「1年目のワーホリがそろそろ終わるけど、もう1年オーストラリアにいたい」
そう考えたときに必要になるのが、セカンドビザ(セカンドワーホリ)です。
ただ、いざ調べてみると「88日ってどう数えるの?」「今のバイトはカウントされる?」「申請料っていくら?」と、疑問が次々に出てきますよね。
しかも2026年7月1日にビザ申請料が改定されたばかりで、古い情報のまま準備を進めてしまう方も少なくありません。
この記事では、オーストラリアのセカンドビザの条件・必要書類・申請方法の4ステップ・最新の費用を、前半でまとめて確認できるように整理しました。
後半では「88日がカウントされない失敗パターン」や「作物別のシーズンカレンダー」など、実際に条件をクリアするための実務的な部分まで解説します。
この記事を書いた人
目次
オーストラリアのセカンドビザとは?

セカンドビザとは、1年目のワーキングホリデー期間中に一定の条件を満たした方が申請できる、2年目のワーキングホリデービザのことです。
これを取得するとオーストラリアの滞在が1年延び、通算2年間働きながら暮らせます。
さらにサードビザまで取れば最長3年。
ワーホリで3年滞在できる国はオーストラリアだけで、これが多くの方に選ばれている理由のひとつでもあります。
「セカンドビザ」は2回目のワーホリビザの通称

まず名称を整理しておきましょう。
実は「セカンドビザ」という名前のビザは存在しません。
ワーキングホリデービザ(Subclass 417)を2回目に申請したものを、日本人のあいだで通称としてそう呼んでいるだけです。
申請画面で選ぶのも1年目とまったく同じ名前なので、「セカンド用のビザ」を探しても見つかりません。
もうひとつ気をつけたいのが、似た名前の「Work and Holiday Visa(Subclass 462)」です。
こちらはアメリカやシンガポールなど別の協定国向けのビザなので、日本国籍の方には関係ありません。
1回目も2回目も、選ぶのは同じ417とだけ覚えておけば大丈夫です。
セカンドビザの基本情報|Subclass 417・有効期間・申請料
まずは制度の全体像を確認しておきましょう。
日本国籍の方が申請するのは「Subclass 417」です。
【2026年8月最新】ワーホリビザの審査が長引く可能性があります
- 2026年8月16日、豪バーク内相がワーホリビザの発給ペースを落としていると表明。
- 規定労働88日などセカンドビザの条件は変更なし。変わったのは審査時間だけ。
- ファーストビザの期限ぎりぎりは危険。88日を満たしたら早めに申請を。
※2026年8月17日時点の情報です。最新の状況はオーストラリア内務省の公式サイトをご確認ください。
ファースト・セカンド・サードのワーホリビザの違い
1年目・2年目・3年目で何が変わるのかを表で整理しました。
大きく違うのは「申請前に必要な就労日数」と「申請できる場所」の2点です。
※申請料は2026年7月1日改定後の目安。円換算は1豪ドル=約113円(2026年8月時点)で計算しています。為替・制度改定により変動します。
なぜ88日の条件があるのか|制度の背景

「なぜ農業で3ヶ月も働かないといけないの?」と感じる方は多いと思います。
これはオーストラリアの地方の労働力不足と深く関係しています。
オーストラリアの農業は収穫時期に一気に人手が必要になる一方、地方は人口が少なく、季節労働の担い手が慢性的に足りません。
そこで「滞在を1年延ばす権利」と引き換えに、ワーホリメーカーに地方で働いてもらう仕組みが作られました。
88日は、いわば2年目の滞在を得るための”対価”という位置づけです。
カウンセラー
まみ
セカンドビザを取得するまでの流れ
「結局どうすれば取れるの?」という点を先に整理しておきます。
やることは大きく3つだけ。難しいのは3つ目の申請ではなく、1つ目の88日です。
各ステップをタップすると、詳しい解説にジャンプします。
オーストラリアのセカンドビザの条件|4つの要件
ここがこの記事の一番大事なパートです。
オーストラリアのセカンドビザの条件は、大きく分けて次の4つ。
ひとつでも欠けると申請できませんので、順番に確認していきましょう。
申請時点で18歳以上31歳未満であること
基準になるのは「申請日」です。申請後や滞在中に31歳になっても問題ありません。日本国籍の方の上限は30歳(31歳未満)です。一部の国籍のみ35歳まで拡大されていますが、日本は対象外なので注意してください。
有効なパスポートと対象国籍を持っていること
