ワーキングホリデー(ワーホリ)で人気のブリスベンは、“オーストラリアの水の都”と呼ばれるほど美しい都市です。2032年の夏季オリンピック開催地としても注目を集めています。
私も、初めてのワーホリ渡航先としてブリスベンを選んだ経験者の一人です。実際に住んだ経験からも、ワーホリの人気都市であることに納得できます。この記事を読んでいるあなたにもブリスベンの魅力が伝わるよう、ブリスベンでのワーホリについて徹底解説していきます。
ブリスベンに渡航する際の準備や流れ、ワーホリならではの楽しみ方など盛りだくさんでお届けするので、ぜひご一読ください!
目次
- そもそもブリスベンとはどんな都市?魅力は?
- ワーホリでブリスベンが人気な理由とは?
- 初めてのワーホリにブリスベンはおすすめ?
- ブリスベンにワーホリに行く際の準備・流れ
- ブリスベンでのワーホリ生活の楽しみ方とは?
- 留学・ワーホリをするなら、夢カナ留学
- まとめ
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そもそもブリスベンとはどんな都市?魅力は?
オーストラリア第3の都市「ブリスベン」は、蛇のように曲がりくねったブリスベン川を中心に形成されている都市です。ブリスベン川ではフェリーが運航しており、都市全体がゆったりとした雰囲気に包まれています。まさに、“オーストラリアの水の都”と呼ばれるのにふさわしいでしょう。
人口はシドニーやメルボルンの約半分、東京と比べると約5分の1。大都会ほどのにぎわいはありません。とはいえ、オーストラリアの中で3番目に人口が多いので、生活施設が充実しています。“クイーンズ・ストリート・モール”という大きなショッピング街は、地元民や観光客でいつもにぎわっているので、あなたもぜひ訪れてみてください。
オーストラリアの主要都市と東京の人口(2023年時点)
- シドニー:約545万人
- メルボルン:約520万人
- ブリスベン:約270万人
- 東京:約1,408万人
ブリスベンの魅力の一つは、1年を通して過ごしやすい気候であること。「オーストラリアは暖かい」というイメージを抱いている方が多いかもしれません。しかし、日本の20倍もの面積を誇るオーストラリアでは、地域によって気候が大きく異なります。ブリスベンの気候は、日本の沖縄と同じ亜熱帯性気候です。
オーストラリアの気候の特徴
- 熱帯性気候:乾季と雨季がある地域(蒸し暑く雨が多い)。ケアンズ、ダーウィンなど。
- 亜熱帯性気候:1年を通して温暖で晴れの日が多い地域。ブリスベン、ゴールドコーストなど。
- 温帯性気候:春夏秋冬がある地域(日本と真逆)。シドニー、メルボルンなど。
- 冷温性気候:夏は涼しく、冬の寒さが厳しい地域。タスマニアのみ。
もう少しイメージしやすいように、ブリスベンと東京の気候を比較してみました。
ブリスベンと東京の最高気温・最低気温(平均)
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
ブリスベン | 【最高】27.0℃ 【最低】16.4℃ |
【最高】30.0℃ 【最低】21.2℃ |
【最高】26.9℃ 【最低】17.2℃ |
【最高】22.5℃ 【最低】11.1℃ |
東京 | 【最高】21.2℃ 【最低】11.7℃ |
【最高】31.9℃ 【最低】23.4℃ |
【最高】24.7℃ 【最低】16.2℃ |
【最高】12.2℃ 【最低】3.3℃ |
ブリスベンの気候として特徴的なのが、冬でも最高気温(平均)が20℃、最低気温(平均)が10℃を超えることです。東京と比較すると、年間を通して温かいことが分かります。
体感温度は人によって異なるため一概に言えませんが、東京ほどの防寒対策は必要ないかもしれません。現地でも冬服が売っているので、荷物を減らしたい方は渡航後に調達しましょう。
また、オーストラリアの夏はとても日差しが強いため、外出時に日焼け対策をお忘れなく。私はサングラスをかけずに長時間外にいたら、翌日に目が真っ赤になった経験があります。日焼け止めクリームだけでなく、サングラスをかけることもおすすめします。
降雨量を比較すると、どちらも夏が最も多いですね。平均値では大差ありませんが、東京の降雨量は6月に集中するのに対して、ブリスベンでは各月まんべんなく雨が降るイメージです。従って、東京の夏よりも、ブリスベンの夏の方がカラッとしています。
ブリスベンと東京の降雨量(平均)
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
ブリスベン | 69.5mm | 151.5mm | 86.5mm | 40.6mm |
東京 | 131.3mm | 169.8mm | 139.1mm | 25.1mm |
私が渡航したのはブリスベンの夏にあたる12月でしたが、渡航直後に乾燥で手がカサカサになりました…。乾燥肌の方は、保湿クリームがあるとよいかもしれません。
ブリスベンの主な観光地
ブリスベンで有名な観光地をピックアップしました。ワーホリ中に観光も楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください!
