これからTOEICを受けようと思っている人は、TOEICの受験規定をご存知でしょうか。TOEICは英語レベルや年齢にかかわらず、誰でも受験できる試験ですが、受験するためには用意しなければならないものもあります。
そのひとつが証明写真。ですが、TOEICを受験したことがない人は、どんな写真が必要なのかわかりませんよね。
そこでこの記事では、TOEICに必要な証明写真について解説していきます。規定や写真を撮るときのポイント、証明写真を撮影する方法などを詳しくご紹介しますから、こちらを参考にTOEIC受験に備えてくださいね。
TOEICには証明写真が必要?
TOEICを受験したことがない人は、なぜTOEICに証明写真が必要なのか不思議に思うのではないでしょうか。
TOEIC受験用に準備をする証明写真は、後々スコア証明書に印刷されます。写真も一緒に印刷されることで、そのスコア証明書が確実に自分のものであることを証明できます。
また、本人確認の意味もあり、TOEICを受験する際には、この証明写真と本人確認書がどちらもチェックされます。これにより、代理受験などを避けることができるのです。
TOEICの証明写真についての規定
TOEICの証明写真については、細かい規定が定められています。その規定は下記のとおりです。
サイズ:縦4cmx横3cm
撮影時期:受験日前6ヶ月以内
写真仕様:モノクロ・カラーどちらでも可・フチなし
その他:正面を向いた顔がはっきり確認できること
本人のみが写っていること
帽子はNG・頭頂部を含め頭部全体が写っていること
背景は白か薄い色
写真の裏に氏名と受験番号を明記
証明写真貼り付け欄にぴったりのりで貼り付ける
TOEIC以外の証明写真も大体このような規定が定められていますから、規定どおりの写真を撮影することは難しくないはずです。
TOEICの証明写真のルールを守らなかったら……
TOEICの証明写真には、上記のような規定がしっかり定められています。では、この規定に違反した場合はどうなるのでしょうか?
もしも証明写真が規定どおりに準備されていない場合、TOEICが受験できなくなってしまいます。そのため、証明写真を規定どおりに準備することは非常に重要なのです。
しかしもしも、TOEIC受験日に早めに会場に到着し、写真をチェックしてもらったときにNGになった場合、まだ時間があって周囲に証明写真撮影機があれば、証明写真を撮り直すことができます。
とは言え、すべての会場で近くに証明写真撮影機があるとは限りませんから、やはり当日までに規定通りのものを準備しておくことが大切です。
6ヶ月以上前の証明写真を使ってもバレないと思う人もいるかもしれませんが、実際にバレたときや指摘されたときには、TOEICを受験させてもらえなくなってしまいます。バレなければいいという考えをせず、規定どおりの写真を準備するようにしましょう。
TOEIC用の写真を準備するときのポイント
規定通りの写真を用意しようとしても、うっかり規定から外れてしまうなんてこともあるはずです。そこで、確実にTOEICの規定どおりの写真を準備するために、そのポイントをまとめてみました。
受験が決定してから撮るのが無難
TOEICの証明写真には、撮影時期の指定があります。このことを考えると、TOEICの受験料を支払い、受験が決定してから写真を撮るのが無難でしょう。
受験をするつもりでいても、何らかの事情により延期したり、受験できなくなったりすることもあるはずです。
ちなみに証明写真を撮るのにそれほど時間はかかりませんから、TOEIC受験の数日前などに撮っても問題ありません。なるべく余裕を持って準備するのが望ましいのですが、自分がバタバタしないのであれば、数日前に準備しても良いでしょう。
顔がしっかり見えている写真にする
証明写真は顔がしっかり見えていることが非常に重要です。頭全体がしっかり写っており、顔に影が映り込んでいないように気をつけてください。前髪が長い人や横髪がある人は、髪が顔にかかっていないことも重要です。
髪で目や頬が隠れたりすることがないように、前髪を横に流したり、横髪を耳にかけたりなどをして、十分気をつけてくださいね。
背景は白か水色
背景は白か薄い色と決められています。薄い色というのが難しいかもしれませんが、白以外の背景だと水色が一般的です。
