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ワーホリで寿司職人として働くには?資格・時給・求人を徹底解説【2026年版】

更新日:2026.08.04

ワーホリで寿司職人として働くには?資格・時給・求人を徹底解説【2026年版】

飲食の仕事をしていると、一度は「日本食は海外で通用するらしい」という話を耳にします。

なかでも寿司は、ワーキングホリデーで海外に出た日本人が最も歓迎される仕事のひとつです。

ただ調べ始めると「未経験でも雇ってもらえるのか」「英語はどこまで必要なのか」「実際いくら稼げるのか」と、分からないことが次々に出てきます。

結論から言うと、ワーホリビザで寿司職人として働くことはできますし、資格も必要ありません

ただし、ネット上に並ぶ「海外の寿司職人は年収1,000万円」といった数字の多くはアメリカを前提にした話です。

そしてアメリカは、日本とワーキングホリデー協定を結んでいません。

ここを知らないまま計画を立てると、渡航してから「思っていた話と違う」となりかねません。

この記事では、実際にワーホリで行ける国に絞って、時給の相場、未経験から入る3つのルート、あまり語られない現場のリアル、そして働き出すまでの5ステップを順番に解説します。

先に結論だけ知りたい人へ

1寿司職人は資格なしで就けるうえ、ワーホリの職種のなかでも採用されやすい
2ただしアメリカはワーホリの対象外。高年収の情報はそのまま当てはまらない
3渡航前に用意したい費用は約60〜120万円。学費が不要なぶん他職種より軽い

この記事を書いた人

ワーホリカウンセラー まみ 25歳英語力ゼロからオーストラリアのブリスベン・メルボルンで2年間ワーホリした経験があります。今は同じ不安を抱える人の背中を押すべく、累計500名以上のワーホリ相談を受けています!

目次

  1. 1. ワーホリの寿司職人に資格は必要?
  2. 2. ワーホリの寿司職人におすすめの国4選
  3. 3. ワーホリの寿司職人の給料と時給の目安
  4. 4. 未経験からワーホリで寿司職人になる3ルート
  5. 5. ワーホリの寿司職人の現場のリアル
  6. 6. ワーホリで寿司職人の求人を探す5ステップ
  7. 7. まとめ|ワーホリの寿司職人の始め方

ワーホリの寿司職人に資格は必要?

まず気になるのは「そもそもワーホリビザで寿司職人の仕事に就けるのか」という点だと思います。

答えから見ていきましょう。

結論

資格も免許も不要。未経験からでも寿司の現場に入れます

ワーキングホリデービザは、滞在中の資金を補うための就労が認められた制度です。職種の制限はなく、飲食業で働くこと自体に問題はありません。美容師やトレーナーのように現地資格が必要な職種と違い、寿司職人は学費をかけずに始められるのが大きな特徴です。

ただし、押さえておきたい前提が3つ

1高収入の求人ほど日本での調理経験が条件になる
2オーストラリアは同じ職場で働けるのが原則6か月まで
3現場で握るのは日本の寿司とは別物のことが多い
!

申請できるのは30歳まで

日本国籍の場合、ここで挙げる4か国はいずれも申請時に18歳以上30歳以下であることがワーホリビザの条件です。31歳の誕生日を迎えると申請できなくなるため、迷っている期間そのものがリスクになります。

なれる仕事は3種類

ひとことで「寿司の仕事」と言っても、任される業務は経験によって変わります。

どの段階から入り、どこまで進めるのかを図で確認しましょう。

経験の段階と、できる仕事

未経験仕込み・レジ
洗い場から
経験1年前後Sushi Chefロールを巻き
盛り付けまで
経験3年以上Head Chefカウンターと
仕入れ管理

現地の求人票では、キッチン補助が「Kitchen Hand」、寿司を担当する職人が「Sushi Chef」と表記されます。未経験ならまずKitchen Handで入り、店の中でSushi Chefに上がっていくのが王道です。

