TOP英検2級のレベルや合格率、合格点は?一次・二次試験の内容と勉強法を解説!

英検2級のレベルや合格率、合格点は?一次・二次試験の内容と勉強法を解説!

2024.03.12

英検2級のレベルや合格率、合格点は?一次・二次試験の内容と勉強法を解説!

英検2級は、進学や就職・転職に大きなメリットがあるとして注目されています。

ただし、合格率は一気に下がるため、英語力に自信がある方でも、英検に向けた適切な対策をする必要があります。

この記事では、これから英検2級を受験しようと考えている方に向けて、基本情報、取得するメリット、必要な語学力、勉強方法を徹底解説します。

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英検2級の基本情報

まず初めに英検2級の基本情報から見ていきましょう。

まず初めに英検2級の基本情報から見ていきましょう。

レベル

高校卒業レベル

合格率

約26.4%(二次試験合格者は80%)

試験内容

一次試験:筆記・リスニング

二次試験:面接

出題傾向

日常生活に加えて専門要素が増える

それぞれの項目ごとに解説していきます。

【レベル】高校卒業程度

英検2級は、「高校卒業レベル」そして「国内大学受験レベル」を基準としています。

5級〜準2級までは、英語の基礎的な部分が理解できているかを判断するための試験でした。

それに対して2級は、基礎を理解した上で、応用したより実用性のある英語力が試されます。

他の英語試験と比較すると以下のとおりです。

  • TOEIC:550点
  • TOEFL:42〜71点
  • TEAP CBT:420〜595点

海外留学を考えている方は、最低限2級レベルに合格できた方が良いという指標としても使われています。

【合格率】26.4%

英検2級の合格率は26.4%%です。

5級81.4%
4級69.9%
3級52.9%
準2級36.7%
2級26.4%
準1級16.0%
1級12.0%

2016年以降は合格率が発表されていないため古い情報にはなりますが、約25%の合格率ということで決して高くありません。

準2級までは、基礎英語がメインだったこともあり、学校や独学で学んでいるだけで得点が取れやすかったです。

しかし、2級からは、「英検対策」として出題傾向を理解して勉強しないと合格につながりにくくなります。

【試験内容】筆記・リスニングと面接

2級は、一次試験と二次試験があり、両方とも基準点を上回れば、合格となります。

一次試験の内容リーディングライティングリスニング
二次試験の内容スピーキング

ちなみに、一次試験に合格しないと二次試験を受けることはできませんので気をつけましょう。

【出題傾向】日常生活に加えて専門要素が増える

英検2級は、日常的に使われる英語の他にアカデミックやビジネス要素の絡んだ専門的なトピックが出題されます。

  • 家庭
  • 学校
  • 職場
  • 地域
  • 電話・アナウンス
  • 旅行
  • スポーツ
  • 映画・音楽
  • 社会
  • 科学・テクノロジー

