フィリピン語学留学を考えたとき、最初にぶつかる壁が「結局いくらかかるのか」という問題です。
フィリピン留学の費用は、「どの都市に行くか」と「どんな部屋に泊まるか」でほぼ決まります。
同じ1ヶ月の語学留学でも、セブ島の1人部屋とバコロドの4人部屋では、総額が10万円以上変わることも珍しくありません。
この記事では、費用を都市別・期間別に整理し、1週間から1年までの総額の目安をまとめました。
2025年7月に値上げされたSSPやビザ延長など、現地で必ず払う「隠れコスト」と、費用を抑える具体的な方法もあわせて解説します。
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※順位・評価は編集部による総合評価です。費用・サービス内容は2026年10月時点で各社公式サイトに掲載されている情報にもとづきます。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
目次
フィリピン語学留学の費用はいくら?総額の目安と内訳
フィリピン語学留学の総額は、1週間で14〜23万円、1ヶ月で28〜45万円、3ヶ月で60〜110万円が目安です。

まずは期間別の総額を一覧で確認しましょう。
※語学留学(マンツーマン中心・学校の寮に滞在)を想定した目安で、下限はバコロドなど物価の安い都市・多人数部屋の場合です。都市・学校・部屋タイプ・時期・為替により変動します。金額はすべて日本円で表記しています。現地でペソ払いになる費用は、1ペソ=約2.6円(2026年8月時点)で換算しています。
都市・学校ごとの具体的なプランと料金は、夢カナ留学のフィリピン留学ページで確認できます。
期間が延びるほど、総額を押し上げるのは授業料と滞在費です。
その前に、フィリピン留学で必ず出てくる「SSP」だけ先に押さえておきましょう。
SSP(特別就学許可証)
フィリピンの語学学校で授業を受けるすべての外国人に義務づけられている通学の許可証です。ビザなしで入国しても、学校に通うならこれが別に必要になります。2024年からはSSP E-Cardの取得もセットで必須になりました。
期間ごとに必要な手続きと、現地で払う公的費用の目安は次のとおりです。
※ACR I-Card=59日を超えて滞在する人の外国人登録証、ECC=6ヶ月以上滞在した人が出国するときの許可証です。公的費用には学校の代行手数料が上乗せされるため、正確な額は申込前に学校へ確認してください。
フィリピン留学の総額は、「日本で払う分」と「現地で払う分」の2段構造になっています。
※1ヶ月留学の例です。学校・都市・部屋タイプにより変動します。現地払いはペソ現金が基本なので、到着直後にまとまった両替が必要です。
学費に寮と食事が含まれる|欧米留学との違い
フィリピン留学の学費は、授業料に寮費と1日3食が含まれたパッケージ料金が基本です。
フィリピン
パッケージ型
含まれる:授業料・寮費・1日3食・洗濯
強み:食費が読めるので予算がぶれにくい
注意:電気代・水道代は別途実費のことが多い
欧米
積み上げ型
含まれる:授業料のみ(滞在は別手配)
強み:滞在方法を自由に選べる
注意:食費・光熱費が積み上がり総額が読みにくい
授業がマンツーマン中心である点も、グループ授業が主体の欧米とは大きく違います。
2026年7月24日更新 2026年9月4日
出発前・現地で気をつけたい費目
金額そのものより、払い方やタイミングで差が出る費目を先に押さえておきましょう。
現地で払う公的費用(SSP・ビザ延長・ACR I-Card)
フィリピンで語学学校に通うには、期間に関係なくSSP(特別就学許可証)とSSP E-Cardの取得が必須です。
滞在が30日を超えるとビザ延長、59日を超えるとACR I-Card、6ヶ月以上ならECCが順に加わります。
※2025年7月の入国管理局の料金改定(SSP 約2万円、ビザ延長1回目 約1.4万円・2回目 約2万円・3回目 約1.4万円・4回目 約1.7万円、ACR I-Card 約1〜1.2万円など)を反映した目安です。学校の代行手数料が上乗せされるため、請求額は学校ごとに異なります。制度と公式料金はフィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)で確認できます。
SSPは2週間の短期留学でも同額なので、期間が短いほど総額に占める比率が上がります。
見落としやすい「隠れコスト」
学校の見積もりやパンフレットに出てこない出費を、1ヶ月留学の場合でまとめました。
ここに上の公的費用を足すと、見積もり外の出費は1ヶ月でも7〜12万円になります。
留学カウンセラー
りょう
【都市別】フィリピン語学留学の費用を比較する
フィリピン留学の費用を左右する最大の要因は、留学する都市です。

