カナダへの留学やワーキングホリデーを考えている人は「カナダに行ったら、どこに住もうかな?」「どこに観光しようかな?」と思いを巡らせることもあるのではないでしょうか。
カナダには住むにも観光するにもいいところがたくさんあります。具体的に、どこが住むのに適していて、観光するのにいいのか知っておけば、計画もスムーズに進むはず。
そこでこの記事では、カナダ内で住むのにいいところと、観光するのにいいところに分けて、おすすめの場所をご紹介します。
これを参考に、どこに住んで、どこで観光をするのかを検討してみてくださいね。
カナダで留学・ワーホリ滞在先にいいところ
留学やワーホリをする際に大事なのが、どこに滞在するのかということでしょう。そこでまずは、留学・ワーホリ滞在先として住むのに良いカナダの都市をいくつかピックアップしてみました。
こちらを参考に、カナダでの滞在先を考えてみてくださいね。
バンクーバー
バンクーバーはカナダの中では日本からも近く、行き来しやすい立地です。寒さが厳しいカナダですが、バンクーバーはその中でも比較的温暖で、過ごしやすいのも魅力の1つ。
また、大都市でありながら、大きな公園がたくさんあったり、少し街を出れば自然が豊富だったりと、都会と田舎の良いところをどちらも味わえる土地柄も魅力的。
アジア系移民が多いため、日本食材を含めたアジア食材が手に入りやすく、自炊もしやすいでしょう。非常に多文化な地域ですから、バンクーバーにいながら世界旅行をした気分にもなれるかもしれません。
とても住み心地のいいバンクーバーですが、日本人が多いため、日本人が少ない地域を希望する人には不向き。日本人が多くても、英語を使った生活を確立できる人なら、バンクーバーはとてもおすすめの都市の一つです。
トロント
トロントはバンクーバーに次ぐ、留学・ワーホリに人気の都市。カナダ最大の都市なので、何でも揃っています。もちろんアジア食材も普通に手に入ります。
メトロポリタンという雰囲気の街並が広がり、都会派の人にとっては住みやすいでしょう。
海外の大都市というと治安が悪いことも多いですが、トロントは治安も比較的良く、安心して住めるのも特徴です。
ただしトロントもバンクーバー同様に日本人が多めなのが難点かもしれません。大都市ですから、カナダ人や他の国からきた外国人も多いので、自分で意識して日本人以外とも交流するようにしなければ、最初から最後まで日本人とばかりいた……なんてことにもなりかねません。
ビクトリア
ビクトリアは、カナダで最もイギリスらしいと言われる美しい街です。花が溢れる街は「ガーデンシティ」と呼ばれることもあり、街を散策するだけでも楽しめます。
気候も温暖で過ごしやすいのもポイントです。治安もよく、カナダ人からも人気がある街なんですよ。
都会からは少し離れてゆっくりすごしたい人におすすめ。地方都市といった雰囲気の街なので、必要なものは大体揃います。
モントリオール
モントリオールは、フランス語圏の人気都市です。フランス語と英語のどちらも習得できる環境なので、フランス語も覚えたい人にもおすすめ。ちなみにフランス語学校に行くと、フランス語を習得しにきたカナダ人に出会えることもあります。
街並みはまるでパリのように美しく、芸術も溢れていますから、アートが好きな人にとっては格好の街でしょう。都市ですから、アジア食材を含め生活に必要なものは何でも揃います。
日本人がそれほど多くないのも、英語を習得したい人や英語環境で暮らしたい人には見逃せないポイントです。
オタワ
カナダの首都オタワは、そのヨーロッパ風の美しい街並みで知られる都市です。首都でありながら都会すぎず、落ち着いて過ごせるため、大都会が苦手な人におすすめ。
とは言え、カナダ屈指の都市の一つですから、生活に必要なものはしっかり揃います。
難点は冬が寒いことでしょうか。雪に覆われた街並みも綺麗ですが、氷点下30度になることもあり、寒いのが苦手な人だと冬の間はつらく感じるかもしれません。
カナダの中では日本人が少ないエリアなので、日本人コミュニティから離れて過ごしたい人にとってはいいところでしょう。人が穏やかでフレンドリーなので、現地のカナダ人とも交流しやすい環境ですよ。
カルガリー
治安の良さを求める人におすすめなのがカルガリー。全体的に治安が良いカナダの中でも、さらに治安が良い場所として知られていて、海外慣れしていない留学生やワーホリメーカーにおすすめできる街です。
カナディアンロッキーに近く、自然を感じたい人にとっても魅力的な場所でしょう。中華街があるので、アジア食材も簡単に手に入ります。アジア系住民はいますが、日本人に対する知名度はそれほどでもないので、日本人は少ないです。
季節による温暖の差が激しく、特に寒いのが苦手な人は冬は避けた方が良いかもしれません。
