留学に行くと決めたあと、多くの人が最初につまずくのが「で、何から手をつければいいの?」という段階です。ビザ、学校、航空券、保険、役所の手続き。調べれば調べるほど項目が増えて、順番が分からなくなってしまいます。
結論からお伝えすると、留学準備でいちばん大事なのは「期限があるものを先に片づける」ことだけです。パスポートやビザのように他人が処理する手続きは、自分の努力では早められません。逆に自分だけで完結することは、後回しにしても取り返せます。
この記事では、留学準備を「出発1年前」「6か月前」「3か月前」「1か月前」の4段階に分け、それぞれの時期にやることを順番どおりにまとめました。準備期間の目安から、ビザ・保険・滞在先などの手続き、住民票や年金といった役所の届出、出発前日の最終確認までを一度に確認できます。
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目次
留学準備はいつから始めればいい?準備期間の目安

留学準備でいちばん多い質問が「いつから動けばいいのか」です。一般的には半年〜1年前と言われますが、これは留学の種類によって大きく変わります。正規留学のように出願期限があるものと、語学留学のように毎月入学できるものを、同じ物差しで測る必要はありません。
留学の種類別に見る準備期間の目安
まずは自分の留学タイプがどこに当てはまるかを確認してください。準備期間の長さを決めているのは、ほとんどの場合ビザと出願の締め切りです。
留学の種類別|準備を始めたい時期
観光ビザで行ける国が多く、学校も毎週・毎月入学できる
学生ビザが必要になり、入学許可書の発行を待つ時間が加わる
国によって定員制・抽選制があり、申請できる時期が決まっている
在籍校との調整と、受け入れ先の選考に時間がかかる
出願締切が入学の半年〜1年前。語学スコアの取得期間も必要
バーの長さは準備にかけたい期間の目安です。右端まで伸びているものが約1年半前を表します。
※準備期間はあくまで目安です。渡航先の国・学校・時期、ビザの種類によって前後します。出願条件や申請時期は必ず各学校・各国の公式サイトでご確認ください。
2026年7月13日更新 2026年8月4日
留学準備は最短でどこまで間に合うのか
「思い立ったときには残り3か月しかなかった」という方も少なくありません。
結論としては、語学留学やワーホリなら3か月でも十分に間に合います。
ただし残り期間が短くなるほど、選べる学校と航空券の選択肢は減っていきます。
留学カウンセラー
りょう
2026年7月30日更新 2026年8月5日
留学準備でやることの全体像|出発までの4ステップ

ここからは、出発までにやることを時系列で整理していきます。
項目は多く見えますが、時期は4つに分かれるだけです。
まずは全体像を頭に入れてから、各時期の詳細に進んでください。
留学準備は「決める」「申し込む」「手続きする」の3フェーズ
やることを性質で分けると、留学準備は3つのフェーズに整理できます。
この順番は入れ替えられません。
行き先が決まらなければ学校は選べず、学校が決まらなければビザは申請できないからです。
留学準備の3フェーズ
右にいくほど自分の力では早められない領域になります。だから左から順に片づけていく必要があります。
決めるフェーズ(自分次第で進む)
目的・期間・国・都市・予算を決めます。ここだけは他人を待つ必要がないので、思い立った日から進められます。逆にここが曖昧なまま先へ進むと、あとで全部やり直しになります。
申し込むフェーズ(相手を待つ時間が発生する)
学校の申し込みと入学許可書の受け取り、滞在先の手配です。学校からの返信を待つ時間が読めないため、余裕をもって動く必要があります。
手続きするフェーズ(期限と順番が決まっている)
パスポート、ビザ、保険、航空券、そして役所の届出。書類がそろっていないと申請すらできないものが多く、順番を間違えるとやり直しになります。
期限があるものから片づける優先順位
準備が間に合わなくなる人には共通点があります。
自分だけで完結することから手をつけてしまうことです。
荷物をそろえたり英語を勉強したりするのは楽しい作業ですが、これらは出発前日までに終わればいい項目です。
先に着手すべきなのは、役所・学校・大使館など「他人の処理時間が必要なもの」です。
自分がどれだけ急いでも、審査期間は短くできません。この記事も、その順番どおりに構成しています。
この記事で扱うこと
目的と国の決め方/学校の申し込み/パスポート・ビザ・航空券・保険/滞在先/お金と通信/役所の届出
別の記事で扱うこと
スーツケースに詰める持ち物の中身と、渡航前の英語学習の進め方。それぞれ専用の記事にまとめています
やることの多さに、正直圧倒されていませんか?
