ロンドン留学は、日本人が選ぶイギリス留学先のなかでも一番人気の都市です。
世界中から人が集まる多国籍な環境、数えきれないほどの語学学校、そしてヨーロッパ各国へ気軽に足を延ばせる立地。憧れる理由はいくらでもあります。
一方で、実際に検討を始めると出てくるのが「結局いくらかかるの?」「学校はどう選べばいい?」「ビザは必要?」「治安は大丈夫?」という現実的な不安です。
ロンドンは世界でも屈指の物価の高さで、準備の仕方ひとつで総額が100万円単位で変わります。
この記事では、ロンドン留学の費用相場と内訳、語学学校の選び方、2026年2月から完全義務化されたETAを含むビザ・入国手続き、住まいの探し方、治安と生活のリアルまでをまとめて解説します。
読み終えるころには、自分の予算と目的に合ったロンドン留学の形が見えているはずです。
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目次
ロンドン留学とは?基本情報と魅力

まずはロンドンがどんな都市なのかを押さえておきましょう。
イギリスの首都であり、金融・文化・教育の中心地。
人口の3分の1以上が海外にルーツを持つといわれる多国籍都市で、語学学校の数もイギリス国内で群を抜いています。
ロンドンの基本情報
留学生活をイメージするうえで知っておきたい情報をまとめました。
フライト時間や気候は、渡航時期を決めるときの判断材料にもなります。
ロンドン留学のメリット
ロンドンを選ぶ価値は「英語が学べる」だけではありません。
都市そのものが持つ環境が、留学の中身を大きく変えてくれます。
世界中の人と英語で話す環境が日常になる
ロンドンは英語が母語ではない住民も多く暮らす街です。学校の外でも、さまざまな訛りやバックグラウンドを持つ人と英語で話す機会が自然に生まれます。「教室の英語」で終わらないのがロンドンの強みです。
語学学校の選択肢が圧倒的に多い
一般英語コースはもちろん、IELTSやケンブリッジ英検の試験対策、ビジネス英語、進学準備まで、目的別のコースが揃っています。選択肢が多い=自分の目的に合う学校を選べるということです。
週末にヨーロッパへ出かけられる
大きな空港と国際列車の駅があり、フランスやオランダなど近隣国へ数時間でアクセスできます。長期留学であれば、休みのたびに違う国の文化に触れられるのは日本ではまず得られない経験です。
美術館・博物館の多くが無料で楽しめる
大英博物館やナショナル・ギャラリーなど、常設展を無料で公開している施設が多くあります。物価は高い街ですが、文化にお金をかけずに触れられる点は留学生にとって大きな魅力です。
ロンドン留学のデメリット・注意点
良い面だけを見て決めると、現地に着いてから「思っていたのと違う」となりがちです。
あらかじめ弱点も把握しておきましょう。
家賃も外食費も、日本の感覚では驚くほど高い
ランチを外で食べれば1,500〜3,000円程度かかることも珍しくありません。同じ予算でも地方都市より滞在期間が短くなる、という前提で計画を立てる必要があります。
日本人留学生が多く、油断すると日本語で過ごしてしまう
人気都市だからこそ日本人も多く集まります。学校選びと生活の組み立て方を間違えると、「日本人の友達とばかり過ごして終わった」という結果になりかねません。
曇りや小雨が多く、冬は日照時間が短い
冬は午後4時前後には暗くなります。天気の影響を受けやすい人は、渡航時期を春から夏にずらす選択も検討しておきましょう。
ロンドンと地方都市の違い
イギリス留学の相談でよく出るのが「ロンドンか、地方都市か」という問題です。
どちらが良い悪いではなく、求めるものによって答えが変わります。
ロンドン
刺激:多国籍・イベントが多い
学校数:非常に多く選択肢が広い
費用:高い
向く人:都会での暮らしを楽しみたい人
地方都市(ブライトン等)
刺激:落ち着いた生活リズム
学校数:ロンドンより少ない
費用:家賃を中心に抑えやすい
向く人:勉強と節約を優先したい人
留学カウンセラー
りょう
ロンドン留学に向いている人・向かない人
ロンドンは万人向けの留学先ではありません。
費用が高いぶん、目的がはっきりしている人ほど元が取れる街です。まずは30秒で、自分のタイプを確認してみましょう。
ロンドン留学が向いている人の特徴
次のような目的を持っている人は、費用をかけてでもロンドンを選ぶ価値があります。
将来グローバルな環境で働きたい人
多国籍なチームで意思疎通する感覚は、ロンドンの日常そのものです。就職後に生きる経験値を積めます。
試験対策や進学準備など、目的が明確な人
IELTSやケンブリッジ英検の対策に強い学校が集まっており、コースの選択肢が広いのはロンドンならではです。
アート・音楽・ファッションなど都市文化に関心がある人
