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フィンランド留学の費用はいくら?期間別・都市別の総額目安【2026年版】

更新日:2026.10.20

フィンランド留学の費用はいくら?期間別・都市別の総額目安【2026年版】

フィンランド留学の費用は、住む都市と、どの制度で滞在するかでほぼ決まります。

この記事では、タイプ別・期間別の総額と内訳、ビザ(在留許可)の費用、費用を抑える方法をまとめました。

こんな悩みがある方に向けた記事です

北欧は物価が高いと聞くけれど、実際にいくら必要なのかが分からない
半年〜1年いたいけれど、どんな形なら長く滞在できるのか分からない
どの都市を選べば費用を抑えられるのか知りたい
在留許可や資金証明で、あとからいくら必要になるのかが不安

この記事を書いた人

留学カウンセラー りょう 大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!

目次

  1. 1. フィンランド留学の費用は?タイプ別・期間別の総額目安
  2. 2. フィンランド留学費用の内訳|初期費用と現地でかかるお金
  3. 3. フィンランド留学の費用を都市別に比較|どこが安い?
  4. 4. フィンランド留学のビザ(在留許可)と費用|90日を超える場合
  5. 5. フィンランド留学の費用を抑える7つの方法
  6. 6. まとめ|フィンランド留学の費用は期間・都市・住まいで決まる

フィンランド留学の費用は?タイプ別・期間別の総額目安

留学のタイプ別に、期間と総額の目安をまとめました。

フィンランド留学の費用の目安(期間別)

留学タイプ別 費用まとめ

航空券・プログラム費用・滞在費・生活費・保険を含む総額

タイプ
総額の目安
学費
滞在資格
サマーコース2〜3週間
約25〜60万円
約1〜11万円
不要
短期の語学コース1〜3ヶ月
約35〜185万円
1ヶ月 約8〜33万円
不要
交換留学半年〜1年
半年 約105〜200万円
1年 約190〜360万円
0円在籍校の学費は別途
学生の在留許可
ワーキングホリデー最長1年
1年 約190〜420万円
0〜60万円語学コースは任意
ワーホリの在留許可18〜30歳
インターンシップ最長18ヶ月
条件と給与で大きく変わる
0円有給が原則
インターンの在留許可
学位留学2〜4年
1年 約330〜710万円
年 約142〜354万円
学生の在留許可

※1ユーロ=約177円(2026年10月時点)で換算した目安です。総額の幅は、地方都市の学生寮からヘルシンキの民間賃貸までを含みます。インターンシップの在留許可は、在学中で専攻と関係する内容、卒業から2年以内、18〜30歳で国外の大学に在籍しているなどの条件があり、原則として有給であることが求められます。学校・渡航時期・為替により変動します。

ここで押さえておきたいのは、期間が2倍になっても費用は2倍にならないことです。

航空券や在留許可の費用は1回きりで、交換留学ならフィンランド側の学費もかかりません。

1ヶ月あたりの負担で見ると、長期のほうがむしろ割安になります。

ここからは、タイプごとに費用の内訳と注意点を見ていきます。

サマーコース|2〜3週間で約25〜60万円

夏休みの期間に、大学やサマー大学が開く2〜3週間の講座に参加する形です。

受講料は安いものの、夏は航空券が1年でいちばん高い時期なので、総額の3〜4割を航空券が占めます。

費目
2〜3週間の目安
プログラム費用サマー大学の受講料(70〜600ユーロ)
約1〜11万円
滞在費・生活費学生寮や短期賃貸。都市で差が出る
約8〜18万円
航空券夏の繁忙期の往復
約15〜28万円
保険海外旅行保険。在留許可は不要
約1〜2万円
合計の目安
約25〜60万円
大学の施設を使いながら、短い期間で区切って学べる
在留許可が不要で、手続きの負担がほとんどない
開講が夏に限られるため、航空券の安い時期を選べない

