「一人で海外に行くのは心細いから、仲の良い友達と一緒にワーホリしたい」——そう考える人はとても多いです。でも同時に「友達と行くと英語が伸びないって聞くけど大丈夫?」「途中で気まずくならない?」と不安になりますよね。
結論をお伝えすると、友達とのワーホリはアリです。
ただし向き不向きがあり、過ごし方を間違えると「英語が伸びない」「関係がこじれた」という後悔につながることもあります。
この記事では、友達と行くメリット・デメリットから、気をつけること、一緒に行く方法3つ、国によって違うワーホリビザの取りやすさ、準備の進め方まで、実際の体験談も交えながら夢カナ留学のカウンセラー目線で解説します。
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目次
ワーホリに友達と行く方法3つ

「友達と一緒に行く」といっても、その形はひとつではありません。同じ家で暮らす方法もあれば、同じ都市に住みながら学校や仕事は別にする方法、そもそも渡航時期をずらして現地で合流する方法もあります。どのスタイルを選ぶかで、安心感と英語の伸びのバランスが変わります。
代表的な3つのスタイルを、特徴・向いている人・注意点にわけて整理しました。二人で読みながら「どれが近いか」を話してみてください。
3つのスタイルを、気になる3つの軸で比べたのがこちらです。
フル同行型|同じ時期・同じ家で暮らす
同じ便で渡航し、同じシェアハウスや二人部屋で生活するスタイル。家賃や生活用品を分担できて、渡航直後の不安がいちばん小さい形です。
セミ別行動型|同じ都市に住み、学校と仕事は別
渡航先の都市は同じにしつつ、語学学校のクラスやアルバイト、住む家は分けるスタイル。困ったときはすぐ会えるのに、平日はそれぞれの世界が広がります。
現地合流型|時期や都市をずらして合流する
渡航時期や滞在都市をあえてずらし、長期休みや旅行のタイミングで合流するスタイル。「一人で挑戦したいけれど、友達とも思い出をつくりたい」を両立できます。
まみ
相談を受けていて一番おすすめしやすいのは「セミ別行動型」です。最初の1〜2か月だけ同じ家で生活を立ち上げて、落ち着いたら住まいや仕事を分ける——という段階的な進め方もよくあります。最初から完璧に決めなくて大丈夫なので、まずは「ずっと一緒でなくていい」と共有しておくところから始めてみてください。
ワーホリに友達と行くメリット

まずは、友達と一緒にワーホリするメリットから見ていきましょう。特に渡航直後の不安が大きい人ほど、恩恵を感じやすいポイントです。
心細くない安心感がある
言葉も勝手も違う土地で、気心の知れた相手がそばにいる。これは想像以上に大きな支えになります。
到着してすぐは、空港からの移動、SIMカードの契約、初めてのスーパーでの買い物まで、ひとつひとつが小さな緊張の連続です。とくに渡航してからの最初の2週間は、ホームシックが出やすい時期。
「今日こんなことがあってさ」と日本語で笑い合える相手がいるだけで、気持ちの落ち込み方がまったく違います。
まみ
ご相談を受けていても、早めに帰国を決める理由は英語力より「孤独」であることが少なくありません。ここを支え合えるのは、友達と行く一番の強みだと思います。
生活の立ち上げがスムーズ
家探し、銀行口座の開設、SIMカードの契約、タックスファイルナンバーの申請。渡航直後にやることは驚くほど多く、しかもすべて英語です。
二人いれば、片方が銀行を調べているあいだにもう片方が物件を探す、といった手分けができます。調べたことをその場で共有できるので、一人ですべてを抱えるより単純に半分の時間で片づきます。
初期費用や家賃をシェアできる
ワーホリでいちばんお金が出ていくのは、実は渡航した直後です。家を借りるときのボンド(敷金)、寝具やキッチン用品、SIM、交通系カード。収入がまだゼロの時期に、この出費が重くのしかかります。
二人部屋やシェアルームを一緒に借りれば、家賃は一人あたりで見るとぐっと下がります。鍋・フライパン・ドライヤーのように「一つあれば足りるもの」を割り勘にできるのも、見落とされがちなポイントです。
まみ
最初の1〜2か月を乗り切る現金が手元に残るかどうかは本当に大きいです。ここで焦らずに仕事を探せた方は、結果的に良い職場に落ち着いています。
情報や思い出を共有できる
