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ハーバード大学に留学する方法|3つのルート・合格率・費用を徹底解説

ハーバード大学に留学する方法|3つのルート・合格率・費用を徹底解説

世界最高峰と呼ばれるハーバード大学。

アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジにある1636年創立の総合大学で、学部から大学院まで約2万4,000人が学び、そのうち28%を留学生が占めています。

日本からハーバードに留学する方法は1つではありません。

学部の正規入学、大学院への進学、夏期プログラムやオンライン講座を使う短期の3ルートがあり、必要な条件も費用も大きく違います。

学費には世帯年収に応じた免除の制度があり、短期のプログラムなら2週間・約93万円から参加できます。

この記事では、3つのルートの違い、出願条件7つ、費用と学費免除の仕組み、高校生と社会人それぞれの準備スケジュールまでを順番に整理します。

この記事で分かること

入学ルート日本の高校からでも狙えるのか、何が足りないのか
費用面年いくらかかり、どこまで免除されるのか
年齢大学生・社会人になってからでも目指せるのか
最初の一歩今日から何をはじめればいいのか

この4つは別々の疑問に見えて、ルートを1つ選んだ時点で同時に答えが出ます。記事はその順番で進みます。

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※順位・評価は編集部による総合評価です。費用・サービス内容は2026年9月時点で各社公式サイトに掲載されている情報にもとづきます。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

この記事を書いた人

留学カウンセラー りょう 大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!

目次

  1. 1. ハーバード留学とは?大学の基本情報
  2. 2. ハーバードに留学する3つのルート
  3. 3. ハーバード留学の難易度と合格率は?
  4. 4. ハーバードに留学する出願条件7つ
  5. 5. ハーバード留学の費用と奨学金の実態
  6. 6. ハーバード留学の準備スケジュール
  7. 7. ハーバード留学についてよくある質問
  8. 8. まとめ|ハーバードに留学する手順

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Q1 / 2

いま、あなたはどの立場にいますか?

中学生・高校生(これから大学を選ぶ)日本の高校に在籍中/これから進路を決める
大学生・社会人(すでに進路が決まっている)大学に在学中/働きながら考えている

Q2 / 2

ハーバードに、どんな関わり方をしたいですか?

4年間まるごと、学位を取りに行きたい日本の大学ではなくハーバードへ進学したい
まず夏休みに、短期で体験してみたい在学中に一度キャンパスを見ておきたい

Q2 / 2

いまの生活を、どこまで変えられますか?

数年かけて渡米できる休学・退職してでも学位を取りに行きたい
仕事や学業は続けたい日本にいながら学べる方法を探している

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学部正規留学タイプ

いちばん一般的で、準備に最も時間がかかるルート

高校の成績・標準テスト・エッセイ・課外活動をすべて整える必要があり、逆算は高校1年から始まります。学費は世帯収入に応じて大きく下がる仕組みがあるため、費用を理由に外すのはまだ早い段階です。

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サマースクールタイプ

2週間から、実際のキャンパスに立てる

高校生向けの夏期プログラムなら、選考はあるものの学部入試ほどの条件は問われません。授業についていける英語力がいちばん大きな条件になるため、渡航前の英語づくりから逆算するのが近道です。

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大学院留学タイプ

日本の大学を出てからでも間に合う

ハーバードには12の大学院があり、学部とは別の選考で毎年多くの社会人を受け入れています。職務経験や研究実績が評価対象になるぶん、高校からの積み上げがなくても出願できるルートです。

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オンライン聴講タイプ

働きながら、1コースずつ積み上げる

退職も休学もせずに、1コース単位で履修を積み上げていくタイプです。選考がなく、思い立った学期から始められます。積み上げれば修士号まで到達できます。

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ハーバード留学とは?大学の基本情報

ハーバード大学はアメリカ最古の大学で、学部から大学院まで約2万4,000人が学ぶ総合大学です。

30秒でわかるハーバード

1636

創立
アメリカ最古

3〜4%台

学部の合格率
直近5年の目安

28%

留学生の割合
2025年秋・過去最高

難関であることは事実ですが、全学生の28%が留学生で、2025年秋には過去最高を記録しました。外国人だから不利、という大学ではありません。

世界大学ランキングでも常に上位5校前後に入り、留学生の受け入れは政府との係争下でもむしろ増えています

ハーバード大学の場所と学生数

キャンパスはマサチューセッツ州ケンブリッジにあり、チャールズ川をはさんでボストンの対岸に位置します。

ハーバード大学 早見表

所在地
アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ(ボストン中心部から地下鉄で約15分)
学生数
全体で約2万4,000人。うち学部生は約7,000人で、大学院生のほうが多い
留学生
出身は140カ国以上。国別の在籍者数は公表されていない
周辺環境
マサチューセッツ工科大学など複数の大学が集まる学生都市

