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ボーディングスクールの費用は総額いくら?国別・年数別に解説

更新日:2026.09.03

ボーディングスクールの費用は総額いくら?国別・年数別に解説

お子さまの進学先としてボーディングスクールを検討したとき、最初にぶつかるのが「結局いくらかかるのか」という問題です。

費用はどの国を選ぶかと、何年在籍するかでほぼ決まります。

同じ1年間でも、ニュージーランドとスイスでは総額が5倍以上変わることも珍しくありません。

この記事では、費用を国別・在籍年数別に整理し、1年・3年・6年で卒業までにいくらかかるのかをまとめました。

学費以外に発生するガーディアン費用や一時帰国の航空券など、見落としやすい追加費用と、負担を抑える方法もあわせて解説します。

年間◯百万円と聞くが、卒業までの総額がいくらになるのか分からない
イギリス・アメリカ・国内の学校を、同じ物差しで比べられない
学費のほかに、あとから増える費用がどれくらいあるのか読めない

この記事を書いた人

留学カウンセラー りょう 大学時代に英語力ゼロからアメリカ・カナダで2年間の正規留学を経験。語学学校から現地大学への進学までを実現。累計500名以上の留学相談を受けています!

目次

  1. 1. ボーディングスクールの費用は総額いくら?
  2. 2. 【国別】ボーディングスクールの費用を比較
  3. 3. 【年数別】ボーディングスクール費用|1〜6年
  4. 4. 国内のボーディングスクール費用と海外比較
  5. 5. ボーディングスクール費用を抑える6つの方法
  6. 6. ボーディングスクール費用のよくある質問
  7. 7. まとめ|ボーディングスクール費用は国で決まる

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Q1 / 2

お子さまの進学先として、いま近いのはどちらですか?

海外の学校を考えている イギリス・アメリカなどを検討中

Q2 / 2

1年あたりの予算として、現実的なのはどちらですか?

年700万円以上まで出せる 教育環境を最優先したい

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名門校チャレンジ型

予算700〜1,500万円/年|イギリス・アメリカ

伝統校・名門校を目指せる予算帯です。イギリスは2025年1月から私立学校の学費に付加価値税がかかるようになり、同じ学校でも数年前より負担が重くなっています。学費・寮費のほかに、ガーディアン費用や一時帰国の航空券が毎年発生する点も見込んでおきましょう。

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できるだけ抑えたい 予算の範囲でできることを知りたい

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コスパ重視・英語圏型

予算300〜750万円/年|ニュージーランド・カナダ

英語環境を確保しながら、イギリスやアメリカの半額前後に抑えられる選択肢です。ニュージーランドやカナダは公立校でも留学生の受け入れ制度が整っており、学費と生活費の両方が欧米より低めに収まります。国を変えるだけで年400万円以上の差が出ることもあります。

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国内も含めて広く比べたい まだ国も学校も絞れていない

Q2 / 2

学校選びで、より優先したいのはどちらですか?

英語環境と国際的な進路 海外大学への進学も視野に入れたい

– YOUR TYPE –

国内ボーディング型

予算250〜1,000万円/年|日本国内の全寮制校

国内の全寮制インターナショナルスクールなら、英語環境を確保しながら渡航費とガーディアン費用が不要になります。学費そのものは海外の名門校と変わらない水準の学校もありますが、家族が会いに行きやすい点は大きな違いです。ニードベースの奨学金が手厚い学校もあります。

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費用と日本からの距離 まず負担の少ない形から始めたい

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まず短期で試す型

予算75〜240万円|2〜4週のサマースクール

名門校の多くが夏季にサマースクールを開いており、同じ寮と施設を数週間だけ体験できます。数百万円を投じる前に相性を確認できるため、結果的に最も損失を抑えられる進め方です。参加した学校にそのまま出願するご家庭も少なくありません。

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ボーディングスクールの費用は総額いくら?