ハリファックス
ハリファックスは大西洋側にある港町です。比較的温暖な気候と、都会すぎないサイズ感が魅力的。自然の中で楽しめるアクティビティが豊富な一方で、パブやクラブといったナイトライフも充実しており、ゆったり自然を楽しんだり、夜のおでかけをエキサイティングに楽しんだりと、さまざまな過ごし方ができる街です。
日本人も比較的少なく、現地の人と知り合いやすいですよ。日本からは遠いため、日本と行き来はしづらいかもしれません。
カナダで観光するのにいいところ
カナダは国土がとても大きいため、観光地もたくさんあります。そのすべてを紹介するのは難しいのですが、ここではカナダで観光するのにいいスポットを代表的なものに絞ってご紹介します。
アクセスについても触れるので、滞在先候補と照らし合わせて観光プランを練ってみてくださいね。
ナイアガラの滝
ナイアガラの滝は、カナダ随一の人気観光スポットです。カナダのことを知らない人でも、名前くらいは聞いたことがあるでしょう。どこから眺めても圧巻の光景は、必見です。
場所はカナダとアメリカの国境。トロントからのアクセスが良いので、トロントに住むなら滞在中には必ず行ってほしい観光地です。トロント以外に住んでいても、トロント空港からのアクセスが良いため、週末旅行などにもおすすめですよ。
プリンス・エドワード島
赤毛のアンの舞台となった島として知られる、のどかな田舎風景が広がるとても美しい島です。赤毛のアンをあまり知らなくても、物語の世界のような町並みが広がるこの島にはきっと魅了されるはず。
留学やワーホリの滞在地としても、密かに人気を集めています。
ハリファックスから近いため、ハリファックスに滞在する人にとっては必須の観光地。トロントやモントリオールからも飛行機や寝台列車が出ています。
イエローナイフ
イエローナイフはオーロラが見れる土地として知られています。しかも季節を問わず年中見れるとあって、オーロラを見にイエローナイフに行く観光客はとても多いんですよ。
オーロラを見る以外にも、さまざまなウィンターアクティビティを楽しめます。カルガリーから飛行機が出ているので、カルガリーに住む人は一度は行っておくべきでしょう。バンクーバーからだと、カルガリー乗り継ぎになります。
国会議事堂およびオタワ
オタワにある国会議事堂も人気の観光スポットの一つ。その荘厳な佇まいには、きっと息を飲むはずです。写真で見ても素晴らしいですが、実物はその上を行く美しさなので、ぜひ足を延ばしてみてほしい観光スポットです。
国会議事堂周辺のオタワの街並みもとても美しいですから、そちらも合わせて楽しみましょう。
トロントやモントリオールからアクセスしやすい場所なので、その周辺に滞在する人はぜひ。
ノートルダム大聖堂およびモントリオール
モントリオールにあるノートルダム大聖堂は、外観ではよくある教会のように見えますが、中に入るとその美しさに目を奪われるはず。モントリオールに滞在する人はもちろん、カナダに滞在するなら足を延ばす価値あり!の外せない観光地です。
モントリオールの街並みも美しいですから、こちらも必見!トロントやオタワからアクセスが良いほか、カナダの各地から飛行機が飛んでいます。
メープル街道
メープル街道は、ナイアガラからケベックに続く800kmの道のことを言います。こちらは季節限定の観光地。9月末から11月にかけてカエデの木の紅葉が楽しめるということで、訪れる観光客が多いんですよ。
ナイアガラやトロント、モントリオール、ケベックシティ周辺に住む人で、秋にカナダにいるなら行かない手はありません。
ちなみに「メープル街道」というのは日本での呼び名です。現地でも人気の観光地ですが、現地では「Heritage Highway」または「Historic Highway」と呼ばれています。
ビクトリア
カナダの美しい街に行きたいなら、ビクトリアもおすすめ。住むのにもおすすめのビクトリアですが、バンクーバーからのアクセスが良いため、バンクーバーに住んでいる人の週末旅行先として人気が高い街です。
街並みは英国風で美しく、アフターヌーンティーや庭園など、イギリス風の楽しみ方ができます。花が咲く季節だと、色とりどりの花に彩られ、一層美しい光景を目にできますよ。
自分に合った土地で充実したカナダ生活を
カナダには住むにも観光するにもいいところがたくさんあります。国土が広いので、そのすべてを回るのは難しいかもしれません。自分が気に入りそうな土地を滞在先に選べば、そこを拠点とした観光プランが立てやすくなるでしょう。
どの場所に滞在するべきなのかは、人によって異なります。自分に合った土地に滞在して、日常も休暇も充実したカナダ生活を目指してくださいね。