美術館・劇場・ライブハウスへ日常的に通えます。学ぶ動機そのものが街から供給される環境です。
短期でも「濃い体験」を持ち帰りたい人
1〜2か月の短期でも見どころと出会いが尽きません。滞在が短いほど、都市の情報量は武器になります。
ロンドンより地方都市が向いている人
逆に、次に当てはまる場合は地方都市を検討したほうが満足度が高くなりやすいです。
予算が限られていて、少しでも長く滞在したい
同じ予算でも、地方都市なら滞在期間を1.2〜1.5倍に伸ばせるケースがあります。期間は英語力の伸びに直結します。
日本人が少ない環境で英語漬けになりたい
人気都市ほど日本人在籍者は増えます。比率を最優先するなら、地方の学校のほうが条件を満たしやすくなります。
人混みや都会の生活リズムが得意ではない
通勤ラッシュの地下鉄や人の多さがストレスになる人もいます。生活の快適さは学習効率にも影響します。
目的別に選ぶ、イギリスのおすすめ留学都市
ロンドンが合わないと感じた人も、イギリス留学そのものを諦める必要はありません。
イギリスには特色の異なる留学都市があり、目的に合わせて選べます。ロンドンを含む4都市を比べてみましょう。
ロンドン|選択肢の多さと刺激で選ぶ
ブライトン|海沿いで落ち着いて学ぶ
ケンブリッジ|学術都市で集中して学ぶ
マンチェスター|費用を抑えて長く滞在する
※家賃はフラットシェアの個室を借りた場合の目安です。エリア・物件・時期・為替により変動します。ロンドンからの所要時間は直通列車を利用した場合の目安です。

ロンドン留学の費用と内訳
ロンドン留学でいちばん気になるのが費用です。
ここでは期間別の総額の目安から、内訳、見落としやすい追加費用、そして抑え方までを順に見ていきます。
金額はすべて目安で、学校・滞在方法・時期・為替によって変動します。
ロンドン留学の費用は期間別にいくら?
語学留学を想定した、渡航費・学費・滞在費・生活費・保険などを含む総額の目安です。
まずは自分の希望期間の行を見てみてください。
※金額は語学留学を想定した目安です。学校のグレード、滞在方法、渡航時期、為替レートによって大きく変動します。
ロンドン留学の費用の内訳
総額の中身を分解すると、削れる部分とそうでない部分がはっきりします。
以下は1年間の留学を想定した内訳の目安です。
学費
約130〜180万円前後
週の授業数と学校のグレードで変動
滞在費
約110〜160万円
最も差が出る項目。エリアと形態次第
生活費
約60〜90万円
食費・交通費・交際費など
渡航費
約15〜25万円
往復。時期と経由便かどうかで差
海外留学保険
約20〜30万円
補償内容によって幅があります
ビザ・医療費負担金
約15〜25万円
6か月超の滞在で必要になります
(語学留学の目安) 約350〜500万円
※各項目は1年間の語学留学を想定した目安です。学校のグレード、住むエリア、渡航時期、為替によって合計は上下します。
予算からロンドン留学の形を逆算する
「用意できる金額は決まっている」という場合は、予算からできることを考えると計画が早く固まります。
見落としやすい追加費用
学費と滞在費だけで見積もると、あとから予算が足りなくなります。
次の費用は最初から計算に入れておきましょう。
※合計すると、当初の見積もりに20〜40万円ほど上乗せされることがあります。余裕を持った資金計画を。
ロンドン留学の費用を抑える5つの方法
ロンドンは高い街ですが、工夫の余地は十分にあります。
効果が大きい順に紹介します。
住まいをゾーン3〜5にする
最も効果が大きいのが家賃です。中心部から少し離れるだけで月3〜8万円ほど変わることも。交通費の増加分を差し引いても手元に残ります。
午後開講のコースを選ぶ
同じ内容でも午後クラスの授業料を安く設定している学校があります。長期になるほど差額は大きくなります。ただし開講レベルが限られる場合があるため、事前確認が必要です。
オフシーズンに渡航する
夏は航空券も滞在費も高騰し、学校が繁忙期料金を設定することもあります。秋から冬にかけての渡航はコストを抑えやすい時期です。
自炊を基本にする
外食が高い一方で、スーパーの食材は日本と大きく変わらない価格帯のものもあります。自炊中心なら食費を月2〜4万円ほど圧縮できます。
手数料無料のエージェントを使う
学校の申込や滞在先の手配を無料でサポートする仕組みがあります。夢カナ留学では、予算に合わせた学校とエリアの組み合わせから提案しています。

ロンドンの語学学校の選び方
ロンドンには数多くの語学学校があり、選択肢の多さがそのまま迷いにつながります。
まずは学校を4つのタイプに分けて考えると、絞り込みが一気に楽になります。
ロンドンの語学学校は大きく4タイプ
それぞれ授業料も雰囲気も異なります。自分の目的に近いタイプから見ていきましょう。
学校選びで見るべき5つのチェックポイント