短期の語学コース|1〜3ヶ月で約35〜185万円

大学の語学センターや民間の学校で、フィンランド語などのコースに1〜3ヶ月通う形です。英語を学ぶ語学学校は、英語圏ほど多くありません。

期間が延びるほど、総額を左右するのは航空券から生活費に変わります。

費目
1ヶ月
3ヶ月
プログラム費用
約8〜33万円
約18〜72万円
滞在費・生活費
約13〜25万円
約39〜75万円
航空券
約12〜25万円
約12〜25万円
保険
約2万円
約6〜13万円
合計の目安
約35〜85万円
約75〜185万円
90日以内なら在留許可は不要。シェンゲン圏の他国に滞在した日数も含めて数える
2026年4月からEESで滞在日数が自動記録され、90日の上限が厳密に管理される
語学コースだけでは90日を超えて滞在できないため、延長はできない

交換留学|半年で約105〜200万円、1年で約190〜360万円

日本の在籍大学と協定を結んでいるフィンランドの大学に、半年〜1年通う形です。

フィンランド側の学費がかからないため、長期のなかでは最も費用を抑えやすい方法です。日本の在籍校の学費は、通常どおり払い続けます。

費目
半年
1年
プログラム費用
0円
0円
滞在費・生活費
約78〜150万円
約156〜300万円
航空券
約12〜25万円
約12〜25万円
保険・在留許可
約16〜25万円
約22〜35万円
合計の目安
約105〜200万円
約190〜360万円

※日本の在籍大学の学費は含みません。

学生の在留許可が必要。申請料は約11万円(600ユーロ)で、月800ユーロ×滞在月数の資金証明を求められる
学生寮に入りやすく、家賃を月5〜8万円台に抑えられる
JASSOの海外留学支援制度(協定派遣)やトビタテ!留学JAPANなど、給付型の奨学金を使える場合がある
学生向けの医療サービス(YTHS)の対象外なので、民間の医療保険が必須

ワーキングホリデー|1年で約190〜420万円

18〜30歳なら、ワーキングホリデーで最長1年滞在し、働きながら語学コースに通うこともできます。

大学に在籍していなくても長期滞在できる、数少ない方法です。ただし学生ではないため、学生寮や学割を使えないことが多くなります。

費目
1年の目安
プログラム費用語学コースに通うかは任意
0〜60万円
滞在費・生活費シェアや民間賃貸が中心
約156〜300万円
航空券
約12〜25万円
保険・在留許可申請料は年により改定
約22〜35万円
合計の目安
約190〜420万円
資金証明は約43万円(2,450ユーロ)以上と、帰りの航空券かその購入資金
就労時間の制限はないが、英語だけで応募できる求人は多くない
利用できるのは生涯1回限り

インターンシップ|費用は条件と給与で大きく変わる

フィンランドの企業や団体で、インターンとして働きながら滞在する形です。

原則として有給であることが在留許可の条件なので、生活費の一部を給与でまかなえます。そのぶん、申し込める人の条件が限られます。

費目
目安
滞在費・生活費都市と住まいで変わる
月 約13〜25万円
航空券
約12〜25万円
保険・在留許可申請前にMigriで確認
条件により異なる
給与受け入れ先との契約による
生活費の一部を相殺
合計の目安
条件と給与で変わる
在留許可は最長18ヶ月。許可が出るまでインターンを始められない
在学中で専攻と関係する内容、卒業から2年以内、18〜30歳で国外の大学に在籍、のいずれかが条件
無給の場合は、Erasmus+のような研修プログラム経由に限られる

学位留学|1年で約330〜710万円

フィンランドの大学で、学士や修士の学位を取る形です。

2026年8月1日以降に入学するEU・EEA圏外の学生は、教育費の全額をまかなう水準の学費を払うことになり、生活費に加えて年約142〜354万円がかかります。

費目
1年の目安
学費8,000〜20,000ユーロ程度
約142〜354万円
滞在費・生活費学生寮に入りやすい
約156〜300万円
航空券
約12〜25万円
保険・在留許可2年以上の課程は保険の条件が緩い
約22〜35万円
合計の目安
約330〜710万円
各大学に学費の50〜100%を免除する奨学金の枠があり、条件しだいで総額が大きく下がる
学生の在留許可で、年間の平均が週30時間までなら働ける
学期ごとに35.35ユーロの健康料を払うと、学生向けの医療サービス(YTHS)を使える
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2026年8月27日更新 2026年8月27日

フィンランド留学費用の内訳|初期費用と現地でかかるお金

総額だけ見てもピンとこないので、何にいくらかかるのかを分解します。

フィンランド留学費用の内訳(渡航前の費用と現地の費用)