この段階に対して、就ける仕事は次の3種類です。

未経験で就ける

キッチンハンド

野菜のカット、シャリの準備、洗い場、レジまで幅広く担当します。英語がほとんど不要で、渡航直後の1社目として選ばれる定番です。

経験があれば就ける

寿司シェフ

ロールを巻き、ネタを切り、盛り付けまでを担当します。時給が一段上がり、求人票でも経験者として扱われます。

経験3年以上

ヘッドシェフ・カウンター担当

仕入れやメニュー構成にも関わります。就労ビザのスポンサーがつきやすいのもこの層です。

日本での経験や資格は必要なのか

寿司職人になるために法的に必須の資格はありません。

日本のような「飯炊き3年、握り8年」の修業も、海外の現場では前提とされていないのが実情です。

ただし、経験があるかどうかで応募できる求人の幅は大きく変わります。

経験があると

寿司シェフとして応募できる
時給が最初から高い

未経験だと

キッチンハンドから入る
昇格まで数か月かかる

なお調理師免許は現地で必須ではありませんが、将来的に就労ビザを申請する際に「実務経験の証明」として役立ちます。日本で2年以上の実務経験がある方は、渡航前に取っておくと選択肢が広がります。

ここまでをひとことで

資格が要らないぶん、寿司職人はワーホリで最も参入しやすい専門職です。未経験ならキッチンハンドから、経験者なら最初から寿司シェフとして応募できます。

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2026年6月1日2026年7月9日

ワーホリの寿司職人におすすめの国4選

国選びに入る前に、ひとつだけ前提を共有させてください。

「海外 寿司職人 年収」で検索すると、年収600万円台や1,000万円超という数字が並びます。

その多くはアメリカの事例です。

ところが日本とアメリカの間にワーキングホリデー協定はありません

アメリカで働くにはJ-1などの別のビザが必要で、受入先の指定など手続きのハードルは一段上がります。

!

アメリカの数字をそのまま計算に使わない

寿司職人の高年収の情報は、アメリカで就労ビザを取り、数年の経験を積んだ人の話です。ワーホリ1年目の収入とは前提が違います。この記事では、実際にワーホリで行ける4か国だけを扱います。

それでは、ワーホリで行ける国の状況を比べていきましょう。

寿司職人を目指しやすい国ランキング

国名をタップすると、その国の詳しい紹介にジャンプします

4.8★★★★★★★★★★総合評価
最低時給A$26.44(約2,900円)
寿司の求人非常に多い最多
こんな人に稼ぎながら経験を積み、移住も見据えたい人
4.3★★★★★★★★★★総合評価
最低時給C$18.25(約2,000円)
寿司の求人多い
こんな人に移民制度を使って長く働きたい人
3.9★★★★★★★★★★総合評価
最低時給£12.71(約2,700円)
寿司の求人経験者向けは好条件
こんな人に経験があり、ビザの抽選に当たったら挑戦したい人
3.6★★★★★★★★★★総合評価
最低時給NZ$23.95(約2,200円)
寿司の求人中程度
こんな人に競争のゆるい環境で落ち着いて働きたい人

※総合評価は、求人の多さ・時給水準・ビザの取りやすさ・移住のしやすさをもとにした編集部の目安です。最低時給は2026年8月時点の各国の法定最低賃金で、1豪ドル約110円・1カナダドル約112円・1ポンド約211円・1NZドル約91円で換算しています。カナダの最低賃金は州ごとに異なり、上記はバンクーバーのあるBC州の金額です。

オーストラリア|求人が最も多く時給も最高水準

寿司職人を目指すなら第一候補になる国です。

シドニーやメルボルンにはテイクアウトのスシショップからファインダイニングまで幅広く存在し、ショッピングセンターのフードコートにも必ずと言っていいほど寿司の店が入っています。

さらに条件を満たせばセカンド・サードビザで最長3年滞在できるため、腰を据えて経験を積みたい人にも向いています。

オーストラリアの国旗

オーストラリアの条件まとめ

渡航前に用意する合計

約60〜100万円

学費が不要なぶん軽い

生活費(月)

16〜29万円

シェアハウス利用時の目安

時給:キッチンハンドでA$26〜28、寿司シェフでA$30〜38が目安
主な都市:シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、パース
カジュアル雇用なら最低賃金に25%が上乗せされ、時給A$33.05が下限になる
!同じ雇用主のもとで働けるのは原則6か月まで。腰を据えたい人ほど早めに次の店を考えておく

