これからオーストラリアでホームステイをする人は、ホストファミリーへのお土産を何にすれば良いか考えているかもしれませんね。どんなものが喜ばれるか想像がつかず、悩んでいる人もいるでしょう。
そこでこの記事では、オーストラリアでホームステイをする人向けに、ホストファミリーへのお土産の選び方のポイントやおすすめのお土産をご紹介します。こちらを参考にすれば、ホストファミリーに喜んでもらいやすいお土産選びができるはずですよ。
オーストラリアのホームステイでお土産は必要?
まず、オーストラリアでホームステイをする際にお土産が必要かどうかですが、結論から言えば、お土産は持っていく必要はありません。ですので、お土産選びが苦痛になるくらいなら、お土産を持っていかないことにしても大丈夫です。
日本はお土産文化があるので、ホストファミリーへのお土産を自然なものと捉えているかもしれませんが、他の国から来ている留学生たちは、お土産を準備していないことも多いです。オーストラリアのホストファミリーはビジネスとしてホストファミリーをしていることも多く、日常での最低限のマナーさえ守っていれば、それ以上のことを留学生には求めていないことがほとんどなのです。
もちろん、お土産を持っていってはいけないわけでもありません。お土産選びを楽しめるなら、ぜひお土産を用意しましょう。
オーストラリア滞在でホストファミリー向けのお土産を選ぶポイント
では、オーストラリアのホストファミリーには、どんなものをお土産にすれば良いのでしょうか。ここからは、ホストファミリーへのお土産を選ぶポイントを解説していきます。
定番物に注意!
海外へのお土産というと、箸や日本っぽい民芸品などを選ぶ人も多いですが、こうした定番ものには注意しましょう。オーストラリアは日本からの留学生やワーホリメーカーが非常に多い国です。つまり、ホストファミリーをやっている人なら、あなたの前にも日本人を受け入れたことがある可能性が高いのです。
中には常に日本人を受け入れているなんてファミリーもいるかもしれません。その日本人たちがみんな箸や民芸品を持ってきていると、どんどんそれが溜まっていってしまいます。
ホストファミリーとしても捨てづらいですし、同じようなものがいっぱい溜まって困ってしまうかもしれません。
ですから、定番物の中でいくつもあっても困るものは避けるのがベター。定番物だったとしても、消耗品など捨てやすいものだと喜ばれやすいですよ。
食べ物は避けた方が無難
食べ物はお土産の定番ですが、オーストラリアに限って言えば、避けた方が良いでしょう。これは、オーストラリアは食べ物の持ち込みに厳しい国だからです。
これは大丈夫だろう……と持っていったお菓子の中に、持ち込み禁止物が入っているなんてこともあり、自分で確認するのはちょっと面倒です。
もちろんお土産として食べ物を持ち込むことはできるのですが、チェックが厳しく、中を開けて全部チェックされたりなんてこともあります。
せっかくお土産としてキレイに包装されたものが、ぐちゃぐちゃに破かれたりするとちょっとショックですよね。ですから、絶対にダメというわけではありませんが、お土産に食べ物は避けた方が楽でしょう。
会話のネタになりそうなものがおすすめ
お土産を持っていくなら、そのお土産に関してホストファミリーと会話ができそうなものがおすすめです。たとえば自分の地元に関連するものだとか、一緒に遊べるものなどがそれに当たります。
そうしたお土産なら、ホストファミリーとしてもただ物をもらうだけではなく、あなたのことを知るためのきっかけになるので、さらに喜んでもらいやすいですよ。
高価なものは避けること
「お世話になるから」と張り切って、ホストファミリーへのお土産に高価なものを用意するのは避けましょう。ホームステイをするからには、その分の料金は払っていることを忘れずに。
あまり高価なものをあげると、かえってファミリーを困らせてしまうことにもなりかねません。ファミリーにとって不要なものだったとしても、高価なものだと処分しづらいでしょう。
ですからお土産選びをするなら、1,000円前後で用意できるような気軽なものがおすすめ。自分の金銭的負担にもならず、ホストファミリーも気軽に受け取ることができるでしょう。
邪魔にならないものを選ぶ
ホストファミリーは多くの学生・ワーホリメーカーを受け入れているため、さまざまなお土産をすでにもらっているでしょう。
ですからあまり大きなものをあげてしまうと、邪魔になってしまい扱いに困ってしまいます。また、持っていく時にも荷物になってしまうでしょう。
お土産を用意するなら、小さめのもの、軽いもの、荷物の端っこに入れられるようなものが良いでしょう。
オーストラリアのホストファミリーへのおすすめお土産X選
お土産選びのポイントについて解説しましたが、これだけではどんなものを選べば良いかピンと来ない人もいるかもしれませんね。そこでここからは、具体的にどんなお土産を持っていけば良いのか、おすすめのお土産をご紹介します。
おすすめの理由も併せてご紹介するので、こちらを参考にしてホストファミリーへのお土産を決めましょう。
地元の観光地のポストカードやマグネット
ホストファミリーに渡すお土産で最もおすすめなのが、地元の観光地に関するちょっとしたグッズです。ポストカードや絵葉書、マグネットのようなちょっとしたものが良いでしょう。