ハーバードは学部4年間だけの大学ではありません。学生数で見ると大学院のほうが多く、そのぶん出願できる入り口も多くなります。

ハーバード大学の学部と大学院

学部課程は「ハーバード・カレッジ」が一括して運営し、大学院は分野ごとに12のスクールに分かれています。

ハーバードの学部と大学院

区分
入り口の数と中身

学部

約7,000人

ハーバード・カレッジ 1校のみ

学部は1つだけで、入学後に約50分野から専攻を選びます。経済学・コンピュータサイエンス・政治学・応用数学・心理学などが人気です。

大学院

約1万7,000人

12のスクール 出願先を1つ選ぶ

ビジネス法学医学歯学公共政策教育公衆衛生工学・応用科学デザイン神学学術大学院継続教育

学部は1校しかないので迷いません。大学院は12スクールが別々に出願を受け付けるため、どこを狙うかを先に決めないと準備が始まりません。

ハーバード留学中の日本人は何人?

ハーバードは国別の在籍者数を公表していません。

分かっているのは、留学生全体の中での比率までです。

約2万4,000人のうち、留学生はどこにいる?

全学生
学部+大学院
約24,000人
留学生
140カ国以上
6,749人(28%)
学部の留学生
2025年入学の学年
15%92カ国から

大学全体では28%が留学生でも、学部だけを見ると15%まで下がります。日本人が少ないのは実力差というより、日本の高校から出願するルート自体が知られていないことが大きな理由です。

留学カウンセラー
りょう

相談に来る方の多くが「前例がないから無理」と思い込んでいます。前例が少ないのは、挑戦した人が少ないからです。全体像を知るだけでもスタート地点が変わります。

ハーバード大学の卒業生と進路

卒業生には各国の首脳、ノーベル賞受賞者、起業家、研究者が名を連ねます。

卒業後に何が残るのかを整理します。

卒業後に残る3つのもの

同窓生ネットワーク:200カ国以上に広がり、卒業後のキャリア形成に直結します
大学院への接続:学部卒業後、ハーバードや他校の大学院へ進む人が多くいます
収入水準:卒業から数年後の年収中央値は、日本円で1,900万円前後とする調査もあります

費用を判断するときは年間の支出だけでなく、卒業後10年で取り戻せるかどうかまで含めて考えるのが実態に近い見方です。

※学生数・留学生数は2025年秋時点の大学公表値(2026年1月報道)。国別の在籍者数は公表されていません。年収は調査時期により変動します。

ハーバードに留学する3つのルート

ハーバードへの入り口は大きく3つあります。

ハーバード留学3ルートの全体像

どこから入ってどこに着くのか、経路で並べると違いがはっきりします。

3つのルートの進路フロー

ルート1|学部の正規入学

日本の高校卒業ハーバード・カレッジ4年・学士号

ルート2|大学院への進学

日本の大学卒業職務経験2年以上が推奨大学院1〜5年・修士/博士

ルート3|短期・オンライン

在学・在職のまま条件なし夏期・オンライン2週間〜・履修証明

ゴールが「学位」なのか「ハーバードで学んだ経験」なのかで、選ぶ経路が変わります。ルート3だけは、今年から始められます

次に、同じ3ルートを年数・費用・難易度の数字で並べます。

3ルート 比較表

ルート
期間
費用の目安
難易度
4年
年1,450〜1,530万円
最高
1〜5年
年1,300〜1,990万円
2週間〜
33〜241万円

費用の水準が大きく変わるのは3番目です。「ハーバードで学ぶ」だけが目的なら、33万円から実現できます

逆に学位が目的なら、年1,000万円超の費用と数年の準備は避けられません。この点は前提として考えてください。

※費用は公式に公表されている年間費用にもとづく目安です。本記事の金額は1アメリカドル=約153円で換算しています(2026年9月時点)。為替・年度により変動します。