トピックごとにボキャブラリーを覚えていく必要があるため、過去問や参考書を使って勉強するようにしましょう。

英検2級を取得するべき理由とメリット

英検2級を受験するメリットは、以下のとおりです。

  • 英語学習の助けになる
  • 高校・大学入試の学科免除になるケースあり
  • 資格として就活・転職に使える

それぞれの項目について解説します。

英語学習の助けになる

英検は、英語の総合力を測るための試験ですので、英語力を伸ばしたいのであれば効率よく勉強できます。

  • リーディング
  • ライティング
  • リスニング
  • スピーキング

試験によっては、ライティングやスピーキングがないものも多く、理解ができても英語で伝えられない日本人は多いです。

英検は、級が上がるごとにライティングやスピーキングが試験内容に組み込まれています。

つまり「使える英語」を培うことができるのです。

また、英検は「合格」「不合格」で結果が出ます。

TOEICやTOEFLのように数字で結果が出る試験よりもモチベーションを高く保ちやすい点も魅力です。

高校・大学入試の学科免除になるケースあり

英検2級からは、英語の基礎ができている前提で応用問題を出題しているため、高い英語力があると評価してもらえます。

2級以上の英検に合格していた方がより有利になりますが、2級でも学科試験の免除になります。

高校受験のタイミングでは、英検3級を持っていると加点対象になるケースが多いため、その時点で英検2級を持っていれば、他の受験生と差がつくでしょう。

また、英検2級が「高校卒業レベル」とされていますので、高校で学んだ英語力を持っていると判断してもらえて、大学受験でも有利になるケースが見られます。

受験は、複数の科目を同時期に勉強しなければなりませんので早いうちから英検を受けて学科免除を目指すと、他の科目に集中できます。

資格として就活・転職に使える

英検は資格として認可されていますので、就活・転職活動のために社会人から取得しても良いでしょう。

ただし、外資系企業ではTOEIC800点ほどを基準としていますので、およそ550点レベルの英検2級では、足りません。

ステップアップの一環として、英検2級を受けた上で、さらに高い級を目指す必要がありそうです。

一方、日本企業であれば、英検2級でも評価してもらえるチャンスがあります。

英検2級を受けるにあたって合格までの過程をアピールすれば、計画性、勤勉さなどを証明できるでしょう。

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英検2級に合格するために必要な語学力

英検2級を受けるにあたって、合格するために必要な項目は、以下のとおりです。

  • 単語・熟語
  • ライティング
  • リスニング
  • スピーキング

それぞれの項目ごとに勉強方法を解説します。

単語・熟語

英検2級の合格に必要な単語は5,100語と言われています。

英検準2級に必要な単語は3,600語ですので、すでに準2級に合格済みであれば1,500単語ほど覚えるべきものが増えるという計算です。

とはいえ、何度もお伝えしているとおり、英検2級は基礎ではなく、応用になりますので、ただ単語を暗記しただけでは得点につながりません。

1日10〜30単語ずつ隙間時間を使って勉強することは大切ですが、それ以上に文章や熟語と一緒に使えるように訓練しましょう。

ライティング

英検2級では、選択問題の他に80〜100単語ほどの単語を使ったライティングが出題されます。

2022年に出題された例文は以下の通りです。

Some people say that Japan should accept more people from other countries to work in Japan. Do you agree with this opinion?

簡単に訳すと、「日本人は、もう少し外国人労働者を受け入れるべきだという考え方がありますが、あなたはこの意見に賛成しますか?」というものです。

ライティング項目で重要なのは、あなたの意見を的確に伝えるというよりは、適切な英語を使って意見を記述することです。

つまり、賛成か反対に答えがあるわけではありませんので、文章として成り立っているかどうかを意識してみましょう。

  • 主張(賛成・反対)
  • 理由
  • 具体例
  • 理由
  • 具体例
  • 結論

上記の法則を理解した上で模範解答を確認します。

I agree that Japan should accept more people from other countries to work in Japan. 

(主張:日本がもっと外国人労働者を受け入れるべきだという意見に賛成です)

First, in this aging society, it is necessary to increase the working-age population. 

(まず初めに、日本は仕事をする世代の人口を増やす必要があります)

This is especially important for workplaces that need many workers, such as construction sites and nursing homes. 

(特に、建設や介護では、今よりも多くの労働者が必要です)

Second, accepting people from abroad will bring new ideas to Japanese society. 

(次に、海外から外国人を受け入れることで日本社会に新しい考えを持ち込みます)

By exchanging opinions with people who have different cultures and customs, people will be able to make something new and creative. 

(異なる文化や習慣を持った人たちと意見を交わすことで、前衛的で創造的な人材になるでしょう)

Therefore, I think accepting more foreign workers would be a good idea for Japan.

(よって、外国人労働者を受け入れることは日本に良いことだと考えます)