強み

・寿司店の数が圧倒的に多い

・最低時給が世界トップ水準

・最長3年まで滞在を延ばせる

注意したい点

・同一雇用主6か月ルールがある

・都市部の家賃が高い

カナダ|移民制度につなげやすい

バンクーバーやトロントは日本食レストランの激戦区で、寿司の求人自体は豊富です。

近年は都市部の失業率が上がっており採用ハードルも上がっていますが、調理職はカナダの移民制度で評価されやすい職種のひとつです。「1年で終わらせず、その先も見据えたい」という方には有力な選択肢になります。

カナダの国旗

カナダの条件まとめ

渡航前に用意する合計

約60〜100万円

ビザ・航空券・保険・初期資金

生活費(月)

15〜25万円

都市によって家賃差が大きい

時給:最低賃金は州ごとに異なり、BC州でC$18.25(約2,000円)
主な都市:バンクーバー、トロント、モントリオール、カルガリー
同一雇用主で働ける期間の制限がなく、1軒の店で1年働き続けられる
!都市部は求職者が多く競争が激しい。渡航時期と都市選びで難易度が変わる

強み

・調理職が移民制度で評価される

・同一雇用主の期間制限がない

・日本食レストランが多い

注意したい点

・都市部の競争が激化している

・時給はオーストラリアより低い

イギリス|経験者には高待遇だがビザが抽選

ロンドンを中心に和食レストランが増えており、経験者向けの求人では月給60万円台という好条件の募集が出ることもあります。

ただしこれは掲載求人のなかでも上限に近い事例で、海外の寿司求人の平均は月給47万円ほどです。

ただしワーホリにあたるビザが抽選方式のため、そもそも渡航できるかどうかが読みにくいという事情があります。

イギリスの国旗

イギリスの条件まとめ

渡航前に用意する合計

約70〜110万円

ビザ申請料が高め

生活費(月)

20〜35万円

ロンドンは家賃が特に高い

時給:21歳以上の最低賃金が£12.71(約2,700円)
主な都市:ロンドン、マンチェスター、バーミンガム、エディンバラ
経験者向けの求人は待遇が良く、まれに月給60万円台の募集も出る
!ワーホリにあたるビザが抽選制。当たる前提で計画を組まないこと

ニュージーランド|競争がゆるく落ち着いて働ける

求人数こそ他の3か国に劣りますが、そのぶん競争もゆるやかです。

都市の規模が小さく生活費を抑えやすいため、貯金を減らさずに経験を積みたい人には合っています。

ニュージーランドの国旗

ニュージーランドの条件まとめ

渡航前に用意する合計

約55〜90万円

4か国で最も軽い

生活費(月)

13〜22万円

大都市がなく家賃を抑えやすい

時給:最低賃金がNZ$23.95(約2,200円)
主な都市:オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、クイーンズタウン
季節労働に3か月以上従事するとビザを3か月延長でき、最長15か月まで滞在できる
同一雇用主のもとで働ける期間に制限がなく、1軒の店で働き続けられる
!求人の絶対数が少ないため、都市を移動する前提で動くと選択肢が広がる

ここまでをひとことで

迷ったらオーストラリアです。寿司店の数と時給の高さで頭ひとつ抜けています。移住まで見据えるならカナダ、競争のゆるさを取るならニュージーランドが候補になります。アメリカはワーホリでは行けない点だけ、あらためて押さえておいてください。

ワーホリの寿司職人の給料と時給の目安

ここからは、いちばん気になる収入の話です。

年収ではなく、ワーホリで実際に手にする時給ベースで見ていきましょう。

キッチンハンドと寿司シェフの時給の差

同じ寿司店で働いても、ポジションによって時給は大きく変わります。

オーストラリアを例に比較してみましょう。

キッチンハンド

時給の目安

A$26〜28

日本円換算

約2,900〜3,100円

週38時間の月収

約45万円

寿司シェフ

時給の目安

A$30〜38

日本円換算

約3,300〜4,200円

週38時間の月収

約50〜64万円

※税引き前の金額です。カジュアル雇用の場合は最低賃金に25%が上乗せされ、時給A$33.05が下限になります。有給休暇がつかない代わりに時給が高くなる仕組みです。寿司シェフの時給は現地の求人サイトの掲載レンジをもとにした目安で、店舗の規模・立地・経験年数によって変わります。