ボーディングスクールの費用は、在籍年数と国の組み合わせで決まります。

まずは、どの年数でいくらになるのかを一覧で確認してください。

ボーディングスクールの費用の目安
在籍期間
イギリスの私立
抑えた場合(NZ・マレーシア)
短期
2〜4週
75〜240万円
50〜130万円
1年
1学年のみ
700〜1,500万円
300〜580万円
3年
高校3年間相当
2,100〜4,500万円
900〜1,740万円
6年
中高6年間相当
4,200〜9,000万円
1,800〜3,480万円

※学費・寮費・生活費・航空券・保険・ガーディアン費用を含む総額の目安です。学校のランク、滞在形式、時期、為替により変動します。本記事は1ポンド=約200円、1米ドル=約155円で換算しています(2026年9月時点)。イギリスの金額は2025年1月から課税された付加価値税を含む実額です。

この総額は、大きく4つの費目に分かれます。

そのうち学費・寮費だけで総額の8割前後を占めるため、節約の余地は学校選びと国選びに集中します。

費用の内訳は「学費・寮費」でほぼ決まる

1年間の総額を費目ごとに分解すると、構造がはっきりします。

1年間の費用の内訳(イギリスの私立の場合)

学費・寮費 80%
学費・寮費 600〜1,200万
保険・ビザ他 60〜160万
生活費 20〜80万
航空券 20〜60万

学費・寮費だけで総額の8割前後を占め、残り3費目を切り詰めても動くのは年100〜200万円程度です。

1年の合計額
入学金・デポジットを除く
700〜1,500万円

※中位から上位の私立校を想定した目安です。名門校ではこの上限を超える場合があります。

見落としやすい「隠れコスト」

学費として案内される金額に、すべてが含まれているとは限りません。

特に初年度は、出願から入学までに一度きりの費用がまとめて発生します。

出願・入学時にかかるもの

入学金・登録料5〜30万円

出願時と入学時で別々にかかる学校もある

入学デポジット50〜100万円

辞退した場合は返金されないことが多い

出願・受験の費用3〜15万円

出願料、英語試験、面接対策などの合計

制服・寝具・PC10〜30万円

指定品の購入が必要な学校が多い

毎年かかるもの

ガーディアン費用年40〜100万円

未成年の現地後見人。イギリスはほぼ必須

一時帰国の航空券年20〜60万円

長期休暇が年3回ある学校が多い

英語の補習授業年20〜60万円

入学後1〜2年は必修になることがある

課外活動・遠征費年10〜40万円

遠征、楽器、乗馬やスキーなどの選択活動

初年度の合計
デポジットを除く
約108〜335万円

つまり、学費のほかに初年度で100万円以上の上乗せを見ておく必要があります。

※学校・国・滞在形式により項目も金額も異なります。ガーディアン費用は年40〜100万円を目安としています。合計は入学デポジットを除いた金額です。出願前に各校の費用一覧で必ずご確認ください。

留学カウンセラー
りょう

相談を受けていて多いのが、学費だけで資金計画を立ててしまうケースです。実際には一時帰国の航空券とガーディアン費用が毎年効いてきます。私自身も留学中、休暇のたびに航空券の値段に驚かされました。年間予算には、学費のほかに100万円前後の枠を最初から入れておくと安心です。
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【国別】ボーディングスクールの費用を比較

費用に最も大きく効くのは、どの国を選ぶかです。

同じ1年でも、国が違うだけで700万円以上の差が生まれます。

ボーディングスクールの費用を国別に比較

主要7カ国 費用・総合比較表

国名をタップすると、その国の詳しい紹介にジャンプします

総合評価
学費・寮費/年
年間総額
4.7
★★★★★★★★★★
600〜1,200
700〜1,500万
4.6
★★★★★★★★★★
450〜1,250
550〜1,450万
4.5
★★★★★★★★★★
330〜620
400〜750万
4.4
★★★★★★★★★★
250〜470
300〜580万
4.3
★★★★★★★★★★
330〜620
400〜750万
4.2
★★★★★★★★★★
900〜2,800
1,000〜3,000万
4.0
★★★★★★★★★★
250〜370
300〜450万

