「留学してみたいけれど、うちの家計では無理だと思う」
実際、1年間の高校留学には200万円から600万円ほどかかるのが一般的です。ただ、その大部分を国や自治体、企業が負担してくれる制度は確かに存在します。自己負担がパスポート代だけというプログラムさえあります。
この記事では、高校生が無料に近い費用で留学する7つの方法を、実際の制度名・支給額・締切とともに解説します。
この記事を書いた人
目次
この記事の結論
完全に0円で1年間の留学をするのは簡単ではありません。ただし短期プログラムなら自己負担ほぼゼロ、1年留学でも数十万円台まで下げることは、制度を組み合わせれば十分に現実的です。
分かれ目になるのは家庭の経済状況よりも、締切に間に合うかどうかと応募書類の中身です。

高校生が無料で留学する7つの方法を比較【2026年版】
高校生が費用を抑えて留学する方法は、大きく7つに分かれます。同じ「無料」でも、どこまでが免除されて何が自己負担として残るのかは制度ごとにまったく違います。
どれが向いているかは、期間と目的で変わります。まずは3つの質問に答えてみてください。
– 30秒診断 –
7つのうち、あなたが対象になるのはどれ?
Q1 / 5
いまの学年はどれですか?
Q2 / 5
留学したい期間はどのくらいですか?
Q3 / 5
自己負担は、どこまで出せそうですか?
Q4 / 5
世帯年収はどのあたりですか?
Q5 / 5
成績と英語力はどのくらいですか?
診断結果
あなたが使えるのは、この2つです
5. 無料の短期派遣プログラム / 7. オンライン留学・国内の海外研修
参加費・滞在費・航空券まで主催者が負担する短期枠です。AIG高校生外交官(約2週間)やアジアサイエンスキャンプが代表例で、自己負担はパスポート代と保険くらいに収まります。
あなたが使えるのは、この2つです
2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
2週間の短期でも、14日以上が対象のトビタテと自治体の助成は使えます。支給額で航空券と滞在費の大半がまかなえるので、この予算なら十分に届きます。
あなたが使えるのは、これです
2週間前後の派遣がある企業・財団系の枠です。TOMODACHI渡辺程一郎プログラム(12日間・高1〜3年対象)のように、渡航費から滞在費まで主催者負担になる枠が狙えます。
あなたが使えるのは、これです
1か月以上で自己負担をほぼゼロにできるのは、オンライン留学と国内の海外研修です。渡航しない形なら費用は受講料だけ、あるいは無料で、期間も自由に組めます。
あなたが使えるのは、この2つです
2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
1か月〜半年は、トビタテと自治体助成がいちばん通しやすい期間です。どちらも支給額で航空券と滞在費の大半をカバーでき、残るのは保険と小遣い程度です。
あなたが使えるのは、この2つです
2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
この期間に100万円規模の支給がある枠はほとんどありません。まずはこの2つに出願し、予算に余裕があるなら期間を半年〜1年に延ばして4番・6番を狙う方が、支給額は大きくなります。
あなたが使えるのは、この3つです
1. 高校の交換留学制度 / 2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
1年の留学で完全に0円になる枠はありません。自己負担がいちばん小さくなるのはこの3つで、授業料と滞在費が免除され、残るのは航空券・保険・小遣いだけになります。
あなたが使えるのは、この3つです
1. 高校の交換留学制度 / 2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
授業料と滞在費が免除され、残るのは航空券・保険・小遣いだけになる帯です。3つを組み合わせれば、1年の交換留学でも自己負担を数十万円まで下げられます。
あなたが使えるのは、この3つです
4. 企業・財団の返済不要の奨学金 / 6. 交換留学団体の奨学金枠 / ロータリー青少年交換
Tazaki財団やUWCのように、支給額が数百万円規模になる枠です。いずれも1年前後の派遣が前提なので、この期間を選べる高1・高2はいちばん有利です。
あなたが使えるのは、この2つです
5. 無料の短期派遣プログラム / 7. オンライン留学・国内の海外研修
1年の長期派遣は締切後ですが、短期の無料枠は高3でも出願できます。参加費・滞在費まで主催者が負担するこの2つが第一候補です。
あなたが使えるのは、この2つです
2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
短期であれば、高3でもトビタテと自治体の助成に出願できます。募集が年度内に複数回ある枠もあるので、締切から逆算して選びましょう。
あなたが使えるのは、これです
1か月以上で自己負担をほぼゼロにできるのは、オンライン留学と国内の海外研修です。受験と両立しながら進められるのも、この枠の利点です。
あなたが使えるのは、この2つです
2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
1か月〜半年なら、高3でもトビタテと自治体助成が間に合います。ただし派遣時期が卒業後にずれる枠もあるので、進学先の日程と重ならないか確認してください。
あなたが使えるのは、この2つです
2. 国の給付型奨学金(トビタテ) / 3. 都道府県・市区町村の留学助成
この期間で支給額の大きい枠は限られます。100万円以上出せるなら、卒業後に派遣されるスラムダンク奨学金のようなタイプまで視野を広げる方が、選択肢は増えます。
あなたが使えるのは、この2つです
4. 企業・財団の返済不要の奨学金 / 番外編の卒業後ルート
高3の今から1年の派遣に間に合うのは、卒業後に出発する枠です。スラムダンク奨学金(高3対象・卒業後に派遣)が代表例で、卒業後ルートと合わせて検討しましょう。
あなたが使えるのは、これです
1年の長期なら、大学生向けの給付型奨学金(JASSOや民間財団)に切り替えるのが現実的です。卒業後ルートと併用すれば、自己負担をさらに下げられます。