1年でいくら残るのか

収入が高くても、現地の家賃や食費も日本より高くなります。

額面だけで判断すると計画が狂うため、生活費を引いた残りで考えましょう。

項目
月額の目安
手取り収入
約35〜45万円
家賃(シェアハウス)
約10〜18万円
食費
約4〜8万円
交通・通信
約1.5〜3万円
月に残る額
約8〜20万円

フルタイムで1年働いた場合の貯金の目安

約100〜200万円

語学学校に通う場合や旅行の頻度によって大きく変わります。週にどれだけシフトを確保できるかが最大の変動要因です。

※都市・滞在方法・為替・シフト数により変動します。シドニーやメルボルンなどの大都市は家賃が高くなる傾向があります。

年収1,000万円という数字をそのまま信じてはいけない理由

寿司職人の高収入エピソードは事実ですが、それは数年以上の経験を積み、就労ビザで高級店の責任者クラスになった人の数字です。

ワーホリ1年目からその水準に届くわけではありません。

ただし、資格取得の学費がかからないぶん、他の専門職ルートより投資回収は圧倒的に早いのがこの職種の強みです。

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2026年6月2日2026年6月24日

未経験からワーホリで寿司職人になる3ルート

「日本で寿司の経験がないけれど大丈夫でしょうか」というご相談はとても多いです。

結論としては可能ですが、選ぶルートによって難易度も費用も変わります。3つの道を比べてみましょう。

– 30秒診断 –

ワーホリ×寿司職人 ルート診断

2つの質問に答えるだけ。
あなたに合う進め方と費用の目安が分かります

Q1 / 2

日本での飲食・調理の経験はありますか?

寿司・和食の経験がある 調理場に立った経験がある

Q2 / 2

ワーホリのゴールはどちらに近いですか?

海外移住も視野に入れたい 就労ビザや永住権に興味がある

診断結果

あなたに合うのは

オーストラリア
ローカル店ルート

渡航前の目安は約80〜120万円。スポンサーを見つけて就労ビザにつなげます

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1年でしっかり稼ぎたい 貯金を作って帰国したい

診断結果

あなたに合うのは

オーストラリア
日系店スタートルート

渡航前の目安は約60〜100万円。渡航後すぐに働き始めて回収を狙います

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飲食の経験はほぼない これから身につけたい

Q2 / 2

渡航までにどのくらい時間を取れますか?

半年以上は準備できる 今の仕事を続けながら動ける

診断結果

あなたに合うのは

日本で経験を積んでから
渡航するルート

渡航前の目安は約60〜100万円。半年の経験があるだけで応募できる求人が増えます

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できるだけ早く渡航したい 年齢制限が近い

診断結果

あなたに合うのは

現地でキッチンハンドから
始めるルート

渡航前の目安は約60〜100万円。働きながら店の中で昇格を狙います

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※金額は目安です。都市・時期・為替により変動します。

ルート
進め方
追加の費用
日本で経験を積む
寿司店や和食店で半年〜2年働いてから渡航する
0円
養成学校に通う
2〜6か月の短期コースで基礎技術を身につける
数十万円〜
現地で昇格する
キッチンハンドで入り、店の中で寿司を任される
0円
1

日本で寿司店・和食店に勤めてから渡航する

時間はかかりますが、費用ゼロで実務経験を積める最も堅実な方法です。半年の経験があるだけで「寿司調理経験者歓迎」と書かれた好条件の求人に応募できるようになります。

2

寿司職人の養成学校に短期で通う

短期間で基礎技術を体系的に学べるのが利点です。ただし学費がかかるうえ、学校の就職サポートは提携先が中心になるため、渡航先を自分で選びたい方は事前に確認しておきましょう。

3

現地でキッチンハンドから始めて昇格する

最短で渡航できるルートです。まず仕込みや洗い場から入り、店の信頼を得ながら握りを任されるようになるパターン。ワーホリ経由で寿司職人になった人の多くがこの道を通っています

あると有利な資格

必須ではありませんが、持っていると選択肢が広がる資格が2つあります。

調理師免許

実務経験2年以上で受験できます。現地で必須ではありませんが、就労ビザ申請時に経験の証明として使えるため、移住まで考えるなら取っておく価値があります。

食品衛生に関する現地の講習

オーストラリアのFood Safety Supervisorなど、店側から取得を求められることがあります。数千円から受けられるので、就職が決まってからで十分間に合います。

