いちばん実感しやすい変化
旅行で一度見て終わり、にならないのが留学ならではなんです。
② 授業も入試も「なぜつくるか」が評価される
海外の美大やアート系のコースでは、作品を囲んで講師や仲間と意見を交わす「講評(クリティーク)」が授業の中心になることが多いです。
入試も同じ考え方で、英米の美大を中心に、会場での実技試験ではなく、ポートフォリオ(作品集)やエッセイなどの書類で合否が決まるのが一般的です(イタリアの国立美術学院のように、入学試験を行う国もあります)。
授業では、何を考えてつくったのかを毎回聞かれる
入試も、その日一回のデッサン力より、これまでの作品の積み重ねで見られる
コンセプトを説明する力は、就職の面接でもそのまま武器になる
日本の受験の形式が合わなかった人や、社会人になってから作品をためてきた人にも、道が開けやすいんです。
日本の美大との違いを並べると、こうなります。
入試
会場での実技試験+学科試験
ポートフォリオ・エッセイ・英語スコアを書類で提出
授業
技法を段階的に積み上げる
講評とコンセプト重視。自主制作の比重が大きい
評価
完成度・技術の正確さ
完成度に加え、考えの深さと説明する力
※英米の美大を中心とした一般的な傾向です。入試方法・授業の進め方は国・学校・学科によって異なるため、出願先の募集要項で確認してください。
③ 日本では学べない分野・技法に出会える
絵画修復やモザイク、ガラス工芸、アニメーションの実務コースのように、日本では学べる場所が限られる分野も、海外なら選択肢が一気に増えます。
絵画修復・フレスコ・モザイクなど、伝統技法を職人から習える
ガラスや陶芸は、工房規模の設備で少人数で学べる
アニメーションやゲームは、制作会社と近い実務コースが多い
グラフィック・インテリアなど商業デザインに絞って国と学校を比べたい人は、デザイン留学の費用記事を、服づくりやテキスタイルが目的の人はファッション留学の記事もあわせて読んでください。
この記事は、工芸や絵画を含むアート留学全体の入口として整理しています。
関連記事【種類別】デザイン留学の費用は?北欧がいい?グラフィック・空間・インテリアなど
「デザイン留学」で検索すると、イギリス、アメリカ、イタリア、北欧……と国名ばかりが出てきます。そこで手が止まってしまう人に向けて、分野別に費用と学校を整理…
2026年10月19日更新 2026年10月19日
④ 未経験・短期からでも始められる
「美大を出ていないと無理なのでは?」と思う方も多いのですが、そんなことはありません。
工房の体験コースや語学学校のアートクラスは、未経験を前提に組まれていて、1週間から参加できるものもあります。
体験コース1〜4週›語学+アート1〜6か月›専門課程半年〜2年›大学・大学院1〜4年
左ほど気軽、右ほど本格的。途中で止めても、そこまでの経験はちゃんと残ります。
まず短期で相性を確かめて、手応えがあれば次へ。これがいちばん後悔しにくい進め方です。
それぞれの型の中身は4つの型の比較↓で詳しく説明しています。
いまの自分の状態によって、入口は次のように変わります。
習ったことがない/短期しか取れない
工房やアトリエの体験コース。作品の提出は不要
独学で続けている/数か月取れる
語学学校のアートクラス、ファウンデーション
美大に在学中・卒業している
交換留学、専門課程、学部への出願。ポートフォリオが必要
制作や実務の経験がある
大学院。専攻と作品の一貫性が問われる
4つのうち「これは自分に当てはまる」と思うものが1つでもあれば、留学する意味は十分あります。反対に、どれもピンとこない場合は、日本の教室や通信制の美大で学ぶほうが合っているかもしれません。目的が見えてきたら、次は国選びです。
アート留学で人気の国8つ|学べる分野・学校・費用で比較
国によって、学べるアートの傾向がはっきり違います。
まず全体を並べて、費用と方向性の当たりをつけてください。
順位・国
得意な分野
1年の費用
授業料+滞在費
生活費(月)
主な言語
こんな人に
アート・ファッション
550〜1,000万円
20〜38万円
英語
期間の幅を広く持ちたい
デザイン・映像
500〜1,400万円
21〜32万円
英語
デザインを仕事にしたい
修復・工芸
200〜550万円
15〜22万円
イタリア語
手仕事の技法を学びたい
デッサン・版画
250〜600万円
17〜26万円
フランス語
短期のアトリエで試したい
アニメ・ゲーム
350〜600万円
17〜25万円
英語
英語圏で費用を抑えたい
デザイン・写真
400〜700万円
19〜27万円
英語
働きながら長く滞在したい
ガラス・陶芸
350〜600万円
16〜23万円
英語
静かな環境で制作したい
イラスト・アニメ
350〜600万円
18〜28万円
英語
落ち着いた環境で学びたい
※国名をタップすると詳細へ移動します。生活費・主な言語・こんな人の列はPCで表示されます。イタリア・フランスの短期コースには、英語や通訳付きのものもあります。費用は1年間の授業料と滞在費の合計の目安です(渡航費・画材費は別。総額は「アート留学の費用」で解説)。順位は分野の選択肢・受け入れ体制・情報の得やすさをもとにした編集部の判断で、公的な順位ではありません。
1位|イギリス|2週間から4年まで選べる
ロンドンには入館無料の美術館が多く、学校の外でも本物の作品を見る機会を増やせます。
短期の英語+アートから学位課程まで、期間の選択肢がいちばん揃っている国です。

