海外の研究室で数か月から数年を過ごす「研究留学」
語学留学や学位留学とは目的も手続きもまったく違うため、何から手をつければいいのか分かりにくい分野です。
この記事では、学部生から医師まで4つのタイプに分けて、費用・資金・受け入れ先の探し方を整理します。
学位の取得そのものが目的なら大学院留学が対象になるので、まずは違いから確認してください。
この記事を書いた人
留学カウンセラー りょう
大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!
研究留学とは?語学留学・正規留学との違い
研究留学とは、学位の取得を目的とせず、海外の研究室に所属して研究活動そのものを行う留学のことです。
まず経路の違いを下記を参考に確認してください。
学位を取りに行く場合(正規留学)
出願・試験語学スコア必須›在学授業料を払う›学位取得修士・博士
研究だけをしに行く場合(研究留学)
受入教授と合意直接交渉›研究室に所属授業料は原則なし›論文・実績学位は出ない
研究留学の入口は出願ではなく受け入れ教授との直接交渉です。
ここが他の留学と決定的に違います。
滞在先の研究室であなたを受け入れ、研究の指導と身分の保証を引き受ける現地の教員のことです。英語では Host Professor/Host PI(PI=研究室の主宰者)と呼ばれます。
日本の指導教員とは別人です。日本側の教員は「送り出す側」、受け入れ教授は「迎える側」にあたります
読んだ論文の責任著者(最後に名前が載る教員)が、そのまま受け入れ教授の候補になります
給与が出るか、滞在資格を誰がスポンサーするかも、この教授との合意で決まります
4つの留学スタイルを、同じ物差しで比べたのが次の表です。
判定は「学位が出るかどうか」を基準にしています。
研究留学
海外の研究室に所属して研究する。成果は論文・データ
学位なし
正規留学(学位留学)
海外の大学院に出願し、修士・博士号の取得を目指す
学位あり
交換留学
大学間の協定で派遣される。単位は持ち帰れる
単位のみ
語学留学
語学学校で英語そのものを学ぶ。研究留学の前段としても使える
学位なし
研究留学は「学位が出ない代わりに、授業料も原則かからない」という構造です。
基本情報を早見表にまとめました。
現地での立場
Visiting Researcher/Visiting Scholar/Postdoctoral Researcher など
期間の目安
3か月〜3年。1〜2年が中心
助成金の支給期間に合わせて決めるケースが多い
授業料
原則かからない
ただし機関によりベンチフィー等の負担を求められることがある
得られるもの
論文・共同研究のネットワーク・海外での研究経験
一言でいうと、学位ではなく、研究実績と人脈を取りに行く留学です。
学位が目的なら大学院への正規留学を検討することになります。
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2026年7月27日更新 2026年8月5日
研究留学は4タイプ|自分がどれかを先に決める
研究留学は、立場によって手続きも資金の作り方もまったく変わります。
まず自分がどの型かを決めることが、遠回りを防ぐ最短ルートです。
滞在が短い
滞在が長い
ラボ
インターン
客員
研究員
派遣・
自己資金
ポス
ドク
自己負担が軽い
自己負担が重い
ポスドク
給与あり
ラボインターン
期間が短い
客員研究員
奨学金次第
派遣・自己資金
無給が多い
40〜80万
70〜150万
250〜450万
300〜600万
長く行くほど負担が重いとは限りません。自己負担を決めるのは期間ではなく、給与と助成金が取れるかです。
※自己負担の位置づけは一般的な傾向です。受け入れ研究室の研究費や、獲得できた助成金によって大きく変わります。
1|ラボインターン型(学部生・修士)
夏休みなどを使って、数週間から数か月だけ海外の研究室に入る型です。
4タイプのなかで最も手続きが軽く、初めての研究留学に向いています。
主な入口
大学の派遣プログラム/指導教員の紹介/自分でのメール交渉
