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チリのワーホリ完全ガイド|費用・ビザ・仕事・治安を解説

更新日:2026.08.05

チリのワーホリ完全ガイド|費用・ビザ・仕事・治安を解説

「ワーホリでチリに行きたい」と考えたとき、まず困るのが情報の少なさではないでしょうか。

オーストラリアやカナダなら体験談もエージェントも山ほどあるのに、チリになった途端に検索結果が数年前のページばかりになります。

チリは南米ではアルゼンチンに次いで2カ国目のワーキングホリデー協定国です。

年間の発給枠は200名と小さく、日本人が極端に少ない一方で、1年+延長1年で最長2年という、協定国のなかでも珍しい長さの滞在が認められています。

この記事では、チリの魅力からビザの申請手順、費用、スペイン語、仕事、治安まで、渡航を決めるために必要な情報を図解つきでまとめました。

先に結論だけ知りたい人へ

1チリのワーホリで貯金を作るのは難しい。賃金水準が日本より低い
2その代わり最長2年、日本人のいない環境でスペイン語に集中できる
31年の総額は約150〜200万円が目安。渡航前の資金づくりが要

この記事を書いた人

ワーホリカウンセラー まみ 25歳英語力ゼロからオーストラリアのブリスベン・メルボルンで2年間ワーホリした経験があります。今は同じ不安を抱える人の背中を押すべく、累計500名以上のワーホリ相談を受けています!

目次

  1. 1. チリのワーホリならではの4つの魅力
  2. 2. チリのワーホリとはどんな制度なのか
  3. 3. チリのワーホリにかかる費用の全内訳
  4. 4. チリのワーホリビザの申請条件
  5. 5. チリのワーホリビザの必要書類と申請の流れ
  6. 6. チリのワーホリの仕事と収入|稼ぐのには向かない
  7. 7. チリの治安と暮らし方
  8. 8. チリのワーホリに必要なスペイン語力
  9. 9. チリの主要都市一覧|どの街に住むかで暮らしが変わる
  10. 10. チリのワーホリが向いている人・向いていない人
  11. 11. まとめ|チリのワーホリを実現するために

チリのワーホリならではの4つの魅力

ワーホリの行き先としてチリを挙げる人は、正直まだ多くありません。

オーストラリアやカナダのように「稼ぎながら英語を伸ばす」という王道の使い方ができる国でもないからです。

それでも毎年チリを選ぶ人がいるのは、他の協定国では代わりが利かない体験がそこにあるからです。

まずはチリという国が持っている4つの強みからご覧ください。

1

世界で約5億人が話すスペイン語が身につく

チリの公用語はスペイン語。英語に次ぐ実用性を持つ言語を、日本人がほとんどいない環境で伸ばせます。

2

1年+延長で最長2年、腰を据えて暮らせる

スペイン語圏の協定国が1年で終わるなか、チリは1年の延長が認められています。2年目でようやく見えてくる景色があります。

3

砂漠から氷河まで、1カ国で味わい尽くせる

南北約4,300kmという細長い国土。北のアタカマ砂漠から南のパタゴニアまで、まったく違う世界が同じ国の中にあります。

4

魚介と肉、そしてワインが日常にある

太平洋に面した海の幸と、チリ人が愛する肉料理。世界的に評価の高いチリワインを気軽に楽しめるのも現地暮らしならではです。

日本人が少ない環境でスペイン語に集中できる

スペイン語は、話者数で見ると日本語の4倍近い規模を持つ言語です。

まずは母語話者数のスケールを比べてみてください。

話者数のスケール比較

スペイン語

約5億人

日本語

約1.3億人

バーの長さの差が、そのまま話せる相手の広がりです。スペイン語を身につけると、届く範囲が一気に広がります。

そしてチリの場合、そこに日本人在留者がきわめて少ないという条件が加わります。

ワーホリの定番国では「気づけば日本人とばかり話していた」という悩みがつきものですが、チリでは日本語を使う相手を探すほうが難しいのが実情です。

砂漠・氷河・モアイ像が同じ国の中にある

チリの自然は、日本の感覚では想像しづらいスケールです。

南北に約4,300km。北から南へ、どんな世界が並んでいるのかを図で見てみましょう。

南北4,300kmを縦に並べると

NORTE 北部

アタカマ砂漠

世界で最も乾燥した砂漠。満点の星空と塩湖が広がる

CENTRO 中部

サンティアゴ・バルパライソ

人口が集中する温暖なエリア。ワイナリーもこの一帯に

SUR 南部

パタゴニア

氷河とフィヨルド。トレッキングの聖地として知られる

PACÍFICO 太平洋上

ラパ・ヌイ(イースター島)

