海外に行く際に絶対に持って行くべきものがクレジットカードです。
クレジットカードを持って行くことによって、たくさんの現金を持ち歩く必要がなくなります。また、紛失リスクを減らせたり、手軽に買い物もできたりするようにクレジットカードを持って行くメリットはかなり多いです。
この記事ではクレジットカードに関する以下の内容を解説します。
1.オーストラリアのクレジットカード普及率
オーストラリアは日本よりもキャッシュレス化が進んでいると言われています。レストランやスーパーなど、様々なところでクレジットカードをすることが一般的です。
オーストラリアは海外の中では比較的安全な国と言われていますが、それでも旅行や留学中に多額の現金を持ち歩くのは避けるようにしましょう。
クレジットカードの支払いが一般化していることもあり、$100未満の買い物では端末にかざすだけで決済が行われます。
オーストラリアではコンビニやスーパーなどの店舗だけにとどまらず、電車やバスでもカードでの支払いが可能です。
2.オーストラリアでクレジットカードを持つべき理由
前章ではオーストラリアのキャッシュレス普及率についてお話ししてきました。オーストラリアではクレジットカードがあれば、基本的には生活できるということがわかったと思います。
この章ではクレジットカードを持つべき理由を詳しく解説していきます。
1.多額の現金を持ち歩く必要がなく安心
日本でもそうですが、クレジットカードを持っていれば、多額の現金を持ち歩く必要はありません。先ほども述べた通り、オーストラリアではほとんどの場所でカード決済ができます。
盗まれたり事件に巻き込まれたりしないためにも現金ではなく、クレジットカードを持つようにしましょう。現金を持ち歩かないだけでリスクを下げることが可能です。
2.紛失・盗難があってもすぐに対応してもらえる
オーストラリアは海外の国の中では治安が良いと言われていますが、それでも紛失した場合にはお金は返ってきません。
現金を落とした場合には落とした分の現金を損失してしまいますが、クレジットカードであればカード会社に連絡すればカードの利用を止めることができ、不正利用を防ぐことも可能です。
また、クレジットカードには盗難保険が付帯されている場合が多いので、不正利用がされたと認められれば全額補償を受けることができます。
3.海外旅行傷害保険が付帯
海外は日本よりも医療費が高額です。しかし海外旅行保険付きのクレジットカードであれば、海外で病気や怪我をしたときに最大90日間は補償を受けることができます。
クレジットカードを持って海外に行けば自動的に保険が適用になるものと、クレジットカードで留学先までの交通費を払った場合に適用になる場合があります。
自分のクレジットカードがどちらのものなのかしっかり確認しておきましょう。
年会費無料のカードであれば、死亡保障が1000万〜5000万円、傷害治療が200万〜300万の場合が多いです。
これだけの補償があれば十分なので、90日以下の滞在であればこれとは別に保険に入ることも不要です。
もし不安なのであれば、クレジットカードを複数枚持つことで合算することもできるので、その方法も考慮してみてください。
4.レンタカーやホテルの利用でデポジットが必要
クレジットカードを身分証として提出を求められることはオーストラリアでは多いです。特にホテルのチェックイン時やレンタカーを借りる際には提示が求められることが多いです。
オーストラリアだけでなく、海外ではパスポートとクレジットカードが身分証となり、支払い能力や信用の判断材料として使われます。
また、クレジットカードはデポジットの支払いにも便利です。現金よりもクレジットカードの方が少ないデポジットの額になることも多いです。
5.キャッシング機能を使える
キャッシング機能とは海外のATMでクレジットカードとその暗証番号があれば、現地通貨を引き出すことのできるサービスです。
この機能があれば現地で急に現金が必要になった場合でも対応できます。ただし、キャッシング機能を利用すると、金利手数料がつくので、借り過ぎて返すことができないということが起こらないように注意してください。
また、キャッシング機能は設定しなければついていない場合があります。設定には2〜3週間かかるので、余裕をもって確認しておきましょう。
3.クレジットカードで気をつけるべきこと
クレジットカードは非常に便利ですが、利用する際に気をつけるべきことがあります。この章ではどんなことに気をつけなければならないのか説明していきます。
1.使えないお店がある
キャッシュレス社会になっていても全ての店舗でキャッシュレス払いができるというわけではありません。
支払いが現金のみの場合が少ないですがあるので、$20〜$50くらいの現金は持っておくようにしましょう。
2.クレジットカード利用手数料がかかる
日本でクレジットカードを利用する際には利用手数料は店舗側が負担していますが、オーストラリアでは客が支払うようになっています。
お店やカードによって利率が異なりますが、多くの場合支払額の0.5%〜2%程度となっています。
4.クレジットカードの選び方
前章まででクレジットカードを持ち歩くことが便利なことがわかりました。では、どのようなクレジットカードが良いのでしょうか?
