- 「イギリスワーホリって何がいいの?」
- 「申請方法を詳しく知りたい。」
- 「抽選制って聞いたけど、落ちたらどうすればいい?」
イギリスワーホリについて情報収集していると、このような疑問や悩みが浮かんでくるでしょう。ワーホリのなかでもイギリスは人気国となっており、ビザ取得が難しいと言われています。
イギリスワーホリを検討しているあなたのために、今回は以下のことについて解説します。
- イギリスワーホリの特徴は2年間滞在できることやブリティッシュイングリッシュを学べること、ヨーロッパに旅行しやすいこと。
- 抽選メールやビザ申請の流れ、注意点を徹底解説。
- イギリスワーホリ抽選に落ちたら、他国ワーホリを目指そう。アイルランドがおすすめ。
イギリスワーホリの魅力を知らずに、ワーホリ申請できる年齢を過ぎてはもったいない。また、難しいイギリスワーホリのビザ申請方法を理解していなければ、抽選に受かってもチャンスを無駄にしてしまうことも。
イギリスワーホリの魅力やビザ申請詳細を知って、夢のイギリス生活を目指しましょう。
多くの人を魅了するイギリスワーホリの特徴
ハリーポッターやノッティングヒルの恋人、アニメではミニオンズや名探偵コナンの舞台にもなったことがあるイギリス。1度は住んでみたいと憧れている方も多いでしょう。
イギリスワーホリなら、そんなあなたの夢を叶えられます。それでは、イギリスワーホリの魅力について解説します。
2年間も滞在できる!
イギリスワーホリなら他国のワーホリより長期間滞在できます。というのも、1度ワーホリを取得すれば2年間滞在できるためです。
オーストラリアも発給条件を満たせば、2年目や3年目のワーホリを取得できますが、イギリスは最初のワーホリから2年間発給されます。
2年もあれば、英語力を飛躍的に伸ばし、イギリスやヨーロッパ他国の観光や現地で働くこと、資格取得のために学校に通うなど、あなたのやりたいことをやり尽くせるでしょう。
ブリティッシュイングリッシュを学べる
ブリティッシュイングリッシュが学べることもイギリスワーホリの大きな特徴です。なぜなら、当然ながらイギリスはブリティッシュイングリッシュの本場であるためです。
ブリティッシュイングリッシュはアメリカンイングリッシュよりも発音がはっきりしているので、慣れると非常に聞き取りやすく発音しやすいと言えます。例えば”water”の発音はアメリカでは「ウォーラー」のように聞こえますが、イギリスでは「ウォーター」としっかりt音が聞こえることが多いです。
発音や聞き取りに自信のない方でも、ブリティッシュインングリッシュを学ぶことで克服できる可能性も高まります。
片道1万円⁉︎ヨーロッパに旅行しやすい
ヨーロッパ他国に旅行しやすいこともイギリスワーホリの特徴です。なぜなら、イギリスはヨーロッパの中程に位置しているためです。
イギリスで主要な5つの空港からイタリアやスペインのフライトを利用したり、国際高速列車ユーロスターを利用すればフランスやベルギーに行けたり、空でも陸でもアクセスが充実。安い時期を狙えばなんと片道1万円でヨーロッパ旅行を楽しめます。
イギリスだけでなくヨーロッパ各地を訪れたい場合、イギリスワーホリなら2年間かけてじっくり1つず巡れるでしょう。
- 日本国籍を持っていること
- ビザ申請時に18〜30歳であること
- 過去28日間の最低2,530ポンド(約40万円)持つことを証明できること
- 扶養する義務のある子供を一緒に連れて入国しないこと
- 過去イギリスワーホリの取得経験がないこと
- パスポート:出国予定日から6ヶ月以上の有効期限があること。見開き2ページ以上の余白があること。
- 過去10年間の渡航履歴リスト:オンライン申請時に30項目入力できる。それ以上の渡航履歴がある場合は別にまとめておく。(トランジットも含む)
- 資金証明書:申請者本人名義であること。2,530ポンド以上の残高を28日間連続で持っていること。
- オンライン申請
- ビザ申請料とIHS保険料の支払い
- ビザセンターへの来館を予約
- ビザセンターで申請や指紋採取、写真撮影をする
- ビザ申請料:£244(約3万9,000円)
- IHS保険料:2年分£940(約15万円)
- 来館予約表または当選メールのコピー
- パスポート原本
- チェックリスト
- 資金を証明する最終日が、ビザ申請日から過去31日以内であること。
- 資金を証明する最終日から見て過去28日間、2,530ポンド相当額を下回っていないこと。
- 2年間滞在でき、ブリティッシュイングリッシュを学べ、ヨーロッパに旅行しやすいことがイギリスワーホリの特徴。
- イギリスのワーホリビザ申請の流れは、抽選メールを送り、オンライン申請、ビザセンターに来館すること。
- イギリスワーホリ抽選に落ちたら、アイルランドをはじめとした、他国のワーホリにチャレンジすることがおすすめ。
イギリスワーホリ申請方法【抽選メールも解説】
イギリスワーホリは定員制で、他国のワーホリと申請方法が異なります。ビザを申請できる方は抽選で選ばれるので注意しましょう。ちなみに、イギリスワーホリの募集条件は以下の通りです。
以上の条件に当てはまる方なら誰でも申請できます。それでは、イギリスワーホリの申請方法について解説します。
運命の分かれ目!抽選メールを送る
イギリスワーホリは毎年定員が発表され、半年に1度抽選が行われます。例年1,000人の抽選枠が2021年には1,500人に拡大されました。