モアイ像で知られる世界遺産。空路で5時間以上

週末のたびに違う気候帯へ移動できるのは、南北に長いチリならではの贅沢です。

海の幸と肉料理、そして世界的なワインを日常価格で

チリの食は、魚介・肉・ワインの3本柱で成り立っています。

日本人の口に合うと言われることが多いのも、この魚介文化があるからです。

食の柱 1

太平洋の海の幸

サーモン、ウニ、貝類が市場に並びます。生食文化があるため、日本人には親しみやすい食卓です。

食の柱 2

肉料理とアサード文化

チリの人は肉が大好き。休日に友人や家族と炭火を囲む「アサード」の文化があり、輪に入れてもらえると一気に距離が縮まります。

食の柱 3

世界的な産地のワイン

日本で数千円する品質のものが数百円台で手に入ることも。サンティアゴ近郊にはワイナリーが点在しています。

※価格や在庫状況は時期・店舗・為替により変動します。

ここまでをひとことで

チリのワーホリは「稼ぐための1年」ではなく、スペイン語と大自然に全振りする2年を選べる制度です。定番国と同じ物差しで比べると魅力は見えてきません。次は制度の中身から順に見ていきましょう。

チリのワーホリとはどんな制度なのか

日本とチリのワーキングホリデー制度は、2018年2月に運用が始まりました。

南米ではアルゼンチンに続いて2カ国目の協定国です。まずは制度の基本情報を一覧で押さえておきましょう。

チリのワーキングホリデー制度 基本情報

運用開始
2018年2月
南米ではアルゼンチンに次いで2カ国目
対象年齢
18歳以上30歳以下
申請時点の年齢で判断されます
滞在期間
1年間
現地でさらに1年の延長が可能とされ最長2年。ただし外務省の一覧では「1年」と記載。延長の可否は要確認
年間の発給枠
200名
枠は小さいものの、例年埋まりきってはいません
申請窓口
オンライン申請+在東京チリ領事館での面接
利用回数
生涯に1回のみ

※制度の内容は変更されることがあります。申請前に必ず外務省および在東京チリ領事館の最新情報をご確認ください。

1年で終わる国が多いなか、チリは2年目を選べる

ワーホリの多くは1年で終わります。

ただしイギリスは2年、オーストラリアは条件を満たせば最長3年、カナダは2回申請すれば通算2年と、チリだけが特別に長いわけではありません。

ここではスペイン語圏の協定国と比べてみましょう。

滞在できる期間の比較

アルゼンチン・スペインなど

1年目
1年

チリ

1年目
2年目
2年

バーの長さがそのまま滞在できる時間です。スペイン語圏の協定国のなかでは、チリだけが2年目を選べます。語学は1年目でようやく土台ができる段階なので、この差は小さくありません。

2年目を前提に計画する前に

「1年+現地で1年延長」は複数の情報源に記載がある一方、外務省の協定国一覧ではチリの滞在可能期間は「1年」と記載されています。2年滞在を前提に計画を立てるなら、申請前に必ず在東京チリ領事館へ延長の可否と条件を確認してください。

発給枠200名は「少ない」より「競争がない」

年間200名という数字を見ると、抽選や激しい競争を想像するかもしれません。

ですが実態は少し違います。

よくある誤解

「200名の枠を大勢で奪い合う」

「早く応募しないと締め切られる」

「抽選に外れる可能性が高い」

実際のところ

希望者自体がそもそも少ない

枠が埋まって断られる例は聞かない

急ぐべきなのは書類の準備のほう

つまり200名という数字は、応募のハードルというより現地に日本人がほとんどいないことの裏返しと考えたほうが実態に近いといえます。

ワーホリビザでできること・できないこと

ビザの性格を誤解したまま渡航すると、現地で困ることになります。

何が認められていて何が認められていないのかを整理しておきましょう。

現地で働く

滞在費を補う範囲での就労が前提

できる

語学学校に通う

スペイン語学校への通学が可能

できる

1年の延長申請

現地で手続きすれば2年目に進める

できる

家族を連れていく

扶養家族の同伴は認められていません

できない

2回目の利用

チリのワーホリは生涯に1度だけ

できない

チリのワーホリにかかる費用の全内訳

チリは南米のなかでは物価が高めの国です。

日本と比べて極端に安いわけではないので、現地収入をあてにしすぎない資金計画が必要になります。

渡航前にかかる費用

出発までに必要になるのは、航空券・保険・書類関係の3つが柱です。

航空券(往復)

約25〜35万円前後

乗り継ぎ2回・30時間前後が一般的

海外保険(1年)

約15〜25万円

本国送還を含む補償が条件

書類・申請関係

約3〜6万円

健康診断・翻訳・アポスティーユなど。ビザ申請料は6,000円前後

渡航前の合計

約45〜65万円

時期・為替により大きく変動

現地での1か月の生活費

首都サンティアゴでシェアハウスに暮らす場合の目安です。

何にいくらかかるのか、内訳の比率から見てみましょう。

生活費の内訳イメージ(月14万円の場合)

家賃
食費
家賃 6万円 食費 4万円 交通・通信 1.5万円 交際費・雑費 2.5万円
項目
月額の目安
家賃(シェア)
約4〜8万円
食費
約3〜5万円
交通・通信
約1〜2万円
交際費・雑費
約2〜3万円
合計
約10〜18万円