学部正規入学でのハーバード留学

日本の高校を卒業してそのまま出願する、いちばん一般的なルートです。

アメリカ人志願者と同じ書類・同じ基準で選考されます。

学部正規入学の向き・不向き

向いている人

・高校1〜2年から準備できる

・成績が校内でも上位を保てている

・打ち込んできた活動がすでにある

注意したい点

・枠は毎年2,000人前後で動かない

・標準テスト対策に年単位かかる

・併願校を必ず決めておく必要がある

左右どちらにも当てはまるのが普通です。判断を分けるのは今が高校何年生か、ほとんどそれだけです。

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2026年7月30日更新 2026年9月4日

大学院からのハーバード留学

日本の大学を卒業してから、12のスクールのいずれかに出願するルートです。

学部とは評価される材料が入れ替わります。

学部と大学院で評価が入れ替わる

評価される材料
学部
大学院
高校の成績・課外活動
必須
不問
職務経験・リーダーシップ
不問
中心
英語スコアの提出
任意
必須
適性試験(GRE・GMAT)
不要
必須

高校時代に何もしていなくても不利になりません。代わりに英語スコアと適性試験の提出が新たに必要になります。

社会人にとっては、働いてきた年数がそのまま出願材料になります

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2026年8月28日更新 2026年9月2日

短期・交換でのハーバード留学

夏期のサマースクール、所属大学の交換留学枠、オンライン講座という3つの入り方があります。学位は取れませんが、履修証明や単位が残ります。

短期で入る3つの方法

サマースクール

期間:2〜7週間

対象:高校生・大学生

特徴:寮に住んで受講

交換留学

期間:半年〜1年

対象:大学生

特徴:大学間の協定が前提

オンライン講座

期間:1学期〜

対象:社会人・大学生

特徴:日本にいながら履修

このうち交換留学だけは自力で申し込めません。まず在籍大学の国際交流課に枠の有無を確認するのが最初の一歩です。

枠がなかった場合でも、サマースクールなら個人の資格で申し込めます

ハーバード大学のサマースクール

高校生が実際のキャンパスで授業を受けられる夏期プログラムです。

形式ごとに期間と費用が変わります。

サマースクールの種類と費用(2026年夏)

プログラム
期間
費用の目安
プレカレッジ(単位なし・寮)
2週間
約93万円
高校生向け正規課程(寮)
4週間
約139万円
高校生向け正規課程(寮)
7週間
約241万円
オンライン・通学形式
4〜7週間
約60〜116万円

注意点が1つあります。サマースクールの奨学金はアメリカ国籍・永住権を持つ学生が対象で、日本からの参加者は原則として使えません。

それでも、出願条件が限られるぶん、実際に参加できる可能性は正規入学よりはるかに高いルートです。

※2026年夏の実施分として公表された費用をもとに1アメリカドル=約153円で換算した目安です。2027年夏の費用・日程は未発表のため、公式サイトで確認してください。別途、出願料(約1万円)と航空券が必要です。

ハーバード大学のオンライン講座

ハーバードには、社会人が働きながら履修できる学部・大学院レベルの講座があります。

1コース単位で申し込める点が正規課程との最大の違いです。

オンライン講座の費用(2025-26年度)

レベル
1コースの費用目安
単位なし(聴講)
約24万円
学部レベル(4単位)
約33万円
大学院レベル(4単位)
約53万円
修士号まで(12コース前後)
約630万円

正規の大学院が2年で約4,180万円であることを考えると、修士号まで取っても費用は7分の1以下に収まります。

ただし学位名には運営部門の名称が併記され、正規の大学院と同一の学位にはなりません

※2025-26年度の1コース(4単位)あたりの授業料をもとにした目安です。年度により改定されます。

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2026年7月29日更新 2026年9月2日

ハーバード留学の難易度と合格率は?

学部の合格率は直近5年でおおむね3〜4%台です。

ハーバード大学の合格率と倍率

出願者数と合格者数の差が、そのまま倍率になります。

出願者と合格者の比率

出願者 約48,000〜61,000人
合格者 約2,000人(毎年ほぼ一定)

合格者数は動きません。合格率が上下するのは出願者数が増減するからで、倍率はおよそ25〜30倍のままです。

年ごとの推移を並べると、標準テストが必須に戻った年に出願者が大きく減ったことが分かります。

合格率の推移

入学年次
出願者数
合格率
2022年入学
約61,200人
約3.2%
2024年入学
約54,000人
約3.6%
2025年入学
約47,900人
約4.2%
2026年入学
未公表
未公表

標準テストが必須に戻った2025年入学は、出願者が約22%減って合格率がむしろ上がりました。条件が厳しくなるほど、準備した人が通る可能性は上がります。

ハーバードは2025年入学の学年から、入試統計の公表を秋の一括発表に切り替えました

2026年入学分は2026年10月に公表される予定です。

※出願者数・合格率は大学公表値をもとにした概数です。2026年入学分(Class of 2030)は2026年9月時点で未公表で、報道による推計値が出回っている点にご注意ください。

ハーバード留学に偏差値はある?