この章ではクレジットカードを発行する際に見るべき点を説明します。
1.ブランド
クレジットカードのブランドはVISAかMasterにしましょう。これらのブランドは利用できる店舗が圧倒的に多くなっています。
この2つのブランドを両方持っていれば、ほとんど困ることはないでしょう。
2.年会費
クレジットカードには年会費が無料のものと有料のものがあります。年会費が無料でも高ポイント還元率であったり、海外保険が付帯することがほとんどです。
そのため、どうしても有料のものがいいということでなければ、基本的には無料のものがおすすめです。
3.サポートデスクの有無
クレジットカード会社によってはサポートデスクがないものもあります。また日本にはサポートデスクがあるが、留学先の国にはないということもあります。
日本と留学先のどちらにもサポートデスクがあるかを確認するようにしましょう。日本語対応のものを選ぶとより安心して利用することができます。
4.ポイント還元率
クレジットカードを選ぶ際にはポイント還元率も大きなポイントとなります。
利用する場所が日本でも海外でも同じようにポイント還元はされます。ポイント還元があるのであれば、できるだけ還元率が高いものの方が良いと言えるでしょう。
年会費無料のクレジットカードであれば、0.5%〜1%のことが多いです。どのクレジットカードならより効率的になるのかを考えてカードを発行するようにしましょう。
5.オーストラリアでおすすめのクレジットカード
前章ではクレジットカードを発行する際に見るポイントを説明しました。この章ではそれを踏まえた上で、おすすめのクレジットカードを紹介します。
1.エポスカード
最初におすすめするものは「エポスカード」です。このカードの良い点は以下の通りです。
・年会費が無料
・海外旅行傷害保険が自動付帯
・VISAでカードを発行できる
・一時的に買い物限度額を増額可能
2.三井住友カード
次におすすめするのは「三井住友カード」です。このカードがおすすめな理由は以下の通りです。
・VISAとMasterでカードを発行できる
・学生専用カードがあり、在学中は年会費無料
・貯まったポイントをマイルに変えられる
・最高水準のセキュリティ
・ショッピング保険が年間100万円まである
・盗難・紛失デスクが年中無休で24時間使える
・ホテルで優待を受けられる
・海外旅行傷害保険が自動付帯
3.楽天カード
3つ目のおすすめは「楽天カード」です。このカードの利点は以下の通りです。
・年会費が永年無料
・旅行代金をカードで払えば海外旅行傷害保険が付く
・学生専用カードもある
・楽天サービスを利用すると還元率が高くなる
4.マネパカード
最後におすすめするのは「マネパカード」です。このカードのおすすめな点は以下の通りです。
・プリペイド式で学生におすすめ
・使いすぎる心配がない
・両替レートが安い
・円安時に入金すれば安く買い物できる
6.まとめ
この記事ではオーストラリアのクレジットカード普及率からオーストラリアでクレジットカードを持つべき理由と注意点、クレジットカードの選び方、そしておすすめのクレジットカードを説明してきました。
キャッシュレス化が日本よりも進んでいるオーストラリアではクレジットカードは必要不可欠と言っても過言ではありません。
そしてクレジットカードはカードによってサービスが異なります。できるだけ自分に適したものを選択するように心がけてください。
海外では使えないブランドを選ぶことがないようにしましょう。多くの場合は、この記事で挙げた見るポイントを押さえれば大丈夫です。海外旅行傷害保険とポイント還元率を重視してみれば、大きな間違いを犯すことなくカードを発行することができます。
オーストラリアでの生活が豊かになるようにしっかり選ぶようにしましょう。