中国留学は、日本から2〜4時間で行けて、学費も生活費も英語圏よりぐっと抑えられるのが魅力です。
一方で「ビザの種類が複雑」「費用の相場が読めない」とつまずく人も少なくありません。
この記事では、中国留学の費用・ビザ・エージェントの選び方までをまとめて整理しました。
まずは、当てはまるものがあるか見てみてください。
こんな悩み、ありませんか?
この記事を書いた人
目次
中国留学とは?基本情報と3つの魅力

中国留学とは、中国本土の大学や語学機関で中国語や専門分野を学ぶ留学のことです。
距離の近さと費用の安さから、社会人の休職留学や大学生の交換留学でも選ばれています。
中国留学の魅力は、大きく3つに整理できます。順に見ていきます。
①中国留学は「英語以外の武器」を1本増やせる
中国語は母語話者が世界最多で、ビジネスの現場でも需要が伸びています。
英語だけで勝負すると、就職でも進学でも同じ土俵の人と比べられます。
ここに中国語が1本加わると、比べられる相手そのものが変わります。
英語だけで勝負するより、英語以外の武器を1本持てるほうが、帰国後に選べる仕事の幅は広がります。
②中国留学は費用が英語圏より年100万円以上軽い
中国留学がまず選ばれる理由は、学費・生活費・渡航費のすべてが英語圏より軽いことです。
1年の総額を同じ物差しで並べると、差の大きさがはっきりします。
金額は中国教育部の公表値をもとにした目安で、学校・都市・為替によって動きます。
③中国留学は都市を選ぶだけで生活費が変わる
中国は地域による物価差が大きく、住む都市で留学の性格そのものが変わります。
国際都市の上海、政治と歴史の北京、落ち着いた天津や西安。生活費の目安を並べると差が見えます。
同じ中国でも、上海と西安では生活費も留学の雰囲気もまるで違います。
中国留学で渡航前に押さえる2つの注意点
一方で、渡航前に知っておきたい注意点もあります。
どちらも準備で対処できますが、対処の重さが違います。
留学ビザでの自由な就労は認められていません。
学校と出入国管理当局の許可を得た範囲に限られるため、生活費はアルバイトを当てにせず渡航前に用意してください。
ネット環境も日本と同じではなく、日常的に使うサービスの一部は接続しづらいため、家族との連絡手段と決済アプリは渡航前に決めておきます。
留学カウンセラー
りょう
2026年7月13日更新 2026年8月4日
中国留学の種類|語学・大学・大学院・高校・短期

中国留学は大きく5タイプに分かれます。
どれを選ぶかで、必要な中国語レベルも取るビザも学費も変わります。
まず全体像を1枚で確かめてから、自分に当てはまるタイプを読んでください。
※X1は180日を超える留学、X2は180日以内の留学で使うビザです。語学留学は1学期のみならX2、2学期以上ならX1になります。
①語学留学(進修生)|中国語ゼロから半年〜1年
大学附属の語学コースで中国語だけを集中的に学ぶ、最も一般的なスタイルです。
正規の学部生ではなく「進修生」という枠で在籍し、学期単位で申し込みます。
入学時のクラス分けテストでレベル別に振り分けられるため、中国語ゼロでも問題ありません。
同じ大学の学部へそのまま進む人も多く、進学の前段としても使えるのが強みです。
②短期留学・サマープログラム|休学せずに試せる2週間〜3か月
夏休みや春休みを使って2週間〜3か月だけ通う短期集中型です。
大学の休みに合わせて開講されるため、休学せずに参加できます。
語学の授業に文化体験や小旅行が組み込まれているプログラムも少なくありません。
1か月未満でもビザは必要になるため、「短いからビザなしで行ける」と考えないでください。
③大学留学(本科)|学費を抑えて4年で学位を取る
4年制の学部に正規生として在籍し、学士号を取るルートです。
授業は基本的に中国語で進むため、出願時点でHSK4〜5級以上を求められます。
出願は春・秋の年2回が中心で、入学の半年前には書類がそろっている必要があります。
中国語がまだ足りない場合は、語学コースで1年学んでから同じ大学の学部へ進む二段構えが現実的です。
2026年7月30日更新 2026年8月5日
④大学院留学(研究生・修士)|奨学金の枠が最も広い
修士・博士課程に進むルートで、5タイプのなかで最も奨学金の選択肢が広い層です。
英語で受講できるプログラムもあり、中国語が万全でなくても出願できる専攻があります。
指導教員の受け入れ内諾が要る専攻も多いため、出願前の連絡から逆算して動きます。
募集は渡航の半年〜1年前が中心なので、応募時期から逆算した準備が要ります。
2026年8月28日更新 2026年8月28日
⑤高校留学|受け入れ校が限られ費用も重い
国際部を持つ高校へ進学するルートです。
そもそも留学生を受け入れている高校が限られ、選択肢は他のタイプより大幅に狭くなります。
未成年の滞在になるため、現地の後見人の指定など条件が細かく決められています。
受け入れ条件は学校ごとに大きく違うため、候補校の募集要項を1校ずつ確認してください。