3ヶ月の留学なら、都市の選び方だけで最大17万円前後の差が生まれます。
主要6都市 費用・総合比較表
都市名をタップすると、その都市の詳しい紹介にジャンプします
※学費は授業料・寮費・食事を含むパッケージ料金(4週間)の目安、生活費はお小遣い・現地払いの公的費用・週末の外出を含む月額の目安です。総合評価は費用・学校数・治安・アクセスをもとに夢カナ留学が独自に採点したものです。学校のランク・部屋タイプ・時期により変動します。
2026年9月3日更新 2026年9月17日
セブ島|学校数が最も多く、初めての留学でも選びやすい
セブ島は日本人留学生がもっとも多い定番の留学先で、語学学校の数も国内最多です。

費用は6都市のなかでは高めですが、選択肢が多いぶん「予算に合う学校を探せる」のが強みです。
クラーク|落ち着いた環境で勉強に集中しやすい
クラークはマニラから車で2時間ほどの旧米軍基地跡にできた経済特区です。

区域内は道路も広く整備されており、繁華街の少なさが結果的に生活費を抑えてくれます。
バギオ|スパルタ校が集まる「学びの街」
バギオは標高1,500m前後の高原都市で、フィリピン国内では避暑地として知られています。

大学が多い学園都市でもあり、外出制限のあるスパルタ校が集まっているのが特徴です。
マニラ|都市生活とインターンを組み合わせたい人向け
マニラは首都圏で、ビジネス街や日系企業のオフィスが集まっています。

都市の物価はフィリピン国内で最も高く、生活費は6都市のなかで最大になります。
イロイロ|日本人が少なく、英語だけの環境をつくりやすい
イロイロはパナイ島の中心都市で、日本人留学生の数がまだ少ないエリアです。

治安が比較的落ち着いていることもあり、留学先として静かに人気が高まっています。
バコロド|6都市でもっとも費用を抑えやすい
バコロドはネグロス島の中心都市で、6都市のなかで学費・生活費がもっとも低い水準です。

物価が安く、同じ予算でも滞在期間を長くとれるのが最大の魅力です。
総額が安い順ランキング
6都市の3ヶ月の総額を、安い順に並べました。
3ヶ月(12週)の総額|安い順
半年はおおむね3ヶ月の2倍弱、1年は4倍弱が目安です。
※授業料・寮費・食事・現地払いの公的費用・航空券・保険・お小遣いを含む総額の目安です。学校のランクや部屋タイプ、時期、為替により変動します。
日本人に人気の都市
実際に選ばれることが多いのは、セブ島・マニラ・クラークの3都市です。
※人気の傾向は、夢カナ留学に寄せられるご相談をもとにしています。
都市を選ぶときは、差額を払ってでも欲しいものがあるかで判断すると後悔しにくくなります。
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【期間別】フィリピン留学の費用|1週間・1ヶ月・3ヶ月・1年