パンフレットの雰囲気だけで決めると失敗します。次の5点は必ず確認してください。
安さで選ぶ前に確認したい学校の認定
イギリスには、語学学校の質を審査・認定する仕組みがあります。
British Councilの認定校かどうかは、学校の信頼性を判断する分かりやすい指標のひとつです。
極端に安い学校には理由があります
授業料が相場より大幅に低い場合、クラス人数が多い、レベル分けが粗い、講師の入れ替わりが激しいといった背景があることがあります。認定の有無、口コミ、体験レッスンの可否を確認してから決めましょう。
学校のエリアで生活はどう変わる?
同じロンドンでも、中心部の学校と郊外の学校では日々の過ごし方がまったく違ってきます。
中心部の学校
利点:放課後に博物館や劇場へ寄れる
注意:周辺の飲食費が高い
向く人:短期で街を満喫したい人
郊外の学校
利点:住まいと学校を近くにまとめやすい
注意:観光地までは移動時間がかかる
向く人:長期で生活重視の人
留学カウンセラー
りょう
ロンドン留学に必要なビザと入国手続き
イギリス留学の手続きは、滞在期間によってルートが変わります。
さらに2026年からは、短期滞在でもETA(電子渡航認証)の取得が必須になりました。
ここを取り違えると出発当日に搭乗できないこともあるため、必ず押さえておきましょう。
滞在期間で変わる3つのルート
まずは自分の予定している滞在期間から、必要な手続きを確認してください。
※ビザの区分・申請料・要件は変更されることがあります。申請前に必ずイギリス政府の公式サイトで最新情報を確認してください。
2026年から必須になったETA(電子渡航認証)とは
ETAは、ビザが不要な短期滞在者がイギリス入国前に取得する電子的な渡航許可です。
日本国籍の方も対象で、2026年2月25日以降は有効なETAがないと航空機や国際列車に搭乗できません。
観光だけでなく、6か月以内の語学留学も対象になります。
ETAの申請手順
手続きはスマートフォンで完結します。渡航が決まったら早めに済ませておきましょう。
公式アプリまたは申請サイトを開く
代行を名乗る非公式サイトは割高な手数料を取ることがあります。必ずイギリス政府の公式窓口から申請してください。
パスポートと顔写真を登録して支払う
パスポートの読み取りと顔写真の撮影、簡単な質問への回答、そしてカード決済で完了します。
承認メールを受け取る
承認されるとパスポートに電子的に紐づけられます。印刷して持ち歩く必要はありませんが、控えは保管しておくと安心です。
学生ビザの申請ステップと必要書類
半年を超える留学では、学生ビザの申請が必要になります。学校の手続きと並行して進めるため、逆算した準備が欠かせません。
学校に申し込み、受入確認番号を取得する
ビザ申請には学校が発行する受入確認の番号が必要です。まずは学校の合格と学費の支払い手続きを進めます。
資金証明などの書類を揃える
学費と生活費をまかなえることを示す残高証明が求められます。一定期間その残高を維持している必要があるため、早めの準備が重要です。
オンライン申請と生体認証の手続きを行う
申請料と医療費負担金を支払い、指定の窓口で指紋と顔写真を登録します。結果が出るまでの期間を見込んで、渡航日から逆算しましょう。
語学学校のコースでは就労が認められないのが原則
学生ビザでのアルバイトが認められるかどうかは、通う教育機関とコースの種類によって異なります。語学学校のみの就学では就労不可とされるのが一般的です。「働きながら学ぶ」を前提にする場合は、ワーキングホリデー制度の利用を含めて検討してください。
働きながら学ぶならワーキングホリデーという選択肢
イギリスにはYouth Mobility Scheme(YMS)と呼ばれる制度があり、対象年齢であれば就労と就学の両方が可能です。
申込には定員があり抽選方式が採られているため、計画的な準備が必要になります。
※対象年齢・滞在可能期間・募集の時期や方式は変更される場合があります。応募前に最新の公式情報を確認してください。

ロンドン留学の滞在方法と家賃相場
ロンドン留学の費用を左右する最大の要素が住まいです。滞在方法とエリアの組み合わせ次第で、同じ生活水準でも年間数十万円の差が生まれます。
滞在方法3タイプの費用と特徴
それぞれメリットとデメリットがあります。期間と目的に合わせて選びましょう。
※目安の金額です。エリア・築年数・光熱費込みかどうかで大きく変動します。為替の影響も受けます。
期間別のおすすめの滞在スタイル
短期と長期では、優先すべきポイントが変わります。
〜3か月の短期
おすすめ:ホームステイ・学生寮
理由:渡航前に手配でき、到着後すぐ生活を始められる
半年〜1年の長期
おすすめ:最初の1か月は寮、その後シェアへ
理由:現地で内見してから決められ、費用も抑えられる
ゾーンで家賃はどれくらい変わる?
