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オーストラリア留学が既に決まっているが、どのようにお金を持っていくか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
現金?クレジットカード?デビットカード?
オーストラリアにお金を持って行く方法は多くあります。この記事では、どの方法でお金を持って行くのがおすすめなのかを解説していきます。
この記事の内容は以下の通りです。
・おすすめのオーストラリアへのお金の持っていき方
・オーストラリアのキャッシュレス事情
・デビットカードとは
・オーストラリア留学でデビットカードがおすすめな理由
1.オーストラリアへどのようにお金を持っていけばいいのか
オーストラリアでのお金の管理の仕方は「現金+クレジットカード or デビットカード」です。特におすすめなのは「現金1ヶ月分+デビットカード」です。
オーストラリアへお金を持って行く際には分散して持って行くようにしましょう。
この章ではそれぞれの方法のメリット、デメリットを説明していきます。
1.現金
渡航時に現金で持って行くメリットは以下の通りです。
・オーストラリアで両替した方がレートが良い
・ATMの手数料がかからない
一方、デメリットはこちらとなります。
・盗難リスクが高まる
・24時間営業の両替所が少ない
留学する期間に関わらず、現金で持って行く金額は5〜10万円にしましょう。
多くの場合、滞在費や学費などはオーストラリアに着く頃には払い終わっており、必要なのは観光代や食費くらいになっているはずです。
この後の章でしっかり解説しますが、オーストラリアはキャッシュレス社会になっているため、現金を使うことが少なく、10万円あれば十分です。
また、現金で持っていると盗難にあった際に大きなダメージを負ってしまいかねません。少しでもリスクをなくすために、現金は必要最低限しか持ち歩かないようにしましょう。
2.クレジットカード
オーストラリアにクレジットカードを持って行くメリットは以下の通りです。
・オーストラリアの銀行口座の開設が不要になる
・支払い能力があることを示す社会的信用になる
・現金の引き出しに比べ、手数料が安い
・24時間いつでもお金をおろせる
・限度額内でいくらでも買い物できる
一方、クレジットカードを持って行くデメリットはこちらです。
・日本で使えるカードが使えるとは限らない
・お金を使いすぎることが増える
・現金を引き出す際、手数料がかかる
先ほども軽く上げましたが、オーストラリアはキャッシュレス社会です。何をするにもカードだけで済んでしまうので、現金を持ち歩くよりもカードを持ち歩く方がおすすめとなります。
しかしクレジットカードの場合、払いきれない金額の買い物もできてしまうので、お金を使いすぎないように自制する必要があります。
また、日本ではJCBカードを使うことができますが、オーストラリアでは使用できません。クレジットカードを持って行ったが、使えなかったということがないようにしましょう。
3.デビットカード
デビットカードとは、自分の日本の口座から直接現金を引き出すことのできるカードのことです。
クレジットカードと使い道はほとんど変わりませんが、非常に大きな違いがあります。クレジットカードとデビットカードの違いは以下の通りです。
・クレジットカードは後払いだが、デビットカードは即時払い
・クレジットカードには年齢制限があるが、デビットカードにはない
・クレジットカードは銀行口座の残高以上の金額を使えるが、デビットカードは指定口座残高が使用上限金額
未成年の方やお金を使い過ぎてしまう方はクレジットカードよりもデビットカードを使うのをおすすめします。
使い方はクレジットカードとほとんど変わらないので、特に問題なく使用できるはずです。また、オーストラリアではデビットカードでの支払いが主流なので、周囲の目も気にならないでしょう。
そんなデビットカードのメリットは以下の通りです。
・お金の使い過ぎを防げる
・24時間いつでもお金を引き出せる
一方、デメリットは以下の通りです。
・手数料がかかる
・口座額以上の買い物ができない
・海外で使えないカードがある
国際キャッシュカードを用意しておけば、日本のATMでお金を下ろすのと同じようにオーストラリアでも使うことができます。
口座から現金を引き出す際には日本円がオーストラリアドルに換金された状態で引き出すことができるので、かなり楽です。
クレジットカードと同じようなデメリットしかなく、クレジットカードよりもメリットが多いので、オーストラリアではデビットカードを持ち歩くようにしましょう。
2.オーストラリアのキャッシュレス社会の実情
オーストラリアでは日本よりもはるかにキャッシュレス化が進み、現金を持ち歩くことは非常に少なくなっています。