ワーホリの寿司職人の現場のリアル

ここは、あまり語られない部分です。

良い面だけを見て渡航すると必ずギャップに苦しむので、先に現実をお伝えします。

海外の寿司はロールが主流

「海外で寿司を握る」というイメージと、実際の現場にはかなりの距離があります。

渡航前のイメージ

カウンターで一貫ずつ握る

日本と同じネタを扱う

最初から職人として働ける

技術が評価されて昇給する

実際の現場

ロールを大量に巻く作業が中心

アボカドやクリームチーズも使う

最初は仕込みとレジと洗い場

シャリは寿司マシンが成形する店も

これは決してネガティブな話ではありません。むしろ未経験でも入り込める余地があるということです。

ただ「日本の寿司の腕を磨きたい」という目的なら、期待とズレる可能性が高いことは押さえておきましょう。

ビザのルールと労働環境の注意点

もうひとつ、ビザと労働環境のルールも確認しておきましょう。知らずに渡航すると、せっかくの職場を離れざるを得なくなることがあります。

!

オーストラリアの同一雇用主6か月ルール

同じ職場で働けるのは原則6か月までと定められています。一部の業種や地域では例外が認められる場合もありますが、飲食は原則どおりの運用と考えておきましょう。6か月後に別の店へ移る前提でキャリアを組み立てるのが現実的です。

!

最低賃金を下回る現金払い

日系の小規模店では、現金手渡しで最低賃金を下回る条件を提示されることがあります。時給・シフト・支払い方法は働き始める前に確認し、メッセージなど記録に残る形でやりとりしておきましょう。

!

日系店だけで1年を終えない

日本語が通じる職場は居心地が良いぶん、英語がほとんど伸びないまま帰国することになりがちです。慣れてきたらローカル店への転職も視野に入れましょう。

カウンセラー
まみ

6か月ルールは悪いことばかりではありません。私の周りでも、1軒目で基礎を覚えて、2軒目でもっと条件のいい店に移った人がたくさんいます。最初から「半年で次に行く」と決めておくと、逆に動きやすくなりますよ。
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ワーホリで寿司職人の求人を探す5ステップ

ここまでの話を、実際の順番に並べ直します。

渡航の準備から現地で働き出すまで、やることは5つです。まず全体の流れをつかんでから、ひとつずつ見ていきましょう。

渡航までの全体スケジュール

1渡航6〜12か月前日本で経験と資金を作る
2渡航3か月前英文レジュメを完成させる
3渡航後 1〜2週目生活基盤を整えて応募を始める
4渡航後 2〜6週目トライアルを経て採用される
5渡航後 6か月〜次の店やビザの先を考える

STEP1|日本で経験と資金を作る(渡航6〜12か月前)

日本にいるうちに片づけておくことがあります。

特に飲食の実務経験です。

半年でも寿司店や和食店で働いておくと、応募できる求人の幅がまったく違ってきます。

この段階のゴール

渡航資金を確保し、レジュメに書ける経験がある

よくあるつまずき

経験ゼロのまま渡航し、応募先が限られてしまう

やることリスト

実務経験を積む:寿司店・和食店で半年以上働く
資金の確保:渡航前費用として60〜100万円を用意する
調理師免許の検討:実務経験2年以上あるなら受験しておく
作った料理の写真:盛り付けやロールの写真を撮り溜めておく

STEP2|英文レジュメを完成させる(渡航3か月前)

現地での仕事探しは、レジュメの出来で結果が変わります。

日本式の履歴書感覚のまま応募しても、中身を見てもらう前に弾かれます。

寿司職人の場合、「何を、どのくらいの期間、どのくらいの量」作ってきたかを数字で書くのが効きます。

この段階のゴール

A4で1〜2枚の英文レジュメが完成し、印刷できる状態

よくあるつまずき

現地に着いてから作り始め、最初の2週間を無駄にする

STEP3|生活基盤を整えて応募を始める(渡航後1〜2週目)

