メルボルンは「世界で最も住みやすい都市」の常連として知られ、日本人にも人気の留学先です。
ただ、人気だからこそ情報が多く、費用も「100万円」から「500万円」までバラバラで、自分の場合はいくらなのかが見えづらいのが実情です。
費用が大きく変わる理由はシンプルで、選ぶ留学スタイルによって前提がまったく違うからです。
語学留学なのか、働けるワーホリなのか、進学なのか。ここが決まらないまま金額だけを比べても、答えは出ません。
そこでこの記事では、まず30秒の診断であなたのスタイルを絞り込み、そのうえで費用・語学学校・生活・ビザまでまとめました。
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この記事を書いた人
目次
メルボルン留学の基本情報

メルボルンは、オーストラリア南東部にあるビクトリア州の州都です。
留学生の受け入れが盛んな都市で、語学学校から大学まで選択肢が揃っています。
まずは押さえておきたい4つのポイントです。
なかでも最初に押さえておきたいのが季節です。南半球にあるため、日本と季節が正反対になります。
※気温は最高気温のおおよその範囲です。年により変動します。
そしてメルボルンを語るうえで欠かせないのが「1日のうちに四季がある」と言われるほどの気温差です。
朝は10度、昼は25度、夕方に雨で15度、といった変化が実際に起こります。
このため現地の人は、季節を問わず薄手の重ね着+羽織るものという服装が基本になっています。
メルボルン留学が選ばれる5つの理由
数ある留学先のなかで、メルボルンが選ばれる理由は明確です。
他の都市では代えがきかない5つの特徴を挙げます。
留学カウンセラー
りょう
①メルボルンは治安と住みやすさの評価が世界トップクラス

メルボルン留学が支持される最大の理由は、都市そのものの完成度の高さです。
イギリスの調査機関による世界の住みやすい都市ランキングで、2011年から2017年まで7年連続で1位を獲得しました。
2026年7月に発表された最新版でも、コペンハーゲン・ウィーンに次ぐ世界3位にランクインしています。医療と教育の項目は満点評価です。
評価されているのは、治安・医療・教育・インフラという生活の土台の総合力です。
初めての海外生活でつまずきにくい環境が整っている、と言い換えることもできます。
②メルボルン留学の象徴|カフェ文化とバリスタコース

メルボルン留学を他都市と分ける決定的な要素が、根づいたカフェ文化です。
ヨーロッパからの移民が持ち込んだコーヒー文化が街全体に広がり、路地裏にまで個人経営のカフェが並びます。
この土壌があるため、バリスタコースを開講する語学学校が多いのがメルボルンの特徴です。
③メルボルン留学は多文化都市で日本人比率が分散しやすい
メルボルンは世界各国からの移民が暮らす多文化都市です。
街を歩けば、英語以外の言語が飛び交っているのが日常の風景になっています。
この構成は語学学校のクラスにも反映され、南米・ヨーロッパ・アジアと国籍がばらけやすい傾向があります。
日本人だけが固まりにくいため、教室の外でも英語を使う場面が増えます。
④メルボルン留学から世界水準の大学に進学できる

メルボルンには、メルボルン大学やモナシュ大学など世界ランキング上位の大学が集まっています。
語学学校から大学へ進むルートも整っており、あとから進路を広げやすいのが利点です。
「まず語学留学で行って、続けたくなったら進学を考える」という選び方ができます。
進学を視野に入れるなら、提携先を持つ語学学校を選んでおくと後の手続きが楽になります。
⑤無料トラムゾーンでメルボルン留学の生活費を抑えられる

メルボルンの市内中心部には、トラムの無料乗車エリアがあります。
語学学校の多くがこのCBD内にあるため、通学圏内なら交通費がかからないケースが少なくありません。
交通費は月約1.7万円(A$150前後)かかるため、ここが浮くと年間で20万円近い差になります。
加えて、全豪オープンやF1グランプリなど街ぐるみのイベントが多く、留学中の楽しみにも困りません。
2026年6月19日更新 2026年7月9日
メルボルン留学の種類と費用の目安
メルボルン留学は、大きく4つのスタイルに分かれます。
費用と「働ける時間」はトレードオフの関係にあるため、まず全体の位置づけを図で確認してください。
図に出てくるTAFE(テイフ)は、オーストラリア各州が運営する公立の専門学校のことです。
日本の専門学校にあたる位置づけで、調理・ビジネス・保育・ITなどを実務中心で学べます。
※費用は授業料・滞在費・生活費・航空券・保険を含む目安です。学校・滞在方法・時期・為替により変動します。本記事の金額はすべて日本円を基準に表記し、1オーストラリアドル=約113円で換算しています(括弧内は現地通貨)。
語学留学|3か月 約90〜130万円

