オーストラリア第2の都市であるメルボルン。多文化都市で住みやすく、留学先として多くの日本人から人気を集めています。
そこで今回は、オーストラリアの中でもメルボルンでワーキングホリデーをしたいと考えている方に向けて、必要な準備や費用、メルボルンでの楽しみ方を解説していきます。
そもそもメルボルンとはどういう都市?
メルボルンはビクトリア州に位置する、シドニーに次いで2番目に大きい都市です。住みやすい都市として人気も高く、メルボルンと言えば「芸術文化を楽しめる街」。劇場や映画館が多く、街ではミュージシャンや手品師などストリートパフォーマーをよく見かけます。
また、カフェが多い街としても有名です。大手のカフェチェーン店が並ぶというよりも、個性的な現地のカフェが多く、ワーキングホリデーで来た方たちもカフェで働くことが多くあります。
メルボルンの特徴
南半球にあるメルボルンの季節は日本と真逆です。しかし日本と同じく四季があり、真夏は太陽が照りつけ、真冬は防寒対策が必要。また、気候が変わりやすいことがメルボルンの特徴です。1日の中に四季があると言われるほど寒暖差が激しいため、半袖で出かけた日でも薄手の長袖を持参するなど、工夫をしなければなりません。
また、オーストラリアと言えばビーチを想像するかもしれませんが、メルボルンにはほとんどビーチがないことも特徴です。歴史的、芸術的な建造物が多く、落ち着いたヨーロッパをイメージさせる雰囲気に近いでしょう。
メルボルンで体験できること
語学の体験
1つ目は語学の体験です。メルボルンはシドニーに次いで2番目に大きい都市であり治安もよいため、おすすめの留学先として留学生から人気を集めています。メルボルンには語学学校も多く、自分に合った学校やコースを探せることがポイント。さらにカフェ文化も根強いことから、バリスタ留学としても人気が高い都市の1つです。語学学校での学習やアルバイトを通じて英語力のアップが期待できるでしょう。
芸術に触れる
冒頭でもお伝えした通り、メルボルンは「芸術文化を楽しめる街」。国内最古の「ビクトリア国立美術館」や、世界文化遺産である「王立展示館・カールトン庭園」、アートと現代美術を中心とした複合施設「フェデレーションスクエア」など、芸術に触れられる施設が数多くあります。さらにメルボルンは街自体が芸術で、裏路地を歩くとストリートアートが楽しめるのも魅力の1つです。
観光地を訪れる
大都市でありながら自然を感じられる観光地があることもメルボルンの特徴です。88階まである「メルボルンスカイデッキ」や「フェデレーションスクエア」前の「フリンダース・ストリート駅」、新鮮な食材やアクセサリー、服などが購入できる「クイーンビクトリアマーケット」は、一度は訪れるべき観光地。長期滞在先として過ごしやすい街である一方、メルボルンにはこのような素晴らしい観光地がたくさんあります。
メルボルンの魅力
さらに、留学・ワーホリ先として考慮したいメルボルンの魅力をお伝えします。
- 住みやすい
- コーヒーを存分に楽しめる
住みやすい
メルボルンの1つ目の魅力は、住みやすさです。「Economistt Intelligence Unit」が調査した「世界の住みやすい都市ランキング」で7年連続1位を獲得した実績があります。治安のよさや教育水準の高さ、そして整ったインフラがメルボルンの生活を豊かにしています。
また、近年は移民も多く受け入れられています。大都市であるため仕事が見つかりやすく、外国人にとっても生活がしやすい都市です。
コーヒーを存分に楽しめる
メルボルンの2つ目の魅力は、コーヒーを存分に楽しめる点です。メルボルンは、現在では世界有数のカフェ文化を持つ都市として有名ですが、その歴史は第2次世界大戦後まで遡ります。1950年代にイタリアからの移民がエスプレッソマシンを導入してカフェを開いたことがコーヒー文化の始まりとされ、今や約2万店の個人経営のカフェが立ち並んでいます。至る所で高品質のコーヒーを楽しめるため、コーヒー好きにはたまらない都市です。
ワーキングホリデーでメルボルンに行く際の準備
次は、ワーキングホリデーでメルボルンに行く際の準備を解説します。
- ワーホリの目的を明確にする
- 英語の勉強をする
- ビザ申請に必要な書類を準備する
- ビザを申請する
- 持ち物の準備をする
1. ワーホリの目的を明確にする
ワーキングホリデーの目的を明確にしましょう。メルボルンに行って何をするのか。どのようなことをしたいのか。明確な目的や目標を持って出発することが、将来につながる、有意義なワーホリ生活を送るための最初の一歩になります。。メルボルンに行くことが目的にならないように、ワーホリをした先の未来から逆算して計画を立てるようにしましょう。
2. 英語の勉強をする
目的を明確にした後は、英語の勉強をすることをおすすめします。現在の語学力やワーホリの目的、滞在中に語学学校へ通うかによってどれくらいの語学力が必要かは異なりますが、日常会話レベル程度の英語力は身につけておくとよいでしょう。
また現地で仕事をしようと考えている方は、中級以上の英語力が必須です。最近はオーストラリアでワーホリをする日本人が増加していますが、よい条件の仕事に就くにはある程度の英語力が必要です。出発まで語学力を上げるために勉強しておきましょう。
3. ビザ申請に必要な書類を準備する
ビザの申請にはパスポートが必須であるため、あらかじめパスポートを取得しておきましょう。また既に持っている方も、有効期限が帰国後まで十分に残っているか確認しておきましょう。
さらに銀行の残高証明書(生活費5,000オーストラリアドル(約54万円。2024年7月1日時点)+帰国時の航空券の費用以上の残高が記載されたもの)も、ビザ申請に必要な書類です。申請はオンラインで可能ですが、ビザ申請費用の650オーストラリアドルはクレジットカードでの決済ため、用意しておきましょう。
4. ビザを申請する
必要な書類とパスポートの準備が済んだら、次はビザの申請です。オーストラリアのワーキングホリデービザはオンラインで申請できるため、大使館や領事館まで足を運ぶ必要がありません。「Immi Account」に登録し、必要事項を記入し、申請料を支払えば申請できます。
このときにパスポート、クレジットカード、残高証明書の3点が必要であるため、あらかじめ準備しておきましょう。詳しい申請方法で解説していますので、あわせてご覧ください。
参照:Immi Account
【2024】オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件、方法、費用など解説
5. 持ち物の準備をする
ワーキングホリデーでメルボルンに滞在中に必要なものを準備しましょう。パスポートや現金、クレジットカードなどの貴重品はもちろん、衣服や日用品、電子機器、薬など、準備すべきものは意外とたくさんあります。
またオーストラリアの夏は紫外線が強いため、日焼け止めや帽子、サングラスも必須です。とはいえ、現地でも調達できるため、すべてを持参する必要はありません。肌トラブルや自分に合ったサイズが見つかるか心配なアイテムに限って持参するなど、工夫するとよいでしょう。
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メルボルンでのワーキングホリデーの楽しみ方は?