世帯年収500万円以下なら、4. 企業・財団の返済不要の奨学金のUWC特別枠(その他経費や事務費まで奨学金で賄われる枠)も射程に入ります。
トビタテの家計基準(4人世帯で給与収入1,250万円が目安)に入る可能性が高い帯です。2. 国の給付型奨学金(トビタテ)で満額を取りにいけば、予算を足さずに長期も視野に入ります。
5. 無料の短期派遣プログラムは所得の条件がありません。家計基準を気にせず応募できるので、ここから押さえるのが安全です。
2. 国の給付型奨学金(トビタテ)の満額(地域区分①で月16万円)が狙えます。加えて4. 企業・財団の返済不要の奨学金のUWC特別枠(世帯年収500万円以下が対象)も検討できます。
2. 国の給付型奨学金(トビタテ)の家計基準に入る可能性が高い帯です。満額は地域区分①で月16万円、②で月12万円になります。
トビタテは家計基準外だと月6万円に下がり、採用も支援予定人数の約1割が上限です。所得の条件がない3. 都道府県・市区町村の留学助成を主軸にしてください。
4. 企業・財団の返済不要の奨学金のUWC特別枠(世帯年収500万円以下が対象)と、6. 交換留学団体の奨学金枠のEILサポーター奨学金(4人世帯で給与収入876万円まで)の両方が狙えます。
6. 交換留学団体の奨学金枠のEILサポーター奨学金は4人世帯で給与収入876万円までが目安です。超えていそうなら、所得の条件がない4. 企業・財団の返済不要の奨学金のTazaki財団へ。
所得の条件がない4. 企業・財団の返済不要の奨学金のTazaki財団が有力です。6. 交換留学団体の奨学金枠のロータリー青少年交換も年収要件はありません(ただし単位認定はされません)。
この2つは所得の条件がありません。世帯年収500万円以下なら、進学後に大学生向けの給付型奨学金も通りやすくなります。
この2つは所得の条件がないので、家計基準の判定を待たずに動けます。
所得の条件がないので、年収を理由に諦める必要はありません。締切だけを見て動いてください。
スラムダンク奨学金にも所得の条件はありません。世帯年収500万円以下なら、進学後の給付型奨学金も視野に入れて準備を。
いずれも所得の条件がありません。締切と書類の準備量で判断してください。
いずれも所得の条件がありません。年収を理由に選択肢が狭まることはない枠です。
いずれも所得の条件はありません。あわせて、進学後に家計基準のある給付型奨学金を狙う準備もしておくと有利です。
いずれも所得の条件はありません。家計基準の判定を待たずに出願できます。
いずれも所得の条件はありません。年収を気にせず選考に進めます。
進学後に狙う大学生向けの給付型奨学金は、世帯年収500万円以下なら通りやすい制度が増えます。進学先の国際交流課で早めに確認してください。
大学生向けの給付型奨学金は家計基準がある制度が多いので、進学後に改めて申請する前提で準備しておくと有利です。
所得の条件がない大学生向けの奨学金もあります。進学先の国際交流課で早めに確認してください。
世帯年収500万円以下なら、進学後の交換留学と給付型奨学金の組み合わせがよく効きます。
進学後にトビタテの大学生等対象(家計基準あり)を狙うのが本命になります。
所得の条件がない財団系の奨学金を、進学後に探すルートが現実的です。
この予算帯と年収帯なら、進学後の交換留学と給付型奨学金の組み合わせがいちばん効きます。
進学後の交換留学と、家計基準のある給付型奨学金という組み合わせが本命です。
所得の条件がない制度を軸に、進学後の交換留学と組み合わせるのが現実的です。
要件のある枠まで手が届きます。4. 企業・財団の返済不要の奨学金のTazaki財団は「学業成績優秀」が応募資格、UWCは筆記の一次選考と二次選考があります。5. 無料の短期派遣プログラムのアジアサイエンスキャンプもCEFR B1(英検2級程度)以上が推奨で、ここを狙えるのは強みです。
要件のない枠を主軸にしつつ団体系にも出せます。2. 国の給付型奨学金(トビタテ)は語学スコアも成績の提出も不要。6. 交換留学団体の奨学金枠のEIL交換留学は英語テスト(ELTiS2.0)と保護者同伴の面接があるので、そこだけ対策しておけば十分です。
英語力で足切りされない枠から入りましょう。2. 国の給付型奨学金(トビタテ)は語学スコアも成績の提出も不要です。5. 無料の短期派遣プログラムも語学スコアを求めない枠が多く、選考は志望理由と計画の具体性で決まります。
留学カウンセラー
りょう
ここからは7つの方法を、自己負担の目安・期間・募集時期・選考の通りやすさで並べて比べます。気になる方法をタップすると、実際のプログラム例つきの解説に移動できます。
| 方法 | 自己負担の目安 | 期間 | 通りやすさ |
|---|---|---|---|
| 1. 学校の交換留学 | 30〜80万 | 半年〜1年 | 中 |
| 2. 国の給付型奨学金 | 0〜30万 | 2週間〜1年 | 中 |
| 3. 自治体の留学助成 | 0〜80万 | 2週間〜1年 | やや高 |
| 4. 企業・財団の奨学金 | 0〜50万 | プログラム次第 | 低 |
| 5. 無料の派遣プログラム | ほぼ0 | 1〜3週間 | 低 |
| 6. 派遣団体の奨学金枠 | 0〜100万 | 1年が中心 | 中 |
| 7. オンライン・国内留学 | 0〜20万 | 数日〜数か月 | 高 |
| 番外. 夢カナの実質0円留学 | 渡航費のみ | 半年〜1年 | 選考なし |
※自己負担の目安は、渡航費・海外旅行保険・パスポート取得費・現地でのお小遣いなどを含めた概算です。国・期間・為替・支給額により大きく変動します。
※番外編の「実質0円留学」は、高校卒業後(18歳以上)から利用できる方法です。
1. 高校の交換留学制度|授業料が無料になる仕組み

在籍している高校が海外の学校と協定を結び、生徒を相互に受け入れ合う制度です。
現地校の授業料が免除され、ホームステイ先も無償で受け入れてもらえるケースが多いため、留学費用のうち大きな2つがまるごと消えます。
実際に多いのは、学校独自の姉妹校交換と、AFS日本協会・YFU日本国際交流財団・日本国際交流振興会(JFIE)といった派遣団体の年間交換留学プログラムを学校が窓口として案内するパターンです。
留学先で取得した単位を日本の高校の卒業単位に算入できる場合があり、うまくいけば3年間で卒業できます。