※金額はすべて目安です。都市・住まい方・為替レートにより変動します。

見落としやすい追加費用

チリならではの出費として、国内移動費が意外にかさみます。

南北に長い国なので、旅を楽しむほど交通費が積み上がります。

国内の長距離移動1回 約1〜3万円):アタカマ砂漠やパタゴニアへは国内線か長距離バス。片道でもまとまった額になります
イースター島への往復約8〜20万円):サンティアゴから空路5時間以上。行くなら予算に組み込んでおきたい出費です
スペイン語学校月 約5〜10万円):渡航後に通うなら別途必要。最初の数か月だけ通う人が多い項目です
滞在延長の手続き費用約1〜3万円):2年目に進む場合、現地での申請にかかる実費が発生します

予算別にできることの目安

手元の予算からできることを逆算すると、計画が立てやすくなります。

年間予算
できることの目安
〜120万円
節約前提。早めに仕事を見つけ、シェアハウスで生活費を抑える。旅行は近郊中心
150〜200万円
標準的なプラン。語学学校に数か月通い、国内旅行も無理なく楽しめる
250万円〜
2年目の延長やイースター島・パタゴニアなど長距離の旅まで視野に入る

費用を抑える効果が大きい順

同じチリでも、住まい方と時期の選び方で総額は大きく変わります。

効果の大きい順に並べました。

1

シェアハウスに住む

一人暮らしとの差は年間で数十万円規模

2

航空券を閑散期に買う

現地の夏(12〜2月)は高騰しやすい

3

自炊を基本にする

市場の食材は安い。外食との差が積み上がる

4

長距離移動は夜行バスを使う

宿泊費も浮くため二重に効く

ここまでをひとことで

1年の総額はおおむね150〜200万円が目安。現地の賃金水準が高くないため、渡航前の資金づくりが成否を分けます

その予算で、他の国ならどこまでできる?
費用の目安を比べてから決めませんか

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チリのワーホリビザの申請条件

チリのワーホリビザには、年齢や資金など複数の条件があります。

ひとつでも欠けると申請が進まないので、まずは自分が当てはまるかを確認しておきましょう。

8つの条件をセルフチェック

上から順に、自分に当てはまるかを確認してみてください。8つすべてを満たしていれば申請できます。

チリのワーホリビザ 申請条件チェックリスト

日本国籍を持ち、日本に居住している日本から申請することが前提です
申請時に18歳以上30歳以下渡航時ではなく申請時の年齢で判定されます
主な目的が休暇であること就労は滞在資金を補うための位置づけです
滞在資金を証明できる月およそ10万円相当が目安とされています
※規定は700米ドル。為替により円換算額は変動します
復路航空券、または購入できる資金がある帰国できることを示す必要があります
健康であり、犯罪歴がない健康診断書と犯罪経歴証明書で証明します
滞在期間をカバーする保険に加入する死亡時の本国送還まで含む内容が必要です
チリのワーホリビザを過去に取得していない利用できるのは生涯に1回だけです

1つでも欠けると申請が進みません。

とくに保険と資金の2つは、条件を満たしているつもりで外していることが多い項目です。

つまずきやすい3つの条件

なかでも見落としが多いのが次の3つです。準備を始める前に確認しておきましょう。

1

保険は「本国送還」まで含む必要がある

治療・入院だけでなく、死亡時の本国送還費用まで補償されている必要があります。安さだけで選ぶと条件を満たしません。

2

年齢は「申請時」で判定される

渡航時ではなく申請時の年齢です。30歳の方は、書類集めに数か月かかることを見込んで早めに動く必要があります。

3

資金証明は英文の残高証明で用意する

通帳のコピーでは足りない場合があります。銀行で英文の残高証明書を発行してもらうのが確実です。

30歳の人が間に合うかどうかの考え方

年齢がぎりぎりの方は、逆算して間に合うかを確認しておきましょう。

判断の分かれ目は次のとおりです。

間に合うケース

30歳書類の準備30歳で申請条件を満たす31歳で渡航問題なし

間に合わないケース

30歳準備が遅れる31歳になる申請前に誕生日申請不可対象外に

判定されるのは申請の時点です。書類集めに数か月かかることを踏まえ、30歳の方は逆算して動いてください。

チリのワーホリビザの必要書類と申請の流れ

ここがチリのワーホリで最大の関門です。申請を代行してくれるエージェントがほとんど存在しないため、基本的にすべて自力で進めることになります。手順そのものは難しくありませんが、書類の準備に時間がかかります。

必要書類の一覧

提出が求められる主な書類は次のとおりです。すべて英語またはスペイン語で用意する必要があるため、日本語の書類は翻訳の時間も見込んでおいてください。

書類
ポイント
パスポート
滞在期間をカバーする残存期間が必要。切れそうなら先に更新を
犯罪経歴証明書
都道府県警で申請。アポスティーユ認証が別途必要で最も時間がかかる
健康診断書
医療機関で取得。英語またはスペイン語での作成が求められる場合あり
残高証明書
滞在資金の証明。英文で発行してもらうのが確実
海外保険の証書
本国送還までカバーする内容か要確認
航空券の資料
復路航空券、または購入資金があることの証明
証明写真・申請書
オンライン申請フォームの入力とあわせて準備

