お子さまの進学先としてボーディングスクールを検討したとき、最初にぶつかるのが「結局いくらかかるのか」という問題です。
費用はどの国を選ぶかと、何年在籍するかでほぼ決まります。
同じ1年間でも、ニュージーランドとスイスでは総額が5倍以上変わることも珍しくありません。
この記事では、費用を国別・在籍年数別に整理し、1年・3年・6年で卒業までにいくらかかるのかをまとめました。
学費以外に発生するガーディアン費用や一時帰国の航空券など、見落としやすい追加費用と、負担を抑える方法もあわせて解説します。
この記事を書いた人
目次
ボーディングスクールの費用は総額いくら?
ボーディングスクールの費用は、在籍年数と国の組み合わせで決まります。
まずは、どの年数でいくらになるのかを一覧で確認してください。

※学費・寮費・生活費・航空券・保険・ガーディアン費用を含む総額の目安です。学校のランク、滞在形式、時期、為替により変動します。本記事は1ポンド=約200円、1米ドル=約155円で換算しています(2026年9月時点)。イギリスの金額は2025年1月から課税された付加価値税を含む実額です。
この総額は、大きく4つの費目に分かれます。
そのうち学費・寮費だけで総額の8割前後を占めるため、節約の余地は学校選びと国選びに集中します。
費用の内訳は「学費・寮費」でほぼ決まる
1年間の総額を費目ごとに分解すると、構造がはっきりします。
※中位から上位の私立校を想定した目安です。名門校ではこの上限を超える場合があります。
見落としやすい「隠れコスト」
学費として案内される金額に、すべてが含まれているとは限りません。
特に初年度は、出願から入学までに一度きりの費用がまとめて発生します。
つまり、学費のほかに初年度で100万円以上の上乗せを見ておく必要があります。
※学校・国・滞在形式により項目も金額も異なります。ガーディアン費用は年40〜100万円を目安としています。合計は入学デポジットを除いた金額です。出願前に各校の費用一覧で必ずご確認ください。
留学カウンセラー
りょう
【国別】ボーディングスクールの費用を比較
費用に最も大きく効くのは、どの国を選ぶかです。
同じ1年でも、国が違うだけで700万円以上の差が生まれます。

主要7カ国 費用・総合比較表
国名をタップすると、その国の詳しい紹介にジャンプします
※学費・寮費は年額の目安、年間総額は生活費・航空券・保険・ガーディアン費用を含む目安です。総合評価は日本人の受け入れ体制、進学実績、費用対効果をもとにした編集部の指標です。学校・時期・為替により変動します。
イギリス|伝統校が集まる本場、税制の変更に注意
ボーディングスクールの発祥地で、選択肢の数と歴史では群を抜きます。
一方で2025年1月から私立学校の学費に付加価値税が課されるようになり、負担は以前より重くなっています。
※税率と対象範囲は英国政府の公表資料(GOV.UK「Applying VAT to private school fees」)にもとづきます。上乗せ額は学費600〜1,200万円に10〜20パーセントを乗じた目安で、学校ごとの転嫁率により異なります。
アメリカ|名門プレップ校と奨学金制度が魅力
大学進学準備に特化したプレップスクールが中心で、難関大への進学実績が豊富です。
学費は高額ですが、家計状況に応じた奨学金を用意する学校が多いのも特徴です。
カナダ|英米の6割前後で英語圏に通える
教育水準を保ちながら、イギリスやアメリカより費用を抑えやすい選択肢です。
公立校の留学生受け入れ制度も整っており、私立にこだわらない選び方ができます。
ニュージーランド|英語圏で最も費用を抑えやすい
英語圏のなかでは学費・生活費ともに低く、欧米の半額から3分の1で収まるケースもあります。
公立校でも寮を備えた学校があり、留学生の受け入れに慣れている点も安心材料です。
オーストラリア|日本人の受け入れ実績が豊富
費用水準はカナダとほぼ同じで、日本からの時差が少ない点が保護者に好まれます。
英国式の教育を土台にしながら、生徒一人ひとりのケアを重視する学校が多い傾向です。
スイス|世界最高額、年1,000万円超が標準
国際的なボーディングスクールの中心地で、費用は世界でも突出しています。
最上位校では年2,000万円を超えることもあり、明確に富裕層向けの選択肢です。
マレーシア|英国名門の分校に3〜4割の費用で通える
イギリスの伝統校が分校を構えており、本校と同じ課程を大幅に低い費用で受けられます。
日本からの距離が近く、一時帰国の航空券を抑えられる点も見逃せません。
総額が安い順ランキング
在籍年数が延びるほど、国による差はそのまま倍数で効いてきます。
※各国の年間総額を単純に年数倍した目安です。学年が上がると学費が上がる学校が多く、実際にはこれより上振れします。為替・学校のランクによっても変動します。
6年間で見ると、国の選択だけで最大6,000万円以上の差になることが分かります。
用意できる年間予算が決まっていれば、候補はこの4段のどこかに収まります。
※学費・寮費・生活費・航空券・保険・ガーディアン費用を含む合計額の目安です。同じ国でも学校のランクにより上下します。
国別の費用を見て、迷いが出てきませんか?
英語圏の留学と比べてから決めても遅くありません
夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランドの英語圏6カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。「ボーディングスクールと語学留学、結局どちらが目的に合うのか」から一緒に整理できます。
・ あなた専用のオーダーメイドプランを無料で作成
・ 「実質0円」で行ける留学・ワーホリプランを提案
・ 学校・費用・ビザ・出発準備までまとめて相談できる
・ 予算から逆算して、無理のない留学プランを提案
どの進路が目的に合うか、比較するだけでもOKです。
【年数別】ボーディングスクール費用|1〜6年
ボーディングスクールの費用は、在籍する年数がそのまま倍数として効いてきます。
ここではイギリスの私立校を想定し、同じ4つの費目でそろえて比べます。