順番さえ決まれば、留学準備は進みます。

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出発1年〜6か月前の留学準備|目的・国・学校を決める
最初の時期にやることは、手続きではなく「決めること」です。
ここで決めた内容が、このあとの費用・ビザ・学校のすべてを左右します。
時間をかける価値があるのは、実はこのフェーズだけです。
留学の目的と期間を決める
「英語を話せるようになりたい」は目的としては広すぎます。
同じ英語力でも、旅行者と話せればいいのか、現地で働けるレベルが必要なのかで、選ぶ国も期間も費用もまったく変わってしまうためです。
次の3ステップで具体化していきましょう。
帰国後にどうなっていたいかを書き出す
「外資系に転職したい」「海外で働き続けたい」「学生のうちに視野を広げたい」など、ざっくりで構いません。ここがゴールになります。
留学のスタイルを選ぶ
語学留学・ワーホリ・専門コース・正規留学のどれが目的に近いかを決めます。働きながら滞在したいならワーホリ、集中して学びたいなら語学留学が基本形です。
期間を決めて出発月を仮置きする
期間が決まらないとビザの種類も費用も決まりません。仮でいいので「来年の4月から半年」のように出発月まで置いてしまうと、一気に逆算できるようになります。
留学先の国と都市の選び方
国は「憧れ」だけで決めると、費用とビザの条件で行き詰まることがあります。
選ぶときは、費用・ビザの取りやすさ・日本人の割合・気候の4つを並べて比較してください。
とくに同じ国でも都市によって生活費が大きく変わるため、国だけでなく都市まで絞るのがコツです。
2026年7月13日更新 2026年8月5日
語学学校の選び方と申し込みの時期
学校選びは、渡航の3〜6か月前に始めるのが目安です。
人気校や繁忙期(6〜9月、1月)は席が埋まるのが早いため、行きたい時期がはっきりしている方ほど早めに動いてください。
パンフレットの雰囲気だけで決めず、次の点を確認しましょう。
留学資金の計画と貯金のペース
費用は「授業料+滞在費+航空券+保険+現地の生活費」で考えます。
見落としやすいのが、渡航前にまとめて支払う分と、現地で毎月かかる分を分けて計算することです。
渡航前に必要な金額を先に確定させ、そこから逆算して月々の貯金額を決めると計画が崩れません。
注意したい点
学費や滞在費は外貨で決まるため、為替の動きで日本円の支払額が変わります。ぎりぎりの資金計画にせず、想定額に1〜2割ほど余裕を持たせておくと、円安に振れても計画を立て直さずに済みます。
2026年7月13日更新 2026年8月4日
出発6〜3か月前の留学準備|申し込みと書類の手続き

行き先と学校が決まったら、いよいよ手続きに入ります。
この時期がもっとも項目が多く、そして順番を間違えるとやり直しになるのもこのフェーズです。
まずは全体の順番を確認してください。
パスポートの取得・更新
すべての起点です。学校の申し込みにもビザの申請にも番号が必要になるため、持っていない方はここから始めます。
学校の申し込み・入学許可書の受け取り
申込書を出して授業料を支払うと、入学許可書が発行されます。これが学生ビザ申請の必須書類になります。
ビザ・電子渡航認証の申請
入学許可書がそろってから申請します。オンラインで数日の国もあれば、面接や健康診断が必要で数か月かかる国もあります。
航空券の手配
入学日が確定し、ビザの見通しが立ってから買います。順番を飛ばすと、出発日そのものを変えることになります。
海外留学保険の加入
加入証明が入学条件やビザ要件になっている場合があります。手続き自体は短く、渡航1か月前までで間に合います。
滞在先の手配
ここまでで渡航準備が整う入学日が決まってから学校経由で手配するのが一般的です。最初の1〜2か月だけ押さえ、現地で慣れてから引っ越す方法もあります。