イギリスのアート留学の特徴
ファインアートとデザインの両方が同じ大学に揃っているのが強みです。作品の講評(クリティーク)が中心で、つくったものを言葉で説明する訓練が毎週入ります。
ほかに学べる分野:キュレーション、テキスタイル、彫刻
代表的な学校:ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(大学院のみ)、ロンドン芸術大学(UAL/セントラル・セント・マーチンズなど)、グラスゴー・スクール・オブ・アート。いずれもQS分野別ランキング(アート&デザイン)の上位常連です。
英語研修とアートの授業を組み合わせた4週間のプランがある(学費+滞在費で約60万円台の例も)
ファウンデーションから学部へ進む道筋が整っている
ロンドンは家賃が高い。地方都市の芸術系大学も候補に入れたい
関連記事【2026年版】ロンドン留学の費用は?語学学校の選び方とビザ・治安まで徹底解説
ロンドン留学は、日本人が選ぶイギリス留学先のなかでも一番人気の都市です。世界中から人が集まる多国籍な環境、数えきれないほどの語学学校、そして…
2026年7月30日更新 2026年8月12日
2位|アメリカ|仕事に直結する分野が厚い
グラフィック、映像、アニメーション、Web。商業デザイン寄りの学科が充実していて、現役の作家やデザイナーが教えていることも珍しくありません。

アメリカのアート留学の特徴
デジタル系の設備と講師が集まっているのが特徴です。授業の課題がそのまま就職用の作品になるように組まれたカリキュラムが多くあります。
ほかに学べる分野:Web・UI、ゲームアート、イラスト
代表的な学校:パーソンズ美術大学、スクール・オブ・ビジュアル・アーツ(SVA)、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)。
デジタル分野の設備と講師が揃い、就職を見据えた制作ができる
語学学校に通いながらアートを学ぶ短期プランもある
学費が8カ国で最も高い。奨学金の併用を前提に組みたい
関連記事アメリカ大学留学の1年の費用・学費は?安くする方法・生活費を徹底解説
「アメリカの大学に進学したいけれど、学費が高すぎて無理かもしれない…」というご相談を、私たち夢カナ留学のスタッフは本当によくいただきます。ア…
2026年7月15日更新 2026年8月12日
3位|イタリア|工芸の選択肢が広い
絵画修復、陶芸、モザイク、ガラス。
日本では学べる場所が限られる技法を、工房で職人から直接習えます。1週間前後から受けられる短期プランもあり、技法と街の組み合わせで選ぶのがコツです(モザイクならラヴェンナ、修復や絵画ならフィレンツェ、ガラスならヴェネツィア周辺)。

