語学学校のコース一覧を開くと、まず目に入るのが「ESL」という3文字です。
ESLは English as a Second Language の略で、英語を母語としない人が英語そのものを学ぶためのコースを指します。
ただし、ESLはひとかたまりの授業ではありません。
一般英語・試験対策・進学準備など、目的別にコースが分かれているのが実際のところです。
この記事では、ESLの意味とEFLとの違い、語学学校のコース5種類、レベル分けの仕組み、費用の目安、そして自分に合うコースの選び方までを順番に整理します。
この記事を書いた人
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目次
ESLとは?語学学校での意味と役割

ESLは、英語を母語としない人が英語そのものを学ぶための教育を指す言葉です。
語学学校では留学生向けの英語コース全体の総称として使われます。
ESLとEFL・ESOLの違い
似た略語が並びますが、違いは「どこで英語を学ぶか」です。
日本の英会話スクールで学ぶのはEFL、英語圏の語学学校で学ぶのがESLにあたります。
呼び方は国や学校で揺れますが、留学先で申し込むのは基本的にESLと覚えておけば困りません。
なお、アメリカでは大学が留学生向けに開く正規科目もESLと呼ばれます。
語学学校のESLとは別物で、卒業単位に認められないことが多い点に注意してください。
2026年7月13日更新 2026年9月2日
語学学校でESLコースが主流な理由
英語圏の語学学校は、そもそも留学生のために作られた教育機関です。
だからこそESLが中心に置かれています。
ESLの1日のスケジュール例
一般英語コース(週20レッスン)の、よくある平日の流れです。
授業は昼過ぎに終わり、午後がまるごと空きます。
1レッスンは45〜50分が一般的で、週20レッスンでも授業時間は週16〜17時間です。
残りの時間をどう使うかが結果を分けます。
※学校・国・コースにより時間割は異なります。午前と午後で入れ替わる2部制の学校もあります。
ESLが向いている人・向かない人
ESLは万能ではありません。
すでに英語で議論できる人にとっては、物足りない場になることもあります。
向いている人
・英語を話す機会が足りていない
・文法は分かるが口から出ない
・進学や就職の前に土台を作りたい
向かない人
・すでに業務で英語を使える
・専門分野の内容を学びたい
・目的が完全に資格取得だけ
後者に当てはまるなら、ESLではなく専門コースや大学の科目履修を検討したほうが、同じ費用でも得られるものが大きく変わります。
留学カウンセラー
りょう
語学学校のESLコースの種類5つ
ESLはまず目的で5つに分かれます。
どのコースを選ぶかで、同じ期間・同じ費用でも結果が変わります。
※コース名をタップすると、その解説へ移動します。授業形式(グループ中心/マンツーマン中心)はこちら。
一般英語コース|ESLの基本になるコース
General Englishと呼ばれる、いちばん人数の多いコースです。
読む・書く・聞く・話すの4技能を、毎日バランスよく学びます。
試験対策コース|IELTS・TOEFLのESL
IELTS、TOEFL、ケンブリッジ英検、TOEICなど、試験ごとに分かれたコースです。出題形式に沿った訓練が中心になります。
進学準備コース|大学へ進むためのESL
EAPやパスウェイと呼ばれるコースです。修了すれば、提携先の大学・専門学校へスコアの提出なしで進学できる仕組みを持つ学校もあります。
2026年9月7日更新 2026年9月7日
ビジネス英語コース|社会人向けのESL
会議、メール、電話、商談など、職場の場面を想定した英語を扱います。社会人の割合が高く、クラスの平均年齢も上がります。
仕事直結コース|接客・インターン
渡航後の行動に直結するコース群です。「英語を学ぶ」「実技を学ぶ」「就業につなげる」の3タイプに分かれます。
仕事で使う英語を学ぶ
接客・ホスピタリティ英語のコースです。カフェやホテルでの注文対応、クレーム対応など、職場の場面ごとの表現を扱います。
英語に実技をセットにする
バリスタコースなどがこれにあたります。エスプレッソマシンの操作やラテアートを実際に練習する実技中心のプログラムで、数日の短期集中から4〜8週間まで幅があります。
就業体験につなげる
インターンシップ準備コースです。履歴書の書き方や面接練習を経て、現地企業での就業体験に進みます。必要な英語力の条件が設定されています。
※バリスタの技能証明やオーストラリアのRSAなどの資格は、語学学校ではなく提携先の研修機関が発行するものです。英語コースの修了証とは別に扱われます。
ESLの授業形式は2タイプある
ここまでの5つは目的による分類です。コースを決めたら、もうひとつ「どんな形で授業を受けるか」という軸で選ぶことになります。
欧米圏はグループ授業中心、フィリピンはマンツーマン中心です。後者は1日の授業の大半が自分だけの時間になるのが最大の違いです。