毎年1月と7月が抽選期間となっていますが、抽選枠同様、変更する可能性があるので、申請時には必ず最新情報をチェックしましょう。抽選に参加するには、募集期間中に指定されたメールアドレスに以下の情報を英語で送る必要があります。
指定メールアドレス:Japan.YMS2021@fcdo.gov.uk
件名:氏名・生年月日・パスポート番号
本文:
氏名,
生年月日,
パスポートナンバー,
自宅と携帯電話の携帯番号,
抽選後は当選した場合、申請可能通知が自動返信メールで送信されます。落選した場合もその旨を伝えるメールが届くので、メールを入念に確認してください。
当選後の流れ【ビザ申請プロセス】
当選後はいよいよビザ申請です。準備が必要な書類もあるので、前もって確認しておくといいでしょう。必要書類には以下のようなものがあります。
当選メールに記載されている申請期限を過ぎると、当選取り消しとなってしまいます。必ず期限までに申請してください。当選メールを受け取った後のビザ申請の流れは以下の通りです。
1.オンライン申請
オンライン申請の入力項目はかなり多いので、必ず時間のある時に行いましょう。最終項目であるDeclarationの入力が終わったら、IHS保険料の支払い詳細画面に移行します。
2.ビザ申請料とIHS保険料の支払い
ビザ申請料とIHS保険料は以下の金額をクレジットカードなどのオンライン決済で支払います。
なお、家族や知人のクレジットカードでも支払い可能です。ビザセンターに持参する必要があるので、最終画面に出てくるダウンロードボタンからチェックリストを印刷しておきましょう。
3.ビザセンターへの来館を予約
ビザセンターへの来館予約は来館する約1ヶ月前に行いましょう。システムでは1ヶ月以上先の予約はできません。来館予約の変更をしたい場合は、24時間前までなら変更可能です。予約日に来館しなかった場合は、再予約不可となり、完全に申請できなくなるので注意しましょう。
4.ビザセンターで申請や指紋採取、写真撮影をする
最後にビザセンターで申請を行います。来館当日には以下のものが必要です。
英国ビザセンターは東京か大阪にしかないので、地方の方は前もって計画を立てて必要書類を忘れないように持参しましょう。
イギリスワーホリ(YMS)の注意点
ここまで分かりやすいようにイギリスワーホリとして解説してきましたが、実はイギリスにおいてワーホリというのは通称です。正式名称はYouth Mobility Scheme(YMS)で、厳密に言えばワーキングホリデーではありません。
情報収集中にYMSという言葉が出てきたら「イギリスのワーホリね。」と理解してくださいね。それでは、正式名称の他にも知っておくべきイギリスワーホリ(YMS)の注意点について解説します。
YMSの倍率は10倍以上⁉︎取得が難しいビザ
YMSは非常に取得が難しいビザと言われています。というのも、ビザ発行数が少ない上に、イギリス自体が人気国であるためです。YMS抽選の倍率は10倍〜20倍とも言われており、何年も抽選に応募し続けている方もいます。
しかし、取得が難しいからといって諦める必要はありません。抽選に応募するにはメールを送るだけなので、トライして損はないでしょう。YMS抽選に落ちた場合の対処法については後ほど詳しく解説しますが、始めから諦めず、とにかく抽選に応募することが大切です。
YMSには資金に関する28日ルールがある
YMSの応募条件にある「過去28日間、最低2,530ポンド(約40万円)を持つことの証明」には注意が必要です。これは、資金証明に関してルールが細かく決められているためです。
以上が注意すべき二大条件と言えます。28日間のうち1日でも必要額を下回れば最初からやり直しになってしまいます。
また、ビザ申請日の為替レートで換算されるので、40万円より多く保持していることがおすすめです。資金証明に使いたい口座のお金は絶対に触らないと決めておくと安心でしょう。
抽選に落選した場合の対処法
抽選に落選しても海外に出るチャンスを失ったわけではありません。夢の海外生活を送るためにも、落ち込み過ぎず、さまざまな可能性を発掘する精神力を持つことも大切です。そこで、イギリスワーホリ抽選に落選した場合の対処法について解説します。
他国ワーホリにチャレンジ
「とにかく海外に出たい!」「英語力を上げたい。」と思う方は、他国のワーホリにチャレンジしましょう。なぜなら、海外経験を積んだり、英語力を上げられたりするのはイギリスだけではないためです。
特におすすめなのが、アイルランドワーホリ。イギリスの隣国に位置しているため、イギリスにも片道3,000円程度で行けます。イギリス同様ワーホリ申請には抽選を突破する必要がありますが、倍率はアイルランドのほうが低いので狙い目です。イギリスワーホリの抽選発表後はすぐに申請に動かなければ間に合わないので、アイルランドワーホリについても詳しく調べておきましょう。
アイルランドの他にも英語圏ならオーストラリアやニュージーランド、カナダのワーホリもあります。抽選メールはどの国にいても送れるので、他国でワーホリしながら次のイギリスワーホリ抽選のチャンスを待つこともできるでしょう。イギリスワーホリだけが海外で活躍できるチャンスではありません。広い視野を持って計画することがおすすめです。
まとめ
正確にはワーホリではないイギリスのYMS。だからこそ他国より長く滞在でき、ヨーロッパ旅行も楽しめます。イギリスに少しでも魅力を感じる方は、ぜひイギリスワーホリを検討し、経験者の体験も含めて情報収集してください。