1年の合計額
700
〜1,500万円
3年の合計額
2,100
〜4,500万円
6年の合計額
4,200
〜9,000万円
在籍年数はそのまま倍数で効き、1年と6年では合計額が6倍になります。
※イギリスの私立ボーディングスクールを想定した合計額です。入学金・デポジットは含みません。学年が上がると学費も上がるため、実際にはこれより上振れします。
短期(2〜4週)の費用|75〜240万円
夏季のサマースクールなら、正規課程と同じ寮と施設を数週間だけ体験できます。
短期は総額に占める航空券の比率が高いのが特徴です。
数百万円を投じる前に、寮生活との相性を確かめられるのが最大の利点です。
料金に含まれるもの
別途かかるもの
イギリスでは2週間で約60万円前後の学校が多く、授業・寮・食事・アクティビティがこの中に収まります。
参加費のほかに航空券と送迎が乗るため、総額は表のとおり2週間でも75万円前後からになります。
マレーシアやタイの英国系分校にも同じ形式のプログラムがあり、時差と航空券を抑えたい場合の選択肢になります。
※料金・日程・対象年齢は学校ごとに異なり、毎年更新されます。申込前に各校の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
1年間の費用|700〜1,500万円
1学年だけ在籍する形で、日本の学校に籍を残して参加するご家庭もあります。
初年度は入学金とデポジットが加わるため、実際の支出はさらに膨らみます。
ニュージーランドやマレーシアを選んだ場合は、この半額前後が目安になります。
3年間の費用|2,100〜4,500万円
日本の高校3年間に相当する、最も選ばれることの多い在籍パターンです。
学年が上がるほど学費も上がるため、実際には単純な3倍より高くなります。
留学カウンセラー
りょう
6年間の費用|4,200〜9,000万円
中学から高校卒業まで通す場合の総額です。
この規模になると、為替が10円動くだけで数百万円の差が生まれます。
※イギリスの私立ボーディングスクールを想定した目安です。入学金・デポジットは含みません。学校のランク、滞在形式、時期、為替により変動します。
国内のボーディングスクール費用と海外比較
日本国内にも、英語で学べる全寮制の学校が増えています。
費用は学校によって大きく分かれ、海外の名門校と変わらない水準の学校もあります。