ロンドンの公共交通は中心部から同心円状にゾーンが分かれており、住まいの家賃もこのゾーンにほぼ比例します。フラットシェアの個室を借りる場合の目安を見てみましょう。
※為替や物件条件によって変動する目安です。家賃が下がっても定期代が上がるため、必ず「家賃+交通費」の合計で比較してください。
フラットシェアの探し方と契約時の注意点
長期留学で費用を抑えたいなら、現地に着いてからフラットシェアを探すのが基本になります。手順と落とし穴を押さえておきましょう。
情報サイトや日本人向け掲示板で候補を探す
物件検索サイトのほか、現地在住者向けの掲示板にも部屋情報が出ます。学校の掲示板を活用する人も多いです。
必ず内見してから決める
写真と実際の部屋が違うことは珍しくありません。同居人の雰囲気、水回りの清潔さ、最寄り駅までの距離を自分の目で確認しましょう。
契約条件を書面で確認する
最低契約期間、光熱費が家賃に含まれるか、退去時の保証金の返還条件。この3点は必ず文面で残しておきます。
内見前の送金は絶対に避けてください
「人気物件なのでデポジットを先に」と急かしてくる相手には要注意です。実在しない物件で保証金だけを騙し取る手口は、留学生が狙われやすいトラブルのひとつです。
留学カウンセラー
りょう
ロンドンの治安と暮らしの注意点
ロンドンは大都市であり、日本と同じ感覚で過ごすと危ない場面もあります。とはいえ、注意すべきポイントを知っていれば過度に恐れる必要はありません。
ロンドンの治安で知っておきたいこと
銃犯罪は厳しく規制されており、街なかには防犯カメラが数多く設置されています。一方で、観光客や留学生が巻き込まれやすい犯罪もあります。
留学中に気をつけたい行動リスト
大きなトラブルの多くは、ちょっとした習慣で防げます。次の点を意識しておきましょう。
交通・買い物・通信の基本
生活のインフラは整っており、慣れてしまえば日本と同じくらい快適に暮らせます。
交通
タッチ決済が主流
地下鉄とバスはカードやスマホで乗車できます
定期券
学生割引あり
条件を満たすと定期代の割引が受けられます
買い物
スーパーの価格差が大きい
格安チェーンを使い分けると食費が下がります
通信
現地SIMが安い
日本のローミングより大幅に安く済みます
体調を崩したときの医療
6か月を超える留学でビザを申請する場合、医療費負担金を支払うことで現地の公的医療サービスを利用できるようになります。ただし予約が取りにくい、専門医に行くまで時間がかかるといった特徴があるため、海外留学保険には別途加入しておくのが安心です。歯科と眼科は公的サービスの対象外となることが多い点も覚えておきましょう。
まとめ:ロンドン留学は予算と目的で決まる
ロンドン留学は費用が高い留学先です。
しかしその金額は、多国籍な環境・豊富な学校の選択肢・都市そのものが持つ情報量への対価でもあります。
大切なのは、自分の目的にその環境が必要かどうかを見極めること。
そして必要だと判断したなら、住まいとコースの選び方で費用を現実的な範囲に収めることです。
この記事のまとめ
とはいえ、学校とエリアの組み合わせは無数にあり、一人で最適解を見つけるのは簡単ではありません。
夢カナ留学では、予算と目的をうかがったうえで、あなたに合ったロンドン留学のプランを無料で作成しています。まずは気軽に相談してみてください。