※所要期間は渡航先・申請方法・時期によって大きく変わります。とくにビザの審査期間は繁忙期に延びることがあるため、必ず各国の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
パスポートの取得・更新にかかる期間
すべての手続きの起点になるのがパスポートです。
学校の申し込みにもビザの申請にもパスポート番号が必要なので、持っていない方は何よりも先に申請してください。
申請から受け取りまでは1〜2週間ほどが目安で、受け取りは本人が窓口に行く必要があります。
すでに持っている方も、残存有効期間の確認を忘れずに。
国によっては「滞在期間+6か月以上」の残りを求められることがあり、期限が近い場合は先に更新が必要です。
※手数料・必要書類・オンライン申請の可否は自治体によって異なります。最新の情報は外務省およびお住まいの都道府県の公式サイトでご確認ください。
すでに持っている方が先に確認する2点
学校への申し込みと入学許可書の受け取り
行きたい学校が決まったら、申込書を提出して授業料を支払います。
支払いが確認されると入学許可書が発行され、これが学生ビザ申請の必須書類になります。
海外送金には数日かかることもあるため、支払いのタイミングにも余裕を見ておきましょう。
申込書を提出する
希望の入学日とコースを指定して学校に送ります。返信までに数日かかることもあります。
授業料を支払う
海外送金は着金まで数日かかる場合があります。支払い期限から逆算して手配してください。
入学許可書を受け取る
支払いが確認されると発行されます。学生ビザ申請の必須書類なので、届いたら内容と氏名の表記を確認しましょう。
入学日を動かすと費用がかかります
申し込み後の入学日変更に手数料を設けている学校もあります。入学日は仕事の退職日や大学の学期と照らし合わせ、動かさなくて済む日程で確定させてください。
ビザの申請と、申請できる時期
ビザは留学準備でもっとも読みにくい工程です。
オンラインで数日のうちに下りる国もあれば、面接や健康診断が必要で数か月かかる国もあります。
また「渡航の◯か月前から申請可能」という下限が決まっていることも多く、早く動けば早く取れるわけではありません。
※必要書類・申請できる時期・年齢の上限は国によって異なり、変更されることもあります。渡航先の大使館・移民局の公式サイトで必ず最新の情報をご確認ください。
よくある落とし穴
ビザが下りる前に、変更・払い戻し不可の航空券を買ってしまうケースです。審査が長引くと出発日そのものを変えることになります。ビザの見通しが立つまでは、日程変更ができる航空券を選ぶほうが安全です。
2026年7月15日更新 2026年8月4日
航空券を手配するタイミング
航空券は、入学日が確定してビザの見通しが立ってから買うのが基本です。
価格は出発の2〜3か月前がひとつの目安とされますが、繁忙期(夏休み・年末年始)は早い時期から上がっていきます。
片道と往復のどちらにするかも悩みどころです。
滞在期間が決まっているなら往復のほうが安くなることが多く、入国審査で帰国予定を確認される国もあります。
一方で帰国日が読めない長期留学では、変更可能な航空券や片道を選ぶ人もいます。
海外留学保険の選び方と加入の時期
海外では医療費が日本の何倍にもなることがあり、保険は必須です。
学校によっては加入証明の提出が入学条件になっていますし、ビザの要件として指定されている国もあります。
加入自体は数日でできるので、渡航の1か月前までに済ませておけば十分です。
クレジットカードの付帯保険で代用できる場合もありますが、補償期間が90日までのものが多く、長期留学には向きません。
補償期間と上限額が足りているかを必ず確認してください。
滞在先(ホームステイ・寮・シェアハウス)の決め方
滞在先は学校を通して手配するのが一般的で、申し込みから確定まで2週間〜1か月ほどかかります。
最初の1〜2か月だけ手配して、現地で慣れてから引っ越すという選び方もよく使われます。
手続きの順番を間違えないか、不安ではありませんか?