- サウスバンク・パークランド:人工ビーチがある大きな公園&文化施設エリア
- ローンパイン・サンクチュアリ:世界最多(130頭以上)のコアラが飼育されているコアラ園
- モートン島:野生のイルカに餌付けできる美しいビーチ(運がよければジュゴンに出会えることも…)
- イート・ストリート:世界各国の料理が集結するフードテーマパーク
- クイーンストリート・モール:ブリスベン中心地にある大きなショッピング街
- ブリスベン・シティホール:高さ92mの時計台が目印の市役所。ブリスベンのシンボル的な存在
ワーホリでブリスベンが人気な理由とは?
「なぜ、ワーホリ渡航先としてブリスベンが人気なのか」気になる方もいるでしょう。私が実際に行ってみて感じた、ブリスベンが人気の理由は以下の通りです。
- 英語を学べる環境が整っている
- 過ごしやすい気候
- 近隣リゾート地へのアクセスがよい
- 長期滞在に向いている
- 英会話のコミュニティを探しやすい
- 周辺にファームエリアが多い
ブリスベンは、ワーホリで渡航する方との相性がよい都市です。「仕事もプライベートも充実させつつ、英語力を高めたい」という方に向いているでしょう。
大学や専門学校が多く学生が集まりやすいことから、英語を学ぶ環境が整っています。例えば、無料または数ドルで英会話を楽しめるコミュニティがたくさんあるのが魅力です。図書館や教会、Meetup(ミートアップ)では「English Conversation Class」が開催されており、無料で参加できます。
残念ながら、ブリスベンは観光地ではありません。リゾート地での生活をイメージしている方には物足りないと感じることもあるでしょう。とはいえ、有名観光地であるサーファーズ・パラダイスまでは、電車で約1時間30分ほど。日帰り旅行に最適です。
さらに、クイーンズランド州にはファームで有名なエリアが多数あります。2年目、3年目のワーキングホリデービザの取得を検討している方にも人気です。ただし、ファームは基本的に郊外にあるため、大都市と比べると生活の便がよくありません。渡航直後にブリスベンに滞在し、オーストラリアでの生活に慣れてから周辺エリアに移動するのも選択肢の一つです。
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初めてのワーホリにブリスベンはおすすめ?
ブリスベンは、初めてのワーホリにおすすめの都市です。
ブリスベンのワーホリは、こんな方におすすめ!