応募できる条件
| 前提 | 在籍校が海外校と協定を結んでいること(応募窓口は学校) |
|---|---|
| 学年 | 派遣時に高2・高3 |
| 成績・英語力 | 派遣団体の英語テストと面接あり |
| 世帯年収 | 条件なし |
| 締切 | 出発の約1年前(校内締切はさらに早い) |
この制度の強み
・手続きの負担が軽い 学校が窓口になってくれるので、応募書類も現地とのやりとりも先生と一緒に進められます。自分で留学先を探して交渉する必要がありません
・授業料と滞在費が消える 姉妹校どうしで生徒を受け入れ合う仕組みなので、授業料が相互免除になり、滞在先もホームステイで用意されるケースが多いです
・留年を避けやすい 在籍校の制度として送り出す形になるため、単位認定や進級の相談がしやすいのが大きな利点です
どこまでが免除されて、何が自己負担として残るのか。代表的なパターンで見てみましょう。
制度の例|高校の交換留学・派遣団体の年間プログラム
| 免除される費用 | 現地校の授業料/ホームステイの滞在費 制度により滞在費は自己負担のこともあります |
|---|---|
| 残る自己負担 | 往復航空券・ビザ申請費・留学保険・お小遣い 目安 30万〜80万円 |
| 選考 | 学内選考+英語試験(ELTiSなど)・作文・面接 |
| 募集時期 | 学校により春〜秋 年間派遣は出発の約1年前に募集が締め切られます |
注意したいのは、留学先を自分で選べないことが多い点です。
提携校のある国・地域に限られ、都市部を希望しても郊外の学校に配属されることは珍しくありません。
また、現地で取った単位を卒業単位に認めるかどうかは在籍校の判断なので、応募前に必ず担任や進路指導の先生に確認しておきましょう。
2026年7月28日更新 2026年8月5日
2. 国の給付型奨学金(トビタテ!留学JAPAN)

文部科学省が民間企業からの寄付をもとに実施している、返済不要の官民協働プログラムです。
高校生等を対象とした「新・日本代表プログラム」では、奨学金と留学準備金がまとめて支給されるため、行き先や期間によっては自己負担がほとんど残りません。
語学試験のスコア提出が応募の必須要件になっていない点も、高校生にとって挑戦しやすい理由のひとつです。
応募できる条件
| 前提 | 日本国内の高校等に在籍 |
|---|---|
| 学年 | 新高1〜高3 |
| 成績・英語力 | 語学スコア・成績の提出は不要 |
| 世帯年収 | 家計基準あり(基準外も応募可・月6万円) |
| 締切 | 第一日程 1月22日/第二日程 4月21日 |
この制度の強み
・自由度がいちばん高い 行き先・日程・探究する内容を全部自分で決められるのが最大の特徴です。語学学校に通う形にこだわらず、自分のテーマに合わせて計画を組み立てられます
・世界規模のつながりができる 全国から選ばれたトビタテ生と事前研修で出会えます。世界中に散らばった同期とのつながりは帰国後も続き、進路相談ができる仲間になります
・将来につながる流れがある 事前研修・壮行式 → 留学 → 事後研修・成果発表会という流れが決まっているので、やりきった経験が形に残り、進路の面接でもそのまま語れる材料になります
国の枠に当てはまるのは、次の2つです。
この枠に入る主なプログラム
| プログラム名 | 対象・条件 | 定員 | 締切(実績) | 自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| トビタテ!留学JAPAN 第11期(2026年度) | 対象・条件高校生等(2026年4月1日時点で30歳以下)/語学試験スコア・成績の提出は不要/家計基準あり(基準外でも応募可) | 定員700名(4コース合計) | 締切(実績)第一日程 2026年1月22日 第二日程 2026年4月21日 | 自己負担奨学金は月6万〜16万円。渡航費は留学準備金21万/35万円でカバーされます |
| 国費高校生留学促進事業 | 対象・条件在籍校または自治体を通じて申請/原則10日以上1か月未満の短期留学 | 定員全国1,700人規模(一人6万円) | 締切(実績)在籍校・自治体の募集に従います | 自己負担短期留学の参加経費を6万円軽減します |
※いずれも直近の募集実績です。対象条件・定員・締切・負担額は年度ごとに見直されるため、応募前に必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
2026年度(第11期)は約700名の派遣が予定され、支給内容は次のとおりでした。
奨学金例|トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム
| 奨学金(月額) | 6万/12万/16万円 家計基準と留学先の国・地域によって決まります |
|---|---|
| 留学準備金 | 21万円/35万円(留学先による) 物価高騰対応加算としてアジア6万円・その他10万円の上乗せも |
| 選考 | 在籍校を通じた応募 → 書面審査 → 面接審査 探究テーマと留学計画の中身が評価の中心 |
| 締切の実績 | 第一日程 2026年1月/第二日程 2026年4月 次期の募集要項は例年秋ごろに公表されます |
応募は個人ではなく在籍する高校を通じて行うのがポイントです。
校内締切は機構への申請期限よりさらに早く設定されるため、「募集を知ったときには校内締切が過ぎていた」という取りこぼしが起きやすくなります。
興味があるなら、募集要項が出る前の段階で先生に一声かけておくのが確実です。
※募集要項は例年10月ごろに公開されます。次期の日程は公式サイトで確認してください。
3. 都道府県・市区町村が行う留学助成制度

自治体が地域のグローバル人材を育てる目的で設けている制度です。
全国から応募が殺到する国の奨学金と違い、対象が「その地域に住む・通う高校生」に限られるぶん競争相手が少ないのが最大の魅力といえます。
応募できる条件
| 前提 | その自治体に在住または在学 |
|---|---|
| 学年 | 高2で派遣される枠が中心 |
| 成績・英語力 | 書類と面接(東京都は出発までにCEFR B1相当) |
| 世帯年収 | 多くは条件なし |
| 締切 | 3月〜5月 |
