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ワーキングホリデーの費用はいくら?各国の費用比較と安くする方法を紹介!

更新日:2024.04.16

ワーキングホリデーの費用はいくら?各国の費用比較と安くする方法を紹介!

ワーキングホリデーとは協定を結ぶ国同士の相互理解を深めるための制度で、18~30歳の方が対象です。長期滞在中の就労が認められていることから、旅費や生活費の一部を現地での収入で補えます。

現在日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国は29ヵ国あり、毎年約2万人以上が利用しています。

ワーキングホリデーに行ってみたいけれど、「費用はいくらかかるの?」「事前にどれくらいの資金を準備したらいいの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

せっかくの海外生活で自分のやりたいことを実現できないのはもったいないため、現地で困らないように最低限の資金計画を立てておきたいですよね。

本記事ではワーキングホリデーのために必要な費用の内訳と、各国の費用比較について解説します。

また渡航費用や滞在費を抑える方法もいくつかご紹介しますので、ワーキングホリデーを検討中の方は参考にしてみてくださいね。

参照元:ワーキングホリデー制度|外務省

ワーキングホリデーにかかる費用は準備期間と現地での生活費を合わせて200万円~450万円?!内訳を紹介

まずは、ワーキングホリデーにかかる費用の内訳を見ていきましょう。

【出発前】

項目費用相場(1年間)
ワーホリビザの申請費約3~40万円
往復航空券代約15~20万円
語学学校の学費(3カ月)約15~50万円
海外旅行保険料約20〜25万円
合計約53~135万円

※イギリスの場合は、ワーホリビサ申請費用の他に、国民健康保険サービスへの加入義務があり、総額で40万円ほどの費用がかかります。
※上記はあくまでも目安です。実際にかかる費用は、渡航先や目的、渡航時期等によって大きく異なります。

【滞在中】

項目費用相場(1年間)
家賃約70~180万円
食費+その他生活費約80~120万円
合計約150~300万円

※上記はあくまでも目安です。実際にかかる費用は、渡航先や目的、生活スタイル等によって大きく異なります。

出発前に必要な費用は主に、往復航空券代・語学学校の学費・海外旅行保険料です。国や地域によって異なりますが、一般的に約50~150万円のが必要です。

これに加えて、現地での生活費が1年間で約150~300万円程かかります。もちろんワーキングホリデー先の国で仕事をして得た収入で、生活費や居住費または学費を補うことは可能です。

ただし、すぐに仕事が見つからなかった場合に備えて、到着後の当面の生活費として50万円程度を用意する方が多いようです。

ビザ申請時に、当面の生活費としての残高証明が必要になる場合もありますので、最低でも向こう3カ月分の生活費は渡航前に用意しておくことをおすすめします。

安い費用でワーキングホリデーに行く方法

渡航費や滞在費など、色々とお金のかかるワーキングホリデーですが、工夫次第では相場よりも費用を抑えることが可能です。ここでは、安い費用でワーキングホリデーに行く方法について解説します。

渡航時期はオフシーズンを選ぶ

夏休みや年末年始は一般の旅行客が多いため、航空券が通常よりも高くなります。また4月は日本からワーキングホリデーで渡航する方が多く、この時期は語学学校の授業料が高くなる傾向にあります。

そのような時期を避けたオフシーズンにワーキングホリデーの日程を組むと、出発前に必要な資金を抑えられるのでおすすめです。

家賃の安い国や地域を選ぶ

ワーキングホリデー先での滞在費で、大部分を占めるのは家賃です。渡航先によっては家賃の相場が低い国もあるので、滞在費を抑えて生活できます。

また同じ国の中でも、都市部から離れた地域は家賃が比較的安めです。例えば、オーストラリアのシドニーやメルボルンといった主要都市の中心部ほど家賃相場が高く、郊外に行くほど家賃相場が低くなります。就労先へ通える範囲で、郊外のシェアハウスなどを探すと費用を節約できます。

ワーホリ先の国で節約生活を送る

滞在費を抑えるために、食費や生活必需品などになるべく費用をかけずに暮らすことも大切です。食材を購入して自炊したり、安いスーパーを探してみたりすることで、無理なく節約できます。

