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オーストラリアのビザについて徹底解説!留学や移住に必要なビザの種類

オーストラリアのビザについて徹底解説!留学や移住に必要なビザの種類

海外留学で必ず知っておかなければいけないのが、滞在するために必要なビザです。どの国にも目的に応じたビザがありますが、オーストラリア留学で必要なビザはどんな種類があって、どの様な場面で必要になるのでしょうか?

今回はオーストラリアのビザについて徹底解説し、お伝えします。

※注意点※
2022年9月現在の情報を掲載しています。ビザの規定は変わりやすいため、ビザ申請時は必ず自身でビザの規定を確認する様にしてください。本記事はビザ申請においての参考情報となり、審査結果に関しての責任は致しかねます。予めご了承ください。

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オーストラリアのビザ制度について

オーストラリアのビザはかなりたくさんの種類と分類があり、オーストラリアに入国する場合はその期間に限らず何かしらのビザ、もしくは電子渡航認証の登録が必要になります。

オーストラリアはeVisa申請というオンラインによる申請方法が主流です。eVisa申請は日本のオーストラリア大使館で行われるのではなく、オーストラリアにあるオーストラリア移民局で管理していますので、すべてのやりとりは英語になります。

もし、英語に自信がないという場合は、留学エージェントのビザサポートやビザエージェントを利用するという方法もあります。

ビザに関しては改定がよくされるので、自身でビザ申請を行う際は現在のビザ規定を確認しながら行う様にしましょう。

留学するうえでどのビザが必要になるかは、どの様な留学を考えているのか、どれくらいの期間で留学を考えているのか、という状況によって異なってきます。

オーストラリア留学の主なビザの種類

オーストラリア留学の主なビザは3つ。ETAという観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデービザです。

目的別に見ると、以下の通り。

  • 短期留学=ETA
  • 中、長期留学=学生ビザ
  • ワーキングホリデー=ワーキングホリデー

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

ETA(観光ビザ)

正式名称Electric Travel Authorityを略してETA(イータス)と呼ばれている観光ビザです。申請料は20豪ドル。

ほとんどの場合、申請して即日発行です。一度申請すると12ヶ月、またはパスポートの有効期限(どちらか短い方)まで有効でその期間の間に複数回の訪問が可能です。最長の滞在期間は3ヶ月となりますので、主に1週〜12週の短期留学の際に申請します。

申請条件としては、健康で犯罪歴がなく、オーストラリアの他のビザを持っていなければ大丈夫ですので、よほどのケースでなければ通らないということはないでしょう。

学生ビザ

語学学校に限らず、3ヶ月を超える就学全般に必要になりますので、各種専門学校、TAFE(職業訓練専門学校)、大学進学の場合も取得が必要です。

学生ビザは原則としてコース期間+ 1〜2ヶ月間の滞在期間が認められます。申請料は650豪ドルと、留学における主な3つのビザの中では最も高額です。申請から発給までの期間は約1週間〜3ヶ月と申請タイミングや申請内容により異なってきます。

学生ビザの申請条件は以下の通りです。

  • オーストラリア認定教育機関CRICOSにおいてフルタイム(週20時間以上)の就学をすること
  • 就学予定の学校から入学許可証を受領していること
  • 学生保険(Overseas Student Health Cover)に加入していること※学生ビザ申請で許可される滞在期間分の加入が必要
  • 一時滞在証明(Genuine Temporary Entrant)の提出
  • 学生ビザ滞在期間中の生活費があることの宣誓
  • ビザ申請費用650豪ドルの支払い

ETAとワーキングホリデーはオーストラリア国外からの申請のみに限られますが、学生ビザのビザ申請はオーストラリア国内、国外どちらからでも可能です。

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ワーキングホリデービザ

若者の文化交流、余暇を目的としたビザです。現地では一定期間(4ヶ月まで)の就学や就労が許可されているため、現地で学んだり、働いて生活費を補うことができます。

ビザ受理から1年以内に渡航すれば、現地で最長1年間滞在することができます。申請料は510豪ドル。申請から受理までは即日の場合が多いですが、数日かかる場合もあり、いずれにしても余裕を持った申請をおすすめします。

ワーキングホリデービザ申請条件は以下の通りです。

  • 年齢制限 :18~30歳(30歳のうちに申請すれば良いため、31歳でも渡航可能)
  • 滞在期間 :最長1年間
  • 発行枠 :制限なし
  • ビザ切り替え :観光ビザからの切り替えも可能(但し、オーストラリア国外からの申請に限る)
  • 同一雇用主の下で6ヶ月までの就労、4ヶ月までの就学が可能
    ※季節労働など特定の職種では、同一雇用主の下で12か月の就労が可能

