- 語学留学したいけど費用はどれくらいかかる?
- 費用の内訳は?
- 可能な限り安く留学したい。
語学留学を検討するとき、このような疑問や悩みを抱える方もいるでしょう。そこで今回は以下のことについて解説します。
- 国によって違う留学費用と留学費用の内訳。
- プログラムごとの語学留学費用の違い。
- 航空券や学費、滞在費用を工夫すれば節約できる。
- 語学力アップとストレス発散に注意しなければ留学費用を無駄にする可能性も。
留学費用は決して安くはありません。ただでさえ留学中は勉強や生活面での困難が多く、計画外の出費が必要になる方もいます。したがって、留学費用を事前に準備することは非常に重要です。
金銭的な不安を減らし、かけがえのない留学期間を過ごすためにも、費用について入念に調査しておきましょう。
【滞在先、留学スタイル別】語学留学に必要な費用
語学留学の費用といっても、期間や行き先によって準備すべき費用が異なります。必要な費用を知ることで、予算に合わせた留学計画を立てられるでしょう。
そこで、留学人気国別の必要費用と内訳、留学スタイルで異なる費用について解説します。
語学留学費用は国によって異なる
語学留学に必要な費用は、留学先によって大きく変化します。これは、学費や生活費に違いがあるためです。
例えば、留学先として人気の各国で語学留学にかかる費用は以下の通りです。
国名 | 費用(1ヶ月) |
アメリカ | 20〜70万円 |
イギリス | 20〜70万円 |
カナダ | 30〜65万円 |
オーストラリア | 25〜50万円 |
フィリピン | 15〜30万円 |
アメリカやイギリスは学費、生活費共に他国に比べると高額であることから、留学費用が高くなる傾向にあります。一方、フィリピンは費用面では魅力的な国と言えるでしょう。
英語圏の中では、カナダやオーストラリアはアメリカ、イギリスよりも比較的安価に留学できます。これは、各国の物価が影響しているためです。
一言に語学留学と言っても、選択できる国はたくさんあります。あなたが希望する滞在先の平均的な費用を調査し、十分な資金を準備しておきましょう。
授業料や渡航費、滞在費が留学費用を大きく占める
語学留学費用の具体的な内訳を知ることは重要と言えます。なぜなら、相場を調査し、あなたの目標を達成するための留学生活に必要な費用を計算できるためです。
語学留学費用の内訳は以下の表を参考にしてください。
学校関連費用 | 授業料(入学金含む)教材費プログラム費用(オプション)留学生サポート費 |
渡航関連費用 | 航空券海外保険料ビザ申請料(必要書類発行費含む)渡航準備費 |
滞在関連費用 | 滞在費用(住居費)食費娯楽費交通費通信量 |
留学期間にも左右されますが、授業料や渡航のための出費、滞在費が費用の大半を占めます。可能な限り費用を抑えたい方も多いでしょうが、費用だけではなく留学予定先の文化や語学学校のカリキュラム内容を下調べすることが大切です。
理想と準備できる予算の妥協点を見つけ、バランスを取って計画すると、現地で充実した留学生活を送れるでしょう。
語学留学は長期・短期留学、ワーキングホリデーを選択できる
語学留学は主に短期、長期語学留学やワーキングホリデーなどのスタイルがあり、それぞれ必要な費用も異なります。あなたの予算と希望を考慮して慎重に留学スタイルを選びましょう。それでは、それぞれ詳しく解説します。
長期留学
長期留学は最もお金がかかる留学スタイルと言えます。これは、留学費用の中でも多くを占める授業料が高額であるためです。しかし、得られる語学力や経験は短期留学やワーキングホリデーとは比べ物になりません。
例えば、語学学校によっては3ヶ月以上程度の長期コースと、1週間単位で受けられる短期コースがあります。通常、長期コースでは英語に関するより深い知識を得られます。と言うのも、アカデミックに特化し、リスニングやスピーキング、ライティング、リーディングの4技能を徹底的に学ぶためです。
一方、短期コースでは滞在国の文化や習慣を中心に学び、比較的ゆとりを持って英語学習に取り組みます。したがって、長期留学は費用がかかる分、より深い知識や高い英語力を得られるでしょう。
短期留学
短期留学にかかる費用は3つの語学留学スタイルのなかで、中間に位置します。これは、長期留学に比べると授業料や滞在費が抑えられるためです。
例えば、留学人気国であるアメリカの語学学校では、授業料1ヶ月の目安は60万円と言われています。また、3ヶ月までの短期留学では、英語圏の国なら物価が高い国を選んでも留学費用に大差は生まれません。
短期留学なら費用に関しての大きな不安はなく、希望する国を比較的気軽に選べるでしょう。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーでは長期や短期語学留学と比較すると費用を抑えて留学できます。なぜなら、多くの国でワーキングホリデービザを所持していれば一定期間の修学と就労の両方が認められているためです。