費用は「最初に一度だけ払う初期費用」と「現地で毎月かかるもの」に分けて考えると、計算がぐっとラクになります。

初期費用(渡航前〜到着直後)

出発前から現地に着いた直後までに払う、いわば初期費用です。

1年でも1ヶ月でも大きくは変わらない項目が多く、短期留学ほど総額に占める比率が高くなります。

項目
金額の目安
渡航前にかかる費用(全員)
往復航空券羽田・成田・関西から直行便(中部は夏季のみ)。夏・年末年始は高い
約12〜25万円
パスポート取得持っていない人のみ。18歳以上は10年用のみで、2026年7月から8,900円(オンライン申請)
約0.9万円
国際観光旅客税(出国税)2026年7月から1,000円→3,000円。航空券代に上乗せされる
3,000円
冬物の装備防寒着・防水ブーツ・小物。日本の冬支度では足りない
約3〜6万円
海外旅行保険(90日以内)ビザ不要の短期でも加入は必須と考える
1ヶ月 約1〜2万円
到着直後にかかる費用(全員)
入居時の保証金家賃1〜2ヶ月分。退去時に戻るのが原則だが、立て替えが必要
約5〜20万円
生活の立ち上げSIMカード・交通カード・寝具・日用品
約3〜6万円
送金・為替の手数料家賃や生活費の海外送金、現地口座への入金
約1〜3万円
91日以上滞在する場合に追加(在留許可)
在留許可の申請料学生はオンライン申請で600ユーロ。ワーホリは申請料が異なる
約11万円
医療保険学生は補償12万ユーロ以上など、在留許可の条件を満たすもの
年 約10〜24万円
残高証明書資金証明用。申請直前に銀行で発行
約1,000円

初期費用の合計

渡航前+到着直後 約26〜63万円

長期は追加で +約21〜35万円

※1ユーロ=約177円換算の目安です(2026年10月時点)。保証金は家賃水準で変わり、退去時に戻る前提です。在留許可の要件はビザ(在留許可)と費用↓で詳しく解説しています。

現地で毎月かかる費用

総額を左右するのはここです。

とくに住まいの選び方は、1年で25〜50万円の差になることもあります。

月あたりの費用
金額の目安
学生寮(1人部屋)
約5〜8.5万円。家具付き・光熱費込みの物件が多い
シェア・民間の部屋
約7〜11万円。ヘルシンキ中心部では16万円前後まで上がる
食費
約3〜5万円。学生食堂は1食3ユーロ前後
交通費・通信費
約1〜2万円。学生割引の有無で差が出る
交際費・日用品など
約2〜4万円

※都市・物件・時期によって変動します。短期の語学コースに通う場合は、別途プログラム費用(1ヶ月 約8〜33万円)がかかります。

住まい別 月あたりの家賃

学生寮
1人部屋・光熱費込み
月5〜8.5万円
シェアの部屋
家具なしの物件も
月7〜11万円
民間ワンルーム
首都圏の中心部
月10〜16万円

学生寮とシェアの差は月2〜3万円、1年なら約25〜35万円です。ワンルームまで比べると、差は年60万円を超えます。

※都市・物件・時期により変動します。バーの長さは各方式の上限額の比率です。学生寮は、交換留学生や学位留学生など学生であることが入居の条件です。

留学カウンセラー
りょう

相談を受けていて多いのが「寮に入れなかったら」という不安です。フィンランドの学生寮は家具付きで光熱費込みのことが多く、費用も手間もいちばん抑えられます。ただ学期の数ヶ月前に埋まるので、派遣や合格が決まったらその週のうちに申し込むくらいの気持ちで動いてください。
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2026年7月27日更新 2026年8月26日

フィンランド留学の費用を都市別に比較|どこが安い?