オーストラリアのワーキングホリデーは30歳までに入国しないといけないと誤解されがちですが、30歳のうちに申請してしまえば、入国時に31歳になっても問題ありません。例えば、30歳と11ヶ月で申請した場合、31歳と11ヶ月で入国することも可能です。

セカンドワーキングホリデービザ(2年目)

オーストラリアワーキングホリデービザの特徴は現地で一定条件を満たすことで、最長3年間ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在できることです。

2年目のワーキングホリデーはセカンドワーホリ、3年目のワーキングホリデーはサードワーホリと呼ばれています。

その条件とは、オーストラリアの最初のワーホリ期間中に88日以上のフルタイムで移民局指定の地域で指定の労働を行うことです。移民局指定の地域の労働というのは主に過疎化して労働力が不足しているファーム(農場)の仕事が主になります。

セカンドワーホリ申請の際には、指定地域で働いたことを証明する書類が必要になりますので、必ず雇用主から証明書類をもらう様にしましょう。

セカンドワーホリに切り替えることで、就学期間はリセットされますので、再度4ヶ月まで語学学校や専門学校で就学することが可能です。申請料金は510豪ドル。申請時点で31歳の誕生日を迎えていないことが条件になりますので、最初のワーホリを年齢ギリギリで渡航された人は、申請時期に注意してください。

また、オーストラリア国内外からの申請が可能で、例えばセカンドワーホリの権利だけを持って帰国し、時間が経過してからセカンドワーホリを申請。数年後に再度オーストラリアワーホリをすることも可能です。

サードワーキングホリデービザ(3年目)

セカンドワーキングホリデービザ保持者が、オーストラリアのセカンドワーキングホリデー期間中に6ヶ月間フルタイムで移民局指定の地域で指定の労働をすることによりサードワーキングホリデービザの取得対象となります。

それ以外の特徴、条件はセカンドワーホリとほぼ一緒になります。

そのほかのビザについて

留学におけるビザは今までお伝えした3つのビザが主になりますが、オーストラリアには多くのビザがあり、滞在期間中に永住したいと思ったり、現地企業でそのまま働けるチャンスがあるかもしれません。

様々なビザを知ることで選択肢が増える場合がありますので、次に留学で使う主なビザ以外のオーストラリアのビザを紹介します。

卒業生ビザ

高等教育機関を卒業した際に取得できるビザ。大学や専門学校を卒業後そのまま現地で働きたい人が申請します。

  • ビザの特徴 :大学・専門学校卒業後に現地で就業体験を積む、就職活動をするためのビザ
  • 滞在期間 :2年~4年
  • 条件 :申請の段階で有効なビザを保持者、現地で終了したコースなどの学歴証明、英語力証明
  • 申請料金 :1,535豪ドル
  • 申請場所 :オーストラリア国内のみ

一時就労ビザ

一時就労ビザの中でも、3ヶ月期間限定で専門業務に従事する方、又はオーストラリアの団体に招待された文化的・社会的活動に参加する人用の短期滞在活動ビザやオーストラリア政府関連、外交官ビザ保持者の使用人として働く外交関連、スポーツ・宗教などのエンターテイメント関係者の長期滞在活動ビザなどがあります。

学生ビザやワーホリで渡航した人が切り替える一般的な一時就労ビザは上記とは異なり、オーストラリア国内で不足している、または重要な職種に従事される人向けに発行されるビザで、現地ではワークビザやビジネスビザと呼ばれることが多いです。

最大1回につき4年間の滞在許可が発行され、条件をクリアすれば延長することも可能です。

永住ビザ

現地で永住ビザを取得する方法はたくさんあります。オーストラリアで需要の高い職種で専門的な知識を現地で学んだ人、オーストラリアで求められる専門的な知識や経験を持っている人、配偶者がオーストラリア国籍もしくは永住権保持者、家族が永住権保持者、就労ビザ先のオーナーによるスポンサードなど様々です。

方法は様々あってもハードルは高く、簡単にとれないビザであることは間違いありません。

まとめ

オーストラリアのビザについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

オーストラリア留学については、ETA、学生ビザ、ワーキングホリデービザの3つが主なビザになります。自分の状況に合わせたビザ取得が必要になりますので、本記事を参考にビザの準備を進めてみましょう。

また、オーストラリアは世界で唯一最長3年間のワーキングホリデーが可能な国です。こちらは一定条件がありますので、興味のある人は年齢制限に注意してくださいね。

また、簡単ではありませんが、現地での移住のチャンスもあり、そのためのビザについて知っておくと役に立ちますので、卒業生ビザ、一時就労ビザ、永住ビザについてもチェックしておきましょう。

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