【英語訛り】ネイティブスピーカーにも英語の訛りがある？綺麗な英語を話すには？

自分で英語を話していて、通じない事や思った通りの単語が発音できない事があります。これは、発音の練習や会話の経験数でどうにかなりますが、どれだけ勉強して、練習してもネイティブスピーカーみたいな発音ができない…と思っていませんか？これは、日本人独特の英語に対しての訛りがあります。そして、世界中には多くの英語話者がいて、それぞれの地域で訛りが存在します。

今回は、英語の訛りと英語を綺麗に話す為にはどうすればいいかについてご紹介します！

 

１．英語とは？

そもそも、英語とはなんでしょうか。世界で1番話されている言語で、3億人の母国語者と7億人以上の話者がおり、世界中で11億人以上が使っている言語です。言語学の観点から英語を学ぶことで、英語の構造や特徴をより深く理解し、効果的なコミュニケーションを図ることができます。言語学の知識を活用しながら英語の学習を進めていきましょう。

言語の構造と文法

英語は単語と文法の組み合わせによって成り立つ言語です。文法的な要素を正しく理解し、文の構造や形態の役割を把握することが重要です。文法のルールや文型の特徴を学び、文法の正確性を追求しましょう。

発音と音韻

英語の発音は、母音や子音の音素の組み合わせによって構成されます。音声学の観点から英語の音韻体系を学び、発音の正確性を追求することが重要です。母音や子音の発音の特徴やアクセントのルールを理解し、発音練習を行いましょう。

語彙と意味

英語の語彙は非常に豊富であり、多様な意味を持つ単語や表現が存在します。語彙の獲得は英語学習の重要な要素です。単語の意味や使い方、類義語や反意語などの関連性を理解し、適切なコンテキストで適切な語彙を使いましょう。

コミュニケーションとプラグマティクス

言語はコミュニケーションの手段です。英語を使って意思疎通を図る際には、文化的な背景や社会的な文脈を考慮することが重要です。プラグマティクスと呼ばれる言語使用の文脈的な側面を学び、適切な表現や敬語の使い方などを理解しましょう。

文化と言語の関係

言語は文化と密接に関連しています。英語を学ぶ際には、英語圏の文化や社会の背景を理解することも重要です。文化の違いや言語の変化に対して開放的な態度を持ち、異なる文化を尊重しながら英語を学んでいきましょう。

２．世界中の英語の訛り

訛りのある英語は、地域や文化の影響によって生まれる独特の発音や言語のニュアンスを指します。英語は世界中で話されており、地域によって異なるアクセントや発音が存在します。以下にいくつかの代表的な訛りや関連する国を紹介します。

アメリカ英語

「General American Accent」と呼ばれる訛りは、 アメリカの中西部や中西部地域で一般的なアクセントです。一般的なアメリカンスタンダードとされ、映画やテレビ番組でよく聞かれます。次に有名なのが、「Southern Accent」で、アメリカ南部で話される特徴的なアクセントで、ゆったりとした口調と特有の発音が特徴です。西部映画などでは、この話し方が特徴的です。

イギリス英語

アメリカの次に有名な国が、イギリスです。イギリスは、本来４つの王国が１つになった国なので、様々な訛りが存在します。「Received Pronunciation (RP)」は、イギリスの公用語とされる標準英語です。ロンドンや南部の上流階級のアクセントとされ、一般的なイギリス英語として広く知られています。１番有名なイギリス英語の「Would you like some water?」はこの訛りで知られています。

「Cockney Accent」が、ロンドンの労働者階級のアクセントで、特有の発音やリズムがあります。世界的に有名なThe Beatles (ビートルズ)は、この訛りだったと言われています。

オーストラリア英語

オーストラリアの特徴的なアクセントで、発音がゆるやかで特有のイントネーションがあります。「Good day, mate!」(グッダイマイッ！)は、オーストラリア人でも自虐的に使うほど有名な訛りです。（本来のアメリカ英語は、「グッデイメイト！」です。）

ニュージーランド英語

ニュージーランドのアクセントは、オーストラリア英語に類似していますが、いくつかの独自の発音やリズムがあります。実際に、オーストラリアやニュージーランド旅行しても気づかないと思います。しかし、在住して少し期間が経つと気づくようになります。

カナダ英語

カナダは英語とフランス語が公用語であり、英語にもフランス語の影響が見られます。カナダ東部ではフランス語のアクセントが強く、「Maritime English」と呼ばれます。西部ではアメリカ英語の影響を受けたアクセントが一般的で、「City English」と呼ばれます。

