カナダの都市というとバンクーバーとトロントの2つが、人気の都市です。しかし、本当に現地にいるからこそ、日本人に絶対に知ってほしい!都市がいくつもあります。今回は、絶対に日本人が訪れるべき都市をご紹介!
カナダの都市
カナダには広大な土地があります。日本の23倍です。広い国を大きく4つに分ける事ができます。バンクーバーがある西岸部、トロントがある東海岸、そして、内陸部と大西洋側地域になります。
都市部と言われる理由は、大きなビジネスや人が沢山住んでいるところが「都市」と言われます。その為、カナダは国土が広い為、実は都市部として知られている場所がたくさんあります。今回は、4つの地域別にご紹介させていただきます。
そして、それぞれの都市でどこを訪れて楽しめるかもご一緒にどうぞ!
西岸部
バンクーバー
バンクーバー
日本に一番近いカナダ都市のバンクーバーは、東京から飛行機で9時間かかります。バンクーバーの人口は、約250万人で国内では3番目に大きな都市になります。2010年には冬季オリンピックが開催されました。日本人の多くは、このオリンピックがきっかけで知った方が多いと思います。
バンクーバーの気候は1年を通して涼しく、海に近いこともあり、夜は夏でも肌寒いと感じる日があります。しかし、海風の影響もあり、冬は特段寒くなるわけではありません。バンクーバーは、夏でも冬でも、特に観光名所として知られています。それぞれ季節別で紹介していきます。
バンクーバーの夏の陣!
バンクーバーの夏は、日本と比べとても涼しく、「避暑地」と言えます。夏に行く場合は、「スタンレーパーク」がお勧めです。スタンレーパークはダウンタウンから徒歩でアクセスが可能で、公園はビーバー湖に面しており、ベンチに座っているだけでリラックスできます。
また、トレイル(散歩道)もあり、綺麗な景色を楽しむこともできます。
バンクーバーは、ダウンタウンがあるサイドと、もう一方のノースサイドの2つに分かれています。そして、その2つの地域を同時に眺める事ができるのが、「ライオンズゲートブリッジ」です。
カナダの中でトップ3に入る程美しい景色が見れる橋として知られており、名前にある通り2頭のライオンの像があります。
バンクーバーの冬の陣!
バンクーバーだけでなく、カナダの冬は日本と比べてものすごく寒くなります。そんな時におすすめなのが、「バンクーバー水族館」です。先ほど紹介したスタンレーパーク内にある水族館で、夏は混みますが、冬は穴場スポットです。
冬は徒歩で行くと寒いので、ダウンタウンから直行バスが出ているので、そちらを利用してください。
もう1つ冬に観光に行く方にお勧めできるのは、「ウィスラースキー場」です。このスキー場は2010年の冬季オリンピックで利用されてから、年間150万人が訪れる名所となりました。また、ウィスラーはカナダでは、「ウィスラーブラックコム」と言われ、世界でも有数のスキー場です。ダウンタウンから少し離れているので、計画的に行きましょう。
内陸部
カナダの内陸部に行くと、イエローナイフというオーロラが有名な小さな町があります。そこに行くためには、カルガリー空港を利用します。そんなカルガリーは内陸部で最大の都市です。
カルガリー
カルガリーはアルバータ州にある最大の都市で、次に続くエドモントンと比べて、人口密度が高い場所として知られています。都市部ではありますが、カナディアンロッキー山脈に囲まれており、ダウンタウンから綺麗に山頂が見えます。
カルガリー1位の景色
特に夏は夕焼けが夜の21時や22時なるので、1日楽しく観光し、綺麗な夕日と山脈が見れると息を飲むこと間違いなしです。
カルガリーで1番人気の観光スポットは、「カルガリータワー」です。カルガリーの中で1番高い場所から見える景色は絶景です。特に、360度見渡せる中で、自然と人がいかに共存しているのかが、分かる景色だと言われています。夏は木々が生い茂っており、冬は逆に違った顔を見せてくれるので、通年を通しておすすめです。
西部開拓時代の歴史と美術作品
カルガリーには2つ、「ヘリテージ公園」と「グレンボウ博物館」、国内で人気のスポットがあります。アクセス面もよく、カルガリーの高層ビルが並ぶ中に、ぽつりとある公園は、忙しい都会のオアシスとなっています。
そんなヘリテージ公園では、1860年代から1950年代の西部開拓時代のテーマパークです。しかし、日本人が考えるテーマパークよりは、散歩したり息抜きができるような場所です。もちろん、お土産屋さんなどでは、昔の衣装を来た店員さんと西部開拓時代の訛りがある英語で会話を楽しめます。
そんなヘリテージ公園からバスで20分のところにあるのが「グレンボウ博物館」です。カナダは歴史的に、イギリスやフランスの文化的な影響を受けつつも、国としてはアメリカの発展と共に、成長してきました。そして、その異文化の中で人々は様々な芸術作品を残してきました。
そんなユニークな作品が約90万点以上飾られているのが、グレンボウ博物館です。特に人気なのは、カナダの先住民の作品と共に、現代アートが飾られており、そのギャップは現地でこそ分かる複雑な楽しみがあります。
東海岸
今回、東海岸からご紹介するのは、トロントではなく、モントリオールです。実は、モントリオールをフランス語しか話さないカナダの地域と思われている方もいると思います。しかし、実際は英語とフランス語の割合は半分ずつで、少ししか英語が話せなくても十分堪能できます。