ここからは期間ごとに、何にいくらかかるのかを費目別に分けて見ていきます。
短期は往復の航空券が総額を押し上げ、長期は授業料と滞在費が総額を決めます。
フィリピン留学1〜3週間の費用|14〜37万円
1〜3週間は、総額の2〜3割を航空券が占めるのが特徴です。
1〜3週間ならビザの延長は不要ですが、SSPとE-Cardは1日でも通学するなら必須です。
SSPだけで3万円台かかるため、期間が短いほど1日あたりの負担は重くなります。
英語を使う環境に慣れ、話すことへの抵抗をなくす段階です。
英語力を伸ばすより「海外で学ぶ自分に合うか」を試す期間と考えると、満足度が上がります。
2026年9月28日更新 2026年9月28日
フィリピン留学1ヶ月の費用|28〜45万円
1ヶ月はセブ島留学でもっとも選ばれている期間で、4週間(28日)なら30日以内に収まるためビザ延長の手続きも費用も不要です。
授業料・寮・食事
15〜24万円
主要都市の一般校。部屋タイプで変動
現地費用・生活費
4〜6万円
SSP・E-Card・教材費・電気代・交通費
航空券(往復)
5〜9万円
期間が延びても額は変わらない
保険・お小遣い
4〜6万円
週末の外出を含む
2週間と比べて授業料は約2倍ですが、航空券が同額なので1日あたりの単価は下がります。
4人部屋のスパルタ校を選べば、30万円を切るプランも十分に現実的です。
英語を聞く・話すことに慣れ、短いやり取りなら自分から返せるようになる人が多い期間です。
TOEICなど目標が1つに絞れていれば、短期集中でスコアアップも狙えます。
※「1ヶ月」でも31日以上の日程にすると、ビザ延長(約1.4万円)が必要になります。4週間プランなら到着日と出国日を含めて30日以内に収まるか、航空券を取る前に確認しましょう。
2026年7月27日更新 2026年9月9日
フィリピン留学2ヶ月・3ヶ月の費用|44〜110万円
2ヶ月(8週)ならビザ延長は1回、ACR I-Cardも不要で、手続きの負担を抑えつつ期間を延ばせます。
3ヶ月になると長期割引が効き始める一方、ビザ延長2回とACR I-Cardで現地費用は1ヶ月の2倍以上になります。
※2ヶ月・3ヶ月の授業料の下限はバコロドなど地方都市・多人数部屋の場合です。セブ島に限ると3ヶ月の総額は72〜105万円が目安です。
ビザ延長は2回目がもっとも高く、1回目が約1.4万円、2回目が約2万円です。
2回目の延長とACR I-Cardは同じ時期に請求されやすく、その月だけ3万円前後の現金が必要になるため、多めに用意しておくと安心です。
自分から話し出せる感覚が出てくる期間です。
長期割引も効き始めるため、費用対効果がもっとも高くなりやすく、TOEIC・IELTSのスコアアップを狙う人にも向いています。
フィリピン留学半年・1年の費用|110〜360万円
半年を超えると、SSPの再取得と帰国時のECC取得が必要になります。
半年(24週)
110〜190万円
授業料・寮・食事 72〜130万円
現地費用・生活費 13〜20万円
航空券(往復) 5〜9万円
保険・お小遣い 20〜31万円
1年(48週)
210〜360万円
授業料・寮・食事 135〜255万円
現地費用・生活費 25〜38万円
航空券(往復) 5〜9万円
保険・お小遣い 45〜58万円
※一時帰国する場合の航空券は含みません。半年を超える滞在では、SSPの再取得(約2〜3万円)と、出国時のECC(数千円)が追加で必要になります。
同じ1年でも、都市と学校の組み合わせで100万円以上の差が出ます。
半年でリスニングが大きく伸び、1年あれば日常会話に困らないレベルを目指せます。
中だるみを防ぐなら途中で学校を変える方法もありますが、転校するとSSPの再取得(約3万円)が必要です。
2026年8月27日更新 2026年9月4日
留学カウンセラー
りょう
【学校タイプ別】スパルタ・セミスパルタ・リゾート型の費用を比較