※学費・寮費は年額の目安、年間総額は生活費・航空券・保険・ガーディアン費用を含む目安です。総合評価は日本人の受け入れ体制、進学実績、費用対効果をもとにした編集部の指標です。学校・時期・為替により変動します。

イギリス|伝統校が集まる本場、税制の変更に注意

ボーディングスクールの発祥地で、選択肢の数と歴史では群を抜きます。

一方で2025年1月から私立学校の学費に付加価値税が課されるようになり、負担は以前より重くなっています。

2025年1月からの学費VAT(付加価値税)

対象
授業料に加えて寮費も課税対象
税率
標準税率の20パーセント
実際の値上げ幅
20パーセントすべてが転嫁されたわけではなく、10〜18パーセント程度の値上げにとどめた学校が多いとされる
寮制の場合の
年間上乗せ額
約120〜240万円

※税率と対象範囲は英国政府の公表資料(GOV.UK「Applying VAT to private school fees」)にもとづきます。上乗せ額は学費600〜1,200万円に10〜20パーセントを乗じた目安で、学校ごとの転嫁率により異なります。

学費・寮費/年

600〜1,200万円

年間の総額

700〜1,500万円

3年の総額

2,100〜4,500万円

Aレベル・IBの両方を選べ、英国内外の大学進学ルートが明確
名門パブリックスクールは学費だけで年1,000万円を超えることがある
ガーディアンの手配が実質必須。年40〜100万円を別途見込む
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アメリカ|名門プレップ校と奨学金制度が魅力

大学進学準備に特化したプレップスクールが中心で、難関大への進学実績が豊富です。

学費は高額ですが、家計状況に応じた奨学金を用意する学校が多いのも特徴です。

学費・寮費/年

450〜1,250万円

年間の総額

550〜1,450万円

3年の総額

1,650〜4,350万円

最難関校は合格率10%台。出願にはエッセイ・推薦状・面接が必要
合格後2〜4週間以内にデポジットの支払いが必要な学校が多い
出願は前年の1〜2月が締切。準備は1年以上前から始める

カナダ|英米の6割前後で英語圏に通える

教育水準を保ちながら、イギリスやアメリカより費用を抑えやすい選択肢です。

公立校の留学生受け入れ制度も整っており、私立にこだわらない選び方ができます。

学費・寮費/年

330〜620万円

年間の総額

400〜750万円

3年の総額

1,200〜2,250万円

州ごとに教育制度が異なるため、進学先の大学から逆算して選ぶ
寮のない公立校ではホームステイになり、滞在費が別途かかる
冬季の防寒具や暖房費など、地域によって生活コストが上振れする
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ニュージーランド|英語圏で最も費用を抑えやすい

英語圏のなかでは学費・生活費ともに低く、欧米の半額から3分の1で収まるケースもあります。

公立校でも寮を備えた学校があり、留学生の受け入れに慣れている点も安心材料です。

学費・寮費/年

250〜470万円

年間の総額

300〜580万円

3年の総額

900〜1,740万円

NCEA・IB・ケンブリッジ式から、進路に合わせて課程を選べる
日本からの直行便が限られ、一時帰国の航空券は高くなりがち
学年暦が1月始まりのため、日本の学年との接続を確認しておく
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オーストラリア|日本人の受け入れ実績が豊富

費用水準はカナダとほぼ同じで、日本からの時差が少ない点が保護者に好まれます。

英国式の教育を土台にしながら、生徒一人ひとりのケアを重視する学校が多い傾向です。

学費・寮費/年

330〜620万円

年間の総額

400〜750万円

3年の総額

1,200〜2,250万円

時差が1〜2時間で、家族との連絡や緊急時の対応がとりやすい
シドニー・メルボルンは生活費が上がるため、地方校との差が大きい
留学生に医療保険への加入が求められ、年額で数万円から発生する

