「台湾留学は安いと聞くけれど、実際いくらかかるのか」がいちばんの不安ではないでしょうか。
台湾は日本から約4時間、物価も日本より安く、語学留学の総額は英語圏の半分以下に収まることも珍しくありません。
ただし、都市と滞在方法の選び方だけで、1年の総額は100万円近く変わります。
この記事では、台湾留学の費用を期間別・都市別に整理し、ビザの選び方と留学エージェントの使い方までまとめました。
この記事を書いた人
目次
- 1. 台湾留学が人気の理由・メリット
- 2. 台湾留学のデメリット
- 3. 台湾留学の4つのスタイルと入学方法
- 4. 【費用】台湾留学はいくらかかる?留学スタイル・期間別の総額目安
- 5. 台湾留学におすすめの都市
- 6. 台湾留学の費用を抑える5つの方法
- 7. 台湾留学で中国語はどのくらい話せるようになる?
- 8. 台湾留学のビザと申請スケジュール
- 9. 台湾留学の家探し方法
- 10. 台湾留学におすすめのエージェント3選
- 11. 台湾留学の準備・持ち物
- 12. 台湾留学後のキャリア・就職例
- 13. 台湾留学の体験談|先輩たちのリアルな声
- 14. 台湾留学についてよくある質問
- 15. まとめ|費用は「都市」と「期間」で決まる
台湾留学が人気の理由・メリット
台湾が選ばれている理由は、費用・距離・手続き・学校数に加えて、暮らしやすさまでそろっていることです。
1つずつ数字で見ていきます。
理由1|1ヶ月の総額が英語圏の半分以下
同じ1ヶ月でも、台湾は英語圏より明確に安く収まります。
上限帯のアメリカと並べてみます。
理由2|日本から約4時間、時差は1時間

東京から台北までは飛行機で約4時間、日本との時差は1時間です。朝に日本を出発すれば、昼すぎには台北に着いてその日から生活を始められます。
時差ぼけの調整がほとんど要らないので、長期滞在中の一時帰国も現実的です。往復航空券は3〜8万円ほどが目安ですが、繁忙期は高くなるので早めに押さえておきましょう。
理由3|90日以内ならビザ申請が不要

滞在が90日以内なら、日本国籍はビザ申請そのものが不要です。思い立ってから3ヶ月前でも動き出せるのは、台湾ならではの気軽さですよね。90日を超える場合の停留ビザ・居留ビザの流れは、台湾留学のビザと申請スケジュールで詳しくご紹介します。
理由4|入学のチャンスが年4回ある

大学付属の華語センターは1学期約3ヶ月の学期制で、多くの学校が春・夏・秋・冬の年4回、入学のタイミングを設けています。
入学月が年4回あるため、最短で半年前から準備を始めれば間に合う計算です。開講月や出願の締切は学校ごとに異なるので、志望校の公式サイトで確認しておきましょう。
理由5|親日的で、人がやさしい

台湾は日本に好意的な人が多く、道を聞いたときやお店での会話でも親切にしてもらえる場面がたくさんあります。先輩留学生の体験談でも「差別を感じたことはなかった」という声が多く、はじめての海外生活でも気持ちの面で安心して過ごしやすい国です。
理由6|日本食や日本のドラッグストアがあり、食べ物もおいしい

台北などの都市部には日本食のお店や日系のドラッグストア、コンビニがそろっていて、日本で使っていた日用品も手に入りやすいです。夜市や食堂など安くておいしい台湾グルメも多く、「食の楽しみ」を挙げる先輩はとても多いですよ。
6つの理由に共通しているのは、始めるまでのハードルが低く、暮らし始めてからも安心感があるという点です。
台湾留学のデメリット

