ワーキングホリデーの渡航先として人気のカナダ。人気であることと、定員があることから、カナダのワーキングホリデーは秋頃には募集が終わっていることが多いです。
ではこれから2024年中のカナダへのワーキングホリデーは叶うのでしょうか。ここでは、2024年度のカナダへのワーキングホリデーの申請状況や、カナダワーホリの基本情報などをお伝えします。
2025年に向けたお話にも少し触れるので、カナダでワーキングホリデーをしたい人はぜひ参考にしてくださいね。
2024年度カナダのワーホリ申請状況
2024年度のカナダへのワーキングホリデーは、2024年4月下旬現在、まだ募集が続いています。下記に2024年4月27日付の申請状況をまとめてみました。
| 予定発給数 | 6,500 |
| 初回招待状発給時期 | 2024年1月8日の週以降 |
| 最終招待状発給日 | 未定 |
| 招待状発給数 | 6,672 |
| ワーホリビザ残数 | 2,470 |
| 当選待ち人数 | 131 |
カナダのワーキングホリデービザは抽選式ですが、現在のところ抽選も発給もスムーズに進んでおり、ビザもまだ2,400程度残っている状況のようです。
カナダのワーホリビザは毎年夏か秋に定員に達していますが、2024年は秋口まではまだ募集が続いているのではないかと思われます。また、抽選式とは言え発給数がそれなりにあるため、年間800人までのアイルランドに比べれば、比較的ワーホリビザを手にしやすいでしょう。
ただしカナダのワーホリも、例年だと遅くても秋が深まる頃には募集が終わっています。カナダでのワーキングホリデーを考えている人は、なるべく早めに応募することをおすすめします。
また、今年が無理そうなら、2025年にワーホリビザを取得することを考えても良いでしょう。
カナダのワーキングホリデービザ基本情報
ここからはカナダのワーキングホリデービザについて、基本情報をご紹介します。
カナダでワーキングホリデーがしたいと思いつつ、あまり内容を知らない人は、こちらを参考にしてカナダのワーホリに申請できそうかどうか検討してみてくださいね。
ただし、実際に応募する時には、突然の変更に対応できるようにするためにも、公式の最新情報を常にチェックするようにしましょう。
申請条件
カナダのワーキングホリデービザに申請するには、下記の要項を満たしている必要があります。
- 申請時に18歳から30歳であること（渡航時に31歳になっているのはOK）
- 日本国籍
- ワーキングホリデーで滞在する期間以上の有効期間が残ったパスポート
- 申請時に日本の居住者であること（居住または郵便用の日本住所が必要）
- 扶養家族を伴わないこと（夫婦でそれぞれ別々に申請するのはOK）
- 心身ともに健康であること
- 犯罪歴のないこと（詳しくは移民局のウエブサイトをご確認ください）
- 最低2,500カナダドル相当の資金を有していること
- 滞在期間をカバーする障害・疾病補償のある医療保険に加入すること
- 過去にカナダでワーキングホリデーをしたことがないこと
- カナダから帰国する航空券、若しくはその資金証明
こうしてみると、申請をするだけなら特に厳しい条件は引かれていませんね。年齢制限をクリアでき、十分な資金があって、健康であり、医療保険に加入すれば基本的に誰でも申請できます。
健康面に不安がある人もいるかもしれませんが、たとえばちょっと貧血気味だとか、風邪を引きやすいという位のことなら、心配はありません。
しかし、持病があって定期的な通院や薬の処方が必要だったり、何らかの精神的な病気を患っていて通院・服薬中だったりする場合は、「健康」とは言えないでしょう。
申請時に必要な費用
カナダのワーホリを申請する時に必要な費用は、以下のとおりです。
- IEC申請料：172カナダドル
- ワークパーミット申請費用：100カナダドル
- バイオメトリクス登録料：85カナダドル
これをすべて合計すると、357カナダドルとなり、日本円にすると約4万円以上（2024年4月27日現在）です。
2024年4月現在、依然かなりの円安傾向が見られるため、資金証明ギリギリの金額では心許ないかもしれません。カナダのワーキングホリデーに必要な初期費用は40〜50万円くらいで見積もり、なるべく資金証明で提出する金額を多くしておくことをおすすめします。
バイオメトリクスというのは、指紋と本人の写真の登録です。これは本人確認のためにするもので、不法入国などを防いだりするために用いられています。