- 飛行機の乗り継ぎが心配
- ブリスベン以外の人気都市にも住んでみたい
- 日本の家族や友人とも連絡を取りたい
- 渡航先でアルバイトしてみたい
- 日本人以外の友達を作りたい
飛行機の乗り継ぎが心配
初めてのワーホリでは「そもそも現地にたどり着けるのか…」不安な方もいるでしょう。私も初海外でブリスベンに渡航したため、不安な気持ちがよく分かります。日本からブリスベンへの直行便は、東京・大阪どちらからも出ています。大きな荷物を持ちながらの移動や、慣れない海外での乗り継ぎはとても大変です。渡航時の負担を少しでも減らしたい方は、直行便を検討するとよいでしょう。ブリスベン以外の人気都市にも住んでみたい
オーストラリアの大都市や有名観光地は、大陸の東側に集中しています。ブリスベンは東海岸の中間に位置しているため、他の都市へアクセスしやすい立地です。渡航直後はブリスベンに滞在して、数カ月後にシドニーやメルボルンへ南下したり、ケアンズへ北上したりするのもよいでしょう。
日本の家族や友人とも連絡を取りたい
1年の海外生活の中で、家族や友人が恋しくなることは誰にでもあります。ブリスベンと日本の時差は日本+1時間のみ。サマータイムも導入されていないため、年間を通して日本の家族や友人と連絡を取りやすいです。
渡航先でアルバイトしてみたい
ブリスベンと同じクインズランド州にあるゴールドコーストやケアンズも、ワーホリの渡航先として人気です。しかし、覚えておきたいのは、どちらも観光地であること。それらの地域は、ギフトショップやホテルなど観光地ならではの求人が多い傾向です。オフシーズンには求人数が減る可能性があるため、仕事探しに苦労するリスクが高まります。一方、ブリスベンは観光地でないため、年間を通して求人数が安定しています。
ただし、ブリスベンでの仕事探しが簡単という訳ではありません。ワーホリ渡航先でのアルバイトを検討中の方は、事前の英語学習や仕事探しの準備が必須。高等教育機関が多いブリスベンでは、ライバルが現地の学生や英語が堪能な留学生になるためです。
競争率も競争相手のレベルも高いため、「英語が全く話せない」というレベルでは仕事探しに苦労します。事前にしっかりと準備してから渡航しましょう。
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日本人以外の友達を作りたい
せっかく海外で生活するのですから、ネイティブや世界中から集まった留学生と交流を深めたいですよね。ブリスベンには英会話に関するコミュニティがたくさんあるので、積極的に参加してみましょう。
私は、図書館のConversation Classに参加したことがあります。参加者の英語レベルは、全く話せない方からネイティブレベルまでさまざまでした。
私が参加したときは、本好きの90歳のおばあさんや、留学生向けの英語講師と同じグループになりました。特に印象的だったのは、本好きのおばあさんが輪廻転生の話をしてくれたこと。彼女いわく「赤ちゃんが言葉を話せないのは、前世の記憶を封じ込めるため」らしいです。彼女の話が事実かどうかは別として…この出来事は、帰国から数年経った今でも鮮明に覚えています。
地元のコミュニティに積極的に参加すると、普段交流できない方との会話を通して、ワーホリ先で素敵な思い出ができるかもしれません!
ブリスベンにワーホリに行く際の準備・流れ
ブリスベンにワーホリに行くまでの準備と流れについてまとめました。ただし、ワーホリ渡航前にすべきことはとてもたくさんありますので、詳しくは別の記事で解説しています。以下の記事を併せてチェックしておきましょう。
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ワーホリまでのステップ
- Step1:ワーホリの計画を立てる(目的・予算など)
- Step2:情報収集する(渡航先、滞在先、仕事探しなど)
- Step3:渡航に向けて手続きを進める(ビザ、保険、航空券など)
- Step4:渡航のための準備をする(持ち物、渡航直後の生活費など)
渡航までに準備すること(一例)
- 英語学習
- ビザ・パスポートの手続き
- 航空券の手配
- 海外留学保険の検討
- 渡航直後の滞在先の手配
- 海外転出届の提出
- 荷物のパッキング
ブリスベンでのワーホリ生活の楽しみ方とは?
ブリスベンでのワーホリ生活を最大限に楽しむための、4つのコツをご紹介します。
- フェリーでの周遊は外せない!
- 休日は“サウスバンク”でのんびりと!
- ネイティブ環境での仕事にも挑戦を!