ハーバードに偏差値はありません。

全員が受ける共通の試験がなく、点数の高い順に合格者を決める選考ではないためです。

日本の入試と何が違うのか

日本の大学入試

共通の試験点数化合否偏差値が成立

ハーバードの入試

書類一式人が読む合否点数化されない

間に「人が読む」工程があるため、スコアが1つ足りないだけで落ちることも、満点でも落ちることもあります

だからこそ、数字が足りないことを理由に諦める必要はありません

ハーバード留学の併願校リスト

ハーバード1校だけに出願する人はほとんどいません。

同水準の大学を複数受けるのが前提です。

よく併願される大学

マサチューセッツ工科大学 イェール大学 スタンフォード大学 プリンストン大学 コロンビア大学 ブラウン大学 ペンシルベニア大学 カリフォルニア工科大学

これらは同じ共通願書で出願できます。併願しても準備の手間はほとんど増えません。増えるのは出願料と締切の管理だけです。

ハーバード留学でつまずく3つの壁

日本の高校から出願する場合、実力とは別のところでつまずくことがあります。よくあるのは次の3つです。

壁1|ハーバード留学と高校の評価の壁

1つ目は、高校での評価がそのままでは伝わらない問題です。

壁 1高校の評価が、そのままでは伝わらない
起きること審査担当者は、日本の高校の難易度も評定の付け方も知りません。同じ「評定4.8」でも、どの高校の4.8なのかが伝わらなければ判断材料になりません。
やること校内での順位と学校の水準を、推薦状や進路指導担当者の報告書、補足資料で説明してもらいます。

壁2|ハーバード留学と課外活動の深さ

2つ目は、課外活動の中身が浅いと見られる問題です。

壁 2課外活動の中身が浅いと見られる
起きること部活動を3年間続けた、生徒会をやっていた。日本の進路指導では十分な実績でも、ハーバードの選考では評価につながりません。
やること国際大会での入賞、論文の発表、自分で立ち上げて続けた活動など、1つをほかの志願者より深いところまで続けます。

壁3|ハーバード留学の準備開始の遅れ

3つ目が、いちばん多いつまずき方です。

壁 3準備を始めるのが遅れる
起きること学部の出願は高校3年の秋に締め切られます。標準テストの複数回受験も課外活動の実績づくりも数年かかり、直前には間に合いません。
やること高校1年の時点で締切から逆算し、成績・テスト・活動の3年分の予定を先に組みます。

3つとも才能ではなく段取りの問題です。高校1年の時点で全体像を知っているかどうかが、そのまま差になります

合格率の数字を見て、そこで止まっていませんか?
まず「今の自分に何が足りないか」から整理しましょう

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ハーバードに留学する出願条件7つ

ハーバードは留学生にもアメリカ人と同じ出願方法を課します。

学部で必要になる7点を、重みと準備期間つきで一覧にしました。

学部出願で必要な7点 早見表

提出するもの
選考での重み
準備にかかる期間
1. 高校の成績
最重要
高校3年間ずっと
2. SAT・ACT
必須
1〜2年(複数回受験)
3. 推薦状(教師2名)
依頼から2〜3か月
4. エッセイ
最重要
5問で3か月前後
5. 課外活動・実績
最重要
数年(直前では作れない)
6. 面接
書類通過後に1回
7. 英語力の証明
任意
提出するなら半年〜

最重要の3つは、いずれも出願直前には作れないものです。だから逆算は高校1年から始まります。

※重み・期間は選考の一般的な傾向をもとにした編集部の整理です。出願要件そのものは年度ごとに変更されるため、必ず大学公式の最新要項を確認してください(2026年9月時点)。