例えば、平日の午前中は語学学校に通いながら、午後や夜の時間、週末を使ってアルバイトできます。留学前に準備した費用に加えて、現地でも働くことで留学費用を抑えられるでしょう。
ただし、慣れない環境で働くため、ストレスや疲労が溜まりやすく、最大の目的である語学習得に影響が出る可能性もあります。現地で働けるとは言え、余裕を持った資金を予め準備することが大切です。
語学留学費用はなるべく抑えたい!節約する方法
たくさんお金がかかる語学留学ですが、準備次第では節約できます。入念に情報収集し、早い段階で留学計画を練ることが大切です。そこで、語学留学で節約できる費用について解説します。
航空券
特に、短期語学留学では大きな割合を占める航空券は前もって準備することで節約できます。なぜなら、早ければ早いほど、安いチケットを予約できるためです。
例えば、直前に予約すると往復20万円以上かかる航空券も、何ヶ月も前に予約しておくことで、10万円台前半で購入できる場合があります。また、あえてオフシーズンを狙うことで、ハイシーズンの航空券と比べると約半額で購入することも可能です。
時間に余裕を持って計画すれば渡航費を大幅に抑えられます。遅くとも半年前には航空券価格の動向をチェックすることがおすすめです。
学費
早めに留学計画を立てると、学費も節約できる可能性が高まります。と言うのも、語学学校によっては長期の申し込みほど安くなったり、期間限定の割引を利用できたりするためです。
このとき、留学エージェントを利用すると幅広い情報からお得な割引を紹介してもらえる可能性もあります。語学学校をひとつひとつ調べ、コース内容の違いや費用を自分で見比べるよりも、エージェントを利用する方が効率的にたくさんの情報を得られるでしょう。
エージェントを利用すれば、検討していなかった学校も視野に入れられ、選択肢が広がります。学費を節約したい方は、自力のリサーチに加えて、エージェントの利用を検討してください。
滞在費用
留学費用を節約するには滞在する方法を吟味しましょう。これは、語学留学における滞在方法にはいくつかオプションがあるためです。
例えば、短期留学であれば、ホームステイを選択すると食費を節約できます。というのも、ホームステイでは3食食事付きである場合が多いためです。
毎日の調理や買い出しの時間を勉強時間に当てられるでしょう。また、英語でのコミュニケーション能力を高めたい方は、手伝いを申し出ると会話力も上がり、ホストファミリーとの時間を楽しめます。
長期の場合は、シェアハウスも検討できます。シェアハウスの家賃はホームステイよりも安い場合がほとんどであり、住宅費を抑えられるでしょう。しかし、家事が得意でない場合はコインランドリーの利用や持ち帰り料理の購入で全体の生活費が割高になる可能性もあります。
あなたの生活スタイルを考慮して滞在方法を吟味し、費用節約を図ることがおすすめです。
語学留学費用を無駄にしないための注意点
語学留学の費用について調べ、金銭的な負担を減らして留学しても、あなたの行動次第ではお金をかけた留学を台無しにしてしまうケースも。
予め注意点を知り、充実した留学生活を送りましょう。それでは、費用を無駄にせず、実りある語学留学にするための注意点を解説します。
語学力アップに集中する
留学中は語学力アップに集中しましょう。というのも、現地での過ごし方次第では語学留学のメリットを最大限に活かせない可能性があるためです。
語学留学中によくある失敗として、日本人同士で長い時間を過ごすことが挙げられます。限られた期間と、莫大な費用をかけて留学していることを忘れず、英語を話すチャンスを自ら掴みに行くことが大切です。
慣れない地で母国語を使うと安心する気持ちも分かりますが、時間もお金も無駄にせず、語学力アップを図りましょう。
節約しすぎない
語学留学の費用を無駄にしないためには、節約しすぎも禁物。これは、心身の健康を保つことが何よりも大切であるためです。
例えば、滞在費節約を目的に室内温度を調整できない部屋を選んだり、入居者人数が多すぎて騒がしいシェアハウスに住んだりすることは避けましょう。今までと違う生活環境で節約のために無理すれば、体調面や精神面に影響が出てしまいます。
健康な心と体がなければ、実りある語学留学は達成できません。経済面を心配しすぎて体を壊さないようにバランスを取った生活を心がけてくださいね。
まとめ
- 滞在先や留学スタイルによって費用が異なる。
- 留学費用を抑えるために、航空券や学費、滞在費用を渡航前から入念に調査する。
- 語学力アップに集中し、節約しすぎに気をつければ、留学費用に見合った経験ができる。
語学留学の費用は留学先やスタイル、事前の準備で大幅に抑えられます。留学中は語学習得にだけ集中できるよう、経済的な不安は取り除いておくことがおすすめです。
夢の留学生活のために貯めたお金や培った努力を活かし、充実した現地生活を送ってください。