フィンランド留学の費用でいちばん差が出るのが都市選びです。

同じ1年でも、都市によって家賃と生活費が月に数万円変わり、ヘルシンキとユヴァスキュラでは1年の生活費に60〜95万円の差がつきます。

ここでは主要6都市を数値で比較したうえで、費用帯を代表する3都市を詳しく紹介します。

主要6都市 費用比較表

詳しく紹介している3都市は、都市名をタップするとジャンプします

都市
おすすめ度
1年費用
生活費/月
4.0
★★★★★★★★★★
190〜325万
13〜17万
オウル
4.1
★★★★★★★★★★
200〜335万
14〜18万
トゥルク
4.3
★★★★★★★★★★
200〜350万
14〜19万
4.5
★★★★★★★★★★
215〜360万
15〜20万
エスポー
4.2
★★★★★★★★★★
225〜385万
16〜22万
4.6
★★★★★★★★★★
250〜420万
18〜25万

※おすすめ度は学校の選択肢の多さ、英語の通じやすさ、生活の利便性、費用の抑えやすさを総合した本記事独自の指標です。1年費用は交換留学またはワーホリで1年暮らした場合の総額の目安(学位留学の学費は含まない)、生活費/月は家賃・食費・交通費・通信費を合計した月額の目安で、物件・時期により変動します。

ここからは、この6都市のなかから「最も安い」「バランスがよい」「選択肢が最も多い」の3都市を取り上げ、費用の中身を掘り下げます。

オウル・トゥルク・エスポーは上の表の数値を目安にしてください。なおトゥルクはスウェーデン語も使われる二言語の街で、求人に言語条件がつくことがあります。オウルは北部のため、冬の装備費が他都市より多めに必要です。

ユヴァスキュラ|費用を最優先するなら第一候補

湖水地方の中心にある学生の街です。

ユヴァスキュラの湖と街並み

大学都市のため学生寮の割合が高く、6都市のなかでは最も費用を抑えられます。

月13〜17万円で暮らせるため、1年ならヘルシンキとの差が60万円を超えます。

1年の費用目安

約190〜325万円

生活費(月)

13〜17万円

学生寮の割合が高く、家賃を5万円台に抑えられる部屋も見つかる
アルバイトの求人数は首都圏より少なく、収入は当てにしにくい
日本からの直行便はなく、ヘルシンキからの鉄道移動の時間と費用を見ておく

タンペレ|費用と暮らしやすさのバランスが一番よい

ヘルシンキから鉄道で約1時間半の内陸都市で、学生人口の多さで知られます。

タンペレの街並み

首都圏より家賃が落ち着いており、費用と生活環境のバランスで選ぶならここが有力です。

生活費は月15〜20万円と、首都圏より2〜4万円ほど下がります。

1年の費用目安

約215〜360万円

生活費(月)

15〜20万円

学生向けのイベントやサークルが多く、渡航後の人間関係をつくりやすい
学期はじめは学生寮の競争が激しく、早めの申込が欠かせない
市内は自転車と路面電車で足りるため、交通費を抑えやすい

ヘルシンキ|選択肢は最多、そのぶん費用は上がる

首都であり、大学・語学コース・アルバイトのすべてが集まる都市です。

ヘルシンキの街並み

英語だけで生活が完結しやすく、日本人の受け入れ実績も多くあります。

ただし家賃は全国でもっとも高く、地方都市と比べると1年で60万円以上の差がつくことがあります。

1年の費用目安

約250〜420万円

生活費(月)

18〜25万円

大学・語学コース・求人の数が最も多く、選択肢で困らない
中心部のワンルームは高騰しやすく、1人暮らし前提だと予算が跳ね上がる
地下鉄沿線の郊外やエスポーに出るだけで、家賃が1〜2割下がる
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2026年7月23日更新 2026年8月5日

フィンランド留学のビザ(在留許可)と費用|90日を超える場合

フィンランドは、90日を超えるかどうかで必要な手続きと費用が大きく変わります。

ここでは、在留許可の種類、申請料と保険、資金証明、申請までのスケジュールをまとめます。

90日を超えるかどうかが最初の分かれ目

日本国籍の場合、観光や短期の学習なら、シェンゲン圏で180日のうち90日まではビザなしで滞在できます。

91日以上滞在するなら在留許可が必要で、交換留学・学位留学なら「学生の在留許可」、ワーホリなら「ワーホリの在留許可」を取ることになります。有給のインターンシップで行く場合は、別に「インターンの在留許可」があります。

滞在日数で変わる手続きと費用

90日以内在留許可は不要›手続きはほぼ不要EESで滞在日数を記録
91日以上交換留学・学位留学›学生の在留許可申請料 約11万円+資金証明
91日以上ワーホリ(18〜30歳)›ワーホリの在留許可資金 約43万円以上・生涯1回