グループ中心(欧米圏)
人数:1クラス10〜15人前後
強み:多国籍の環境で話す度胸がつく
マンツーマン中心
人数:1対1が1日4〜6コマ
強み:発言量が多く、弱点を直してもらえる
どちらが優れているかではなく、足りていないのが「話す量」か「英語で生活する経験」かで選び分けます。
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ESLのレベル分けと英語力の伸び方

ESLは初日のテストでクラスが決まります。
学校ごとの呼び方は違っても、基準になっているのはCEFRという国際指標です。
ESLのレベルはCEFRでどう決まるか
CEFRはA1からC2までの6段階です。学校の「初級3」「中級1」といった呼称は、この6段階を細かく割ったものだと考えてください。
試験対策や進学準備コースの入学条件は、多くがB1前後に置かれています。いきなり希望のコースに入れるとは限らない点は先に知っておきたいところです。
ESLは何ヶ月で1レベル上がるか
ケンブリッジ大学英語検定機構は、1レベル上がるのに必要な学習時間を約200時間としています。週20レッスン(週16〜17時間程度)なら12週間前後で約200時間に届く計算です。
3ヶ月
1レベル前後の変化
6ヶ月
2レベル前後の変化
1年
A2からならB2に届く
※上のレベルほど時間が必要で、B1からB2へは180〜260時間が目安とされます(ケンブリッジ大学英語検定機構の公表値)。開始時のレベル・授業時間数・授業外の学習量で変わり、到達を保証するものではありません。
2026年7月24日更新 2026年9月2日
ESLに通っても伸びない人の共通点
同じ学校に同じ期間通っても、結果は分かれます。相談を受けていると、つまずき方は次の3つにほぼ集約されます。
1|英語に触れるのが授業中だけ
週20レッスンのコースなら、授業は1日3時間台です。残りの時間を日本語で過ごすと、英語に触れる量が増えないまま数ヶ月が過ぎます。
※週20レッスン(1レッスン50分)を平日5日で割った概算です。コースや個人の生活リズムにより変わります。
2|居心地のいいレベルに留まる
聞き取れるクラスは楽ですが、負荷がないぶん伸びません。今のクラスが合っているかは、授業中の手応えで判断できます。
3|ゴールを決めずに入学する
「英語がうまくなりたい」だけでは、コース選びも日々の優先順位も決まりません。使う場面まで落とし込むと、毎日やることが変わります。
3つに共通しているのは、授業そのものではなく授業の外です。
逆に言えば、ゴールと授業外の時間の使い方を先に決めるだけで、伸び方は変わります。
語学学校ESLの費用と期間の目安

ESLの費用は「授業料+滞在費+生活費」で決まります。
同じ期間でも、国が変われば総額は2倍以上変わります。
ESLコースの授業料の相場
授業料は週単位で設定されています。週20レッスン前後の一般英語コースが基準です。
※国・都市・学校・時期・為替により変動します。長期割引が適用されると週あたりの単価は下がります。
期間別|ESL留学の総額の目安
授業料に滞在費・生活費・航空券を足した総額です。国による差が大きいので、ひとつの金額ではなく幅で見てください。
※2026年9月時点の目安です。国・都市・滞在方法・為替により変動します。ワーキングホリデーなど就労できる制度を併用すると総額は下がります。
2026年7月23日更新 2026年9月15日
ESLの費用で見落としやすい追加費用
学校の見積もりに含まれない費用があります。3ヶ月の語学留学を想定した場合の目安です。
※ビザ申請料は国と期間で要否が変わるため合計に含めていません。オーストラリアは2026年7月の改定で語学学校区分の学生ビザ申請料が約23万円、フィリピンは期間を問わず就学許可(SSP)が必要です(1オーストラリアドル=約110円換算・2026年9月時点)。
学校の見積もりだけで判断すると、実際の出費は20万円以上ふくらむことがあります。
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実質0円で行けるプランも存在します
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自分に合うESLコースの選び方5つ
ここからは選び方です。学校を探す前に、目的・レベル・期間の3つを先に固めるのが失敗しない順番です。
ESLコース選びで先に決める3つの前提
この3つが決まっていないと、どの学校の資料を見ても比較になりません。
ESLコースの選び方5つの手順
前提が決まったら、次の順に絞り込みます。順番を入れ替えないのがポイントです。
1|留学の目的を1つに決める
最初に目的を1つに絞ります。ここが決まれば、軸にするコースは自動的に決まります。
2|必要なレベルと期間を逆算する