どの書類にどれだけ時間がかかるか

書類ごとに取得までの日数はまったく違います。着手の順番を決めるために、所要期間を並べて見てみましょう。

取得までにかかる期間の目安

犯罪経歴証明書+アポスティーユ

1〜2か月

パスポートの新規・更新

2週間前後

健康診断書

1〜2週間

英文残高証明書・保険加入

数日

最初に動くべきは犯罪経歴証明書とアポスティーユ。逆に有効期限のある健康診断書や残高証明は、あとから取得するほうが安全です。

※所要期間は申請先の窓口や時期により変動します。目安としてご覧ください。

申請から渡航までの4ステップ

手続きはオンライン申請と領事館での面接の2段階です。後戻りできない順序があるので、流れを先に把握しておきましょう。

1

書類をそろえる

犯罪経歴証明書とアポスティーユから着手します。有効期限のある書類は後回しにするのがコツです。

最長 1〜2か月 ここが最大の関門
2

オンラインで申請する

申請書は在東京チリ領事館にメールで依頼して送ってもらいます。記入・署名のうえ、チリ政府のビザ申請サイトから必要事項を入力し、書類をアップロードします。

入力は西語または英語
3

在東京チリ領事館で面接を受ける

オンライン申請が終わったら、領事館へ電話で面接日程を予約します。書類は郵送ではなく本人が持参する必要があります。渡航の目的や滞在の計画を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

東京へ出向く必要あり
4

ビザを受け取り、渡航する

ゴール

発給後にパスポートへビザが貼付されます。航空券の購入はビザ取得後が鉄則です。

逆算スケジュールの目安

渡航希望日から逆算して動くのが基本です。申請から許可まで5か月かかった例もあるため、余裕を持った組み立てにしています。

渡航までの全体スケジュール

1渡航12か月前資金づくりとスペイン語の学習を始める
2渡航8か月前犯罪経歴証明書とアポスティーユを取得
3渡航6か月前健康診断・保険・残高証明をそろえてオンライン申請
4渡航2〜5か月前領事館での面接、ビザの受け取り
5渡航1か月前航空券と初期の滞在先を確保する

※審査期間は時期や申請状況により大きく変動します。申請から許可まで5か月かかった事例もあるため、渡航日が決まっている場合はさらに前倒しで進めてください。

ここまでをひとことで

申請の難所は審査ではなく書類集めのリードタイムです。犯罪経歴証明書とアポスティーユから逆算して動けば、想定外の遅れはほぼ防げます。

チリのワーホリの仕事と収入|稼ぐのには向かない

先に結論からお伝えします。チリのワーホリは、お金を稼ぐ目的にはまったく向いていません。求人の数が限られているうえ、賃金水準が日本の半分以下だからです。

結論

貯金を作って帰国することは、まずできません

働くこと自体はビザで認められています。問題は金額です。フルタイムで働いても月10万円前後にしかならず、生活費(月10〜18万円)を差し引くと手元にはほとんど残りません。

押さえておきたい前提が3つ

1ワーホリで就ける仕事は最低賃金付近に集中する
2求人自体が少なく、渡航後すぐ働ける保証はない
3稼ぎたいならオーストラリアやカナダを選ぶべき

そのうえで、まったく仕事がないわけではありません。何がどれくらいの条件で見つかるのかを見ていきましょう。

職種別の給料と見つけやすさ

日本人ワーホリが就きやすい職種を、給料の目安と見つけやすさの評価つきで並べました。金額はチリの最低賃金(月およそ8.5〜9万円)の水準から換算した推計で、実際の求人データではありません。日本円での目安としてご覧ください。

日本食レストラン

★★★★★★★★★★

時給の目安

約500〜700円

月収の目安

約9〜12万円

サンティアゴには寿司店が多く、日本人であること自体が強みになります。まかない付きの店も多く、実質の手取りは数字より大きくなります。

ホステルのヘルパー

★★★★★★★★★★

時給の目安

無給が中心
現物支給

月収の目安

宿泊+食事
約4〜7万円の節約

1日4〜5時間の勤務で宿と食事を提供してもらう形が一般的。給料は出ませんが、家賃と食費が丸ごと浮きます。

飲食店・ホテルのスタッフ

★★★★★★★★★★

時給の目安

約420〜580円

月収の目安

約8.5〜11万円

接客レベル(B1程度)のスペイン語が必要です。語学力が伸びてから挑戦する人が多い職種です。

観光・ツアー関連

★★★★★★★★★★

時給の目安

約500〜650円

月収の目安

季節による
+チップ収入

アタカマやパタゴニアなど観光地で募集があります。夏(12〜2月)に集中し、冬は仕事が減ります。

日本語の個人レッスン

★★★★★★★★★★

1回(60分)

約1,200〜2,300円

月収の目安

生徒数しだい
副収入向き

単価は高い一方、生徒を集めるまでに時間がかかります。正規の教育機関は学位や資格が条件になることが多いため、個人レッスンから始めるのが現実的です。

※金額は最低賃金水準からの換算による日本円の目安で、実際の求人条件を調査した数値ではありません。店舗・地域・経験・為替により変動し、チリの最低賃金も毎年のように改定されます。

表を見て分かるとおり、フルタイムで働いても月10万円前後というのがチリの相場です。生活費(月10〜18万円)と並べると、収入だけで暮らしを回すのは簡単ではありません。