スイス|世界最高額、年1,000万円超が標準

国際的なボーディングスクールの中心地で、費用は世界でも突出しています。

最上位校では年2,000万円を超えることもあり、明確に富裕層向けの選択肢です。

学費・寮費/年

900〜2,800万円

年間の総額

1,000〜3,000万円

3年の総額

3,000〜9,000万円

英語・フランス語など複数言語の環境で学べる学校が多い
スキーなどの活動費が学費に含まれず、追加請求になることがある
夏季のみのサマープログラムから体験してみる方法もある

マレーシア|英国名門の分校に3〜4割の費用で通える

イギリスの伝統校が分校を構えており、本校と同じ課程を大幅に低い費用で受けられます。

日本からの距離が近く、一時帰国の航空券を抑えられる点も見逃せません。

学費・寮費/年

250〜370万円

年間の総額

300〜450万円

3年の総額

900〜1,350万円

英国式の課程で、そのままイギリスの大学へ進む生徒も多い
校外は英語以外の言語が中心で、英語漬けの環境にはなりにくい
保護者の帯同や教育移住とあわせて検討されることが多い

総額が安い順ランキング

在籍年数が延びるほど、国による差はそのまま倍数で効いてきます。

1

マレーシア

英国式の課程を最も低い費用で受けられる

1年
3年
6年
300〜450
900〜1,350
1,800〜2,700
2

ニュージーランド

英語環境を保ったまま費用を抑えられる

1年
3年
6年
300〜580
900〜1,740
1,800〜3,480
3

カナダ・オーストラリア

教育水準と費用のバランスが取りやすい

1年
3年
6年
400〜750
1,200〜2,250
2,400〜4,500

※各国の年間総額を単純に年数倍した目安です。学年が上がると学費が上がる学校が多く、実際にはこれより上振れします。為替・学校のランクによっても変動します。

6年間で見ると、国の選択だけで最大6,000万円以上の差になることが分かります。

年300〜600万円
6年で1,800〜3,480万円
マレーシアニュージーランド
年400〜800万円
6年で2,400〜4,500万円
カナダオーストラリア
年550〜1,500万円
6年で3,300〜9,000万円
アメリカイギリス
年1,000万円〜
6年で6,000万円〜
スイス

用意できる年間予算が決まっていれば、候補はこの4段のどこかに収まります。

※学費・寮費・生活費・航空券・保険・ガーディアン費用を含む合計額の目安です。同じ国でも学校のランクにより上下します。

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【年数別】ボーディングスクール費用|1〜6年

ボーディングスクールの費用は、在籍する年数がそのまま倍数として効いてきます。

ここではイギリスの私立校を想定し、同じ4つの費目でそろえて比べます。

ボーディングスクールの在籍年数別の費用

1年の合計額

700
〜1,500万円

3年の合計額

2,100
〜4,500万円

6年の合計額

4,200
〜9,000万円

在籍年数はそのまま倍数で効き、1年と6年では合計額が6倍になります。

※イギリスの私立ボーディングスクールを想定した合計額です。入学金・デポジットは含みません。学年が上がると学費も上がるため、実際にはこれより上振れします。

短期(2〜4週)の費用|75〜240万円

夏季のサマースクールなら、正規課程と同じ寮と施設を数週間だけ体験できます。

短期は総額に占める航空券の比率が高いのが特徴です。

費目
2〜4週の目安
学費・寮費
50〜180万円
名門校のプログラムほど高い
生活費・お小遣い
5〜15万円
週末の外出費用を含む
航空券
15〜30万円
夏休みは最も高い時期にあたる
保険・ビザ関連
5〜15万円
短期は学生ビザが不要な国も多い
合計の目安
約75〜240万円

数百万円を投じる前に、寮生活との相性を確かめられるのが最大の利点です。

料金に含まれるもの

授業料と寮費・食費
午後のスポーツ・芸術活動
週数回の遠足・小旅行

別途かかるもの

往復の航空券と空港送迎
海外旅行保険とお小遣い
乗馬・ゴルフなどの選択コース

イギリスでは2週間で約60万円前後の学校が多く、授業・寮・食事・アクティビティがこの中に収まります。

参加費のほかに航空券と送迎が乗るため、総額は表のとおり2週間でも75万円前後からになります。

開講期間が限られる:名門校ほど日程が短く、7月の4週間のみという学校もあります
早期割引がある:初夏までの申込で割引を設ける学校があり、人気校は先に定員が埋まります
年齢とレベルで分かれる:8歳前後から17歳まで対象が細かく分かれ、到着後にクラス分けテストがあります
正規留学の下見になる:正規課程と同じ寮と施設を使うため、進学先の候補校で選ぶ価値があります