この制度の強み
・倍率が下がりやすい 応募できるのがその自治体に住んでいる、または通っている生徒だけなので、全国から応募が集まる制度より通りやすい傾向があります
・研修がセットで付く 事前研修と事後研修が組まれている制度が多く、書類の準備から現地での過ごし方まで一人で抱え込まずに進められます
・保護者にも説明しやすい 同じ自治体の仲間と一緒に派遣されるため、初めての海外でも心細くなりにくい制度です
自治体の枠で代表的なものを、対象条件と締切つきで並べました。
この枠に入る主なプログラム
| プログラム名 | 対象・条件 | 定員 | 締切(実績) | 自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| 東京都 次世代リーダー育成道場(2026年度) | 対象・条件都立高校・都立中学校・都立中等教育学校に在籍/校長の推薦/所得の条件なし | 定員150人以内 (Aコース75人・Bコース75人) | 締切(実績)2026年5月15日 17時 | 自己負担受講料80万円(渡航費・滞在費・学費込)+ビザ・保険など別途70万円程度=約150万円 |
| 「埼玉発世界行き」奨学金 冠奨学金(2026年度) | 対象・条件県内の高校に在籍、または本人か保護者が1年以上県内在住/3か月以上の留学/学校長の留学許可/所得の条件なし | 定員GEORGIA未来応援 30人/武蔵コーポレーション 1人/井口敬子記念 5人 | 締切(実績)2026年4月27日 | 自己負担各50万円の給付型。高校生は最大3コースまで併願可 |
| 県が独自に設ける留学助成 | 対象・条件その自治体に在住または在学していること | 定員年度ごとに変動 | 締切(実績)年度ごとに変動 | 自己負担山梨県50万〜100万円、茨城県は長期最大100万円、兵庫県は上限50万円、広島県30万円(県立校)など |
※いずれも直近の募集実績です。対象条件・定員・締切・負担額は年度ごとに見直されるため、応募前に必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
内容は自治体によってかなり違い、費用を給付するタイプと、派遣プログラムそのものを用意するタイプに分かれます。代表的な例を見てみましょう。
制度の例|自治体の留学助成
注意点は、住んでいる自治体に制度がなければ使えないという一点に尽きます。
まずは「(お住まいの都道府県名) 高校生 留学 奨学金」で検索し、県と市の両方のサイトを確認してみてください。
県立高校の場合は、教育委員会が学校経由で案内していることもあります。
自分の地域に制度があるかどうかは、次の3ステップで調べられます。
都道府県名+「高校生 留学 奨学金」で検索する
県の国際課、教育委員会、県が出資する国際交流協会のいずれかが担当していることがほとんどです。
市区町村のサイトも同じ言葉で調べる
姉妹都市への派遣事業を市が独自に持っていることがあります。県より小さな枠なので、倍率はさらに下がります。
学校の進路指導室・国際交流担当に聞く
学校宛に届いた案内が生徒まで届いていないことは珍しくありません。「留学の助成の案内は来ていますか」と直接尋ねるのが確実です。
留学カウンセラー
りょう
4. 企業・財団が行う返済不要の奨学金

民間の企業や公益財団が、社会貢献活動の一環として提供している給付型の奨学金です。
リクルートスカラシップのようにスポーツ・芸術など特定分野で突出した実績を持つ高校生を支援するものから、留学の分野を問わないものまで幅があります。
応募できる条件
| 前提 | 財団ごとに条件が異なる |
|---|---|
| 学年 | 高1が対象の制度が多い |
| 成績・英語力 | Tazaki財団は学業成績優秀、UWCは筆記選考あり |
| 世帯年収 | UWC特別枠は500万円以下/Tazaki財団は条件なし |
| 締切 | 11月〜1月 |
この制度の強み
・支給額の桁が違う たとえばTazaki財団は英国パブリックスクール2年と大学3年の学費・寮費、往復旅費まで給付します
・所得の条件がない枠もある トビタテの家計基準から外れてしまった方にもチャンスが残るのがこの枠です
・その後の資産になる 同期や卒業生のネットワークが進路の相談先になります。奨学生に選ばれたこと自体が、進学や就職で語れる実績になります
この枠に入る制度を、対象条件と締切つきで並べました。
この枠に入る主なプログラム
| プログラム名 | 対象・条件 | 定員 | 締切(実績) | 自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| UWC日本協会 派遣生(2026年度) | 対象・条件高1在籍(派遣年8月1日時点で満16歳以上)/日本国籍または永住権/特別枠は世帯年収500万円以下 | 定員17名(特別枠2枠+一般枠15枠) | 締切(実績)2025年12月5日 ※2027年度は要項が10月下旬公表予定、一次選考2026年11月29日 | 自己負担特別枠は実質無償。一般枠は派遣先により年0円〜706万円と大差あり |
| Tazaki財団(2026年度募集) | 対象・条件高校1年生(16歳以下)/日本国籍/高2の9月から英国留学を志す/所得の条件なし | 定員語学研修生20〜30名程度 → 留学奨学生5〜10名程度 | 締切(実績)2026年11月2日〜2027年1月8日 必着 | 自己負担英国パブリックスクール2年+大学3年の学費・寮費と往復旅費2回を給付。大学の長期休暇中の住居費・食費は自己負担 |
| スラムダンク奨学金(第20回) | 対象・条件男子/2027年3月に高校等を卒業見込み/2008年4月2日以降生まれ/日本国籍・アマチュア資格 | 定員若干名 | 締切(実績)2025年11月4日〜2026年1月31日 | 自己負担航空券・寮費(食費込)・学費・保険を負担。小遣い・通信費・衣服費は自己負担 |
| TOMODACHI Toshizo Watanabe Leadership Program 2026 | 対象・条件高校・高専1〜3年/日本国籍または永住者/英検2級程度/海外渡航経験がない、または少ない人 | 定員高校生・高専生 約20名 | 締切(実績)2026年4月23日 16時 | 自己負担往復航空券・保険・滞在費を負担。パスポート取得費と個人的費用は自己負担 |