給与水準はどれくらいか

チリの最低賃金は2026年に入って2度引き上げられ、日本円にしておよそ月8.5〜9万円の水準になりました。南米では最も高い部類ですが、日本と比べるとどうでしょうか。

最低賃金の月額比較(円換算の目安)

日本(フルタイム換算)

約18万円

チリ

約8.8万円

バーの長さの差が、日本で働く場合との開きです。現地収入は生活費の一部を補う程度と考えるのが現実的といえます。

※チリ側は2026年5月改定の最低賃金(月55万3,553ペソ)をもとにした円換算の目安、日本側は2025年度の全国加重平均時給を月160時間で換算した参考値です。いずれも改定や為替により変動します。

なお、チリ全体の平均賃金は月13〜18万円程度とされ、最低賃金よりは高い水準です。ただしワーホリで就ける未経験・語学制約ありの仕事は最低賃金付近に集中するため、この平均には届きません。

日本で貯金してから渡航し、現地では暮らしと語学に集中する。この組み立てがチリでは最も無理がありません。稼ぐことを目的にするなら、素直に賃金水準の高い国を選んだほうが後悔しません。

仕事の探し方と注意点

チリでは求人サイトよりも、人づてや直接訪問で決まることが多いのが特徴です。

1

まず生活の基盤を整える

住まいと身分証(RUT)の手配が先です。就労にRUTが必要になる場面があります。

2

日本人・日系のコミュニティに当たる

数は少ないぶん、つながると情報が回ってきます。日本食レストランはその入口になります。

3

気になる店に直接聞きにいく

求人が公開されていなくても、話を聞いてもらえることがあります。ここでスペイン語力が効きます。

仕事探しで注意したいこと

・渡航してすぐに働けるとは限らない。数か月分の生活費は必ず確保しておく

・条件は必ず事前に確認する。口約束のまま働き始めない

・ホステルのヘルパーは無給の場合がある。何が対価なのかを明確にする

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チリの治安と暮らし方

「南米=危ない」というイメージから不安に感じる方も多いはずです。チリは南米のなかでは比較的落ち着いているとされますが、日本と同じ感覚で歩けば被害に遭います。大切なのは、どんな手口があるかを知って備えることです。

手口と対策の早見表

在チリ日本国大使館が注意を呼びかけている代表的な手口を、起きやすい場所と対策とあわせて整理しました。

手口
起きやすい
場所
対策
服を汚し、拭くふりをして荷物を抜く
観光地・路上
親切な申し出でも、まず荷物を確保してから対応する
混雑を利用したスリ
地下鉄・バスターミナル
バッグは前に抱える。財布は分散して持つ
スマホのひったくり
路上・信号待ち
歩きながらスマホを見ない。地図は店内で確認
足元の荷物の持ち去り
カフェ・レストラン
床や背もたれに置かず膝の上か体に掛ける

いずれも注意を逸らして荷物を奪うという共通点があります。裏返せば、荷物から意識を離さないことが最大の防御になります。

季節が真逆になる暮らし

チリは南半球なので、日本とは季節が逆になります。渡航時期を決める前に、この対応関係を確認しておきましょう。

時期
日本
チリ
12〜2月
夏(ハイシーズン)
3〜5月
6〜8月
9〜11月
春(過ごしやすい)

南北約4,300kmという国土のため、北部は砂漠気候、中部は温暖、南部は冷涼と、同じ国のなかで気候がまったく違います。持っていく服も、どこに住むかで変わってきます。

ここまでをひとことで

チリの治安は「知っていれば防げる」タイプのリスクが中心です。手口を把握し、荷物と歩き方に気を配れば、必要以上に恐れる国ではありません。

チリのワーホリに必要なスペイン語力

チリでは英語がほとんど通じません。観光地やホテルでは対応してもらえることもありますが、日常生活や仕事探しの場面ではスペイン語が前提になります。

場面ごとに必要なスペイン語のレベル

「どのくらい話せればいいのか」は、何をしたいかによって変わります。ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のA1〜B2を目安に、場面別の必要レベルを整理しました。

やりたいこと
必要な
レベル
具体的にできること
買い物・交通・道を聞く
A1
数字と単語の組み合わせで用が足せる
シェアハウスの内見・入居交渉
A2
条件を質問し、希望を伝えられる
飲食店の面接を受け、接客する
B1
聞き返しながらでも会話が続く
役所・病院・銀行での手続き
B1
専門的な説明を大筋で理解できる
事務職・教える仕事に就く
B2
込み入った内容も不自由なく話せる

つまり生活を回すだけならA2、働くならB1が現実的なラインです。渡航前にA2まで持っていき、B1は現地で仕上げるのが多くの人のたどる道です。

そのレベルまでに必要な学習時間の目安

ゼロから始めた場合、各レベルに到達するまでの学習時間の目安は次のとおりです。

到達までの累計学習時間(目安)

A1(入門)

約100時間

A2(生活が回る)

約200時間

B1(働ける)