選考での力の入れどころは、7点で均等ではありません。

選考項目の配分イメージ

出願書類1式=100とした場合

成績
エッセイ
課外活動
テスト
推薦
高校の成績 エッセイ 課外活動・実績 SAT・ACT 推薦状・面接

標準テストの比重は全体の2割に届きません。スコアだけ磨いても合格には届かないのはこのためです。

どれか1つが突出していれば通る試験ではありません。

7点すべてが揃って、ようやく出願できる状態になります

1|高校の成績(合格者は最上位層)

高校3年間の成績証明書を提出します。合格者の多くは校内でも最上位の成績を維持しています。

評定は高校1年から積み上がるもので、あとから上げ直すことができません。

1高校の成績
提出するもの
高校3年間の成績証明書
見られる水準
校内でも最上位を維持していること
準備期間
高校1〜3年の3年間

最重要の1つ。高1の成績も出願書類に載るため、最初の学年から差がつきます。

2|SAT・ACTのスコア(必須に戻った)

SATとACTは、アメリカの大学が共通して使う学力テストです。

SATは読解・記述と数学で1600点満点、ACTは英語・数学・読解などの4分野で36点満点。

どちらを出しても評価は同じです。

ハーバードは2024年に標準テストの提出義務を復活させ、2025年入学の学年から必須になりました。

2SAT・ACTのスコア
SAT
読解・記述と数学の2分野で1600点満点
ACT
英語・数学・読解などの4分野で36点満点
準備期間
1〜2年。複数回受けて最良のスコアを使う

どちらを出しても評価は同じです。2025年入学の学年から提出が必須に戻っています。

3|推薦状(教師2名分)

科目担当の教師2名から各1通が基本です。

加えて、進路指導担当者からの報告書が求められます。

3推薦状
教師
科目担当の2名から各1通
進路指導担当
学校としての報告書を別途提出
依頼の時期
高校3年の春。作成に2〜3か月かかる

英文での作成を依頼することになるため、早めに相談しておくほど内容が濃くなります。

4|エッセイ(5問・各150語以内)

共通願書のエッセイに加え、ハーバード独自の短答式エッセイが5問、各150語以内で全問必須です。

選考で最も重みのある書類です。

4エッセイ
共通願書
出願サイト共通のエッセイが1本
ハーバード独自
短答式が5問。各150語以内で全問必須
準備期間
テーマ決めから完成まで3か月前後

実績を並べる場ではありません。考え方と、人との関わり方が読まれます。

5|課外活動・実績(1つを深く続ける)

音楽・芸術・研究・スポーツなど、分野は問われません。

映像や作品を補足資料として提出することもできます。

5課外活動・実績
分野
音楽・芸術・研究・スポーツなど指定なし
補足資料
映像や作品を追加で提出できる
準備期間
数年。出願の直前には作れない

数を並べるより、1つを長く続けて成果まで持っていくほうが評価されます。

6|面接(卒業生が担当)

書類選考を通過すると、地域の卒業生による面接に招かれることがあります。

日本国内で実施されるケースもあります。

6面接
担当者
出願者の地域に住むハーバードの卒業生
時期
書類選考を通過した人が招かれる
場所
日本国内で実施されるケースもある

確かめられているのは能力より一緒に学ぶ相手として自然に話せるかです。作り込むほど不利になります。

7|英語力の証明(学部は任意)

学部課程では英語試験のスコア提出は必須ではありません。

ただし提出すれば判断材料として評価されます。

7英語力の証明
学部課程
スコアの提出は任意
大学院課程
スコアの提出が必要
提出の判断
出せば判断材料は増えるが、低いスコアは逆効果

任意なのは英語力が不要だからではありません。エッセイと面接で実力がそのまま表れます。

大学院のハーバード留学の条件

大学院は要件がスクールごとに異なります。

ここではビジネススクールの経営学修士を例に整理します。

大学院(経営学修士の例)の要件

学歴
学士号と全在籍校の成績証明書。最低成績の設定はなし
適性試験
GREまたはGMATが必須。どちらが有利ということはない
英語力
英語試験のスコア提出が必要。最低点はないが推奨水準は示されている
エッセイ
キャリアの選択、リーダーシップ経験、好奇心と成長の3本が中心
推薦状
2通。肩書きより「自分をよく理解している人」が重視される
職務経験
入学時点でフルタイム2年以上が推奨される
面接
招待された人のみ約30分。終了後24時間以内に振り返りを提出