モントリオール
モントリオールは、ケベック州にあり、トロントに次いで2位の大都市です。実はケベック州はカナダで1位の人口を誇り、モントリオールの都会地域だけで約400万人が暮らしています。また、モントリオールはフランス語と英語を公用語にしているので、ヨーロッパとカナダのビジネスの拠点でもあるので、一番企業が集まっている都市としても知られています。
フランス情緒あふれるモントリオール
そんなモントリオールで見逃せない場所は、何と言っても「旧市街」です。歴史的に、フランス領だったカナダでは、建物や食べ物といった所でフランス文化が見受けられます。
特に、モントリオールは顕著にフランス調の建物が多く立ち並び、建物によっては数百年経っているモノもあります。
そして、ダウンタウンにあり、国内で最も美しい寺院に選ばれた「ノートルダム大聖堂」は見逃すことはできません。数年前に火災事件が発生した欧州のノートルダム大聖堂は、現在修復中ですが、モントリオールにある大聖堂は立派に健在です。
目玉は何と言っても蒼を基調としたステンドグラスに、左右に大きく開いた景観です。パイプオルガンが演奏されている時は混むので、スケジュールを確認することをお勧めしています。
都会の中のジェットコースター
カナダには「カナダランド」と、もう1つ「ラ・ロンド」と呼ばれるジェットコースターがメインのテーマパークがモントリオールにあります。ラ・ロンドはダウンタウンから電車で10分程で、乗り換えなしで行けます。営業日は5月から11月と、雪が降る季節は空いてないので、夏に訪れる方には、おすすめです。
ここには国内で1番早いジェットコースターや、世界で1番の高さを誇るジェットコースターがあります。チケットの値段は、80カナダドル(7500円程)と、少し高めではありますが、1日楽しめる場所になっています。
また、電車でダウンタウンにすぐ行けるので、夕方まで楽しんで、夜はダウンタウンに戻って美味しいご飯を食べるなんて計画も立てやすい場所です。
大西洋側地域
モントリオールから飛行機で2時間のところにある都市が、ノヴァスコシア州のハリファックスです。ハリファックスは、日本人にはあまり知られていませんが、カナダ国内でトップ10に入る都市です。
ハリファックス人
ハリファックスは、2000年代に入ってから、世界的IT企業のIBMがカナダ本社を置いていたり、国内の金融業界が集まっていたりと、ビジネスとともに栄えいる都市です。加えて、カナダの最東端の地域は、国内でも休暇が楽しめる場所として知られており、その1つがハリファックスです。
日本映画のロケ地がある
日本映画「ハナミズキ」は、新垣結衣、向井理、生田斗真が2010年に主演した映画です。そのロケ地として使われたのが、「ペギーズコーブ」です。特に有名なところが、ごつごつしている岩の中にある、真っ白な灯台です。昔は、この灯台を目印にカナダを目指しました。
ハリファックスのダウンタウンから、車で30分と、少し距離はあります。離れている為、周辺を大西洋で囲まれ、夕日と満天の星空はとても綺麗です。ただ、スケジュールを確認の上で、行ってみてください。
函館と姉妹都市の五稜郭
実は、ハリファックスには「ハリファックス要塞(通称:シタデル)」と呼ばれる、五稜郭と全く同じ形をした要塞があります。シタデルは、第1次世界大戦と第2次世界大戦の時にヨーロッパからカナダを守る最前線の場所でした。その為、丘の上に大きな要塞が建てられました。
ハリファックスに行くとビル群と同じ高さにある要塞です。そこからの景色は大西洋とビル群と同時に見渡すことができます。
実は、ハリファックスには「ハリファックス要塞(通称:シタデル)」と呼ばれる、五稜郭と全く同じ形をした要塞があります。シタデルは、第1次世界大戦と第2次世界大戦の時にヨーロッパからカナダを守る最前線の場所でした。その為、丘の上に大きな要塞が建てられました。
ハリファックスに行くとビル群と同じ高さにある要塞です。そこからの景色は大西洋とビル群と同時に見渡すことができます。
シーフードレストランがあるウォーターフロント
カナダ国内1位のシーフードの質を持つのが、ハリファックスです。実はカナダ産サーモンのほとんどがハリファックスの港から出荷されています。また、ロブスター漁も有名で、格安で超巨大なロブスターがレストランで出されます。
そんなレストランが立ち並ぶのが、ウォーターフロントです。元々港であった場所の1部を観光用に、再開発し、お土産屋さんやレストランがあります。また、レストランからは綺麗な水辺の景色を楽しみながら、美味しいシーフードなんて事もできます。
ウォーターフロントはダウンタウンのすぐそこにあるので、徒歩で行ってみてください。冬は少し風が強くなりますが、レストランなどがあるのは大きな屋内なので、その心配もありません。
レストランと一緒に、カナダの移民の歴史が垣間見れる「21博物館」や、20種類以上のクラフトビールのある「ガリソン」なんかも有名です。その中でも無料で楽しめる「大西洋美術館」では、あのタイタニック号の実際の破片なんかも見学することができます。
まとめ
今回はたくさんの写真と、観光名所をカナダの大都市からお届けしました。1度カナダに行って事ある人でも、行ったことがない都市があったのではないでしょうか。新型コロナウイルスの影響が弱まり、海外旅行が出来るようになった今だからこそ、ぜひカナダの都市部に訪れてみてください!