注意点
学部生は「短期は受け入れない」と断られやすい
まず大学のプログラムを探し、なければ自分で交渉するのが現実的な順番です。
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2026年7月30日更新 2026年8月5日
2|客員研究員型(博士課程・大学院生)
日本の大学院に籍を残したまま、Visiting Researcherとして半年から1年ほど滞在する型です。
正規留学でも交換留学でもない「第3の選択肢」として広がっています。
自己負担の目安
1年で 250〜450万円(奨学金なしの場合)
主な資金源
トビタテ!留学JAPAN、大学の派遣制度、財団の奨学金
注意点
修了時期がずれないか、休学扱いになるかを事前に確認する
最大の関門は受け入れ先ではなく、指導教員と学務との調整です。
3|ポスドク型(博士号取得後)
博士号取得後に、海外の研究室でPostdoctoral Researcherとして雇用される型です。4タイプで唯一、現地からの給与が主な収入源になり得ます。
自己負担の目安
給与ありなら 渡航初期費用のみのこともある
主な資金源
受け入れ先の給与、海外学振、民間財団の海外留学助成
注意点
給与が出るかは受け入れ教授の研究費次第。書面で条件を確認する
「採用します」と「給与を出します」は別の話。必ず切り分けて確認します。
4|派遣・自己資金型(医師・企業研究者)
医局や勤務先の枠で行く、あるいは自己資金で行く型です。
医師の研究留学はこの形が多く、現地から給与が出ないことも珍しくありません。
自己負担の目安
1年で 300〜600万円(家族帯同ならさらに増える)
主な資金源
民間財団の海外留学助成、所属機関の補助、貯蓄
注意点
研究留学は「自己研鑽」の扱いになり、補助が出ないケースがある
助成金の応募締切から逆算して渡航時期を決めるのが鉄則です。
相談を受けていて多いのが、タイプを決めないまま情報を集めてしまうケースです。学部生が読むべき情報とポスドクが読むべき情報はまったく別物なので、まず自分の型を1つに絞ると準備が一気に進みます。
研究留学のメリット3つ
研究留学は得られるものが大きい一方で、時間とお金を確実に消費します。まずは得られる側から、効果の大きい順に3つ整理します。
価値があるのは渡航そのものではありません。帰国後まで手元に残るものだけが、研究留学の成果です。
メリット1|共著論文と共同研究の相手が残る
最も価値が高いのは、実は人のつながりです。
滞在が終わっても関係は切れず、数年単位で成果を生み続けます。
つながりが成果に変わるまで
滞在中同じテーマで
手を動かす
›
帰国後1年データを送り合い
論文にする
›
数年後国際共同研究・
推薦状
1年の滞在で終わる話ではなく、帰国後に続く分だけ成果が増えていくのがこのメリットです。
効くのは論文だけではありません。海外のポストや助成金に応募するとき、現地の教授が書く推薦状は日本国内の実績よりも重く見られることがあります。
活かすコツ:帰国前に「次に何を一緒に書くか」まで決めておくと、関係が自然消滅しません
メリット2|日本にない設備・手法に触れられる
その分野の最先端が海外にある場合、現地に行かなければ習得できない技術があります。
論文を読むだけでは埋まらない差がここです。
論文を読むだけ
・手順の結果は分かる
・失敗の理由は載らない
・装置の癖は分からない
現地で手を動かす
・条件設定の勘所が入る
・うまくいかない例を見る
・装置ごとの調整を覚える
差が出るのは知識ではなく、再現できるかどうかです。
持ち帰った手法が日本の研究室で使えるようになれば、それ自体が帰国後の武器になります。研究室に新しい技術を導入した実績として説明できるためです。
活かすコツ:習得したい手法を1つに絞り、渡航前に受け入れ教授と「これを覚えて帰る」と合意しておきます
メリット3|研究者としての採用で評価される
分野によっては、海外での研究経験が助教・准教授の公募で実質的な要件になっています。ただし評価されるのは滞在歴そのものではありません。
共著論文
滞在中の成果
最も重く見られる
共同研究
海外との接点
今後の展開を示せる
滞在歴のみ
行っただけ
弱い
「2年間アメリカにいました」だけでは差がつきません。そこで何を出したかが問われます。
※評価のされ方は分野・機関により異なります。公募要領で求められる要件は、応募先ごとに必ず確認してください。
活かすコツ:滞在の目的を「論文1本」まで具体化しておくと、帰国後の応募書類がそのまま書けます
研究留学のデメリット3つ
一方で、渡航前に把握しておくべき負担もあります。
いずれも渡航前なら手を打てるものなので、対策とセットで見てください。
デメリット1|収入が下がる、あるいは無くなる
無給での滞在になれば、生活費がまるごと持ち出しになります。収入が止まる一方で支出は続くため、負担は二重にかかります。
給与が出るポスドクの場合
収入
生活費をほぼ賄える
無給で滞在する場合
収入
支出
年300万円前後がまるごと自己負担
日本側の住民税や年金も止まりません。為替が円安に振れると、必要額はさらに膨らみます。
渡航前にできる対策
初回のやりとりで給与の有無を確認し、出ないなら助成金を先に押さえます
自己資金だけで走れる下限期間を決めておくと、不採択でも計画が崩れません
デメリット2|帰国後のポストが約束されない
留学中に日本のポストが埋まることがあります。声がかかる時期に日本にいないため、情報が届くのが遅れるのです。
渡航前所属に籍があり、公募の情報も入ってくる
留学中学内の人事が動く。声がかかる場に居合わせられない
帰国時戻る席が残っていないことがある
特に、所属を離れて渡航する場合は注意が必要です。籍を残せるかどうかで、帰国後の選択肢の幅が大きく変わります。
渡航前にできる対策
在籍のまま行けるか、帰国後の配属はどうなるかを、渡航前に上司や指導教員と話しておきます
滞在中も日本側の学会にオンラインで顔を出し、公募情報の経路を切らさないようにします
デメリット3|受け入れ教授との相性で成果が決まる
放任型のラボに入ると、1年いても成果が出ないことがあります。同じ期間・同じ予算でも、指導の密度で結果が変わってしまいます。
放任型のラボ
・テーマを自分で立てる前提
・面談が数か月に一度
・短期滞在だと空回りしやすい
面倒見のよいラボ
・入る前に役割が決まる
・週1のミーティングがある
・1年でも論文までいける
どちらが良い悪いではなく、滞在期間に合うかどうかで選びます。
渡航前にできる対策
在籍中の学生やポスドクに、ミーティングの頻度と指導のスタイルを直接聞きます
渡航前に「最初の3か月で何をするか」を書面で合意しておくと、放任型でも迷いません
「意味ない」と言われる理由|後悔する3つのパターン
「研究留学は意味ない」という声の正体は、留学そのものではなく最初の判断にあります。同じ4ステップでも、1マス目が違うだけで結末が変わります。
目的を決めずに行った場合
海外に
行きたい›受入先を
選ばない›テーマが
決まらない›成果ゼロ
で帰国
論文の続きを決めて行った場合
やりたい
テーマがある›論文から
ラボを選ぶ›渡航前に
計画を合意›共著論文
が残る
分岐点は最初の1マスだけです。「どこへ行くか」より先に「何を書くか」を決めた人が成果を持ち帰ります。
実際に後悔につながりやすいパターンを3つ挙げます。いずれも渡航前に手を打てるものです。
1
期間が短すぎて立ち上げだけで終わった
実験系は環境に慣れるまでに数か月かかります。3か月未満なら、テーマを解析や執筆に寄せると成果を残しやすくなります。
2
英語で議論できず、指示待ちになった
読み書きはできても、ラボミーティングで発言できないと存在感が消えます。渡航前に話す練習だけは別枠で必要です。
3
資金の見通しが甘く、途中で切り上げた
助成金は不採択もあります。採択前提で計画を組まず、自己資金だけで走れる下限期間を決めておきます。
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2026年8月4日更新 2026年8月5日
研究留学の費用|給料は出る?自己負担はいくら?
研究留学の費用は「授業料がかからない代わりに、生活費がまるごとのしかかる」構造です。
給与の有無で総額の見え方が大きく変わります。
給与が出る場合 自己負担 約80万円
無給の場合 自己負担 約330万円
渡航・ビザ・保険
家賃
食費・光熱費
交通・予備費
最も重いのは家賃です。住む都市を変えるだけで年100万円単位で動くため、ここから検討します。
※北米の大都市圏を想定した目安です。国・都市・為替・家族構成により大きく変動します。
関連記事【2026年最新】1年間の留学費用はいくら?初期費用・学費・生活費まで丸わかり
「留学したいけど、結局いくらかかるの?」というのは、私たち夢カナ留学のカウンセリングでも一番多くいただくご質問です。留学にかかる費用は、国・…
2026年7月13日更新 2026年8月4日
タイプ別に、1年あたりの自己負担のレンジを並べたのが次の図です。
派遣・自己資金
無給が多い
300〜600万円
客員研究員
奨学金なし
250〜450万円
ラボインターン
3か月換算
70〜150万
ポスドク
給与が出る場合
40〜80万
同じ研究留学でも、給与の有無で自己負担は5倍以上変わります。まず給与が出る道がないかを探します。
※すべて目安です。都市・為替・住居形態・家族構成により変動します。
見落としやすいのが、学費以外にかかる費用です。渡航後に慌てないよう、先に把握しておきます。
渡航前の初期費用(約30〜60万円):航空券、ビザ申請料、海外保険、初月の家賃と敷金がまとめて出ていきます
医療保険・健康診断(年 約20〜60万円):受け入れ機関が指定する保険への加入を求められることがあります
家族の帯同費用(年 約100〜300万円):配偶者・子どもを伴う場合、住居のグレードと保険料が上がります
学会参加・出張費(年 約10〜40万円):現地学会への参加費が自己負担になるケースがあります
日本側の固定費(年 約20〜60万円):住民税、年金、実家に残す荷物の保管費などが続きます
※金額はすべて目安です。国・都市・保険内容・家族構成により変動します。
用意できる予算から、現実的にどこまで狙えるかを逆算した早見表です。
〜100万円
2〜3か月のラボインターン。解析や執筆中心のテーマなら成果を残せる
200〜300万円
物価の落ち着いた都市で半年〜1年の客員研究員。実験の立ち上げも間に合う
400〜600万円
米英の主要都市で1年。単身なら余裕をもって研究に集中できる
800万円〜
家族帯同で1〜2年。子どもの学校や配偶者の滞在資格まで含めて設計できる
※助成金・給与を得た場合は、その分だけ必要な自己資金が下がります。
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研究留学に必要な英語力とビザ
研究留学は、学位課程と違って語学スコアの提出を求められないことがあります。
ただし現地で成果を出すには、別の水準が必要になります。
英語力の段階と、できるようになること
スコアなし受入先の判断
だけで滞在可
›
TOEIC 600前後手順書を読み
実験を回せる
›
IELTS 6.0前後ラボ会議で
発言できる
›
IELTS 7.0前後学位課程や現地
雇用も視野に
1段上がるたびに、研究室での立ち位置が変わります。目標は「発言できる」ラインです。
※スコアと到達度の対応は目安です。実際に求められる水準は分野・研究室により異なります。
読み書きは論文で鍛えられていても、話す力だけが取り残されている人が多いのがこの分野の特徴です。
渡航前に会話の練習だけは別枠で確保します。
滞在資格は国と期間、そして給与の有無によって変わります。
考え方の枠組みだけ押さえておきましょう。
現地から給与が出る
就労を伴う区分になり、受け入れ機関がスポンサーになるのが一般的
日本側の助成金で滞在
研究者・交流目的の区分になることが多く、資金証明を求められる
数週間の短期滞在
短期の枠で足りる場合もあるが、実験に従事するなら要確認
家族を帯同する
帯同者の資格は本人の区分に連動する。就労可否は国により異なる
※滞在資格の制度は国ごとに異なり、改正も行われます。実際の申請区分は受け入れ機関の担当部署と各国政府の公式情報で必ず確認してください。
受け入れ先の探し方と渡航までの3ステップ
研究留学には出願の窓口がありません。
探し方は大きく2つで、どちらを取るかで準備の負担がまったく変わります。
探し方1|指導教員や共同研究者に紹介してもらう