1レベル上がるまでの目安は12週間前後です。目標との差が2レベルあるなら、半年前後を見込む必要があります。
※1レベル約200時間、週20レッスン(週16〜17時間)で算出した概算です。開始レベルと授業外の学習量で変わります。
3|週の授業時間を決める
一般的なコースは週20レッスン、インテンシブは週25〜30レッスンです。ただし1レッスンは45〜50分なので、週20レッスンでも実際の授業は週16〜17時間にとどまります。
ここが落とし穴で、学生ビザの条件を「週20時間以上の授業」と定めている国があるためです。申し込む前に、レッスン数ではなく週何時間かを確認してください。
一般(週20前後)
授業:午前中心で午後が空く
向く人:アルバイトや観光も両立したい
インテンシブ(週25〜30)
授業:午後まで授業が入る
向く人:短期集中で結果を出したい
4|日本人比率と国籍バランスを確認する
学校全体の比率ではなく、自分が入るレベルのクラスの比率を聞くのが大事です。初級ほど同じ国籍が集まりやすくなります。
マルタやアイルランドはヨーロッパからの学生が中心で、日本人が少ない環境をつくりやすい一方、フィリピンは学校の資本国で国籍構成が大きく変わります。
※あくまで傾向です。同じ都市でも学校と時期(日本の長期休暇中は上がりやすい)で変わるため、最終的には学校に問い合わせて確認してください。
5|予算と渡航先から候補を2校に絞る
ここまで絞れば、候補は自然と2〜3校になります。最後は開講日とキャンセル規定を見比べて決めます。
2026年8月26日更新 2026年9月4日
ESL選びでよくある失敗と注意点
相談を受けていて、繰り返し出てくる失敗が3つあります。どれも渡航前に防げるものです。
希望のコースに入れなかった
試験対策や進学準備は入学条件があります。レベルが届かず一般英語から始まる例は珍しくありません。
開講月がずれて申し込めなかった
一般英語は毎週入学できても、ビジネスや試験対策は開講月が限られることがあります。
安さだけで学校を決めた
授業料が安くても、滞在費や追加費用を足すと総額が逆転することがあります。
2026年8月27日更新 2026年9月8日
迷ったときのESLコースの決め方
決めきれないときは、最初の4〜8週間を一般英語にして、途中でコース変更できる学校を選ぶのが現実的です。
留学カウンセラー
りょう
国別に見る語学学校ESLの特徴比較
同じESLでも、国によって授業の組み方も費用も変わります。費用差は1ヶ月で2倍以上になります。
※授業料・滞在費・生活費を含む1ヶ月の目安です(2026年9月時点)。都市・学校・滞在方法・為替により変動します。
もうひとつ国で変わるのがビザです。通える期間の上限は、ビザの条件で決まります。
※2026年9月時点の日本国籍の方の目安です。ビザの要件は予告なく改定されるため、申し込み前に各国の大使館・移民局の公式情報で必ず確認してください。
アメリカ・カナダ・イギリスのESL
進学や試験対策の選択肢がいちばん広いグループです。
そのぶん費用も上がります。
2026年9月8日更新 2026年9月8日
オーストラリア・ニュージーランドのESL
就労できる制度と組み合わせやすいのがこの2カ国です。
学びながら滞在費を回収する設計が取れます。
2026年9月2日更新 2026年9月4日
マルタ・アイルランドのESLの特徴
ヨーロッパ圏の学生が多く、教室の国籍バランスが偏りにくいのが強みです。
費用も欧米圏より抑えられます。
フィリピンのESL(マンツーマン主体)
1日4〜6コマの個別授業に、グループ授業と自習が組み合わされます。
欧米圏の半分以下の費用で通えるのも選ばれる理由です。
ESLと語学学校についてよくある質問
相談で実際によく聞かれる質問をまとめました。
申し込み前に確認しておきたい内容です。
まとめ|ESLコースの選び方と次の一歩
ESLは、英語を母語としない人のための英語コースの総称です。
中身は目的別に分かれていて、選び方で結果が変わります。
この記事のまとめ
最後に迷ったら、一般英語から始めて途中で変更できる学校を選ぶのが安全です。
渡航前にすべてを決めきる必要はありません。
どのESLコースが自分に合うか、
渡航前に一度夢カナに相談してみませんか?
夢カナ留学は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・アイルランド・マルタ・フィリピンの8カ国に特化したエージェントです。Google口コミ2,000件以上・評価4.8でランキング1位を獲得。目的・英語レベル・予算から、通うべきコースと期間を夢カナのカウンセラーが一緒に整理します。
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※本記事は2026年9月時点の情報です。コース内容・費用・ビザの条件は変更されることがあるため、申し込み前に各学校および各国の公式情報で最新の内容を確認してください。













