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カナダの大学留学を徹底解説!魅力・費用・人気の大学・選び方について

更新日:2022.09.03

カナダの大学留学を徹底解説!魅力・費用・人気の大学・選び方について

日本人が選ぶ留学先では常に上位にランキングする国カナダ。語学留学だけでなくワーキングホリデーも人気があり、最近ではcoop留学が注目されている留学先ですが、大学留学についてはいかがでしょうか。

大学留学と言えばアメリカ、というイメージの人も多いかもしれませんが、カナダには世界トップランクの大学も多く、その教育の質の高さは世界トップレベルと言われています。

今回は、世界的に評価の高いカナダの大学留学についての魅力、そして費用、人気の大学、選び方についてお伝えします。

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カナダの大学留学10の魅力

カナダの大学留学には多くの魅力があります。まずはカナダの大学留学の魅力についてお伝えします。

魅力①:入試が不要

カナダの大学では日本の様な受験はありません。大学のホームページで公表されている必要書類を準備して提出するだけで大丈夫です。主な提出書類は以下の通り。

<カナダの大学留学で必要な提出書類>

  • 英語力証明のスコア(IELTS、TOEFLなど)
  • GPA(過去3年間の成績証明)
  • 大学志望理由のエッセイ

上記はどの大学を志望したとしても基本的に求められるものです。ほかにも在籍中の日本の学校からの推薦状の提出やオンライン面接がある場合もあります。

日本の様に受験一発勝負ではないので、本番に弱い人でも大丈夫ですが、必要書類や条件が決まっているため、事前準備が必要です。

英語力に関しては、4年制大学でTOEFL(iBT)80以上、IELTS6.0以上を求められることが多く、名門と言われる大学ではTOEFL(iBT)100以上、IELTS6.5以上という大学もあります。

英語力に自信がない人は、英語力条件が低いコミュニティカレッジやESL(語学コース)を受講するという方法もあり、自分の英語力と希望大学の条件が合致するかを事前に調べておく必要があります。

魅力②:出願時に選考を決めなくて良い

カナダの大学では、1・2年時に一般教養という必須の教科を学び、3・4年時に専門性の高い選択科目を選び、受講します。

出願時には学部だけ決まっていれば良いので、自分が学びたい専門的な科目は、大学で一般教養を学びながら考えても大丈夫です。ただし、理系から文系、文系から理系など学部自体を変更するのは難しいので、どの学部で学びたいかは決めておきましょう。

魅力③:4年制大学はほぼ公立大学

カナダにある大学はほとんどが公立大学です。そのため、一定の質が保たれていて、大学による教育の質の差があまりありません。そのため、世界中からモチベーションの高い優秀な留学生が集まっていて、周りの留学生からとても良い刺激を受けられます。

しかし、レベルがピンからキリまでのアメリカの大学と比較し、入学基準はある程度厳しくなります。

魅力④:2年制のコミュニティカレッジから編入ができる

費用や英語力に不安がある人であれば、まずは2年制のコミュニティカレッジに入学し、4年制大学へ編入するという方法もできます。

ただし、4年制の大学へ編入する際は、コミュニティカレッジでの成績が編入の際に大きく影響します。コミュニティカレッジでの成績はしっかりとっておく必要があります。

魅力⑤:大学費用が比較的リーズナブル

カナダの大学はほとんどが公立大学のため、学費は比較的リーズナブルです。とは言え、外国人と現地のカナダ人では学費の設定が異なり、私たち外国人の学費は年間100〜300万円くらいになります。

また、カナダは国全体が大学を管理するのではなく、各州ごとの管理になり、学費に関しても州ごとに差があります。バンクーバーやトロントなどの都心部は少し高い傾向がありますが、それでもアメリカの大学と比較するとリーズナブルと言えます。

魅力⑥:世界トップランキングの大学に入学できる

カナダは世界大学ランキングのトップ50に入る大学が3校、100位以内に5校の大学がランクインしています。

日本でランキング50位以内は東京大学(2023年23位)、京都大学(2023年36位)の2校のみ。カナダの大学の数は約90校。日本の大学は800校近くで、日本のほうが8倍以上大学の数が多いのにも関わらず、トップ50に入っている大学はカナダのほうが多く、カナダの教育レベルの高さが分かります。

魅力⑦:留学生を受け入れてくれる文化

カナダは移民の国としても知られ、留学生に対しての受け入れも柔軟です。小さい頃から肌の違う人が周りにいるのが当たり前の環境で育っていますので、留学していて人種差別的なことを感じることはほぼありません。

外国人であろうがなかろうがフェアに接してくれる人が多く、伸び伸びと留学生活を送ることができます。

魅力⑧:就学中に働くことができる

カナダの大学留学では、就学期間中に週20時間まで就労することが可能です。アメリカでも就労は可能ですが、アメリカの場合キャンパス内に限られ、働ける場所が制限されてしまいます。