求人サイトには出てこないバイトの空き、時給の相場、やっておくべき手続き。ワーホリの情報は、現地にいる人から人へ伝わっていくものがほとんどです。
二人いれば情報源は単純に倍になりますし、片方が新しくつくった友達が、もう片方の友達にもなっていきます。
そして何より、同じ景色を見た相手がいることは帰国してからじわじわ効いてきます。
ワーホリに友達と行くデメリット
友達と行くと良いことばかりではありません。事前に知っておきたい4つのデメリットを確認しておきましょう。先に知っておけば、多くは防げます。
英語が伸びにくい
これは友達とのワーホリでいちばん多い後悔です。同じ家に住み、同じ学校に通い、同じ職場で働くと、1日のうち英語を話す時間は驚くほど少なくなります。
やっかいなのは、本人が気づきにくいこと。現地で暮らしている実感はあるのに、半年経っても英語での雑談が続かないというケースは珍しくありません。
まみ
友達と行くと決めたなら、ここだけは最初から意識しておいてください。「日本語を使わない時間」を決めるだけでも、1年後がまったく変わります。
自由に行動しづらくなる
「相手が行きたがらないから、その旅行はやめておこう」「バイトを変えたいけれど、生活リズムがずれるから言い出しにくい」。二人で動いていると、こうした小さな遠慮が積み重なっていきます。
ワーホリは長くても1年、国によってはもっと短い時間です。その限られた期間に「本当はやりたかったこと」を我慢し続けると、帰国後の後悔として残ります。
仲が悪くなることもある
日本で仲が良かったことと、海外で一緒に生活できることは別の話です。お金の使い方、食事の好み、掃除の頻度、寝る時間。日本では見えなかった生活習慣の違いが、狭いシェアルームでは毎日目に入ります。
そのうえワーホリ中は、仕事が見つからない・英語が伸びないといったストレスが常にかかっている状態です。余裕がないときほど、小さなズレが大きな衝突になります。
同じ家・学校・仕事に入れないことがある
「二人一緒に住みたい」と思っても、シェアハウスの空き部屋が1つしかないというのはよくあることです。語学学校も、レベル分けテストの結果で別々のクラスになるほうが自然でしょう。
仕事はさらに難しく、同じ職場が同じタイミングで2人を採用してくれるケースは多くありません。採用する側から見れば、二人同時に辞められるリスクもあるためです。
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友達と一緒にワーホリの手続き・準備はできる?
「二人分まとめて申し込めるの?」と気になる方へ、準備まわりの現実を整理します。基本は手続きは一人ずつ、現地の過ごし方は一緒でも別でもOKです。
各自で手配するもの:ワーホリビザ・航空券・海外保険
ワーホリビザは個人ごとの申請で、二人まとめて取得することはできません。申請も審査もそれぞれ別々に進みます。とくにカナダ(ランダム招待)とアイルランド(年2回の募集)は、二人のうち片方だけ取れないことが実際に起こります。国ごとの違いと対処法は次の章で詳しくご紹介します。
航空券と海外保険も、契約はそれぞれ個別です。ただし同じ便を予約して一緒に渡航すること自体は問題ありません。
まみ
ビザが下りる前に航空券を買ってしまうのは避けてください。出発日をそろえたいお気持ちはよく分かるのですが、ここで焦って損をされた方を何人も見てきました。資金証明が必要な国もあるので、貯金の準備もそれぞれで進めましょう。
一緒に手配してOKなもの:住まい・語学学校・仕事
住まい・語学学校・仕事は、二人一緒に申し込んでも問題ありません。エージェントへの相談も、二人そろって受けられます。
ただし「一緒に申し込める」ことと「必ず一緒に決まる」ことは別だと考えておいてください。
シェアハウスは空き部屋が1つしかないことも多く、語学学校はレベル分けテストの結果で別のクラスになるほうが自然です。仕事は、同じ職場が同じタイミングで2人を採用してくれるケースは多くありません。
まみ
別々になった場合にどう動くかを先に話しておけば、現地で慌てずに済みます。あえて分けることで英語環境が広がるというメリットもあるので、「分かれてもOK」を前提に考えておくのがおすすめです。
友達とワーホリビザが通るか心配!ビザの抽選が落ちやすい国
「二人で申し込んで、片方だけビザが取れなかったらどうしよう」——友達とのワーホリを考えている方から、私たちが本当によくいただくご相談です。