日本で生活していると、カードを使えずに支払いが困るというケースはそれなりの頻度で起こりますが、オーストラリアの店舗はほとんどがキャッシュレス対応しており、そんなこともほとんど起きません。起きるとしたら、カードを読み込む機械が故障している場合くらいでしょうか。
駅の自動販売機や管理者が常駐していない駐車場ですらカードで支払いができるようになっています。さらに、日本の新宿などで行われるような大道芸の人たちも小型のカード処理端末を常備しているほどです。
オーストラリアでは家賃の支払いを除けば、ほとんどがカードのみで決済できるでしょう。現地の人の中には、現金を持ち歩かず、カードのみを待ち歩くという人もいるほどです。
ただ、日本で使っているデビットカードが対応しているかはカードの種類によって変わるので、その点だけはしっかり確認してから持って行くようにしてください。
3.オーストラリア留学でデビットカードがおすすめな理由
キャッシュレス化が進むオーストラリアでデビットカードがおすすめなのはなぜでしょうか?改めて1つ1つ取り上げて解説していきます。
1.ATMの手数料が無料
現金を持ち歩いておらず、カードも使えない場合にはどうしてもATMでお金をおろすことになります。その際に、手数料がかかってしまうのが現金を持ち歩かない大きなデメリットです。
しかしオーストラリアの4大銀行のATMでは手数料を払うことなくお金を引き出すことができます。デビットカードさえ持っていれば通常時はカードで支払い、カードを使えない時には手数料を払うことなく現金をおろすことができます。そのため、オーストラリアではデビットカードで生活することをおすすめします。
2.多額の現金を持ち歩くと危険
オーストラリアは基本的には安全な国として知られていますが、それでも大金を持って行動をするのは危険です。
日本も安全な国として知られていますが、どこかに落としてしまった際にはお金が返ってこないことがほとんどでしょう。それと同様のことがオーストラリアでも考えられます。
デビットカードを落としてしまってもコールセンターに連絡すれば、悪用する前に使用停止することができます。しかし現金の場合はそうはいきません。
少しでもリスクを失くすためにはデビットカードがおすすめです。
3.お金の管理がしやすい
オーストラリアでの生活に関わらず、金銭感覚はすべて自己責任です。無駄遣いをしてお金が無くなってしまっても自分でどうにかするしかありません。普段いかない場所でならなおさらです。
普段行かない場所に行った時には、いつもよりもお金を使いすぎてしまうことがほとんどでしょう。短期間の旅行でいつでも帰って来れるのならいいですが、語学留学の場合はそういうわけにはいきません。そのため、お金が無くなってしまったらどうすることもできなくなってしまいます。
そうならないためにもデビットカードを使うようにしましょう。デビットカードは口座の残金までしか支払いができないだけでなく、利用明細書も確認することができます。明細をこまめに確認することでお金が無くなる前に支出を抑えることができます。
4.外貨に困らない
慣れない国で外貨を使っての買い物は誰でも緊張します。特に慣れていない硬貨はどれがいくらなのかを考えることになり、お会計にも時間がかかってしまうでしょう。
しかしデビットカードを使えば外貨の問題も起きませんし、お会計もカードを出すだけで終わるので、時間をかけずにすることができます。
慣れない外国では他にも問題が起きやすくなっています。少しでも問題を回避するためにもデビットカードがおすすめです。
5.財布がかさばらない
現金を持ち歩くとなると、財布の中が小銭だらけで重くなってしまうこともあります。しかし、デビットカードにしてしまえば、現金を持ち歩く必要がなくなるため、そのような問題も起きません。
日本では交通系ICに入金する方法が現金しかないことがありますが、オーストラリアでは交通系ICもカードで入金することが可能です。そのため、小銭を貯めないためにもデビットカードを使うようにしましょう。
4.まとめ
この記事ではオーストラリアにどのような方法でお金を持っていけばいいか、オーストラリアのキャッシュレス事情、デビットカードを使うメリットを説明してきました。
日本では未だにカードだけを持ち歩いて生活することはできませんが、オーストラリアでは日本の何倍もキャッシュレス化が進んでいるため、カードだけを持ち歩けば生活できます。
現金やクレジットカードを持ち歩くのに比べ、デビットカードを持ち歩くことの方がデメリットが少ないです。慣れない場所ではリスクをできるだけ減らしておくことが重要なので、デビットカードを持ち歩くことがおすすめです。
デビットカードでも日本でしか使えないものもあるので、オーストラリアで使えるものなのかをしっかり確認するようにしてください。