約400時間

1日1時間なら、A2まで半年強。渡航の準備期間とちょうど重なります。現地の語学学校(週20時間程度)なら、A2からB1まで2〜3か月が目安です。

※学習時間はCEFRの一般的な目安をもとにした参考値です。学習方法や個人差により大きく変わります。

なお、チリのスペイン語は話す速度が速く、語尾のsが落ちるなどの癖があります。教材で同じレベルに達していても、最初は聞き取りに苦戦する人がほとんどです。耳慣らしは渡航前から始めておくと立ち上がりが違います。

レベルごとにできるようになること

ゼロからでも渡航は可能ですが、どの段階にいるかで現地での自由度がまったく変わります。

スペイン語のレベルと、できること

基礎あいさつ・数字買い物と移動が
できる
日常会話現在形+過去形家探しや手続きを
自力でこなせる
就労レベル接客の会話仕事の選択肢が
一気に広がる

渡航前に真ん中の「日常会話」まで来ていると理想的。多くの人は現地の語学学校で右端を目指します。

渡航前の学習の進め方

限られた期間で効率よく仕上げるなら、次の順番がおすすめです。

1

発音とあいさつを固める(1か月目)

スペイン語はローマ字読みに近く、日本人には発音しやすい言語です。ここは短期間で形になります。

2

動詞の活用に取り組む(2〜4か月目)

最大の山場です。まず現在形、次に過去形。ここを越えると会話が成立し始めます。

3

チリの音に耳を慣らす(5か月目〜)

チリのラジオやYouTubeを流し続けます。標準的な教材だけでは、現地の速さに対応できません。

カウンセラー
まみ

私自身、英語力ゼロで渡豪して最初の3か月は本当にきつかったです。チリはさらに日本語も英語も通じない環境なので、「渡航前にどこまでやったか」がそのまま最初の半年の充実度になります。完璧でなくて大丈夫なので、あいさつと数字だけは体に入れてから行ってくださいね。

チリの主要都市一覧|どの街に住むかで暮らしが変わる

南北に約4,300kmもあるチリは、住む街によって暮らしがまったく違います。

仕事の多さを取るのか、家賃の安さを取るのか、それとも景色を取るのか。

ここで選び方を間違えると、1年の満足度が大きく変わります。

ワーホリの滞在先として現実的な都市を、北から南まで一覧にまとめました。

ワーホリ滞在先になる主要4都市

まずは全体像から。北から順に、暮らしの拠点として現実的な4つの街を挙げます。

都市
エリア
こんな人に向く
ラ・セレナ
北部
海と晴天の日々。落ち着いた中規模都市で暮らしたい
サンティアゴ
中部
仕事と語学学校が最も多い。まず拠点にするなら
バルパライソ
中部
アートと坂の街。暮らしの雰囲気を最優先したい
プエルト・バラス
南部
湖と火山を望む小さな街。自然のなかで静かに過ごす

※エリア区分は本記事での便宜的な分類です。このほかコンセプシオン、バルディビア、サン・ペドロ・デ・アタカマ、プンタ・アレーナスなども滞在先になりますが、求人はより限られます。

3つのエリアで気候も暮らしもまったく違う

都市名だけ見てもピンとこないと思うので、まずはエリアごとの性格をつかんでおきましょう。同じチリでも、北と南では別の国に来たような差があります。

北部|乾燥した砂漠と高い日差し

ほとんど雨が降らず、一年を通して晴天が続きます。昼夜の寒暖差が大きいのが特徴。仕事は観光業に偏りますが、家賃は首都より安く、乾燥した気候が好きな人には快適です。

中部|地中海性気候で最も暮らしやすい

夏は乾いて暑く、冬は雨が多め。人口も仕事もこのエリアに集中しています。ワイン産地が広がるのもここ。迷ったら中部を選べば大きく外しません。

南部|冷涼で雨が多く、緑が濃い

湖と森と火山の風景が広がります。夏でも涼しく、冬は日照時間が短くなります。求人は限られますが、日本人にはまず出会いません。自然のなかで静かに暮らしたい人向けです。

ラ・セレナ|北部の海沿いでのんびり暮らす

サンティアゴから北へ、バスで6時間ほどの海沿いの街です。

年間を通して晴れの日が多く、コロニアル様式の教会が並ぶ落ち着いた街並みが広がります。

ラ・セレナ(La Serena)

北部・海沿い

家賃の目安(シェア)

月 3.5〜6万円

仕事の見つけやすさ

★★★★★★★★★★

気候

乾燥・温暖
晴天が多い

サンティアゴから

バスで約6時間

・ビーチ沿いに長い遊歩道があり、生活のリズムがゆったりしている

・大学があるため若い人が多く、語学交換の相手を見つけやすい

・日本人にはまず出会わない。スペイン語漬けの環境をつくれる

注意:求人は観光と飲食に偏り、数も限られます。仕事のあてがない状態で移り住むのは避けたほうが無難です。

サンティアゴ|仕事も学校も集まる首都

迷ったらまずここ、という選択肢です。

標高およそ500mの盆地にあり、晴れた日には街のどこからでもアンデスの山並みが見えます。

チリの人口の多くが首都圏に集中しており、日本食レストランも語学学校も、日本人が働ける求人も、そのほとんどがこの街にあります。

サンティアゴ(Santiago)