ここからは、メルボルンでのワーキングホリデーの楽しみ方をお伝えします。
- 現地の人と関わる
- イベントに参加する
- 観光スポットを巡る
- 日本人のコミュニティに参加する
- オージーイングリッシュを学ぶ
現地の人と関わる
せっかく1年間という大切な時間を使って海外で過ごすのであれば、ぜひ地元の人と関わりましょう。仕事をする機会があれば、同僚やお客さんに積極的に会話の機会を持つ
ことをおすすめします。
最初は「英語間違っていないかな?」「発音おかしくないかな?」と不安に思うこともあるでしょう。語学の学習ではアウトプットがとても大切です。間違っていても積極的に会話をすることで英語が上達していきます。正しい英語を学ぶには、ネイティブと話すことが一番の近道です。。できる限り地元の人と関わる意識を持ちましょう。
イベントに参加する
メルボルンは大きな都市ということもあり、地元のイベントはもちろん、世界的な大会が開催される場所でもあります。次の4つがメルボルンで人気のイベントです。ぜひ参加してみてください。
- ウィンターナイトマーケット:クイーンビクトリアマーケットで行われるナイトマーケット
- ホワイトナイトフェスティバル:毎年2月の夏の夜に開催されるプロジェクションマッピングショー
- 全豪オープンテニス:毎年1月に開催されるテニスの4大国際大会の1つ
- メルボルンカップ:毎年11月の第1火曜日に行われる競馬レース
観光スポットを巡る
語学学校や仕事で忙しくする日々もよいですが、たまには観光スポットを巡るのも楽しみ方の一つです。休みの日に先ほどご紹介したスポットに行ってみると、普段の生活とは違った新しい発見があるかもしれませんね。ぜひ足を運んでみてください。
- ビクトリア国立美術館:オーストラリア最古の美術館
- 王立展示館・カールトン庭園:オーストラリア初の世界文化遺産
- フェデレーションスクエア:アートと現代美術を中心とした複合施設
日本人のコミュニティに参加する
知り合いがいない海外で過ごすことは、やはり簡単ではありません。英語がほぼ話せない状態で行く方や、海外での生活経験のない方は、言葉が通じる日本人のコミュニティに参加することもおすすめです。
常に日本人だけで集まることになってしまうと本末転倒ですが、心の拠り所としてうまく活用するとよいでしょう。情報交換ができたり、生活やビザ、仕事に関するアドバイスを得られることもあります。「JAMES.TV」や「日豪プレス」といった求人サイトを活用すると、日本人向けの仕事を探すことができます。現地の求人サイト「SEEK」にも多様な求人が掲載されているので、仕事を探す際にはぜひご活用ください。
オージーイングリッシュを学ぶ
オージーイングリッシュとは、オーストラリア独自のアクセントや表現がある英語のこと。「today」を「トゥダイ」「How are you」を「ハワヤ」と発音したり、「breakfast」を「brekkie(ブレッキー)」と言ったりします。メルボルンは世界中から多くの移民が集まる多文化都市であるため、訛りは比較的少ないほうですが、オージーイングリッシュを学べば現地の人との距離が縮まり、さらに滞在を楽しむことができるでしょう。
メルボルンでのワーキングホリデーにかかる費用
下記に1年間メルボルンでワーキングホリデーにかかる費用の一例を記載します。この場合、費用は、300万円程度となります。この金額は、最初の4ヵ月は語学学校に通い、その後仕事をしながら生活するケースで想定しています。
- ビザ申請費用:約7万円
- 航空券(往復):約10万円
- 語学学校(4ヵ月間):約45万円
- 生活費(1年間):約210万
- 海外保険料(1年間):約25万円
ただし、語学学校に通うかどうか、いつ頃から仕事を始めるかによっても個人差が出てきます。自分のワーホリプランをしっかりと立てながら予算を見ていきましょう。
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まとめ
今回は、メルボルンでのワーホリを考えている方に向けて、必要な準備や楽しみ方、費用を解説しました。メルボルンは、シドニーに次ぐ大きい都市にも関わらず、住みやすく、芸術文化を楽しめる街として世界中の方から人気の都市です。
そんな芸術の街で、有意義なワーキングホリデー生活を送りましょう。楽しむコツは、イベントに参加して現地の人と積極的に関わることです。オーストラリアへのワーホリに興味のある方は、まずはお気軽にご相談ください。