フィリピン語学留学を考えたとき、最初にぶつかる壁が「結局いくらかかるのか」という問題です。
フィリピン留学の費用は、「どの都市に行くか」と「どんな部屋に泊まるか」でほぼ決まります。
同じ1ヶ月の語学留学でも、セブ島の1人部屋とバコロドの4人部屋では、総額が10万円以上変わることも珍しくありません。
この記事では、費用を都市別・期間別に整理し、2週間・1ヶ月・3ヶ月・1年の総額の目安をまとめました。
SSPやビザ延長など現地で必ず払う「隠れコスト」と、費用を抑える具体的な方法もあわせて解説します。
この記事を書いた人
目次
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Q1 / 2
フィリピン留学で、いちばん優先したいことは?
フィリピン語学留学の費用はいくら?総額の目安と内訳

フィリピン語学留学の総額は、2週間で18〜30万円、1ヶ月で28〜45万円が目安です。
期間が延びるほど、総額を押し上げるのは授業料と滞在費です。
その前に、フィリピン留学で必ず出てくる「SSP」だけ先に押さえておきましょう。
SSP(特別就学許可証)
フィリピンの語学学校で授業を受けるすべての外国人に義務づけられている通学の許可証です。観光ビザで入国しても、学校に通うならこれが別に必要になります。
※ACR I-Card=60日を超えて滞在する人の外国人登録証、ECC=6ヶ月以上滞在した人が出国するときの許可証です。
※語学留学(マンツーマン中心・学校の寮に滞在)を想定した目安です。都市・学校・部屋タイプ・時期・為替により変動します。本記事は1ペソ=約2.6円で換算しています(2026年8月時点)。
フィリピン留学の総額は、「日本で払う分」と「現地で払う分」の2段構造になっています。
この構造を知らないまま申し込むと、現地に着いてから数万円の追加請求に驚くことになります。
※1ヶ月留学の例です。学校・都市・部屋タイプにより変動します。現地払いはペソ現金が基本なので、到着直後にまとまった両替が必要です。
学費に寮と食事が含まれる|欧米留学との違い
フィリピン留学の学費は、授業料に寮費と1日3食が含まれたパッケージ料金が基本です。
フィリピン
パッケージ型
含まれる:授業料・寮費・1日3食・洗濯
強み:食費が読めるので予算がぶれにくい
注意:電気代・水道代は別途実費のことが多い
欧米
積み上げ型
含まれる:授業料のみ(滞在は別手配)
強み:滞在方法を自由に選べる
注意:食費・光熱費が積み上がり総額が読みにくい
授業がマンツーマン中心である点も、グループ授業が主体の欧米とは大きく違います。
現地で払う公的費用(SSP・ビザ延長・ACR I-Card)
フィリピンで語学学校に通うには、期間に関係なくSSP(特別就学許可証)の取得が必須です。
滞在が長くなると、これにビザ延長・ACR I-Card・ECCが順に加わります。
※2025年7月の入国管理局の料金改定を反映した目安です。学校の代行手数料が上乗せされるため、請求額は学校ごとに異なります。SSPの有効期限は最長6ヶ月で、転校すると再取得が必要になります。
SSPは2週間の短期留学でも同額なので、期間が短いほど総額に占める比率が上がります。
見落としやすい「隠れコスト」
パンフレットの金額に含まれていない出費が、フィリピン留学には意外と多くあります。
学校の見積もりに出てこない分だけで、予算にプラス10万円前後を見ておくと安全です。
留学カウンセラー
りょう
【都市別】フィリピン語学留学の費用を比較する

フィリピン留学の費用を左右する最大の要因は、留学する都市です。
3ヶ月の留学なら、都市の選び方だけで15万円前後の差が生まれます。
主要6都市 費用・総合比較表
都市名をタップすると、その都市の詳しい紹介にジャンプします
※学費は授業料・寮費・食事を含むパッケージ料金(4週間)の目安、生活費はお小遣い・現地払いの公的費用・週末の外出を含む月額の目安です。学校のランク・部屋タイプ・時期により変動します。
セブ島|学校数が最も多く、初めての留学でも選びやすい

セブ島は日本人留学生がもっとも多い定番の留学先で、語学学校の数も国内最多です。
費用は6都市のなかでは高めですが、選択肢が多いぶん「予算に合う学校を探せる」のが強みです。
クラーク|落ち着いた環境で勉強に集中しやすい

クラークはマニラから車で2時間ほどの旧米軍基地跡にできた経済特区です。
区域内は道路も広く整備されており、繁華街の少なさが結果的に生活費を抑えてくれます。
バギオ|スパルタ校が集まる「学びの街」

バギオは標高1,500m前後の高原都市で、フィリピン国内では避暑地として知られています。
大学が多い学園都市でもあり、外出制限のあるスパルタ校が集まっているのが特徴です。
マニラ|都市生活とインターンを組み合わせたい人向け