カナダはキャンパス外でも働けるため、アルバイトが見つけやすいです。生活費を補う収入を確保でき、英語を使う仕事であれば英語力をさらに上げられ、大学以外のコミュニティを作ることもできます。

アルバイトが将来の仕事につながることもありますので、大学就学中に働けるのはうれしいポイントです。

魅力⑨:卒業後に最大3年の就労ビザがもらえる

カナダの大学やカレッジを卒業すると、カナダで最大3年間働ける就労ビザを申請することができます。略称でポスグラ(正式名称:Post Graduation Work Permit)と呼ばれるビザで、2年以上の通学で最大3年間の就労ビザがおります。

これは4年制大学だけでなく、公立のコミュニティカレッジも対象になります。すべての大学、学科がポスグラの対象ではないため、ポスグラを狙う場合は、その大学や学科がポスグラの対象かは確認しておいたほうが良いでしょう。

魅力⑩:永住権に有利

カナダの永住権を目指すうえでカナダの学歴、職歴は非常に重要です。ポスグラ対象の学校を卒業すれば、学歴も卒業後の職歴も得られることになり、現地での永住権取得の可能性をグッと上げることができます。

カナダの大学留学の費用

カナダの大学の学費は年間100〜300万円程度。平均の学費は年間150万円。日本の私立大学の平均が年間100万円程度ですので、卒業までの差額は4年間で約200万円。けっして検討できない金額ではありません。

アメリカの大学の学費は平均で倍近く高くなりますので、カナダの大学の学費は比較的リーズナブルと言えます。

また、コミュニティカレッジであれば平均で年間120万円程度になり、英語力の入学条件も低めに設定されているため、コミュニティカレッジから4年制大学への編入も検討してみると良いでしょう。

カナダの名門大学

次に、カナダで人気のある名門大学について紹介します。

  • トロント大学(トロント)

カナダ国内トップの大学。日本で言えば東京大学にあたる存在。多くのノーベル賞受賞者や歴代で4名のカナダ首相も輩出。世界大学ランキングでも常に上位にランキング。

  • ブリティッシュコロンビア大学(バンクーバー)

カナダ屈指の名門大学。日本で言えば京都大学にあたる存在。クラス外での実践的な学習、有給インターンシップなど様々なスタイルの学びを提供。

  • マギル大学(モントリオール)

世界大学ランキングでもトップ50に入る名門大学。モントリオールはフランス語が主流ですが、授業は英語で受講することができる。

  • マックマスター大学(オンタリオ州ハミルトン市郊外)

医学と工学に強いオンタリオ州を代表する名門大学。

  • モントリオール大学(モントリオール)

メディア学部、コミュニケーション学部が強い名門大学。授業はフランス語で行われる。フランス語で行われる大学ではパリ大学の次に大きな大学。

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カナダの大学の選び方

カナダの大学は州や大学ごとに強みが異なります。まずは自分が何の分野に興味があるのかを知ることが第一段階になります。自分の興味のある分野が決まったら、その分野の強い州の大学に注目すると良いでしょう。

<州ごとの強い産業例と代表大学の関連学部>

  • ブリティッシュコロンビア州:ビジネス、メディア、環境、林業、観光など

例)ブリティッシュコロンビア大学:森林学・植物学、環境保全学、農学、エネルギー、サステナビリティ、コンピュータサイエンス、公衆衛生

  • ケベック州:ビジネス、宇宙工学、IT、農業など

例)マギル大学:航空宇宙工学、環境・生態学、精神医学・心理学、神経科学・行動科学

  • オンタリオ州:鉄鋼、政治、金融、食品、ビジネス、IT、音楽、製造業など

例)トロント大学:航空宇宙工学、環境・生態学、精神医学・心理学、神経科学・行動科学

  • サスカチュワン州:農業、天然資源(原油、天然ガス、カリウム、ウラン)など

例)サスカチュワン大学:農業・バイオリソース、生物学、環境学

  • アルバータ州:天然資源(鉱物、石油)、地質、工学、農畜産業など

例)アルバータ大学:地質学、環境学、化学、微生物学、農学

カナダの大学は全部で約90。アメリカや日本と比較するとかなり少ないので、大学の選定はしやすいと言えます。

まとめ

カナダの大学留学について詳しくお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

カナダの大学留学には多くの魅力があり、海外の大学留学を検討するうえで、選択肢に入れるべき国のひとつと言えます。

世界的な名門大学が多いだけでなく、比較的学費がおさえられ、現地で就労できたり、卒業後は最大3年間の就労ビザが申請でき、永住権のチャンスが得られやすいというのも大きな魅力です。

カナダの大学留学を目指す際は、まずは自分の学びたい分野を考え、その州の大学を調べましょう。大学によって入学条件がホームページに記載されていますので、その条件を達成できるように準備する必要があります。

英語力などの条件が厳しいようであれば、コミュニティカレッジからの編入も検討すると良いでしょう。

本記事がカナダ大学留学を知る第一歩になれたのであれば大変うれしく思います。そして、あなたの留学生活がより実りのあるものになることを願います。

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