TOEICの証明写真は、後々白黒でスコア証明書に印刷されますから、この時に背景が真っ黒になってしまわないようにしなければなりません。
「この水色で大丈夫かな?」と不安に思うなら、白を選ぶのが望ましいでしょう。ちなみに証明写真機や写真屋さんで撮影された写真は、この背景の規定に沿ったものになるので、それほど心配はないでしょう。少し濃い色だと感じたときだけ、気をつけるようにしてくださいね。
のりでしっかり貼り付ける
TOEICの証明写真はのりで貼り付けるように指定されています。両面テープなどで貼り付けるのはNGですので、必ずのりで貼り付けるようにしましょう。
推奨されているのはスティックのりです。貼り付けるときには、のりが写真からはみ出さないように気をつけてください。また、よく乾かすようにも指示されています。
もしもしっかり乾かしていない場合は、のりがしみ出てしまい、自分や他の人の受験票が破損してしまう可能性があるため、くれぐれも気をつけましょう。
のりを定着させるためには、時間に余裕を持って写真を貼り付けておきたいですね。
できれば明るめの表情で
これは必須というわけではありませんが、TOEICの受験票に貼り付ける証明写真はスコア証明書に印刷されるため、できれば明るめの表情で撮影するのがおすすめです。
TOEICのスコアを証明するために、証明書を提出する場面もあるでしょうから、人に見せても恥ずかしくない写真を用意しましょう。
TOEIC用の証明写真を撮るおすすめの方法
あまり証明写真を撮ったことがない人だと、どこで写真を撮れば良いか悩むこともあるかもしれません。TOEIC用の証明写真は、普通の証明写真と同じ場所で撮影することができます。
ここからはTOEIC用の証明写真を撮る方法もご紹介しておきます。
写真屋さんで撮ってもらう
一番楽で確実なのは、写真屋さんで証明写真の撮影をお願いすることでしょう。一番高額な方法ではありますが、写真屋さんで撮影してもらえば、間違いはありません。
写真屋さんによっては、TOEICの証明写真の撮影に慣れているお店もありますが、念の為、TOEICの写真の規定が記載されているものを用意しておくと安心です。
写真屋さんで撮影してもらう場合は、お店にもよりますが、1,200円位からとなります。写真の質によっても、値段が異なる場合がありますので、詳しくはお店に確認をしてみてくださいね。
手軽なのは証明写真機
さっと撮れてお手軽なのは、証明写真機ではないでしょうか。証明写真機の場所さえ知っていれば、すぐに撮影できますし、料金も500円程度からと気軽なお値段です。
ただし証明写真機の場合は、写真を自分で撮影するため、規定違反になっていることに気づかないこともあるかもしれません。そのため、証明写真機を使うなら、印刷前にしっかり写真をチェックしたり、背景色を確認したりなど、慎重な確認が必要です。
ほとんどの証明写真機は背景色が白か薄めになっているので問題ありませんが、少し濃いと感じる場合は、別の証明写真機を探すか、他の方法で撮影をしましょう。
緊急時にも使えるアプリとコンビニのプリンタ
さっと撮影が可能な証明写真機や、人に撮ってもらえる写真屋さんに比べると、少し手間はかかりますが、証明写真が撮影できるスマホアプリとコンビニのプリンタを使って、証明写真を撮るのもおすすめです。
スマホアプリを使えば、自宅でゆっくり写真が撮影できますし、コンビニのプリンターで印刷が可能です。料金は200円程度なので、一番格安で証明写真が撮影できる方法とも言えるでしょう。
ちなみに家にプリンタと写真用の用紙がある人なら、家で印刷も可能です。
証明写真が撮影できるアプリは「履歴書カメラ」といい、iOSでもAndroidでも提供がありますから、ぜひダウンロードしてみてくださいね。
使い方もそれほど難しくありません。
TOEICの証明写真は規定を守るのが重要!
TOEICの証明写真にはサイズのみだけではなく、それ以外にも規定があります。ですから、ここでご紹介した内容だけを参考にするのではなく、証明写真撮影前には、TOEICの公式サイトで規定をチェックしつつ、規定に沿った写真を撮れるようにしましょう。
規定に沿っていなければ、受験不可となる場合もあることを忘れないでくださいね。