分かれ目は90日です。1日でも超えると、在留許可・保険・資金証明の準備が加わり、1年なら約21〜35万円の周辺費用を見込んでおく必要があります。

※2026年10月時点の制度です。要件は変更される場合があるため、必ずフィンランド移民局(Migri)の公式情報をご確認ください。費用の内訳は初期費用の表↑にもまとめています。

注意したいのは、フィンランドでは語学コースに通うためだけの在留許可は出ないという点です。

90日を超えて滞在するなら、次のどの「行き方」を選ぶかで、学費の有無が決まります。

行き方
学費の目安
滞在資格
サマーコース・短期語学
2週間〜90日
約1〜23万円
期間と学校の種類による
不要
交換留学
半年〜1年
フィンランド側は0円
日本の在籍校の学費は別途
学生の在留許可
学位留学
学士・修士 2〜4年
年約142〜354万円
英語課程。50〜100%免除の奨学金枠あり
学生の在留許可
ワーキングホリデー
最長1年・18〜30歳
0〜60万円
語学コースに通うかは任意
ワーホリの在留許可

※学位留学の学費は8,000〜20,000ユーロ程度。2026年8月1日以降に入学するEU・EEA圏外の学生は、法改正により教育費の全額をまかなう水準の学費となりました。出典:フィンランド移民局(Migri)、Study in Finland(2026年10月時点)。

注意:語学コースだけで半年〜1年は滞在できません

フィンランド移民局は、学生の在留許可を学位や職業資格につながる学びに限っています。語学コースが認められるのは、学位課程などへの入学が決まっていて、その準備として受ける場合だけです。「1年間フィンランド語を学びたい」なら、ワーホリで滞在しながら通うのが現実的な方法になります。

90日以内の短期留学では、在留許可の代わりにEUの渡航ルールが関係します。

ETIAS(欧州渡航情報認証制度)は、当初の2026年第4四半期の開始予定が取り下げられ、2026年10月時点で開始日は未定です。始まれば出発前にオンライン申請が必要になり、手数料は20ユーロ(約3,500円)です。

一方、2026年4月からはEES(出入国システム)が本格運用され、入国時に指紋と顔写真を登録して滞在日数が自動で記録されるようになりました。ビザなしで滞在できる90日の上限は、以前より厳密に管理されます。

公式サイトで最新の在留許可・渡航情報を確認

申請前に必ずチェックしてください

在留許可の申請料と医療保険の条件

在留許可を取る場合は、申請料に加えて、条件を満たす医療保険への加入が必要です。

項目
内容と金額の目安
学生の在留許可
約11万円(600ユーロ)
オンライン申請の場合。2026年1月に450ユーロから改定。紙の申請は750ユーロ
ワーホリの在留許可
資金 約43万円(2,450ユーロ)以上
最初の3ヶ月分。帰りの航空券か、その購入資金も必要。生涯1回限り
医療保険(学生)
2年未満の課程は補償約2,100万円以上
12万ユーロ以上。2年以上の課程は薬剤費約710万円(4万ユーロ)以上。保険料は年10〜24万円が目安
審査期間
1〜3ヶ月
大使館などで本人確認(生体情報の登録)を済ませてから審査が進む

※金額は2026年10月時点の目安です。ワーホリの申請料は年によって改定されているため、申請前にMigriの公式サイトで最新額をご確認ください。

医療保険は削れない費用です。SNSでは「フィンランドは医療も無料」と言われがちですが、交換留学生やワーホリは学生向けの医療サービス(YTHS)を使えず、民間の保険が頼りになります。学位留学生も、学期ごとに35.35ユーロ(約6,300円)の健康料を払って利用する仕組みです。

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2026.06.11更新 2026.07.09

資金証明として求められる金額

学生の在留許可では、滞在中に生活していける資金があることを証明する必要があります。

基準は月800ユーロを滞在月数分示すことで、学費とは別枠で求められます。

1ユーロ177円で計算すると月あたり約14万円、1年なら約170万円です。

滞在期間べつ 証明が必要な残高

6ヶ月
4,800ユーロ
約85万円
9ヶ月
7,200ユーロ
約127万円
12ヶ月
9,600ユーロ
約170万円
ワーホリ
2,450ユーロ以上
約43万円