収入が多く見込める国を選ぶ

ワーキングホリデー先で働いて稼いだ分を、滞在費に充てて費用を抑えられるため、なるべく稼ぎやすい国を選ぶことも一つの方法です。

最低賃金はニュージーランドが2,290円、オーストラリアが1,650円と高めです。またカナダではチップの文化があるため、給料だけでなくチップも収入になります。

語学学校に通う期間を短く設定する

ワーキングホリデーでは、語学学校への入学は必須ではありません。そのため語学学校に通う期間を短くすることで、授業料を安く抑えられます。

ただし海外で働くためには語学力が必要なので、出発前に日常会話レベルの英語力を身に付けておく必要があります。1週間単位で授業を受ける方法もあるため、必要に応じて学校に通う期間を調整すると良いでしょう。

現地で有給インターンを活用する

現地で有給インターンに参加することも、ワーキングホリデーの費用を抑える方法の1つです。有給インターンでお金を稼ぐことができれば、渡航前に1年分の資金を準備する必要がありません(もちろん最低限の生活費を準備しておく必要があります)。

とはいえ、現地で有給インターンをするには高いレベルの語学力が求められます。必要な英語力は職種によってさまざまですが、十分にコミュニケーションが取れる程度のスキルは必要でしょう。

語学力が低い場合、やりたい仕事に就けない恐れもあります。現地での有給インターンを考えている方は、出発前から英語力を向上させておきましょう。

有給インターンでお金を稼ぐことができれば、渡航前に1年分の資金を準備する必要がありません(もちろん最低限の生活費を準備しておく必要があります)。

とはいえ、現地で有給インターンをするには高いレベルの語学力が求められます。必要な英語力は職種によってさまざまですが、十分にコミュニケーションが取れる程度のスキルは必要でしょう。

語学力が低い場合、やりたい仕事に就けない恐れもあります。現地での有給インターンを考えている方は、出発前から英語力を向上させておきましょう。

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各国のワーキングホリデー費用を比較

ワーキングホリデーの費用は国によって異なります。ワーホリ可能な国として人気のある、以下6ヵ国の年間費用を比較しました。各国の収入相場も比較していますので、ぜひ資金準備の参考にしてください。

費用相場(年間)就労による収入相場(年間)
イギリス約270~340万円約100万円
オーストラリア約250~320万円約150万円
カナダ約210~300万円約100万円
スペイン約140~250万円約90万円
ニュージーランド約270~350万円約100万円
フランス約310~380万円約130万円

※上記はあくまでも目安です。実際にかかる費用は、渡航先や目的、渡航時期等によって大きく異なります。

それぞれの詳細を見ていきましょう。

イギリスの場合

イギリスのワーキングホリデー費用の内訳は、以下のとおりです。

費用内訳
ビザ取得約40万円
往復航空券約15万円
語学学校の学費約5~15万円 × 3ヶ月
海外旅行保険約10~20万円
家賃ホームステイの場合:約7~10万円 × 3ヶ月シェアハウスの場合:約8万円 × 9ヶ月
食費などの生活費約8~10万円 × 12ヶ月
合計約220~280万円

※ワーホリビサ申請費用の他に、国民健康保険サービスへの加入義務があり、総額で40万円ほどの費用がかかります。

イギリスの場合、出発前に必要な資金が約80~120万円、滞在費として約180~200万円、合計約260~320万円が費用としてかかります。

ロンドンなどの都市部だと家賃が少々高めですが、ホームステイやシェアハウスなどを利用することで費用を抑えられます。

オーストラリアの場合

オーストラリアのワーキングホリデー費用相場です。

費用内訳
ビザ取得5.7万円
往復航空券約17万円
語学学校の学費約5~15万円 × 3ヶ月
海外旅行保険約10~20万円
家賃ホームステイの場合:約10万円 × 3ヶ月シェアハウスの場合:約6万円 × 9ヶ月
食費などの生活費約10~12万円 × 12ヶ月
合計約250~320万円

オーストラリアの場合は出発前準備金が50~90万円、滞在費として200~230万円、合計約250~320万円と他の国と比べて高めです。

オーストラリアは物価が高いため、家賃や生活費などの滞在費用が高くなりがちです。とはいえ、最低賃金も1,650円程と高く、他の国よりも多くの収入を期待できます。

カナダの場合

カナダの費用を見てみましょう。

費用内訳
ビザ取得3万円
往復航空券約21万円
語学学校の学費約5~15万円 × 3ヶ月
海外旅行保険約10~20万円
家賃ホームステイの場合:約7万円 × 3ヶ月シェアハウスの場合:約5~8万円 × 9ヶ月
食費などの生活費約8~10万円 × 12ヶ月
合計約210~300万円