学部と決定的に違うのは、社会人としての実績が正面から評価される点です。

スクールによって要件は変わるため、志望先を決めてから逆算するのが唯一の進め方です。

ハーバード留学に必要な英語力

スコアの提出義務と、実際に必要な英語力は別の話です。

ここを混同すると準備を誤ります。

「提出義務」と「必要な実力」は別

学部課程

提出:任意

理由:エッセイと面接で実力が見える

実力:議論に参加できる水準が前提

大学院課程

提出:必要

理由:母語が英語でない志願者が対象

実力:推奨水準は各スクールで確認

学部が任意なのは英語力が不要だからではなく、書類と面接で英語力がそのまま表れるからです。対策をやめる理由にはなりません。

留学カウンセラー
りょう

「学部はスコア不要」と聞いて対策をやめてしまう方がいますが、これは逆効果です。結局は基礎的な英語力を上げるしかありません。スコアは、その英語力がどこまで伸びたかを確認する目安として使ってください。

ハーバード留学の費用と奨学金の実態

表示上の学費は高額ですが、それをそのまま支払っている学生は多数派ではありません。

ハーバード留学の定価と実負担

表示価格と、実際に払っている額には大きな開きがあります。

費用の定価と実際に払っている額

表示上の定価
年間
約1,530万円
援助を受けた
家庭の平均2023-24年度
約240万円

差が出る理由は1つです。ハーバードは世帯の経済状況に応じて学費そのものを下げる方式を取っており、2025年入学の学年ではほぼ半数が授業料ゼロで在籍しています。

ハーバード留学の学部の年間費用

大学が公表している2026-27年度の費用です。何にいくらかかるのか、構成比には強い偏りがあります。

年間費用の構成比

1年間の合計 約1,530万円(上限で試算)

授業料 950万
寮 218万
食 137万
諸費 149万
授業料 寮費 食費 学生サービス費・教材費 帰省・渡航費(77万)

総額の6割以上が授業料です。次に説明する授業料免除が効けば、負担は一気に下がります。

費目ごとの金額は次のとおりです。

学部の年間費用 内訳(2026-27年度)

費目
年間の目安
授業料
約950万円
寮費
約218万円
食費
約137万円
学生サービス費など
約95万円
教材費・生活雑費
約54万円
帰省・渡航費
0〜約77万円
合計
約1,455〜1,530万円
医療保険(免除申請可)
約76万円

保険まで含めると4年間の定価は約6,000万円前後です。重要なのはここから先です。

この金額を見て諦める人が多いのですが、2025年入学の学年ではほぼ半数が授業料ゼロで通っています

※ハーバード・カレッジが公表する2026-27年度の費用(請求ベース91,634米ドル+個人費用・書籍・交通費)をもとに、1アメリカドル=約153円で換算した目安です(2026年9月時点)。医療保険は家族の保険でカバーできる場合は免除申請ができます。

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2026年7月15日更新 2026年9月4日

ハーバード留学の大学院の費用

大学院はスクールによって金額が異なります。ここでは、もっとも高い部類のビジネススクールを例に取ります。

大学院(経営学修士)の費用|2026-27年度

授業料

約1,300万円

前年度から7.7%上昇

生活費・保険など

約695万円

住居・食費・交通費・保険

1年の合計

約1,990万円

単身・9か月の想定

2年の合計

約4,180万円

奨学金を差し引く前

ただし在学生の約半数が返済不要の奨学金を受け、2年で平均約1,500万円が支給されます。分野によってはこれより低いスクールもあります。

最も経済的必要性が高い約10%の学生には、授業料の全額を給付する枠もあります。成績ではなく経済状況だけで判定されます。

※ハーバード・ビジネススクールが公表する2026-27年度の単身学生・9か月予算にもとづく目安です。他のスクールは金額が異なります。

ハーバード留学の学費免除の仕組み

ハーバードの学部課程は、世帯年収に応じて負担額が決まります。2025年入学の学年から基準が大きく緩和されました。

世帯年収と自己負担の関係

年収1,530万円
以下
自己負担ゼロ(寮費・食費・保険・渡航費も)
年収3,060万円
以下
授業料が全額免除
それ以上
資産により判断
個別に審査

ハーバードには成績優秀者向けの奨学金が1つもなく、金額を決めるのは世帯の収入と資産だけです。この基準は留学生にも同じように適用されます。

援助を受けた家庭の平均自己負担額は年 約240万円(2023-24年度)と公表されています。日本の私立大学と大きくは変わらない水準です

※ハーバードの基準はアメリカドル建てで公表されており、本記事は1アメリカドル=約153円で換算した目安です(2026年9月時点)。世帯の資産状況により判定は変わります。