※いずれも直近の募集実績です。対象条件・定員・締切・負担額は年度ごとに見直されるため、応募前に必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
なかでも支給額が大きいのがTazaki財団です。中身を見てみましょう。
奨学金例|Tazaki財団(英国パブリックスクール+大学)
| 支給内容 | 国内での英語語学研修費、英国パブリックスクールの学費・寮費・休暇中のホストファミリー滞在費、ガーディアン費用、英国大学(原則3年間)の学費・住居費・食費、往復旅費2回 |
|---|---|
| 残る自己負担 | 大学の長期休暇中の住居費と食費は自己負担です |
| 対象・人数 | 高校1年生(16歳以下)/語学研修生20〜30名程度から、留学奨学生5〜10名程度を選考 |
| 応募条件 | 日本国籍/高2の9月から英国留学を志すこと/学業成績優秀/親権者の同意。所得の条件はありません |
| 締切 | 2026年11月2日〜2027年1月8日 必着(2026年度募集) |
デメリットとして、「その財団が指定する留学プログラムへの参加」が条件になっている制度が多いことは知っておきましょう。行きたい国や学びたい内容が決まっている人ほど、支給条件と自分の計画が噛み合うかを先に確かめる必要があります。
金額が大きい制度もある一方で、高校生を対象にした枠は大学生向けに比べて数が限られるのが実情です。次の2点を意識して探すと効率が上がります。
「留学奨学金の検索サイト」からまとめて探す
トビタテ!留学JAPANが運営する留学奨学金検索や、奨学金情報サイトを使えば、対象学年・支給形態・分野で絞り込めます。1件ずつ企業サイトを見て回るより早く見つかります。
自分の「実績」と重なる分野から逆算する
部活動・研究・地域活動など、これまで打ち込んできたテーマに沿った奨学金は、応募者が絞られるうえに志望理由も書きやすくなります。
5. 夏休みに参加できる無料の短期留学プログラム

企業や財団の協賛金で運営され、参加費そのものがかからないプログラムです。期間は1〜3週間程度と短いものの、渡航費や滞在費まで主催者が負担するため、自己負担がほぼゼロになるのがこの方法の強みです。
応募できる条件
| 前提 | 高校生(学校長の推薦が必要な枠が多い) |
|---|---|
| 学年 | 高2・高3が中心 |
| 成績・英語力 | 語学スコア不要の枠が多い |
| 世帯年収 | 条件なし |
| 締切 | 1月〜4月(夏休み参加は前年の冬) |
この制度の強み
・自己負担がほぼゼロ 参加費・滞在費・食費・授業料が主催者負担という制度があります。パスポート代と保険くらいで海外に行けるのはこの枠だけです
・学校を長く休まない 1〜3週間が中心なので、夏休みのあいだで完結する枠が多いのも高校生には現実的です
・英語力より意欲で勝負できる 語学スコアの提出を求めない枠が多く、今の英語力で諦める必要はありません
この枠に入るプログラムを、対象条件と締切つきで並べました。
この枠に入る主なプログラム
| プログラム名 | 対象・条件 | 定員 | 締切(実績) | 自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| AIG高校生外交官プログラム(2026年度) | 対象・条件派遣時に高校2・3年生/学校長の推薦・保護者同意書・エッセイ/1校あたりの応募人数に上限/所得の条件なし | 定員渡米20名(男女各10名) 日本16名(男女各8名) | 締切(実績)2026年1月29日 必着 | 自己負担滞在費・食費・授業料が無償。パスポート取得費などの個人的費用は自己負担 |
| アジアサイエンスキャンプ2026(香港) | 対象・条件高校2〜3年・高専・大学1〜2年で16〜21歳/CEFR B1(英検2級程度)以上が推奨 | 定員20名(高校生を主として募集) | 締切(実績)2026年4月27日 正午 | 自己負担参加費無料。最寄り拠点駅から開催国までの交通費はJSTが負担 |
| 高校生平和大使(第29代・国連ジュネーブ派遣) | 対象・条件高校生/全国枠は指定18都道府県以外の在籍者/英語で交流する場面あり | 定員第29代は19都道府県から22名 | 締切(実績)全国枠は2026年4月23日 必着 | 自己負担活動にあたっての費用は派遣委員会が全額負担 |
| REC PROGRAM(ルーマニア12日間) | 対象・条件高校・高専1〜3年・インターナショナルスクール在籍/保護者同意/応募時点でパスポート所持/語学要件なし | 定員複数名(2025年は5名を派遣) | 締切(実績)2026年7月5日(一次選考課題の提出) | 自己負担参加費無料。国内交通費・パスポート取得費・海外保険は自己負担 |
| 国際科学オリンピック(7分野の日本代表) | 対象・条件20歳未満で大学入学前/分野ごとの国内選考を通過すること | 定員分野により4〜6名 | 締切(実績)分野ごと(例:化学グランプリ2026は6月8日) | 自己負担国際大会の派遣はJSTが支援。国内選考は有料の分野あり(日本数学オリンピック5,000円、物理チャレンジ2,000円/10,000円、化学グランプリは無料) |
| TOMODACHI Boeing Entrepreneurship Seminar 2026 | 対象・条件高校〜大学院に在籍し、STEM(科学・技術・工学・数学)分野を学んでいる人 | 定員非公表 | 締切(実績)2026年7月31日 | 自己負担往復航空券・保険・滞在費を負担。ハッカソンの交通費は一部自己負担 |
※いずれも直近の募集実績です。対象条件・定員・締切・負担額は年度ごとに見直されるため、応募前に必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
代表例が、1987年から続くAIG高校生外交官プログラムです。
プログラム例|AIG高校生外交官プログラム(渡米プログラム)
| 内容 | 夏休みに米国東海岸へ派遣。ツアー・ホームステイのあと、同数の米国高校生とルームメイトを組んで共同生活します |
|---|---|
| 参加費 | 滞在費・食費・授業料などは自己負担なし パスポート取得費など個人的な費用は除きます |