結論からお伝えすると、この心配が現実になるかどうかは選ぶ国でほとんど決まります。通年でいつでも申請できる国なら、二人そろって取れないことはまずありません。一方で、抽選や年2回の募集で選ばれる国だと、片方だけ取れない可能性は決して低くないんです。
ワーホリビザの取りやすさを国別で比較
日本人に人気の渡航先を、ビザの選考方式で整理したのがこちらです。
まみ
イギリスは以前、日本人も抽選への登録が必要でしたが、2024年1月31日に日本の枠が6,000人に拡大され、抽選が廃止されました。今は通年でいつでも申請できるので、二人一緒でも問題ありません。古い情報が残っているサイトも多いので、ここは安心してくださいね。
※2026年8月時点の情報です。定員や申請費用、募集時期は毎年変わります(オーストラリアも2026年7月1日に申請料が改定されました)。お申し込み前に必ず各国政府の公式サイトで最新の条件をご確認ください。
カナダ
「ランダム招待」二人同時に呼ばれる保証はありません
カナダのワーホリ(IEC)は、先着でも書類審査でもなく、プールに登録した人の中からランダムに招待が届く仕組みです。2026年シーズンの日本人枠は6,283人で、プール開設後はほぼ毎週のペースで招待が出されています。
つまり、二人で同じ日に登録しても、片方に先に招待が届いて、もう片方は数週間後、ということが普通に起こります。シーズン終了までに招待が届かなかった場合は、翌シーズンにあらためて登録し直すことになります。
まみ
対策はシンプルで、二人ともシーズン開始直後にプール登録を済ませておくことです。招待が届いてからも「受諾は10日以内」「就労許可の申請は20日以内」と期限があるので、必要書類は先に揃えておくと安心ですよ。
アイルランド
年2回の募集。逃すと次は約半年後
アイルランドは年間800人の枠を、年2回の募集期間にまとめて受け付ける方式です。2026年は1月15日〜2月6日と、7月15日〜7月31日の2回でした。受付が終わってから一括で選考され、結果は1〜2週間後にメールで届きます。
先着順ではないので「早く出したほうが有利」ということはありません。ただし募集期間を逃すと次のチャンスは約半年後。二人で行くなら、募集開始の時期から逆算してスケジュールを組んでおきましょう。
韓国
年齢条件で片方だけ外れることがある
韓国は年間10,000人と枠が大きいので、定員で落ちる心配はほとんどありません。ただし別の壁があります。年齢です。
韓国のワーホリは原則18〜25歳が対象で、相応の事情が認められる場合に30歳まで、という運用になっています。多くの国が18〜30歳なので、ここだけ条件が一段厳しいということですね。
二人の年齢が3歳以上離れている場合、片方だけ年齢の条件を外れてしまうことがあります。韓国を候補に入れているなら、行き先を決める前に二人の年齢と申請時期を確認しておきましょう。年上のほうに合わせて出発を早める、という調整が必要になるケースもあります。
※年齢条件は変更されることがあります。申請前に駐日韓国大使館・総領事館の公式情報でご確認ください。
まみ
カナダとアイルランドを希望される二人には、必ず「片方だけ取れなかったらどうするか」を先に決めてもらっています。ここを決めずに待つと、届かなかった側が焦って無理な判断をしがちなんです。先に決めておけば、どちらに転んでも慌てません。
ワーホリに友達と行く時に気をつけること

デメリットの多くは、事前の心がけで防げます。友達とのワーホリで気をつけたい5つのポイントをご紹介します。
「べったりしない」ルールを決めておく
出発前に「四六時中は一緒にいない」と口に出して合意しておくと、現地での気まずさがかなり減ります。大事なのは、渡航してから決めようとしないことです。
現地で「ちょっと離れたい」と切り出すのは、想像以上に勇気がいります。
「週に1日は別行動の日」と具体的に決めてしまうのがおすすめです。曖昧な約束は、現地で機能しません。
目的はそれぞれ持つ
「英語を伸ばしたい」「とにかく稼ぎたい」「いろんな街を旅したい」。二人の目的が違っても、まったく問題ありません。問題になるのは、目的を共有しないまま行ってしまうことです。