日本は Subclass 417 の対象国なので、この点は日本国籍であればクリアです。ただしパスポートの残存期間には注意。2年目の滞在中に期限が切れる場合は、申請前に更新しておくのが安心です。
指定地域・指定職種で88日間の就労実績があること
セカンドビザ最大の関門がこれです。1枚目のワーホリビザで滞在している間に、政府が定めた地域(Regional Australia)の指定職種で、合計88日間(約3ヶ月)働いた実績が必要になります。
国内申請なら滞在資格を満たしていること
オーストラリア国内から申請する場合は、有効なビザを保持しているか、直前のビザが失効してから28日以内である必要があります。国外から申請する場合はこの条件はありません。
セカンドビザの必要書類一覧
申請画面に入ってから「あの書類がない」と慌てないよう、先に準備物を揃えておきましょう。
セカンドビザはファーストビザと違い、88日間働いたことを示す証明書類が追加で必要になります。
必ず用意するもの
次の5点は全員に共通して必要になります。
特に給与明細は、働いていた当時にしか集められないものなので早めに手元に揃えておいてください。
状況によって求められるもの
次の書類は全員に必要なわけではありませんが、移民局から追加提出を求められることがあります。
該当しそうな方は先に準備しておくと審査がスムーズです。
オーストラリアのセカンドビザの申請方法【4ステップ】

書類が揃ったら、いよいよ申請です。
オーストラリアのセカンドビザの申請方法はすべてオンライン(ImmiAccount)で完結します。
大使館に出向く必要はなく、英語が苦手でも手順どおりに進めれば自分で申請できますよ。
セカンドビザはいつまでに申請すればいい?
手順の前に、いちばん多い質問にお答えしておきます。
絶対に守るべき期限は「1年目のビザが有効なうちに申請を出すこと」です。
そして狙うべきタイミングは、1年目のビザが切れる1〜2ヶ月前です。
なぜこの時期がベストなのか、早い場合と遅い場合のリスクを並べると理由がはっきりします。
なお、1年目のビザが有効なうちに国内から申請しておけば、期限を過ぎてもブリッジングビザに切り替わり、結果を待つあいだも合法的に滞在・就労できます。
逆に、申請しないまま期限を迎えてしまうと、この救済は使えません。
「88日が終わっていなくても、まず期限内に申請を出す」は誤りですが、条件を満たしているなら早めに手続きを始めてください。
また、一度日本へ帰国してから使いたい方は事情が変わります。
国外で承認された場合は承認日から1年以内に入国すればよいので、あえて期間を空けて申請するという選択もできます。
ImmiAccountにログインして申請を開始する
1年目のビザ申請で使ったアカウントをそのまま利用できます。「New application」から「Working Holiday Visa(Subclass 417)」を選択してください。似た名前の「Work and Holiday Visa(Subclass 462)」は別のビザなので、選び間違えるとやり直しになります。
質問に回答して必要書類をアップロードする
「現在どこにいるか」「ファーストビザを持っていたか」「指定就労を3ヶ月行ったか」といった質問に答えていきます。そのあと、パスポート・残高証明書・就労証明をPDFまたは画像でアップロードします。
申請料をクレジットカードで支払う
支払いはクレジットカードのみです。カードは本人名義でなくても問題ありません。支払いが完了した時点で申請が受理されます。申請料は原則返金されないので、送信前に内容をよく確認しましょう。
ビザ承認通知を受け取る
承認されると、ビザ番号・開始日・条件が記載されたGrant Noticeがメールで届きます。このメールがビザの証明になるので、必ず保存しておきましょう。
セカンドビザの申請方法で間違えやすいポイント
夢カナ留学でサポートしていると、同じところでつまずく方が本当に多いです。
次の3つは特に気をつけてください。
申請から発給までにかかる期間
審査のスピードは人によって大きく差があります。
オーストラリア内務省の公表値では申請の50%が1日以内、90%が38日以内に処理されるとされています(2026年7月時点)。
ただし追加書類を求められると1ヶ月以上かかることもあります。
また、ビザが正式に許可されるまで航空券などの渡航手配をしないよう公式に案内が出ています。
ビザ発給を待つ間は、申請した国から出国できない点にも注意してください。
2026年7月13日2026年8月5日
条件に当てはまるか、まだ不安ですか?
