カナダに留学に行こう!と思い立ったはいいものの、いつから何の準備をしていいか分からないという人も多いのではないでしょうか。
せっかく決意したカナダ留学。しっかりとした準備をして後悔のない留学生活を送りたいものです。
今回はカナダ留学に必要な準備期間はどれくらいなのか、カナダ留学の準備を始める前に考えておいた方が良いこと、そしてカナダ留学ですべき具体的な準備と手順についてお伝えします。
カナダ留学に必要な準備期間
カナダ留学に必要な準備期間は半年以上をおすすめします。ビザ申請のことだけを考えれば3ヶ月程度で間に合うのですが、留学準備はビザだけではありません。
ビザ申請の前段階には申請に必要な書類を揃える時間もかかりますし、そのさらに前段階としては留学する学校の選定や留学エージェント選びがあります。正確な情報収集、自分に合う学校や留学エージェントを選ぶのには時間の余裕が必要です。
長期間の留学になればなるほど、想定外のご家族の反対や予算等の問題がでてくるかもしれません。それらの時間をすべて含めて考えると、少なくとも渡航の半年前には準備を進めておいた方が良いでしょう。
カナダ留学準備前に考えておいた方が良いこと
カナダ留学を決意したら、さあ留学準備だ!と始めたいところですが、カナダ留学準備前に考えておいた方が良いことがあります。それはカナダ留学の目的・目標、予算です。
カナダ留学の目的・目標
カナダ留学をしたい!と思った時に何かきっかけがあったと思います。それは友人から聞いた話だったかもしれません。テレビやYou Tubeだったかもしれません。そのきっかけをできる限り深掘りするのです。
なぜそのきっかけを深掘りする必要があるかと言いますと、自分のカナダ留学の目的・目標をクリアにするためです。
たとえばあなたのカナダ留学の目的が「英語を話せる様になること」だったとします。では、その英語を話せる様になりたいと思ったきっかけは何でしたか?
たとえばそれが海外留学から帰国した友人が外国人と英語を話している姿を見て、かっこいいと思ったからだとした場合、あなたの目的は外国人と話すことでしょうか?
深く考えると日本にいる時と違う雰囲気になった友人の様に、自分も変わりたいという思いがあったのではないでしょうか。もしそうであれば、英語は目的のひとつであり、すべてではなく、海外生活を通して自分の殻を破りたいというのも目的のひとつになります。
また、英語を話せる様になった先に何があるのかも考えた方が良いです。英語を話せる様になって不自由なく海外旅行に行きたいのか、英語を使う仕事にチャレンジしてみたいのか、海外ボランティアなど新しい挑戦をしたいのか、など。
具体的にこの仕事をしたい、まで具体的でなくても良いのです。この深掘りをするという作業が大事で、なぜかと言うと人間は目的や目標がないと物事を継続できないからです。
留学は楽しいことばかりではありません。だからこそ自分の目的・目標をクリアにしたうえで留学準備を進めていきましょう。
カナダ留学の予算
留学に必要不可欠になってくるのが留学費用です。留学準備の前に、その予算を事前に算出しておく必要があります。自分はどれくらいの期間カナダ留学に行きたいのか、その期間に対して予算はどれくらいかかるのか。
ネット検索をすればざっとはでてきますが、カナダ留学の総額は半年の語学留学で200〜300万、1年で400〜500万程度です。(学費、ビザ申請料、現地生活費、航空券、保険などすべて含む)
おおまかな予算をつかんでおくと、自分のイメージしている留学期間が本当に現実的かどうかを知ったうえで留学準備に入ることができます。現実と乖離している場合は、早くから短期留学やワーホリという選択を含めることができ、留学プランも選びやすくなります。
カナダ留学準備①情報収集
カナダ留学の目的・目標、予算が整ったら、いざ留学準備です。まず始めなければいけないのが情報収集。具体的にはカナダの都市・学校の情報です。よほど専門的なことを学びたい人を除いては、留学先の決め方の基本は都市→学校の順番です。
まずはカナダの都市から選んでいきましょう。
カナダの都市と言っても大から小まで様々あります。都市は学校の数や種類で選びたいのか? 気候か? 治安か? 日本人率か? 物価か? 考えると様々な要素がありますが、長期の語学留学で行きたい場合は、メジャーな都市がおすすめです。
カナダはカナダの第一都市トロントと第三都市バンクーバーにほとんどの学校が集まっています。たくさんの学校が集まると競争原理が働き、質の高い学校や個性の強い学校がでてきやすく、大きなキャンペーンを組んで割引してくれる学校も増えてきます。
バンクーバーは街に日本人が多いため、躊躇する人もいると思いますが、学校を選べば日本人率が少ない学校もあり、英語力を日本人の平均レベルより上げて渡航すれば、上のクラスはかなり日本人が少ないです。