近くて費用も抑えやすい台湾ですが、実際に暮らしてみて「思っていたのと違った」という声があるのも事実です。
とはいえ、デメリットの多くは事前に知っておけば対策できます。先輩たちの声が多かった主な5つを、正直にお伝えします。
デメリット1|雨と湿気が多く、虫や冬の空気も気になる
台北を中心に雨の日が多く、一年を通して湿気がすごいのが台湾の気候です。夏は暑さが厳しく、7〜9月は台風も来ます。冬は北部で長雨が続き、暖房のない部屋では底冷えすることもあります。
先輩たちの共感がいちばん集まるのが「洗濯物が乾かない」という悩みです。除湿機は必須。
留学カウンセラー
りょう
デメリット2|食べ物が合わないことがある
台湾料理はおいしいと評判ですが、八角や漢方、香菜(パクチー)の味や香りが苦手な人もいます。
また、外食文化のため食材を買って自炊すると、かえって割高になることもあります。日本食のお店やコンビニも上手に使い、自炊したい人はキッチン付きの部屋を選びましょう。
デメリット3|バイクが多く、交通事故が心配
台湾はバイクがとても多く、バスの運転も荒めです。2025年の交通事故による死者は2,858人にのぼります。
歩くときは、横断歩道でも左右をしっかり確認する習慣をつけておきましょう。自分でバイクや車を運転する場合は、免許の条件と保険を必ず確認してください。
※交通事故死者数は交通部の2025年集計、PM2.5は環境部の空気品質監測網にもとづきます。
デメリット4|日本語環境になりやすく、英語も伸びにくい
台湾は日本人留学生が多く、日本語が通じるお店やコミュニティもたくさんあります。安心できる反面、日本人同士で固まると、中国語を使う時間が一気に減ってしまうのが落とし穴です。
語学留学の場合、授業も生活も中国語が中心なので、英語を伸ばす機会は多くありません。大学や交換留学では、留学生同士の共通語が英語になり「中国語より英語が伸びた」という声もありますが、これは環境によるところが大きいです。
留学カウンセラー
りょう
デメリット5|アルバイトではほとんど稼げない
留学生がアルバイトをするには工作許可(労働許可)が必要で、学位留学生は入学後から、語学留学生は華語センターに6ヶ月以上在籍してから申請できます。短期の語学留学では働けません。
働ける場合でも、2026年の最低時給は196元(約980円)で、日本より低めです(2027年1月から205元に引き上げ予定)。アルバイト代で生活費をまかなう前提にはせず、留学費用は渡航前に準備しておくと安心です。
※工作許可の条件は勞動部勞動力發展署、最低賃金は労働部の発表にもとづきます。2026年9月時点の情報です。
台湾留学の4つのスタイルと入学方法
台湾留学とひとことで言っても、選ぶスタイルによって期間も費用も滞在資格も変わります。
まずは4つの型を並べて、自分がどこに当てはまるかを確認してください。
※渡航費・保険料を含む総額の目安です。都市・学校・滞在方法・時期・為替により変動します。本記事は1台湾ドル=約5円で換算しています(2026年8月時点)。
語学留学|大学付属の華語センターで中国語を学ぶ

いちばん多いのが、大学付属の華語センターで中国語を学ぶ語学留学です。
1ヶ月の短期から1年以上の長期まで期間を選べるので、大学生の休学中はもちろん、休職や転職の合間に行く社会人の方にも選ばれています。
基本情報
留学条件
入学試験はなく、中国語ができなくても入門クラスから始められます。
多くの華語センターでは、高校卒業以上(または18歳以上)がひとつの目安です。90日を超えて滞在する場合は、学校の入学許可書と残高証明をそろえて停留ビザを申請します。
主要な華語センターの学費
都市ごとの目安だけでは、実際にどの学校に通えばいくらなのかイメージしにくいですよね。ここでは4都市それぞれの代表的な大学付属華語センターについて、グループクラスの学費をまとめました。
| 都市 | 学校 | 1学期の学費 | 期間/授業 |
|---|---|---|---|
| 台北 | 国立台湾師範大学 国語教学センター(MTC) | 26,800〜40,600元 (約13〜20万円) | 約3ヶ月/週15時間 |
| 台中 | 東海大学 華語センター | 37,200〜38,400元 (約19万円) | 16週/週15時間 |
| 台南 | 国立成功大学 華語センター | 30,100〜32,900元 (約15〜16万円) | 10〜11週/週15時間 |
| 高雄 | 文藻外語大学 華語センター | 32,500元 (約16万円) | 11週/週15時間 |
入学方法・スケジュール
各校のサイトから申し込み、学費を払うと入学許可書が届きます。9月入学の場合は、たとえば次のような流れです。
90日以内の短期留学ならビザが不要なので、3ヶ月前から動き出しても間に合います。
留学カウンセラー
りょう
大学・大学院|正規留学で学位を取る