- シェアハウスでの生活もおすすめ!
フェリーでの周遊は外せない!
ブリスベンでは、日本と同様にバスや電車といった交通機関が発達していますが、せっかくなのでフェリーを利用してみるのもおすすめです。観光客に人気なのがシティホッパーと呼ばれる無料のフェリー、地元の人によく利用されるのがシティキャットと呼ばれる有料のフェリーです。前者は主に人気スポットを周遊し、後者は街の東部から西部を往復します。心地よい風を感じながら、地上からの眺めとは違った街の景観を楽しみましょう。
休日は“サウスバンク”でのんびりと!
ブリスベン・セントラル駅の西側には、ビクトリアブリッジという大きな橋がかかっています。サウスバンクは、その橋を渡った先にあるエリアです。大きな公園には芝生や人工ビーチがあり、人々の憩いの場となっています。初めての英語環境に疲れたとき、気分をリフレッシュしたいときなどにゆっくりとくつろいでみてはいかがでしょうか。
サウスバンクには、ブリスベンでも有名なフォトスポットや大きな観覧車があるので、仲良くなった友人と行ってみるのもよいでしょう。クリスマスや年末年始の時期には花火が打ち上げられるので、多くの人が集まります。
ネイティブ環境での仕事にも挑戦を!
ワーホリビザの大きな特徴は、長期滞在しながら海外で働けること。せっかくなら、ネイティブ環境での仕事にも挑戦してみましょう。オーストラリアは時給が高い国として知られています。好条件の仕事を探すことができれば、現地でかかる生活費を収入でカバーできるだけでなく、貯金をして帰国するのも夢ではありません。
ただし、ネイティブ環境の仕事を探すには、それなりの英語力と仕事探しの準備が必須です。夢カナ留学を通して渡航する方は、渡航前に履歴書の準備や面接対策をしっかりとしていただくので「英語環境の職場に採用された!」というお声をたくさんいただいています。興味のある方は、以下の体験談やコラムをご参照ください!
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シェアハウスでの生活もおすすめ!
ワーホリ中の住まいの選択肢は、主にホームステイや学生寮、シェアハウスの3つです。それぞれにメリット・デメリットがありますが「色々な境遇の人と出会いたい」という方にはシェアハウスがおすすめです。シェアハウスのメリット・デメリットを一覧にしたので、ぜひ参考にしてください!
シェアハウスのメリット
- さまざまな境遇の人と暮らせる可能性がある(学生or社会人、留学生orネイティブなど)
- ホームステイや学生寮よりも生活の自由度が高い
- 施設が充実しているマンションや大きな一軒家に住める
- ホームステイや学生寮と比べて賃料が割安
シェアハウスのデメリット
- 契約内容を理解せずに入居すると、トラブルが生じることがある
- 渡航時の英語力によっては、日本語環境の可能性が高い
留学・ワーホリをするなら、夢カナ留学
留学やワーホリ前のお悩みで多いのは“英語力”に関することです。「英語を使って海外で仕事ができるのか」「部屋探しや銀行口座の開設、買い物は一人でできるのか」など、英語を使って現地で生活することへの不安が多数を占めます。
夢カナ留学ではワーホリに特化した英語学習サービス“夢カナEnglish”を提供しています。英語でのコミュニケーションの基礎力UPや、海外での仕事探しの準備(履歴書の添削、面接対策)に力を入れているのが特徴です。“夢カナEnglish”の強みは、ご利用いただいた方の98%が「渡航後2カ月以内に希望の職種に就くことができた」という実績を持っていること。英語力に不安がある方は、お気軽に夢カナ留学へご相談ください。
まとめ
ブリスベンは、ワーホリ渡航先として人気の都市です。過ごしやすい気候や英語学習に適した環境、人気都市へのアクセスのよさなど、長期滞在のワーホリと相性◎。日本から直行便が出ており、初めてのワーホリにも向いているので、渡航先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
「オーストラリアの他の都市の特徴も知りたい!」という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください!