日本でも「草」「www」「なるはや」「り」などさまざまなネットスラングが当たり前のように使われています。もちろん、ネットスラングは英語にもあります。「lol」「asap」などみたことがある人もいるのではないでしょうか。英語が話せるようになって、ネイティブの人たちとテキストで会話をするときに知っておきたい英語の略語について紹介します。また、ネットスラングの他に、英語圏のビジネスの場で頻繁に使用されている英語の略語についてもまとめました。初心者〜中級者でも覚えやすい単語もあるので、ぜひ使えそうなものを探してみてください。
【基礎】英語の略語・ネットスラング
まず初めに知っているとテキスト上での英語の文章が簡易化される略語・ネットスラングを見ていきましょう。
U
意味:you(あなた)
あなたを意味する「You(ユー)」は、アルファベット一文字「U」と省略できます。
「u need to come(あなたは来ないとだめだよ)」「do u want it?(これ欲しい?)」など「You」を「u」に変えるだけで、カジュアルな表現になります。
テキスト上では、「you」を使う会話が多くなりますので、「u」を多用しているネイティブは多いです。
4
意味:for(のため)
前置詞や接続詞として頻繁に使用される「for(フォー)」は数字の「4」に置き換えて使用できます。
ただし、今回紹介している略語・ネットスラングの中でもネイティブの利用頻度は少なく、「for」とそのまま使用している人も多いです。
たまに、「4」と使うネイティブもいるので知っておくと「なんだろう」とならずに文章を理解できるでしょう。
R
意味:are(は、が)
「r u ok?(大丈夫?)」「they r my friends(彼らは私の友達)」など「are」を「r」に置き換えて使用できます。
ただし、「4」と同様に、「r」を使わず「are」をそのまま使用するネイティブも多くいます。
GONNA
意味:going to(〜する)
「I’m gonna go(これから行くよ)」「what r u gonna do?(これから何するの?)」のように使うことができます。
話し言葉の時でも、「ゴーイング・トゥー」の代わりに「ガナ」を使うネイティブは多いですので、テキスト上でも使ってみましょう。
【応用】英語の略語・ネットスラング
続いては、英語をある程度使っている人なら見たことあるものから知っておくと便利な略語・ネットスラングを見ていきましょう。
LOL
意味:Laugh out Loud(爆笑)
日本語で「笑」「www」「草」などと近い感覚で使われているネットスラングで「エル・オー・エル」というものがあります。
誰かがジョークを言ったときに「lol you are funny(面白いね)」「what did you say?lol(何言ってるの?笑)」のように使います。
基本的には、前に使っても後に使っても違和感はありません。
ただし、注意点として「lol」を古いトレンドと考える若者も増えていて、最近では「haha」「hehe」など笑い声や絵文字を使う頻度が高まりつつあります。
XD
意味:(>▽<)
日本では、顔文字が使われていますが、英語圏でも使われています。
左に首を90度曲げてみると、大笑いしている顔が見えてきませんか。
- :) :笑顔
- ;) :ウィンクして笑顔
- :( :不満な顔
日本の顔文字は、多種多様な表現がされていますが、英語の顔文字は至ってシンプルです。
初めは見慣れないかもしれませんが、テキストで自由自在に表現できれば、ネイティブのようでかっこいいです。
THX
意味:Thank You(ありがとう)
「Thank you」「Thanks」よりもカジュアルな表現になるため、友達同士で使うことができます。
「It was so fun tonight. thx(今日は楽しかったね、ありがと)」のように、感謝の気持ちを全面的に出すというよりは、添えるように伝えることができます。
SUP
意味:What’s up(元気?)
親しい間柄で使う「What’s up?」は、声に出していうと「サップ」と省略できます。
省略された音から「SUP」とテキストでも省略されるようになりました。
ちなみに、「What’s up!」の返事に関しては、特に「I’m fine」などと返す必要はなく、次の話に進んで問題ありません。
OMG
おどろいた時、笑いが止まらない時などのリアクションとして使える表現で、日本語の「ヤバイ」同様にシチュエーションによって意味が異なります。
話しているときには、「オー・マイ・ガー」「オー・マイ・ガッシュ」というケースが大半ですが、テキストでは略して書くのが一般的です。
ネイティブの利用頻度も非常に高いため、知っておくとさまざまなタイミングで使いやすくなります。
BTW
意味:By the way(ところでさ、)
テキストでやりとりをしていて、別の話をしたくなったとき、重宝します。
「glad that i could talk to you. btw what are you doing in this weekend?(話せてよかったよ、ところで今週末は何してるの?)」のように使えます。
by the wayを略さずに使うこともありますが、文章が長くなるので、友達同士のやりとりでは大抵「BTW」に略されることが多いです。
PLZ(PLS)
意味:Please(お願い)
「plz respond(返事ちょうだい)」のようにカジュアルな「お願い」をするとき、友達同士のやりとりでは、フォーマル感を抜くために文字を省略します。
Pleaseは「プリーズ」と言いますが、「se」が「z」の発音に近いため、「PLZ」と使うことが多いですが「PLS」と使う方もいます。
どちらでもあまり変わらず、ネイティブも違いを気にしていないため、使いやすい方を試してみてください。
ASAP
意味:as soon as possible(なるはやで)
「できる限り早く」を意味するas soon as possibleは、「ASAP」に略すことができて、日本語でも「なるはや」に近いカジュアルな表現方法です。
「I’m coimg(今向かってる)」という友達に対して「asap!」と送ると、「早くしてね」「ダッシュ!」のようなニュアンスになります。
ジョークのような軽快さがあるので、「早くして」と怒っているように聞こえたくないときにも有効です。
CUZ
テキスト上で、話をしているときに、質問されたり、理由を答えなければならないとき「cuz」を使うことが多いです。
「cuz i am lazy!!!!(だって、私めんどくさがりだもん)」のように「なぜなら」というフォーマルな感じが「だって」のようなカジュアルな感じに変わります。
ちなみに、ビジネスの場面でも「cuz」もしくは「B/C」は頻繁に使用されています。
EX
意味:example(例えば)
例え話をするときや、具体案を出すときに使える略語が「ex」です。
ビジネスの場面でも「ex.」の後に、提案したい単語を並べることが多いです。
GN
意味:Good night(おやすみ)
テキストのやりとりをしていて、そろそろ眠くなってきた時は、おやすみの代わりに「GN」を使えます。
ightを数字の8に置き換えた「GN8」や、goodを省略した「Nite」と表現するケースもあるので、いくつか覚えて使ってみてください。
GF/BF
意味:Girl friend / Boy friend(彼女 / 彼氏)
英語では恋人のことを「GF」「BF」と略して使うことができます。
SNSでは、恋人同士の写真や動画を載せるときに、「#gf」「#bf」をつけることも多いです。
また、恋人ではなく親友に対しては、永遠の友達を意味する「#bbf(best friend forever)」が使えるのでぜひ使用してみてください。
xo
意味:kiss and hug(愛情表現)
仲の良い友達や恋人同士でよく使うフレーズで、「good night.xo(おやすみ)」「see you later.xo(後で会おうね)」のように使います。
文章の後につけるだけで愛情表現ができるため使ってみましょう。
ただし、親しくない関係で使ってしまうと、不快感を与えたり、好意があると誤解されてしまうこともあるので要注意です。
ビジネスの場面で使用する略語
最後に、ビジネスで使われている略語をみていきましょう。
NR
意味:No Return(直帰)
営業をしていて、取引先やクライアントのところに行ってからオフィスに戻らずに帰宅するときに使用します。
日本の会社でもたびたび使われている言葉なので、ビジネスマンには馴染みがあるかもしれません。
OTOT
意味:On the other hand(一方で)
We don’t have factories, otot they have factories in the us.(私たちは自社工場を持っていないものの、彼らはアメリカに自社工場を持っています)
このように対比する時の接続として使用します。
BBL
意味:Be back later(後で戻ります)
クライアントとチャットでやりとりをしている最中に、ミーティングが入ったり、営業に行くことになり、しばらく連絡が取れないとします。
突然、連絡が途絶えると信頼を無くしたり、相手を不快にさせる可能性が高いため、ビジネスでは相応しくありません。
そんな時「BBL」を使えば、相手を安心させることができます。
FYI
意味:For your information(ご参考までにどうぞ)
メールやチャットをしていて、必要な情報に加えてデータや資料を添付するときに、参考にしてくださいという意味を込めて使用できます。
絶対に見て欲しいというわけではないけれど、添付するなど、優先順位の低いものには、「FYI」をつけておくと親切です。
FAQ
意味:Frequently Asked Question(よくある質問)
事前に質問が来そうなことに対して、予測して先に記述しておくと、相手とのやり取りの手間を省けます。
似たワードで、質問と回答を意味する「Q&A」がありますが、FAQは、Q&Aの中でも特に質問されやすいものをピックアップしているのが特徴です。
日本語のホームページでも記載されているのを見る機会があるかもしれません。
COD
意味:Close of business(就業時間までに)
基本的には、CODの後に具体的な時間や日程が記載されています。
例えば「COD Friday(金曜までに)」「Send me messages by cod 6pm today(今日の午後6時までに連絡ください)」などと使います。
まとめ
この記事では、英語の略語・スラングについて解説しました。
略語は、スラング同様に日常生活や親しい間柄だけで使われている印象が強いですが、英語ではビジネスの場面でも頻繁に使用されています。
略語やネットスラングを活用できれば、ネイティブとの会話でも自然と距離を縮められるので積極的に使いましょう。