最もスタンダードなスタイルです。
3か月以内なら電子渡航許可のETAで通えるため、手続きの負担が軽いのが利点です。
メルボルンには多数の語学学校があり、一般英語だけでなくIELTS対策やビジネス英語、バリスタコースまで選べます。
注意したいのは、観光ビザ(ETA)では働けないことです。
滞在費をすべて貯金から出す前提になるため、3か月を超えるなら学生ビザやワーホリとの比較が必要になります。
ワーホリ+語学学校|1年 約195〜320万円

18歳から30歳までが使えるワーキングホリデービザで、働きながら滞在するスタイルです。
最初の3〜4か月を語学学校に充て、その後に仕事を探す流れが定番になっています。
ワーホリ最大の強みは、費用を現地で取り戻せることです。
2026年7月1日の改定で、オーストラリアの全国最低賃金は時給約2,960円(A$26.44)になりました。
有給休暇がないカジュアル雇用なら割増が加わり、約3,700円(A$33.05)が最低ラインです。
ただし、就学できるのは最長4か月まで。「英語をしっかり学んでから働きたい」という場合は、学生ビザのほうが合うこともあります。
TAFE・専門コース|1年 約270〜380万円

あらためて、TAFE(Technical and Further Education)はオーストラリア各州が運営する公立の専門学校です。
日本の専門学校にあたりますが、州が運営しているため学費が私立より抑えられるのが特徴です。
調理・製菓・ビジネス・保育・IT・美容など、分野は幅広く用意されています。
資格は期間の短い順にCertificate(サーティフィケート)、Diploma(ディプロマ)、Advanced Diplomaと段階があり、上に進むほど大学への編入で認められる単位が増えます。
語学学校からTAFEへ進むケースが多く、英語力が足りなければ語学学校の進学コースで条件を満たす方法もあります。
大学より学費が抑えられ、それでいて学生ビザで働けるため、費用と滞在期間のバランスが良い選択肢です。
2026年7月29日更新 2026年8月5日
大学・大学院進学|1年 約430〜640万円

メルボルン大学・モナシュ大学・RMIT大学など、世界的に評価の高い大学が集まる都市です。
費用は最も高くなりますが、その分だけ得られる資格と進路の広がりも大きくなります。
直接の入学が難しい場合は、大学付属のファウンデーションコース(進学準備課程)やTAFEからの編入という道もあります。
なお、卒業生ビザの申請料は改定が続いており、卒業後の費用も含めて資金計画を立てることが大切です。
1年で比べる|語学留学とワーホリの実質負担
総額だけを見ると身構えてしまいますが、内訳に分けると「どこを削れるか」が見えてきます。
ここでは条件をそろえるため、どちらも「メルボルンに1年滞在した場合」で比較します。
※学校・滞在方法・時期・為替により変動します。語学留学は授業と課題が中心になるため、収入を見込まない前提で計算しています(学生ビザで通う場合は2週間で48時間まで働けます)。ワーホリは語学学校3か月のあとフルタイムで働いた場合の目安で、収入は税引前です。オーストラリアの語学学校の授業料は2024年から2026年にかけて上昇傾向にあり、週あたりA$50〜100ほど上がっている学校もあります。
ただし、ワーホリの収入は仕事が決まって初めて成り立つ数字です。
メルボルンでは仕事が決まるまで2〜4週間かかるのが一般的で、シフトの時間数も保証されているわけではありません。
だからこそ、渡航前に「どの職種を狙うか」「そのために何を用意するか」まで決めておけるかどうかで、実質負担は大きく変わります。
収入を織り込んだ資金計画は自分だけで組み立てるのが難しいため、エージェントに試算してもらうのが近道です。
見落としやすい追加費用
パンフレットの金額だけで予算を組むと、渡航後に足りなくなります。
次の項目は必ず計算に入れておきましょう。
合計すると、見積もり金額に25〜45万円ほど上乗せして考えておくと現実に近くなります。
予算別にできることの早見表
「用意できる金額」から考えたい方は、こちらを参考にしてください。
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2026年7月14日更新 2026年8月12日
メルボルン留学と他都市を比較
「シドニーとメルボルン、どちらがいいですか」は最も多い質問のひとつです。
結論から言えば、求人量ならシドニー、暮らしやすさと学びの環境ならメルボルンです。
主要4都市を並べて比較してみましょう。
留学先としての主要4都市比較
都市名をタップすると、その都市の詳しい紹介にジャンプします
※1年費用は、語学学校に通いながら1年間滞在した場合の目安(授業料・滞在費・生活費・航空券・保険を含む)です。学校・滞在方法・時期・為替により変動します。
メルボルンの強みは、シドニーとほぼ同じ都市機能を持ちながら家賃と生活費が一段抑えられる点にあります。
一方で、求人の絶対数はシドニーに軍配が上がります。
費用を最優先するならブリスベンやパースも選択肢ですが、語学学校の数と多国籍な環境を求めるならメルボルンが有利です。
ここからは、4都市それぞれの特徴を個別に見ていきます。
1位|メルボルン|暮らしやすさと学びの環境が両立