※学費と寮費を合わせた年額の目安です。食費が別請求になる学校や、初年度に登録料が加算される学校があります。金額は毎年改定されるため、必ず各校の公式サイトで最新の費用一覧をご確認ください。
国内なら渡航費とガーディアン費用が不要になる
学費が同水準でも、国内と海外では発生する費目そのものが違います。
国内の全寮制校
年250〜1,000万円
強み:航空券・ガーディアン費が不要
向く人:緊急時にすぐ会いに行きたい
注意:校外は日本語環境になる
海外の全寮制校
年300〜3,000万円
強み:生活のすべてが英語環境になる
向く人:現地の大学進学まで見据えたい
注意:毎年90〜260万円の追加費用
国内校は費用面だけでなく、家族が学校行事に参加しやすい点も選ばれる理由になっています。
6年間なら420〜1,140万円の差になり、学費の高い国内校でも総額では逆転することがあります。
費用を下げる現実的な手段
学費そのものを下げられなくても、負担を軽くする方法はあります。
家計基準の奨学金に出願する
世帯収入に応じて学費を減免する制度を持つ学校があります。全額に近い支援を受ける生徒もいるため、金額だけで候補から外さないことが大切です。
在籍する学年を絞る
最終の2学年だけ在籍する形にすれば、6年通うより総額を大きく減らせます。大学進学に必要な課程だけを海外で修める考え方です。
支払いスケジュールを分散する
学期ごとの分納に対応する学校が多くあります。為替の変動リスクを分散でき、まとまった資金を一度に用意する必要もなくなります。
海外か国内かで決めきれていませんか?
英語圏の留学も並べて比べてから決められます
夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランドの英語圏6カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。予算からの逆算も、夢カナのカウンセラーが一緒に整理します。
・ あなた専用のオーダーメイドプランを無料で作成
・ 「実質0円」で行ける留学・ワーホリプランを提案
・ 学校・費用・ビザ・出発準備までまとめて相談できる
・ 予算から逆算して、無理のない留学プランを提案
まずは無料相談で、予算の確認だけでもOKです。
ボーディングスクール費用を抑える6つの方法
効果の大きい順に6つ紹介します。
特に上の2つで総額はほぼ決まります。

1|国を変える(効果は最大)
同じ英語圏でも、国を変えるだけで年間の負担は半分近くになります。
2|在籍する学年を絞る
6年通うか、最終の3年だけ通うかで総額は半分になります。
3|滞在の形式を目的に合わせて選ぶ
すべての学校が完全な寮生活とは限らず、週末は自宅に戻る形式もあります。
フルボーディング
週末も寮で生活
強み:24時間が英語環境になる
向く人:海外大学まで見据えている
注意:費用は最も高くなる
ウィークリー・デイ
週末は自宅に戻る
強み:寮費を2〜4割抑えられる
向く人:保護者が現地に住んでいる
注意:選べる学校が限られる
教育移住とあわせて検討するご家庭では、この形式が選択肢になります。
4|短期プログラムで先に相性を確かめる
最も大きな損失は、入学後に合わずに途中で帰国することです。
場合の損失 700〜1,500万円
体験する費用 75〜240万円
約5分の1
参加した学校にそのまま出願するご家庭も少なくありません。
※学期途中の退学時の返金規定は学校により異なります。出願前に必ず契約条件をご確認ください。
5|奨学金・学費減免を早めに調べる
出願と同時に申請する必要がある制度が多く、あとからでは間に合いません。
学費の高い学校ほど支援制度が充実していることもあるため、金額だけで候補から外さないでください。
6|ほかの進路と費用を並べて比較する
同じ予算で、高校卒業後の語学留学や大学留学に充てる選択肢もあります。
判断材料は無料で集められるので、比較してから決めても遅くありません。
同じ予算で、ほかにどんな進路があるのか。ここだけ確かめませんか?
英語圏6カ国の留学プランと総額の見積もりを、無料で作成します
4.8
Google評価
2,000件〜
口コミ件数
0円
相談・見積もり
・ 夢カナ留学は英語圏6カ国に特化したエージェントです
・ 予算から逆算した、あなた専用のオーダーメイドプランを作成(無料)
・ 「実質0円」で行ける留学・ワーホリプランも提案
夢カナ留学の無料相談ページへ移動します。相談だけで終わっても大丈夫です。
ボーディングスクール費用のよくある質問
資金計画を立てるうえで、相談の多い質問をまとめました。
まとめ|ボーディングスクール費用は国で決まる
ボーディングスクールの費用は、学校名よりも「どの国に、何年通うか」で決まります。
この2つを動かせば、総額は倍にも半分にもなります。
STEP 1
何年通うかを決める
動く金額
700〜9,000万円
STEP 2
国を決める
動く金額
年400〜920万円
STEP 3
学校と支援制度を決める
動く金額
年300〜700万円
上から順に決めていくと、動く金額が大きい順に予算が固まります。
この記事のまとめ
数字が大きいだけに、候補を絞る前に総額の全体像をつかんでおくことが欠かせません。
気になる学校が見つかったら、実際の学校名を入れた見積もりを一度つくってみるのが近道です。
本記事は2026年9月時点の情報です。学費、寮費、ビザ関連の費用、保険料、為替レートは変動します。出願前には、各学校の公式サイトおよび各国の政府機関の案内で最新情報をご確認ください。