カナダは出発前準備金が50~90万円、滞在費が160~210万円、合計約210~300万円の費用相場となっています。

往復航空券代が少々高めですが、物価が比較的安い割に最低賃金が日本より少し高めなので、就労しながら生活しやすい環境です。

スペインの場合

費用内訳
ビザ取得2.2万円
往復航空券約15万円
語学学校の学費約5~15万円 × 3ヶ月
海外旅行保険約10~20万円
家賃ホームステイの場合:約7万円 × 3ヶ月シェアハウスの場合:約5~8万円 × 9ヶ月
食費などの生活費約3~6万円 × 12ヶ月
合計約140~250万円

スペインは出発前準備金が40~80万円、滞在費が100~170万円の合計約140~250万円と、各国の中でも費用が安く済みます。

家賃や物価が安い分、最低賃金も1,050円と安めです。現在スペインは失業率も高く、渡航後に仕事がすぐに見つからない可能性もあるため、当面の生活費を余分に用意しておくことをおすすめします。

※スペインは夢カナ留学の留学先には含まれません

ニュージーランドの場合

ニュージーランドの費用は、以下のとおりです。

費用内訳
ビザ取得0.3万円
往復航空券約24万円
語学学校の学費約5~15万円 × 3ヶ月
海外旅行保険約10~20万円
家賃ホームステイの場合:約8万円 × 3ヶ月シェアハウスの場合:約8~10万円 × 9ヶ月
食費などの生活費約10~12万円 × 12ヶ月
合計約270~350万円

ニュージーランドは出発前準備金が50~90万円、滞在費が220~260万円の、合わせて約270~350万円です。物価が高く、最低賃金は2,290円程です。

ビザは日本国内で取得すると3,000円以下とかなり安いですが、現地でビザ取得すると約2万円かかるのでご注意ください。

フランスの場合

最後はフランスのワーキングホリデー費用の解説です。

費用内訳
ビザ取得無料
往復航空券約18万円
語学学校の学費約5~15万円 × 3ヶ月
海外旅行保険約10~20万円
家賃ホームステイの場合:約15万円 × 3ヶ月シェアハウスの場合:約18万円 × 9ヶ月
食費などの生活費約5~8万円 × 12ヶ月
合計約310~380万円

フランスは出発前準備金が40~80万円、滞在費として270~300万円、合計約310~380万円の費用がかかります。事実かどうか、参考サイトだけではなく公的機関など信頼できる情報をご確認のうえ記載ください。

物価や家賃が非常に高い割に最低賃金は1,500円程なので、渡航前に多めに費用を用意しておいた方が安心かもしれません。

※フランスは夢カナ留学の留学先には含まれません

ワーキングホリデーに行くうえで費用以外に必要なこと

ワーキングホリデーに必要な費用を把握することも大切ですが、金銭面以外にも重要なことがあります。

それは、ワーキングホリデーの目的を考えることです。

「ワーキングホリデーで海外生活を送る」

これは、あなたの最終的な目的ではないはずです。

「ワーホリの経験をどのように将来に活かすか」という部分にしっかりと目を向けて、計画を立てることが重要です。

例えば、「英語力を向上させたい」という目標があるとしましょう。

  • なぜ英語力が必要なのか?
  • 努力して磨いた英語力をどのように活かしたいのか?

上記のように深く掘り下げることが重要です。

最終的なゴールを明確化し、それに適した行動計画を立てておけば、あなたのワーキングホリデー生活は実のあるものになります。

「夢カナ留学」では、留学経験のあるプロのコンサルタントがあなたのお話しを伺いながら、将来の夢を実現させるためのプランをご提案します。

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まとめ

ここまでワーキングホリデーの費用について、各国の費用比較と安くする方法をご紹介してきました。費用の内訳をまとめると、以下の通りです。

  • ビザ取得費用
  • 往復航空券
  • 海外旅行保険
  • 語学学校の学費
  • 家賃
  • 食費など生活費

1年間のワーキングホリデーにかかる費用は、国によって相場は異なりますが出発前準備金が50~100万円、滞在費が150~250万円程です。

滞在中に仕事をして収入を得ることで現地での生活費は補えますが、渡航費用や最初の数ヶ月分の生活費は最低限用意して出発するようにしましょう。

また渡航時期をオフシーズンにずらしたり、家賃や物価が安い国を選んだりすることで費用を抑えられます。

さらに生活費や食費を節約することや、語学学校に通う期間をできるだけ短期間にすることで費用を安くできるでしょう。ワーキングホリデーに行く際の参考にしていただければ幸いです。

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