同じ都市・同じ期間でも、学校タイプとマンツーマンのコマ数で費用は変わります。
フィリピンの語学学校は、外出ルールと授業数で大きく3タイプに分かれます。
※セブ島の一般的な語学学校の目安です。同じタイプでも設備のグレードと部屋タイプで変動します。
マンツーマンのコマ数で授業料はどう変わる?
フィリピン留学の授業料は、1日あたりのマンツーマンのコマ数でほぼ決まります。
1日8コマ|スパルタ相当
23〜26万円
話す量は最大。体力も必要
1日6コマ|標準的な構成
20〜23万円
復習の時間も確保できる
1日5コマ|グループ併用
18〜21万円
他国の留学生と話す機会が増える
1日4コマ|最も安い構成
16〜19万円
自習で補える人向け
コマ数を8から4に落とすと4週間で約7万円下がりますが、話す量も半分になります。
※3人部屋・セブ島の一般校を前提にした目安です。学校のグレードにより変動します。初心者ほど6コマ以上を確保したほうが伸びを実感しやすくなります。
スパルタ校は本当に高い?よくある誤解の整理
「スパルタは高い」というイメージがありますが、総額で見ると逆になることが多いタイプです。
学費だけを比べるのではなく、生活費まで含めた総額で見るのが正解です。
学校選びの段階でできること
学校を決める前にできる、効果の大きい3つの手段をまとめました。
グループ授業を組み合わせる
マンツーマンを6コマに保ちつつ、残りをグループにすると学費を抑えられます。グループはほかの国の留学生と話す練習になるので、効果が落ちるわけではありません。
設備より講師の質と国籍比率で選ぶ
プールやジムのある学校は、そのぶん学費に上乗せされています。講師の研修体制と、日本人の比率を確認したほうが、同じ予算で満足度が上がります。
現地費用の内訳を申込前に出してもらう
現地払いの項目と金額は学校ごとに違います。SSPの代行手数料や電気代の精算方法まで書面で確認すると、あとからの上乗せを防げます。
フィリピン語学留学の費用を抑える5つの方法

ここからは、実際に総額を下げられる方法を効果の大きい順に並べています。
3ヶ月留学で下げられる金額を、方法ごとに比べたのが次の3つです。
21万円
部屋タイプ
1人→4人部屋
17万円
都市を変える
セブ→バコロド
8万円
長期割引
12週一括申込
効くのは「どこに住むか」より「どんな部屋に寝るか」で、上の2つを組み合わせると3ヶ月で最大38万円の差になります。
※本記事内の都市別・部屋タイプ別の費用差から算出した目安です。学校ごとに割引率も部屋の設定も異なります。
1|部屋タイプを見直す(効果は最大)
フィリピン留学でいちばん費用が動くのは、寮の部屋を何人で使うかです。
安い多人数部屋から先に埋まっていくため、渡航時期が決まったら部屋だけは早めに押さえるのがコツです。
2|セブ島以外の都市を選ぶ
都市を変えると、学費と生活費が同時に下がります。
3ヶ月ならセブ島からバコロドに変えるだけで最大17万円下がります(都市別の比較)。直行便がない都市は、乗り継ぎの費用と時間を差し引いて考えましょう。
3|必要な期間を最初に一括で申し込む
フィリピンの語学学校は、申込週数が長いほど1週あたりの単価が下がります。
週単価は100%(割引なし)
4週ごとに延長すると、毎回この単価が適用されます。
週単価は88〜92%まで下がる
一括で申し込むと、延長を繰り返す場合より約8万円安く収まります。
週単価は80〜85%が目安
半年以上なら、途中で学校を変えない前提で一括申込が有利です。
現地で期間を延ばしたり転校したりすると、SSPの取り直し(約3万円)も発生するため、最初から必要な週数で申し込むのが割安です。
※割引率とキャンペーン内容は学校ごとに異なり、枠が埋まると終了します。早期申込で入学金免除などの特典がつく学校もあるため、申込前に該当週の料金表で確認してください。
4|渡航する月をずらす
フィリピン留学の繁忙期は、日本の学生が休みに入る時期と重なります。
5|申込前に見積もりを比べる
エージェントには、手続き代行にサポート費を取るところと、相談・手配を無料で行うところがあります。
学校の授業料は同じでも、サポート費やSSPの代行手数料で総額が数万円変わるため、現地払いの内訳まで書面で出してもらって比べましょう。
2026年8月27日更新 2026年9月16日
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まとめ|フィリピン留学の費用は「都市」と「部屋タイプ」で決まる
フィリピン語学留学の費用は、期間よりも都市と部屋の選び方で大きく動きます。
この記事のまとめ
金額の幅が広く見えるのは、選び方によって上下どちらにも動くからです。
予算が決まっているなら、実際の学校を入れた見積もりを一度つくってみるのが近道です。
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