マレーシアやタイの英国系分校にも同じ形式のプログラムがあり、時差と航空券を抑えたい場合の選択肢になります。

※料金・日程・対象年齢は学校ごとに異なり、毎年更新されます。申込前に各校の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。

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1年間の費用|700〜1,500万円

1学年だけ在籍する形で、日本の学校に籍を残して参加するご家庭もあります。

初年度は入学金とデポジットが加わるため、実際の支出はさらに膨らみます。

費目
1年の目安
学費・寮費
600〜1,200万円
学校のランクで最も差が出る
生活費・お小遣い
20〜80万円
課外活動・遠征費を含む
航空券
20〜60万円
年2〜3回の一時帰国を想定
保険・ビザ・ガーディアン
60〜160万円
未成年は後見人の手配がほぼ必須
合計の目安
約700〜1,500万円

ニュージーランドやマレーシアを選んだ場合は、この半額前後が目安になります。

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3年間の費用|2,100〜4,500万円

日本の高校3年間に相当する、最も選ばれることの多い在籍パターンです。

学年が上がるほど学費も上がるため、実際には単純な3倍より高くなります。

費目
3年の目安
学費・寮費
1,800〜3,600万円
毎年の値上げも見込んでおく
生活費・お小遣い
60〜240万円
学年が上がるほど活動費が増える
航空券
60〜180万円
保護者の学校行事参加は別途
保険・ビザ・ガーディアン
180〜480万円
ビザは在籍期間に応じて更新する
合計の目安
約2,100〜4,500万円

留学カウンセラー
りょう

3年・6年の見積もりで見落とされがちなのが、為替と学費改定です。多くの学校が毎年数パーセントずつ学費を上げていくので、初年度の金額をそのまま年数倍すると足りなくなります。私が相談を受けるときは、必ず年3〜5パーセントの上昇を織り込んだ試算もお見せするようにしています。

6年間の費用|4,200〜9,000万円

中学から高校卒業まで通す場合の総額です。

この規模になると、為替が10円動くだけで数百万円の差が生まれます。

費目
6年の目安
学費・寮費
3,600〜7,200万円
最終学年に向けて上がっていく
生活費・お小遣い
120〜480万円
6年分の活動費と雑費
航空券
120〜360万円
6年で15〜18往復になる計算
保険・ビザ・ガーディアン
360〜960万円
卒業まで毎年発生し続ける
合計の目安
約4,200〜9,000万円

※イギリスの私立ボーディングスクールを想定した目安です。入学金・デポジットは含みません。学校のランク、滞在形式、時期、為替により変動します。

国内のボーディングスクール費用と海外比較

日本国内にも、英語で学べる全寮制の学校が増えています。

費用は学校によって大きく分かれ、海外の名門校と変わらない水準の学校もあります。

国内のボーディングスクールの学費
区分
対象学年
年間の学費・寮費目安
英国系インター校
中1〜高3
Year7〜13
約850〜1,050万円
国際バカロレア系
高1〜高3
3年制が中心
約700〜760万円
私立校の寮制コース
中1〜高3
学校により異なる
約250〜400万円

※学費と寮費を合わせた年額の目安です。食費が別請求になる学校や、初年度に登録料が加算される学校があります。金額は毎年改定されるため、必ず各校の公式サイトで最新の費用一覧をご確認ください。