小さな疑問でも夢カナに聞いてみましょう

夢カナ留学は、ワーホリ専門のエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.7でランキング1位を獲得。セカンドビザの条件を満たせているかの確認から、2年目の過ごし方の設計まで一緒に整理します。
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まずは無料相談で、疑問を解消するだけでもOKです。
セカンドビザの費用【2026年最新】
ここは特に注意してほしいパートです。
2026年7月1日にビザ申請料が改定され、セカンドビザは値上がりしました。
ネット上にはまだ旧料金(A$670)のまま書かれた記事も多いので、必ず最新の金額で予算を立ててください。
2026年7月改定後のセカンドワーホリのビザ申請料
これまでは何回目の申請でも一律A$670でしたが、改定後は2回目・3回目のほうが初回より高くなりました。
※オーストラリア内務省の公表情報にもとづく2026年8月時点の目安。申請料は毎年7月に改定される傾向があるため、申請前に公式サイトで最新額をご確認ください。
国内申請の「追加チャージA$700」は必要?
「オーストラリア国内から申請すると追加チャージ(Subsequent Temporary Application Charge)がかかる」と書かれた情報を見かけますが、セカンドビザでは原則かかりません。
この追加チャージは「直前に持っているビザを、オーストラリア国内で申請していた場合」に発生するものだからです。
カウンセラー
まみ
申請料以外に必要な費用
ビザ代だけを見て予算を組むと足りなくなります。
セカンドビザ申請にあたって用意しておきたい費用の全体像はこちらです。
ビザ申請料
約11万円
A$1,000
生活資金の証明
約55万円
A$5,000以上の残高
海外保険(1年)
20〜30万円
2年目も継続加入が安心
ファーム期間の生活費
40〜50万円
3ヶ月・車の維持費含む
※金額はすべて目安です。都市・時期・為替・滞在方法により変動します。
2026年7月14日2026年7月17日
2年目の予算、これで足りるか不安ではありませんか?