地元の観光地に由来するお土産を持っていけば、自分の地元の話ができます。特に海外ではそれほど有名ではない観光地の近くにお住まいの人は有利!ホストファミリーの知らない地元のことをたくさんお話できるかもしれませんよ。
また、ポストカード・絵葉書やマグネットくらいなら小さいものなので荷物にならず、ホストファミリーとしても負担なく保管ができるでしょう。
和柄の折り紙
折り紙もお土産としておすすめの品のひとつ。日本人を受け入れたことのあるホストファミリーなら折り紙をすでに持っているかもしれませんが、それほど荷物になるものではありませんから、喜んで受け取ってもらいやすいです。
柄は和柄の煌びやかなものがおすすめ。目で楽しめますし、しっかりした紙のものならメッセージカードとしても使うことができるでしょう。
また折り紙を持っていって、その場で鶴などを一緒に折れば、ホストファミリーとの会話のきっかけにもなります。
英語がまだあまり話せなかったとしても、折り紙ならコミュニケーションを取りやすいはず。折り紙が出来る人は、ぜひキレイな柄の折り紙を見つけて、ホストファミリーと楽しんでくださいね。
日本ならではのお茶
ほうじ茶や緑茶など、日本ならではのお茶のティーバッグやお茶っ葉もお土産としておすすめです。オーストラリアはカフェ文化が発達していて、コーヒーやお茶類はとても種類が多いです。入れ物もおしゃれなんですよ。
それに対抗して……というわけではありませんが、日本からもパッケージがおしゃれな日本茶を持っていけば、喜ばれるのではないでしょうか。
ホストファミリーの家が、茶葉でお茶を入れる家庭ではないかもしれないので、ティーバッグの方が無難かもしれません。
和柄の小物
定番すぎるものは避けた方が良いですが、和柄の小物はお土産としては持っていきやすいもののひとつ。何か実用性のあるものや、飾っておいて目で楽しめるような和柄小物を何か持って行っても良いでしょう。
ハンカチやタオルといったものは、日常的に使いやすいので喜ばれる可能性が高いです。扇子は多くの日本人がチョイスするお土産なので避けた方が良いかもしれません。
誰もが日常的に使うかどうかで考えると選びやすいですよ。
また、お店をやっているホストファミリーなら小さな招き猫をおみやげにしてみてもいいかもしれません。ただし、渡す時には招き猫の説明をすることをお忘れなく。
漢字が入った小物
和柄小物と同様に、漢字が入った小物も喜んでもらえるかもしれません。意味がわからなくても、オーストラリア人から見ると漢字はかっこよく見えているようですよ。
こちらも和柄小物と同様に、使いやすいものや小さなものがおすすめ。色々と物色して、ホストファミリーの負担にならないものを探してみましょう。
ホストファミリーにお土産を渡すときの注意点
日本でも誰かにお土産を渡す時には、ただ渡すだけでは終わりませんよね。それと同様に、オーストラリアのホストファミリーにお土産を渡すときも、ただ「どうぞ」とあげるだけでは味気ないです。
ここからは、ホストファミリーにお土産を渡す時に注意すべきことを解説していきます。これを参考にスムーズに気持ちよくお土産を渡せると良いですね。
お土産について説明できるように準備をしよう
ホストファミリーにお土産を渡した時に、ホストファミリーからお土産について説明を求められるかもしれません。そんな時に、うまく説明できないとちょっと残念な気持ちになってしまうでしょう。
たとえ今はそれほど英語が話せないとしても、準備した文章なら誰でも言えるはず!ですから、事前にお土産についての説明を英語でできるように準備して、オーストラリアに渡航しましょう。
お土産についての説明をきっかけにホストファミリーと打ち解けることができますし、英語での会話を楽しむこともできるはずです。
「つまらないものですが」と謙遜しない
日本だと「つまらないものですが」と言いながらお土産を渡すことが多いですが、これは絶対にやめましょう。これをそのまま直訳してオーストラリア人に言ってしまうと、「なぜそんなつまらないものをくれるの?」と混乱させてしまいます。
別にお土産を褒める必要はなく、「これはちょっとしたプレゼントです」のように渡せば良いでしょう。日本とオーストラリアはかなり文化が違うこと、日本語と英語の感覚もかなり違うことを意識して、ホストファミリーの文化を理解した渡し方をしてくださいね。
喜んでもらえなくても落ち込まないこと
ホストファミリーはお土産を受け取り慣れているので、中にはお土産を渡されても反応が薄い人もいるかもしれません。
しかしそれは仕方のないこと。そもそもオーストラリアは日本ほどお土産を渡す文化はありませんし、多くの日本人学生たちがお土産を持ってくるので、慣れきってしまっている可能性もあります。
反応が薄いからといって、お土産が迷惑なわけでも、嫌だったわけでもなく、ただ淡々と受け取っているに過ぎません。期待した反応が得られなくても落ち込まず、淡々と受け止めましょう。
オーストラリアへのお土産選びに成功すれば会話が弾む!
オーストラリアにホームステイをする際、お土産は必須ではありません。しかしどうせ持っていくなら、会話が弾むようなお土産を選び、ホストファミリーとのコミュニケーションのきっかけにしましょう。
上手にお土産を選べば、ホストファミリーと一生の思い出ができるかもしれませんよ。