イタリアのアート留学の特徴
工芸系の選択肢がもっとも厚いのがイタリアです。修復やモザイクは日本に学べる場所がほとんどないため、技法目的なら第一候補になります。
ほかに学べる分野:モザイク、フレスコ、革・靴づくり
代表的な学校:フィレンツェ国立美術学院(Accademia di Belle Arti)、修復系の私立校(フィレンツェのパラッツォ・スピネッリなど)、ラヴェンナのモザイク工房。
国立の美術学院が各地にあり、学費を抑えて長期で学べる
通訳と宿泊が付いた短期の絵画・陶芸プランが用意されている
長期はイタリア語が必要になる場面が多い。語学の準備は別途必要
イタリアとフランスを含め、ヨーロッパの国を学費・言語・働けるかで横並びに比べたい人は、ヨーロッパ留学のおすすめ国ランキングも参考になります。学費がほぼかからないドイツも比較に入っています。
関連記事ヨーロッパ留学のおすすめ国ランキング10選|費用・目的別に徹底比較
ヨーロッパ留学におすすめの国を10ヵ国ランキングで比較しました。英語で学べるか・費用・働けるか・生活のしやすさの4軸で総合評価し、1年の総額目安と月の生活費まで一覧に…
2026年10月16日更新 2026年10月19日
4位|フランス|アトリエなら数週間から
美術学校のほかに「アトリエ」と呼ばれる市民向けの講座があり、未経験でも数週間単位で参加できます。
美術館でデッサンを学ぶ講座のような、この国ならではのプログラムもあります。

フランスのアート留学の特徴
基礎のデッサンを腰を据えて習える国です。短期のアトリエは未経験でも入れるので、まず手を動かして相性を確かめたい人に向きます。
ほかに学べる分野:油彩、装飾芸術、モード・刺繍
代表的な学校:パリ国立高等美術学校(ボザール)、国立高等装飾美術学校(ENSAD)、パリ市の市民向けアトリエ講座。
年間登録型・ワークショップ型など参加の仕方を選べる
国公立校の学費は英米より抑えられる
パリは家賃が高く、フランス語ができないと生活で苦労する
5位|カナダ|英語圏では費用を抑えやすい
アニメーションやゲーム、イラストの分野に強い学校が集まっています。
英語圏のなかでは学費も生活費も中位で、長期を組みやすい国です。

カナダのアート留学の特徴
映像とゲームの制作会社が集まる土地で、学校もその流れに沿っています。カレッジの実務系プログラムは1〜2年で作品を積み上げる設計です。
ほかに学べる分野:3DCG・VFX、イラスト、写真
代表的な学校:エミリー・カー大学(バンクーバー)、OCAD大学(トロント)、シェリダン・カレッジ(アニメーション)、バンクーバー・フィルム・スクール(VFS)。
カレッジの実務系プログラムが充実し、制作量を確保しやすい
語学学校からの進学ルートが整理されている
冬の寒さは想像以上。都市選びで生活の負担が変わる
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2026年7月15日更新 2026年8月4日
6位|オーストラリア|働きながら学べる
学生ビザやワーキングホリデーで滞在しながら学べるため、費用を働いて補いたい人に向きます。
デザイン系の専門コースも幅広く選べます。

オーストラリアのアート留学の特徴
専門課程(TAFE等)でデザインを学ぶ人が多い国です。アボリジナルアートの研究や現代アートの展示が身近で、制作の題材を広げやすい環境でもあります。
ほかに学べる分野:インテリア、現代アート、先住民アート
代表的な学校:ニューサウスウェールズ大学(UNSWアート&デザイン)、RMIT大学(メルボルン)、各州のTAFE(公立の職業教育機関)。
学生ビザでも就労時間の範囲内で働け、資金計画を立て直しやすい
写真や現代アートの展示が多く、制作の刺激を受けやすい
ワーホリでの就学は最長4か月まで。長く学ぶなら学生ビザを検討
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2026年7月29日更新 2026年8月5日
7位|ニュージーランド|制作に集中できる
ネルソンやウェリントンには作家とギャラリーが集まり、規模は小さいぶん人との距離が近い環境です。
自然を題材にした制作が盛んな国でもあります。