学生の在留許可は月800ユーロ×滞在月数で決まります。1年なら約170万円が、申請の時点で自分名義の口座に入っている必要があります。

※1ユーロ=約177円換算。学位留学で学費を後払いにする場合は、その金額も別に示す必要があります。ワーホリは最初の3ヶ月分の資金に加え、帰りの航空券かその購入資金も必要です。基準額は変更されることがあります。

これは「使うお金」ではなく「口座にあることを見せるお金」ですが、親の口座の残高では原則として認められません。援助を受ける場合は、申請前に自分名義の口座へ移しておきましょう。

なお、出発時に1年分の費用をすべて使える状態で持ち歩く必要はありません。資金証明とは別に、実際に用意しておきたい資金の組み立て方は次のとおりです。

持っていく資金の組み立て方

1年の交換留学で用意する内訳の例

前払い
生活費3ヶ月
周辺費
予備費
寮の家賃・保証金の前払い現地の生活費3ヶ月分保険・在留許可予備費(20万円前後)

出発時にすべてを持つ必要はありません。前払い分+生活費3ヶ月+予備費があれば動き出せます。ただし学生の在留許可では、これとは別に月800ユーロ×滞在月数の残高を申請時に示します。

在留許可取得までの逆算スケジュール

112〜10ヶ月前在籍大学の学内選考に応募する(交換留学)
26〜5ヶ月前協定校へ出願し、寮の申込時期と方法を確認する
34〜3ヶ月前学生寮に申し込み、条件を満たす医療保険を選ぶ
43ヶ月前資金を自分名義の口座に入れ、在留許可をオンライン申請
52〜1ヶ月前大使館で本人確認を済ませ、航空券を確定する

在留許可の審査は、本人確認を済ませてから1〜3ヶ月かかります。出発の3ヶ月前には申請を終えておくのが安全です。

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2026年7月8日更新 2026年7月24日

留学カウンセラー
りょう

相談を受けていて多いのが、資金証明を「別で用意しなければいけない現金」だと思い込んで諦めてしまうケースです。実際には生活費として持っていく分と重なります。ただし申請時点で自分名義の口座に入っている必要があるので、入金のタイミングだけは早めに逆算しておきましょう。

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フィンランド留学の費用を抑える7つの方法

フィンランド留学の費用は、工夫しだいで数十万円単位で変わります。

フィンランド留学の費用を抑える方法

インパクトの大きい順に7つ並べました。まずは金額の大きい4つを比べてみます。

1年で減らせる金額の目安(主な4つ・インパクト順)

都市を変える
ヘルシンキ→地方都市
約60〜95万円
学生寮に入る
民間賃貸→学生寮
約25〜50万円
時期をずらす
夏・年末を外す
10〜15万
学食・自炊
外食を減らす
約10万

上の2つだけで年100万円前後変わることがあります。

細かい支出を切り詰めるより、都市と住まいの選び方でほぼ決まります。※1年の滞在を想定した試算です。都市の差額には家賃の差も含まれるため、2つを組み合わせた効果は単純な足し算より小さくなります。都市・物件・時期により変動します。

1. 物価の落ち着いた都市を選ぶ

7つのなかで最も効果が大きい方法です。家賃を含む生活費は、都市によって月5〜8万円ほど差がつきます。

1年の生活費(ヘルシンキを基準に比較)

ヘルシンキ
基準
216〜300万円
ユヴァスキュラ
最安の都市
156〜204万円
1年分の
差額
約60〜95万円

同じ1年を過ごしても、都市を変えるだけで 約60〜95万円 が浮きます。交換留学なら、協定校がどの都市にあるかも在籍校で早めに確認しておきましょう。

※家賃・食費・交通費・通信費を含む生活費の目安です。物件と生活スタイルにより変動します。

大学や授業の質は、都市の物価に比例するわけではありません。交換留学なら、協定校がどの都市にあるかも在籍校で早めに確認しておきましょう。※主要6都市 費用比較表↑の生活費(月)をもとにした目安です。