カナダに入国するすべての外国人に義務付けられているものですから、特に怖がる必要はありません。
就労・就学制限
カナダのワーキングホリデービザには、就労制限がありません。1年間ずっと同じ雇用主の元で働くことができるため、就労先が気に入ればずっとそこにいることができます。※ワーキングホリデービザの就労条件とは別でカナダ連邦政府による規制については、連邦政府の労働規制をご確認ください。
掛け持ちなどにも制限がないため、自由な働き方ができるのがカナダのワーホリの魅力です。
ただし就学には最長6ヶ月という制限があります。語学学校等に通う場合は6ヶ月までのコースしか通えないことを覚えておきましょう。
就学制限が3〜4ヶ月という国もある中で、カナダは比較的良心的な就学制限が設けられています。
ビザ有効期間と期限
カナダのワーキングホリデービザが発給される前、入国許可証（Letter of Introduction）が発給されます。カナダのワーキングホリデーの入国許可証がビザが発給されても、すぐにカナダに渡航しなければならないわけではありません。カナダの入国許可証ワーホリビザの有効期間は1年間となっており、発給後1年経っていなければ、いつでもカナダに渡ることができます。到着したら入国許可証と必要な書類等を移民管理官に提示したら基本的にワーキングホリデービザが発給されます。※最終判断は移民管理官が行います。
つまり渡航日が決まっていなくても、1年以内に行くつもりであれば、ワーホリビザの申請をしておいた方が良いのです。
有効期間がこのように決まっているため、申請時の年齢が30歳でも、入国時には31歳になっていることもあり得るのですね。
そして、カナダのワーキングホリデービザの期限は、入国より1年間です。この1年間が終われば、日本への帰国が必要です。
カナダワーホリビザ申請方法
カナダのワーキングホリデービザの申請は、以下の流れで行います。
カナダのワーキングホリデービザの申請は、以下の流れで行います。
（１）オンラインでビザ申請用アカウントを作成
（２）ビザ申請希望者としてカナダワーキングホリデー（IEC）にプロフィール登録
（３）IECより抽選応募完了メール（IEC Welcome to pool letter）が届く（抽選応募完了）
（４）抽選に当選すると招待状（Invitation Letter）が届くので10日以内に受諾
（５）20日以内に申請に必要な書類を揃え手続きをし、申請料を払う
（６）カナダビザ申請センターでバイオメトリクス登録を30日以内に完了させる
（７）ワーキングホリデービザ審査
（８）審査中で問題なければ、入国許可証が発給される
（７）の審査には2024年現在約5週間程度時間がかかるため、最初に抽選への応募をしてから実際の入国許可証の発給までは5ヶ月位はかかると見積もって、余裕をもった計画を心がけましょう。
ちなみに今から2024年度のワーキングホリデービザに応募をした場合、出発は2024年9月頃以降となります。
そのため、2025年中にカナダへのワーキングホリデーを考えている人は、2024年度に応募すれば、スケジュールなどに余裕を持って計画しましょう。
カナダへのワーホリは2025年を目指すべき？
カナダへのワーホリを考えている人の中には、今急いで申請するべきか、それとも2023年度を目指すべきか悩んでいる人もいるでしょう。
結論から言えば、2025年夏の終わりまたは秋の始まり頃までに日本出国を考えているなら、今すぐにでもワーホリビザの抽選に応募することをおすすめします。これは、前述のとおり、入国許可証の発給までには応募から4ヶ月くらいはかかるからですね。
発給後1年間であればいつ出発しても良いので、早めに発給されても、2025年の夏頃に旅立つことは可能です。
また、2025年中にカナダへ渡航したい人の場合、2024年に応募してもし抽選に落ちてしまったとしても、年齢制限に引っかからないのであれば2025年にも再挑戦できます。ですから、2024年度か2025年に応募するのかで迷っているなら、2024年に応募するのがおすすめです。
カナダのワーホリ応募はお早めに！
来年もカナダのワーキングホリデーは募集されると予測されるので、ワーホリを計画しつつもはっきりと時期を決めていない人は2024年は様子を見るのもアリです。
しかし、2025年秋頃までにはカナダに行きたいと考えている人は、今からの応募がおすすめです。抽選への応募だけならすぐにでもでるので、最新情報をチェックしつつ、応募をすませておきましょう。
ご予約はこちら
留学プランを診断する
LINEで留学相談