マニラは首都圏で、ビジネス街や日系企業のオフィスが集まっています。
都市の物価はフィリピン国内で最も高く、生活費は6都市のなかで最大になります。
イロイロ|日本人が少なく、英語だけの環境をつくりやすい

イロイロはパナイ島の中心都市で、日本人留学生の数がまだ少ないエリアです。
治安が比較的落ち着いていることもあり、留学先として静かに人気が高まっています。
バコロド|6都市でもっとも費用を抑えやすい

バコロドはネグロス島の中心都市で、6都市のなかで学費・生活費がもっとも低い水準です。
物価が安く、同じ予算でも滞在期間を長くとれるのが最大の魅力です。
総額が安い順ランキング
学費と生活費を合わせた総額で、費用を抑えやすい都市を3位まで並べました。
※授業料・寮費・食事・現地払いの公的費用・航空券・保険・お小遣いを含む総額の目安です。学校のランクや部屋タイプ、時期、為替により変動します。
費用は高いけれど人気の都市
実際の申込数が多いのは、費用が安い都市ではなく次の3都市です。
差額の理由:学校の数が国内最多で、スパルタからリゾート型まで自分に合う環境を選べます。直行便があるため、航空券を含めた総額ではむしろ安く収まることもあります。
差額の理由:日系企業やスタートアップが集まり、語学留学後にインターンへ進む道がつくりやすい環境です。ビジネス英語のコースを置く学校も多くあります。
差額の理由:経済特区内で生活が完結するため、勉強に集中しやすい環境です。誘惑が少ないぶん、結果的に生活費が予算内に収まりやすい面もあります。
※授業料・寮費・食事・現地払いの公的費用・航空券・保険・お小遣いを含む総額の目安です。学校のランクや部屋タイプ、時期、為替により変動します。
都市を選ぶときは、差額を払ってでも欲しいものがあるかで判断すると後悔しにくくなります。
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【期間別】1ヶ月・3ヶ月でいくらかかる?
ここからは期間ごとに、何にいくらかかるのかを費目別に分けて見ていきます。
短期は往復の航空券が総額を押し上げ、長期は授業料と滞在費が総額を決めます。
フィリピン留学2週間の費用|18〜30万円
2週間は、総額の2〜3割を航空券が占めるのが特徴です。
2週間ならビザの延長は不要ですが、SSPは1日でも通学するなら必須です。
期間が短いほど、1日あたりの負担は重くなります。
セブ島留学1ヶ月の費用|28〜45万円
1ヶ月はフィリピン留学でもっとも選ばれている期間で、滞在30日以内ならビザ延長の手続きも費用も不要です。
授業料・寮・食事
15〜24万円
セブ島の一般校。部屋タイプで変動
現地費用・生活費
4〜6万円
SSP・教材費・電気代・交通費
航空券(往復)
5〜9万円
期間が延びても額は変わらない
保険・お小遣い
4〜6万円
週末の外出を含む
2週間と比べて授業料は約2倍ですが、航空券が同額なので1日あたりの単価は下がります。
4人部屋のスパルタ校を選べば、30万円を切るプランも十分に現実的です。
フィリピン留学3ヶ月の費用|65〜105万円
3ヶ月は長期割引が効き始める一方、ビザ延長とACR I-Cardで現地費用が2倍以上になります。
学校によっては、2回目と3回目のビザ延長をまとめて手続きすることがあります。
その月だけ請求が2万円台後半になることもあるため、現金は多めに用意しておくと安心です。
半年・1年の費用|120〜360万円
半年を超えると、SSPの再取得と帰国時のECC取得が必要になります。
半年(24週)
120〜190万円
授業料・寮・食事 85〜130万円
現地費用・生活費 13〜20万円
航空券(往復) 5〜9万円
保険・お小遣い 17〜31万円
1年(48週)
230〜360万円
授業料・寮・食事 165〜255万円
現地費用・生活費 25〜38万円
航空券(往復) 5〜9万円
保険・お小遣い 35〜58万円
※一時帰国する場合の航空券は含みません。半年以上の滞在では、SSPの再取得(約2.1〜2.7万円)とECC(約0.4〜0.5万円)が追加で必要になります。
同じ1年でも、都市と学校の組み合わせで100万円以上の差が出ます。
留学カウンセラー
りょう
【学校タイプ別】フィリピン留学の費用はどこで変わる?
同じ都市・同じ期間でも、学校タイプとマンツーマンのコマ数で費用は変わります。
フィリピンの語学学校は、外出ルールと授業数で大きく3タイプに分かれます。
※セブ島の一般的な語学学校の目安です。同じタイプでも設備のグレードと部屋タイプで変動します。
マンツーマンのコマ数で授業料はどう変わる?
フィリピン留学の授業料は、1日あたりのマンツーマンのコマ数でほぼ決まります。
1日8コマ|スパルタ相当
23〜26万円
話す量は最大。体力も必要
1日6コマ|標準的な構成