国内なら渡航費とガーディアン費用が不要になる

学費が同水準でも、国内と海外では発生する費目そのものが違います。

国内の全寮制校
年250〜1,000万円

強み:航空券・ガーディアン費が不要

向く人:緊急時にすぐ会いに行きたい

注意:校外は日本語環境になる

海外の全寮制校
年300〜3,000万円

強み:生活のすべてが英語環境になる

向く人:現地の大学進学まで見据えたい

注意:毎年90〜260万円の追加費用

国内校は費用面だけでなく、家族が学校行事に参加しやすい点も選ばれる理由になっています。

国内校を選ぶと、まるごと不要になる費用

一時帰国の航空券年20〜60万円

長期休暇ごとの往復がなくなる

ガーディアン費用年40〜100万円

現地後見人を立てる必要がない

学生ビザ・留学生保険年10〜30万円

更新手続きと保険料が発生しない

毎年うくお金
学費が同額でもこれだけ差が出る
年70〜190万円

6年間なら420〜1,140万円の差になり、学費の高い国内校でも総額では逆転することがあります。

費用を下げる現実的な手段

学費そのものを下げられなくても、負担を軽くする方法はあります。

1

家計基準の奨学金に出願する

世帯収入に応じて学費を減免する制度を持つ学校があります。全額に近い支援を受ける生徒もいるため、金額だけで候補から外さないことが大切です。

2

在籍する学年を絞る

最終の2学年だけ在籍する形にすれば、6年通うより総額を大きく減らせます。大学進学に必要な課程だけを海外で修める考え方です。

3

支払いスケジュールを分散する

学期ごとの分納に対応する学校が多くあります。為替の変動リスクを分散でき、まとまった資金を一度に用意する必要もなくなります。

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ボーディングスクール費用を抑える6つの方法

効果の大きい順に6つ紹介します。

特に上の2つで総額はほぼ決まります

ボーディングスクールの費用を抑える方法

削減できる金額の目安(1年あたり)

国を変える
英国からNZへ
年400〜920万円
学校を変える
名門校から中位校へ
年200〜400万円
奨学金
家計基準の減免
年100〜300万

国と学校のランクを1段ずつ動かすだけで、1年あたり 600万円以上 変わります。3年間なら2,000万円前後の差になります。

※イギリスの上位私立校を基準にした試算です。学校・時期・為替により変動します。

1|国を変える(効果は最大)

同じ英語圏でも、国を変えるだけで年間の負担は半分近くになります。

国別の年間総額(イギリスを100とした場合)

イギリス
基準100
700〜1,500万円
カナダ
約52
400〜750万円
ニュージーランド
約40
300〜580万円
1年分の
差額
約400〜920万円

3年間の在籍なら、この差はそのまま 1,200〜2,760万円 に広がります。教育課程はどの国も国際的に通用するため、費用だけを理由に候補から外す必要はありません。

※各国の年間総額の目安をもとにした比率です。学校のランクにより上下します。

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2|在籍する学年を絞る

6年通うか、最終の3年だけ通うかで総額は半分になります。

学年別に見た在籍パターン

Y7
Y8
Y9
Y10
Y11
Y12
Y13
海外で在籍(Y11〜Y13の3年間) 日本の学校に在籍(Y7〜Y10相当)

英国式のY11〜Y13(日本の高1〜高3にあたる3年間)に絞れば、Y7から6年通う場合と比べて 2,100〜4,500万円 の削減になります。大学進学に必要な課程は最終学年に集中するため、進路への影響も限定的です。

※Yは英国式の学年表記です。Y7は日本の小6〜中1、Y13は高3にあたります。学年の対応は国と学校により異なるため、編入の受け入れ学年は各校の募集要項でご確認ください。