台湾の大学に入学して、学位を取る正規留学です。
中国語で専門分野を学べるほか、英語だけで卒業できる学部・学科もあります。学費は日本の大学より抑えやすく、先輩の体験談では国立大学で年30〜50万円、私立大学で年50〜70万円ほどという声が多いです。
基本情報
留学条件
学部なら高校卒業、大学院なら大学卒業(学士)が出願の条件です。
外国人留学生の枠で出願する場合、中国語の課程ではTOCFLなどの中国語力、英語の課程ではTOEFL・IELTSなどの英語力を求める学校もあります。必要な語学スコアは学校・学科によって違うので、募集要項を早めに確認しましょう。
入学方法・スケジュール
外国人留学生の枠を使えば、日本のような筆記の入学試験は受けずに、書類審査だけで入学できるのが一般的です。必要な書類は次のとおりです。
正規留学の出願で求められる主な書類
注意したいのは、自伝と学習計画書は日本語では提出できないことです。英語か中国語で、ある程度まとまった文章を書ける力が必要になります。
9月入学の場合のスケジュール例は次のとおりです。
※出願時期や必要書類は大学ごとに異なります。志望校の募集要項をご確認ください。
日本の専門学校から提携校へ編入するルート
日本の専門学校から、提携している台湾の大学へ編入する方法もあります。
先輩の例では、編入枠がある学部は授業がすべて英語の課程だったため、中国語ができなくても入学できたそうです。3年次に編入し、2年間で74単位を取って卒業しています。英語で授業を受けることになるので、渡航前に英語力をしっかり準備しておくと安心です。
留学カウンセラー
りょう
交換留学|日本の大学に在籍したまま学ぶ
日本の大学の協定校に、半年〜1年ほど留学するスタイルです。
学費は日本の大学に納めるため、台湾の大学に学費を払わずに済むことが多く、費用をぐっと抑えられます。
基本情報
留学条件
在籍している日本の大学が、台湾の大学と協定を結んでいることが前提です。
多くの大学で学内選考があり、GPA(成績)や語学のスコアが求められます。
入学方法・スケジュール
まずは日本の大学の学内選考に応募し、選ばれた学生が協定校へ推薦されます。大学2年の秋から10ヶ月行く場合は、たとえば次のような流れです。
休学せずに留学先の単位を認めてもらえるケースもあり、卒業時期を遅らせずに済むのが大きなメリットです。一方で、協定校によっては「10ヶ月の留学しか選べない」など期間が決まっていることもあります。
留学カウンセラー
りょう
ワーキングホリデー|働きながら中国語を身につける

働きながら台湾で暮らせるのが、ワーキングホリデーの特徴です。
語学学校に通うかどうかも自由なので、働いて生活費の一部をまかないながら中国語を学びたい方に向いています。
基本情報
留学条件
申請時に18〜30歳の日本国籍の方が対象で、20万円以上の残高証明が必要です。
2026年2月の制度改正で、生涯2回まで参加できるようになりました。
申請方法・スケジュール
ワーホリビザは日本国内の台北駐日経済文化代表処(または各地の弁事処)で申請します。スケジュールの例は次のとおりです。
必要書類や申請の流れは台湾ワーホリの解説記事で詳しくまとめています。
留学カウンセラー
りょう
【費用】台湾留学はいくらかかる?留学スタイル・期間別の総額目安

台湾留学の費用は、どのスタイルを選ぶかで大きく変わります。まずは4つのスタイルの学費と総額の目安を並べてみましょう。
語学留学は期間を自由に選べる分、期間によって総額の幅が大きくなります。
※語学留学は台北の大学付属華語センターを想定した目安で、学費・滞在費・生活費・航空券・保険・ビザ関連費を含みます。大学の学費は先輩の体験談をもとにした目安です。都市・学校・滞在方法・時期・為替により変動します。本記事は1台湾ドル=約5円で換算しています(2026年9月時点)。
台湾留学の費用例
目安だけではイメージしにくいですよね。ここでは、実際に台湾で学んだ先輩の費用例を2つご紹介します。
1ヶ月だけの短期留学なら、例2のような生活費に1ヶ月分の学費と往復の航空券が加わり、総額20〜33万円が目安になります。社会人の方が休暇を使って行く場合も、まずはこの金額を基準に考えてみてください。
見落としやすい「隠れコスト」
学費と家賃だけで予算を組むと、渡航直前と到着直後に想定外の出費が重なります。
金額を先に把握しておきましょう。
※ビザ申請料・健康診断・保険料は申請区分や医療機関、加入内容により変わります。ビザ関連の最新の金額は台北駐日経済文化代表処の公式情報でご確認ください。1台湾ドル=約5円で換算しています。
台湾の費用を見て、迷いが出てきませんか?
英語圏なら実質0円プランもあります
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・ 帰国後のキャリア・転職サポートまで一貫して対応
台湾と英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
台湾留学におすすめの都市