ハーバード留学の学費を下げる手順

学費が下がるのは、成績が良いからでも交渉したからでもありません。所定の書類を期限内に出した人だけです。

学費免除を受けるまでの4手順

出願と同時に援助を申請する

合否審査とは別枠。申請しても合格率は下がりません

CSSプロファイルを提出する

カレッジボードのサイトで作成し、ハーバードを送付先に指定します

世帯の収入・資産の証明を出す

源泉徴収票や確定申告書など、日本の書類でも受け付けられます

出願方式ごとの締切を守る

早期出願は11月上旬、通常出願は2月1日前後が援助申請の期限です

手順は4つだけで、学力も交渉も関係ありません。申請しなかった家庭だけが定価を払う仕組みです。

支給されるのは返済不要の給付で、ローンは組まされません。学部生の半数以上が受給し、受給者の平均支給額は年 約950万円です。

※提出書類・締切は年度と出願方式により変わります。金額は1アメリカドル=約153円で換算した目安です。申請前に必ず大学公式の財政援助ページで最新情報を確認してください。

ハーバード留学で使える奨学金一覧

大学からの援助とは別に、日本側の給付型奨学金も併用できます。難関大学への合格実績がある人ほど採用されやすい制度です。

併用できる日本側の給付型奨学金

日本学生支援機構(JASSO):海外大学の学位取得を対象とした給付型の制度があります
柳井正財団:アメリカ・イギリスの大学進学者向けで、支給額が大きい制度として知られます
フルブライト奨学金:大学院留学が対象。分野ごとにプログラムが分かれています
船井情報科学振興財団:理工系の大学院留学を支援する制度です
中島記念国際交流財団・笹川平和財団など:分野や地域を限定した民間の制度も多数あります

いずれも合格発表より前に応募が締め切られる制度が多い点に注意してください。出願準備と同時に動かないと間に合いません。

大学からの給付と日本側の奨学金は併給できる制度がほとんどです。片方だけで判断しないでください。

※募集時期・対象・金額は毎年変わります。応募前に各財団の公式サイトで最新の募集要項を確認してください。

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ハーバード留学の準備スケジュール

準備の進め方は、高校生と社会人でまったく別物です。

ここでは両方のスケジュールを分けて紹介します。

ハーバード留学の出願までの流れ

まず高校生から。学部の出願は高校3年の秋で、そこから逆算すると動き出す時期が見えてきます。

学部出願までの逆算スケジュール

高校1年成績を上位で固め、打ち込む活動を決める
高校2年標準テストの対策を始め、初回を受験する
高校3年の春エッセイのテーマを決め、推薦を依頼する
高校3年の秋早期出願(11月1日)または通常出願(1月1日)
高校3年の冬〜春面接、合否発表、学生ビザの申請へ進む

見落とされやすいのは2番目です。標準テストは複数回受けて最良のスコアを使うため、高校2年からの着手が現実的な下限になります。

つまり、高校3年から始めると選べる方法が大きく減ります

高校1・2年のハーバード留学準備

この2年間でやることは、成績の維持と活動の積み上げの2つだけです。

複数に手を出すより、1つを深く続けることを優先してください。

高校1・2年でやること

全科目の成績:得意科目だけでなく、全体を上位で保ちます
活動の1本化:3年後に語れるテーマを1つ決め、継続します
英語の基礎力:試験対策の前に、読む量と書く量を増やします
夏の短期渡航:サマープログラムで現地の授業水準を体感します