中部・首都

家賃の目安(シェア)

月 5〜8万円

仕事の見つけやすさ

★★★★★★★★★★

気候

地中海性
夏は乾燥、冬は雨

サンティアゴから

—(拠点)

・地下鉄が発達しており、車がなくても生活できる

・スペイン語学校の選択肢が最も多く、レベル別に選べる

・週末はアンデスの山にも太平洋にも1〜2時間で行ける

注意:地区によって治安も家賃も大きく違います。住まいを決める前に、必ず昼と夜の両方で街を歩いて確かめてください。

バルパライソ|世界遺産の坂と壁画の街

サンティアゴから西へバスで約1時間半、太平洋に面した港町です。

斜面に色とりどりの家がひしめき、街全体が壁画のギャラリーのような景観をつくっています。この街並みが世界遺産に登録されています。

バルパライソ(Valparaíso)

中部・世界遺産

家賃の目安(シェア)

月 3.5〜6万円

仕事の見つけやすさ

★★★★★★★★★★

気候

海洋性
一年中おだやか

サンティアゴから

バスで約1.5時間

・アセンソール(斜行エレベーター)が今も生活の足として動いている

・芸術家や学生が多く、独特のカルチャーが根づいている

・首都より家賃が安く、それでいて日帰りで行き来できる

注意:観光客が多いぶんスリも起きやすい街です。坂道の人通りが少ない区画は、日が暮れてからは避けてください。

プエルト・バラス|湖と火山を望む南部の街

サンティアゴから南へ、飛行機で約2時間のプエルト・モント空港から車で20分。

ジャンキウエ湖のほとりに広がる小さな街で、対岸にはオソルノ火山の円錐形が見えます。

19世紀のドイツ系移民の影響が残り、木造の建物やケーキ文化が街の空気をつくっています。

プエルト・バラス(Puerto Varas)

南部・湖畔

家賃の目安(シェア)

月 3.5〜6万円

仕事の見つけやすさ

★★★★★★★★★★

気候

冷涼・多雨
夏でも涼しい

サンティアゴから

飛行機+車で
約2時間半

・湖と火山を毎日眺めながら暮らせる、チリでも屈指の景観

・街がコンパクトで、徒歩と自転車で生活が完結する

・日本人はほぼおらず、外国人観光客との交流も多い

注意:求人が夏(12〜2月)に集中します。冬は仕事も日照時間も減るため、通年で暮らすなら閑散期の収入計画が必要です。

街選びで見落とされがちな3つの視点

景色や雰囲気だけで決めると、あとで効いてくるのが次の3点です。

1

移動コストは距離に比例して効いてくる

南北に長い国なので、端に住むと国内旅行のたびに片道1〜3万円が飛びます。旅を目的にするなら、あえて中部を拠点にして各地へ出かけるほうが総額は安く済みます。

2

語学学校があるかどうかで伸び方が変わる

スペイン語学校は首都と一部の都市に偏っています。独学だけで押し切るつもりがないなら、最初の数か月は学校のある街に住むほうが結果的に早く伸びます。

3

同じ街でも地区で治安と家賃が変わる

とくにサンティアゴは地区差が大きく、「街」ではなく「地区」で選ぶ感覚が必要です。内見のときは、駅からの道のりを夜にも歩いてみてください。

失敗しない街の決め方3ステップ

いきなり地方に飛び込むより、段階を踏むほうが失敗しません。おすすめの順番はこちらです。

1

最初の1〜2か月はサンティアゴに置く

身分証(RUT)の手続きや銀行口座など、事務手続きは首都のほうが進めやすいためです。

2

気になる街を実際に訪ねる

長距離バスが発達しているので、週末を使って下見ができます。写真と実際の空気感はかなり違います。

3

仕事のあてを持ってから移る

地方は求人が限られます。移住してから探すのではなく、めどを付けてから動くのが安全です。

チリのワーホリが向いている人・向いていない人

ここまで費用・ビザ・仕事・治安と見てきました。最後に、あなたにとってチリが正解かどうかを確かめておきましょう。チリは誰にでもおすすめできる国ではありません。まずは30秒の診断から試してみてください。

– 30秒診断 –

チリのワーホリ 相性診断

2つの質問に答えるだけ。
チリがあなたに合うかどうかが分かります

Q1 / 2

ワーホリでいちばん叶えたいのはどちらですか?

誰も知らない場所で暮らしてみたい 語学も含めて、環境ごと変えたい

Q2 / 2

渡航資金の準備状況はどちらに近いですか?

