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オーストラリアの首都はキャンベラ?シドニー?人口や魅力、観光スポットなどを紹介

オーストラリアの首都はキャンベラ?シドニー?人口や魅力、観光スポットなどを紹介

オーストラリアといえば、オペラハウスやハーバーブリッジがある大都市のシドニーをイメージする人がほとんどだと思いますが、実は、シドニーはオーストラリアの首都ではありません。

では、オーストラリアの首都はどこなのか?
正解は、キャンベラ(Canberra)です。

キャンベラってどこ?どんなところ?何があるの?と多くの疑問が浮かんでくるかもしれません。

本記事では「オーストラリアの首都はキャンベラ?シドニー?人口や魅力、観光スポットなどを紹介」と題して、オーストラリアの首都についてご紹介していきます。

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オーストラリアの首都キャンベラとは?

キャンベラは、オーストラリア南東部の内陸に位置する都市で、シドニーとメルボルンのちょうど中間地点にあります。

首都の名前は、アボリジニの言葉で「人が集まる場所」と言う意味の「キャンベラ」と名づけられました。

人口は43万人(2023年末時点)で、他の大都市に比べると少なめです。ゆったりとした落ち着いた雰囲気があり、内陸部に位置するため乾燥しやすく、夏は暑く、冬は寒いはっきりした気候です。

オーストラリアは南半球に位置するため、季節は日本と真逆です。観光のベストシーズンは、春(8月〜10月)と秋(3月〜5月)で、ローシーズンは冬(6月〜7月)となり、近隣エリアのオーストラリアアルプスでは雪が降り、ウィンタースポーツができる場所もあります。

参照:総務省統計局『世界の統計2023』

キャンベラの特徴

キャンベラは、どの州にも属さないオーストラリア首都特別地域(ACT)に指定されていて、オーストラリア連邦議会、首相官邸、オーストラリア高等裁判所などの重要な政府機関が集まります。

一方で、1時間ほど郊外に出ると、涼しい気候のワインの産地があったり、国立公園や自然保護区があったり、さまざまな野生動物を見ることができます。

まさに、都市と自然がきれいに融合されたオーストラリアらしい場所です。

オーストラリアの首都キャンベラの場所とアクセス 

オーストラリアの地図(キャンベラ、シドニー、メルボルンの位置)
出典:国土交通省『オーストラリアの首都機能移転』 

先ほどもお伝えした通り、キャンベラはオーストラリアの南東部に位置しています。ニューサウスウェールズ州にあるシドニーと、ビクトリア州にあるメルボルンの間です。キャンベラは位置的にはニューサウスウェールズ州内にありますが、首都特別区という特別に設けられた区域に属しています。

地図上で見るとキャンベラとシドニー、メルボルンは3都市とも近く感じますが、実はキャンベラはシドニーから約240km離れており、車で約3時間かかります。またメルボルンからだと約660km、車で約7時間の距離に位置しています。

日本からキャンベラへのアクセスについてですが、残念ながら直行便は出ていません。日本からキャンベラに行く場合は、シドニーやブリスベンで乗り継ぎをする必要があります。羽田からシドニーまでは約9時間半、成田からブリスベンは約9時間ほどです。そしてシドニーからキャンベラは国内線で1時間、ブリスベンからは2時間ほどで到着します。

首都がキャンベラになった経緯

オーストラリアの首都がキャンベラであることは、なぜあまり知られていないのでしょうか。そこにはキャンベラが首都になった経緯が関係しています。

妥協案としてキャンベラになった

1901年にオーストラリア建国の際、当時人口が多い二大都市であったシドニーとメルボルンが首都を巡り、争うことになりました。

しかし、どちらも譲らなかったため首都が一向に決まらず…

最終的には「シドニーから100マイル離れているところに首都を置く」という妥協案が採用され、1908年にシドニーとメルボルンのちょうど中間地点にあった場所が選ばれることになったそうです。

なぜオーストラリアの首都は間違われやすいのか?

オーストラリアの首都と聞いて大都市のシドニーや、メルボルンと答える人が多いのはなぜでしょうか。

1.人口が他の都市に比べて少ないから

キャンベラの人口は、国内で8番目となるため、人口数上位のシドニーやメルボルン、ブリスベン、パースに比べると少なめです。

大都市に比べて規模が小さいため、印象が薄れてしまっているのかもしれません。

2.有名観光地が他の都市に多いから

オーストラリアの有名な観光地と言えば、オペラハウスやハーバーブリッジ、グレートバリアリーフ、エアーズロック、サーファーズパラダイスというように、キャンベラにあるものは一つもありません。

海外から来る観光客は、広大なオーストラリアを効率よく回ることになるので、キャンベラではなく有名観光地が優先されるのでしょう。

3.暫定的な首都がメルボルンだったから

他のオーストラリアの都市とは異なり、シドニーとメルボルンの妥協点として首都が設計・建設された歴史を持つ珍しい都市です。

新首都建設の間、暫定的な首都はメルボルンに置いていたことから、キャンベラの知名度が低く、メルボルンを首都と間違われるのかもしれません。

キャンベラの素敵な魅力

首都として新しく作られたキャンベラ。オーストラリアの歴史を知る上でふさわしい魅力もたくさんあるので、ご紹介します。

1年に1回のビックイベント

キャンベラといえば、たくさんの熱気球を空に飛ばすキャンベラ・バルーン・スペクタキュラーが有名です。

毎年、3月に9日間の日程で開催されるこのイベントでは、オーストラリア国内や海外からも、カラフルな色のバルーンが多く集まり、打ち上げられた気球を観覧できます。予約すれば45分〜60分間の乗船体験をすることも可能です。