どれも書類に直接は書けません。それでも高校3年の秋にエッセイの材料になるのは、この2年間の中身だけです。

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高校3年のハーバード留学の出願

出願方式は2つあります。早期出願は合格率が高くなる傾向がありますが、条件が付きます。

早期出願と通常出願の違い

早期出願

締切:11月1日

制限:他の私立大学への早期出願が制限される

特徴:合格しても辞退できる

通常出願

締切:1月1日

制限:なし。何校でも併願できる

特徴:準備期間を長く取れる

早期は合格率が3倍前後になる年もありますが、書類が未完成のまま出せば逆効果です。エッセイの完成度だけを基準に選んでください

ハーバード留学の合否発表と渡航

合格してからも、渡航までには手続きが4段階あります。

ここで止まる人が毎年出ます。

合格から渡航までの流れ

合格発表3〜4月 入学手続き5月まで 入学許可証大学が発行 学生ビザ面接大使館・要予約

遅れが出やすいのは最後のビザ面接です。面接枠は時期によって数週間先まで埋まるため、入学許可証が届いた日に予約するつもりでいてください。

渡航前に必ず確認したいこと

2025年以降、アメリカ政府とハーバードのあいだで留学生の受け入れ資格をめぐる係争が起きました。裁判所の差し止めにより受け入れ自体は続いていますが、ビザ発給の運用は状況によって変わり得ます。出願・渡航の前に、大学の国際オフィスと在日アメリカ大使館の最新情報を必ず確認してください。

社会人のハーバード留学の準備

社会人は高校生とは逆の順番で進みます。

実績はすでにあるため、足りないのは英語スコアと書類の言語化です。

社会人の逆算スケジュール

出願の2年前志望するスクールを1つに絞り込む
出願の1年前英語試験と適性試験のスコアを作る
出願の半年前推薦者に依頼し、了承を得ておく
出願の3か月前エッセイでキャリアの選択を言語化する

働きながらだと、2番目だけで半年から1年かかるのが実情です。ここを最初に始めてください。

裏返すと、英語のスコアさえ確保できれば残りは半年で組み立てられます

留学カウンセラー
りょう

社会人の方から「もう遅いですか」と聞かれることが多いのですが、大学院は職務経験が評価対象です。むしろ働いた年数が評価につながります。焦らず、英語から順に積み上げてください。

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ハーバード留学についてよくある質問

相談の場でよく出る質問を5つにまとめました。

誤解されたまま諦められやすい点から並べています。

ハーバード留学のよくある質問5つ

Q

日本の高校からでもハーバードに留学できますか?

A

できます。インターナショナルスクール卒は条件ではありません。ただし審査はアメリカ人と同じ基準なので、高校1年からの準備が前提です。

Q

留学生でも学費の免除は受けられますか?

A

受けられます。留学生もアメリカ人と同じ基準で審査され、認められた額は返済不要で給付されます。申請が合否に響くこともありません。

Q

TOEFLのスコアがないと出願できませんか?

A

学部は任意、大学院は必要が基本です。学部でも出せば判断材料は増えますが、低いスコアは逆効果なので出さない選択もできます。

Q

社会人から目指すのは遅すぎますか?

A

遅くありません。大学院は職務経験そのものが評価対象で、2年以上のフルタイム経験を推奨するスクールもあります。

Q

短期でハーバードに行く方法はありますか?

A

サマースクールなら2週間から参加できます。寮に滞在して受講でき、選考は書類のみで学部入試ほどの条件は問われません。

どの質問も、条件を満たしていないから出願できない、という話ではありません。足りていないのは条件ではなく情報です。

不安になるのは、条件を満たしてから動くのか、動きながら条件を満たすのかで迷ったときです。

実際には、動きながら満たすほうが早く進みます

まとめ|ハーバードに留学する手順

最後に、留学までの順番を整理します。

ハーバード留学を決める順番

ルートを選ぶ学部・大学院・短期のどれで入るかを決める
条件を知るそのルートの出願条件と締切を確認する
お金を組む学費免除と奨学金を前提に予算を立てる
英語を作る語学留学・試験対策でスコアと基礎力を上げる

4番目だけは、1〜3が決まっていなくても今日から始められます。迷っている期間も英語は積み上がります。

この記事のまとめ

ルートは3つ。学部の正規入学、大学院への進学、短期・オンラインで難易度も費用も大きく違う
学部の合格率は直近5年で3.2〜4.2%。偏差値はなく、書類一式を人が読む総合型の選考
出願条件は7つ。標準テストは2025年入学の学年から必須に戻っている
2026-27年度の定価は年 約1,455〜1,530万円。世帯年収に応じた免除があり、留学生にも同じ基準が適用される
サマースクールは約93万円から、オンライン講座は1コース約24万円から始められる
学部を狙うなら高校1年から、社会人なら出願の2年前から逆算する

ハーバード留学で最初に決めるべきは、志望理由でもスコアでもなく「どのルートで入るか」です。

学部か大学院か短期かで、必要な書類も締切も丸ごと入れ替わります。

そして、どのルートを選んでも共通して必要になるのが英語力です。

先に英語の計画を立てておくことが、最短距離になります

どのルートが現実的か、一緒に整理しませんか?

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