最も確実なのが、日本側の指導教員の人脈をたどる方法です。
すでに信頼関係がある相手なので、受け入れの返事が早く、条件の交渉もしやすくなります。
共同研究先を聞く:指導教員が論文を出している海外の研究室が、そのまま候補になります
研究室のOB・OGを当たる:過去に同じ研究室から留学した人がいれば、受け入れの前例があります
大学の派遣制度を確認する:学部生・修士は、まず国際交流課の窓口を見るほうが早く決まります
探し方2|論文と学会から自分で探してメールを送る
紹介が使えない場合は、自分が読んできた論文から受け入れ教授の候補を挙げ、直接メールを送ります。返
信が来ないのが普通なので、最初から20件ほど候補を用意しておきます。
その研究室である理由を書く:具体的な論文名を挙げ、どこに関心を持ったかを2〜3行で伝えます
相手にとっての利点を書く:自分の技術やデータが、その研究室に何をもたらすかを添えます
時期・期間・資金を明示する:「来年9月から1年間」「応募予定の助成金」まで書くと検討が進みます
筆頭著者にも送る:多くは博士課程の学生で、関心を持たれることを歓迎してくれます
渡航までの3ステップ
やることは多く見えますが、順番は決まっています。
テーマが決まらないうちにメールを送っても、返事はもらえません。
1研究テーマを決める「どこへ行くか」より先に「何を書くか」。滞在中に出す成果の形まで決めます
2受け入れ先を決める内諾は口約束で終わらせず、期間・給与の有無を書面で残してもらいます
3滞在資格・住居・保険を準備する航空券と海外保険もこの段階。渡航の4〜6か月前から動き始めます
※助成金を使う場合は、応募時点で受け入れ先が決まっていることを条件にする制度が多く、さらに前倒しになります。学内の推薦締切は財団・機関の締切より1〜2か月早いのが一般的です。
10通以上出してすべて返信なし、というのはよくある話です。返信率の低さは実力とは関係ないので、最初から20件の候補を用意しておくと気持ちが折れにくいですよ。
研究留学のよくある質問
相談を受けるなかで特に多い質問をまとめました。
個別の条件は所属や分野によって変わるため、目安として読んでください。
A出る場合と出ない場合があります。給与の原資は受け入れ教授が獲得した研究費なので、初回のやりとりで確認するのが確実です。無給での受け入れも珍しくありません。
A学位課程と違い、提出を求められないことがあります。ただし滞在資格の申請や機関の内規で必要になる場合もあるため、受け入れ先に確認してください。
Aできます。ただし個人での交渉は断られやすいため、まずは在籍大学の派遣プログラムや、指導教員の共同研究先を当たるほうが実現しやすくなります。
A実験系なら環境に慣れるまでに数か月かかるため、3か月以上あると成果につながりやすくなります。それより短い場合は、解析や執筆を軸にテーマを組むのが現実的です。
A分野によりますが、海外での研究経験が評価される場面は多くあります。ただし決め手になるのは滞在歴そのものではなく、そこで残した論文と共同研究の実績です。
まとめ|研究留学は「型を決める」ところから
研究留学は情報が散らばりやすい分野ですが、自分の型を1つに絞れば必要な情報は一気に減ります。
この記事の要点を整理します。
この記事のまとめ
・研究留学は学位を取らない留学。入口は出願ではなく受け入れ教授との直接交渉
・まず4タイプのどれかを決める。学部生とポスドクでは進め方がまったく違う
・自己負担は給与の有無で5倍以上変わる。1年無給なら300万円前後が目安
・資金は現地給与、公的制度、民間財団、自己資金の順で狙い、併願しておく
・助成金は応募時点で受け入れ先が決まっていることが条件。締切から逆算して動く
・読み書きより、ラボで発言できる英語力が成果を左右する
「どこへ行くか」より先に「何を書くか」を決めた人が、成果を持ち帰っています。まずは候補となる論文を集めるところから始めてみてください。
海外に出る準備、ひとりで抱え込んでいませんか?
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本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。助成金の募集要項、滞在資格の要件、費用の水準は変更されることがあります。応募や申請の前に、各制度・各国政府の公式情報で最新の内容を必ずご確認ください。