ニュージーランドのアート留学の特徴
工房規模のクラスが中心で、講師との距離が近いのが特色です。ガラスと陶芸は学校の数に対して設備が充実しており、少人数でじっくり学べます。
ほかに学べる分野:水彩、木彫、ジュエリー
代表的な学校:ホワイトクリフ(オークランド)、マッセー大学ウェリントン校(クリエイティブアーツ)、ネルソンやワンガヌイの工芸系コース。
ガラス工芸や水彩など、工房規模で学べる分野がある
日本人が少なく、英語を使う場面が自然に増える
学校の数が限られるため、学びたい分野があるか先に確認したい
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2026年7月23日更新 2026年8月31日
8位|アイルランド|英語圏で費用が控えめ
ダブリンを中心に、イラストやデジタルメディアを学べる学校があります。
英米より生活費が抑えられ、街の規模もほどよい国です。

アイルランドのアート留学の特徴
アニメーションスタジオが集まる土地柄で、イラスト・映像系の学科が強い国です。語学学校からアート系コースへの切り替えがしやすいのも利点です。
ほかに学べる分野:デジタルメディア、映像、ゲームアート
代表的な学校:国立芸術デザイン大学(NCAD・ダブリン)、IADT(ダン・レアリー)、バリーファーモット・カレッジ(アニメーション)。
語学学校とアート系コースの距離が近く、切り替えやすい
イギリスへ渡りやすく、美術館めぐりの機会をつくりやすい
ダブリンは住居が見つかりにくい時期がある。早めの手配が要る
※学校名は代表的な例で、推薦や提携を示すものではありません。
費用だけで並べ直すと、順位はこう入れ替わります。
1