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2026年7月24日更新 2026年8月5日

2. 学生寮に入って住居費を下げる

フィンランドは学生寮の家賃が安く、光熱費込みの物件も多いため、条件に合えばここが大きな節約ポイントになります。

長期(半年〜)
学生寮

強み:家賃が月5〜8万円台。家具付き・光熱費込みが多い

向く人:交換留学・学位留学で半年以上滞在する人

注意:学期の数ヶ月前に埋まる。入居資格の確認が必要

短期・ワーホリ
シェア・民間賃貸

強み:短い期間でも借りられ、入居までが早い

向く人:3ヶ月以内の滞在、ワーホリ、寮に入れなかった人

注意:入居時に家賃1〜2ヶ月分の保証金が必要。家具なし物件もある

寮の申込は学期開始の3〜4ヶ月前が目安なので、交換留学の派遣決定や合格の直後に動くのが安全です。※家賃の目安は現地で毎月かかる費用↑の表をもとにしています。

3. 学費のかからない制度を選ぶ

フィンランドでは、どの制度で行くかによって学費が0円にも年300万円以上にもなります。

サマー大学の講座を使う:受講料は約1〜11万円(70〜600ユーロ)が目安。2〜3週間で区切れて、大学の施設も使える
大学生なら交換留学を最優先で検討する:フィンランド側の学費がかからず、日本の在籍校の学費だけで1学期〜1年学べる
渡航前にオンラインで学ぶ:英語やフィンランド語の基礎を日本で終えておけば、現地の滞在日数そのものを短くできる

生活費が高い国では、滞在日数を1週間削るだけで3〜5万円の差になります。

4. 渡航時期をオフシーズンにずらす

夏とクリスマスの時期は、航空券も短期の滞在費も高くなります。

渡航月と価格の高さ(フィンランド)

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狙い目(1〜2月・10〜11月) 通常期 繁忙期(航空券・滞在費が上乗せ)

夏(6〜8月)とクリスマス(12月)を外すだけで、航空券を中心に 10〜15万円 下がります。ただし9月は大学の新学期で住居の競争が激しくなる点に注意してください。

※航空会社・路線・予約時期により変動します。サマーコースは夏、交換留学は学期の開始日が決まっているため、時期をずらせない場合もあります。

5. 奨学金制度を調べる

大学生なら使える支援制度があります。トビタテ!留学JAPANを使ってフィンランドへ1年間留学する大学生も、SNSで多く見られます。

募集時期が限られるので、渡航の1年前を目安に確認を始めてください。

制度
対象・チェックポイント
トビタテ!
留学JAPAN
在籍大学経由での応募が基本。学内締切が本募集より早い。
JASSOの
海外留学支援制度
大学間の協定プログラムが中心。個人手配の語学留学は対象外のことが多い。
自治体・大学
独自の制度
競争率が低め。居住地の国際交流協会と大学の国際課の両方を確認する。

いずれも申請は渡航の半年〜1年前が目安です。学位留学なら、各大学に学費の50〜100%を免除する奨学金の枠もあります。

公式サイトで最新の募集情報を確認する

奨学金を使えない場合でも、ほかの方法と組み合わせれば自己負担を大きく減らせます。

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6. 学生食堂と学生割引を使い倒す

フィンランドの大学の学生食堂は国の補助があり、1食3ユーロ前後(500円台)で温かい食事がとれます。昼は学食、朝と夜は自炊にすれば、食費は安定します。

朝

自炊

パンとコーヒー

昼

学生食堂

1食3ユーロ前後

夜

自炊

スーパーで買って作る

交通機関や美術館にも学生割引があり、学生証を早めに受け取るのが節約の近道です。ただしワーホリは学生ではないため、学生料金を使えないことが多い点に注意してください。