台湾で留学先として選ばれているのは、主に台北・台中・台南・高雄の4都市です。
都市によって学費も家賃も、学校の選択肢も変わります。まずは4都市の全体像を比べてから、自分に合う街を見つけていきましょう。
主要4都市 費用・総合比較表
都市名をタップすると、その都市の詳しい紹介にジャンプします
※学費は大学付属華語センターの一般クラス(週15時間・1学期=約3ヶ月)の目安、生活費は家賃・食費・交通費を含む月額の目安です。学校・部屋のタイプ・時期により変動します。
台北|学校の選択肢と便利さで選ぶなら

日本人留学生がいちばん多く集まるのが台北です。華語センターの数もコースの種類も多く、はじめての留学でも学校選びで迷いにくいのが魅力です。
MRTが発達していて生活も便利ですが、家賃は台湾でいちばん高くなります。学校から少し離れたエリアに住むと、家賃を下げやすいですよ。
台中|気候と暮らしやすさで選ぶなら

台中は年間を通して天候が比較的安定していて、生活のペースもゆるやかな都市です。
台北より家賃が2〜4万円ほど下がり、同じ予算で広い部屋に住めます。日本人が少なめの環境で学びたい人にも向いています。
台南|費用を抑えて中国語漬けになるなら

台南は物価と家賃が主要都市の中でも低く、同じ期間でも総額を抑えやすい都市です。
日本語が通じる場面が少ないぶん、中国語を使わざるを得ない環境に身を置けます。古都ならではの街並みやグルメも魅力です。
高雄|都市の便利さと費用のバランスで選ぶなら

高雄は台湾南部の港町で、MRTとライトレールが通っているため、車やバイクがなくても生活できます。
生活費は台北より2〜3割ほど低く、都市の便利さと費用のバランスを取りたい人にぴったりです。
総額が安い順ランキング
学費と生活費を合わせた総額で並べると、順位は次のようになります。
台北と比べたときの差が、期間が延びるほど開いていきます。
※学費・滞在費・生活費・航空券・保険・ビザ関連費を含む総額の目安です。学校のランクや滞在方法、時期、為替により変動します。参考として台北は3ヶ月45〜75万円、1年170〜265万円です。
留学カウンセラー
りょう
台湾留学の費用を抑える5つの方法

節約できる金額には、はっきりと差があります。
まず1年留学を前提に、効果が大きい順を確認してください。
1|都市を変える(効果は最大)
学費と家賃が同時に下がるため、削減幅がいちばん大きい選択です。
台北と台南を1年で比べると、台北は170〜265万円、台南は145〜215万円が目安です。同じ1年でも、都市を変えるだけで約25〜50万円の差になります。
2|奨学金を使う
台湾は政府系の奨学金が整っており、語学研修向けの制度もあります。
募集は年1回のため、渡航の前年から動く必要があります。
華語文奨学金は、例年1月ごろに募集要項が公開され、2〜3月に応募、9月の秋学期から研修が始まる流れです。卒業証明書などの認証に時間がかかるので、前年の12月ごろから準備を始めておくと安心です。
※2026年度の数値は台北駐日経済文化代表処の募集要項に基づきます。募集時期・定員・対象条件は年度により変わるため、応募前に最新の要項をご確認ください。
3|渡航月をずらす
航空券は時期の影響を強く受けます。旧正月と夏休みを避けるだけで、往復数万円が変わります。
旧正月前後と夏休みを外し、3〜5月や10〜11月に渡航するだけで、往復航空券は3〜8万円ほど変わります。旧正月の時期は年によって前後するので、学校の開講月と合わせて調整しましょう。
4|滞在方法を選ぶ
住まいは月々の固定費なので、期間が長いほど差が積み上がります。
3ヶ月までの短期なら、到着後すぐに住めて手続きも少ない学生寮やホームステイが便利です。ただし部屋数に限りがあり、早めに埋まってしまいます。
半年以上の長期なら、ルームシェアや套房を現地で内見して決めると、月の家賃を数万円下げられます。保証金や契約期間の注意点は、家探しのパートでチェックしておきましょう。
5|授業の形式を選ぶ
華語センターは、授業時間数とクラス形式で学費が変わります。目的に対して過剰なコースを選ばないことが節約になります。
週15時間のコースは1学期17〜21万円ほどですが、週6〜9時間のコースなら8〜12万円ほどに下がります。仕事や自習と両立するなら、時間数を減らした団体クラスにして1学期あたり約9万円を浮かせる選択もあります。個人レッスンは団体クラスの数倍になることもあるので、目的に合わせて選びましょう。
※コース区分と料金体系は学校ごとに異なります。志望校の料金表でご確認ください。
台湾留学で中国語はどのくらい話せるようになる?