本記事の主役であり、留学先としての総合力が最も高い都市です。
シドニーとほぼ同じ都市機能を持ちながら、家賃と生活費が一段抑えられるのが最大の強みになります。
「働きながら英語も伸ばしたい」「カフェで働いてみたい」という希望があるなら、メルボルンが最も条件に合います。
2位|シドニー|求人量と知名度は国内最大

オーストラリア最大の都市で、留学生・ワーホリ渡航者の数も国内トップです。
求人の絶対数が多く、仕事を早く見つけたい人にとっては有力な選択肢になります。
費用よりも「働けること」を優先するならシドニー、費用とのバランスを取るならメルボルン、という整理になります。
2026年6月23日更新 2026年8月12日
3位|ブリスベン|温暖で費用を抑えやすい

クイーンズランド州の州都で、年間を通じて温暖な気候が特徴です。
大都市の利便性を保ちながら、家賃と生活費をメルボルンより抑えられます。
ゴールドコーストへのアクセスも良く、勉強と息抜きのバランスを取りたい方に向いています。
2026年6月23日更新 2026年8月12日
4位|パース|日本との時差が1時間

西オーストラリア州の州都で、日本との時差がわずか1時間という点が際立っています。
家族や仕事の関係で日本と連絡を取り続けたい人にとっては、大きな利点になります。
「英語環境を最優先したい」「費用を抑えたい」という条件が重なる場合には、有力な候補になります。
2026年8月4日更新 2026年8月4日
メルボルン留学で失敗しない語学学校の選び方
メルボルンは語学学校の数が多く、選択肢が豊富なぶん迷いやすいのが実情です。
次の5点を確認すれば、大きな失敗は避けられます。
メルボルンで選べる主なコース
「一般英語」以外にも選択肢があることを知っておくと、限られた期間を有効に使えます。
留学カウンセラー
りょう
メルボルン留学中の生活のリアル
費用の大部分を占めるのが、住まいと日々の生活費です。
ここを具体的にイメージできると、予算の精度が一気に上がります。
住まいとエリア別の家賃相場
メルボルンの家賃は、中心部から離れるほど下がります。
留学生に人気のエリアを、シェアハウスの個室の週額で並べてみました。
※2026年8月時点の相場感です(Flatmates・Domain等の公開相場を参照)。物件・築年数・光熱費込みかどうかで変動します。契約前に「電気代とWi-Fiが家賃に含まれるか」を必ず確認してください。
なお、オーストラリアでは住宅不足が続いており、メルボルンでも条件のよい部屋は内見希望者が集中します。
到着してすぐ理想の部屋が見つかる前提では動かないほうが安全です。
滞在方法ごとの目安も整理しておきます。
アルバイトでいくら稼げる?
メルボルン留学の費用面で最大の武器が、オーストラリアの高い最低賃金です。
2026年7月1日から、全国最低賃金は時給約2,960円(A$26.44)に引き上げられました。
※税引前の目安です。1オーストラリアドル=約113円、月4.33週で計算しています。実際の収入はシフト数・職種・雇用形態により変動し、仕事が決まるまでの期間も見込んでおく必要があります。
ただし、学生ビザには2週間で48時間までという就労制限があります。
これは「どの2週間を切り取っても48時間以内」という意味なので、シフトの組み方には注意が必要です。
なお、学校の長期休暇中はこの制限が外れます。
メルボルンでの仕事の探し方
時給の高さは魅力ですが、仕事はすぐには決まりません。
渡航者の体験談を見ると、決まるまでに2〜4週間かかるのが一般的です。
近年は英語を母語とする国からの渡航者も増えており、日本人の職探しは以前より競争が厳しくなっています。
探し方は大きく3つです。
日本食レストランは比較的決まりやすい一方、カフェやローカル企業は英語力と経験が問われます。
だからこそ、バリスタコースの修了証がメルボルンでは武器になります。
留学カウンセラー
りょう
2026年5月10日更新 2026年7月24日
交通と治安