7. 「学費が安い」だけで国を決めない

フィンランドは学費の安さで語られがちですが、総額を押し上げるのは生活費です。

学費が安くても、物価と滞在期間で逆転することがあります。比べるときは、1年の総額と、現地で働ける時間の2つで並べてみてください。

1年の費用と働ける範囲の比較

英語圏は語学留学1年、フィンランドは交換留学・ワーホリ1年の目安

国
1年の総額
働ける範囲
学びの言語
フィンランドの国旗フィンランド
190〜360万円
学生は週平均30時間まで/ワーホリは制限なし
授業は英語/生活はフィンランド語も
オーストラリアの国旗オーストラリア
300〜480万円
ワーホリならフルタイム就労も可
英語
カナダの国旗カナダ
300〜480万円
ワーホリならフルタイム就労も可
英語
ニュージーランドの国旗ニュージーランド
280〜450万円
ワーホリならフルタイム就労も可
英語
アイルランドの国旗アイルランド
280〜450万円
長期学生ビザで週20時間まで
英語
イギリスの国旗イギリス
350〜550万円
ユース・モビリティ・スキームなら就労可
英語
アメリカの国旗アメリカ
380〜600万円
語学学校の学生は原則就労不可
英語

※フィンランドは学費のかからない交換留学・ワーホリ、英語圏は語学学校に1年通う場合の概算で、本記事の基準でそろえています。フィンランドで学位留学をする場合は学費が別途かかります。都市・学校・滞在方法・時期・為替により変動します。就労条件は制度改定があるため、各国の移民当局の公式情報で最新の条件をご確認ください。

候補が2〜3カ国あるうちに総額を並べておくと、あとは日程を決めるだけになります。

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夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランドの英語圏6カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。予算と目的から、どの国が近いのかを一緒に整理できます。

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補足:アルバイトは「収入のあて」にしない

学生の在留許可では、年間の平均で週30時間(年1,560時間)まで働けます。休暇中のフルタイムも、年間平均がこの範囲に収まる場合に限られます。時給は飲食・サービス系で約1,900〜2,500円(11〜14ユーロ)が目安ですが、英語だけで応募できる求人は多くありません。ワーホリなら就労時間の制限はありませんが、初年度の資金は自己資金で示すのが原則なので、収入をあてにした資金計画は立てないほうが安全です。

留学カウンセラー
りょう

「学費が安い国」で検索して候補を絞った方が、あとから生活費で予算オーバーになる相談は本当に多いです。比べるときは学費ではなく、1年の総額と、現地で働ける時間の2つで並べてみてください。それだけで候補が2〜3カ国に絞れます。
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2026.05.30更新 2026.07.17

まとめ|フィンランド留学の費用は期間・都市・住まいで決まる

フィンランド留学の費用は、期間・都市・住まいの3つで決まります。

この3つを動かせば、同じ内容の留学でも総額を100万円近く調整できます。最後に要点を整理しておきます。

この記事のまとめ

・費用の目安は2週間で約25〜60万円、3ヶ月で約75〜185万円、1年で約190〜420万円(学位留学は学費が別途)
・90日を超える滞在は在留許可が必要。語学コースだけでは許可が出ないため、交換留学・学位留学・ワーホリから選ぶ
・学生の在留許可は申請料約11万円(600ユーロ)、資金証明は月約14万円(800ユーロ)×滞在月数
・都市を変えるだけで1年の生活費に60〜95万円の差。最安はユヴァスキュラ、最高はヘルシンキ
・初期費用は渡航前と到着直後で約26〜63万円。長期なら在留許可・保険で約21〜35万円を追加で見込む

迷ったときは、まず「期間」を決めてください。

90日以内か、それを超えるか。ここが決まれば在留許可の要否と行き方が定まり、必要な予算の輪郭が一気にはっきりします。

そのうえで都市と住まいを調整すれば、無理のないプランに落とし込めます。

予算に合うプランの決め方 3ステップ

STEP 1 期間を決める90日を超えるか›在留許可と行き方が確定1年なら周辺費+約21〜35万円
STEP 2 都市を選ぶ安さか選択肢か›総額の幅が決まる都市差は年60〜95万円
STEP 3 住まいを選ぶ学生寮かシェアか›毎月の負担が決まる住まいの差は年25〜50万円

この順番で決めると迷いません。最初に期間を決めるだけで、必要な予算の輪郭がはっきりします。

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本記事は2026年10月時点の情報です。学生向け医療の健康料はKela、在留許可の申請料・資金証明の基準額・就労条件・在留許可の対象となる学びはフィンランド移民局(Migri)、学位課程の学費はStudy in Finland、ETIAS・EESはEUの公表内容、出国税と旅券手数料は日本政府の公表内容に基づいています。学費・生活費・為替レートは変動し、制度も改定されることがあるため、渡航前には必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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