| 対象・人数 | 派遣時に高校2・3年生/渡米プログラムは20名(男女各10名) 米国高校生を日本で迎える日本プログラム(16名/男女各8名)もあり、2026年度は両プログラム合計36名でした |
| 応募条件 | 学校長の推薦、保護者同意書、エッセイの提出 1校あたりの応募人数に上限があります |
このほかにも、国際機関や自治体が主催する短期の派遣・スタディツアーが毎年公募されています。共通する注意点は、募集期間が短く、締切が冬に集中しがちなこと。AIG高校生外交官の2026年度募集も年明け早々に締め切られています。学校長の推薦書が必要な場合は、書いてもらう時間も逆算しておきましょう。
この枠で最近増えているのが、非営利団体が企業協賛と寄付で運営する派遣プログラムです。たとえばREC PROGRAMは、一般社団法人が主催して夏休みに12日間ルーマニアへ高校生を派遣しています。在日ルーマニア大使館が後援していて、往復航空券と現地の食費・滞在プログラム費が主催者負担。自己負担は国内交通費・パスポート取得費・海外保険だけです。財団や大企業の名前で探していると見つからないので、こういう団体も候補に入れておいてください。
※次年度の募集開始は例年秋以降に公式サイトで告知されます。
6. 交換留学団体が独自に持つ奨学金枠

AFS日本協会や日本国際生活体験協会(EIL)など、高校生の年間留学を運営している団体が、自団体のプログラム参加者向けに設けている奨学金です。
参加費の一部を減額するものから、全額に近い額を支援するものまであります。
年間の交換留学は、参加費が100万円台後半から200万円を超えることも珍しくありません。そこにこの枠が使えるかどうかで、同じ1年間の留学でも負担が数十万円単位で変わります。
応募できる条件
| 前提 | その団体のプログラムに参加すること |
|---|---|
| 学年 | 15〜19歳の高校生 |
| 成績・英語力 | 団体の英語テストと面接あり |
| 世帯年収 | 奨学金により異なる(EILは4人世帯876万円まで) |
| 締切 | 出発の約1年前 |
この制度の強み
・全額給付の枠がある プログラム参加費の全額を給付する枠があります。AFSの三菱商事高校生海外留学奨学金や、EILの秋田県プログラムがこれに当たります
・お小遣いが出ることも ロータリー青少年交換は学費・住居・食事をホストファミリーと地区が負担する仕組みで、地区によっては月100ドル前後のお小遣いが支給されます
・サポート体制がセット 出発前研修・現地カウンセラー・緊急時の連絡体制が付いてきます
・ここは注意 ロータリー青少年交換は「留学」ではなく交換プログラムのため、在籍校の単位は認められず、休学・留年になるのが一般的です。応募前に必ず学校と確認してください
この枠で使える奨学金を、対象条件と支給額つきで並べました。
この枠に入る主な奨学金
| プログラム名 | 対象・条件 | 定員 | 締切(実績) | 自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| AFS 三菱商事高校生海外留学奨学金(2027年出発) | 対象・条件AFSの年間派遣プログラム参加者/全国対象/経済的な必要性あり | 定員非公表 | 締切(実績)AFSの応募スケジュールに従います | 自己負担参加費全額を給付 |
| AFS JBS海外留学奨学金 | 対象・条件AFS参加者/全国対象/IT系の資格要件あり | 定員非公表 | 締切(実績)同上 | 自己負担200万円以内または参加費全額 |
| AFS はまぎん財団 Voyage | 対象・条件AFS参加者/神奈川県が対象 | 定員非公表 | 締切(実績)同上 | 自己負担最大300万円 |
| EILサポーター奨学金(2027年派遣生) | 対象・条件EILの高校生交換留学プログラム参加者/世帯の家計基準あり(4人世帯で給与収入876万円まで) | 定員若干名 | 締切(実績)最終締切 2026年9月15日 必着 | 自己負担参加費用を1名あたり上限150万円まで給付 |
| EIL ドナルド・ワット奨学金 | 対象・条件EIL参加者/合格後にエッセイ提出と二段階選考 | 定員複数区分 | 締切(実績)冬出発は2026年9月 夏出発は2027年2月 | 自己負担最優秀30万円ほか複数区分 |
| ロータリー青少年交換(2027-28年度派遣) | 対象・条件おおむね15〜19歳の高校生/地区内に在住または通学/学校長の推薦と1年間の修学許可/所得の条件なし | 定員地区ごとに設定 | 締切(実績)地区ごと(例:第2780地区は2026年9月1日〜30日) | 自己負担学費・住居・食事はロータリーとホストファミリーが負担。航空券・保険などで2年間60万〜80万円程度 |
※いずれも直近の募集実績です。対象条件・定員・締切・負担額は年度ごとに見直されるため、応募前に必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
代表的な2つの中身を見てみましょう。
奨学金例|AFS・EILの奨学金枠
この方法のデメリットは明快で、その団体のプログラムに参加することが前提になる点です。
留学先の国や学校の選択肢は団体の提携先に縛られます。「奨学金がもらえるから」で決めるのではなく、プログラムの中身が自分の目的に合っているかを先に確かめてください。
7. オンライン留学・国内の海外研修で費用を抑える方法
渡航そのものをしない選択肢です。
厳密には「無料」ではありませんが、渡航費・滞在費・保険がまるごと不要になるため、総額では他の方法を下回ることもあります。
選考のハードルがほぼないのが最大の利点で、交換留学や奨学金の選考に落ちてしまった人の受け皿にもなります。
応募できる条件
| 前提 | 選考なしで申し込める枠も多い |
|---|---|
| 学年 | 制限なし |
| 成績・英語力 | 不問が中心 |
| 世帯年収 | 条件なし |
| 締切 | 随時募集 |
この制度の強み
・数万円台から始められる 渡航費と滞在費がまるごと不要なので、家計の事情や部活と両立しながら動けます
・小さく試せる 週末や長期休みに短く試せるので、海外の学び方が自分に合うかを渡航前に確かめられます