今回は、賛成意見でお伝えしましたが、反対意見として、「治安の問題」「言語の問題」などに触れても良いでしょう。

原則、ライティング項目は減点方式ですので、できるだけシンプルに英文を組み立てることを意識してみてください。

リスニング

英検2級のリスニングは、大学入試のセンター試験と同等のレベルと言われています。

注意点として、センター試験のリスニングは2回聞けますが、英検2級のリスニングは1度しか問題文が聞けません。

リスニングテストは筆記試験の後半に行われますので、まず前半の選択問題やライティング問題を早く解けるように訓練しておきましょう。

リスニングテストが始まる前に、問題文を読んで、選択肢の違いや、何が聞かれるのかをある程度予想しておくと正答率がグッと高くなります。

例えば、4つの選択肢に数字が並んでいたのであれば、「時間」「重さ」「距離」など何を聞いているか想像できますよね。

このように選択肢を事前に確認しておくことで、リスニングは余裕が生まれます。

スピーキング

英検2級では、二次試験でスピーキングの試験があります。

ちなみに二次試験の合格率は85%ということで、一次試験ほどハードルは高くありませんが、試験形式と出題傾向だけでも把握しておくと安心です。

  1. 60語ほどの文章が書かれた紙を渡される
  2. 音読(20秒間の黙読時間あり)
  3. (2)についての質問
  4. 3つのイラストが描かれた紙を渡される
  5. (4)についての質問
  6. 日常生活に関する一般的な質問

面接時間は約7分と短く設定されています。

公式サイトでいくつかの過去問があるため、それらを活用して対策をしましょう。

周りに英語を話せる人がいれば、面接官になってもらい実践練習ができればより得点に繋げやすいです。

英検2級を受けるための勉強方法

英単語学習アプリを使う

最近では、無料を含む使いやすい英単語学習アプリが充実しています。

課金してアプリをダウンロードするタイプのものや、アプリ内課金といって、広告を無くしたり、無制限で利用できるタイプのものなどさまざまです。

実際にいくつかの英語アプリを試して利用した中で、無料で使える英語アプリのおすすめを紹介していきます。

アプリ内課金メリットデメリット
Duolingo●単語、文法、リスニング、スピーキングができる
●英語力に合わせて徐々に難しくなっていく
●同じ問題がランダムで出るため確実に頭に入る
英検対策というよりは英語の勉強アプリのため、英検で得点を取るためには向いていない→参考書などで勉強した上で、隙間時間に使うのがベスト
mikan●英単語の意味を理解できる
●英検2級に特化した単元を選べば集中的に勉強できる
無料期間を過ぎると、一部の単元が有料になる
英検トレーニング×●英検の過去問が出題形式に対応している
●2次面接のスピーキング問題も出題
ごく稀にバグが起きる

どれも無料で利用できるため、まずはダウンロードをしてみてご自身と相性が良いと感じたアプリに関しては、課金を検討しても良いでしょう。

英語学習は継続が何より大切ですので、通勤通学の隙間時間でスマホアプリを使えば英語力UPが期待できます。

ポッドキャストやTED TALKを聞き流しする

「言語は慣れだ」と断言する方もいるように、とにかく触れている時間が多ければ多いほど習得ペースも高まることが期待できます。

そこで、おすすめなのがポッドキャストとTED TALKです。

ポッドキャストとはラジオのような音声コンテンツで、英語学習者に向けた日本語のコンテンツや、ネイティブが配信するコンテンツなどさまざまです。

レベルや目的別におすすめを紹介していきます。

【英語基礎】

  • Hapa 英会話Podcast
  • 英語聞き流し SAKURA English School
  • Daily Easy English Expression
  • All Ears English Podcast

【英語応用】

  • 英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast
  • バイリンガルニュース
  • This American Life
  • CBS Evening News

【ネイティブコンテンツ】

  • WTF with Marc Maron
  • Reply All
  • Stuff You Should Know

また、TED TALKでは、専門分野に特化したエキスパートたちが英語でプレゼンテーションをする音声・映像コンテンツで、英語学習に有効です。

ブラウザやアプリを使えば、字幕を読みながらフォーマルな英語を聞けるため、英語に慣れたい方は積極的に利用してみてください。

ただ聞き流しているだけで英語が話せるようになることはありませんので、あくまで座学による英検対策を行った上で取り入れてみてください。

まとめ

この記事では、英検2級のレベル、出題傾向、合格率などの基本情報をまとめました。

英検2級は、今までのレベルから一気に専門性が高くなるため、ただ丸暗記したり、過去問を解くだけでは合格するのが難しいと言われています。

それでもしっかりと勉強すれば、進路や就職活動で有利に働くこと間違いなしです。

英検2級を合格するために、ただ英語学習をするのではなく、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングなど項目別に正しくアプローチをかけましょう。

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