20〜23万円
復習の時間も確保できる
1日5コマ|グループ併用
18〜21万円
他国の留学生と話す機会が増える
1日4コマ|最も安い構成
16〜19万円
自習で補える人向け
コマ数を8から4に落とすと4週間で約7万円下がりますが、話す量も半分になります。
※3人部屋・セブ島の一般校を前提にした目安です。学校のグレードにより変動します。初心者ほど6コマ以上を確保したほうが伸びを実感しやすくなります。
スパルタ校は本当に安い?よくある誤解の整理
「スパルタは高い」というイメージがありますが、総額で見ると逆になることが多いタイプです。
学費だけを比べるのではなく、生活費まで含めた総額で見るのが正解です。
学校選びの段階でできること
学校を決める前にできる、効果の大きい3つの手段をまとめました。
グループ授業を組み合わせる
マンツーマンを6コマに保ちつつ、残りをグループにすると学費を抑えられます。グループはほかの国の留学生と話す練習になるので、効果が落ちるわけではありません。
設備より講師の質で選ぶ
プールやジムのある学校は、そのぶん学費に上乗せされています。講師の研修体制と離職率を確認したほうが、同じ予算で満足度が上がります。
現地費用の内訳を申込前に出してもらう
現地払いの項目と金額は学校ごとに違います。SSPの代行手数料や電気代の精算方法まで書面で確認すると、あとからの上乗せを防げます。
フィリピン語学留学の費用を抑える6つの方法
ここからは、実際に総額を下げられる方法を効果の大きい順に並べています。
3ヶ月留学で下げられる金額を、方法ごとに比べたのが次の3つです。
21万円
部屋タイプ
1人→4人部屋
17万円
都市を変える
セブ→バコロド
8万円
長期割引
12週一括申込
効くのは「どこに住むか」より「どんな部屋に寝るか」で、上の2つを組み合わせると3ヶ月で最大38万円の差になります。
※本記事内の都市別・部屋タイプ別の費用差から算出した目安です。学校ごとに割引率も部屋の設定も異なります。
1|部屋タイプを見直す(効果は最大)
フィリピン留学でいちばん費用が動くのは、寮の部屋を何人で使うかです。
2|セブ島以外の都市を選ぶ
都市を変えると、学費と生活費の両方が同時に下がります。
3ヶ月の総額で並べると、セブ島からバコロドに変えるだけで最大17万円下がります。ただし直行便がないため、乗り継ぎ費用と移動時間を差し引いて考える必要があります。
※本記事の都市別ランキングの総額から算出した目安です。学校のランクと部屋タイプにより変動します。
3|長期割引と早期申込を使う
フィリピンの語学学校は、申込週数が長いほど1週あたりの単価が下がります。
週単価は100%(割引なし)
4週ごとに延長すると、毎回この単価が適用されます。
週単価は88〜92%まで下がる
一括で申し込むと、延長を繰り返す場合より約8万円安く収まります。
週単価は80〜85%が目安
半年以上なら、途中で学校を変えない前提で一括申込が有利です。
早期申込のキャンペーンは、入学金免除など数千円〜2万円分が上乗せされます。
※割引率とキャンペーン内容は学校ごとに異なり、枠が埋まると終了します。申込前に必ず該当週の料金表で確認してください。
4|渡航する月をずらす
フィリピン留学の繁忙期は、日本の学生が休みに入る時期と重なります。
5|現地費用と両替のムダを削る
現地払いは金額が小さく見えますが、積み上がると数万円の差になります。
とくに転校によるSSPの再取得は、2万円以上の想定外の出費になりやすい落とし穴です。
6|手数料無料のエージェントを使う
エージェントには、手続き代行にサポート費を取るところと、無料のところがあります。
手数料が無料でも学校の授業料は同じなので、その分がそのまま総額から浮く形になります。
フィリピンの学校は、現地校と提携するフィリピン専門のエージェント経由で申し込むのが基本です。
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フィリピン語学留学の費用についてよくある質問
相談のなかで実際によく聞かれる質問をまとめました。
まとめ|費用は「都市」と「部屋タイプ」で決まる
フィリピン語学留学の費用は、期間よりも都市と部屋の選び方で大きく動きます。
この記事のまとめ
金額の幅が広く見えるのは、選び方によって上下どちらにも動くからです。
予算が決まっているなら、実際の学校を入れた見積もりを一度つくってみるのが近道です。
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本記事は2026年8月時点の情報です。SSP・観光ビザ延長・ACR I-Card・ECCの料金、学校の授業料、生活費、為替レートは変動します。渡航前には、フィリピン入国管理局や各学校の公式サイトで最新情報をご確認ください。