「1年でどのくらい話せるようになるの?」は、ご相談でいちばんよく聞かれる質問のひとつです。伸び方は環境と勉強量で大きく変わりますが、先輩の体験談では、ほぼゼロから10ヶ月でHSK5級まで伸びた例もあります。
この方は、寮のルームメイトが台湾人で、お店での注文もすべて中国語という環境に身を置いていたそうです。授業だけでなく、生活の中で中国語を使う時間をどれだけ作れるかが、伸び方を大きく左右します。
本場・中国大陸の中国語との違い
台湾で使われている中国語は「台湾華語」と呼ばれ、中国大陸の普通話と基本は同じ言葉です。ただし、文字や発音記号、一部の単語に違いがあります。
会話は問題なく通じますが、台湾華語の発音に慣れると、中国大陸の人と話すときに聞き取りにくく感じることがあります。
また、就職活動でHSKのスコアを出したい人は、簡体字も並行して勉強しているケースが多いです。帰国後にどちらの市場で中国語を使いたいかを考えておくと、学び方を決めやすくなりますよ。
出発前にやっておきたい中国語学習(注音・発音)
「現地に行けば自然と話せるようになる」と考えて準備ゼロで渡航し、最初の数ヶ月を聞き取れないまま過ごして後悔する方は少なくありません。
留学カウンセラー
りょう
台湾では発音記号に注音符號が使われていますが、ピンインで学べる華語センターもあります。注音かピンインのどちらか一方を選んで、発音と4つの声調を先に固めておくのが近道です。
出発前の3ヶ月でやっておきたいこと
台湾留学のビザと申請スケジュール
台湾のビザは滞在日数で選ぶものが変わります。まず自分の滞在期間を当てはめてください。
※2026年9月時点の情報です。滞在可能日数・切替の条件・申請料は学校や申請時期によって変わることがあります。申請前に必ず台北駐日経済文化代表処(領事業務)と台湾内政部移民署、志望校の案内をご確認ください。
渡航までのスケジュール
大学付属の華語センターは学期制のため、出願の締切から逆算して動く必要があります。半年前から準備を始めるのが安全です。
※開講月と締切は学校により異なります。多くの華語センターは年に複数回の入学時期を設けているため、志望校の公式サイトで最新の日程をご確認ください。
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英語圏6カ国なら準備も丸ごとサポートできます
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台湾と英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
台湾留学の家探し方法

