オーストラリアの主要な都市であるシドニーは、都会と自然が融合した魅力たっぷりの街。教育の水準も高く、留学生が多く集まります。
そこで今回は、シドニーの魅力や楽しみ方、人気の仕事を解説していきます。シドニーへのワーキングホリデーを考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもシドニーとはどういう都市?
日本人留学生の間でも人気が高いシドニーは、ニューサウスウェールズ州にあるオーストラリア最大の人口を持つ都市です。大都市でありながら美しいビーチが見られる点が特徴で、世界的に有名なオペラハウスもあります。
また語学学校や働き先が多いことも留学生としては嬉しいポイントです。海外に行くと生活に関して不安に感じることも多いですが、セントラル駅という駅周辺は商業施設が充実しているため生活に困ることはありません。
気候は1年を通して安定しております。しかし、冬はかなり冷え込むので防寒着を持って行くとよいでしょう。体感としては東京の冬と同じくらい冷え込みます。
シドニーの特徴
日本とシドニーの時差は、1時間(サマータイム時は2時間)です。日本よりも1時間はやく進んでいます。飛行機で行くと10時間弱かかりますが、実はほとんど時差がないことが特徴です。
物価に関しては、オーストラリアの中では高い傾向にあります。中でも家賃や外食費、食品が高いため、生活費の負担は他の都市に比べて大きいです。節約するコツは、郊外に住んだりルームシェアをしたりと家賃を抑えること、また外食ではなく自炊を中心にすることです。
しかし物価が高いというデメリットもある一方で、求人が多いため仕事が見つけやすく、平均時給が高いというメリットもあります。ワーキングホリデーをする場合は仕事探しも重要になってきますが、シドニーは他の都市と比較すると仕事が見つかりやすいでしょう。
シドニーで体験できること
質の高い英語学習環境
オーストラリアの中でも、シドニーは教育機関が充実した教育都市。名門のシドニー大学やニューサウスウェールズ大学があるシドニーには、世界中から多くの留学生が集まります。
語学学校の数も多く、非常に教育の水準が高いのが特徴。一般の英語コースからビジネス英語を学べる学校、試験対策を実施している学校など、自分のニーズに合わせてさまざまな学校から選べます。ワーキングホリデーで語学学校に通いたいという方にもおすすめの場所です。
自然に触れる
大都市ですが、自然に触れる機会が多いのもシドニーのよさです。大きな公園が多く、世界遺産オペラハウスの近くには「ロイヤルボタニックガーデン」というボタニックガーデンがあります。ここでは植物や野生の鳥などが見られ、観光スポットとしても有名ですが地元民の憩いの場としても人気です。
他にもセントラル駅の徒歩圏内には、並木道や芝生エリアが広がる公園「ハイド・パーク」があります。まさに都会と自然が融合したシドニーでは、自然に触れる日々が過ごせます。
観光スポットを訪れる
長期移住だけでなく、観光先としても選ばれるシドニー。代表的なシドニーの観光スポットをご紹介します。
- オペラハウス:世界遺産に登録されているシドニーのシンボル
- ハーバーブリッジ:ポ-ト・ジャクソン湾の南北を繋ぐアーチ形の橋
- ボンダイビーチ:世界有数のビーチの1つ
- タロンガ動物園:美しい景色と動物が一度に見られる動物園
シドニーに滞在する際は、ぜひ上記の有名観光スポットに足を運んでみてください。
シドニーの魅力や見どころ
次は、シドニーの魅力や見どころを3つご紹介していきます。
- 都会と自然が融合した雰囲気を楽しめる
- 日本食レストランや日本の食品が見つけやすい
- アクセスがしやすい
都会と自然が融合した雰囲気を楽しめる
シドニーの1つ目の魅力は、都会と自然が融合した雰囲気を楽しめる点です。オーストラリアで一番の大都市でありながら、ビーチや動物園、自然に触れられるのはシドニー特有ともいえる魅力です。
人が多い都会で疲れてしまったときは、近くの公園やビーチ沿いを歩くとよいでしょう。商業施設も多く、必要なものはすぐに手に入る便利さはありつつも、心を安らげる憩いの場も身近にある点がシドニーの魅力です。
またオーストラリアの主要都市の一つであるメルボルンは、シドニーとは少し変わってヨーロッパの雰囲気を楽しめます。他の都市の魅力について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
オーストラリアのワーホリおすすめ都市7選!選び方のポイントもご紹介
日本食レストランや日本の食品が見つけやすい
2つ目の魅力は、日本食レストランや日本の食品が見つけやすい点です。オーストラリアの中でも特にシドニーは移民が多い都市で、世界中からの移民が増えてきています。そのためアジア系のレストランやスーパーも多く、日本食を手に入れやすいのが特徴です。