メルボルンの公共交通はトラム・電車・バスで、すべて「Myki」というICカードで乗車します。
市内中心部には無料トラムゾーンがあり、CBD内の移動なら交通費がかかりません。
治安は先進国のなかでも良好な部類ですが、日本と同じ感覚は禁物です。
夜間にとくに注意したいのは、フリンダーズストリート駅周辺とキングストリート周辺です。
前者は人が集まるためスリや置き引きが起きやすく、後者はバーが集まるエリアで酔客とのトラブルが報告されています。
夜景で人気のヤラ川沿いも、暗くなってからの単独行動は避けたほうが安全です。
最新の治安情報は、外務省 海外安全ホームページで出発前に確認しておくと安心です。
メルボルン留学の準備とビザ|出発までの流れ
メルボルン留学で最初につまずきやすいのがビザ選びです。
判断の軸は「滞在期間」と「働きたいかどうか」の2つだけです。
2026年7月1日にビザ申請料が改定されているため、最新の金額で見積もることが大切です。
※2026年7月1日改定後の金額です。申請料は予告なく変更される場合があります。正確な料金と要件は、オーストラリア内務省の公式サイトで申請時点の情報をご確認ください。
申請の際、学生ビザでは年間の生活費として約333万円(A$29,710)の資金証明が求められます。
ワーホリの場合は約56万円(A$5,000)程度に加え、帰りの航空券代を示せることが条件です。
いずれも預金残高証明の準備に時間がかかるため、早めに取りかかりましょう。
出発までの逆算スケジュール
最も多い後悔が「動き出すのが遅かった」というものです。
学生ビザはコース開始の6週間前までの申請が推奨されており、逆算すると準備は半年前スタートが理想です。
早めに動く利点は、席の確保だけではありません。
航空券を早割で押さえられること、費用を貯める時間ができること、そして渡航前に英語を仕上げる時間が取れることです。
最後の点は見落とされがちですが、現地での伸びを大きく左右します。
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メルボルン留学のよくある失敗とQ&A
後悔のパターンは、たいてい一つの原因から連鎖して起こります。
メルボルンの場合、分かれ道は「住まいを先に決めたかどうか」です。
CBDにこだわりすぎて家賃が想定を超えた
中心部は便利ですが、週約1.1万円(A$100)の差は1年で約58万円になります。トラムや電車で20分の郊外まで視野を広げると、同じ予算で部屋の条件が上がります。
ワーホリで「学校は現地で決める」として結局通わなかった
到着後は住まい探しと仕事探しで手一杯になります。英語力を上げたいなら、最初の数か月分は出発前に申し込んでおくほうが確実です。
「オーストラリア=暑い」と思い込んで冬に体調を崩した
メルボルンの冬は最高気温が13〜15度ほどで、雨と風もあります。暖房が弱い物件も多いため、防水のアウターと重ね着できる服を必ず用意しましょう。
よくある質問
相談の場でよくいただく質問をまとめました。
まとめ|メルボルン留学の最初の一歩
メルボルンは、住みやすさと学びの環境を高い水準で両立している都市です。
費用は決して安くありませんが、最低時給の高さと家賃の抑えやすさを組み合わせれば、負担を現実的な範囲に収められます。
この記事のまとめ
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スタイル・期間・予算・目的の組み合わせは人それぞれで、記事だけで最適解にたどり着くのは難しいものです。
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