イタリア 200〜550万円
国立の美術学院なら学費を大きく抑えられる
2

フランス 250〜600万円
パリを外すと生活費がはっきり下がる
3



カナダ・ニュージーランド・アイルランド 350〜600万円
英語圏で費用を抑えたいならこの3カ国
4

オーストラリア 400〜700万円
ワーホリでも就学でき、学生ビザでも働きながら補える
※1年間の授業料と滞在費の合計の目安です。都市・学校・為替により変動します。
国から選ぶより、上の比較表の「得意な分野」から「これを習いたい」を1つ決めるほうが早いです。同じ分野でも国によって設備と講師の厚みが違うので、分野が決まれば候補は2〜3カ国に絞れますよ。
国が絞りきれていませんか?
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夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランドの英語圏6カ国に特化したエージェントです。「学びたい分野が、その国で本当に学べるのか」から一緒に整理できます。
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アート留学の種類は4つ|期間で選ぶ
国が決まったら、次は期間です。
取れる期間で、選べる型がほぼ決まります。
費用の目安
渡航費込み
30〜75万円
1週間
95〜180万円
3か月
220〜450万円
1年
220〜1,450万円
1年
英語
不要
初級から
IELTS
5.0〜5.5
IELTS
5.5〜7.5
持ち帰れるもの
作品1〜2点
作品数点と英語力
修了証と作品集
学位
期間が長くなるほど、持ち帰れるものが「作品」から「修了証と作品集」、そして「学位」に変わります。先に取れる期間を決めると、型は自然に絞れます。
① 1〜4週間の体験コース
工房やアトリエに数日から数週間だけ入るタイプです。有給や長期休暇で行けるので、社会人がいちばん選びやすい入口になります。
向く分野:陶芸、ガラス、デッサン、絵画修復の入門
制作の量:週20〜30時間。1日5〜6時間×5日が標準的
条件:英語スコアも作品もいらないコースが中心
ビザ:観光での入国で受講できる(イギリスはETA、カナダはeTAなど事前のオンライン申請が必要)
!通訳や宿泊が付くプランは単価が上がります。何が含まれるかを申込前に確認してください。
短いぶん、1日の密度は高くなります。工房に入るタイプの標準的な1日はこう進みます。
9:30工房に入り、道具と材料の使い方を教わる
10:00制作。講師が横につき、手を入れながら進む
12:30昼休み(食事付きのプランもある)
13:30制作の続き。人数が少なく質問しやすい
16:00片付けとその日の講評
最終日焼成や乾燥を待って持ち帰り、または後日発送
陶芸やガラスは焼成に日数がかかるため、1週間だと持ち帰れず発送になることがあります。作品の受け取り方法は申し込み前に確認してください。
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「留学に行きたいけれど、まとまった休みが取れない」そんな理由であきらめている方は少なくありません。ただ、留学は1週間から行けます。社会人でも…
2026年8月4日更新 2026年8月5日
② 語学学校+アートのクラス
午前は英語、午後はアートという組み合わせです。英語力に自信がなくても始められて、そのまま進学準備に切り替えやすいのが利点です。
向く分野:デッサン、絵画、写真、グラフィックの基礎
制作の量:アートは週4〜6時間。英語が週15〜20時間で主役
条件:英語は初級から可。作品の提出は不要なことが多い
ビザ:3〜6か月を超えると学生ビザが必要な国が多い
!アートの授業は週2回程度です。技法の習得までは届きにくいと考えてください。
1週間の組み方を見ると、英語が主役でアートが副という比率がはっきりします。
月〜金 午前英語の授業 9:00〜12:00(週15〜20時間)
火・木 午後アートのクラス 13:30〜15:30
その他の午後自主制作、美術館めぐり、宿題
週末課題と作品づくりに充てる人が多い
アートの時間は週4〜6時間が目安です。技法をしっかり身につけたいなら、この型のあとに専門課程へ移る前提で組むほうが無理がありません。
③ ファウンデーション・専門課程
半年から2年かけて、基礎から作品づくりまでを積み上げるコースです。
美術系の学部に進む前の準備課程として使われることも多くあります。
向く分野:絵画修復、陶芸、ガラス、グラフィック、映像
制作の量:週20〜30時間+自主制作。課題と講評が毎週入る
条件:IELTS5.0〜5.5程度が目安。簡易な作品提出を求める学校もある
ビザ:学生ビザ。入学許可を得てから申請する
!修了しても学位にはなりません。進学するところまでを前提に設計してください。
技術とポートフォリオを同時につくる、進学の助走路。
関連記事ファウンデーション留学とは?コースの種類・費用・入学条件を解説
ファウンデーション留学とは、海外大学の1年生になる前に通う入学準備課程です。イギリス・オーストラリア・ニュージーランドの2027年入学の学費、必要なIELTSの目安…
2026年10月1日更新 2026年10月1日
④ 大学・大学院で学位を取る
学士なら3〜4年、修士なら1〜2年。
費用と準備の負担は最も大きいぶん、卒業後の進路の選択肢も広がります。
費用の目安
220〜1,450万円
1年・渡航費込み・国差が大きい
向く分野:ファインアート、キュレーション、Web・UI、ゲーム
制作の量:週25〜35時間。講評・レポート・展示の準備も入る
条件:ポートフォリオ必須。IELTS5.5〜7.5程度が目安(専攻で差が大きい)
ビザ:学生ビザ。残高証明や医療費の付加金が必要な国もある
!準備は入学の1年半前から始まります。奨学金の締切はさらに早く来ることがあります(奨学金の一覧↓)。