長期の間海外で滞在するとなると、食の面で心配やストレスになってしまうこともあり、手軽に日本の食品を購入できるのは大きなポイントですよね。しかし割高であるため、頻繁に日本食レストランで食事をしたり日本の食品を購入したりすると生活費の負担が増えます。
アクセスがしやすい
シドニーの3つ目の魅力は、アクセスのしやすさです。シドニーへは羽田空港と関西国際空港から乗り継ぎなしで行けます。
- 羽田空港:ANA、日本航空、カンタス航空
- 関西国際空港:ジェットスター航空
ワーキングホリデーでシドニーに行く際の準備
続いて、ワーキングホリデーでシドニーに行く際の準備をご紹介します。
- ワーホリの目的を明確にする
- 英語の勉強をする
- ビザ申請に必要な書類を準備する
- ビザを申請する
- 持ち物の準備をする
1. ワーホリの目的を明確にする
ワーキングホリデーの目的を明確にしましょう。シドニーに行って何をするのか。どのようなことをしたいのか。明確な目的や目標を持って出発することが、将来につながる、有意義なワーホリ生活を送るための最初の一歩になります。シドニーに行くことが目的にならないように、ワーホリをした先の未来から逆算して計画を立てるようにしましょう。
2. 英語の勉強をする
目的を明確にした後は、英語の勉強をすることをおすすめします。現在の語学力やワーホリの目的、滞在中に語学学校へ通うかによってどれくらいの語学力が必要かは異なりますが、日常会話レベル程度の英語力は身につけておくとよいでしょう。
また現地で仕事をしようと考えている方は、中級以上の英語力が必須です。最近はオーストラリアでワーホリをする日本人が増加していますが、よい条件の仕事に就くにはある程度の英語力が必要です。出発まで語学力を上げるために勉強しておきましょう。
3. ビザ申請に必要な書類を準備する
ビザの申請にはパスポートが必須であるため、あらかじめパスポートを取得しておきましょう。また既に持っている方も、有効期限が帰国後まで十分に残っているか確認しておきましょう。
さらに銀行の残高証明書(生活費5,000オーストラリアドル(約54万円。2024年7月1日時点)+帰国時の航空券の費用以上の残高が記載されたもの)も、ビザ申請に必要な書類です。申請はオンラインで可能ですが、ビザ申請費用の650オーストラリアドルはクレジットカードでの決済ため、用意しておきましょう。
4. ビザを申請する
必要な書類とパスポートの準備が済んだら、次はビザの申請です。オーストラリアのワーキングホリデービザはオンラインで申請できるため、大使館や領事館まで足を運ぶ必要がありません。「Immi Account」に登録し、必要事項を記入し、申請料を支払えば申請できます。
このときにパスポート、クレジットカード、残高証明書の3点が必要であるため、あらかじめ準備しておきましょう。詳しい申請方法で解説していますので、あわせてご覧ください。
参照:Immi Account
【2024】オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件、方法、費用など解説
5. 持ち物の準備をする
ワーキングホリデーでシドニーに滞在中に必要なものを準備しましょう。パスポートや現金、クレジットカードなどの貴重品はもちろん、衣服や日用品、電子機器、薬など、準備すべきものは意外とたくさんあります。
またオーストラリアの夏は紫外線が強いため、日焼け止めや帽子、サングラスも必須です。とはいえ、現地でも調達できるため、すべてを持参する必要はありません。肌トラブルや自分に合ったサイズが見つかるか心配なアイテムに限って持参するなど、工夫するとよいでしょう。
ワーホリの必需品をおさらい!持ち物リストや便利品、女性におすすめの物も紹介
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シドニーでのワーキングホリデーでできる仕事
シドニーでできる主な仕事は、接客業です。中でも日本食レストランでの求人が多く見られます。職場や職種によっては日本語が中心になるため、英語を身につけたい方は慎重に検討しましょう。
- 日本食レストラン
- ホテルのスタッフ
- 美容師
- オーペア
- 日本語教師のアシスタント
- マッサージセラピスト
- 現地企業のオフィスワーク
美容師や日本語教師、マッサージセラピストは日本での経験が即戦力となり働くことが可能ですが、やはり英語のレベルによっては職種が限られてしまいます。そして求められる英語のレベルが高い職種であるほど時給も高い傾向にあるので、渡航前に英語の学習をして少しでも英語力を上げておくことをおすすめします。
「JAMES.TV」や「日豪プレス」といった求人サイトを活用すると、日本人向けの仕事を探すことができます。現地の求人サイト「SEEK」にも多様な求人が掲載されているので、仕事を探す際にはぜひご活用ください。
シドニーでのワーキングホリデーの楽しみ方は?