※HSKの基準は大学・専攻・入学時期によって異なります。学費は中国教育部「Study in China」公表値を1元=23.7円で換算した目安です。出願前に必ず各校の募集要項で確認してください。
中国留学の費用|期間別・内訳・都市別の目安

まず結論から。中国留学にかかるお金の全体像は次の3つの数字です。
1か月
25〜40万円
短期プログラム
1年
150〜220万円
語学・本科の主流
別途かかる
22〜50万円
保険・ビザ等の隠れコスト
ここからは期間・内訳・都市の3方向で分解します。
期間別|総額の目安
渡航費・学費・滞在費・生活費をすべて含んだ総額です。
※都市・学校・滞在方法・為替により変動します。上振れするのは上海・北京に1人部屋で滞在するケースです。1元=23〜24円(2026年8月時点)で換算しています。
2026年8月27日更新 2026年8月27日
内訳|1か月あたり何にいくらかかるか
総額のうち、いちばん振れ幅が大きいのは学費と滞在費です。
渡航費(往復)
3〜8万円
LCC・乗継便ならさらに安く
学費(1か月)
3〜8万円
大学の語学コースが最安
滞在費(1か月)
3〜9万円
寮の2人部屋なら大幅減
生活費(1か月)
3〜7万円
都市で最も差が出る費目
日々の支出は日本よりはっきり軽く済みます。
250〜500円
学食・ローカル食堂
1食(10〜20元)
70〜100円
地下鉄1回
(3〜4元)
約330円
タクシー初乗り
上海(14元)
ただし上海の日本食レストランなどは日本と同水準です。日本人向けの店で食べ続けると生活費は倍近くになります。
目的別|学費だけを比べる
学位を取るコースのほうが、語学スクールより1年あたりの学費が安く収まることもあります。金額は中国教育部の公表値をもとにした目安です。
※本科の授業料は中国教育部「Study in China」公表値(文系14,000〜26,000元/理・工・農15,400〜33,800元/医・体育・芸術21,000〜56,000元)を1元=23.7円で換算した目安です。民間の語学スクールは1コマ単位の設定が多く、通う頻度で総額が変わります。
都市別|どこに住むかで年50万円以上変わる
中国は地域による物価差が大きく、都市選びが最大の節約ポイントになります。
主要6都市 費用比較表
1年の総額と、月あたりの生活費(寮費・学費は別)
※「暮らしやすさ」は日本人留学生の受け入れ実績・交通の便・気候をもとにした編集部の総合評価です。生活費は学費・寮費を除いた月額の目安。金額は学校・滞在方法・為替により変動します。
見落としやすい追加費用
学費と滞在費だけで計算すると、あとから22〜50万円ほど足りなくなります。
※金額はいずれも1元=23.7円で換算した目安です。
中国留学の費用を抑える5つの方法
削れる金額の大きい順に並べました。まず全体像を見てください。
1|都市を変える(効果は最大)
同じ1年でも、住む都市で総額が大きく動きます。
留学カウンセラー
りょう
2026年7月24日更新 2026年8月5日
2|民間スクールでなく大学附属コースを選ぶ
同じ「語学留学」でも、料金の決まり方がまったく違います。
大学附属コース
学費:年35〜60万円
料金:学期単位の定額制
滞在:学生寮が使える
民間の語学スクール
学費:1コマ150元前後〜
料金:コマ単位で青天井になりやすい
滞在:住まいは自分で手配
大学附属なら学費と寮費が同時に決まるため、総額が渡航前に読めます。留学ビザもこちらのほうが取りやすいです。
3|寮は2人部屋を選ぶ
滞在費は部屋タイプで倍近く変わります。
4|春節を避けて渡航する
航空券は渡航月で数万円変わります。避けるべき時期は決まっています。
5|奨学金に応募する
大学・大学院なら学費が全額または一部免除される制度があります。語学留学のみでは対象外になることが多く、募集は渡航の半年〜1年前が中心です。
※支給額・対象条件は年度ごとに変わります。応募前に必ず各制度の募集要項をご確認ください。
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中国留学に必要なビザと申請の流れ
中国留学のビザは滞在期間で決まります。
180日が境目と覚えてください。
ここを間違える人が多い
日本国籍者向けの30日間ビザ免除措置(2026年12月31日まで)は、観光・商用・親族訪問・トランジットが対象で、留学は対象外です。1か月未満の短期プログラムでも、学校からX2ビザの取得を求められるのが通常と考えてください。
X1ビザで行く人が最もつまずくところ
X1はあくまで入国のためのビザで、入国後30日以内に「居留許可」へ切り替える必要があります。切り替えを忘れると有効なビザを持っていてもオーバーステイ扱いになります。手続きは大学の留学生事務室が代行してくれることが多く、申請費用は800元前後(約2万円)が目安です。
申請は次の5ステップで進みます。渡航予定日の3か月前から申請でき、1か月前には着手しておくと安心です。
オンライン申請書の記入
中国のオンライン申請システムで申請書を作成し、印刷します。