・次の選考で効く 「もう動き出している」という証明になります。奨学金の志望理由書に書ける具体的な行動として効いてきます
具体的にどんな選択肢があるか、費用と向く人で見てみましょう。
選択肢の例|オンライン留学と国内の国際交流
オンライン留学
費用:授業料のみ。数万円〜
向く人:部活や受験で長期間家を空けられない人
国内の国際交流
費用:無料〜数千円の催しも多数
向く人:まず英語で話す経験を積みたい人
一方で、現地の生活や文化を体で覚える経験は得られませんし、授業以外の時間は日本語で過ごすため、英語に浸る量は実際の留学とくらべて大きく減ります。
奨学金に再挑戦するまでの準備期間として使う、という位置づけが現実的でしょう。
2026年7月29日更新 2026年8月5日
ロータリー青少年交換|学費・住居・食事を負担してもらう
日本側の制度に落ちても、海外の団体が費用を負担してくれる仕組みがあります。日本の高校生が現実的に狙えるのは、このロータリー青少年交換です。
| 内容 | 世界100以上の国と地域が参加する、約1年間の交換プログラム |
|---|---|
| 負担してもらえるもの | 学費・住居・食事をロータリーとホストファミリーが負担 |
| お小遣い | 地区により月60〜100ドル程度が支給されます |
| 自己負担 | 航空券・保険・ビザなどで2年間で60万〜80万円程度 |
| 対象 | おおむね15〜19歳の高校生/地区内に在住または通学 |
| 応募先 | 自分の居住地または通学先を管轄するロータリー地区 |
| 締切 | 派遣の約1年前(例:第2780地区は2026年9月1日〜30日) |
| ここは注意 | 留学ではなく交換プログラムのため単位は認められず、休学・留年になるのが一般的 |
なお、海外のサイトで見かけるCSC(中国政府奨学金)に高校生の枠はありません。ASEAN Scholarship(シンガポール)はASEAN加盟国の国籍者限定、ASSEの全額奨学金は北米在住者で年1名です。いずれも日本の高校生は応募できないので、ここに時間をかけないでください。
番外編|夢カナ留学の「実質0円留学」で卒業後に行く

番外編として、高校を卒業してから使える「実質0円留学」も紹介します。
この記事を運営している夢カナ留学が提案している留学の形です。
仕組みはシンプルで、ワーキングホリデー制度を使って現地で働きながら滞在し、稼いだお金を滞在費や学費にあてていきます。
奨学金のように選考を通る必要がないため、成績や英語のスコアに関係なく、誰にでも開かれているのがほかの7つとの大きな違いです。
ただし、現地で働けるかどうかで結果が変わります。
そこで夢カナ留学では、渡航前の英語学習に力を入れています。
35カ国・60名の講師陣が在籍し、専門チームが一人ひとりの英語力に合わせて学習カリキュラムを設計。
現地に着いてすぐ働けるよう、面接や仕事で使う実践的な英語を渡航前に固めていきます。
カウンセラーは全員が留学やワーホリの経験者で、相談は無料です。
高校生のうちに卒業後の計画を立てておくと、在学中の英語学習にも目的ができます。在学中の無料制度と、卒業後の実質0円留学。両方を並べて考えられるのが、高1・高2のいちばんの強みです。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
無料の留学プログラム・奨学金の支援額と募集時期【早見表】
ここまで紹介した制度を、支援額と締切だけで並べ直しました。
狙う制度を決めるときは、金額より先に締切から逆算するのが失敗しないコツです。
| 制度名 | 支援額の目安 | 応募時期の実績 |
|---|---|---|
| トビタテ!留学JAPAN | 月6〜16万円+準備金21万/35万円 | 第一日程 1月 第二日程 4月 |
| 国費高校生留学促進事業 | 短期6万円/中期10万円/長期30万円 | 学校を通じて申請 |
| AIG高校生外交官 | 参加費・滞在費が自己負担なし | 1月ごろ締切 |
| EILサポーター奨学金 | 参加費用を上限150万円まで | 例年6〜9月 (2026年は9月15日必着) |
| AFS 平和の鳩プロジェクト | 年間派遣の参加費を給付 | 前年の初夏 |
| 東京都 次世代リーダー育成道場 | 自己負担は受講料80万円+別途70万円=約150万円(都立高校生・150人以内/11か月) | 2026年は5月15日締切 |
| 「埼玉発世界行き」奨学金 | 1人50万円の給付型(冠奨学金21コース) | 3月中旬〜4月下旬 |
※2026年9月時点で公表されている情報をもとにした概要です。支給額・締切は年度ごとに変更されます。
ここまでをひとことで
自己負担がもっとも小さいのは無料の短期派遣プログラム、1年間しっかり学ぶなら交換留学+奨学金の組み合わせが現実的です。そして見落とされがちですが、倍率がいちばん低いのは自分の自治体の制度。まずは住んでいる地域の助成を調べるところから始めてみてください。
※本記事は2026年9月時点の情報です。支給額・募集人数・締切は年度ごとに変更されるため、応募前に必ず各制度の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
2026年7月24日更新 2026年8月5日
安く・節約して高校留学へ行く方法
選考に通らなかった、あるいは締切に間に合わなかった。そういうときに「じゃあ留学は無理」で終わらせなくて大丈夫です。
制度に頼らずに費用を落とす方法もあります。ここでは私たちがよくご案内している、滞在費をゼロに近づける方法と行き先を変えて総額を下げる方法の2つをご紹介します。
卒業後なら「WWOOF」で滞在費をほぼゼロにできる
WWOOF(ウーフ)は、有機農家のお手伝いをする代わりに宿泊と食事を提供してもらう仕組みです。ホストとのお金のやりとりはなく、会費だけで登録できます(WWOOFカナダは59カナダドル、約6,600円で1年間有効)。
ただし、WWOOFカナダの規約は18歳以上(州により19歳以上)。在学中の高校生は単独で参加できないため、これは高校を卒業してからの選択肢になります。往復航空券と海外旅行保険は自己負担で、1ホストにつき最大4週間という条件もあります。
農業を通じて滞在費を抑える方法は、WWOOF以外にもあります。仕組みや国ごとの違い、働きながら稼ぐ選択肢まで、こちらで詳しくまとめています。