家賃の相場は都市別の比較でご紹介しましたが、実際に困る方が多いのは「どうやって部屋を探すか」です。
先輩の後悔談でも、「語学学校に寮がなかった」「キッチンがなくて自炊できない」「家探しが想像以上に大変だった」という声は定番です。部屋の種類から探し方、契約の注意点まで順番に見ていきましょう。
台湾の住まいの種類と家賃の目安
台湾の賃貸は、日本とは部屋のタイプの呼び方が違います。まずは代表的な5つを押さえておきましょう。
※套房・雅房の家賃は、内政部の家賃補助申請データにもとづく2026年上半期の台北市の中央値です(1台湾ドル=約5円で換算)。台中・高雄など地方都市はこれより安くなります。
語学学校に寮がない場合:到着後の家探しの流れ
師範大の国語教学センターのように、学生寮を用意せず外部のシェアハウスやホテルを紹介している華語センターは少なくありません。部屋は自分で探す前提で、渡航前から流れをイメージしておきましょう。
Facebookのグループや個人間の契約は仲介手数料がかからない分、トラブルが起きたときは自分で交渉する必要があります。中国語に自信がないうちは、日本語が通じる不動産会社やシェアハウスから始めると安心です。
保証金(押金)トラブルを防ぐ契約のポイント
家探しで一番多いトラブルが、退去時に保証金(押金)が返ってこないケースです。契約前に次のポイントを確認しておくだけで、リスクはかなり減らせます。
契約前にここをチェック
※押金の上限は「租賃住宅市場發展及管理條例」第7条にもとづきます(住居用の賃貸が対象)。2026年9月時点の情報です。
台湾留学におすすめのエージェント3選

台湾の華語センターは個人でも出願できますが、書類が中国語だったり、現地で部屋を探す必要があったりと、はじめての方にはハードルが高い場面もあります。
毎日留学ナビ|料金が明確で、主要大学の語学センターに強い

毎日エデュケーションが運営する留学エージェントで、東京・大阪のほか台北・台南にデスクがあります。
国立台湾師範大学や淡江大学、国立成功大学など、主要大学の語学センターへの留学を幅広く扱っています。サポートごとに料金が公開されているので、費用を比べやすいのも特徴です。
台湾Talk|渡航前の中国語学習から大学進学までワンストップ

東京(新宿)と台湾(台中)に拠点を持ち、自社で台湾華語のレッスンを行っているのが特徴です。
オンラインや対面のレッスンで渡航前から中国語を学べるので、「出発前に基礎を固めておきたい」という方に向いています。語学留学だけでなく、台湾の大学・大学院への進学サポートも行っています。
※料金・サービス内容は2026年9月時点で各社の公式サイトに掲載されている情報です。最新の内容は各社にご確認ください。
失敗しないエージェントの選び方5つ
無料をうたっていても、サポート範囲は会社ごとに大きく違います。契約前に次の5点を確認してください。
とくに対応国は、相談してから判明すると時間を無駄にします。台湾を扱っていない会社も少なくありません。
留学カウンセラー
りょう
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台湾と英語圏、どちらが目的に合うか比較するだけでもOKです。
台湾留学の準備・持ち物
台湾は日本のものが手に入りやすい国ですが、「持って行って良かった」と先輩たちが口をそろえるものもあります。出発前のチェックに使ってください。
日本から持って行って良かったもの
入れておきたいアプリ
現地での生活や勉強に役立つアプリも、先輩たちがよく挙げていました。
渡航前に入れておきたいアプリ
台湾留学後のキャリア・就職例
「台湾で学んだ中国語は、帰国後の仕事に活かせるの?」という不安もよく聞きます。結論からお伝えすると、中国語は目的を持って身につければ十分に武器になります。ここでは、語学力の証明方法と、先輩たちの主な進路をご紹介します。
学んだ中国語を資格で証明する(TOCFL・HSK)

履歴書に書ける形にしておくと、就職活動で中国語力を伝えやすくなります。台湾で学ぶ人が受けることが多いのがTOCFLで、レベルは次の6段階に分かれています。
就職先が中国大陸とのやり取りが多い企業なら、HSKのスコアも評価されやすいです。志望する業界に合わせて、どちらを受けるかを選びましょう。
台湾留学経験者の主な進路
台湾留学の経験は、中国語力に加えて、異文化の中で生活してきた適応力としても評価されます。先輩たちの主な進路を並べてみました。
台湾留学後の主な進路
台湾の大学は6月卒業のため、日本の新卒一括採用とは時期がずれます。正規留学の方は、在学中から日本の就活スケジュールを確認して早めに動くことが大切です。
台湾留学の体験談|先輩たちのリアルな声

