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オーストラリア英語のスラングの特徴は?日常で使うフレーズや注意点を紹介

オーストラリア英語のスラングの特徴は?日常で使うフレーズや注意点を紹介

英語に自信がある人でも、実際に海外に行くと「英語が通じない」「何を言っているのか分からない」ということがあります。「日本でオンライン英会話やCDを聞いて学習している時は聞き取れるのに、現地の言葉が分からない」というのは、訛りやスラングが原因です。

言語には、それぞれの地域特有のクセや訛りがあり、また流行っている言葉も場所によって異なります。辞書に載っていないような若者言葉が日々誕生しています。

オーストラリアの英語「オージーイングリッシュ」にも、独自のスラングがあり若者を中心に日常会話でたくさん使われているんです。

そこで、これからオーストラリアに留学を考えている人や旅行に行きたいと思っている人のために、オーストラリアのスラングについて解説します!使いこなせなくても、聞き取れるだけで会話が理解できるので、ぜひ覚えてみてくださいね。

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【オーストラリア英語】スラングの特徴

オーストラリアで話される英語のスラングには以下のような特徴があります。

・イギリス英語が基盤
・短縮系が多い(略語)
・響きが可愛い

オーストラリアは元々イギリスの植民地だったため、イギリス英語の影響を強く受けています。そのため、英語の基盤はイギリス英語であり、イギリスと同じようなスラングも存在します。

しかしその一方で、オーストラリアの先住民アボリジニたちの影響も受け、独自の言い方・スラングが誕生しました。ちなみに、このようなスラングは1800年代以降に続々と誕生していったと言われています。

オーストラリアの英語は「短縮系」が大変多く、とにかく「短く話しやすい」という点を重視します。

1つ例を挙げてみると「Ta」というスラング。これは「Thank you」という言葉の略です。そこまで短縮しなくても「Thanks」という短縮形があるので、「これで十分なのでは?」とも思いますが、その上をいく短縮ぶりに思わず笑っちゃいますね。

「r」「g」は発音しない

オーストラリアでは「r」は発音しません。私たちはアメリカ英語に慣れ親しんでいるので、「r」を見ると、つい舌を巻きたくなるのですが、発音しなくても大丈夫です。

例えば「forever」なら「foreve」と、「together」なら「togethe」と発音し、舌を巻いた「r」の発音は不要です。

他にも「g」も発音しないので、「driving」は「drivin」、「shopping」なら「shoppin」と発音します。

スラングを使うメリットとは

辞書や教科書に載っていないスラングを使うメリットは、現地の人との会話がスムーズになり、お互いの距離を縮められるということです。特に若者同士なら、すぐに打ち解けられるはずです。

スラングが分からないと会話の内容が理解できなかったり、自分だけが置いてきぼりになったりする場面もあるでしょう。スラングを覚えて友達との会話が理解できれば、置いてきぼりにはなりませんよ。

日常で使われるスラングを紹介!

それでは実際に現地で使われているスラングをご紹介します!

挨拶編

まずは簡単な挨拶や受け答えに使えるスラングをご紹介します。日常生活でも特によく使うので、ぜひ覚えてくださいね!

①「G’day」

意味は「こんにちは」で「Hello」と同じように挨拶で使います。発音は「グッダィ」です。
ちなみに、オーストラリアはdayを「ディ」ではなく「ダィ」と発音するので、慣れるまでは戸惑うかもしれませんが覚えておいてくださいね。

②「Hiya」

こちらも意味は「こんにちは」「やぁ」といった感じで「Hi」と同じ意味で使います。発音は「ハイヤ」です。
カジュアルな挨拶なので、フォーマルな場面では使わず、仲の良い友達に声を掛ける時に使います。

③「Ta」

先ほどもお伝えした通り「ありがとう」という意味で「Thank you」の代わりに使います。発音は「タァ―」です。
オーストラリアで生活すると一番よく使うスラングです。また、耳にすることも多いので、自然に使えるようになりますよ。

④「No worries」

「大丈夫」「問題ない」という意味で、「Don’t worry」と同じように使います。発音は「ノーウォーリーズ」です。
日本語でも「大丈夫」はよく使うフレーズですが、オーストラリアでも頻繁に使います。「ごめんね」「ありがとう」と言われたときにサラッと使いこなしましょう。

⑤「Tara」

「さようなら」「またね」という意味で、「Bye」のように使います。発音は「タラー」または「チャラー」です。
「Good Bye」が、よりカジュアルになった感じで、こちらも仲の良い間柄で使う挨拶です。

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よく使う日常単語編

次に、オーストラリア人が日頃の生活でよく使う単語の一部をご紹介します。

①「Aussie」

これは一度は耳にしたことがある単語ですよね!オーストラリア人が自分たちのことを呼ぶときに使う単語で「オーストラリア人」という意味です。発音は「オージー」です。

また、人に対してだけではなく、「オーストラリアの」という意味でも使われます。代表的なものではオーストラリア産のお肉のことを「Aussie beef」と呼びます。

②「Maccas」

世界的に有名な「マクドナルド」という意味で、発音は「マッカーズ」です。
日本でも関東方面では「マック」、関西では「マクド」と略称で呼んでいますよね。オーストラリアではこの様なスラングで呼ばれています。