行き先をアジアに振ると、総額が一気に下がる
「留学=欧米」と思い込んでいると、選択肢がかなり狭くなります。知らないだけで選べる幅が変わるのがこの部分です。とくにマレーシアは、英語環境と多国籍環境を保ったまま費用を大きく落とせます。
| 行き先・学校タイプ | 学費の目安 | 滞在費 |
|---|---|---|
| マレーシア(低価格帯の国際学校) | 年 85万〜184万円 | — |
| マレーシア(中〜中上位の通学校) | 年 226万〜309万円 | — |
| マレーシア(上位のボーディング) | 年 640万〜681万円 | 寮費込み |
| カナダ(公立中等) | 学費 年 約190万円 | 別途必要 |
| オーストラリア(NSW州の公立) | 学費 年 約200万〜228万円 | 別途 約301万円 |
| アメリカ(私立の寮制) | 年 約1,231万円 | 寮費込み |
※各校の公式学費表をもとに、2026年9月8日の為替(1リンギット37.99円、1米ドル154.3円、1カナダドル111.77円、1豪ドル111.32円)で換算した目安です。初年度は入学金・保証金・ビザ費用が別に必要です。
このADTPが、費用を抑えたい方にいちばん効いてきます。たとえばSunway大学のADTPは留学生の学費が年7,407米ドル(約114万円)。アメリカの公立4年制(州外)の平均学費が31,880米ドル、私立が45,000米ドルなので、マレーシアで過ごす1年ごとに約370万〜580万円の差が生まれます。
無料留学の選考に通るために準備すること
選考は「英語力の試験」と「書類・面接」の2本立てになっているのが一般的です。そして合否を分けるのは、多くの場合あとのほうです。何が見られているのかを具体的に見ていきましょう。
英語力をどこまで上げておくか
制度によって基準はまちまちです。スコアが必須ではない制度もあるため、「英語が苦手だから無理」と決める前に要件を確認してください。
※基準は年度・プログラムによって異なります。必ず各制度の募集要項をご確認ください。
志望理由書に何を書くか決める
審査員が見ているのは英語力ではなく、「なぜその国で、その活動をする必要があるのか」という一貫性です。同じ内容でも、書き方ひとつで印象は大きく変わります。
伝わりにくい書き方
「英語力を伸ばしたいから」
「視野を広げたいから」
「海外の文化に興味があるから」
→ 誰でも書ける内容で、渡航先を選んだ理由が説明できていません
評価されやすい書き方
今取り組んでいる活動や課題
その解決に現地の何が必要か
帰国後にどう地域や学校へ還元するか
→ 過去・現地・帰国後が1本の線でつながっています
面接の答えを先に用意する
面接では、書類に書いた内容の深掘りが中心になります。次の質問には、具体的なエピソードで答えられるようにしておきましょう。
なぜ日本ではなく、その国でなければならないのですか
現地でしか会えない人、見られない現場を挙げて答えます。「日本でもできる」と思われた時点で説得力が落ちます。
現地で困ったとき、どう対処しますか
危機管理の意識を見る質問です。相談できる相手や、事前に調べておくことを具体的に答えます。
帰国後、この経験をどう活かしますか
公的な支援を受ける以上、社会への還元が重視されます。学校での報告会、地域での発信など、実行できる形で答えましょう。
「無料」で免除される費用と、自己負担で残る費用はいくら?
高校留学は、1年間で200万〜600万円ほどかかるのが一般的です。
その内訳を、無料の制度を使うと何が消えて、何が手元の負担として残るのかで並べたのが次の表です。
| 費用の内訳 | 一般的な高校留学 | 無料制度を使う場合 |
|---|---|---|
| 現地校の授業料 | 100〜300万円 | 免除(0円) |
| 滞在費・食費 | 60〜150万円 | 免除(0円) |
| 往復の航空券代 | 15〜30万円 | 自己負担 |
| 海外留学保険 | 20〜35万円 | 自己負担 |
| パスポート・ビザ | 1〜5万円 | 自己負担 |
| 現地でのお小遣い | 月2〜4万円 | 自己負担 |
| 1年間の合計 | 200〜600万円 | 30〜80万円 |
※金額は2026年8月時点の一般的な目安です。渡航先・時期・為替・保険の補償内容によって変動します。
そして、この自己負担すら小さくできる制度もあります。
企業が協賛する短期の派遣プログラムは航空券や滞在費まで主催者が負担するため、実際に必要なのはパスポート代くらいです。自治体の助成や国の奨学金も、支給されたお金を渡航費や保険に充てられます。
「無料留学=完全に0円」ではなく、「どこまで肩代わりしてもらえるかを選ぶこと」だと捉えると、制度選びがぐっとしやすくなります。
ここまでをひとことで
「無料」の中身は制度ごとに違います。授業料と滞在費が消えるだけでも留学費用の大半はなくなるので、まずは残る実費30万〜80万円をどう用意するかで考えると計画が立てやすくなります。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
2026年7月16日更新 2026年8月4日
高校生の無料留学に関するよくある質問
相談の場でよく聞かれる質問をまとめました。応募を検討している段階で気になる点は、ここでおおむね解消できるはずです。
2026年7月15日更新 2026年8月4日
まとめ|今日からできること
高校生が無料に近い費用で留学する方法は、確かに存在します。ただし、その多くは締切が早く、学校の協力が必要で、応募書類の準備に数か月かかります。だからこそ、思い立った今日が最も早く動ける日です。
この記事のまとめ
まずやることは3つです。ひとつ、住んでいる自治体の制度を調べる。ふたつ、学校の先生に「留学の案内は来ていますか」と聞く。みっつ、自己負担分としていくらまで出せるかを家族と話す。この3つが終われば、狙うべき制度はほぼ絞り込めます。
※本記事は2026年8月時点で公開されている情報をもとに作成しています。各制度の支給額・募集人数・応募条件・締切は年度ごとに変更されるため、応募の際は必ず公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。