渡航したら、住む場所・銀行口座・納税者番号を整えます。

これらは就労に必須なので、到着後すぐに手続きを進めましょう。

並行して求人探しを始めます。寿司の求人は一般的な飲食求人とは探す場所が違うので、次の4つを併用してください。

和食・寿司に特化した海外求人サイト

寿司職人・和食料理人専門の海外求人サービスには、「ワーホリビザ可」「英語力不問」と明記された募集が並びます。渡航前から応募できるのが強みです。

現地の日本人向けクラシファイド

オーストラリアの日豪プレス、カナダのe-Mapleなどに日系飲食店の求人が日々投稿されます。良い条件の募集はすぐ埋まるため、毎日見る習慣をつけましょう。

大手の求人サイト

SeekやIndeedで「Sushi Chef」「Kitchen Hand」と検索します。ローカル経営の店を狙うならこちらが中心です。

レジュメを持っての飛び込み

飲食業界では今でも有効です。ランチとディナーの間の時間帯を狙い、店長に直接手渡しましょう。

STEP4|トライアルを経て採用される(渡航後2〜6週目)

飲食店では面接後に数時間の試用勤務を課されるのが一般的です。

ここで見られているのは、技術そのものより手際と衛生意識です。

なお、必要な英語力は働くポジションによって変わります。自分に合う求人を選ぶ目安にしてください。

キッチン内・仕込み担当

指示が聞き取れれば働ける

初級でOK

テイクアウト店のカウンター

注文とアレルギー確認ができるレベル

中級

寿司カウンターで接客する店

ネタの説明や雑談ができるレベル

中上級

STEP5|就労ビザ・永住権につなげる(渡航後6か月〜)

「1年で終わるならもったいない」と感じた方もいるはずです。実は寿司職人は、その先につなげやすい職種でもあります。

就労ビザは、現地で人材が不足している職種ほど発給されやすくなります。

和食の技術者は現地の人材では代替できないため、雇用主がスポンサーになる動機が生まれやすいのです。

1

ワーホリで実務経験を積む

この期間に信頼を積み上げられるかどうかが、その後を左右します。

2

スポンサーになってくれる雇用主を見つける

ビザサポートには雇用主側にも費用と手間がかかります。「この人を手放したくない」と思われる働きぶりが条件です。

3

就労ビザに切り替えて数年働く

この段階では英語スコアの提出を求められるのが一般的です。ワーホリ中に英語力を伸ばしておくと、ここでつまずきません。

4

永住権を申請する

職歴・年収・英語力・年齢などの条件を満たすと申請が可能になります。ワーホリでの1年間が、この長い道のりの入口になります。

まとめ|ワーホリの寿司職人の始め方

ここまで、働けるかどうかの前提・国ごとの違い・給料・現場のリアル・働き出すまでの流れを見てきました。

最後に、この記事の要点と、次に何から手をつければいいかを整理します。

迷ったらこの順番で決める

やることが多く見えますが、決める順番は決まっています。上から順に答えを出していけば、自分のプランが自然に固まります。

1

日本で経験を積んでから行くか

半年でも経験があれば、応募できる求人と時給が変わります。年齢制限が近い人はそのまま渡航する判断もありです。

2

どの国に行くか

求人と時給ならオーストラリア、移住まで見据えるならカナダ。アメリカはワーホリでは行けません。

3

1年で終えるか、その先も見るか

就労ビザまで狙うなら、最初からスポンサーになってくれそうな店を選ぶ必要があります。

4

いつ出発するか

準備には半年から1年みておくと安心です。迷っている間にも年齢制限は近づいてきます。

この記事の要点

最後に、押さえておきたいポイントをまとめます。

この記事のまとめ

寿司職人は資格不要で、ワーホリの職種のなかでも参入しやすい
アメリカはワーホリの対象外。高年収の情報はそのまま当てはまらない
オーストラリアの時給は寿司シェフでA$30〜38。月収50万円台も現実的
現場はロールが主流で、最初は仕込みや洗い場から始まることも多い
オーストラリアは同じ職場で働けるのが原則6か月まで
渡航前に用意したい費用の目安は約60〜120万円。学費がかからないぶん軽い

寿司職人は、ワーホリの数ある職種のなかでも「日本人であること」がそのまま価値になる稀有な仕事です。学費をかけずに始められて、時給も高く、その先の就労ビザや永住権にもつながっていきます。

まずは日本で経験を積んでから行くかどうかから決めてみてください。ここが決まれば、国も費用も渡航時期も自然に見えてきます。

どの国のどんな店を狙うか、一緒に組み立てませんか?

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