※費用は授業料・滞在費・往復の渡航費を含めた目安です。英語基準・作品の要件は学校と専攻で異なるため、必ず出願先の募集要項で確認してください。
ビザは期間で決まる|3か月・6か月が分かれ目
コース選びで最後に効いてくるのがビザです。多くの国では、決まった期間までは観光と同じ入国のまま学べて、それを超えると学生ビザが必要になります。その期間が国によって違います。
観光の入国で3か月まで学べる
事前申請オーストラリアはETA、ニュージーランドはNZeTA。イタリア・フランスは90日以内ならビザ不要(電子渡航認証ETIASの導入予定あり)
超えたら学生ビザ。イタリア・フランスは日本で申請してから渡航する
ワーホリワーホリでの就学はオーストラリア最長4か月、ニュージーランド最長6か月
観光の入国で6か月まで学べる
イギリス
カナダ事前申請イギリスはETA(£20)、カナダは空路ならeTA
超えたらイギリスは学生ビザ(語学コースだけは最長11か月の短期留学ビザもある)。カナダはスタディパーミット
アメリカは講座の内容で決まる
アメリカ事前申請ESTA。単位の出ない趣味の短期講座なら、この入国で受けられる場合がある
超えたら単位が出る課程やフルタイムの課程は、期間が短くても学生ビザ(F-1)
期間を1か月延ばすだけで、必要な書類と費用が一段上がることがあります。コースの長さは、この線と一緒に決めてください。
※2026年10月時点の情報です。制度・金額・条件は改定されるため、申請前に必ず各国政府の公式サイトで確認してください。
アート留学の費用|1週間30万円前後から(渡航費込み)
アート留学の費用は、期間と国でほぼ決まります。短期は往復の渡航費の比重が大きいため、この記事では総額を渡航費込みで示します。
まず期間別の総額から見てください。
※本記事の外貨換算は1ドル=158円、1ポンド=216円前後(2026年8月時点の水準)で計算しています。為替が動くと総額も大きく変わります。
短期多くは学生ビザ不要
1週間
30〜75万円
工房・アトリエの体験。うち渡航費が15〜30万円
1か月
55〜110万円
語学+アートで、技法をひと通り体験
3か月
95〜180万円
英語を伸ばしながら制作。作品が数点たまる
長期(1年)学生ビザが必要
専門課程
220〜450万円
ポートフォリオを仕上げ、進学に備える
大学・院
220〜1,450万円
学位を取る。国と学校で数倍の差
※授業料・滞在費・往復の渡航費を含む目安です。画材や工房代は次の表で別に見積もります。国・学校・時期・為替により変動します。
関連記事留学費用は平均いくらかかる?一年間の料金・初期費用・学費まで
「留学したいけど、結局いくらかかるの?」というのは、私たち夢カナ留学のカウンセリングでも一番多くいただくご質問です。留学にかかる費用は、国・…
2026年8月27日更新 2026年8月27日
費用の全体まとめ|総額でいくら見ておくか
アート留学でかかるお金を、3つの費目にまとめました。
学費・滞在費は、国別の比較表↑の金額(1年200〜1,400万円)と同じ範囲です。
合計の目安
約30〜85万円
約240〜1,530万円
アートならではの費用の内訳(1年)
学費と滞在費だけの見積もりでは抜け落ちる費目です。陶芸や彫刻など設備を使う分野ほど高くなり、1年で16〜77万円ほど上乗せになります。
※分野・学校・都市・出願校数により変動します。IELTSなど英語試験の受験料は2026年に各国で改定が続いているため、最新額は公式サイトでご確認ください。
予算から逆算する
用意できる金額が先に決まっている場合は、この表から入るほうが早く絞れます。
50〜100万円
1〜2週間の工房体験(渡航費込み)。イタリア・フランスなら選択肢が多い
100〜200万円
3か月の語学+アート。英語を伸ばしつつ制作する
250〜450万円
1年の専門課程やファウンデーション。イタリアの国立美術学院なら学位課程も視野に入る
500万円〜
英米の美術大学・大学院。奨学金と併用する人が多い
関連記事留学費用が安い国ランキング10選|語学留学の総額と選び方を徹底比較【2026年最新】
留学したいけれど、費用はできるだけ抑えたい——そんな人に向けて、語学留学の費用が安い国を、安い順に10選でご紹介します。各国の費用や特徴、向…
2026年7月24日更新 2026年8月5日
費用を抑えるなら奨学金|アート留学で使える4つの制度
費用をいちばん大きく減らせるのは、返済のいらない給付型の奨学金です。
月6万円から、学位取得型なら月30万円を超えるものもあります。
締切は渡航の1年以上前に来ることも多いので、学校選びと同時に確認してください。
支給額月6万〜16万円+留学準備金(返済不要)
募集大学生等対象の第19期が2026年10月から募集中。在籍校を通して申し込む
ポイント芸術分野の留学計画も対象。学内の締切が早いので国際交流課で確認を
公式サイトで募集要項を見る›
JASSO 海外留学支援制度(学位取得型)
学部・大学院
支給額学部は月13.9万〜35.2万円、大学院は月17.7万〜38.8万円(返済不要)
募集例年7月に要項公開、9月にエントリー。2027年度分は締切済み
ポイント学位を取る留学が対象。入学の1年半以上前から準備する
公式サイトで募集要項を見る›
支給額月40万円台相当を現地通貨で支給(米国・英国の場合)
募集例年7〜9月
ポイント美術作家をめざす人の学部〜博士の正規留学が対象
公式サイトで募集要項を見る›
例チーヴニング(イギリス)、イタリア・フランス政府奨学金、大学の授業料減免
ポイント募集は渡航の約1年前が多い。志望校のサイトもあわせて確認する
※金額は2026〜2027年度の募集要項時点のものです。募集要項と金額は毎年変わるうえ、併給できない組み合わせもあります。応募前に必ず各制度の公式サイトで確認してください。
どの制度が使えるかは、年齢・在籍状況・留学先の課程で変わります。
費用の見積もりと一緒に整理しておくと、締切を逃しにくくなります。
費用の幅が広すぎて、予算が組めていませんか?
見積もりだけ取ってみるのもありです