- 現地の人と関わる
- イベントに参加する
- 観光スポットを巡る
- 日本人のコミュニティに参加する
- オージーイングリッシュを学ぶ
現地の人と関わる
1つ目の楽しみ方は、現地の人と関わることです。語学学校や職場、レストラン、カフェなど、人と出会える場はたくさんあります。英語で話しかけるのは勇気がいることですが、オーストラリアの人はおおらかで親切です。また、シドニーは移民が多いため、日本人だからといって気負う必要はありません。積極的に英語で話しかけてみましょう。
イベントに参加する
2つ目の楽しみ方は、イベントに参加することです。シドニーは観光スポットであるため大きいイベントがよく開催されています。特に毎年5月下旬から6月にかけて開催される「ビビッド・シドニー」は世界最大級の光のフェスティバル。光と音のショーが見られます。オペラハウスがライトアップされたりプロジェクションマッピングが見られたりと、シドニーのあちこちがキラキラと輝きます。無料なのでぜひ訪れてみてください。
観光スポットを巡る
3つ目の楽しみ方は、観光スポットを巡ること。シドニーには数多くの観光スポットがあります。
- オペラハウス:世界遺産に登録されているシドニーのシンボル
- ハーバーブリッジ:ポ-ト・ジャクソン湾の南北を繋ぐアーチ形の橋
- ボンダイビーチ:世界有数のビーチの1つ
- タロンガ動物園:美しい景色と動物が一度に見られる動物園
特にタロンガ動物園では、オーストラリアを象徴するコアラが見られます。学校や仕事が休みのときに5,000匹を超える動物に会いに行ってみてください。
日本人のコミュニティに参加する
知り合いがいない海外で過ごすことは、やはり簡単ではありません。英語がほぼ話せない状態で行く方や、海外での生活経験のない方は、言葉が通じる日本人のコミュニティに参加することもおすすめです。
常に日本人だけで集まることになってしまうと本末転倒ですが、心の拠り所としてうまく活用するとよいでしょう。情報交換ができたり、生活やビザ、仕事に関するアドバイスを得られることもあります。「JAMES.TV」や「日豪プレス」といった求人サイトを活用すると、日本人向けの仕事を探すことができます。現地の求人サイト「SEEK」にも多様な求人が掲載されているので、仕事を探す際にはぜひご活用ください。
オージーイングリッシュを学ぶ
「today」を「トゥダイ」「How are you」を「ハワヤ」と発音するなど、これまでの学校教育では習わなかった英語を知ることができます。シドニーは多くの移民が集まる都市であるためオージーイングリッシュの訛りはそれほど強い地域ではありませんが、オージーイングリッシュを学べば現地の人との距離が縮まり、さらに滞在を楽しむことができるでしょう。
シドニーでのワーキングホリデーにかかる費用
下記に1年間シドニーでワーキングホリデーにかかる費用の一例を記載します。この場合、費用は、330万円程度となります。この金額は、最初の4ヵ月は語学学校に通い、その後仕事をしながら生活するケースで想定しています。
- ビザ申請費用:約7万円
- 航空券(往復):約10万円
- 語学学校(4ヵ月間):約45万円
- 生活費(1年間):約240万
- 海外保険料(1年間):約25万円
ただし、語学学校に通うかどうか、いつ頃から仕事を始めるかによっても個人差が出てきます。自分のワーホリプランをしっかりと立てながら予算を見ていきましょう。
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また、オーストラリア人の英語講師も在籍しています。渡航前から現地の生の情報をネイティブから得られるだけでなく、英語レッスンの受講も可能。完全オーダーメイドのプランで、あなたの「やりたい!」を実現します。まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
今回はシドニーの魅力やワーホリでの楽しみ方などを詳しく解説しました。オーストラリアの主要都市でありながら自然も楽しめる魅力たっぷりのシドニー。多民族な都市で住みやすく、留学生からの人気が高いです。これからシドニーでワーホリをしようと考えている方は、まずはお気軽にご相談ください。