夢カナと一緒に費用を整理しましょう

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まずは費用シミュレーションだけでもOKです。
オーストラリアのセカンドワーホリに向く人・向かない人
条件・手順・費用を確認したところで、あらためて「自分は取るべきか」を考えてみましょう。
セカンドビザは全員にとってベストな選択とは限りません。
88日のファーム生活は決してラクではないからです。
セカンドワーホリがおすすめな人・向いていない人
まずは2つのタイプを並べて比べてみてください。
右側に多く当てはまる方は、無理に延長しないほうが結果的に満足度が高くなることもあります。
「セカンドビザを取るか迷っている」「88日の仕事探しが不安」という段階なら、無料で相談できるエージェントに一度ぶつけてみるのも手です。
サポート費用が無料の3社を比較しました。
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※評価は各社のGoogle口コミ評価(2026年8月7日時点・東京拠点)を参考にしています。費用・サービス内容は変動するため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
セカンドワーホリの条件になる指定職種と指定地域
ここからは実行編です。まずは「どんな仕事が、どこで働けばカウントされるのか」を正確に押さえましょう。
職種と地域の両方を満たしていないとカウントされません。片方だけではダメ、という点が最重要ポイントです。
指定地域内で対象になる職種
指定地域(Regional Australia)内であれば、次の職種が対象になります。
日本人に一番人気なのは農業のピッキングと食品加工のファクトリーです。
「職種」と「地域」の関係を図にすると、対象になる範囲の狭さがはっきりします。
そのほか、指定された山火事・洪水の被災地域での復興業務も対象になる場合があります。
対象期間や地域は変更されるため、最新情報は移民局の公式ページで確認してください。
指定地域(ポストコード)の調べ方
指定地域は移民局の公式サイトにポストコード(郵便番号)の一覧で掲載されています。仕事のオファーを受けたら、次の3ステップで必ず照合しましょう。
勤務地の住所とポストコードを確認する
求人票の地名だけで判断せず、雇用主に正確な住所を聞いてください。
移民局のポストコード一覧と照合する
一覧に含まれていなければ、どれだけ働いてもカウントされません。
仕事内容が指定職種か認識合わせする
同じファームでも、担当する業務によって対象外になることがあります。
セカンドビザの条件にカウントされない仕事の例
「働いたのにカウントされなかった」という相談で最も多いのが次のパターンです。
88日を無駄にしないためにも、先に確認しておいてください。
88日を確実にカウントする働き方と証明
ここが競合サイトでもあまり詳しく書かれていない、けれど一番大事なパートです。
88日は「働いた日数」ではなく「証明できる日数」だと考えてください。
88日の数え方|休日・雨天休みはカウントされる?
88日は暦日ベースで数えますが、働き方によってカウントのされ方が変わります。
まずは3つのルールを押さえてください。
そして実務上いちばん大切なのが、88日ちょうどで終わらせないことです。
「あと1〜2日はこちらでカウントしておくから大丈夫」と雇用主に言われて申請し、数日足りずに却下された例が実際にあります。
Form 1263とpayslipの取り方
証明書類は、働いている「その場」でしか集められません。
辞めてから連絡してもつながらない雇用主も珍しくないので、次のことを働きながら進めておいてください。
セカンドビザの条件が無効になる4つの失敗パターン
実際に多いのが次の4つです。
どれも事前に知っていれば防げるものばかりなので、ぜひ頭に入れておいてください。
悪質なファームを避けるチェックポイント
残念ながら、ワーホリメーカーを安く使おうとする雇用主も存在します。
応募する前に、次の点を必ず質問しておきましょう。
また、「働かなくてもセカンドビザが取れる」とうたってビザを販売する業者の被害も報告されています。
ビザは移民局に自分で申請するもので、買えるものではありません。
Grant Notice(承認通知)が移民局から直接メールで届かないものは、すべて偽物だと考えてください。
なお、88日の仕事をどこでどう探すか、作物ごとの収穫シーズンや実際の収支についてはオーストラリアワーホリで稼げる仕事の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
オーストラリアのワーホリ・セカンドビザのよくある質問
最後に、夢カナ留学によく寄せられるご質問にお答えします。細かい疑問を先につぶしておくと、準備がぐっとラクになりますよ。
まとめ|取得までの逆算タイムライン
最後に、1年目のビザ期間中にどう動けばいいかを時系列で整理します。ポイントは「ビザ期限の6ヶ月前にはファーム探しを始める」ことです。
今日からやるべきこと3つ
読み終わったあと、まず動くべきことを3つに絞りました。
この記事のまとめ
セカンドビザは、条件さえ押さえておけば決して難しいものではありません。
ただ、88日の就労は一度失敗するとやり直しがきかない部分でもあります。
「この仕事で本当に大丈夫かな」と迷ったときは、ひとりで判断せず気軽に相談してくださいね。
※本記事は2026年8月時点の情報です。ビザ申請料・最低賃金・指定地域は改定されることがあるため、申請前に必ずオーストラリア内務省の公式サイトでご確認ください。
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