夢カナ留学は、英語圏6カ国(オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランド)に特化したエージェントです。期間・都市・滞在方法を変えると総額がどこまで動くか、数字で並べて確認できます。
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・ 国・期間・滞在方法ごとの費用の見積もりも無料
・ 奨学金との組み合わせ方も一緒に整理
・ 渡航準備から帰国後のキャリアまで一貫してサポート
予算の相談だけでもOKです。
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アート留学のあとに選べる進路は?
帰国後の進路は、学んだ分野でほぼ方向が決まります。
求人と直結するかどうかが分かれ目です。
デザイン系を学んだ場合
グラフィック・映像Web・UIなど›ポートフォリオそのまま選考資料に›制作会社・事業会社求人と直結する
ファインアート・工芸を学んだ場合
絵画・彫刻・工芸修復・陶芸など›発表と収入を分ける別の仕事と両立›作家・工房・教える実績を積み上げる
2つの違いは、真ん中のステップです。デザイン系は作品がそのまま就職につながりますが、ファインアート側は収入源をもう1つ持つ前提で計画を立てると、帰国後に苦しくなりません。
1
デザイン職として就職する
グラフィック、Web・UI、映像、ファッション、インテリア。ポートフォリオがそのまま選考資料になります。
2
現地で働く道を探す
イギリスの卒業生ビザ(Graduate Route)のように、卒業後に一定期間働ける制度がある国もあります。条件は頻繁に変わるので公式情報での確認が必要です。
3
制作と仕事を両立させる
別の収入源を持ちながら、発表を続ける形。留学中にできた作家のつながりが効いてきます。
4
教える・つなぐ側に回る
教室の運営、ギャラリーやアートイベントの企画など、制作以外で関わり続ける進路もあります。
向き不向きもはっきり出やすい留学です。決める前に、両方を見ておいてください。
向いている人
・つくりたいものが具体的にある
・講評で否定されても続けられる
・分野を1つに絞れている
注意したい点
・卒業=作家として食べられる、ではない
・材料費が継続して出ていく
・分野が曖昧なままだと学校選びで迷う
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2026年8月4日更新 2026年8月5日
まとめ|アート留学は分野・期間・予算の順で決める
アート留学は、先に国を選ぶと迷います。
学びたい分野、期間、予算の順で決めると、候補は自然に絞られます。
この記事のまとめ
・工芸ならイタリア、商業デザインならアメリカ、アニメ・ゲームならカナダ、期間の幅ならイギリス
・修復・モザイク・ガラスなど、日本に学べる場所が少ない技法は国で選ぶ
・体験コースと語学+アートは未経験でも入れる。作品が要るのは学位課程から
・総額は1週間で約30〜85万円、1年なら約240〜1,530万円(渡航費・画材込み)。画材と工房代を先に入れる
・トビタテ第19期は募集中。JASSOの学位取得型は例年9月エントリーなので、1年以上前から動く
※本記事は2026年10月時点の情報です。外貨は1ドル=158円、1ポンド=216円前後で換算しています。学費・生活費・出願条件・奨学金の金額は改定されることがあるため、最新情報は各学校および各制度の公式サイトでご確認ください。
調べるほど、決められなくなっていませんか?
まずは目的の整理から一緒にどうぞ

夢カナ留学は、英語圏6カ国に特化した留学エージェントです。学びたい分野と予算から、国・学校・期間の組み方まで一緒に考えます。
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