留学先の滞在方法によっても、学べる内容は変わってきます。主な滞在方法は、ホームステイ、学生寮、アパートの3つで、それぞれにメリット・デメリットがあります。各滞在方法の特徴を知り、自分にぴったりと合った滞在方法を選びましょう。
目次
滞在方法の種類
留学先での主な滞在方法は、ホームステイ、学生寮、アパートの3つです。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、希望しているライフスタイルに合わせた滞在方法を選びましょう。
メリット | デメリット | |
ホームステイ |
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学生寮 |
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アパート |
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留学では、現地の生活を体験できるホームステイが一番人気です。受け入れ先の家族と一緒に暮らすので、現地の文化や習慣を学ぶこともできます。
家族との会話ももちろんすべて現地の言語。そのため、学校以外でも英語を使う機会が多く、語学力アップが期待できます。
ホームステイは、現地の一般家庭のお宅で部屋を一室借りて家族と一緒に生活をする滞在方法です。
受け入れ先の家族を「ホストファミリー」と言います。朝夕の食事は、ホストファミリーとともに行い、お昼のみ自分で用意をします。朝夕の食費はかからず、光熱費や家賃もかからないため上に、現地の生活を体験できるので、とてもコスパが高い滞在方法といえます。
基本的に留学生がホストファミリーを選ぶことはできません。英語圏に暮らす人たちの人種はヨーロッパ系、アジア系、アフリカ系と様々。家族構成も、大家族、片親のみの家族、老夫婦の家族など実に多彩なので、想像していたホストファミリー像とのギャップがありすぎて驚くこともあるかもしれません。また、自分以外にも留学生を受け入れている場合があることも頭に入れておきましょう。
生活習慣や家族の雰囲気は各家庭で異なります。食事の量が少ない、味が合わない、英語が非ネイティブ、放任主義など、留学体験者の中には「これはちょっと…」と思ったことも多いようです。それを“はずれ”としてマイナスにとらえてしまうのではなく、改善する努力をすることで成長につながる場合もあります。とはいえ、本当に困っていれば、きちんと伝えたり、語学学校のサポート担当に相談してみたりすることも大切です。
ホストファミリーがどのような家族であって、どのような生活習慣があっても、現地の生活を体験できることに違いはありません。その家族の良い面を見つけて楽しく生活を送ることが充実した留学生活を送るためのポイントです。
利便性の高い学生寮
学生寮は、学校独自で学生寮を持っている学校と、学生向けのホステスやゲストハウスを学生寮として手配する学校に分かれます。後者の場合、入学する学校の学生だけでなく、他の学校の学生も一緒に滞在することになります。積極的にコミュニケーションを取れば、学校以外にも友達ができる可能性も高いのです。
学生寮では、部屋にはベッドや本棚などの家具、共用のキッチンには家電など日常生活に必要なものはそろっています。通常は、2~4人部屋が多く、一人部屋はまれです。一人部屋の場合、費用は割高になります。
学生寮での食事は自分で準備するのが基本。外食ばかりになると費用もかかるので、自分で作ったり、学生どうしで料理をふるまったりなど、キッチンをうまく活用して自炊中心の生活を送ることも可能です。ただし、キッチンがなく自炊ができない場合もあります。学生寮にどのような設備があるかによって、生活に必要な費用も変わってくるので、事前に確認しておくと安心でしょう。
自由度の高さが魅力のアパート
アパート暮らしでは、一人でアパートを借りる方法と、シェアをする方法の大きく2つあります。シェアをする方法では、一般にアパート(ハウス)シェアと言い、一軒家または広めのアパートを何人かでシェアを行います。
一人で借りるよりも割安になるため、学生や若者で人気が高くなっています。
一人で借りる場合、ワンルームを借りることが一般的です。家具が備え付きの部屋と、家具なしの部屋がありますが、備え付きの部屋のほうが家賃は高めです。自由度はとても高いですが、家賃・光熱費などは全て自分の負担であり、トラブルが起きた時も基本的には自分で処理をしなければなりません。
短期で借りられる部屋も少ないこともあり、長期滞在をする学生向けの滞在方法です。
アパートシェアの場合、共用部分は全てシェアする形なので、共同生活ではありますが、学生寮よりも自分のペースで生活ができ、自由度も高いといえます。
共同生活である以上、ルームメイト間でトラブルが発生する可能性はありますが、助け合いながら生活できるので一人でクラスよりも安心ともいえます。また、食品や日用品も共同で利用したりすることができるので、生活費を節約する工夫もできます。
まとめ
留学先での滞在方法は、ホームステイ・学生寮・アパートの大きく3つ。それぞれでメリット・デメリットがあります。現地生活をリアルに体験したいという人であればホームステイ、同年代の交流を増やしたい・利便性を重視したい人は学生寮、自由に暮らしたい・長期滞在の人にはアパート暮らしが向いているでしょう。
自分の希望するライフスタイルを考え、満足のいく滞在方法を選びましょう。