書類の抜けは、あとから取り返せません。

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出発3か月〜1か月前の留学準備|お金・通信・体の準備
大きな手続きが片づいたら、次は生活まわりの準備です。
この時期の項目は目立たないものばかりですが、日本にいるうちにしか済ませられないものが多く含まれています。
渡航後に「あれをやっておけば」となりやすい部分です。
海外で使うお金と海外送金サービスの準備
お金の準備で大事なのは、金額そのものより手段を分けておくことです。
カードが突然使えなくなる、ATMが自分のカードに対応していない、といったトラブルは実際によく起こります。
最低でも2つ以上の手段を用意しておきましょう。
日本のスマホ契約と通信をどうするか
意外と見落とされるのが、日本で使っている回線をどうするかです。
現地でどの通信手段を使うかとは別に、日本の電話番号を残すかどうかを決めておく必要があります。
番号を手放すと、日本の銀行やサービスのSMS認証が受け取れなくなるためです。
あわせて、SIMロックが解除されているかも確認しておきましょう。現地でのeSIMや現地SIMの選び方については、海外留学の持ち物リストの記事で比較しています。
2026年6月9日更新 2026年6月24日
予防接種・健康診断・歯科の受診
渡航先や学校によっては、予防接種の証明書の提出が求められます。
複数回の接種が必要なワクチンもあるため、必要かどうかは早めに確認してください。
もうひとつ、経験者がそろって挙げるのが歯の治療です。
海外の歯科治療は保険の対象外になることが多く、費用も日本とは比べものになりません。
気になる箇所があるなら、出発前に治しておくほうが確実です。
留学カウンセラー
りょう
出発1か月前〜前日の留学準備|役所の手続きと最終確認
最後の1か月は、役所の届出と身のまわりの整理が中心になります。
ここでの手続きは早すぎると受け付けてもらえないものが多く、出発の2週間前あたりからが本番です。
海外転出届を出すかどうかの判断
1年以上海外に滞在する場合、市区町村に海外転出届(住民票の異動)を出すのが一般的です。
届出をすると住民票が抜けるため、国民健康保険や年金、住民税の扱いがまとめて変わります。
1年未満の留学なら、そのまま日本に住民票を残す人がほとんどです。
※届出の要否や手続き方法、受付できる時期は市区町村によって異なります。年金・税金の取り扱いも個別の事情で変わるため、必ずお住まいの自治体および年金事務所の窓口でご確認ください。
2026年6月22日更新 2026年7月9日
年金・健康保険・住民税の扱いを確認する
転出届を出す場合、国民年金は任意加入を選べます。
加入を続ければ将来の受給額に反映され、障害年金の対象からも外れずに済みます。留学期間が長い方ほど検討する価値があります。
住民税で注意したいのは、前年分の納税義務は出国後も残ることです。
支払いが残っている場合は、家族などに納税管理人になってもらう手続きが必要になることがあります。手続きの要否は自治体で確認してください。
2026年6月30日更新 2026年7月9日
各種契約の解約と郵便物の転送
一人暮らしの方は、解約と住所変更の作業がまとめて発生します。
このうち賃貸の解約だけは1〜2か月前の申し出が必要なことが多いため、ここだけは前の時期に前倒しで動いてください。退去日は渡航日と揃えず、数日の余裕を持たせておくと安全です。
荷造りと出発前日の最終確認
荷造りは最後の1〜2週間で十分です。何を詰めるかで迷ったら、海外留学の持ち物リスト完全版にカテゴリ別のチェックリストをまとめてあるので、そちらを見ながら進めてください。渡航前の英語学習をどう進めるかは、留学前の英語の勉強の記事で解説しています。
この記事で最後に確認したいのは、モノではなく「これがないと入国できない」書類まわりです。前日にここだけ見直してください。
2026年8月6日更新 2026年8月7日
留学準備についてよくある質問
最後に、留学準備の相談でとくに多い質問をまとめました。進め方に迷ったときの判断材料としてご覧ください。
2026年8月6日更新 2026年8月7日
まとめ|留学準備は出発日から逆算して進める
留学準備は項目こそ多いものの、やることは「決める」「申し込む」「手続きする」の3つに整理できます。期限が決まっているものから順に片づけていけば、直前になって慌てることはありません。
留学カウンセラー
りょう
この記事のまとめ
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・ 渡航後3.1週間以内に98.4%が希望職業に内定(※夢カナEnglish中級以上受講・所定条件を満たした場合)
・ 帰国後のキャリア・転職サポートまで一貫して対応
まずは無料相談で、あなたに合ったプランを一緒に考えましょう。
※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。ビザの要件・申請時期、パスポートの発給日数、住民票や年金・税金の取り扱いは変更される場合があります。最新の情報は各国の公式機関、お住まいの市区町村、各学校の公式サイトでご確認ください。