目的がずれていること自体ではなく、ずれていると知らないことがすれ違いを生みます。出発前に、お互いが「この1年でこれだけは達成したい」ということを1つずつ言葉にしておきましょう。
相手の目的を知っていれば、別行動を提案されても「そういえばそう言っていたな」と受け止められます。
住居・学校・仕事は分けてもいい
すべてを一緒にする必要は、まったくありません。むしろ分けたほうが、英語も友達の輪も一気に広がります。
おすすめは、最初の1〜2か月だけ同じ家で生活を立ち上げて、慣れてきたら住まいを分けるという進め方です。学校のクラスは実力で分かれるほうが自然ですし、バイト先が違えば持ち帰る話題も増えます。
「分ける=仲が悪い」ではなく、「分ける=それぞれの1年を充実させる」と考えてみてください。
お金のルールを最初に決める
金銭トラブルは、友人関係が壊れる原因のなかでも特に多いものです。立て替え、割り勘、共有の買い物、光熱費の分け方。曖昧なまま始めると、必ずどこかでモヤモヤが生まれます。
おすすめは「立て替えたらその日のうちに精算する」という一点だけでも先に決めておくこと。送金アプリを二人とも入れておけば数秒で終わります。
緊急時の約束をしておく
体調を崩した、財布をなくした、住むところがなくなった。海外では、日本より高い確率でトラブルが起こります。別行動が増えるほど、お互いの状況は見えなくなります。
「2日連絡がつかなかったら家を見に行く」くらいの具体的な約束を、出発前にしておきましょう。加入している海外保険の会社名と証券番号、緊急連絡先をお互いに共有しておくと、いざというときにすぐ動けます。
友達と一緒にワーホリへ行くまでの準備ステップ
実際に友達とワーホリへ行くまでの流れを、5つのステップに整理しました。二人で決めることと、各自で進めることを分けて考えるのがスムーズに進めるコツです。
STEP1 目的と予算をすり合わせる(二人で)
「英語を伸ばしたい」「とにかく稼ぎたい」「旅をしたい」など、お互いの目的を言葉にして共有します。ここがズレたままだと、現地で不満がたまりやすくなります。目的が違っても問題はなく、違いを知っておくことが大切です。
STEP2 国・都市・渡航時期を決める(二人で)
同じ国・同じ都市にするか、渡航時期をそろえるかを相談します。ワーホリビザには年齢の上限があり、国によって条件も異なるため、年齢が近くない場合は早めに条件を確認しておきましょう。
STEP3 ワーホリビザを申請する(各自で)
ワーホリビザは一人ずつの申請・審査です。時期をそろえたいなら、二人とも同じくらいのタイミングで動き出すのが安心。万一片方の許可が遅れた場合にどうするかも、先に話しておくと慌てません。
STEP4 航空券・海外保険・資金を準備する(各自で)
同じ便に乗りたい場合は、ビザの見通しが立った段階で早めに押さえます。保険や貯金は各自の準備。「立て替えはその日のうちに精算する」など、お金のルールもこの段階で決めておくと安心です。
STEP5 住まい・語学学校・仕事を決める(一緒でも別でも)
渡航スタイルに合わせて、住まいと学校を「一緒にする/分ける」を決めます。空きがなくて希望どおりにならないこともあるので、最初の数週間だけ同じ宿にして、あとから探すという進め方も現実的です。
最後に、出発前に二人で決めておきたいことをチェックリストにまとめました。ここを話しておくだけで、現地でのすれ違いはぐっと減ります。
出発前に二人で決めておくチェックリスト
お金のルール(立て替え・割り勘・共有の買い物の扱い)
別行動のルール(常に一緒でなくてよい、と合意しておく)
家事や生活音のルール(同居する場合)
体調不良・トラブル時の連絡方法と助け合い方
帰国時期(延長や国内移動で変わってもOKにしておく)
途中で離れたくなったときの伝え方(先に約束しておく)
なお、手続きは一人ずつでも、相談は二人一緒に受けられます。夢カナでは二人それぞれの目的を聞いた上で、住まいや学校を一緒にするか分けるかまで含めてプランを組み立てます。
まとめ
ワーホリに友達と行くべきか、ポイントを整理します。
この記事のまとめ
友達と行くか一人で行くか、そして現地でどう過ごすか——迷ったら、まずは目的を整理するところから始めてみましょう。夢カナ留学では、二人それぞれに合ったプランを一緒に考えます。
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