早朝の涼しい時間帯に打ち上げられる熱気球は、オーストラリアの澄んだ青空とのコントラストがとても綺麗なので、キャンベラに行くなら絶対この時期に行きたいですね。

オーストラリアの歴史を学べる

キャンベラには、オーストラリアの歴史を学ぶために訪れたいおすすめ観光スポットがたくさんあります。

・オーストラリア国立博物館

オーストラリア国立博物館には、先住民族アボリジニの残した遺産や植民地時代、2000年シドニーオリンピックの記録といったオーストラリアが歩んできた歴史に関する展示品がたくさん収蔵されています。

入場料は無料で滞在時間が2時間ほどあれば十分なので、誰でも気軽に入ることができます。

有料でガイドをつけて回れば、より一層深く知ることができるのでおすすめです。

・オーストラリア国立美術館

オーストラリア国立美術館では、オーストラリアはもちろん、世界各国の絵画や彫刻、先住民族アボリジニ、アジア、アフリカ、パシフィックの様々なアートや工芸品が数多く展示されています。

そして、その展示数はオーストラリア最大級。無料で観覧できるため、キャンベラに行くなら絶対に訪れたい場所です。

・オーストラリア戦争記念館

オーストラリア戦争記念館には、オーストラリアが参戦した戦争で亡くなった兵士のお墓や、軍事品の展示エリア、資料の記録室などがあります。旧日本軍の特殊潜航艇も展示されているため、日本とオーストラリアの深い関わりも知ることができます。

全てを見て回るには展示数も多く大変なので、90 分の無料ガイドツアーで記念館のハイライトを見て回るのもおすすめです。

・オーストラリア国立図書館

オーストラリア国立図書館には、オーストラリアの資料など国内最大級の1041万点が所蔵されていて、その多さに驚きます。

図書館の内観や外観が美しいので、周辺を散歩するだけでもゆったりした時間を過ごすことができるでしょう。

また、オーストラリア国立図書館は、Wifiも無料で使えますし、カフェも併設されていて誰でも気軽に使えるので、勉強したい時にも便利です。

・クエスタコン(国立科学技術センター)

クエスタコン(国立科学技術センター)は、日豪友好記念事業の一環として作られました。

愛称のクエスタコンは、クエスト(“探求する”を意味する動詞)とコン(“学ぶ”を意味する接頭辞)を合わせた造語です。

施設内は、6つの展示ホールと2つのショー用劇場及びワークショップ室から成り、見るだけでなく、実際に手で触るなど科学の原理・原則を「体験」する200以上の展示を楽しむことができます。

竜巻が出来る様子を観察できたり、無重力を体験できたりと、子供だけではなく大人も一緒に楽しめるスポットです。

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オーストラリアで大自然を感じられるスポット3選

オーストラリアといえば、広大な国土に自然が多く残り、のんびりとした時間を感じることができる国です。

また、都市を一歩出れば、郊外ではコアラやカンガルー、ワラビーなどのオーストラリアらしい動物をすぐ近くで見ることができます。

キャンベラにも、そんなオーストラリアらしい場所がたくさんあるので、ご紹介します。

・バーリー・グリフィン湖

キャンベラの中心にある、オーストラリア人の憩いの場でもある、人工湖です。

湖畔を散歩したり、サイクリング、カヤック、ボート、スタンドアップパドルに乗ったり、湖畔にあるカフェで景色を見ながらのんびり過ごしたりすることができます。

バーリー・グリフィン湖の周りには、オーストラリア国会議事堂をはじめ、博物館、美術館、図書館などが並びます。

・ナマジ国立公園

キャンベラから車で40分のところにあるナマジ国立公園の中には、ティドビンビーラ自然保護区があり、オーストラリア特有の動物、コアラ、カンガルー、ワラビー、エミューのほか、鳥や爬虫類が野生の状態で保護されています。

そのため、ハイキングや自転車をレンタルして走っていると、野生動物に遭遇することもよくあります。

また、先住民族のアボリジニが、3700年前まで描いていたとされる動物の壁画を見るところもあり、キャンベラから日帰り旅行するのがおすすめです。

・エインズリー山

キャンベラ市内から車で10分のところにあるエインズリー山は、標高843mの小高い山になっていて、頂上からは国会議事堂やバーリー・グリフィン湖などのキャンベラ市内を一望できます。

体力に自信がある人は、歩いて登るトレッキングルートもあるので挑戦してみてください。

まとめ

「オーストラリアの首都はキャンベラ?シドニー?人口や魅力、観光スポットなどを紹介」と題し、オーストラリアの首都キャンベラについて、特徴・首都になった経緯・キャンベラの魅力をご紹介しました。

シドニーとメルボルンの首都誘致を巡る論争の結果、生まれたキャンベラ。大都市から離れた静かな都市でありながら、観光客を楽しませる魅力であふれています。

そんなキャンベラを訪れて、オーストラリアの政治、歴史、自然、アートに触れてみてはいかがでしょうか。

これからは、オーストラリアの首都は?と聞かれたら「キャンベラ!」と答えてくださいね。

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