ある程度まとまった貯金がある 150万円前後を用意できそう

– YOUR TYPE –

あなたは

チリ本命タイプ

条件はそろっています。あとは犯罪経歴証明書など、時間のかかる書類から着手すれば渡航が見えてきます。チリのビザ申請は自力で進めることになります。

他の国と最後まで迷っている方へ

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これから貯めるところ 貯金はこれから本格的に始める

– YOUR TYPE –

あなたは

準備先行タイプ

チリは現地で大きく稼ぎにくいぶん、渡航前の資金づくりが結果を左右します。働きながら費用を回収したいなら、賃金水準の高い国も選択肢に入ります。

資金計画から考えたい方へ

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働いてしっかり貯金もしたい 滞在費を現地収入でまかないたい

– YOUR TYPE –

あなたは

他国も比較したいタイプ

稼ぎを重視するなら、賃金水準の高いオーストラリアやカナダも並べて検討したほうが後悔しません。チリは「暮らし重視」の国です。

稼げる国から選び直したい方へ

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目的別に見た、チリの向き不向き早見表

ワーホリに求めるものごとに、チリと定番国(オーストラリア・カナダ)を比べると違いがはっきりします。

ワーホリに求めるもの
チリ
定番国
(豪・加)
スペイン語を伸ばす
最適
不向き
英語を伸ばす
不向き
最適
帰国後に貯金を残す
不向き
向く
日本人が少ない環境
最適
都市による
2年間じっくり暮らす
条件付き
手続きを代行に任せる
不可

向いている人・向いていない人

早見表を踏まえて、人物像としてもまとめておきます。

向いている人

・スペイン語を本気で身につけたい

・日本人が少ない環境を望んでいる

・自然や旅が生活の中心にある

・情報が少なくても自分で調べられる

・2年かけてじっくり暮らしたい

向いていない人

・貯金を作って帰国したい

・英語力を伸ばすのが第一目的

・日本語で相談できる環境が必須

・手続きは代行に任せたい

・治安面の不安は避けたい

カウンセラー
まみ

ご相談を受けていると「みんなが行く国では物足りない」と話される方は本当に多いです。日本人が少ない環境は最初こそ心細いですが、半年後の伸び方はまったく違います。まずは「語学を伸ばしたいのか、暮らしそのものを味わいたいのか、働いて稼ぎたいのか」を整理してみてください。ここがはっきりすると、チリが正解かどうかも自然に見えてきます。

まとめ|チリのワーホリを実現するために

最後に、スペイン語圏のワーホリ協定国と比べたときのチリの位置づけを整理し、よくある質問にお答えします。

スペイン語圏の協定国4カ国との比較

スペイン語を学べるワーホリ先は、チリのほかにアルゼンチン・ウルグアイ・スペインがあります。南米の協定国は2023年にウルグアイが加わり、現在3カ国です。

最長滞在
性格
チリ
2年
日本人が最も少ない。自然と長期滞在が魅力
アルゼンチン
1年
南米初の協定国。物価が安く、タンゴなど文化が濃い
ウルグアイ
1年
2023年開始の新しい協定国。発給枠100名と最小
スペイン
1年
ヨーロッパ各国へ旅しやすい。情報量が最も多い

※各国の年齢制限・発給枠・滞在条件は変更されることがあります。最新の情報は外務省および各国大使館でご確認ください。

よくある質問

相談のなかで特に多い質問をまとめました。

Q

スペイン語がまったく話せなくても行けますか?

A

渡航自体は可能です。ただし英語がほとんど通じないため、あいさつ・数字・買い物の表現だけでも日本で身につけておくと、最初の1か月の負担がまったく違います。

Q

発給枠200名はすぐ埋まってしまいますか?

A

これまでのところ、枠が埋まって申請できないという状況は起きにくいのが実情です。急ぐべきは応募よりも書類の準備のほうだと考えてください。

Q

申請を代行してくれるエージェントはありますか?

A

チリのワーホリビザを扱う代行業者はほとんどありません。チリのビザ申請は自分で進めることになります。夢カナ留学もチリの手配は行っていませんが、「チリと英語圏のどちらにするか」という段階であれば、目的の整理からご相談いただけます。

Q

ワーホリ中に貯金はできますか?

A

現実的には難しいと考えてください。賃金水準が日本より低いため、現地収入は生活費の補填が中心になります。貯金を目的にするなら他の協定国のほうが向いています。

Q

女性ひとりでも大丈夫でしょうか?

A

実際に女性ひとりで渡航している方もいます。夜間の単独行動を避ける、住むエリアを慎重に選ぶといった基本を守ることが前提になります。

情報が少ない国だからこそ、早めの準備が分かれ目になる

チリのワーホリは、調べれば調べるほど「自分で動くしかない」ことが分かってきます。それは大変さでもありますが、同時に誰も持っていない経験になるということでもあります。

この記事のまとめ

チリは2018年開始の協定国。1年+延長1年で最長2年滞在できる
対象は18〜30歳、年間の発給枠は200名。競争より書類準備がハードル
犯罪経歴証明書とアポスティーユは最も時間がかかるので最初に着手する
1年の総額は150〜200万円が目安。現地収入は補填程度と考える
英語はほぼ通じない。スペイン語の基礎は渡航前に固めておく
治安は手口を知って備えれば過度に恐れる必要はない

チリと英語圏、まだ迷っていませんか?
目的から一緒に整理しましょう

夢カナ留学に無料で相談する

夢カナ留学の無料相談ページへ移動します。チリのワーホリ手配は行っていませんが、目的の整理や国選びからご相談いただけます。

※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。チリの最低賃金は2026年5月改定額を参照しています。ビザの条件・必要書類・費用は変更される場合がありますので、申請前に必ず外務省および在東京チリ領事館の最新情報をご確認ください。

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