そして驚くことに、現地の一部のマクドナルドには「Maccas」と書かれた看板があるんです!日本には正式名称の「McDonald’s」という看板しかありませんが、オーストラリアに行った時はぜひ探してみてくださいね。

③「Brekkie」

「朝食」という意味で、英語の「breakfast」と同じです。発音は「ブレッキー」です。
オーストラリアのスラングは「ie」で終わる単語が多いのが特徴です。

④「Biccie」

ビスケットやクッキーなどのお菓子のことを意味し、英語では「Biscuits」です。発音は「ビッキー」です。

⑤「Barbie」

「バーベキュー」という意味で、日本同様に「BBQ」と表記することもあります。発音は「バービー」です。メールやSNSではBBQと表記する方が多いので、その場面によって使い分けてみてください。

⑥「Tea」

「夕食」という意味で使われ、英語の「supper」のスラングです。発音はお茶の「ティー」と同じです。
「お茶をする」の「tea」とスペルも発音も同じなので少し注意が必要ですが、前後の文脈で判断してみましょう。

⑦「Cuppa」

「お茶をする」という意味で使われ、発音は「カッパ」です。
先ほどの「tea・お茶をする」のスラングとして使われていて、カフェでお茶するときや、自宅でちょっと休憩するときの「お茶をする」としても幅広く使えます。

フレーズ編

最後に簡単なフレーズをいくつかご紹介します。
自然にこのフレーズが言えれば、現地の人とコミュニケーションがとりやすくなりますよ。

①「Good on ya!」

「Good job」「Well done」の代わりによく使われ、「よくやったね!」と相手を称賛するときの言葉です。発音は「グッド オン ヤ」です。
元々は「Good on you」という言葉からきていますが、オーストラリア英語特有の「短縮」された形で「Good on ya」となります。

相手が何かを頑張ってやり遂げた時に声を掛けてみてください。

②「Piece of cake」

「簡単ですよ」「お安い御用」と言う意味で、何かを頼まれたときに答えるフレーズです。発音は「ピース オブ ケイク」です。
得意なことを頼まれたら「なんてことないよ」「任せて!」という状況の時に使ってみましょう。

③「Cya this arvo!」

「また午後に会おうね!」という意味で使われ、「See you soon」のスラングです。発音は「シーヤ ディス アルヴォ」です。
「arvo」は午後という意味の「aftenoon」のスラングです。ここまで変化してしまうと原型が何か分かりませんが、この表現もよく使われるので、覚えておくと良いでしょう。

スラングを使う時に気をつけること

日常でよく使わているスラングをご紹介しましたが、スラングは言ってみれば「若者言葉」「流行語」のため、状況によっては不適切な言葉となります。

若者言葉といえば、日本語で言う「マジで?」「やばい!」などと同じで、使う場面を間違ってしまうと相手に良くない印象を与えてしまいかねません。スラングを使う時の注意点を守って、お互いに不快な思いをしないように気をつけましょう。

フォーマルな場面では使わない!

スラングは基本的に親しい関係の人と使うカジュアルな言葉です。そのため、目上の人に対してや、仕事中などのフォーマルな場面では使うのは控えましょう。

日本で日本語を勉強している外国人留学生にも同じことが言えますが、留学先の国で空気を読むのは大変難しいことです。空気が読めずに真面目な場面でカジュアルに「マジで?」「やばい!」と言ってしまう外国人もたくさんいます。

こんな時は、お互いに気まずくなってしまうので、状況をよく考えて使っていいのか分からないなら使わない選択をするのが賢明です。

汚い言葉のスラングは控える!

現地の人がよく使っているスラングの中には、あまり良くない意味のスラングもあります。現地の若者の間で冗談として使っている言葉も、外国人に言われると嫌な気持ちになる人もいます。

例えば、「Fuck!」は「クソ!」という意味ですし、「Pissed!」は「この野郎!」という意味で若者の間で使われている言葉ですが、外国人は使っていい状況の判断が難しいですよね。

スラングは相手との距離を縮めて仲良くなるために使う分には良いのですが、関係が悪化するなら使わない選択が正解ですよ。

まとめ

オーストラリアで生活するなら、オージーイングリッシュやスラングを覚えておいて損はありません!
現地の人たちの会話が理解でき、コミュニケーションを取りやすくなります。完璧に使いこなせなくても、聞き取れるだけで全然違いますからね!

スラングは辞書に載っていない言葉なので、現地の人との会話から学んで、そして実践して自分のものにしてみてください。きっと周りの友人もすぐに打ち解けてくれるはずです。
ネイティブを目指して頑張ってくださいね。

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