費用や制度がわかっても、「実際に行った人はどう感じたの?」が一番気になりますよね。ここでは、交換留学・正規留学・語学留学の3つのスタイルで台湾に留学した先輩の体験談をご紹介します。
体験談① 大学の交換留学(台北・10ヶ月)
大学2年の秋から10ヶ月、協定校の交換留学で台北に行きました。休学しなくても単位が認められたのは大きかったです。費用は航空券・保険・ビザ・寮費・生活費・交際費を合わせて約100万円。学費はかからず、寮は4人部屋で月1.2万円ほどでした。
中国語はほぼゼロからのスタートでした。でもルームメイトが台湾人で、お店の注文も全部中国語。必死に単語帳を回していたら、帰国する頃にはHSK5級まで伸びていました。意外だったのは英語も伸びたことです。授業が英語の学部で、留学生の友達とも英語で話すので、リスニングとスピーキングは確実に上がりました。
つらかったのは湿気と雨です。洗濯物は本当に乾かないし、1階の部屋だったので虫にも悩まされました。ご飯は外食中心で1食300〜700円。自炊は一度もしませんでした。
それでも台湾の人は、日本人だと言うと本当に歓迎してくれます。週末は各国の留学生とパーティーでした。10ヶ月はあっという間で、人生で一番楽しい時間でした。
体験談② 台湾の大学へ正規留学(外国人留学生枠)
日本の高校を3月に卒業し、半年間中国語を集中して勉強してから、9月に台湾の私立大学へ入学しました。使ったのは外国人留学生枠です。入試はなく、書類審査だけで入学できます。提出したのは英語か中国語で書く自伝と学習計画(それぞれ1000〜2000字)、それに成績証明書・卒業証明書・残高証明などです。1〜2月に準備を始め、3〜4月には出願を終えました。日本語では書けないので、ここが最初の壁でした。
学費は1学期約6万元で、年間およそ60万円。日本の私立大学の半分ほどで済むのは助かりました。
入ってからは課題とテストの連続です。台湾は旧正月が休みなので、日本のお正月はちょうど期末テストの前にあたります。現地の学生より時間をかけないと点が取れず、本当にきつかったです。アルバイトも時給が低く、あまり稼げません。
気をつけてほしいのは就活です。卒業が6月なので、日本の新卒より3ヶ月遅れます。早めに動くのがおすすめです。それでも中国語と専門分野を同時に学べたことは、今の自分の強みになっています。
体験談③ 語学留学(1年間)
社会人になる前に中国語を身につけたくて、台北の語学学校に1年間通いました。行く前の中国語力はほぼゼロです。最初は何を言われているのか分からず、こちらの言葉もまったく伝わりませんでした。
最初の数週間は孤独でした。語学学校に行っても友達ができず、「友達ほしい」とSNSに投稿したこともあります。すると台湾の人から「友達になるよ!」というコメントがたくさん届いて、そこから少しずつ輪が広がりました。自分から話しかけることが、友達づくりの一番の近道だと思います。
生活面では、物価は思ったほど安くありません。円安もあって、日本とあまり変わらない感覚です。雨が多く湿気がひどいので、除湿機と折りたたみ傘は必須でした。頭痛薬など飲み慣れた常備薬も、日本から持って行って正解でした。
勉強には辞書アプリの北辞郎やDuolingoが役立ちました。1年間本気で取り組んだ結果、台湾の人とある程度は会話できるようになりました。最初はゼロでも1年でここまで変われるんだと、自信になりました。
3人に共通しているのは、最初は中国語ゼロでも、環境と本人の行動次第で大きく伸びているという点です。どのスタイルが自分に合うか迷ったら、費用やスケジュールも含めて一緒に整理していきましょう。
台湾留学についてよくある質問
相談の現場でよく聞かれる質問をまとめました。
まとめ|費用は「都市」と「期間」で決まる
台湾留学の費用は、学校選びよりも都市と期間の組み合わせで大きく動きます。要点を整理します。
この記事のまとめ
台湾は、費用を抑えながら中国語圏で生活できる、日本人にとって挑戦しやすい留学先です。
一方で、伸ばしたい言語が英語なのであれば、同じ予算で何ができるかを英語圏とも比べてから決めたほうが後悔しません。
※本記事は2026年8月時点の情報です。費用はすべて目安であり、都市・学校・滞在方法・時期・為替により変動します。1台湾ドル=約5円で換算しています。ビザ・奨学金の条件は変更される場合があるため、申請前に必ず公式情報をご確認ください。
