インド英語

インドでは英語が公用語として広く使用されていますが、インド独特のアクセントや発音があります。イギリス英語と異なる特徴があります。特に「L」と「R」の発音がとても強く、巻き舌になるアクセントです。

アジア英語

日本人や中国人、韓国人が話す英語は、アジア英語と呼ばれます。発音が、とてもはっきりとしていて、慣れてくると分かりやすいです。しかし、初めの方はとても汚い英語に聞こえると言われています。

他にも世界中には様々な訛りやアクセントが存在します。これらの訛りは地域の文化や言語の特性に基づいて発展し、その地域の人々の英語の特徴となっています。訛りのある英語は文化的な豊かさや多様性を反映しており、異なるアクセントに触れることは英語の理解力を高める上で役立ちます。

３．綺麗な英語を話すコツ

これらのコツを意識して、日常的に英語を使いながら練習を重ねていくことが大切です。継続的な努力と実践を通じて、より綺麗な英語を話すことができるでしょう。綺麗な英語を話すためのコツをいくつかご紹介します。

文法の正確性を意識する

・文法のルールや構造に注意を払い、正確な文法で英語を話すようにしましょう。文章の主語と動詞の一致や時制の正確な使い方などに注意を払いましょう。
・定期的に文法の勉強や復習を行い、自分の文法の弱点を克服することも重要です。

語彙力を増やす

・幅広い語彙を身につけることで、表現の幅が広がります。定期的な単語の学習や、読書や映画などを通じて新しい語彙を獲得しましょう。
・同義語や類義語の違いを理解し、適切な語彙を選ぶことも重要です。

自信を持って話す

・英語を話す際には自信を持って話すことが大切です。間違いを気にせずに積極的に英語を使い、自分の意見や考えを表現しましょう。
・実際に英語でコミュニケーションをする機会を増やすことで、自信がつきます。英会話のグループや言語交換パートナーとの会話など、積極的な実践が効果的です。

聞く力を鍛える

・ネイティブスピーカーの英語を聞くことで、正確な発音や自然なフレーズの使い方を学ぶことができます。英語のポッドキャストや音声教材を利用し、リスニングのスキルを磨きましょう。

４．綺麗な英語を鍛える練習方法

これらの練習方法を組み合わせて、日常的に英語のスピーキングを積極的に行いましょう。継続的な練習と自信を持って英語を話すことで、スピーキングスキルを向上させることができます。また、フィードバックを受ける機会を活用し、自身の課題を把握して改善することも重要です。

口頭での練習

・毎日英語で自己紹介や日常会話の練習をしましょう。例えば、鏡の前で自分自身に話しかける練習や、友人や家族との英語での会話の機会を増やすことも有効です。
・オンラインの言語交換パートナーや英会話グループに参加し、リアルな会話の機会を作りましょう。

フレーズやディスカッションの練習

・あらかじめ用意したフレーズや表現を使って、ディスカッションの練習を行いましょう。例えば、ニュース記事やトピックについて話し合う練習や、自分の意見を述べる練習などです。

モデル音声の模倣

ネイティブスピーカーの英語音声を聞き、模倣することで正確な発音やリズムを身につけることができます。英語のポッドキャストやオーディオブックを活用し、リスニングと同時にスピーキングの練習を行いましょう。最近有名なのは、「TEDxTalk」です。YouTubeでも、アプリでも可能です。

ロールプレイ

・特定のシチュエーションや役割を想定し、ロールプレイを行うことで実践的なスピーキング力を鍛えることができます。例えば、レストランでの注文やホテルの予約などのシナリオを想定し、パートナーや友人と役割を演じて練習しましょう。

スピーチの練習

・自分の関心や経験についてのスピーチを作成し、練習することも効果的です。自己紹介やプレゼンテーションなど、実際の場面を想定してスピーチの練習を行いましょう。

発音トレーニング

・発音の練習を行うことでより明瞭なスピーキングを身につけることができます。特に母音や子音の発音に重点を置き、正確な発音を目指しましょう。発音ガイドやオンラインの発音レッスンを利用することも有効です。

５．終わりに

実際に世界中に11億人以上の英語話者がおり、全員が同じように話しているわけではありません。地域によって全く違い、英語同士でも伝わらない事があります。しかし、そこで大切なのは綺麗な英語を話そうとする努力です。特に日本人は、対応力がある言語を話している為、各地域で少しだけ時間を過ごせばすぐに話せるようになります。そんな時に、絶対に練習を怠らないでください。しっかりとネイティブスピーカーに近づく英語を話せるようになってきます！