ビザ申請センターの予約
書類提出の日時をオンラインで予約し、予約確認書を印刷します。
書類の提出
予約した日時に必要書類を持参します。不備があると出直しになります。
指紋の採取
2023年4月3日から指紋採取と顔写真の撮影が義務化されています。年齢による例外あり。
ビザの受け取り
通常は4営業日ほどで受け取れます。特急発給は追加料金がかかります。
必要書類は次のとおりです。入学許可証とJWフォームは学校から届くので、出願から逆算して動きます。
※必要書類はビザの種類や個別の事情で変わります。最新の情報は中国ビザ申請サービスセンターおよび在日中国大使館の公式サイトで必ず確認してください。
2025年11月から入国カードがオンライン申告に
2025年11月20日から、中国の入国カードはオンラインでの事前申告が原則になりました。到着の72時間前から申告でき、発行されたQRコードを見せるだけで入国審査が進みます。
中国留学のエージェント|選び方と費用相場
中国留学は個人手配もできますが、書類が中国語で届く場面が多く、初めてなら手続きの負担が読めません。まず両者の違いを整理します。
エージェント利用
費用:0〜20万円
強み:学校選び・出願・ビザ書類まで一括
向く人:初めての留学、中国語がまだ不安
個人手配
費用:0円(実費のみ)
強み:仲介手数料がかからない
向く人:中国語が読める、経験者・留学2回目
「無料かどうか」より先に、この5点を確認してください。順に見ていきます。
1|中国への送り出し実績が具体的か
「アジア全般に対応」は実績がない合図です。初回相談での答え方で見分けられます。
信頼できる答え方
・「昨年は◯大学に◯名」と数で答える
・都市ごとの日本人比率を知っている
・過去の留学生の声を見せられる
要注意な答え方
・「アジア全般に対応しています」
・大学名がパンフレットの丸写し
・実績を聞くと話題を変える
2|見積もりの内訳が最初から出てくるか
「留学費用一式」表記は要注意です。最低でもこの粒度に分かれているかを確認します。
3|ビザ書類の代行範囲がどこまでか
同じ「ビザサポート」でも中身は3段階あります。どこまでやってくれるかで手間がまったく違います。
4|渡航後の連絡先があるか
トラブルは着いてから起きます。契約前に次の3つを聞いておくと安心です。
5|提案が中立か
毎回同じ大学ばかり薦められる場合、提携先の都合が優先されている可能性があります。
2026年8月27日更新 2026年8月27日
「無料エージェント」はなぜ無料なのか
無料型は、学校がエージェントに紹介手数料を払う仕組みです。お金の流れを見ると理由がわかります。
どちらが得かは、必要なサポートの量で決まります。
最後に、契約前の最終チェックです。
契約してよいサイン
・契約書面を必ず出してくる
・他社との併用を止めない
・検討期間をくれる
保留にしたいサイン
・「今日中なら割引」と急かす
・やり取りが口頭のみで記録が残らない
・キャンセル規定を説明しない
エージェント選びで止まっていませんか?
まず一社、無料で話を聞いてみるのが早道です
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中国と英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
中国と英語圏、どちらが自分の目的に合う?
国を決めきれない人が多いのは自然なことです。判断材料になる5つの軸で並べました。
2026年8月26日更新 2026年8月26日
英語圏に気持ちが傾いた場合、エージェント選びが次の関門になります。無料で相談できる主要3社を並べました。
おすすめの
\無料留学エージェント/
※評価は各社のGoogle口コミ評価(2026年7月時点)を参考にしています。費用・サービス内容は変動するため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
留学カウンセラー
りょう
中国留学のよくある質問
相談でよく出てくる質問をまとめました。
まとめ|費用と目的、両方から決める
中国留学は、費用を抑えながら「英語以外の武器」を手に入れられる選択肢です。最後に要点を整理します。
この記事のまとめ
中国に決めきれていませんか?
英語圏と比べてから決めても遅くありません
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中国と英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
※本記事は2026年8月時点の情報です。金額は1元=23.7円で換算しています。費用・ビザ制度・為替は変動するため、渡航前に必ず一次情報をご確認ください。
参考:中国教育部「Study in China」/在日本中国大使館・中国ビザ申請サービスセンター/在中国日本国大使館「中国入国のためのビザ免除措置について」/国家移民管理局/日本学生支援機構(JASSO)「中国政府奨学金」