逆にビクトリアなどは街に日本人が少ないですが、語学学校が数校しかなく、街で見かける日本人は少ないけれども語学学校ではたくさん日本人がいる、という状況になる場合があります。
都市の特徴はネット検索でつかんだとしても、学校ごとのキャンペーンや日本人率まで細かい部分を把握して比較することは難しいです。そのため、情報収集の基本的な部分までは自分で行い、その後は留学エージェントに相談することをおすすめします。
カナダ留学準備②留学先選定
留学先の選定は留学エージェントと進めることをおすすめします。
カナダは学校の数がかなり多く、プロの留学カウンセラーですらそのすべてを把握している人は少ないです。留学カウンセラーですら把握できないものを、私たちがネット検索だけで理解するのは無理があります。
また、留学エージェントによっては無料で手配してくれるエージェントもあり、エージェントのキャンペーンを利用すると自分で手配するよりも安く留学できる場合もあります。
エージェントによって手数料の有無、サポートの内容が異なりますので、2〜3社程度比較検討してみると良いでしょう。
カナダ留学準備③学校、留学エージェント等申し込み手続き
留学先の学校、サポートしてもらう留学エージェントが決まったら申し込み手続きを進めます。
留学エージェントを通して学校手続きをする場合、申し込み時に留学費用から5〜20万円程度の前払い金を支払うケースが多く、出発の2〜3ヶ月程度前に残金を支払うというのが一般的です。
また、ビザサポートも同時にしてくれるエージェントが多く、学生ビザの場合は学校へ支払ったという証明が申請に必要になりますので、ビザ申請に間に合う様に支払いを進める必要があります。
カナダ留学準備④必要書類、必要なものの準備
留学エージェントの手続き、学校の申し込み手続きが完了したら必要書類、必要なものの準備になります。以下、留学準備に必要なものになります。
パスポート
パスポートがなければビザ申請ができず、手続きが進みません。パスポートがない、もしくは有効期限が切れている人は早急にパスポートセンターで申請してください。
また、パスポートの有効期間が微妙な人については注意が必要です。カナダ留学のビザ申請には滞在期間を超える有効期間が必要で、学生ビザの場合は就学期間プラス滞在猶予期間がもらえるケースがほとんどです。
最低でも滞在期間+3ヶ月の有効期間はほしいところですが、パスポートは有効期間が1年を切らないと基本的に更新できません。有効期間が1年以上ありますが、パスポートを更新したいという人はその証明があればパスポートセンターで更新してくれる場合があります。
留学エージェントに相談すれば書類を用意してくれることもありますので、一度相談してみると良いでしょう。
ビザ手続き
半年を超える留学の場合は学生ビザの申請が必要です。半年未満の留学であればeTAという電子認証の登録のみですので数日でできますが、学生ビザの場合準備する書類も多く、申請から受理まで数ヶ月かかる場合もあります。
申し込んだエージェントに何が必要なのかを確認し、早いうちに必要な書類を準備する様にしましょう。
航空券
航空券は早ければ早い方が同じ渡航先、同じ出発日でも安く購入できます。出発直前になるとかなり高くなりますので、渡航先、渡航日が決定したら早めに購入しておきましょう。
海外旅行保険
留学に必要不可欠なのが海外旅行保険です。日本の保険は海外では使えませんし、海外は医療費が日本と比べ莫大に高いため、無保険での留学はあり得ません。
また、最近の海外旅行保険はコロナ感染にも対応しています。出発前に必ず加入しておきましょう。
カナダ留学準備⑤出発
残すは出発のみとなったら、一体何をすれば良いのだろうと思う人が多いと思いますが、やることはひとつ。それは英語の勉強です。
留学をしてから後悔することのトップに必ず挙がるのは「日本でもっと英語を勉強しておけば良かった。」です。英語を勉強するためにカナダ留学に行くので、日本で流暢に話せるレベルになる必要はもちろんありませんが、英語力はあればあった方が良いです。
後は何をすれば良いの? と思ったら迷わずに英語の勉強に集中する様にしてください。
まとめ
カナダ留学の準備についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。カナダ留学の準備には最低でも半年以上の期間があった方が良く、留学準備の前にも留学の目的・目標、予算を考えておくようにしましょう。
カナダ留学の準備は、①情報収集 ②留学先選定 ③学校、留学エージェント申し込み手続き ④必要書類、必要なものの準備 そして⑤出発 ですが、④の準備をし終えたら、とにかく後悔のない様に英語の勉強をする様にしましょう!
この記事があなたのカナダ留学準備のお役に立てたらうれしく思います。