3|滞在の形式を目的に合わせて選ぶ

すべての学校が完全な寮生活とは限らず、週末は自宅に戻る形式もあります。

フルボーディング
週末も寮で生活

強み:24時間が英語環境になる

向く人:海外大学まで見据えている

注意:費用は最も高くなる

ウィークリー・デイ
週末は自宅に戻る

強み:寮費を2〜4割抑えられる

向く人:保護者が現地に住んでいる

注意:選べる学校が限られる

教育移住とあわせて検討するご家庭では、この形式が選択肢になります。

4|短期プログラムで先に相性を確かめる

最も大きな損失は、入学後に合わずに途中で帰国することです。

1年で中退した
場合の損失
700〜1,500万円
先に短期で
体験する費用
75〜240万円
合わなかったときの損失の差

約5分の1

参加した学校にそのまま出願するご家庭も少なくありません。

※学期途中の退学時の返金規定は学校により異なります。出願前に必ず契約条件をご確認ください。

5|奨学金・学費減免を早めに調べる

出願と同時に申請する必要がある制度が多く、あとからでは間に合いません。

家計基準の奨学金:世帯の収入と資産に応じて学費を減免する制度。学校によっては全額に近い支援が出る
成績・特技による奨学金:学業、音楽、スポーツなどの実績を評価する制度。金額は学費の1〜3割程度が中心
民間財団の給付型奨学金:日本国内の財団が海外進学者を支援する制度。募集は年1回で締切が早い

学費の高い学校ほど支援制度が充実していることもあるため、金額だけで候補から外さないでください。

6|ほかの進路と費用を並べて比較する

同じ予算で、高校卒業後の語学留学や大学留学に充てる選択肢もあります。

判断材料は無料で集められるので、比較してから決めても遅くありません。

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ボーディングスクール費用のよくある質問

資金計画を立てるうえで、相談の多い質問をまとめました。

Q

日本人でも奨学金を受けられますか?

A

国籍を問わず応募できる制度を持つ学校があります。ただし留学生枠は競争が激しく、出願と同時期に申請する必要があるのが一般的です。募集要項で申請時期と必要書類を早めに確認してください。

Q

途中で退学した場合、学費は返ってきますか?

A

学期の途中で退学した場合、その学期分は返金されない学校が多いとされます。入学デポジットについても返金されないのが一般的です。契約時の返金規定を必ず読み込んでおきましょう。

Q

ガーディアンは必ず立てる必要がありますか?

A

未成年の留学生に現地の後見人を求める学校が多く、イギリスでは実質的に必須とされています。休暇中の滞在先の手配や緊急時の対応を担うため、年40〜100万円の費用を見込んでおきましょう。

Q

円安が続くと総額はどれくらい変わりますか?

A

為替が10パーセント動くと、年800万円の学費なら80万円前後の差になります。6年間ではその6倍です。分納にして支払い時期を分散する、あるいは為替の変動幅を織り込んだ予算を組むのが現実的な備えです。

Q

入学にはどれくらいの英語力が必要ですか?

A

TOEFLで90点前後が一つの目安とされますが、基準に届かなくても英語補習を条件に受け入れる学校があります。その場合は年20〜60万円の補習費が加わるため、英語力を先に上げておくことが費用の節約にもつながります。

まとめ|ボーディングスクール費用は国で決まる

ボーディングスクールの費用は、学校名よりも「どの国に、何年通うか」で決まります。

この2つを動かせば、総額は倍にも半分にもなります。

STEP 1

何年通うかを決める

動く金額
700〜9,000万円

STEP 2

国を決める

動く金額
年400〜920万円

STEP 3

学校と支援制度を決める

動く金額
年300〜700万円

上から順に決めていくと、動く金額が大きい順に予算が固まります。

この記事のまとめ

年間総額はニュージーランド300〜580万円、イギリス700〜1,500万円、スイス1,000万円超が目安
高校3年間なら2,100〜4,500万円、中高6年間なら4,200〜9,000万円が総額の目安
学費のほかに、初年度で約108〜335万円の追加費用が発生する
国を1つ変えるだけで、1年あたり400〜920万円の差が生まれる
国内の全寮制校は年250〜1,000万円で、渡航費とガーディアン費用が不要になる

数字が大きいだけに、候補を絞る前に総額の全体像をつかんでおくことが欠かせません。

気になる学校が見つかったら、実際の学校名を入れた見積もりを一度つくってみるのが近道です。

本記事は2026年9月時点の情報です。学費、寮費、ビザ関連の費用、保険料、為替レートは変動します。出願前には、各学校の公式サイトおよび各国の政府機関の案内で最新情報をご確認ください。

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